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- atsu-y's New Arrivals - |
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BBSで第一印象を紹介した
atsu-y's new arrivals の保管庫です。
本編に移行したりすれば削除していきます。
2011 |
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XXXXX |
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Dec 2011
『
L.A.69
- NOV.8 - 2ND SHOW 』 DAC-120
(1CD)
aud.recordings@Inglewood Forum, CA. Nov.8,
1969(2nd show)
1. Sam Cutler Introduction / 2. Jumping Jack Flash / 3. Carol
/ 4. Sympathy For The Devil / 5. Stray Cat Blues / 6. Prodigal
Son / 7. You Gotta Move / 8. Love In Vain / 9. I'm Free / 10.
Under My Thumb / 11. Midnight Rambler / 12. Live With Me /13.
Little Queenie / 14. Satisfaction / 15. Honky Tonk Women / 16.
Street Fighting Man / 17. Sister Morphine*
(*)Olympic Studios, London. Feb.10-Mar.31,
1969
これまた紹介が遅れましたが、昨年の10月頃のリリースですかね、OBRのアナログ『L.A.69 - Nov.8, - 2nd show』の復刻盤。
タイトルからわかるとおり、こちらは69ツアー2日目の11/8
LA公演、2回行われたうちの2nd showを収録しています。
元となっているOBRのアナログでは1LPに収録しきれず、"Midnight
Rambler"は"Sister
Morphine"のアウトテイクと抱き合わせで7インチに収録されているという変則形態でのリリースでしたが、その"Sister
Morphine"アウトテイクも同じく本CDのラストに収録されています。
そのOBR音源は、その後『
LOST SATANIC TOUR
'69』(PS-002)や『STREET HASSLE IN L.A.』(STO
001)でCD化されてましたが、いずれもオープニングのMCと"JJF"に"Midnight
Rambler"が未収録という不完全盤で、その後VGPが『COCAINE ON A DENTIST
CHAIR』(VGP-068)でそれらを含む完全盤をリリースしました。また、Sonic
Zoomからは翌日のオークランド公演を収録した『LIVE'R THAN YOU'LL EVER
BE』で有名な、かのTMOQのダブによる良好音源を使用した『BORN IN THE CROSSFIRE HURRICANE』(SZ
1002)もリリースされていましたが、そちらはピッチも速くて"JJF"と"Live
With
Me"が不完全版ということもあり、この公演の最良盤は『COCAINE ON A DENTIST
CHAIR』(VGP-068)でありました。
↓左から順に、『LOST SATANIC TOUR
'69』、『STREET HASSLE IN
L.A.』、代表盤の『COCAINE ON A DENTIST
CHAIR』、ダブ音源の『BORN IN THE CROSSFIRE HURRICANE』。
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なお、OBR音源はギターがONでヴォーカルはややギターに隠れ気味、TMOQのダブ音源はギターは小さくヴォーカルはONですが中低音がふくよかでギターは前に出てこないという特徴がありますが、個人的にはシャープな音質でギターがONのこのOBR音源のほうが好みです。
とまぁ前置きが長くなりましたが、今回のDACによるリリースは、VGP 『COCAINE ON A DENTIST CHAIR』 と同じOBR音源を使用しつつ、"JJF"中盤での音飛びや"Midnight Rambler"終了後などの曲間でのカットは別ソースであるダブ音源で補填された完全盤で、ベストソース使用による最良盤となっています。メインのOBR音源はVGPよりちょっとマイルドになった"very good"。
さて、冒頭で書いたとおり69ツアー2日目で2回のショーが行われたこの日ですが、1st
showはRisk
Discの『L.A.
QUEENIE』 (Risk Disc
007)やVGPの『WELCOME TO THE BREAKFAST
SHOW』(VGP-337)でCD化されており、そちらは演奏機材トラブルにより一部でハウリングなどの不具合が発生し、"Under
My Thumb"も69ツアーでは唯一演奏されませんでしたが、この2nd
showでは機材トラブルもなく、"You Gotta
Move"が初登場した全15曲を演奏!
1st showでの暖気も済んだ2nd
showということで、機材トラブルを抱えた1st
showとはうってかわって素晴らしい演奏を繰り広げています。
Youtubeでテイラーの素晴らしいソロの隠密映像をわずかながら観る事が出来ますが、この音声はこのOBR音源からかと!
http://www.youtube.com/watch?v=766CjRNAXco
そんな素晴らしい演奏ですが、『COCAINE ON A DENTIST
CHAIR』では抱き合わせのシカゴ公演がイマイチ音質だったため、69コーナーでは番外としていましたが、今作は69コーナーに登場すべき作品に仕上がっているといえます。
また、その音質イマイチだったシカゴ公演もDACから
『VINTAGE
CHAMPAIGN』
としてリリースされていますが、まだ持ってないのでそっちはわかりません(苦笑)
『
WELCOME
TO AUSTRALIA 』 VGP-110 (1CD)
SB recordings@Royal Randwick Racecourse,
Sydney, Asustralia. Feb.27, 1973
1973winterへ移動
『
GRANDE
FINALE 』 non credit (2CD)
aud.recordings@Coliseum, Hampton, VA. Dec.19,
1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip
Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered
/ 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination
/ 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go
/ 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. Waiting
On A Friend
●Disc 2
1. Let It Bleed / 2. You Can't Always Get What You Want / 3.
Band Introduction / 4. Little T & A / 5. Tumbling Dice /
6. She's So Cold / 7. Hang Fire / 8. Miss You / 9. Honky Tonk
Women / 10. Brown Sugar / 11. Start Me Up / 12. Jumping Jack
Flash / 13. Satisfaction
81ハンプトンといえば、全米にケーブルTVとFMで放送されてブートでもお馴染みのキースの誕生日12/18公演が有名ですが、こちらはその翌日、81ツアー最終公演である12/19のハンプトンで、ブートではアナログ時代を通じて完全初登場。
この日の"Just My
Imagination"は『STILL
LIFE』やラジオショー音源に使用されていることから、この日のSB録音も完全版があることが期待されますが、もしかしたらオフィシャルDL販売された『Brussels Affair '73』がブートでお馴染みの1st
showではなく2nd
showからだったように、この12/19がハンプトン81と銘打たれて配信されたりしませんかね。いや、それよりやっぱり12/18の映像を加えた『STILL LIFE』SDXがいいですね(笑)
さて、本作で使用されている隠密音源はわたしも10年ほど前にCD-Rで入手したものと同じものがメインに使用されていますが、ショップ・インフォによるとラストの"Satisfaction"のみ録音時にトラブルがあったために新たに発掘された別の隠密音源に差し替えられていると。昔入手したそのCD-Rを聴きなおしても特に"Satisfaction"に不具合はないようなんですが、なんでだろう?そっちの方が音はいいんですけど。。。わたしは何か勘違いしてるのかな?その音源も"Satisfaction"前にカットはありますが。。
それはともかく、こちらは屋内公演ということもあって高音の抜けはちょっとイマイチで、演奏はちょっと遠めでややダンゴになってますが、周りはそれほどうるさくもなく、ちょっと遠くでたまにYeah-!と叫ぶ声を拾ってたり、たまにミックにあわせて歌う声が入る程度で、マイルドな音で最終公演を楽しむことができます。
とはいえたまにジリジリとノイズが混入したり、"Neighbours"ではいいところで歪が出たりと、ちょっとマニア向けの"good+〜very
good-"かなという音ですが、ようやく最終公演がブート化されたということでめでたしめでたし!
この日はキースとボビーの誕生日の翌日ということでパーティー疲れでも出てるかと思いきやそうでもなく、この日も突っ走り気味ながらもしっかりとした演奏を聴かせてくれ、"Let Me Go"ではこの日もミックは元気に会場を走り回ってたんだなというのがしっかり伝わってきます。ただし、『 STILL LIFE』やラジオショーでは見事に編集されている"Just My Imagination"では実は途中でミックがタイミングを間違えていたり、よくあることですが前日には同じ歌詞を繰り返していた"Beast Of Burden"では今度はまた違う歌詞を繰り返してたり、やっぱりキースのコーラスは前日より凄みが増してるし、"Little T & A"ではもう投げやりだったり、聴いてていろいろと楽しかったりもする最終公演です。
ところでこのジャケとタイトルは、12/18のハンプトン公演をどのブートよりも素晴らしい音で収録していながらも、左右のチャンネルが逆で1枚物の不完全という、残念ながら非常に中途半端なアナログ盤『Grande Finale』から。
そちらは12/18なので、タイトルと中身がその有名なアナログと違うのはちょっと面倒ですが、まぁ確かに『Grande
Finale』というタイトルはこちらの最終日の方がふさわしいですね。
そういう理由でか、こちらのジャケはちょいと色つきで、オリジナルであるアナログの白黒ジャケは内ジャケに配して区別を図っているような。
ちなみに9Fにしては珍しく、こちらとおまけでついてる別音源CD-Rのどちらも曲目クレジットで"Honky
Tonk Women"を単数形にしちゃってます。
『
BETWEEN
LOVE & HATE 』 DAC-118 (1CD)
SB recordings@Le Studio, Montreal, Canada.
Aug.15-early or mid-September 1987
1. How I Wish I / 2. Struggle I / 3. Locked Away I / 4. What
She Wanted / 5. Breakin' / 6. It Means A Lot I / 7. Almost
Hear You Sigh I / 8. Almost Hear You Sigh II / 9. She Put The
Mark On Me / 10. Take It So Hard(*) / 11. Struggle(*)
(*):US-TV(NBC)"Saturday Night Live"Studio 8H, NBC Studios,
New York, NY. Oct.8th, 1988
"Struggle"の歌詞からタイトルをつけたOBRのアナログ『KEITH RICHARDS / BETWEEN LOVE &
HATE』のジャケ違い復刻。そのOBRジャケは表ジャケの裏側、内ジャケに。
こちらはそのアナログには5曲、そしてCDでは
「1988 Talk Is Cheap US
Tour」コーナーで軽く紹介していますが、
Terrapinからリリースされていた『BREAKIN'』(TR201)に『CRAZY
MIX』(TR202)、さらに『TELL ME WHAT YOU WANNA
HEAR』(DP004)にも収録されていた、キースの1stソロ『
TALK IS
CHEAP』関連アウトテイク9曲+SNL出演時のボーナス2曲。
そのキース・コーナーでは
>
未発表曲を含めて貴重は貴重ということで。でも音質はこもりまくりです。
>
どちらかといえば『BREAKIN'』の方が音の抜けはましですが、ヒスノイズも乗ってると。
>
さらにどっちもピッチ速すぎ。そんなわけでマニア向けです。
と散々な紹介をしていたキースのソロ・アウトテイクがここにすっきりして帰ってきました!!
既発と比べるとふんずまり感が解消されてピッチも正しくなり、ようやく普通に聴けるようになったと一安心。
とはいえそこはやっぱり流出アウトテイク。完璧サウンドになったわけではなく、コモリが消えたかわりにヒスノイズが乗ってシャリシャリしてますが、"very
good++"〜"EX--"まで向上してます。
また、『CRAZY
MIX』や『TELL ME WHAT YOU WANNA
HEAR』では音飛びのあった"It Means A
Lot"ですが、こちらではその音飛びは解消されてます。
ちなみにtrk7と8はストーンズの『STEEL WHEELS』に完成版が収録された"Almost Hear
You
Sigh"の原型。かろうじてtrk8ではそのタイトルも歌詞に登場していますがまだまだ原型で、これはこれでいい感じ。
あと既発では"Breakin'"が2テイク収録されていましたが、それらは全く同じテイク。
そしてSNL出演時の音を収録したボーナスの2曲は、
「1988 Talk Is Cheap US
Tour」コーナーで紹介してる『A SLICE OF ROCK'N
ROLL』のと同じようなジーっというノイズは入ってるし、まぁこれはボーナスという感じ。
ちなみにその既発盤には収録されていた"Struggle"前の「Ladies
& gentlemen, once
again-」という紹介はカットされて途切れなく聴けるようになってます。
という感じで、2ヶ月ほど前にリリースされたようなのでいまさらですが、嬉しい復刻リリースでございました!
『
MAKE
THE WORLD GO 'ROUND 』 DAC-122
(2CD)
aud.recordings @ Wembley Stadium, London, UK.
June 25, 1982
● Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip
Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered
/ 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination
/ 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go Go / 11. Chantilly
Lace / 12. Let Me Go / 13. Time Is On My Side / 14. Beast Of
Burden / 15. Let It Bleed
● Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions
/ 3. Little T&A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6.
Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar
/ 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12.
Satisfaction
ウェンブリー続きで、99ウェンブリーに続いて今度は82ウェンブリー。
ちょうど1年前の昨年末に通称「9F」からリリースされた『MAKE THE WORLD GO
'ROUND』が同じタイトルでDACからもリリース。
ということで1年前に書いた冒頭紹介をもう一度。
「ベストヒットUSAが"Under My
Thumb"をゲリラ撮影(?)して放送した82のロンドン公演。
60〜70年代のウェンブリーといえばEmpire
Poolでしたが、ウェンブリースタジアムでの演奏はこの日が初めて(多分)。
そのロンドン凱旋公演2公演のうち、初日を収録したアナログブートの復刻による初CD化。
タイトルは"Chantilly Lace"の歌詞から。」
というわけですが、DACのこちらは9Fと同じくタイトルはアナログ復刻ですが、ジャケは9Fのとは違って別物。でも表ジャケの裏側には復刻ジャケが配されてます。
← 昨年リリースされた9Fのアナログ復刻ジャケ
中身はというと、9Fのはアナログ落としでしたが、このDACのはマスターテープからのCD化が売りということで、オープニングから9Fのより30秒も長く収録されてます。
他に"Chantilly
Lace"の終了後のMCなど、9Fのより僅かながら長く収録されてます。わかりにくかった"Brown
Sugar"の冒頭もちょっとこちらの方がはっきり聴き取れるかな?
しかし聴いていて一番違いを感じるのは、歓声がよりクリアになってるところ(笑)
その肝心の音質は9Fのとはちょっと違い、9Fのは比較的フラットで奥に引っ込んだ感じでしたが、このDACのは音がよりクリアで演奏がもうちょっと前に出てきて、よりメリハリのある音に仕上がっており、その違いがすぐに実感できるのがクリアになった歓声(笑)
ということで、昨年9Fのを"very
good+"と紹介していますが、こちらはそれよりワンランク上の"very good++"。個人的には十分"EX-"ですが。
ちなみに9Fのとは左右も逆。左右の違いを感じるというのはそこまでギターがセパレートしてるとではなく、観客の声の位置が違うからですけど。
でもハイハットの音を聴く限りこっちが正解か(嘘ですよ)
あとどちらのピッチが正しいのかは微妙ですが、こちらは9Fのよりほんの僅かにピッチが速く、心もち演奏がシャープに。
と、9Fとの比較だけをしてもあれですのであらためてこの音を紹介すると、演奏はちょっと遠めながらも、周りの歓声手拍子なども程よく拾った臨場感にあふれた音でいて、決してこもったりはしてないという、82年という年代を考えると素晴らしい隠密録音物です。
ということで、昨年アナログ落しによるCD化がなされるまでは長らくアナログでしか聴けなかった貴重な良好隠密、それが今年はマスターテープからのCD化がなされてめでたしめでたし!
おまけ
↓画角がおかしいですけど、ベストヒットUSAがゲリラ撮影&放送した、まさにこの日の"Under
My Thumb"。
http://www.youtube.com/watch?v=1yjuwSGHIbw
『
WEMBLEY
1999 2ND NIGHT 』 non credit
(2CD)
aud.recordings@Wembley Stadium, London, UK.
June 12, 1999
● Disc 1
1. Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3. You Got Me Rocking /
4. Bitch / 5. Respectable / 6. Gimme Shelter / 7. Angie / 8.
Honky Tonk Women / 9. Saint Of Me / 10. Out Of Control / 11.
Paint It Black / 12. Band Introduction / 13. Thief In The
Night / 14. Before They Make Me Run
● Disc 2
1. Introduction / 2. Route 66 / 3. Like A Rolling Stone / 4.
Midnight Rambler / 5. Sympathy For The Devil / 6. Tumbling
Dice / 7. It's Only Rock'n Roll / 8. Start Me Up / 9. Brown
Sugar / 10. Satisfaction
1997年9月からスタートしたBridges
To Babylon(B2B)
ツアー、翌98年には日本公演も行われましたが、その後の欧州ツアーでは税金問題によりイギリス公演は一年延期されることに。そして99年、北米のNo
Securityツアーを経た5月末から、そのイギリス公演を中心としたB2B再欧州ツアーが開始され、ロンドン凱旋公演は6/11と6/12にウェンブリー・スタジアムで行われました。
このロンドン公演には日本からも多くのファンが駆けつけ、ちょうどHot
Stuffを開設したばかりのわたくしもロンドンに飛び、帰国後すぐに
episode4をアップしたのが懐かしいです。
初日の"Gimme
Shelter"のやり直しや盛り上がった前座のシェリル・クロウや、"Honky
Tonk Women"での共演の様子などはその
episode4に。
ということで、年末にいろいろまとめ買いをした中から、まずは懐かしのロンドン99から。
ロンドン99は「コチラ」で紹介しているとおり隠密録音ブートも3種類リリースされ、初日6/11はCrystal
Catの極上『SWEET HOME
LONDON』、2日目6/12はVGPの『OVER
WEMBLEY』が代表盤で、他に2日共に収録したRRの『THE COMPLETE WEMBLEY 1999
PERFORMANCES』なんてのもありました。それがまさか12年を経た2011年末になって2日目の完全初登場良好音源がリリースされるとは!
CC(初日): VGP(2日目): RR(両日):
今回リリースされたこの隠密音源、低音はちょっと軽めで定位はやや左に寄り気味ですが、圧倒的にクリアな中高域を誇り、周りは静かでかつスタジアムの臨場感も適度に感じられるという、音質表記上は"EX-"で既発盤と並びますが、それを凌ぐかなりの良好隠密。
"Angie"なんて、遠くからかぶってくるスタジアムの大合唱がまた心地よい。
ただ低音は軽いので、雨によるストーンズ側の機材トラブルだったのかどの盤でもドラムがオフになる"Saint
Of
Me"前半なんてこの盤ではほんとスカスカになっちゃって、個人的にはもうちょい低音に厚みがあって音に広がりがあればさらなる極上にと思いますが、十二分に素晴らしい録音には感謝感激!
Bステでもこの高音質は維持され、"Route66"はこれまたストーンズ側の機材トラブルにより冒頭音が出ていませんでしたが、それもこうして音を聴くと懐かしい。
いやほんと感謝感激です。
同じテーパーによる初日の音もあるなら聴いてみたいですが、やはり初日はCCがあるから出てこないのかな?
ちなみにおまけでついてきた、同じテーパーによるLicksツアーのほうは周りはちょっとにぎやかですが音質自体はこれまた良好です。
ところでこの表ジャケ、このWembleyの写真には見覚えが?と思ったらRRのジャケからですね。
あと内ジャケと裏ジャケにVOODOOの頃の写真が2枚ほど混じってるような気も?
それはともかく音はいいです、はい(笑)
『
REEL
TIME TRIP 』 Scorpio RSRTT-001
(1CD)
studio outtakes and other mixes.
1. You're Right, I'm Left, She's Gone / 2. The Last Time / 3.
(I Can't Get No) Satisfaction / 4. Get Off Of My Cloud / 5.
19th Nervous Breakdown / 6. Paint It Black / 7. Have You Seen
Your Mother, Baby, Standing in the Shadow? / 8. Gimme Shelter
/ 9. You Got The Silver / 10. Loving Cup / 11. Sister Morphine
/ 12. Brown Sugar / 13. Dead Flowers / 14. Bitch / 15. Angie /
16. Winter / 17. Silver Train / 18. Dancing With Mr.D. / 19.
Criss Cross Man
実はこちら、2012年9月に新作かと思って買ったんですが、全くノーマークでどうやら2011年11月にリリースされていたような(苦笑)
ということでここに格納しています。
こちらには初めて聴く音が入っているだけでなく、Scorpioが"ffrr"(Full
Frequency Range
Recording)を謳うとおり、一部後半に例外もあるものの音質も素晴らしく、60年代のアウトテイクにありがちだったヒスノイズもなく、さすがにオフィシャルには劣りますが本当に素晴らしい!貧弱な音の
『DARTFORD
RENEGADES』
のステレオ・バージョンで喜んでた時代が懐かしい(笑)
さて、1曲目は始めて聴いたLittle Boy
Blue & The Blue
Boys時代の曲で、どうやら当時ベースだったDick
Taylorの両親の家で録音されたそうな。エルビスの曲をこうしてやっていたというのは興味深いですが、この路線に行かなくてよかった(笑)
そして2曲目の"The Last
Time"からは暫く素晴らしい最高音質でのTrue
Stereoが続き、"The Last
Time"はドラムとベースがやたらと軽いミックスで
ABKCOのステレオ・バージョンよりかなり早めにフェードアウト。
『TIME
TRIP Vol.5』
とも違います。"Satisfaction"はABKCOのステレオ・バージョンよりピアノとアコギが前面に重なったバージョンでジャック・ニッチェのピアノがよく聴こえます。こちらは5秒ほど長い。"Get
Off Of My Cloud"も"19th Nervous
Breakdown"も素晴らしいステレオ。"Paint It
Black"もオフィシャルとはベースの位置が違うなど細かな違いがあり(笑)。"Have
You Seen Your Mother, Baby, Standing in the
Shadow?"もミックス違いながらかなりの音質で感動。
以降はよく聴くアウトテイクでキースの歌う"Gimme
Shelter"にミックの歌う"You Got The
Silver"など、既発の
『TIME
TRIP』シ
リーズでもおなじみのになるわけですが、そのアップグレード仕様といったところで、16曲目までは素晴らしい音質です。
最後の3曲はちょいと音質が落ちますが、それでも
『MAD
SHADOWS』
よりは向上しており、ベースも心地よい。
ということで全くノーマークだったんですがちょいと感動しました。
ちなみにブックレットは全頁ツルツル仕様で、元音源を示すと思われるリール・テープの写真も。ところでScorpioはこの作品の前にBOXもリリースしてますね。そっちもいいのかな??
Aug 2011
『
ATLANTIC
CITY '89 』 MF-03 (1DVD)
pro shots from TV broadcast@Convention Center,
Atlantic City, NJ. Dec.19, 1989
ビデオ時代から散々見た89年のAtlantic City公演。
はい、ガンズのAxlとIzzy、Clapton、John Lee
Hookerが参加したスペシャル公演です。
おそらく多くの皆さんが見たり聴いたことのある映像でしょうから曲目等は↓のTSPの3CDのをご覧下さい。
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/1989US/89us.html#anchor523274
さて、久し振りに89の映像を見ましたが、一見してなるほどキュースケさんが先に掲示板に買い替え不要と表現されたとおり、デジタル時代にしては輪郭が甘いなぁと。
これしかないのかな?このデジタル時代、もうちょっとシャープな映像が発掘されないもんかと。
でもわたしが唯一持ってる2DVD-Rよりは綺麗だったのでヨシ(笑)
そういえばJointripのもいつか見てみたいとは思いつつ、持ってないままでした。
ということで、こちらはプレスで音声はstereo/mono/5.
1mixの3つから選べる1DVD。
5.1ch
mixはstereoを膨らませたという程度のものでDTSでもないようですが、アンプで膨らませるよりはいい感じ。
音は"Terrifying"での50秒付近のぶれの特徴からTSPから作ったものでしょう。
ということは同じくTSPから音声をシンクロさせ、音声は4種類から選べたブラジル製の2DVD-Rと元は同じなのかもしれませんが、そっちは持ってませんしダウンロードもしてないのでよくわかりません(笑)
あとおまけでRadio
DocumentaryということでABCのラジオ放送から開演前と終演後の合計20分ちょっとを収録。
現場レポートとメンバーやゲストのインタビューといった構成になってますが、何を言ってるのかわからなければ苦痛(笑)
ちなみにこれもブラジル製の2DVD-Rに収録されてるようです。
ということで、いまのAVシステムで見ると貧弱な感じですが、個人的には持ってたのより綺麗だったのでちょっと安心しました。
ところでAtlantic CityはNew Jerseyなんですが裏ジャケにNew
Yorkとクレジットされてるのが悲しすぎる。
『
FAKE
AND SHAVED 』 DAC-121 (2CD)
aud.recordings@Stadion F.C. Den Haag In Het
Zuiderpark, The Hague, Holland. May 30, 1976
●Disc 1
1. Honky Tonk Women / 2. If You Can't Rock Me - Get Off Of My
Cloud / 3. Hand Of Fate / 4. Hey Negrita / 5. Ain't Too Proud
To Beg / 6. Fool To Cry / 7. Hot Stuff / 8. Star Star / 9. You
Gotta Move / 10. You Can't Always Get What You Want
●Disc 2
1. Band Introduction / 2. Happy / 3. Tumbling Dice / 4.
Nothing From Nothing / 5. Outa Space / 6. Midnight Rambler /
7. It's Only Rock'n Roll / 8. Brown Sugar / 9. Jumping Jack
Flash / 10. Street Fighting Man
2. Backstage Report / 3. Jumping Jack Flash / 4. Roll Over
Beethoven / 5. Sympathy For The Devil / 6. Stray Cat Blues /
7. Love In Vain / 8. Dead Flowers / 9. Midnight Rambler / 10.
Live With Me / 11. Little Queenie / 12. Let It Rock / 13.
Brown Sugar / 14. Honky Tonk Women / 15. Street Fighting
Man
ライヴから30年以上たった2009年あたりから相次いで世に出た1976/5/30のHagueでのライヴの隠密音源をDACからもリリース。
1976年のオランダ・ハーグ公演といえば5/29のものが有名ですが、こちらはその翌日の5/30です。
この日の音源はずっとブート化されていませんでしたが2種類のソースが出回り、それぞれAとBと呼ぶと既発ブートとの関係は以下のとおり。
[音源A]
団子状のモコモコした音質"fair"。
こちらは『IT'S ONLY RO'N ROLL IN THE HAGUE』Melody
Recordsでブート化されているようです。
[音源B]
音源Aよりはすっきりした音である程度クリアに聞きとれるものの、かなり周りがうるさい"good+〜very good--"
ただし"Honky Tonk Women"と"You Gotta Move"に欠落部あり。
こちらは9F製の『HAGUE 1976』(non credit)
でブート化されています。
そしてその音源Bの欠落部を音源Aで補填したのが『SUNDAY
IN THE PARK』(2CD+1DVD) [SODD-127/128/129]。
普通に考えればSODD盤がベストというところですが、ピッチが速いという大きな欠点あり。
↓左から順にMelody
Recordsの音が悪いの、9Fの
『HAGUE
1976』
、SODDの『SUNDAY IN THE PARK』 。
わたしは既発では9F製の『HAGUE
1976』しか持ってないんですが、Melody
Recordsのは音だけ持ってます。
SODDはいつも何かしらの欠点があるのですっかり敬遠しちゃってます。
ということでご想像のとおり、DACによる本作を簡単にまとめると、音源Bをメインとしつつもその欠落部を音源Aで補填してピッチも正しい形で決定盤としてリリースされたということです(笑)
しかしそのメインになってる音源Bですが、さすがはオランダ人、ところどころで歌ったり歓声を上げたりとずいぶんと周りがにぎやか。
『BLACK
AND BLUE』が発売されてたった1ヶ月なのに"Fool To
Cry"でも横の男が歌う歌う(笑)
そうした歌声だけでなく歓声や話し声などもところどころで大きく拾っていて、ちと落ち着きません(笑)
また、音源Bには前述した"Honky
Tonk Women"と"You Gotta
Move"にある大きな欠落だけでなく、"IORR" "Midnight
Rambler" "Street Fighting
Man"にも一瞬の音飛びがあるんですが、本作ではそこも修正されてます。"IORR"の冒頭は修正されていませんが。
ということですが"Honky Tonk Women"と"You Gotta
Move"で音源Aに切り替わるとガクッと音質が落ちるので補填も良し悪しだなというのと、かなり周りがうるさいので隠密慣れした方向けといったタイトルですが、いまのところ5/30のHagueの決定盤です。
『
RETURN
OF THE MARQUIS DE SADE 』 MID VALLEY
MVR
511 (1CD)
SB recordings@Palais Des Sports, Paris,
France. Sep.22, 1970 (Radio Broadcast by EUROPE 1)
・Buddy Guy & Junior Wells with Eric Clapton
1. It's My Life Baby
・The Rolling Stones
2. Backstage Report / 3. Jumping Jack Flash / 4. Roll Over
Beethoven / 5. Sympathy For The Devil / 6. Stray Cat Blues /
7. Love In Vain / 8. Dead Flowers / 9. Midnight Rambler / 10.
Live With Me / 11. Little Queenie / 12. Let It Rock / 13.
Brown Sugar / 14. Honky Tonk Women / 15. Street Fighting
Man
Mid Vallyの7月の新作。
最近のMid
Valleyの作りは知らないんですが、帯がついていて『サド侯爵の復活』と。そして1500枚限定のナンバリング入り。
本作に収録されている1970/9/22は、フランスのラジオ局"Europe
1"でどうやら生放送されたらしき公演。
ブートではそのラジオ音源がIMPから『PARIS 1970』(IMP-CD
014)として92年にリリースされた後、97年にVGPが『PARIS
AFFAIR』(VGP-127)としてバックステージのインタビュー部分を追加してリリースしています。
しかしこの音源、ラジオ放送が元といっても元々中継アナウンサーのマイクで拾われたような音で、それをエアチェックしたモコモコした団子状でヒスノイズも多い音で、せいぜい"good++"くらいの音質。
しかも1曲終わるごとにアナウンサーがその曲を解説というか実況中継して次の曲の冒頭に思いっきり被るという、ありがた迷惑千万な放送音源(笑)
演奏の方は69よりもスピーディーでホーンも加わって厚くなった演奏が楽しめますが、"Live
With
Me"などでのミックのテンションはなんだか中途半端だったりも(笑)
さて、そんなわけでブートでもお馴染みの1970/9/22ですが、この公演の前座はBuddy
Guy & Junior
Wellsだったらしく、そこにクラプトンが飛び入りしたという"It's
My Life Baby"が追加収録されてMid
Valleyよりリリースされました。
帯にはクラプトンが飛び入りすることになったエピソードが。なんでも楽屋でアーメット・アーティガンにBuddy
Guy & Junior
Wellsのレコードを作るべきだと提言したのがきっかけだったそうな。
なるほど"Backstage
Report"では、インタビュアーが英語でミックに尋ねるとミックは
「ERIC CLAPTONとBUDDY
GUYとは話したよ。え?今晩、ERICが飛び入りするかって?知らないよ、そんなこと。わからない。知らないってば(Je
ne sais pas)」
とフランス語で答えています。(Silver
Trainさん、ありがとうございます)
そんなエピソードは全く知らなかったので「すわ新ソースの発掘か!?」と喜んで買ったら、実はその"It's
My Life
Baby"自体は昔からECブートには収録されていたとのことぉ〜!(笑)
すろーはんど
M谷さん、嬉し悲しい情報ありがとうございます(笑)
しかもすろーはんど M谷さんいわく、
> EC参加の"It's My Life
Baby"なんて、何とECの絶品ソロが始まった瞬間に、
>
曲の途中にもかかわらずコメントを挟んでくるという暴挙も!笑怒
ひぇ〜!!ほんとだ、せっかくのソロがぁ〜!ほんっとに迷惑千万なアナウンサー(笑)
そんなトホホなアナウンサー入り音源ですがストーンズの演奏部分の比較をば。
"It's My Life Baby"以降を
『PARIS
AFFAIR』(VGP-127)と聴き比べてみましたが、VGPのよりちょっと高音がマイルドでヒスノイズが目立たなくなってます。
高音はIMP<MV<VGPで、チャプターの振り方はVGPと全く同じ。
他に気づいたところでは、VGPのは"JJF"の3分過ぎから10秒弱の間音が小さくなるんですが、MV盤ではそこはレベルを上げて調整しているようです。
他にも補正箇所はあるのかもですが最期のフェードアウトも全く同じで、新たなソースの発掘というわけではないですね。
追記:"Little
Queenie"の1分過ぎの音切れはVGPはそのままなのに対して、このMV盤は切り詰めてるので言われてみれば気づく、ちょい音が飛んだようになってます(from
海賊盤事典)
ということでいずれもお持ちでない方には"It's
My Life
Baby"入りだしややマイルドな音のこのMV盤がいいかと思いますが、そもそも音がなぁ〜という、ちょいとマニア向けな盤でございます。
やはり70パリでは翌日9/23がお勧めです。
しかしなんでこれが『サド侯爵の復活』なのか??久し振りのパリ公演だったからかな?ラロ・シフリンには関係なさそうだし。
ちなみに裏ジャケにある日付表記ですが、September"22nd"を"22th"と間違ってます。
『 LADIES & GENTLEMEN 』 non credit (1CD)
SB recordings@Ladies & Gentlemen
soundtrack
DAC直営店で1万円の購入毎に貰えるプレゼントCD。
5月に紹介した9Fのレディジェン・サントラCD
『ALL
ACROSS YOUR
TOWN』はジャケのみの薄ケースでしたが、こちらはがっつりと『LADIES & GENTLEMEN』THE SOUNDTRACK
と謳われた通常の1CDケース入り。
ジャケなどの作りもさることながら、盤のプリントも気合入ってます。
そのピクチャー・ディスクは『STANDING AT THE KITCHEN
DOOR』に使われたミック。
そして中身も仕上げが異なり、こちらは9Fのには収録されていた冒頭の"2
minutes"などのスタッフの声だけの部分をカットし、"Ladies &
Gentlemen, The Rolling Stones"とのアナウンスの後から収録。
肝心の音は9Fのよりもちょっとメリハリのある音に仕上がってます。
うん、こりゃナーイス!!
ってそもそもはオフィシャルで出してくれりゃあよかったんですが(笑)
(注:「サントラ」ってことはそういうことです・笑)
July 2011
『
RAINBOW
SPRINGS 』 DAC-119 (1CD)
aud.recordings@Western Springs Stadium,
Auckland, New Zealand. Feb.11, 1973
1. Introduction / 2. Brown Sugar / 3. Bitch / 4. Rocks Off / 5. Gimme Shelter / 6. Happy / 7. Tumbling Dice / 8. Love In Vain / 9. Sweet Virginia / 10. You Can't Always Get What You Want / 11. All Down The Line / 12. Midnight Rambler / 13. Rip This Joint / 14. Jumping Jack Flash / 15. Street Fighting Man
73Winter Tourでの迷演奏で有名な2/11のニュージーランドのオークランド公演がDACよりリリース。
本公演は『WINTER TOUR AUCKLAND
1973』(VGP-015)や『THERE'S NOT A FRIEND HELP ME
THOUGH...』(TSD-019)でなかなかの高音質隠密音源をマスターとして登場し、その後VGPからは『ALL MEAT
MUSIC』(VGP-055。。。紛らわしいタイトルですがニカラグアベネフィットではない)として2/27シドニー公演とのカップリングで再発されてきました。
今回はその既存マスターには未収録だったラスト2曲(既発は2/20アデレイド公演より補完)に加えてその前の"Rip
This
Joint"からのラスト3曲を新たに発掘された隠密別音源に差し替え、さらにはオープニング、"Sweet
Virginia"スタート前、"You Can't Always Get What You
Want"中盤の1分20秒ほどの欠落部分を、その別音源から補填した初の完全収録版。
この日は73Winter
Tourコーナーでは最後に"ボロボロな2/11
オークランド"との簡単な一言で済ませていますが、ほんとメロメロボロボロで笑っちゃいます(笑)
まずは"Brown
Sugar"のオープニングからずっこけ、さらには構成までいかれてしまうゾーンに突入し、"Love
In Vain"もなんじゃこりゃイントロで始まり、挙句ミックも"Sweet
Virginia"のイントロでのたうち回るという迷演奏でマニアには有名(笑)
↓そのしまりのない"Brown
Sugar"と"Sweet Virginia"(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=VmNduT6Nqag
http://www.youtube.com/watch?v=xBddULnXhg0
さて、そんな面白演奏が聴ける本公演ですが、Youtubeでもある程度わかるとおり、既発マスターはSB音源かと間違うほどの良好な隠密で、ビルのベースなんてほんとよく聴こえます。
しかし今回発掘された別音源はいかんともしがたい音質で、かなりの補正をしているようですが音が遠くテイラーだけはちょいと大きく収録されているという変わった音。
というわけでラスト3曲、そして"You Can't
Always-"の中盤はちょいといただけません(笑)
しかしこれにてめでたく完全版になりました!
ちなみに既存の音源部分は、既発のVGP盤も音がよかったですし、大きな向上というほどの者は感じませんが、ヒスノイズがちょっと軽減されています。
ところで『
WINTER TOUR AUCKLAND
1973』(VGP-015)がうちの中で見当たらず、ちゃんと比較出来ずに困ってたんですが『ALL MEAT
MUSIC』(VGP-055)と同じ音だったはずということで。
果たしてどこに行ったのやら?(笑)
『 THE EMOTIONAL RESCUE SESSIONS 』 DAC-108 (1CD)
Studio Outtakes@Boulogne-Billancourt 1978,
Nassau 1979 etc.
●Disc 1
1. Blues Jam #1 / 2. Blues Jam #2 / 3. Summer Romance I / 4.
Dance I / 5. Dance II / 6. Dance III / 7. We Had It All I / 8.
We Had It All II / 9. Little T & A I
●Disc 2
1. Where The Boys Go I / 2. Jah Is Not Dead / 3. Summer
Romance IV / 4. Summer Romance II / 5. Cellophane Trousers II
/ 6. Let's Do It Right II / 7. Munich Reggae
これまたDACのアナログ復刻アウトテイクのさかのぼり。リリースされたのは数ヶ月前。
今回は主に78年に仏ボローニュ・ビランクーや79年にナッソーで収録されたテイクが収録されたいわゆるエモレス・アウトテイクで、こちらもアナログ復刻盤といった作り。各曲ごとの収録クレジットはもう割愛(笑)
エモレスのアウトテイクといえば、アナログ落としで激しいチリパチノイズ入りの『DANCE - THE EMOTIONAL RESCUE SESSIONS』(J
006/007)と『THE EMOTIONAL RESCUE SESSIONS 1979』(STE
025)や、テープ落としながらこもりまくりの『EMOTIONAL
RESCUE DEMOS』(CD
079)にと、いずれもイマイチながらまぁしょうがないのかなとあきらめてたんですが、またもやDAC侮りがたし。
ちなみにわたくし、最近のDACのアウトテイク物をさかのぼるまではこの手のアウトテイクのリマスターなどは買いなおしてませんでしたので、Rebel
Yell
Factoryがリリースした3CDは聴いてませんのであしからず。
さてこちら、既発での鬼のような針音もなくなり、こもった感じも払拭され、ピッチも正しい形でエモレス・アウトテイクが凱旋じゃないですか!
既発を払拭するとはまさにこのこと。
でも高音域がちょっと不自然なところもあって、曲によって差もあるので"EX-"には届かない"very
good+"〜"EX--"ですが、文句なしの大幅向上!
収録曲はお馴染みのものに加えて、冒頭に初登場のBlues
Jamが2つ。
キースがうたうDobby Grayの名曲"We Had It
All"は『STATIC
IN THE
ATTIC』に収録された完璧音質のバージョンIIIの手前のもので、ここに収録されているものはそこまでの高音質ではなく、ハーモニカとスライドギターの入ったバージョンIIは途中で音質が変わります。
"Jah Is Not
Dead"はマックス・ロメオとボズ・スキャッグスがヴォーカル(パーカッションやギターもか)で参加しており、歌詞も異色の作品。本作に収録されているものはヒスノイズの乗り方がちょこちょこと変化し、ちょいと落ち着かないのが残念。
ラスト3曲はインフォによると『BLACK
AND BLUE』期のアウトテイクを81年にリマスターしたものと。
"Cellophane
Trousers"も81年にリマスターしてたんですね?てっきり82年の"Too
Tough"製作までほったらかしだったのかと。
また、"Munich
Reggae"はDACの『LONELY AT THE
TOP』よりフェードアウトが10秒ほど長いらしいんですが、こりゃ『LONELY AT THE TOP』も必要か?
June 2011
『
THIS
IS RHYTHM AND BLUES ! 』 DAC-115
(1CD)
SB recordings@Radio/TV broadcasts+
●BBC-Radio"Blues In Rhythm"Camden Theatre, London, Mar.19,
1964
complete show in stereo (aired May 9, 1964) host: Long John
Baldry
[George Fame and The Blues Flames]
1. Night Train / 2. Bright Lights, Big City / 3.
Walking The Dog / 4. Do-Re-Mi / 5. Let The Sunshine In
[Long John Baldry]
6. You're Breaking My Heart
[The Rolling Stones]
7. Route 66 / 8. Cops and Bobbers / 9. You Better Move
On / 10. Mona
●BBC-Radio"The Joe Loss Pop Show" April 10. 1964
11. Hi-Heel Sneakers / 12. Little By Little / 13. I Just Want
To Make Love Tou You / 14. I'm Moving On
●Chess Studios, Chicago, IL. June 11, 1964
15. Reelin' And Rockin'
●US-TV"The Mike Douglas Show" June 18, 1964
16. Carol / 17. Tell Me / 18. Interview by Mike Douglas / 19.
Not Fade Away
●"T.A.M.I. Awards Show" Civic Auditorium, Santa Monica,
CA. Oct.29, 1964
20.Jan & Dean introduction / Around And Around / 21. Off
The Hook / 22. Time Is On My Side / 23. It's All Over Now /
24. I'm Alright / 25. Let's Get Together
ブライアン期の1964年のラジオ・TV出演時のアップグレード&初登場音源をまとめた作品で、実はなかなかの優れもの。
(1)〜(10)は1964年3月19日に収録され、同5月9日にBBC
Radioで放送された「Blues In
Rhythm」出演時の音源で、ストーンズは(7)〜(10)。
これは『GET SATISFACTION...IF YOU
WANT!』(TSP-CD-003)や『BEAT BEAT BEAT AT THE BEAP』(Invasion IU
9425)、『GOT LIVE IF YOU WANT IT!』(DFE
8620-VGP)などでお馴染みなれど、番組全体の収録は初めてだし、何より音質が完璧"EX"にスーパーアップグレード!TSPよりかなり向上したVGP盤で十分満足していましたが、今回は更に断然素晴らしい厚みのある音質で登場してびっくら!!
インフォによるとこれは2010年6月に再放送されたものをマスターに使っているようで、この高音質にもなるほど。
(11)〜(14)はちょうど1stアルバムリリースの直前にBBC
Radioの「The Joe Loss Pop Show」出演時のもの。
これまた『BEAT BEAT BEAT AT THE BEAP』(Invasion IU
9425)、『GOT LIVE IF YOU WANT IT!』(DFE
8620-VGP)などに収録。こちらはそのVGPのとあまり変わらないような気も。
(15)は『FIVE BY FIVE』に収録されなかった"Reelin' and
Rockin'"。その名も『REELIN' AND
ROCKIN'』(VGP-274)同様イントロは欠けてないんですが、ちょっと歪みが減少してます。
(16)〜(19)は米TV番組「The
Mike Douglas Show」出演時のもの。
こちらについてはよく知らないんですが、(16)は『ANIMAL
DUDS』(DAC-064)に収録されてるのかな?(持ってない)。(19)はちゃんと全長版で収録。
(20)〜(25)はTV「T.A.M.I. SHOW」から。インフォによるとDVDでリリースされたものを使用しているようで、元が映像ということもあって既発CDでは『 GET YOUR KICKS』(WPOCM 018)や『LIVER THAN YOU'LL EVER BE』(LLR CD 006)くらいしかCD化されてないような。もちろんそれらよりは大幅にアップグレード!
ということでブライアン期、しかも初期の64年に絞った作品で、ラジオ・TV出演のものはわたしもあまり整理できていないので得意ではありませんが、特に「Blues In Rhythm」の"EX"極上アップグレードが嬉しいリリース!
『
SHEA
STADIUM 1989 』 non credit (2CD)
aud.recordings@Shea Stadium, New York City,
NY. Oct.10, 1989
●Disc 1
1. Intro. / 2. Continental Drift / 3. Start Me Up / 4. Bitch
/ 5. Sad Sad Sad / 6. Undercover Of The Night / 7. Harlem
Shuffle / 8. Tumbling Dice / 9. Miss You / 10. Ruby Tuesday /
11. Angie / 12. Rock And A Hard Place / 13. Mixed Emotions /
14. Honky Tonk Women / 15. Midnight Rambler
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Little Red Rooster
(with Eric Clapton) / 3. Before They Make Me Run / 4. Happy /
5. Paint It Black / 6. 2000 Light Years From Home / 7.
Sympathy For The Devil / 8. Gimme Shelter / 9. It's Only
Rock'n Roll / 10. Brown Sugar / 11. Satisfaction / 12. Jumping
Jack Flash / 13. Outro.
この1989年10月10日はクラプトンが"Little
Red
Rooster"で共演していながらも、『A SLICE OF ROCK'N'ROLL』(Toasted
Records)で唯一"Happy"しかブート化されていない公演。
イコライジングによるものでしょうがその"Happy"はかなりの高音質でしたので、
コチラで書いていたとおり、その音源のブート化を待ってたわけですが、、、なんとこの作品のマスターはまさにその音源のようです!
『A
SLICE OF
ROCK'N'ROLL』はかなりイコライジングされてるようで、ちょっと印象は違いますが、こりゃ嬉しいなっと!
ということでこの音源はごく一部のトレーダーにも出回っているようですが、こうして世に出てきたことに感謝。
この日の目玉は何と言ってもクラプトンが参加した"Little
Red Rooster"!
この頃はクラプトンとストーンズ、仲良かったんですよね〜。観客も大声援を送っていて大盛り上がりな様子が伺えて面白い。
そんな日なのにブートになってなかったのが不思議(笑)
あとこの日は"Angie"はやってないんじゃないかというセットリスト情報もネット上ではあったんですが、ちゃんとやってることも確認できました(笑)
それにしても悪魔のキースのソロはなんか適当な感じ。そして"Satisfaction"のワンタイム〜からのミックは全然あってなかったりも(笑)
ということで、満を持して22年を経てリリースされたこれはクラプトンが参加していながらブート化されていなかった10月10日をかなりの高音質で収録した隠密盤。
当時TSPあたりからリリースされていれば、かなりのドンシャリに仕上げられていたことでしょう(笑)
開演前から終演後の花火とカルメンにアナウンスまでたっぷり録音されていて、演奏は完全収録。
演奏音はかなり分離していて、特にギターは割れそうになるくらい大きくとらえられています。周りがところどころで結構騒ぎしかったり、たまに飛行機がうるさかったり、"Angie"や"Paint
It
Black"や他にもところどころマスターテープのよれによるものと思われる歪みが発生したりもしていますが、この隠密は時代を考えるとEXな"very good++"。
個人的には89隠密ベストブートかなと〜。
『
MICK
JAGGER - FOXY
NIGHTS 』 non credit (4CD)
aud recordings@Nagoya International Exhibition
Hall, Aichi, Japan. Mar.25&26, 1988
●Live at Nagoya International Exhibition Hall, Aichi, Japan.
Mar.25, 1988
[Disc 1]
1. Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. Throwaway / 4. Bitch /
5. Let's Spend The Night Together / 6. Beast Of Burden /
7. Tumbling Dice / 8. Miss You / 9. Ruby Tuesday / 10. Just
Another Night / 11. War Baby / 12. Harlem Shuffle / 13. Foxy
Lady
[Disc 2]
1. Party Doll / 2. Member Introduction / 3. You Can't Always
Get What You Want / 4. Radio Control / 5. Drum Solo / 6.
Guitar Solo / 7. Gimme Shelter / 8. Start Me Up / 9. Brown
Sugar / 10. It's Only Rock'n Roll / 11. Jumping Jack Flash /
12. Sympathy For The Devil / 13. Satisfaction
●Live at Nagoya International Exhibition Hall,
Aichi, Japan. Mar.26, 1988
[Disc 3]
1. Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. Throwaway / 4. Bitch /
5. Let's Spend The Night Together / 6. Beast Of Burden / 7.
Tumbling Dice / 8. Miss You / 9. Ruby Tuesday / 10. Just
Another Night / 11. War Baby / 12. Harlem Shuffle / 13. Foxy
Lady
[Disc 4]
1. Party Doll / 2. Member Introduction / 3. You Can't Always
Get What You Want / 4. Radio Control / 5. Drum Solo / 6.
Guitar Solo / 7. Gimme Shelter / 8. Start Me Up / 9. Brown
Sugar / 10. It's Only Rock'n Roll / 11. Jumping Jack Flash /
12. Sympathy For The Devil / 13. Satisfaction
(・・・2日両方書きましたが全く同じセットリストです)
88年のミックのソロ・ツアーより、日本ツアーのラス3とラス2である3/25と3/26の名古屋2公演が完全初登場ソースによりリリース。
ミックが体調を崩して大阪公演が延期にならなければ、ラス前と最終公演となった2公演。この3/25は初CD化公演で、わたしは初めて聴きました!
これ、すでに限定100セットは売り切れちゃってステッカー無しヴァージョンが若干あるだけらしいので、ここでいまさら紹介してもと思うので手短に。
こちらのマスターは同じく9Fリリースの『2 NIGHTS IN DOME』
と同じテーパーによる録音らしく、これまた時代を考えると抜群の高音質を誇ります。
そして日本公演も進んでテープチェンジのタイミングもツボを得たようで、どこがカットされてるのか気がつかないほぼ完全版です。
まずはCD初登場の名古屋初日。"Foxy
Lady"が初登場した日であります!
こちらは周りの声は拾っているものの騒がしいほどでもなく、演奏はダイレクト感よりも会場の臨場感を感じる音ですが、ナチュラルな音質で終始安定して演奏を楽しむことが出来ます。
"Beast Of
Burden"開始直前で拾ってる声がちょいと興ざめですけど(笑)
そして2日目。こちらは初日とはまた違ってあまり空間を感じさせないダイレクトめの音。
この日はVGPから『FOXY
JAGGER』がリリースされていますが、VGPのぼやけた団子状の音に対してこちらはシャープな音。
でもこちらは気になりだすと気になってしょうがない微妙な感じの手拍子を拾ってるのが惜しいところ。あとごくたまに奇声が(笑)
ということで2日間の音質は異なりますが、総じて『2 NIGHTS IN
DOME』の"EX-"には劣るものの、"very good++〜EX--"で安定してます。
いやしかし20年以上も前の88年、わたしは始めてミックを観たソロ・ツアーなわけですが、ミックは勿論のこと、"Tumbling
Dice"のリサを聴いてると若いなぁ〜としみじみ。
そしてミックのソロはこうしてたまに聴くとやっぱり楽しいぞと(笑)
『
COLLECTED
RARITIES Vol.1 』 GP-1101CD1/2
(2CD)
『
COLLECTED
RARITIES Vol.2 』 GP-1102CD1/2
(2CD)
official rarities
『
VOL.1
』
|
『
VOL.2
』
|
『CD Singles Box Set 1971-2006』
のリリース前、詳細が明らかになるにつれ、他にもこんなのがオフィシャル化されればなぁ〜なんてリストをあげたりしてましたが、そのリスト以上のがっつりさの2CD+2CDというボリュームの新作がリリースされてました(笑)
試聴してみるとジャケや盤のプリントはチープな感じもしますが、中身はなかなかグッド!
パトロールで見かけたお店を比較すると、『VOL.1』と『VOL.2』をあわせて5,000円が最安値のようです。
さて、まず驚いたのが『VOL.1』のDisc
1。お店で試聴させてもらいましたが、アナログ落としにしてはかなりの高音質に驚き!
うちで聴いてみるとイコライジングによる本当の高音質とは違うテイストの曲もありますが、今までのこうしたコンピレ物よりは断然高音質です。
"Before They Make Me
Run"のプロモ・バージョンなんてほんとにいい音してます。でも"Tumbling
Dice"の冒頭のノイズが玉に瑕。
あと"Run Rudolph
Run"には針音が聴こえるんですが、これはオフィシャルではMP3だけでなく『
Christmas A
Go-Go』でCD化もされているのに、なぜに板落としなのかが不明。
"The Harder They
Come"ももとのアナログのコンディションはそれほどよくないようで、チリパチ鳴っちゃうのは惜しい!
続いてDisc 2の目玉、"Too
Much
Blood"はスンバらしい最高音質!これまたブート史上最高音質。
でも2バージョンしか入ってないし、よりによって3曲目はオフィシャルでCD化されている[Main
Vocal]じゃないの・・・!?
と思ったら、4曲目は連続した2つのバージョンを1曲としてクレジットされているだけで、合計3バージョンがちゃんと高音質で収録されてて一安心(笑)
あと"Almost Hear You Sigh"の[Remix]って何かと思ったらRadio
Editのことですね。
続いて
『VOL.2』
こっちはCDからが殆どですし面白みには欠けますが、今ではちょっと見つけにくいものも入ってます。
ということでなんですが、こういうの好きなんです(笑)
もちろん特に『VOL.1』が(笑)
ところでこのレーベルはSilver
Disc/Exile系のようですが、残念なのはジャケに誤りがいくつかあること。
『VOL.2』のDisc1ではまず曲目番号に誤りがあり、2曲目のクレジットがなくて2曲目が3曲目と、以降繰り下がっちゃってます。
そして表ジャケにも背中にも『1991-2010』とクレジットされているんですが、裏ジャケには『VOL.1』と同じく『1971-1990』と(苦笑)
『VOL.1』と同様のデザインによる変更忘れなんでしょうが、もったいない。
『
ALL
MIXED UP 』 DAC-111 (1CD)
studio outtakes@Pathe Marconi Studios,
Boulogne Billancourt, France. Nov.11-Dec.17, 1982 (except
trk.5/6/8/10/13/14)
+ Pathe Marconi Studios, Boulogne Billancourt, France.
Apr.8-Jun.17, 1985 (trk.5/6)
+ Compass Point Studios, Nassaou, Bahamas, Jan.18-Feb.12,
1979 (trk.8)
+ Pathe Marconi Studios, Boulogne Billancourt, France. 1979
(trk.10)
+ The Hit Factory, New York, Jun-Aug.1, 1983 (trk.13/14)
1. All Mixed Up II / 2. Looking For Trouble / 3. Cook Cook
Blues I / 4. I Can't Help It V / 5. You Can't Cut The Mustard
/ 6. Had It With You I / 7. All Mixed Up I / 8.
Chain-Reaction-Groove / 9. Golden Caddy IV / 10. Down In The
Hole I / 11. Munich Hilton IV / 12. Munich Hilton V / 13. Too
Much Blood IV(Promofilm version) / 14. She Was Hot
II(Promofilm version)
『CHAIN SAW
MASSACRE』DAC-110に続く『UNDERCOVER』アウトテイク+αで、こちらも新譜ではなく今年初頭の作品。
『THINK
YOU LIKE
IT』、『CHAIN SAW
MASSACRE』と、この『ALL MIXED
UP』によって『UNDERCOVER』関連のアウトテイクがほぼ揃うというもの。
ということで、これまたOBRのアナログ『ALL MIXED UP』をロージェネマスターからCD化されてるようですが、元のOBR盤は『UNDERCOVER』だけでは埋まらなかったようで、『SOME GIRLS』『DIRTY WORK』関連からも収録されていましたが、それもそのまま復刻。そこは別にそうしなくてもよかったような気もしますが。
さて、OBRのアナログ『ALL MIXED
UP』からのCDでは、これまたこれまたRRが『ALL MIXED UP』(RR
024/25)としてコピーしており、こちらはそれほどひどい板落しではなかったので結構好きな盤でしたが、今回のDAC盤は速かったピッチも修正された上に、音の抜けがよくなって全体的に向上しており、音質は最高の"EX-"。
簡単に言えばその一言(笑)
"Mustard"-"Had It With
You"はこれでもピッチが速いような気がしますが。
そして最後にPV
versionを2曲追加してますが、この音質は本編には劣るビデオっぽい感じ。
ということで、OBRの『UNDERCOVER』系復刻のDAC 3連荘でした!
ちなみに『CHAIN SAW
MASSACRE』(DAC-110)と、この『ALL MIXED
UP』(DAC-111)の表ジャケはOBRアナログの復刻ではありませんが、表ジャケの裏側にそのオリジナルジャケが配されています。
『
CHAIN
SAW MASSACRE 』 DAC-110 (1CD)
studio outtakes@Pathe Marconi Studios,
Boulogne Billancourt, France. Nov.11-Dec.17, 1982
1. Wanna Hold You I / 2. Too Much Blood I / 3. Pretty Beat Up
I / 4. Chain-Saw-Rocker / 5. Too Tough I / 6. Tried To Talk
Her Into It / 7. All The Way Down / 8. Still In Love / 9. Tie
You Up(The Pain Of Love) I / 10. Blues Jam #1 / 11. Blues Jam
#2 / 12. Blues Jam #3(The Stumble)
これまた6月の新譜ではなく今年初頭にリリースされた作品。
『THINK YOU LIKE
IT』に続くこちらも『UNDERCOVER』アウトテイクで、初登場のアーリーテイクで占められたOBRのアナログ『CHAIN SAW
MASSACRE』をロージェネマスターからCD化。
CDではそのアナログから落とした『CHAINSAW + UNDERCOVER OUTTAKES VOL.II』(RR
012)がありましたが、そちらはアナログよりかなり劣化していたようで。その後VGPが拡大盤『JAMMING WITH
STU』を決定版としてリリースしていました。
わたしはこれまたそれらのCDしか持ってないんですが、RR盤の"good"は論外として、個人的にはVGPの抜けのよい音は好みでしたが、VGPのはレベルの上げすぎか低音がちょっとききすぎていたのに大して、今回のDAC盤は全体的に整った音で"Ex-"です。
それでもわずかに高域にシュルシュルと感じますが、既発では共によれよれだった"Tried
To Talk Her Into
It"が素晴らしい状態でリリースされたのは大歓迎!
既発で音は持ってるしとDACの音質向上盤は見送ろうと思ってたのは大間違いでした(笑)
ちなみに"Chain-Saw-Rocker"はストーンズらしからぬイントロにのって始まり、Exile
Deluxe日本盤のみ収録の"All Down The
Line"っぽさを感じる曲。
アルバムタイトルのチェインソー大量虐殺に絡む曲ではありません(笑)
"Too Tough
I"はミックからキースにヴォーカルがスイッチする荒っぽいテイクですがかっこいいですよー!!
そしてボーナスのBlues
Jam3発、これはVGP盤に入っていたものと同じです。
『
THINK
YOU LIKE IT 』 DAC-109 (1CD)
studio outtakes@Pathe Marconi Studios,
Boulogne Billancourt, France. Nov.11-Dec.17, 1982 (except
trk.3/7/8)
+ The Hit Factory, New York, May 1983 and Compass Point
Studios, Nassaou, Bahamas, June 1983 (trk.3/7/8)
1. I Think I'M Going Mad III / 2. In Your Hand / 3.
Undercover Of The Night I / 4. Still In Love V / 5. It Must Be
Hell I / 6. Wanna Hold You II / 7. Undercover Of The Night II
/ 8. Undercover Of The Night III / 9. Pretty Beat Up II / 10.
Crazy Arms / 11. Too Much Blood II / 12. Still In Love
IV
先日以来「DACのアウトテイク侮りがたし」ということで、新譜ではなく遡っていくつかゲット。
こちらは今年初頭にリリースされた作品で、『UNDERCOVER』のアウトテイクを収録した85年リリースのアナログの復刻盤+α。
ここに収録されたアウトテイクは、CDではアナログよりややピッチが遅くかなりこもっていながらも、いくつかの曲はアナログより長く収録されていたり逆もあったりしたという『UNDER COVER
OUTTAKES』(RG-02)にも収録されていましたが、わたしはアナログは持ってないのでそのCDしか持ってません。
その『UNDER
COVER
OUTTAKES』はずいぶんと音がこもってたんですが、このDAC盤はピッチも正しくなってこもった音も一皮向けた音で、"fair"→"very good"に大幅向上!
でも"very
good"どまりということで最高音質には遠く、よれたり高音域にサーっというノイズが載っていますし、曲によってムラがありますが、アウトテイクはこうやっていけないものを聴いている感覚もまたよい(笑)
ということで今まで『UNDERCOVER』のアウトテイクはCDではイマサンでしたが、それと比べると断然グッド。
ちなみに"I Think I'm Going
Mad III"はキースがヴォーカルで14分もあるもの。
結局オフィシャルではこの82年のテイクは使われず79年のテイクが採用されていており、こちらのテイクはオフィシャルとは根本的に別物です。
いままでno title扱いだった"In Your Hand"は"Summer
Romance"の発展系というかなんというか(笑)
"Still In
Love"はインストですが、アナログ『LEARNING THE
GAME』とそのアナログ落としの同タイトルCD(ScorpioのではなくRM002)のみで聴けた"Still
In Love"(Ralph's Tune) が貴重で、今回4曲目の"Still In Love
V"はその貴重なテイクで、今回針音なしで音質大幅アップして聴けるのがうれしいところ。
"Crazy Arms"はRalph MooneyとCharles Sealsによって作曲されRay
Priceがヒットさせた曲で、キースがピアノでさらっとやってるだけですが、こういうのがいい(笑)
ところで最近のDACのアウトテイク系でのIとかIIとかいうテイク番号は、今までの定説と違っているものがいくつか。
ここではCDトレイ下に書いてあるとおり記載していますが、DACの表示があっているのかどうかはよくわかりません。
May 2011
『
ALL
ACROSS YOUR TOWN 』 non credit
(1CD)
SB recordings@Ladies & Gentlemen
soundtrack
1. Opening / 2. Brown Sugar / 3. Bitch / 4. Gimme Shelter /
5. Dead Flowers / 6. Happy / 7. Tumbling Dice / 8. Love In
Vain / 9. Sweet Virginia / 10. You Can't Always Get What You
Want / 11. All Down The Line / 12. Midnight Rambler / 13. Band
Introductions / 14. Bye Bye Johnny / 15. Rip This Joint / 16.
Jumping Jack Flash / 17. Street Fighting Man
これはもうなくなったようでショップ・インフォからも消えていますが、新旧タイトルのうち3タイトル購入でもらえたプレゼントCD。
「新リソースからの
『LADIES & GENTLEMEN』
サウンドトラック音源」とうたわれてましたが、新リソースとはオフィシャルのレディジェン落としのこと。
オフィシャルではサントラがリリースされなかったために、プレスCDで持っていたいという心理を見事に。でも薄ケースに表ジャケだけというのがちょっと寂しい。
背裏ジャケもちゃんと作って、どうせならレディジェンを名乗ってジャケもそれっぽくして欲しかった(さすがにそれは無理?)
『
LIVE
AT LA MEMORIAL COLISEUM 』 non credit
(2CD)
aud.recordings@Memorial Coliseum, Los Angeles,
CA. Oct.9, 1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip
Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered
/ 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination
/ 9. Twenty Flight Rock / 10. Let Me Go / 11. Time Is On My
Side / 12. Beast Of Burden / 13. Waiting On A Friend / 14. Let
It Bleed / 15. You Can't Always Get What You Want / 16. Band
introduction / 17. Little T&A
●Disc 2
1. Tumbling Dice / 2. She's So Cold / 3. All Down The Line /
4. Hang Fire / 5. Star Star / 6. Miss You / 7. Start Me Up /
8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Jumping Jack Flash
/
11. Street Fighting Man / + 12. Satisfaction (Oct.11,
1981)
DACから『NEVER TOO OLD TO ROCK AND
ROLL』(DAC-011)としてSB音源がブート化されているコンサートの隠密録音版で、アナログブートでは2つのタイトルにまたがっていたものをまとめたアナログ復刻盤。
このLA公演初日は"When The Whip Comes
Down"の途中でギターの音が出なくなったり、ミックが何度も曲紹介を間違えたりと聴いてて面白い公演。
アナログ復刻のこの隠密音源は音が回ったり周りがざわついたりもしていますが、比較的ギターがクリアに聴こえる"very good"。
とはいえ"Let's Spend The Night
Together"の途中で急にマイクのすぐ横で歌う声を拾ったりと、落ち着かないところもあります(笑)
そして"She's So
Cold"はテープチェンジにつき欠落していてSB音源で補填。
既発のSB音源はちょっと低音が歪んでいたので、すっきりした隠密も悪くはないですね。
でも既にSB音源がブート化されていますし、一連のアナログ復刻シリーズはちょっとマニア度が高め。
とはいえこうしたナンバリングやおまけディスクにつられるわけですが(笑)
『
SMOKING
STONES 』 non credit (2CD)
aud.recordings@The Forum, Inglewood, CA.
Jul.9, 1975
●Disc 1
1. Newscast From 1st May 1975 (Courtesy of KMET-FM, Los
Angeles) / 2. Introduction / 3. It's Only Rock'n Roll / 4.
Band Introduction / 5. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker) / 6.
Fingerprint File / 7. Ain't Too Proud To Beg / 8. You Gotta
Move / 9. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 10.
Star Star / 11. Newscast From 10th July 1975 (Courtesy of
KABC-TV, Los Angeles)
●Disc 2
1. Official 1975 Tour Radio AD (From 1st May 1975 Los
Angeles) / 2. You Can't Always Get What You Want / 3. Happy /
4. Tumbling Dice / 5. Angie / 6. Wild Horses / 7. Brown Sugar
/ 8. Jumping Jack Flash / 9. Newscast From 9th August 1975
(Courtesy of KFWB-FM, Los Angeles)
↓まずはショップ・インフォから(手抜き・笑)
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このオーディエンス・テイクは初CD化となります。有名なミラード音源とは別音源。
有名音源の陰に隠れがちですが、『L.A.
FOG』(TMOQ)等幾つかのアナログ・レコード・タイトルでリリースされているだけあり、粒立ちの良い、鮮度抜群の安定した高音質オーディエンス録音で収録されています。この音源に関しては、同日決定版のミラード音源があるので、あえて曲順を直さず、ストレートな復刻。全曲収録ではなく、"You
Gotta
Move"は曲中にフェイドイン&アウトの跡がありますが、ミラード録音では、中盤のギターソロにカットがあった"You
Can't Always Get What You
Want"はカットなしで収録されている、というマニアックな利点もあります。
アナログ面の最初と最後にそれぞれ収録されていたラジオ&テレビニュース音声もそのまま収録。ちなみにディスク1のラストに収録されている「KABC-TV」レポートのバックで流れている"Honky
Tonk
Women"はこの日の音源であり、これまたマニアックでありながら嬉しい聴き所と言えるでしょう。音像は終始、安定しており、非常に聴きやすいサウンドです。編集はピッチの調整と各レコードのA面とB面の繋ぎを自然に繋げただけで、音の処理も若干のヒスノイズ補正と針パチノイズの除去を行っただけですので、同音源に関しては、まさにこれ以上は無い、ベストな状態で聴くことができます。
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ということで、この音源自体も良好な"very
good"ですが、この日は『L.A. OPENING NIGHT』(TOTONKA CDPRO
17/18)、『WHORES, COCAINE AND A BOTTLE OF JACK』(Empress
Valley
EVSD-43/〜50)、『L.A.
FOG』(VGP-277)、『LIVE AT L.A. FORUM July 9, 1975』(SCREAMER
04008/009)、そして『LOVE YOU LIVE LOS
ANGELES』(DAC-049)といった"超絶Ex"なマイク・ミラード音源がありますし、この『SMOKING
STONES』は全曲収録でもなく曲順も変なので、ミラード音源以外も聴いてみたいというマニア向けのタイトル。
でも3タイトル買うとレディジェンCD『ALL ACROSS YOUR
TOWN』がついてくるというおまけにつられて買った人も多いのではと(わたしもです・笑)
なお、ミラード音源では欠けている"JJF"のイントロがこちらには入っているものの、個人的には前曲"Street
Fighting
Man"からの流れが全部確認できればなお嬉しかったんですが、"SFM"は未収録なのでそれは叶わず。ちなみに裏ジャケもアナログ復刻だと思いますが、"Get
Off Of My Could"に誤植あり。
『
BROWN
SUGAR & WHITE SNOW / 100 YEARS
AGO 』 non credit (2CD)
●Disc 1 - aud.recordings@Grugahalle,
Essen, Germany. Oct.9, 1973 + Olympiahalle, Munich, Germany.
Sep.28, 1973(2nd show) + SB
1. Opening / 2. Brown Sugar / 3. Gimme Shelter / 4. Happy /
5. Tumbling Dice / 6. Star Star / 7. Angie / 8. You Can't
Always Get What You Want / 9. Midnight Rambler / 10. Honky
Tonk Women / 11. All Down The Line
12. Rip This Joint / 13. Jumping Jack Flash / 14. Street
Fighting Man(aud+SB) / 15. Brown Sugar(SB) / 16. Gimme
Shelter(aud+SB)
●Disc 2 - aud.recordings@Stadthalle, Vienna, Austria. Sep.1,
1973
1. Opening / 2. Bitch / 3. Tumbling Dice / 4. 100 Years Ago /
5. Sweet Virginia / 6. Dancing With Mr. D. / 7. Silver Train /
8. Honky Tonk Women / 9. All Down The Line / 10. Rip This
Joint / 11. Jumping Jack Flash / 12. Street Fighting
Man
紹介していないブートが増えてきましたので簡単に。
カタログ番号はありませんが、Haraさんの海賊盤事典に掲載された未CD化アナログ盤が次々とCD化されていくシリーズの一環。
アナログは持ってないけどブート化されている公演は制覇したいという人には便利なシリーズで、5月にリリースされた3タイトルのうちの1つ。
この2枚組はDisc1に初CD化となる1973/10/9のエッセン公演、Disc2は昔からCD化されている1973/9/1欧州ツアー初日のウィーン公演の未CD化アナログ音源を収録。
まずはDisc 1から。
こちらは不完全版アナログブート『BROWN SUGAR & WHITE
SNOW』から、入れ替えられた曲順やおかしな編集を直し、未収録のコンサート後半は9/28
2nd showから補填してCD化。
音質は"very
good-"〜"good"程度の隠密録音で、周りがうるさいということもなく、演奏音の分離はさほど悪くはないんですがどうしても団子になっちゃってますし音は割れ気味で、隠密慣れしていない方には厳しいレベル。
でも演奏面ではこの日はミックのテンションが高く、"Gimme
Shelter"や"Tumbling Dice"はかっこいいぞ。
足りない"Rip Tis Joint"以降は1973/9/28の2nd
showのVGP『SATELLITE
DELAYED』から補填。ラストの"SFM"は後半SB音源。とはいえ音質はそれほどよくもなく隠密の方がよかったりも。
さらに同ショーから"Brown Sugar"のSB音源と"Gimme
Shleter"のaud+SB音源を収録。このSB音源は『GOIN' BACK TO THE
ROOTS』や『FROM THE
VAULT』にも収録されていたテイク。
続いてDisc
2は欧州ツアー初日。
こちらは不完全盤ですしボーナス的な位置づけのような感じ。
欧州ツアー初日は、CDでは良好音源+イマイチ音源の『100 YEARS
AGO』(0501W)、その良好音源を拡大収録してさらに欠落部分を加えた『100 YEARS
AGOO』(VGP-009)、そのリマスター盤『GOODNIGHT
VIENNA』(VGP-009)、『SCREAM ALL NIGHT IN
VIENNA』(EXCD-0014/15)などで有名で、初日であることに加えてツアー初期のみのレア曲"Bitch""100
Years Ago""Sweet Virginia""Silver
Train"を演奏していることからマニアの中では有名な公演。
今回CD化されたのは上記とは異なる音源によるアナログ『100 YEARS
AGO』(不完全収録)から。わたしもこれはアナログでもってますがそちらはピッチが速いのが玉に瑕。
ということでこちらの音源は今までCD化されていませんでしたが、周りも静かでベースの音もちゃんと拾ってます。
ちょっと割れ気味なのは玉に瑕ですが、ややもこもこしている既発CD音源よりもすっきりしててなかなか良好な"very good"。
特に既発CDでは音質の劣るラスト2曲はこっちの方が良し。
『
LOS
ANGELES 1975 』 MF-01/02 (2DVD)
●Disc 1
・The Forum Inglewood Los Angeles CA. July 11, 1975
1. Fanfare For The Common Man / 2. Honky Tonk Women / 3. All
Down The Line / 4. If You Can't Rock Me / 5. Get Off Of My
Cloud / 6. Star Star / 7. Gimme Shelter / 8. Ain't Too Proud
To Beg / 9. You Gotta Move / 10. You Can't Always Get What You
Want / 11. Happy / 12. Tumbling Dice / 13. It's Only Rock'n
Roll / 14. Introductions / 15. Heartbreaker / 16. Fingerprint
File / 17. Angie / 18. Wild Horses / 19. That's Life / 20.Outa
Space / 21. Brown Sugar / 22. Midnight Rambler / 23. Rip This
Joint / 24. Street Fighting Man / 25. Jumpin' Jack Flash / 26.
Sympathy For The Devil
●Disc 2
・The Forum Inglewood Los Angeles CA. July 11, 1975 -
Alternate Angle Edit
1. It's Only Rock 'n' Roll / 2. Heartbreaker / 3.
Fingerprint File / 4. Angie / 5. Wild Horses / 6. That's Life
- Outa Space / 7. Brown Sugar / 8. Midnight Rambler
+Bonus
・New York City 5th Ave. May 1, 1975
1. US TV"10 O'Clock News", New York / 2. US
TV"Channel 2 News", New York / 3. US Radio Report on the
Stones-show
・Baton Rouge Rehearsal May(31) 1975
4. ABC TV Report From Reherasals
・Stadium, Chicago IL. July 23, 1975
5. Introduction / 6. Honky Tonk Women / 7. If You
Can't Rock Me / 8. Get Off Of My Cloud / 9. Star Star / 10.
Gimme Shelter
・Rare 1975 Footage
11. Honky Tonk Women
・Capitol Center Arena, Largo MD. July 1, 1975
12. Honky Tonk Women(News Reel)
torrentやIORRに流通したナイスな75映像が2DVDのプレス盤で登場!ネットに流通したものでもいいものはRであれパッケージ商品で欲しい私にはプレスDVDという更に嬉しい形でのリリース!
まずDisc
1。こちらはビデオ時代からお馴染み1975/7/11
LA公演、通称LA75。
映像画質は既発と同等ですが、問題なのは音で、音声には4つの選択肢から選べる仕様。
このパッケージには1つめと2つめの違いが表記されていませんが、音声を[SB音源75%
+ 隠密音源25%][SB音源50% +
隠密音源50%][SB音源][隠密音源]の4つから選択できます。
もちろんSB音源は以前からあるモノラルSB音源で、AUD音源はこれまた説明不要のあのMike
Millard音源。このマトリクスはなかなか見事で、音声は再生中でも切り替えられるのでいろいろと聴き比べもできます。
あっちこっちと試してみましたが、個人的には1つめの75/25マトリクスが臨場感に加えて演奏もしっかり聞こえるのでお気に入り!
そしてDisc
2にも関連するんですが、いままでSB音源では頭欠けしていた"Brown
Sugar"のイントロが、音質は劣るもののSB音源として初登場!ちなみに"JJF"後半で飛ぶところがあるのは既発と同様。
また、このDVDはtorrentに上がっていた元映像を圧縮しているので違いがないか何度も見比べてみましたが、HD画質からの圧縮というわけでもなく元々EX-〜VG+レベルなので違いはわからない同等レベル。
ちなみにジャケには"Get Off Of My
Cloud"にスペルミスあり。素晴らしい作品の保存版なので丁寧に作って欲しいところ。。
ということでDisc
1はSB音源と隠密音源のマトリクスで既発以上に楽しめ、"Brown
Sugar"のイントロも登場というのが売りですが、個人的にはDisc
2がさらに素晴らしかったります。
Disc
2はなんとLA75の別アングル別編集映像から!
画質は暗くDisc
1には劣り、収録されているのは9曲だけですが、部分的に別アングルのカメラ映像が拝め、PCなどで2画面同時再生するとちょいと面白い(笑)
そしてこの別アングル別編集映像に"Brown
Sugar"のイントロがちゃんと収録されているのです!これは快挙!!
なお、インフォには2つ見比べると"Fingerprint
File"に欠落が云々という記述をみましたが、そんなことはないですね。
あとチャプターが裏ジャケとはちょいと違ってて、Billy
Prestonの2曲は1つのチャプター。
驚くべきはそれだけではなくここから。
まずは1975/5/1、ニューヨーク5番街で行われたあのフラット・ベッド・トラックのニュース映像2本とラジオ放送。画質も時代を考えれば十二分に許容範囲の綺麗な映像で、当時5番街にいた興奮が伝わってくるようです!
ニュースの1本目のラストでインタビューされる頑固親父のなんじゃねこりゃという否定的なコメントがまたおもしろい(笑)
さらに続くは(おそらく1975/5/31の)Baton
RougeでのリハーサルをレポートしたTV放送。映像は荒いですが初めて見た!
さらにさらに今度はビデオ時代には確か出回りながらも、ちょいとその映像クォリティーが低かったからかDVDではすっかり見かけない1975/7/23のシカゴ公演から5曲。
これはどうも当時オンエアはされなかった映像のようですが、本公演はこうして部分的にとはいえプロショット映像が残っているものの音はブート化されていませんね。
そしてさらに"Honky Tonk
Women"が2本。片方は収録地不明のようですが、もう一方は1975/7/1ラーゴ公演のニュース映像から。
とまぁこれでもかと面白いボーナス映像がどっさり。
Disc 1はもちろん、Disc
2がこれまた75にどっぷり浸れるという嬉しいリリースでした!
『
THE
PARIS REHEARSALS 』 DAC-114 (2CD)
studio outtakes@Pathe Marconi Studios
1977/1978, Mobile Recording Unit 1975/1978, Musicland Studios
1975 (←インナーにはちゃんと各曲詳しく掲載されています)
●Disc 1
1. Do You Think I Really Care / 2. When The Whip Comes Down I
/ 3. A Different Kind / 4. I Love Ladies / 5. Lies I / 6. Lies
II / 7. The Way She Held Me Tight / 8. I Need You / 9. Munich
Reggae / 10. Fiji Jim I / 11. Slave I / 12. Let's Do It Right
I / 13. Worried About You I / 14. Everything Is Turning To
Gold I*
●Disc 2
1. Munich Hilton II / 2. Miss You II / 3. Respectable I / 4.
Far Away Eyes I / 5. It Won't Be Long I* / 6. Hang Fire I* /
7. Hang Fire II* / 8. Golden Caddy I* / 9. Light Up * / 10.
Miss You VI*(8 track) / 11. Far Away Eyes IV*(8 track) / 12.
Beast Of Burden II*(8 track) / 13. Before They Make Me Run
IV*(promo) / 14. Shattered IV*(8 track)
*:bonus
先日紹介した『
MEAN-LEAN-HITS
』に続き、DACの昨今のスタジオ・アウトテイクのリマスター盤の底力を思い知らされた作品。
メーカーインフォにあるとおり、既発を凌ぐ音質に仕上げた丁寧なリマスターは見事!
このアウトテイクはもともとEX級の最高音質ではなく"EX--〜very
good+"レベルでしたが、本作はホワイトノイズはあるものの総じて"EX-"〜"EX--"にアップグレード。
VIGOTONE『
PARIS OUTTAKES
VOL.1/2』といった旧作だけでなく、VGPの『ACCIDENTS WILL
HAPPEN』『
PLACE
PIGALLE』などとも聴き比べてみるとアップグレードのほどがよくわかります。
ちなみに8トラックカートリッジにのみ収録されたバージョン違いの曲たちやプロモテイクがボーナス収録されていますが、これらの音質もナイス!
中身は古くからブートに明るい方にはお馴染みの『 SOME GIRLS』関連のパテ・マルコーニ・アウトテイク集の一つがメインですが、そうではないものも含まれていていますので、わかりやすく紹介されているメーカーインフォを↓。
---------------------
ストーンズのイメージとはミスマッチな少女のイラスト・ジャケットが印象的なアナログ時代の名盤『THE PARIS REHEARSALS』の初CD化です。
82年当時EVA
RECORDS名義でTMOQより『ACCIDENTS WILL HAPPEN(Claudine
)』と本作とで曲を振り分けてリリースされ、
CD時代になり90年にVIGOTONEより『
PARIS OUTTAKES
VOL.1/2』としてマスターが転用されたサム・ガールズ関連の'77〜78年の仏パテ・マルコニ・スタジオ・セッション関連の収録盤です。
DISC-1にオリジナルLPのSIDE-1〜3を、DISC-2の冒頭にSIDE-4を完璧に収録。
収録音源は本CD用にリール・マスターからトランスファーし直され、旧VIGOTONE盤CDで顕著だったトラッキングの悪さに起因するチャンネルの片寄りや定位のふらつきを徹底的に排除し、さらにVIGOTONE盤CDのマスタリング時に勝手にフェードインやフェードアウトがかけられ、アナログ時代よりも短くなってしまっていた曲頭のカウント部分やエンディングの余韻音などをかっちり原本通りの長さにレストア収録しました。これによりDISC-1のトラック2、3、6、7、10、DISC-2のトラック1、2の計7曲でVIGOTONE盤CDよりも収録タイムが長くなっています。
また音質自体もほとんどヒス成分のないクリアーで安定したステレオ・サウンドボードで、VIGOTONEを始めとしたこれまでの様々な関連リリースと比較しても現行最高の高音質での収録となっています。
ブラック・アンド・ブルー期の音源部分もリマスタリングが施され、元音源に起因する強めのテープ・ヒスも綺麗に取り除かれ大変聴き易くアップグレードされています。
さらにCDの余白部分には『LONELY AT THE
TOP』(DAC-096)からリリースがスタートした一連のパテ・マルコニ・セッションものリリースで未収録となっていたテイクを一挙に12トラックも追加収録。アナログ・ブート時代におなじみだった故意にスピードを上げてキースのヴォーカル・バージョンと偽っていた"Far
Away Eyes
I"やOBRの『BETTER
RESULTS』収録のものよりも前後が長く収録された"Hang
Fire
I"のモノ・ミックス等の今日ではあまりCD化される機会の無くなってしまったテイクに加え、8トラック・バージョンやプロモ・エディット等の現在入手困難なバージョンをこれでもか!とばかりにかき集めて追加収録しています。
CD2枚計155分余28トラックに及ぶマニアックな収録内容は正に圧巻と言えるでしょう。
また本作に加え一連のDAC盤CDの『MORE FAST
NUMBERS』『PARIS
RESULTS』『SHEEP-DIP-BLUES』『BETTER
RESULTS』『WHAT AM I LIVING
FOR』の6タイトルを揃えることにより'77〜78年のパテ・マルコニ・セッション=サム・ガールズ関連レア音源のすべてをほぼ完璧にコレクションすることができます。
---------------------
ということで、この辺のアウトテイクになじみのない方には最適、そして既発のアップグレードとしても最適なスタジオ・アウトテイク盤。
わたしはインフォの最後に6タイトルのうち『MORE FAST
NUMBERS』と『WHAT AM I LIVING
FOR』は持ってないんですが、こりゃ今度買おうと(笑)
Apr 2011
『
MEAN-LEAN-HITS
』 DAC-112 (2CD)
Studio Outtakes@Pathe Marconi Studios,
Boulogne Billancourt, France, Apr.8-Jun.17,1985
(Disc 1 trk.13, 14 & Disc 2 trk4 : RPM Studios, NYC.
Jul.16-Aug.17, 1985)
●Disc 1
1. Dirty Work Commercial #1 / 2. Fight II / 3. Too Rude I /
4. Treat Me Like A Fool III / 5. Crushed Pearl / 6. Strictly
Memphis I / 7. Had It With You II / 8. Dirty Work I / 9. Dirty
Work II / 10. One Hit(To The Body)I / 11. One Hit(To The
Body)II / 12. Loving You Is Sweeter Than Ever / 13. Winning
Ugly I / 14. Winning Ugly II / 15. Dirty Work Commercial
#2
●Disc 2
1. What You Gonna Tell Your Bodyfriend / 2. Some Of Us Are On
Our Knees / 3. She Never Listens To Me / 4. Baby You're Too
Much I / 5. Fight I / 6. High Temperature / 7. Loving You Is
Sweeter Than Ever / 8. Breakin' / 9. Don't Get Mad / 10. Who's
Shagging Who / 11. If I Don't Have You I / 12. If I Don't Have
You II / 13. If I Don't Have You III / 14. Treat Me Like A
Fool I / 15. Treat Me Like A Fool II / 16. Cut Your Throat /
17. You Got It / 18. My Baby Left Me / 19. I Can't See
Nobody
1985年、フランスはパテ・マルコニ・スタジオで収録された『DIRTY
WORK』のアウトテイク。一部NYでの録音も含まれています。
Disc
1はOBRの『MEAN LEAN
HITS』(OBR458CD025)のマスターを用いた『MEAN LEAN HITS』+アルファ、Disc
2はVGP『HIGH
TEMPERATURE』(VGP-285)によりリリースが見送られたOBRマスター版を使用した盤。
『DIRTY
WORK』のアウトテイクもいろんな盤があって、アウトテイク研究家でもないとどれがどれやらという感じでわたしもあまりわかっていませんが、この『MEAN-LEAN-HITS
』と『BACK
TO
ZERO』(DAC-020)によって全てが揃うとのこと。その『BACK TO ZERO』は持ってないんですが(笑)
Disc
1はOBRとの音質差はさほど感じないものヒスノイズがやや軽減しており、OBRではカットされたという"Winning
Ugly I"と"Winning Ugly
II"、trk1のコマーシャルの別テイクがラストに追加。コマーシャルは別テイクと言っても冒頭部分がカットされているだけですが。
"Winning Ugly
II"は『DIRTY
WORKOUT』(VGP-264)では02:56から2秒ほど音ブレがありましたが、今回はそこはパッチあてをしたようで定位がやや左によりますがブレがないのでナイス!
Disc
2は『HIGH
TEMPERATURE』では聴かれたヒスノイズが大幅に減少。こちらは以前からモノラル音源のみですがこりゃナ〜イス!!
ミックは4曲しかいないようですが、『ライフ』を読み合えた後、こうしてミックがいない曲を聴くとなるほどなぁ〜と改めて。
ということで初登場曲が入っているとかいったものではありませんが、『DIRTY WORK』アウトテイク最良盤の一つ。
これは『BACK TO
ZERO』も買わねば(笑)。というかDACが昨年来リリースしてきた怒涛のアウトテイクは見送ろうと思ってたんですが、、、どうしよう(笑)
『
THE
REST OF THE BEST 』 non credit
(1CD)
●Disc 1
1. Stoned / 2. Come On / 3. I Want To Be Loved / 4. Poison
Ivy (first Version) / 5. Fortune Teller (Studio Version) / 6.
Money (That's What I Want) / 7. Surprise, Surprise / 8. Little
Red Rooster / 9. Tell Me (Second Version) / 10. Time Is On My
Side (First Single Version) / 11. Congratulations / 12. I've
Been Loving You Too Long (Studio Version) / 13. Da Doo Ron Ron
w/ Mick Jagger vocal (The Andrew Oldham Orchestra) / 14.
Memphis Tennessee (The Andrew Oldham Orchestra) / 15. We Want
The Stones - Everybody Needs Somebody To Love / 16. Pain In My
Heart / 17. Route 66 / 18. I'm Moving On / 19. I'm Alright /
20.Everyhody Needs Somebody To Love (2nd Studio Version) / 21.
One More Try / 22. The Last Time / 23. PIay With Fire / 24.
Satisfaction / 25. The Spider And The Fly / 26. Get Off Of My
Cloud / 27. The Singer Not The Song / 28. As Tears Go By
●Disc 2
1. 19th Nervous Breakdown / 2. Look What You've Done / 3.
Blue Turns To Grey / 4. Sad Day / 5. Con le mie Lacrime
(Italian Version) / 6. Paint It Black / 7. Long Long While /
8. Have You Seen Your Mother, Baby Standing In The Shadow / 9.
Who's Driving Your Plane / 10. Let's Spend The Night Together
/ 11. Ruby Tuesday / 12. We Love You / 13. Dandelion / 14.
Sittin' On A Fence / 15. Ride On Baby / 16. My Girl / 17.
Jumpin' Jack Flash / 18. Child Of The Moon / 19. Honky Tonk
Women / 20.You Can't AIways Get What You Want / 21. Memo From
Turner / 22. Natural Magic / 23. Cocksucker Blues / 24. Brown
Sugar
直営店で10,000円以上の購入でもらえるおまけCD。
1983年にリリースされた、ドイツのベスト盤4LP
BOX『the
rest of the best』の復刻版2CD。アナログではDisc
3の1曲目だった"As Tears Go By"が本CDではDisc
2に入りきらず、Disc 1のラストに配されています。
CDは2枚ともブライアンのピクチャーディスクになってて当然ながら全て高音質で収録されています。
これでしか聴けないという音はありませんが、オフィシャルではCD化されていない"Con
Le Mie
Lacrme"に加えて、おまけ7インチに収録されていたという"Cocksucker
Blues""Brown
Sugar"(クラプトン参加といわれるもの)が高音質で収録されています。
"Cocksucker
Blues"の7インチがおまけについたというのは全てのBoxについていたものか、卸業者が勝手に付けたものなのかはわたしはわかりませんが、わたしの持っている4LP
Boxにはついていません(笑)
ということでその2曲もベストソースから最高音質で収録されています。
なお、CD1の"Tell Me (Second Version)"は、オリジナルのLPに誤って収録されたとおり、"Tell
Me Baby"が収録されています。
これは全部は聴いてませんが、なんだか憎めないCDです(笑)
『
SEXUAL
HEALING - El Mocambo 1977 』
DAC-117 (1CD)
SB recordings @ El Mocambo Club, Toronto,
Canada. Mar.4&5, 1977
[stereo remix :Tape A]
1. Worried About You / 2. Crackin' Up(part) / 3.
Route 66 / 4. Hand Of Fate / 5. Around And Around
[stereo remix :Tape B]
6. Route 66 / 7. Crackin' Up / 8. Little Red
Rooster / 9. Let's Spend The Night Together
[El Mocambo mono upgrade]
10. Worried About You / 11. Crackin' Up / 12.
Let's Spend The Night Together(incomplete) / 13. Route 66 /
14. Hand Of Fate / 15. Around And Around / 16. Crazy
Mama(part)
[El Mocambo Acetate Declicked]
17. Little Red Rooster / 18. Dance Little Sister
/ 19. Route 66
『LOVE YOU
LIVE』のC面でお馴染み、77年のカナダはエル・モカンボでのクラブ・ギグを収録した新作ブート。
そのクラブ・ギグを収録した代表的な既発盤は以下の4つ。
『LIVE
AT THE EL MOCAMBO CLUB 1977』RS-377(VGP)
『EL
MOCAMBO 77』VGP-005
『A
STONE IN MY
SHOE』VGP-368(75デトロイトにボーナスで4曲収録)
『STEREO
MOCAMBO REELS 1977』IMP-N-017
new
arrivalsの2009年10月のところで紹介しているとおり、2009年秋にIMPからリリースされた『STEREO MOCAMBO REELS
1977』には新発掘のステレオ・リールが収録され、代表盤と相成っておりましたがそれから1年以上を経てDACからもリリース。
まずは本作のタイトル。背のタイトルには『SEXUAL HEALING』のみ。このタイトル名は76のEarl's
Court公演のブートのタイトルにもあったので紛らわしいですが、今回はタイトルにEl
Mocamboとは入れなかったんですね。
でも表ジャケには『SEXUAL HEALING - LIVE AT EL MOCAMBO
1977』となってます。
つづいて中身!
このDACの新作は、IMPではReel AとReel
Bと命名されていた9曲をまずは通しで収録。
IMPのはいろんなリールからの曲を仮想セットリストを元にした混成になっており、それはそれでよかったのですが、曲ごとに音質が変わるのがちょいと難点でした。このDAC盤ではTape別の収録になっているので、音質の変化が少なく安心して聴いていられるというのが特徴。
そして音質ですが、本作のTape
AをIMPのReel
Aと比較すると、かなり高音が強調されていたIMPよりもずいぶんマイルドになっており、ここは好みが分かれるところかもしれませんが、IMP盤では時折入っていたパチっというノイズはこのDAC盤ではあまり聞こえません。
Tape
BもIMPよりマイルドな音で、IMPで聴かれたサーという高域のノイズはなくDACの方が中低音がしっかりしていてノイズも少なく安心して聴いていられます。
また、IMPでは"Let's Spend The Night
Together"やMCはオフィシャルとのミックスがなされてましたが、本作では素のまま収録されています。前者はIMPでもuneditバージョンも収録されてましたが。
続いて過去からあったmonoのアップグレード版。なるほどこれも既発のVGPの2作品と比べてもふんずまり感が減少して一皮むけた音になっていて聴きやすい!
しかし個人的には何より素晴らしいと感じたのは最後の3曲!
アセテートからということでIMPのではかなりチリパチと鳴りましたが、そのノイズがかなり除去されていて、それでいて音の抜けは悪くない!
特に"Dance Little Sister"はナイス!!"Route
66"ではジリジリと除去しきれないノイズが鳴ってきますが、この3曲だけでもおいしくいただけます(笑)
追記:"Dance Little
Sister"はVGP時代の盤にも同じ音で入ってましたね(笑)
ということで、新発掘音源こそありませんが既発盤よりもマイルドで安心して聴いていられる盤でございました!
『
BACK
TO THE GRAVEYARD 』 DAC-113 (1CD)
SB recordings @ 1973 European Tour
1973欧州コーナーに移動
『
LIVER
THAN YOU'LL EVER BE 』 DAC-116
(4CD)
aud&SB recordings @ Alameda County
Coliseum, Oakland, CA. Nov.9, 1969 (2nd show)
●Disc 1 new audience recordings
[ Ike & Tina Turner ] 1. Come Together / 2.
Respect
[ Terry Reid ] 3. Marking Time / 4. I've Got News
For You / 5. Superlungs My Supergirl
[ B.B. King ] 6. Get Off My Back Woman / 7.
Instrumental
●Disc 2 new alternate recordings
1. Jumping Jack Flash / 2. Carol / 3. Sympathy For The Devil
/ 4. Stray Cat Blues / 5. Prodigal Son / 6. You Gotta Move /
7. Love In Vain / 8. I'm Free / 9. Under My Thumb / 10.
Midnight Rambler / 11. Live With Me / 12. Gimme Shelter / 13.
Little Queenie / 14. Satisfaction / 15. Honky Tonk Woman / 16.
Street Fighting Man
●Disc 3 SB recording by Bill Graham
1. Sympathy For The Devil / 2. Stray Cat Blues / 3. Prodigal
Son / 4. You Gotta Move / 5. Love In Vain / 6. Live With Me /
7. Gimme Shelter / 8. Little Queenie / 9. Satisfaction
●Disc 4 Legendary TMOQ source
1. Jumping Jack Flash / 2. Carol / 3. Sympathy For The Devil
/ 4. Stray Cat Blues / 5. Prodigal Son / 6. You Gotta Move /
7. Love In Vain / 8. I'm Free / 9. Under My Thumb / 10.
Midnight Rambler / 11. Live With Me / 12. Gimme Shelter / 13.
Little Queenie / 14. Satisfaction / 15. Honky Tonk Woman / 16.
Street Fighting Man
ストーンズ初のブート『LIVER THAN YOU'LL EVER
BE』として有名な69年のオークランド公演の完全版。
torrentにアップされた前座3組を含む新隠密音源をDisc
1と2に配し、Disc 3にはSB音源のリマスター、Disc
4には既発隠密音源にDisc
2からの補填を施した、これでもかというLIVErの完全版。
ちなみにリリースされたのは2010年末。
ということですが、これはインフォがしっかりしていてわかりやすいのでまずはインフォから。
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DISC-1と2の2枚は2010年に新規発掘された有名なTMOQソースとは別音源の新ソースより前座3組とストーンズのセットを収録。'69年のUSツアーの前座音源はGET
YER YA YA'S
OUTの40周年記念盤としてティナ・ターナーとB.B.キングのパートが正規リリースされたばかりですが、このオークランド公演ではもう一組テリー・リードがオープニング・アクトとして参加しており、プレス盤としては今回が初のリリースとなります。ティナとB.B.キングのパートもMSGでのセットとは選曲が異なります。
DISC-2の新ソースは既発ソースよりやや遠い位置からの収録のようですが、カセットでなくオープンリールの機材で収録されており、'69年という時代を考えれば十分過ぎるくらいの高音質と言えます。 TMOQソースとはテープチェンジの位置が異なり「UNDER MY THUMB」がノーカットで収録されているのが大きな売りとなっています。また聞き慣れたTMOQソースとは録音位置が異なるため、オーディエンスの反応が異なった雰囲気で録音されているのもマニアには要チェックです。
DISC-3にはLP/CDでおなじみの「OAKLAND '69」として有名なサウンドボード音源をリマスター収録。ツアー・プロモーターのビル・グラハムの指示によりPA卓より直接収録され'72年のUSツアーの際にFMでオンエアされたといういわく付きの音源で長い間入手難となっていた一枚です。今回のリリースのためにロージェネレーションのオリジナル・テープ・ソースより丁寧にリマスタリングされ、過去盤で気になったヒス、クリックノイズ等の雑音も劇的に減少してアップグレード化されています。
そしてDISC-4には真打ちとも言うべきTMOQソースのリマスター版を収録。ストーンズのブートレグ第一号としてTMOQの創始者ケンとダブの二人がゼンハイザーのショットガン・マイクとウーヘルのリール・レコーダーで収録したと言われるあの伝説のTMOQ音源の決定版です。録音されている音の生々しさと臨場感は数ある'69年USツアー音源の中でも群を抜き、最初のリリースから40年以上を経た今でもその衝撃は色褪せていないと言ってよいでしょう。ダブのオリジナル・リール・テープのデジタル・トランスファーを再度デジタル上でクリーンアップし、オリジナル・テープ上にあった歪みやクリック・ノイズ等を徹底的に除去したこれまでにないクリアーで迫力のある音質を実現。
さらにDISC-2に使用されている新ソースからパッチングを行いTMOQソース最大の欠点であった「UNDER
MY
THUMB」の冒頭のカットをクロスフェード編集により違和感なく補填修正し、今回初の全曲ノーカット収録を実現しました。
発表当時まさに歴史的リリースであったライヴァー関連の音源を一挙に、また各々がベストの状態で4
CDセットの中にひとまとめに集めた究極のライヴァー音源集と言っても過言ではないでしょう。日本語帯付き。
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ということで、集大成のこのプレス盤も遅ればせながらゲットしましたが、まさに上記インフォのとおり。
Disc
1と2の新規隠密音源自体はわたしもtorrentで入手していましたが、既発有名音源よりは音が遠いもののこれまた素晴らしい"very
good+"な音質なんでんですよね。
そして今まで欠落していた"Under
My Thumb"のイントロがまたかっちょいいのなんの!!他にも1st
showや他の公演は録音してないのかと期待しちゃうほどいかしてます。
そしてこの音源では逆に欠落しているのが"Live
With Me"。こちらはテープチェンジによりラスト1分ほどしか録音できていなかったことから、このCDではその部分はTMOQソースで補填されています。
Disc 3のSB音源は『OAKLAND '69』のリマスターということで、なるほど確かにプチパチと頻発していたノイズやヒスノイズが大幅に減少しています。その分やや高域の伸びは抑えられてマイルドな仕上がりに。さらにインフォには書かれていませんが、既発では"Satisfaction"の2:50過ぎで歪んで一瞬無音になっちゃってた欠点も解消されてるのはポイント高し!(笑)
ラストのDisc
4は全体的に既発よりさらに聴きやすい"very good+"となり"Under My
Thumb"がつなぎで完全収録になったのは高ポイント!!
でも"JJF"での音の引っ込み部分の音量を上げているのでそこだけ妙にヒスノイズが目立っちゃってます。ここは全部alternate音源に差し替えというわけにもいかなかったのかな?
以上、4枚組ということでちょいと高いししばらく静観していましたが、リリース当初から買っとけばよかったと思った名盤(笑)