- atsu-y's New Arrivals -

BBSで第一印象を紹介した atsu-y's new arrivals の保管庫です。
本編に移行したりすれば削除していきます。

2016

Dec

         
Just Your Fool  /  Ride 'Em On Down  /  Supergroups In Concert 1983  /  Supergroups In Concert 1982  /  Complete Honeymoon Tapes  /  Live At The El Mocambo

Nov

           
Fort Worth 1972 2nd Show  /  Las Vegas 2016 /  Welcome To Las Vegas /  Welcome To Las Vegas  /  Desert Trip 2016 Weekend 2 /  In The Desert - Desert Trip Weekend II 2016 /  In The Desert - Desert Trip Weekend II 2016 

Oct

     
Desert Trip 2016 Weekend 1 /  In The Desert - Desert Trip Weekend I 2016 /  In The Desert - Desert Trip Weekend I 2016 /  Winterland 1972 2nd Night

Sep

   
100 Years Ago  /  Frankfurt 1976  /  The Brian Jones Memorial Album

Aug

    
Handsome Girls Houston  /  Stuttgart 1970  /  Handsome Girls Detroit

Jul

         
Love You Live Mixes  /  Mascara De Piedra  / Mexico Second Night /  Mexico First Night  /  Rio De Janeiro Brazil  /  Argentina Second Night

Jun

 
Mexico City 2016 1st Night  /  Cuba 2016 

May

             
Mexico City 2016 2nd Night  /  Bogota Colombia  /  Montevideo Uruguay  /  Argentina First Night  /  Santiago Chile  /  Santiago Chile  /  Santiago Chile  /  Montevideo 2016

Apr

                   
El Libertador  /  En Cuba  /  Havana 2016  /  Love You Live Mixes 2016  /  St. Louis Babylon 1997  /  Got Promo If You Want It! Vol.2    /  Got Promo If You Want It! Vol.1  /  Bogota 2016  /  Pinkpop On Fire  /  Sad Tortured Story Of The Rolling Stones  /  Mexico City 2016 1st Night

Mar

   
Salut Montreal  /  Rio De Janeiro 2016  /  The Rolling Stones In Scotland 1973

Feb

         
We Want The Stones  /  Around In A Roundhouse  /  The Tokyo Lounge 1995  /  La Plata 2016 1st Night  /  Latina Ole Tour Special Vol.1  /  Santiago 2016

Jan

       
The Orpheum Theater  /  Brian, Come Back You Bastard!  /  Olympia 1995  /  Voodoo At The Olympia  /  L'Olympia 1995

 XXXXX

Go to the latest arrivals / 2021 / 2020 / 2019 / 2018 / 2017 // 2015 / 2014 / 2013 / 2012 / 2011 / 2010 / 2009 / 2008 / 200720062005 / 20042003

 

Dec 2016
JUST YOUR FOOL 』 DAC-177 (2CD)
aud.recordings@Empire Polo Club, Indio, CA. Oct.14, 2016

●Disc 1
1. Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3.
Get Off Of My Cloud / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Just Your Fool / 7. Sweet Virginia / 8. Angie / 9. Live With Me / 10. Paint It Black / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introductions / 13. You Got the Silver / 14. Little T&A
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want / 8. Satisfaction / 9. Fireworks

GOLDPLATEとLHに続いて、DACからもDesert Tripが登場。
ということでこちらはDesert Trip weekend2。

weekend2の音源は既発はいずれも同じ極上隠密音源を使用していましたが、やはりこのDAC盤も同じ音源を使用。
ということで元音源がかなり極上でしたので、このweekend2はweekend1ほどは音質の違いは感じられません。

ただし、元音源は最初は定位がやや左寄りだったりしましたが、そこはこのDAC盤ではある程度調整されているようです。
また、"JJF"では1:40と1:43でパチッとノイズが混入していましたが、こちらでは前者は消えていますが音に微妙な変化を感じ、後者は少し残っています。
この点はどうやって消したのかはわかりませんが、LHのが一番きれいに消えていました。

それにしても元音源が極上でしたので、こちらもさらに磨きをかけた極上の"
EX"です。
2週目は1週目に輪をかけてミックの喉が辛そうなところがありますが、"Get Off Of My Cloud"に、ライブ初披露の新曲"Just Your Fool"、"Sweet Virginia"、"Live With Me"など、なんと合計7曲も曲を変えてきたという素晴らしいセットリスト。
後半こそ不動ですが、それだけこのDesert Tripが特別だったということでしょう。
ボブ・ディランとの共演こそ実現しませんでしたが、素晴らしい祭典でした。そんな中、キースは"IORR"でやらかしてくれてますが(笑)

ということで音だけでも3タイトル目、映像を入れると4タイトル目なのでそうそう書くこともありませんが、さすがDACという粒の細かいクッキリとしたサウンドでした!

 

RIDE 'EM ON DOWN 』 DAC-176 (2CD)
aud.recordings@Empire Polo Club, Indio, CA. Oct.7, 2016

●Disc 1
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. You Got Me Rocking / 4. Out Of Control / 5.
Ride 'Em On Down / 6. Mixed Emotions / 7. Wild Horses / 8. It's Only Rock'n Roll / 9. Come Together / 10. Tumbling Dice / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introductions / 13. Slipping Away / 14. Little T&A
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. Jumping Jack Flash / 7. You Can't Always Get What You Want / 8. Satisfaction / 9. Fireworks

GOLDPLATEとLHに続いて、DACからもDesert Tripが登場。
まずはこちらDesert Trip weekend1。

おさらいですが、weekend1は「Scooter123音源」「ijwthstd音源」という2つの極上隠密がネットに公開されました。
MK4マイクによる「Scooter123音源」は極上ナチュラルながらもちょっと高音の抜けはイマイチで曲間がかなりカットされており、「ijwthstd音源」はレンジがちょっと狭くてやや距離とエコーを感じるという特徴がありました。
既発ではGOLDPLATEはその2つもしくはそれ以上の音源をマトリクスし、LHはDisc1/2は「ijwthstd音源」、Disc3/4には「Scooter123音源」を基本にしつつカットされた箇所は「ijwthstd音源」で補填してそれぞれ音を整えていました。
そしてこのDAC盤ですが、こちらもLHのDisc3/4と同様、「Scooter123音源」を基本にしつつカット箇所を「ijwthstd音源」で補填しているようです。

そして驚くべきはそのサウンド。
元々極上音源ではありましたが、それでも重低音部でやや感じられたダブつきが綺麗になくなり、ちょっと抜けがいまいちだった高音域もクッキリスッキリ。
既発と聴き比べてみるとGOLDPLATEでは感じられたエコーも全くなく、LHよりもよりクッキリした迫力サウンドになっています。
いやぁ〜ほんと見事な"
EX"に昇華しており、これぞ彼の地で浴びたサウンドだと。
「Scooter123音源」では音がひっこむ"JJF"冒頭も、少し違和感はありますがマトリクス処理されています。

演奏についてはもうお馴染みなので省きますが、"Ride 'Em On Down"に興奮し、"Mixed Emotions"の登場に喜ぶも演奏はまぁこんなもんかと思ったり、"Wild Horses"ではスクリーンに映し出されたヨシュア・ツリーに感激したり、まさかのビートルズ・ナンバーに驚愕し、さらにはまさかの"Little T&A"に感激するもその自由すぎるアレンジに苦笑いなどなど、興奮のステージが思い出されてまた胸が熱くなりました。

それにしてもやっぱりミックはちょいと辛そうであります。そして珍しく?花火がラストにチャプター分けされてます。
いやそれにしてもDAC、見事なサウンドでした。

 

SUPERGROUPS IN CONCERT 1983 』 no label (2CD)
SB recordings@taken from the original radio show records (3LPs) for broadcast on Mar.19, 1983

●Disc 1
1. Introduction
2. Take The 'A' Train (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
3. Under My Thumb (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
4. Let's Spend The Night Together (Hampton Coliseum, Hampton, VA. Dec.18 1981)
5. Shattered (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
6. Twenty Flight Rock (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
7. Going To A Go-Go (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
8. Time Is On My Side (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
9. Waiting On A Friend (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
10. Beast Of Burden (Rosemont Horizon, Rosemont, IL. Nov.25 1981)
11. Black Limousine (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
12. Let It Bleed (Louisiana Superdome, New Orleans, LA. Dec.5 1981)
13. You Can't Always Get What You Want (Capital Center, Largo, MD. Dec.9 1981)

●Disc 2
1. Band Introductions (Capital Center, Largo, MD. Dec.9 1981)
2. Tumbling Dice (Masonic Hall, Detroit, MI. July 6 1978)
3. She's So Cold (Capital Center, Largo, MD. Dec.9 1981)
4. Hang Fire (Sun Devil Stadium, Tempe, AZ. Dec.13 1981)
5. Miss You (Hampton Coliseum, Hampton, VA. Dec.18 1981)
6. Honky Tonk Women (Sam Houston Coliseum, Houston, TX. July 19 1978)
7. Brown Sugar (Capital Center, Largo, MD. Dec.9 1981)
8. Start Me Up (Capital Center, Largo, MD. Dec.9 1981)
9. Jumping Jack Flash (Sam Houston Coliseum, Houston, TX. July 19 1978)
10. Satisfaction (Sun Devil Stadium, Tempe, AZ. Dec.13 1981)
11. The Star-Spangled Banner (Sun Devil Stadium, Tempe, AZ. Dec.13 1981)

こちらは1983年に放送されたラジオショーディスク原盤LPからの復刻CDで、こちらもピッチ補正が施されています。
これまたショップインフォが詳しく、まさしくそのとおりなので手抜きですがコピペします(笑)

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1982年版SUPERGROUPS IN CONCERTの放送はオフィシャル・ライブ・アルバムSTILL LIFEをそのまま取り込んでいた内容だったことから、同アルバムがファンの間に浸透すると放送の価値も半減してしまいます。
そこで82年版の放送から半年が経過した1983年3月19日、改訂版とでも呼べるSUPERGROUPS IN CONCERTの放送が実現しています。
ちょうど放送の直前にはアメリカで1981年ツアーのライブ映画LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHERが公開されたこともあり、ストーンズとしても81年のアメリカ・ツアーの脚光を浴びさせたいという狙いもあったのでしょう。

83年版の非常に画期的だった点は、何といってもSTILL LIFE音源が大幅に削除され、代わりに今回の番組用に新たな81年ツアーテイクがふんだんに採用されたことです。
82年版放送時には同アルバムを補完できる内容という価値があったものの、アルバムとダブってしまっていることがすぐに大きなマイナス・ポイントへと変わってしまった。
それだけに再度の放送が実現したことはマニアを大いに喜ばせたのです。

この時の放送から生み出されたのがMISSION DIRECT HITSON TOP OF OLD SMOKEYといった、これまた懐かしのLPブートレグたち。
特に前者で際立っていたのは、81年のテイクに混ざって同じアメリカ・ツアーでも78年の音源が混ぜられていたという特異な編集センス。
MISSION DIRECT HITSのリリース時にはブートにありがちな水増し収録かと誤解されそうになったものですが、実際には放送時から別の年代のライブが含まれるというおかしな編集だったのです。
おまけにピッチがここでも高め。それでもステレオ・サウンドボード録音の最高クオリティでSTILL LIFEとは別の81年ツアーの演奏が聴けるということから、ここに挙げたアイテムを愛聴したマニアの方は少なくなかったかと。

     

それにしてもピッチの高さだけでなく、別の年代のライブが組み込まれた編集は83年版の大きな欠点でした。82年放送版と別の落ちがあった訳ですね。
82年版のようなライブの流れを分断してまで挿入された関係者インタビューもなく、純粋に81年ツアーのステレオ・サウンドボード録音をSTILL LIFEとのダブり激減で聴けるせっかくの作りであっただけに惜しまれました。

しかし今回も番組に関してはクリアマウンテンがリミックスを担当しただけに、各採用テイクの仕上がりは素晴らしいものがあります。
ここに収録されたテイクの多くが今やCONCERT VAULTサイトから全長版で聴かれるようになってしまいましたが、それがラフミックスだったのに対し、ここではクリアマウンテンによる圧倒的な完成度を誇るミックスで楽しめるのです。
例えば12月5日ニューオリンズでの"Let It Bleed"は先の音源ですとイアン・スチュアートのピアノが右側でキースに押しやられ気味なバランスで鳴っていたのに対し、ここでは左に分離してクリアーに存在感を表わしているのだからさすが。

この"Let It Bleed"に代表される見事なミックスがラジオショー音源ならではであり、当時のLPに封じ込まれたナチュラル感がまた素晴らしい。
今回の限定プレスCDリリースに際しては、82年版と同じくオリジナルの放送用原盤LPから細心の注意を払ってトレース。スクラッチ・ノイズの無いクリーンな状態と正確なピッチで1983年当時の放送をプレイバックしてくれる最高のアイテムに仕上がりました。
もちろん82年版との聴き比べもぜひお楽しみください!
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はい、ということでこちらは83年版です。78年の音源が入っていますがそこも原盤そのまま、ただしピッチは補正されてのリリース。
ピッチが速いのは速いでストーンズ側がそうしてるんならと思うようになってきてたんですが、やっぱりピッチがあってるといいもんですね(笑)

さて、この"Under My Thumb"って、ミックの裏で"グルルルルル"という声が入ってるところがあります。このCDだと2:04あたり。
これは一体何なんでしょうね?オーバーダブの前では実際にそう歌ってるわけでもないと思いますが、隠密音源を持ってないのでわかりません(笑)
"Waintig On A Friend"でもうっすらと聴こえるところがあるのでますますわかりません(笑)
そしてこの"Waiting On A Friend"はチャーリーが結構暴れてて面白いです(笑)

また、この放送音源はところどころ音の質感が変わってレンジが狭まって感じるところがあります。
わかりやすいのは"Under My Thumb"の2:40から2:52あたりまで。
他にも何か所かそうしたところがあり、既発ではON TOP OF OLD SMOKEY(VGP-280)だけがあまりその差を感じなかったんですが、そこはVGPが調整してたってことなんですね。
原盤もこうだったんだとはっきりしてすっきりしました。

そんな細かいことは置いておいて、この83年版は82年版より僅かながらも高音に伸びがあり、低音も出ている音だったんだということをあらためて思い知りました。
そんなわけで82年版ではなぜかこの曲だけ音がいまいちだった"She's So Cold"も一皮むけてます。
とはいえ音質は統一されてもいないんですが。

ということでこれまたナチュラルで素晴らしいサウンド"
EX"です。
81ラジオショーはVGPのでいいやと思っていましたが、こうして正しいピッチで聴くとやっぱりいいですね。
78が急に入ってくるのはやっぱ違和感がありますが、久々にどっぷり81を聴いて大満足でありました!
 

 

SUPERGROUPS IN CONCERT 1982 』 no label (2CD)
SB recordings@taken from the original radio show records (3LPs) for broadcast on Aug.28, 1982

●Disc 1
1. Introduction
2. Take The 'A' Train (Capital Center, Largo, MD. Dec.7 1981)
3. Under My Thumb (Meadowlands Sports Complex, East Rutherford, NJ. Nov.5 1981)
4. Beast Of Burden (Rosemont Horizon, Rosemont, IL. Nov.25 1981)
5. Let's Spend The Night Together (Hampton Coliseum, Hampton, VA. Dec.18 1981)
6. Shattered (Hampton Coliseum, Hampton, VA. Dec.18 1981)
7. Black Limousine (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
8. Twenty Flight Rock (Capital Center, Largo, MD. Dec.9 1981)
9. Going To A Go-Go (Capital Center, Largo, MD. Dec.9 1981)
10. You Can't Always Get What You Want (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
11. Band Introductions (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
12. Let Me Go (Capital Center, Largo, MI. Dec.8 1981)
13. Time Is On My Side (Hampton Coliseum, Hampton, VA. Dec.18 1981)

●Disc 2
1. Let It Bleed (Louisiana Superdome, New Orleans, LA. Dec.5 1981)
2. Just My Imagination (Hampton Coliseum, Hampton, VA. Dec.19 1981)
3. She's So Cold (Capital Center, Largo, MD. Dec.9 1981)
4. Hang Fire (Sun Devil Stadium, Tempe, AZ. Dec.13 1981)
5. Miss You (Hampton Coliseum, Hampton, VA. Dec.18 1981)
6. Start Me Up (Rosemont Horizon, Rosemont, IL. Nov.25 1981)
7. Jumping Jack Flash (Pontiac Silverdome, Pontiac, MI. Dec.1 1981)
8. Satisfaction (Sun Devil Stadium, Tempe, AZ. Dec.13 1981)
9. The Star-Spangled Banner (Sun Devil Stadium, Tempe, AZ. Dec.13 1981)

ラジオショーディスク原盤LPからの復刻CDで、しかも遂にピッチ補正が施されたアイテムの登場。
その中身についてはインフォが詳しく、まさしくそのとおりなので既発盤の型番と写真のみ追記してコピペします(笑)

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ローリング・ストーンズ1981年ツアーのリリース形態というのは、彼らのライブ音源リリースの歴史を振り返ってみても、実に変わったパターンかつ大々的にリリースされたものです。
結果として多くの音源と映像が生み出された充実の状況となったのですが、そこにたどり着くまでは一筋縄ではいきません。
何といっても81年ツアー終了から次なるヨーロッパ・ツアー開始までの間に作られたという、驚きのスピード・リリースがかのライブ・アルバムSTILL LIFE。リリースは1982年の6月1日でした。

それまでツアーの終了後に置き土産的なタイミングでリリースされるのが当たり前だったストーンズのライブ・アルバム。
ところが同アルバムに関してはツアーの合間でリリースされるという画期的なタイミング。しかし早くリリースされた代償とでも言うべきか、わずかLP一枚というボリュームには驚かされたもの。
ボブ・クリアマウンテンによるミックスの見事な編集の甲斐もあり、確かに聴きやすくまとめられていたのは事実。
とはいえ二時間に及んだ実際のショーを考えれば、マニアには大きな不満が残る内容だったのもまた事実でしょう。

そうしたマニアの気持ちを汲み入れた訳でもないでしょうが、アルバムのリリースから二か月以上が経過した8月28日、アメリカのラジオ番組SUPERGROUPS IN CONCERTにおいてローリング・スペシャルにおいて、実際のショーのボリュームに匹敵する81年ツアーのライブ音源が放送されています。
この放送が実はSTILL LIFEを丸ごと取り込んだ状態で、いくつかの曲にオーバーダビングがほどこされた状態までもそのままだったことは同アルバムの拡大編集盤、今ならデラックス・エディションとでも呼びたくなるような仕上がりとなっていたのです。おまけに曲間ではミックスを担当したクリアマウンテンやツアーを仕切ったビル・グレアム、そしてツアーのサポート・メンバーだったサックスのアーニー・ワッツのインタビューが挿入された形での放送でした。

曲順が実際のライブと違っていたとはいえSTILL LIFEよりはるかに充実した内容はマニアの溜飲を下げるに十分なものでしたが、一方で思わぬ弊害が起きています。
それは放送時に全体がピッチを高められてしまっていたということ。これによって放送を待ってましたとばかりに捉えたブートレグもまたピッチが高いままで音盤化され続けてしまう。
この放送からはTIME IS ON OUR SIDE(TSP 2-018) やRIDE LIKE THE WIND(RSSG 1/2/3/4)といった懐かしのアイテムが生み出されたのですが、それらも一貫してピッチが高かった。
それどころか、これらのタイトルと内容を継承したCDバージョンTIME IS ON OUR SIDE(TSP-CD-018[VGP-038]) RIDE LIKE THE WIND(VGP-290)ですらピッチが高いままだったのです。

  

そこで今回はSUPERGROUPS IN CONCERTのオリジナル放送用LPから丁寧にCD化。
収録に当たって、さすがにCMはカットしていますが、それ以外はインタビューやDJのアナウンスなども完全収録かつ原盤LPの音質を尊重したナチュラルな状態で収録。
それでいてスクラッチ・ノイズは一切入らないクリーンな状態もストレスなく聴き込める重要な要素。
もっとも肝心な点としては、ようやく正確なピッチにアジャストした上での限定プレスCDリリースとなっている点でしょう。いくら音質が素晴らしい放送音源でもピッチが高いままでは楽しめません。
そしてもっともリアルタイムで放送された81年ツアー音源の番組を丸ごと収録してみせたというドキュメント性の高さ。
過去には当店からANOTHER STILL LIFEで81年ツアーにおける一連の放送用音源をまとめたことがありましたが、当時の番組をそのまま収録したというのは意外とアイテムが少ないのです。
そこから伝わってくる82年放送番組というリアルタイムな空気感、そして当時ストーンズとクリアマウンテンがラジオ用に作り上げた音源をそのまま真空パックしたLPのリアルな音を正確なピッチでじっくりとお楽しみください。これが数々のアイテムの元になった歴史的な放送だ!
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ということで、今日はキースの誕生ですが、35年前のハンプトンでのキースの誕生日の演奏もあり、キースの誕生日を祝うにはなかなかグッドなアルバム。
キースの"Little T&A"が放送されなかったのは残念ですが、"You Can't Always Get What You Want"などで迫力のコーラスを聴くことができます。

なお、"Under My Thumb"の3:01、"Black Limousine"の2:34、"Going To A Go Go"の0:44、"You Can't Always Get What You Want"の2:17や2:19や8:28、"Let It Bleed"の0:15、"Miss You"の5:18、"JJF"ではところどころにノイズが載ってるところはありますが、多くは元音源に載ってるノイズですし、ストレスを感じるようなものではありません。
音質はRIDE LIKE THE WIND(VGP-290)のようなイコライジングによるメリハリはありませんが、ナチュラルで文句なしの"
EX"。
ただし、ラジオショーディスクに忠実な復刻で妙な手は加えないというポリシーからか、"She's So Cold"の音質がちょいとふんづまりなのはそのまま。
そこは続くSUPERGROUPS IN CONCERTで同日テイクが音質向上して登場するのであえてそのままなのかもです。

ということで、遂に正しいピッチで聴くことができるようになった81ラジオショーに乾杯!!

 

THE COMPLETE HONEYMOON TAPES - KEITH RICHARDS 』 GOLDPLATE GP-1606CD1/2 (2CD)
private recordnigs@Finisterra hotel room, Cabo San Lucas, Mexico. December 1983

●Disc 1
1. Memphis, Tennessee (Chuck Berry)
2. Cathy's Clown (Everly Brothers)
3. All Shook Up (Elvis Presley)
4. Wanna Hold You (Jagger/Richards)
5. So Sad (Everly Brothers)
6. Wild Horses (Jagger/Richards)
7. Blue Moon (Rodgers/Hart)
8. Born To Lose (Ted Daffan)
9. Time Is On My Side (Norman Meade)
10. It's So Easy (Buddy Holly)
11. Oh Boy (Buddy Holly - Petty/Tilghman/West)
12. Crying, Waiting, Hoping (Charles Hardin Holley)
13. I Wonder Who's Kissing Her Now -  version 1 (Howard/Adams/Hough)
14. Sing Me Back Home (Merle Haggard)
15. Let's Spend The Night Together (Jagger/Richards)
16. Learning The Game (Buddy Holly)
17. Think It Over (Buddy Holly)
18. All In My Mind (Maxine Brown)
19. Beast Of Burden (Jagger/Richards)
20. You Win Again (Hank Williams)
21. Well All Right (Buddy Holly)
22. Summertime Blues (Eddie Cochran)
23. No Expectations (Jagger/Richards)
24. Love Is Strange (Mickey&Sylvia)
25. Tutti Frutti (Little Richard - La Bostrie/Penniman/Lubin)
26. That'll Be The Day (Buddy Holly)

●Disc 2
1. Donna (Richie Valens)
2. If You See Her, Say Hello (Bob Dylan)
3. Please Please Me (Lennon/McCartney) / Please Stay (Bacharach)
4. 32-20 Blues (Robert Johnson)
5. Devoted To You (Everly Brothers - Bryant)
6. Apartment Number Nine (Johnny Paycheck/Bobby Austin)
7. Brand New Heartache (Everly Brothers - Bryant)
8. Sweet Dreams - version 1 (Don Gibson)
9. Careless Ethiopians (Toots Hibbert)
10. She Even Woke Me Up To Say Goodbye (Newbury/Gilmore)
11. I Wonder Who's Kissing Her Now - version 2 (Howard/Adams/Hough)
12. Let It Be Me (Curtis/Becaud/Delanoe)
13. Since You Broke My Heart (Everly Brothers)
14. Try A Little Tenderness (Woods/Campbell/Conelly)
15. Heartbeat (Buddy Holly)
16. Wishing (Buddy Holly)
17. I Got Stripes (Johnny Cash/Charlie Williams)
18. Can't Take A Joke - improvisation
19. Granada - instrumental (Lara/Dodd)
20. Sweet Dreams - version 2 (Don Gibson)
21. Problems (Everly Brothers - Bryant)
22. Brand New Heartache - complete (Everly Brothers - Bryant)
23. Never On Sunday - instrumental version 1 (Hadjidakis/Towne)
24. Flamenco - improvisation
25. Never On Sunday - instrumental version 2 (Hadjidakis/Towne)

キース40歳の誕生日である1983年12月18日、メキシコはロスカボスのホテルフィニステラで、キースとパティは結婚式を挙げました。
その式の前後かその日の夜あたりにホテルフィニステラの部屋で録音されたといわれる、通称ハネムーン・テープス音源。

アナログ時代から有名な音源で、キースがアコギを手に延々歌い上げるという素晴らしい演奏ですが、録音はラジカセによるものなのか、ほぼモノラル。
そしてキースがパティを前にしてというロマンチックな雰囲気を想像しますが、ストローカーなるヒスパニックと思われる男性も同席しており、その彼がまたよく歌ってるところもありまして。
まぁ歌ってるのか歌詞をスペイン語に翻訳してるのかよくわかんないところもありますが、"So Sad"ではキースに黙れと言われてます(笑)
それにしてもこの選曲がいいですね。バディ・ホリーやプレスリーにエヴァリー・ブラザースなどなど続々と。
キースの挙式の模様はジュリアン・テンプルによって撮影されてますが、いつの日かこうしたセッションも含めて世に出ないものでしょうか。

というわけですが、こちらもエル・モカンボ同様、ネットに出回ったCaptain Acidによる"Keith Richards - The Complete Honeymoon Tapes....So Far" ACID PROJECT 029が元。
モカンボ同様というか、こちらはそのCaptain Acid Remasterそのままかと思われます。

元のCaptain Acid Remasterは、OBRのアナログSING ME BACK HOME(OBR 458 031)、そしてHot LipsのTHE COMPLETE HONEYMOON TAPES(HLR-KR001/002)をイコライジング調整、そして既発ではどうしてもおかしかったピッチを補正した上で仕上げられています。
音質は既発よりもかなり聴きやすくなっており、ヒス成分があるところもありますが、あえてノイズリダクションはしていないとCaptain Acidは解説しています。

そのネットに公開されたACID PROJECTのTHE COMPLETE HONEYMOON TAPES....So Far(ACID PROJECT 029)のジャケが表から中まですべて秀逸なので、そのまま印刷してくれたらと思ったりもしますが、まぁそうもいかないんでしょうね。
↓左からOBRのアナログ、Hot LipsのCD、そしてACID PROJECT。 

       

そんなわけで、少し高音が強めの癖のある音でほんとの高音質かというとちょっと違いますが、既発よりもピッチも正しくて音の抜けもよくなり聴きやすくなった高音質。
YouTubeにもリマスター前の元のHot Lipsのものは何曲か上がってます。
https://www.youtube.com/watch?v=4e9V3yaCgZ8

まぁ何度も聴くようなものではありませんが、掛け流して聴くにはいいタイトル。
また、キースの
UNEDR THE INFLUENCEのDVDRが初回にはボーナスでついて来たりしますが、その映像画質はビットレートが低くてイマイチ。
日本語字幕もついてません。もっと綺麗な映像で丁寧に作って欲しかったですね。ってそもそもパイレートなのでいかんのですけど。

 

LIVE AT THE EL MOCAMBO 』 GOLDPLATE GP-1605CD (1CD)
SB recordings@El Mocambo Club, Toronto, CAN. Mar.4-5, 1977

1. Route 66 / 2. Hand Of Fate / 3. Crazy Mama / 4. Mannish Boy / 5. Crackin' Up / 6. Dance Little Sister / 7. Around And Around / 8. Worried About You / 9. Let's Spend The Night Together / 10. Band Introduction / 11. Little Red Rooster + 12. Crazy Mama (incomplete acetate) / 13. Mannish Boy (edit master) / 14. Crackin' Up (original master)

もう何個目かというエル・モカンボ77。
いつの日かオフィシャルでリリースして欲しいものですが、まだブートで楽しみましょう(笑)

ということでこちらはネットに出回ったCAPTAIN ACID REMASTER音源を元にしたブート。
2012年にステレオで登場したCAPTAIN ACIDは左チャンネルがこもっていたりしましたが、その左チャンネルをイコライジングしてリマスタリングされており、音質は大きく改善されています。
そして途中でテープが切れる"Crazy Mama"はウッドストック・リハをつないで疑似完全版になっているのが特徴。

"Route 66"はSTEREO MOCAMBO REELS 1977』(IMP-N-017)ではReel Cとなっていたアセテート起こしのようですが、そちらほどステレオセパレートはよくない代わりにノイズはありません。
2012年のFROM PARIS TO TORONTO(DAC-127)ではちょっとこもった感じになってましたが、SEXUAL HEALING(DAC-117)よりさらに中高域に重点が置かれた音。
"Hand Of Fate"はイントロ最後のピアノが既発で聴かれた中央ではなく左で鳴るので、既発とはソースは違うように聴こえますが、2012年のFROM PARIS TO TORONTO(DAC-127)のソースをリマスタリングしたらこうなるのかもしれません。(当時の元ソースを聴いたら左で鳴ってました)
ちょい中高域寄りながら音の抜けは格段によくなってます。

目玉の"Crazy Mama"はFROM PARIS TO TORONTO(DAC-127)で登場した3:03テイクが元ですが、こちらもリマスターされて同じく大きく音が変わって音の抜けはよくなり、既発にあった出だしでのテープのゆがみも解消されているのはナイス。
そして前述したとおり後半は78ツアー前のウッドストック・リハから補填して疑似完全版になっています。
なお、つなぎの部分はACID REMASTERとは違っているのでマトリクスでやり直しているようです。

"Mannish Boy"はLOVE YOU LIVE』板起こしのような。
"Crackin' Up"はSTEREO MOCAMBO REELS 1977』(IMP-N-017)ではイントロ部分のみ収録され、2012年のFROM PARIS TO TORONTO(DAC-127)でフル登場した、イントロドラム前にギターのチョーキングが入っていないバージョンで、2012年版より大きく音質は向上しています。
"Dance Little Sister"と"Worried About You"も同様に向上してます。後者は相変わらず少し音質が劣りますが。
"Let's Spend The Night Together"はつなぎで4:04バージョンになっているものですが、2:47での繋ぎは雑(笑)
これはIMP盤の方がいいかと。

最後にボーナスで収録されている3曲はCAPTAIN ACID REMASTERには含まれていなかった曲。
"Crazy Mama"は疑似繋ぎのない3:03バージョンで、冒頭のゆがみは過去のままですがFROM PARIS TO TORONTO(DAC-127)よりは左チャンネルが改善されています。
"Mannish Boy"はオフィシャルSUCKING IN THE SEVENTIES』収録のエディットバージョンで、"Crackin' Up"はLOVE YOU LIVE』から。

ということで、この盤の紹介のために既発も全部PCに取り込んで、曲ごとにあれこれ聴き比べながら紹介しましたが、そうやってあれこれ聴き比べながら聴くと全く面白くないので、この盤のみを一気通貫で聴くことをお勧めします(笑)
全般的にちょっと低域が軽かったり、音の粒が荒い印象のある高音域強めですが、音の抜けは2012年版より大幅に向上しています。
ちなみに"Let's Spend The Night Together"を"Let's Spend Night Together"との誤植があります。


Nov 2016
FORT WORTH 1972 2ND SHOW 』 no label (1CD)
SB recordings@Tarrant County Convention Center, Fort Worth, TX. Jun.24, 1972 (2nd show)

1. Introduction / 2. Brown Sugar / 3. Bitch / 4. Rocks Off / 5. Gimme Shelter / 6. Don't Lie To Me / 7. Love In Vain / 8. Sweet Virginia / 9. You Can't Always Get What You Want / 10. Tumbling Dice / 11. Midnight Rambler / 12. Band Introductions / 13. Bye Bye Johnny / 14. Rip This Joint / 15. Jumping Jack Flash / 16. Street Fighting Man

黄金期の1972年USツアーからお馴染みフォートワース公演のSB音源の登場。
フォートワースでは6/24に2回の公演を敢行し、さらに翌日にはヒューストンに移動して2回やるという、まさにStones Touring Partyを地で行くツアーの真っ最中。
2010年に遂にオフィシャルリリースされた映画LADIES AND GENTLEMENにも"Bitch"と"Rip This Joint"が本公演をメインに収録されています。
本公演はその6/24フォートワースのセカンド・ショーを収録。
なお、フォートワース公演は97年に隠密音源が世に出たことにより、ファースト・ショーでは"Sweet Black Angel"なんぞをやっていたことが明らかになった公演だったりします。

そんなフォートワース72ですが、このセカンド・ショーのSB音源は、冒頭"Brown Sugar"の頭欠け、"Happy"と"All Down Line"の欠落、"Midnight Rambler"の2分あたり迄の音の偏りやピッチ変動などといった欠点があり、さらに音質も必ずしも最高ではないものの、一つのコンサートをフルではなくとも安定した音で楽しむことのできる貴重な音源として知られてきました。

いまとなっては有名なそのSB音源、ブートでは98年にStones Of Fire からHOW'S YOUR LUNGS(SOF 8002)で初登場しながらも左右逆という最大の欠点がありました。
その直後に左右もあってて"Brown Sugar"のイントロを隠密でつなぎ、"Happy"をファースト・ショーから補填したFORT WORTH EXPRESS(VGP-205)がVGPからリリースされ、そちらが長らく定番タイトルとして君臨し、そちらを基にしたコピー盤が出回ったりしておりました。

その後2010年、TARRANT COUNTY 1972(FOR FANS ONLY: NUMBER 003)という限定盤がリリースされ、TASBや2013年版の海賊盤事典でそちらが向上盤として紹介されました。
しかしながらこの作品、流通が限られた限定盤だったためすこぶる入手困難で、わたしも長年探すもオクで一度だけ見かけたことがあるだけで、しかも惨敗に終わっていました(笑)
そんなわけでしたが、今回このFORT WORTH 1972 2ND SHOWがLHからリリースされたことをきっかけに掲示板で尋ねてみたところ、貴重な情報を頂くことができ、そのおかげでようやく手に入れることが出来ました。

こうしてめでたく聴き比べができるようになったので今回の作品と既発盤の比較がてら、FORT WORTH EXPRESS(VGP-205)とTARRANT COUNTY 1972(FOR FANS ONLY: NUMBER 003)の特徴を簡単に紹介します。

 

  左:FORT WORTH EXPRESS(VGP-205)
  
右:TARRANT COUNTY 1972(FOR FANS ONLY: NUMBER 003)

FORT WORTH EXPRESS(VGP-205)は、ヒス成分が入っていて音自体の抜けはよいものの、必ずしも綺麗な音ではない"very good"。
"Brown Sugar"はイントロ部分を弾き始めから隠密補填し、"Happy"はファースト・ショーからSB音源を補填。
"Midnight Rambler"では1:45あたりからボリュームが下がって左に偏り、1:56に急に視界が開けるといった特徴あり。

TARRANT COUNTY 1972(FOR FANS ONLY: NUMBER 003)はノイズ除去により特に"Brown Sugar"では高音域がシュルシュルした感じがありますが、FORT WORTH EXPRESSよりもマイルドで、2曲目以降はかなりナチュラルな仕上がりの"very good++"〜"EX-"。
"Brown Sugar"はこちらも弾き始めからイントロ部分を隠密補填するものの、ファースト・ショーからの補填はなく純粋にセカンド・ショーのみの14曲を収録。
"Midnight Rambler"では2分手前での音量ダウンや偏りはないものの、2分過ぎで微妙にピッチが波打つところがあります。

ということで前置きが長くなりましたが、今回LHからリリースされたのがこのFORT WORTH 1972 2ND SHOW
こちらはインフォによると、最近ネットに上がったものを基にした、これまでにおいてもっともロージェネレーションのマスターとのこと。

そのネットに上がった音はわたしは知らないんですが、こちらも特に"Brown Sugar"の冒頭では高音域がシュルシュルした感じがするものの、なるほどナチュラルなサウンド。
とはいえTARRANT COUNTY 1972と聴き比べると、よりロージェネというのを実感するほどでもなくほぼ同等で、全編細かく聴き比べたわけではありませんが、TARRANT COUNTY 1972の方がほんのわずかに高音域は自然に聴こえるところも。
また、こちらも純粋にセカンド・ショーのみで構成されており、ファースト・ショーからの"Happy"の補填はされていません。

次にこの音源の特徴箇所を聴き比べてみると、まずは"Brown Sugar"イントロ冒頭のSB音源欠落部分。
今回のこちらはイントロよりはるか前、場内放送部分から隠密音源が使われており、イントロでのSB音源へのマトリクスつなぎは見事で一番自然です。
なお、演奏開始から37秒付近での"just around midnight"でノイズが載ってるのは既発と同じ。
"Midnight Rambler"はFORT WORTH EXPRESSと同じように2分手前での音量ダウンと偏りがあり、そのコモリ具合からはそれほど若いジェネレーションでもなく、TARRANT COUNTY 1972とは枝分かれが異なるマスターかと思われます。
なお、TASBや海賊盤事典でのTARRANT COUNTY 1972で紹介されている"Tumbling Dice"のあとのMCは、"Thank you very much"の途中のveまでが収録されており、そこは特に隠密補填はされていません。

という感じで、イントロの見事なつなぎはこのLH盤に軍配が上がりますが、マイルドさなどの音質はTARRANT COUNTY 1972との大きな違いは感じない、"
very good++"〜"EX-"といった感じ。
また、"Midnight Rambler"の2分前後についてはいずれも一長一短といった感じ。
ただしTARRANT COUNTY 1972が超入手困難であることを考えれば、こうしてまたFORT WORTH EXPRESSとは異なるテイストを楽しめるようになったことは嬉しいところ。
また、このFORT WORTH 1972 2ND SHOWTARRANT COUNTY 1972のいいとこどりをして、欠落した2曲などを隠密補填すれば更なる代表盤が出来上がりそうな気もしますが、どうせならもっとロージェネの発掘が望まれる、演奏から44年を経てもまだまだ夢のあるフォートワース72だったりもします。

なお、ディスクには表ジャケのポスター柄のミックの体に埋め込まれたミックとキースの写真がプリントされていますが、ディスクを外せばトレイ下からはそのミックとキースの写真の直後であるかのようなショット違いの写真が現れるのが個人的にはかなりお気に入り。

追記)
元になったのはこれかな?というのをトレントサイトで見つけました。
音の特徴が似ているのでおそらくそれが元だろうと思いますが、もともとは何と2008年に公開されたものでした。 

 

LAS VEGAS 2016 』 no label (2CD)
aud.recordings@T-Mobile Arena, Las Vegas, NV. Oct.22, 2016

●Disc 1
1. Intro. / 2. Jumping Jack Flash / 3. Let's Spend The Night Together / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Ride 'Em on Down / 7. Paint It Black / 8. Honky Tonk Women / 9. Band Introductions / 10. Slipping Away / 11. Little T&A / 12. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Green Valley High School Choir) / 8. Satisfaction

先に紹介したGOLDPLATEは複数音源のマトリクスでしたが、LHのこちらはCL's Master tapeのみをイコライジングで整えたサウンド。

元々少しエコーを感じるサウンドには、マトリクスでさらに厚みを持たせるよりもこちらの方がすっきりしていいかなという感じです。
とはいえもともとちょっと距離感は感じて、エコーもちょいあるマイルドなサウンドなので、こちらもDesert Tripのようなサウンドに続けて聴くとちょっと物足りなく感じたりもします。
しかしながら元音源よりはかなりシャープな音に仕上がっていて、単体で聴けば十分演奏はオンな"
EX-"。

ただし映像でもGOLDPLATEのでも書きましたが、左側で聴こえる女性の歓声が嫌(笑)
そしてこちらには"JJF"開始2:56で左側にジリッと入るノイズはそのままで、開演前と終演後も特に補填されていません。

最近のは映像のところでいろいろ書くので、CD紹介はあっさり短くなってしまうのがどうしたもんかと自身思ったりしてますが、音だけ聴くとやっぱりミックがまだ不調な感じがより伝わってきますね。

 

WELCOME TO LAS VEGAS 』 GOLDPLATE GP-1604CD (2CD)
aud.recordings@T-Mobile Arena, Las Vegas, NV. Oct.22, 2016

●Disc 1
1. Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3. Let's Spend The Night Together / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Ride 'Em on Down / 7. Paint It Black / 8. Honky Tonk Women / 9. Band Introduction / 10. Slipping Away / 11. Little T&A / 12. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want / (with Choir) / 8. Satisfaction

このベガス公演の隠密録音は、アリーナ会場という条件もあってか屋外のDesert Tripほどの高音質ものは出回りませんでしたが、それでもなかなかいいものが出回りました。
その中でもCL's Master tapeが一番よく、このGoldpalteもLHもそちらが採用されています。

このベガスだけを聴くと、距離感はあるものの、適度なエコーで会場の雰囲気も味わえる良好録音、ただし左側でたまに聴こえる妙にセクシーな女性の歓声が耳につくという感じ。
・・・なんですが、Desert Trip2の後に続けて聴くとずいぶんエコーが効きすぎてシャープさに欠けるサウンドに聴こえてしまいます。

このGOLDPLATEのはどうやらそのCL's Master tapeだけでなくマトリクスで音に幅を持たせているようで、そのせいかマイルドというかエコーが強めに聴こえてしまいます。
単体で聴けばそこまで悪くも感じないんですが、Desert Tripに続けて聴けばやはり"
very good+EX-"という辛めの評価になります。
また、ヘッドフォンではなくスピーカーで鳴らすと結構いいなと思ったりもするのでなかなか難しいところですが。

なお、GOLDPLATEのは複数音源を使っているので開演前と終演後の会場の音はメイン音源よりかなり長く収録されており、特に終演後は会場にBGMが流れるところまで収録されています。
また、CL's Master tapeでは"JJF"の2:56あたりで左にジリッというノイズが入ってるんですが、こちらではマトリクスでそこはうまく消されているようです。 

 

WELCOME TO LAS VEGAS 』 GOLDPLATE GP-1604BDR (BD-R)
aud.shots@T-Mobile Arena, Las Vegas, NV. Oct.22, 2016

1. Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3. Let's Spend The Night Together / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Ride 'Em On Down / 7. Paint It Black / 8. Honky Tonk Women / 9. Band Introduction / 10. Slipping Away / 11. Little T&A / 12. Happy / 13. Midnight Rambler / 14. Miss You / 15. Gimme Shelter / 16. Start Me Up / 17. Sympathy For The Devil / 18. Brown Sugar / 19. You Can't Always Get What You Want (with Choir) / 20. Satisfaction / + Extra Video clips

Desert Tripを10/14に終え、次に予定されていたのは今年最後の北米ライブと発表されていたベガス2公演。
ところがその初日の10/19はミックの喉頭炎により残念ながらキャンセル。
砂漠の影響がどれほどかはわかりませんが、Desert Tripでもミックの喉の具合は悪そうでしたので、そのまま悪化してしまったのかと。

そうした状況でしたので果たして2公演目はどうなるかと心配でしたが、めでたくミック復活!
オープニングは"JJF"。復活とはいえミックはかなり抑えて慎重に歌ってる感じがありありと。サッシャがいつもより張り切って支えています。
でもみんなミックの復活を喜ぶその裏で、実はキースのギターが不調だったようで、途中でキースのギターの音量が下がってしまってるところが。
最後の最後でまた音量が上がりますが、このグリーンのテレキャス、この後また再登場する際には果たして?

いやしかしですねぇ、このベガスで一番気になるのは歓声。
ところどころで左側から"ア〜ゥ"なんてなちょいセクシーな歓声が。これが妙に耳についてどうも(笑)

それはともかくベガスのT-Mobileアリーナは小さい!
映像を観てるとほんとに小さい会場で、スタンド席でもかなり近く感じるナイスな会場ですね。
ベガスという土地自体は私は実はあえて避けてるんですが、こんな会場でなら観てみたい。

とまたまた脱線しましたが、ダイスの後、ミックが初日のキャンセルについてのお詫びを。
「でも同じ日にここで喜劇だか悲劇があったみたいだね」とヒラリーとトランプの大統領選最後の舌戦を皮肉るミック(笑)

そうして"Ride 'Em On Down"に。もうこの頃にはミックもだいぶ好調で、安心して観ていられます。
しかも掲示板でも紹介したとおりの超クロースショットなのが素晴らしい。
でもこの公演もPeriscopeでリアルタイムに進行を見守っていましたが、"Honky Tonk Women"が7曲目にして登場と、いつもより進行が速くやっぱり曲数は少ないんだなと。
そして14 On FireツアーのOZ/NZツアーと同じく、ミックの病み上がり後はやっぱりキースが3曲!

"Slipping Away"のあとは"Little T&A"。Desert Tripに続いて3回目にしてようやくらしくなってきました(笑)
ただし、3曲目の"Happy"ではあのグリーンのテレキャスが再登場するんですが、またもや途中で音量が下がってしまい、妙にロニーのスティールギターが響き渡るという。
せっかくミックの不調をカバーしようとキースも力が入って花道先端まで進んでかき鳴らすんですが、いかんせん音が小さいというのが残念な"Happy"に。
YouTubeのまったく別の映像を観てもキースのギターも鳴ってることは鳴ってるんですが、やっぱりロニーとのバランスが悪かったよう。
でもこの時のキースはほんといい表情して弾いてます。

いやしかしこの日はロニーがいつも以上に頑張っていて、"Midnight Rambler"でも大活躍!
ところが最後にロニーが爆発するその後ろで、キースのシャツのボタンが、、、というのはこれ以上ふれないでおきましょう。
あと今やちょっと話題の曲になってしまった"You Can't Always Get-"のラストではちょいと乱れ、"Satisfaction"のイントロは頼りなかったりもしますが、ご愛嬌(笑)

ということで、後半は少しまたミックが抑え気味に感じるところがあり、曲数も少ないライブではありましたが、祝復活というスペシャルなライブでした。
ただしこのライブの後、ベガス初日分の振替公演は行われずキャンセルが発表されながらも、3日後にボストンで企業のプライベートギグは敢行するわけですが。

さてこの映像、いつもの情熱カメラのmidimannz氏の映像が元になってはいますが、こちらもだいぶ差し替えられています。
midimannz氏のは最初のは静止画があったりして、その後アップデート版が公開されたりしていますが、その公開されたものはそれはそれで画質が悪いのが入っていたり、アップデートなのにサウンドはジリジリとノイズが入りまくってたりしたので、このGOLDPLATEのは静止画はちゃんとライブ映像に差し替えられていて切り替わりも減ってたりとなかなかナイス。
このベガス公演は掲示板でも紹介したとおりアリーナ最前部からの超クロースショットがYouTubeに7曲ほどアップされましたので、見応えもたっぷりです。
スタンドからのショットでも会場が小さいのでいい感じ。
ただしサウンドはDesert Tripほどのクリアで迫力ある音ではないのがちょっと残念。
そして先にも書きましたが、左の女性の歓声がちょい嫌(笑)

そしてこちらにもライブ告知からライブ映像などのオフィシャル映像やファンの面白映像なども入ってるのは嬉しいところ。
ちなみにオフィシャルYouTubeの"Let's Spend The Night Together"のサウンドは、このベガス公演の演奏ではなくBiggest Bangのさいたまの音かと。
ちょいとそちらのピッチを落として映像に合わせています。 

 

DESERT TRIP 2016 WEEKEND 2 』 no label (2CD)
aud.recordings@Empire Polo Club, Indio, CA. Oct.14, 2016

●Disc 1
1. Intro. / 2. Jumping Jack Flash /  3.
Get Off Of My Cloud / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Just Your Fool  / 7. Sweet Virginia / 8. Angie / 9. Live With Me / 10. Paint It Black / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introductions / 13. You Got the Silver / 14. Little T&A
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with The University Of Southern California Thornton Chamber Singers) / 8. Satisfaction

Weekend2は極上隠密音源がネットにアップされ、それを元にしたCDがGOLDPLATEとLHからリリースされましたが、こちらはLHからの予約完売作品。
この音源、最初はちょっと音が左寄りだったり揺れるところがあったりしますが、音は近いしサウンドボードかと思うほど低音もオンで素晴らしく、それでいて周りも騒がしくはないという極上サウンド。
それが"Tumbling Dice"あたりから定位も落ち着き、さらなる極上の極みへと昇天するという超絶ミラクルサウンド。

このLH盤はGOLDPLATE盤とは違って、元音源を少しイコライジングで整えて中高域をオンにしただけのようで、GOLDPLATE盤ほどは元音源の印象は変わりません。
マッチョなGOLDPLATE盤と聴き比べると少しあっさりと聴こえますが、こちらはナチュラルクリアな"
EX"。
この文章自体でのGOLDPLATE盤との違いはわずかですが、音の印象は結構違います。

そしてGOLDPLATE盤ではわずかに聴こえた"JJF"の1:40と1:43で入るノイズは、こちらでは綺麗さっぱりなくなってるのは嬉しいところ。

ということでGOLDPLATEとLHを聴き比べてその味わいの違いを楽しんでましたが、DACからもDesert Tripはリリースされるようで、やっぱり同じ音源かな?
そちらの仕上がりも気になりますね〜。

 

IN THE DERT - DESERT TRIP WEEKEND II 2016 』 GOLDPLATE GP-1603CD (2CD)
aud.recordings@Empire Polo Club, Indio, CA. Oct.14, 2016

●Disc 1
1. Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3.
Get Off Of My Cloud / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Just Your Fool / 7. Sweet Virginia / 8. Angie / 9. Live With Me / 10. Paint It Black / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introduction / 13. You Got the Silver / 14. Little T&A
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Choir) / 8. Satisfaction

Weekend2は極上隠密音源がネットにアップされ、それを元にしたCDがGOLDPLATEとLHからリリースされましたが、まずはこのGOLDPLATEから。

この音源、最初はちょっと音が左寄りだったり揺れるところがあったりしますが、音は近いしサウンドボードかと思うほど低音もオンで素晴らしく、それでいて周りも騒がしくはないという極上サウンド。
それが"Tumbling Dice"あたりからあたりから定位も落ち着き、さらなる極上の極みへと昇天するという超絶ミラクルサウンド。

このGOLDPLATE盤はそんな極上音源の中高域をちょいと持ち上げ、さらに左右に膨らませているようで、素晴らしい"
EX"。
ナチュラルクリアな元音源とはちょっと違って、それをもう少しマッチョにしたというか、さらにリアルなサウンドになったという感じ。
もしかしたらこちらもWeekend1のように少しマトリクスされてるのかも。

そんな素晴らしい音源ですが、元音源には"JJF"の演奏開始後1:40と1:43あたりで左chにノイズが入るところがあったりします。"IORR"でもちらほらあるような。
このGOLDPLATE盤ではオープニングのアナウンスもtrk2なのでそこはtrk2の1:49と1:52にあたりますが、あまり目立たないようになってて、耳をすませば聴こえる感じ。

演奏は映像紹介でちょっと触れたので省きますが、音だけ聴いてるとミックがかなりきつそうだというのが顕著ですね。
いやしかしこれはほんと素晴らしいサウンドです。 

 

IN THE DERT - DESERT TRIP WEEKEND II 2016 』 GOLDPLATE GP-1603BDR (BD-R)
aud.shots@Empire Polo Club, Indio, CA. Oct.14, 2016

1. Concert Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3.
Get Off Of My Cloud / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Just Your Fool / 7. Sweet Virginia / 8. Angie / 9. Live With Me / 10. Paint It Black / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introduction / 13. You Got The Silver / 14. Little T&A / 15. Midnight Rambler / 16. Miss You / 17. Gimme Shelter / 18. Start Me Up / 19. Sympathy For The Devil / 20. Brown Sugar / 21. You Can't Always Get What You Want (with Choir) / 21. Satisfaction / + Extra Video clips

Desert TripのWeekend2の映像も早々と登場。
Desert Tripは「一生に一度のイベント」と謳っていながら、そのチケット発売時間の30分前になって「2週目もあるのよねん」と公表されたWeekend2公演である(笑)

ミックの喉の調子はWeekend1より悪化しており、オープニングからちょっとかばいながら歌っているところも。
それでもWeekend1からは構成を変え、オープニングの変更は予想通りながら、2曲目にいきなり"Get Off Of My Cloud"とは!
ここはミックの喉の具合もあってか、1曲目に続いてサッシャがパワフル。
そして続く"IORR"ではキースが微妙にやっちまってます(笑)。いつもと違うキーでのスタートに、ミックは思わずダリルの元に駆け寄ってキーを確認(笑)
それを見たキース、ダリルに向かって「オレやっちまったか?」てな感じで笑ってるようにも見えます(笑)

Weekend1では「英国紳士音楽家のパームスプリングス老人ホームへようこそ」と自虐ギャグを飛ばしたミック。
このWeekwnd2では、"Tumbling Dice"の前に、"Welcome to the catch 'em before they croak festival"と。
「しわがれ声になる前に捕まえろフェスティバルへようこそ」ってな感じでしょうか(笑)
もう年齢のジョークはやめとくよと言っときながらの2週連続の自虐ギャグ。

そうして始まった"Tumbling Dice"はなんだか頼りないキース(笑)
その後、この日も第一部をつとめたボブに謝辞と共に"ノーベル賞受賞者とステージを分かち合ったのは初めてだよ"と。
そうして始まったのは"Just Your Fool"。初披露!いいねぇ〜この曲。キースとロニーのギターの絡みにミックのハープが最高にいかしてる!
なんだかここにきてストーンズの調子も上がってきたよう。

続いて"Sweet Virginia"に"Live With Me"にと、ここまでセットリストを変えてくるとはさすが!!
しかし"Live With Me"はキースはゴリゴリ絶好調ながらミックはちょいと苦しそう。そのせいかティムのサックスがかなりフィーチャーされてるような気も。

メンバー紹介の前には、「フェスティバルの食べ物といえば昔はビールとホットドッグが定番だったけど、今はマッシュルームがポピュラーみたいだね。バックステージでは重度のアルコール依存者の脱退の集いだよ」なんて笑わせてくれます(笑)

そしてキース・コーナーの1曲目は"You Got The Silver"。
気がつけばなんとここまでで7曲もWeekend1からセットを変えており、すんごいサービスぶりですね。
"Little T&A"ではWeekend1よりもしっかりオリジナル曲のイントロが復活してますが、歌いながら弾こうとするとグダグダ(笑)
まぁ前からですが、歌なら歌に集中しないと難しいんでしょう、はい(笑)
でも歌わなくていいギターパートではロニーと絶妙なコンビワークを決めとります!

さて、キース・コーナーが明け、ミックの喉安めになったはずですが、やっぱりかなりつらそうで、"Midnight Rambler"も音だけ聴いてると最後はミックにハラハラ。ステージも進みラストに近づいた"Brown Sugar"ではミックはもうかなりつらそうで、こっちもつらくなってきます。
今となっては後にベガス初日がキャンセルになったのを知っているだけに、もうずっとつらかったんだろうによくぞDesert Tripをつとめてくれましたと。
ちなみに"You Can't Always Get What You Want"ではWeekend1での悲劇は繰り返されず、ちゃんとマットのホルンは鳴ってまして、マットはロニーとタッチして下がっていきました(笑)

ということでこのBlu-ray、こちらもいつもの情熱カメラであるmidimannz氏の映像が元になっているようですが、かなり差し替えされています。
ネットに公開されたmidimannz氏の映像では、この日の映像が見当たらないところ、例えば"Get Off Of My Cloud"の前半は2012年のO2アリーナでの映像に差し替えられたり、メンバー紹介など他にも静止画になるところがいろいろありましたが、こちらはなんとか映像を探し出したようで、画質が落ちるところもあるものの、きちんとこの公演の演奏シーンに差し替えられているのはナイス!
そしてサウンドもCDのソースに差し替えられているようで、安心して見ていられます。
ただしmidimannz氏の情熱カメラ、毎度のことながら切り替えが多すぎると思うところも多々あり、それに素晴らしいクローズショットがあるのにわざわざ遠景に切り替えんでもと、"Little T&A"とか見てると強く思います。
でもはい、楽しめます(笑)

そしてオフィシャル映像のボーナス映像も入ってるのは嬉しいところ。
ちなみにオフィシャルYouTubeの"Get Off Of My Cloud"のサウンドは、このDesert Tripの演奏ではなくBiggest Bangの2006年のオースティンの音かと。


Oct 2016
DESERT TRIP 2016 WEEKEND 1 』 no label (4CD)
aud.recordings@Empire Polo Club, Indio, CA. Oct.7, 2016

●Disc 1 & 3
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. You Got Me Rocking / 4. Out Of Control / 5.
Ride 'Em On Down / 6. Mixed Emotions / 7. Wild Horses / 8. It's Only Rock'n Roll (But I Like It) / 9. Come Together / 10. Tumbling Dice / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introduction / 13. Slipping Away / 14. Little T&A
●Disc 2 & 4
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. Jumping Jack Flash / 7. You Can't Always Get What You Want (with Choir) / 8. (I Can't Get No) Satisfaction

こちらはLHからリリースされたDesert Tripの4CDで、ネットに上がった2種類の隠密を余すところなく収録。

まずDisc1と2に収録されているのは、AT831マイクを使って録音された「ijwthstd音源」。
この「ijwthstd音源」は周りは騒がしくもなく安定した完全収録版ですが、ややレンジは狭く音像はちょいと遠くて微妙にエコーを感じ、たまに左に寄ったりするのが特徴。
それを調整して生まれかったのがこのDisc1/2で、元音源よりもずいぶんくっきりクリアで聴きやすい"
EX"〜"EX-"に生まれ変わっています。
ただし周りのチャットや音が寄ったりするのはそのままなので、特に"Slipping Away"では周りがざわついたり左に寄ったりノイズが入ったりとちょいと落ち着きません。
そういうところはGOLDPLATEのマトリクスはうまく処理されています。

そしてDisc3と4に収録されているのが、MK4マイクを使って録音された「Scooter123音源」。
周りはちょっと「ijwthstd音源」より騒がしいものの、これがまた素晴らしくナチュラルな極上音源で、初めて耳にした時にはびびりました。
ただし、公開されたその「Scooter123音源」はブート対策なのかよくわかりませんが、曲間がかなりカットされまくっているというのが悲しいところ。
また、極上音源ながらもONな低音に対して中高音がやや後退して聴こえるという特徴も。とはいえめちゃくちゃ素晴らしい音なんですが。
本作ではそれらのマイナス要素を払拭すべく、カット箇所は「ijwthstd音源」で補填して完全版とし、音質も調整されたことにより元のナチュラルさとは少しテイストは異なりますが、素晴らしい"
EX"サウンドに昇華しています。
ただしこちらもごくたまに左にふれたりしますが、"JJF"の冒頭は「ijwthstd音源」に差し替えられてます。

ということで個人的にはチャットが目立たないように処理もされていてサウンドに迫力があるのはGOLDPLATEのIN THE DESERT - DESERT TRIP WEEKEND I 2016に軍配がと思いますが、バランスとクリアネスはこのDisc3/4といったところ。
それにしてもこうして高音質のそろい踏みで嬉しいメモリアルでした!

 

IN THE DERT - DESERT TRIP WEEKEND I 2016 』 GOLDPLATE GP-1602CD (2CD)
aud.recordings@Empire Polo Club, Indio, CA. Oct.7, 2016

●Disc 1
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. You Got Me Rocking / 4. Out Of Control / 5.
Ride 'Em On Down / 6. Mixed Emotions / 7. Wild Horses / 8. It's Only Rock'n Roll (But I Like It) / 9. Come Together / 10. Tumbling Dice / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introduction / 13. Slipping Away / 14. Little T&A
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. Jumping Jack Flash / 7. You Can't Always Get What You Want (with Choir) / 8. (I Can't Get No) Satisfaction

GOLDPLATEからBD-Rと同時にリリースされたCD。
演奏内容というか簡単レポートは映像のところで書いたので省きますが、こちらはどうやら2つ(もしくはそれ以上)の隠密音源のマトリクスになっているようです。

後のLH盤で紹介しますが、ネットに公開された隠密音源は、極上ナチュラルながらもちょっと高音の抜けはイマイチで曲間にカットがあったり、もう一つはレンジがちょっと狭くてちょっと距離があったりといった特徴がありましたが、それらのマトリクスで曲間の補填だけでなく観客がうるさいところは別音源をONにしたり音質を調整することによって、演奏をクリアに仕立てています。
そして音質は元の極上素材の方のナチュラルテイストを活かしているかといえばちょいと違って、中高域強めでレンジも広い迫力あるサウンドに生まれ変わっています。
それによって多少音が割れて聴こえたり、周りの小声が多少増幅されているところもありますが、それぞれの音源にあった曲中の邪魔な声はかなり消えて、全体的に演奏が大きく迫力ある"
EX"〜"EX-"なサウンド。

個人的には音のバランスとクリアランスは後に紹介するLHのDisc3/4が秀逸だと思いますが、迫力はこちらに軍配が上がります。

 

IN THE DERT - DESERT TRIP WEEKEND I 2016 』 GOLDPLATE GP-1602BDR (BD-R)
aud.shots@Empire Polo Club, Indio, CA. Oct.7, 2016

1. Concert Opening / 2. Start Me Up / 3. You Got Me Rocking / 4. Out Of Control / 5.
Ride 'Em On Down / 6. Mixed Emotions / 7. Wild Horses / 8. It's Only Rock'n Roll (But I Like It) / 9. Come Together / 10. Tumbling Dice / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introduction / 13. Slipping Away / 14. Little T&A / 15. Midnight Rambler / 16. Miss You / 17. Gimme Shelter / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. Jumping Jack Flash / 21. You Can't Always Get What You Want (with Choir) / 22. (I Can't Get No) Statisfaction / + Extra Video clips

10/7-9と10/14-16の2週間にかけて、カリフォルニアの内陸インディオの砂漠地帯コーチェラ・ヴァレーで開催された「Desert Trip」。
出演順に初日はボブ・ディランにストーンズ、2日目はニール・ヤングにポール・マッカートニー、最終日はザ・フーにロジャー・ウォーターズという超大物が終結した世紀のロックフェス。

ストーンズはAmerica Latina Oleツアーの最終公演をキューバで大成功のうちに終えた後、半年ほどブレイクを取っていましたが、このDesert Tripとベガス公演に向けて9月下旬からリハを始動。
ウォームアップを兼ねたベガスでのプライベート・ギグを経て、このDesert Tripが半年ぶりのライブ一発目。

ということでそのDesert Trip第一週目の初日、10/7のストーンズのステージをマルチカメラの隠密ショットで収録したのがこちら。
まぁ初日ということで演奏はちょっとおっかなびっくりなところもありましたが、思ってたより断然素晴らしいライブを繰り広げてくれました!
演奏についてはまたレポートで紹介しようとは思いますが、そちらはいつ完成するのやらなので、ちょこっと簡単に(笑)

さて、こちとら朝から並びつつ、炎天下にゲートの移動で2時間以上徘徊してヘロヘロの状態で迎えたストーンズ!
"Start Me Up"大爆発!でスタート。キースのギターに続いてミックが軽やかに飛び出してくる。衣装もなんだか若々しいぞ。
この日の参加者は圧倒的にストーンズファンが多く、ピットもDesert Tripの6ステージの中でも一番混んでいただけに、前方はもう大盛り上がり。

続いて"You Got Me Rocking"。ぶっちゃけ「なぜにこの曲?」と思いはしましたが、比較的新しい90年代からの選曲にミックのこだわりを。
さらにミックが上着の前を開けたらそこからわずかに覗くのはブルーのベロT!
武道館やLicksツアー各地でもベロは着てたとはいえもうちょい変化球デザインのベロTだったのに、ストレートなベロTを着るなんてずいぶんベタな演出だことと思いつつ、上着の前が全開になってよく見るとブルーのベロはクラシックデザインのベロではないか!新作のブルーズにあわせたブルーとクラシックなベロ、なかなかやるねぇ〜と。
ちなみにこの日はロニー側花道横でミックのダンスの先生がずっとミックを見守ってました。なんでだろう?やっぱミック調子が悪いのか?と逆に心配になりましたが。

さらに続くは近年ちょくちょくやってる"Out Of Control"。
90年代の曲が連発でありがたみに欠けるかと思えばさにあらず。この曲のミックはほんとかっこいい!!普段はキースを追う私ですが、やっぱミックすげーなと自然と目はミックを。
この作品の裏ジャケにもあるミックとキースのショットはこの感激の"Out Of Control"から。

さて、そろそろ変化球が来るかなと身構えた4曲目。
第1部のステージを務めたボブ・ディランへの謝辞を述べながら、新作のブルーズアルバムから1曲やるよと登場したのは"Ride 'Em On Down"!
完全ブランニューのアルバムは来年との噂ですが、やるなら前日に先行デジタルリリースされた"Just Your Fool"かと思ってたのにまさかの"Ride 'Em On Down" !
これをやるのはいつ以来?多分1962年以来!!スペシャルな曲に喜んで観てましたが、キースには遊びのような感じ。
でも"Out Of Control"に続いてミックがハープを聴かせてくれて嬉しいぞ!

そして「今夜は年齢についてのジョークはやめるよ」と言いながらも「英国紳士音楽家のパームスプリングス老人ホームへようこそ」と(笑)
続けて「しばらく演ってなかった80年代後半の曲をやるよ」と。こりゃベガスのプライベート・ギグで久々に飛び出した"Mixed Emotions"に違いない!
ということで始まった"Mixed Emotions"、1997年や2002年のトロントでのツアーリハーサルでやったことは知られていましたが、ライブでやるのは1990年以来!
でもまぁ出来は、う〜んてな感じでちょっともっさり。さらにミックよりもサッシャの声の方が前面に。どうせならもっとテンポを落としてガラッと変えてみた方が面白いかも。

続いて"Wild Horses"。この時、なんとスクリーンにはヨシュアツリーと夜空が。
ヨシュアツリーと夜空といえばキースとグラム・パーソンズ。キースとグラム・パーソンズといえば"Wild Horses"!
そう、このインディオの隣にあるヨシュア・ツリー国立公園でキースがグラム・パーソンズとUFO探しで夜を明かした時の風景が、、、
この演出は偶然の組み合わせなのか?でももうこの演出だけで胸いっぱい、ほんとに来てよかったと目頭が熱く。

そんな感動の涙を"IORR"で吹き飛ばした後、さらなる驚きが。
「今夜はちょっと変わったことをやるんだ。あまり知られてないビートグループの曲をカバーするよ」ってな感じで始まったのは、、、まさかのビートルズの"Come Together"!
わたしはてっきりボブと"Like A Rolling Stone"やると思い込んでただけに、頭が混乱して「なんだっけこの曲?いや知ってるけどあれ?」てな状態に(笑)
この曲にはVIP席で観ていたポールも大喜びだったとか。しかしミックはプロンプターを見まくり(笑)

そしてキース・コーナーでは"Slipping Away"にまさかの"Little T&A"!
T&Aのイントロはオリジナルのイントロとは程遠い中間リフから始まりましたが、まさかの登場に感激!
ちなみにWeekend2ではそのイントロを思い出したようです(笑)

さらに"Miss You"の前に「この週末にここで演るミュージシャンはみんな50年以上やってる奴らばかりだけど、みんながこうしてまだ観に来てくれていることに本当に感謝してるよ」なんてミックの挨拶にはみんな感激の歓声を。
いやぁ〜こちらこそ50年以上もやってくれて感謝であります。しかしそんな爺さんたちを観るのも楽には観れないもんだなと(笑)

さて、"悪魔"や"Brown Sugar"、そして"JJF"ではミックの喉がきつそうなのが顕著に。
やはりここは地元の人はバンダナでマスクするくらい砂塵が舞うところ。観てるだけのこちらもたまに咳が出るくらいなので、ずっと張り上げて歌うのは喉には厳しいんだろう。

あと"You Can't Always Get What You Want"ではマット・クリフォードのフレンチ・ホルンの音が会場に鳴らないという悲劇も。
これにはロニーが肩を抱いて慰めてました。
そして"Satisfaction"のラストでは個人的にはスーパーミラクルが訪れるのですが、それはまたの機会に。

そんな感じで参戦者には特別なライブでしたが、後世の人がどう評価するかは知りません(笑)

ということで演奏内容でもない前置きが非常に長くなりましたが、こちらはGOLDPLATEがCDと同時に速攻リリースしたDesert Trip初日の映像版でBD-R。

こちらはネットにあがったいつものmidimannz氏によるマルチカメラ映像が元になっていますが、その映像そのままではなく、そちらでは"Slipping Away"や"Brown Sugar"などでは静止画のスライドショーになっていたところもちゃんと映像を入れ、これはお見事!
もしかしたらこの素材以上の映像がYouTubeにはまた上がってきてるのかもしれませんが、他店で見たDVDRよりも断然綺麗ですし、これは素晴らしいです。
ということで元素材はいつものマルチカメラということで、アップショットから遠景までマルチなのはいつもの手法。
感動の"Wild Horses"などでは切り替わりがあまりに早くて多すぎると思うところもありますが、ステージの様子がよくわかります。
もうちょっと落ち着いた編集バージョンも見てみたいところですが、自分で作る余裕はとてもなく(笑)
また、ステージや花道も高くなく、特に花道と客席がずいぶんと近かったことがこの映像からもよくわかります。

ちなみにインフォによるとサウンドはCDと同じように読めますが、音質はちょっとCDとは違って聴こえます。
5.1chスピーカーで鳴らしてTVで観てるとあまり気になりませんが、PCでヘッドフォンで観てみると中低音が出てステレオのレンジがやや狭いことに気が付きます。
映像はCDよりも曲間カットが多いのでそのまま同期というわけにもいかず色々編集してるんでしょうが、映像用の音作りなのかな?
さらにボーナス映像でオフィシャルYouTubeのDesert Trip関連の映像が入っているのも嬉しいところ。

そんなわけでこれはとても重宝するメモリアル作品。
なお、この映像はその後プレスDVDもリリースされているようです。

 

WINTERLAND 1972 2ND NIGHT 』 no label (2CD)
aud.recordings@Winterland Arena, San Francisco, CA. June 8, 1972(2nd Show)

●Disc 1
1. Introduction / 2. Brown Sugar / 3. Bitch / 4. Rocks Off / 5. Gimme Shelter / 6. Happy / 7. Tumbling Dice / 8. Love In Vain / 9. Sweet Virginia / 10. Loving Cup / 11. You Can't Always Get What You Want 
●Disc 2
1. All Down The Line / 2. Midnight Rambler / 3. Bye Bye Johnny / 4. Rip This Joint / 5. Jumping Jack Flash / 6. Street Fighting Man / 7. Honky Tonk Women

ウィンターランド・アリーナといえば、ザ・バンドのTHE LAST WALTZなどで有名ですが、60年代から70年代後半にかけて、ビル・グレアムによってフィルモア・オーディトリアム、フィルモア・ウェストと共にサンフランシスコのロックシーンを牽引してきた会場。
そして1972年、フィルモア・ウェストは前年の71年7月に閉鎖されていましたが、6/3に北米ツアーをバンクーバーから開始したストーンズは、翌日のシアトルでの1日2公演を経て南下し、このサン・フランシスコに到着。そして6/6と6/8に2公演ずつ、計4公演をこのウィンターランドという小会場で繰り広げます。

そのウィンターランド4公演のうち、完全版としてブート化されているのはこの最終公演である6/8の2ndショーのみ。
この公演はそんなウィンターランド完全版というだけでなく、モントルーリハでの演奏が印象的ながらも72年ツアー序盤にして早くもセトリ落ちした"Loving Cup"が演奏された最後の公演であり、アンコールには"Honky Tonk Women"をやっていることに加えて、"Street Fighting Man"ではちょっと面白いことが起こるのが聴けるというなかなか玄人好みな公演。

ということで既発ではMIDNIGHT MAGIC(VGP-188)が代表盤でしたが、音はやや団子でちょいヒスノイズもあり、初心者にはちょっと厳しいサウンドでした。

それからずっとそれを凌ぐアップグレード版が世に出なかったこの公演ですが、ここにきてアップグレード版が登場。
気がつけばそのMIDNIGHT MAGICリリースからもう20年近くも経ってしまいました。

そんなウィンターランド公演、今回登場したのは既発と同一音源ながらもジェネレーションがかなり若いようでヒスノイズが大幅に軽減され、演奏がよりクリアになったのが特徴。
とはいえ低音がブンブン鳴っており、モコモコしたこもった感じとは違いますが椅子の高さで聴いてるような音のバランス。
ということで演奏はクリアになったものの低音をのぞいてやや距離を感じる団子である点は変わらず。
でも既発の"good"程度に対して"
very good+"まで向上していると言えます。

また、インフォにもあるとおり、既発ではテープチェンジのところをうまく編集していた"You Can't Always Get What You Want"は今回あえてそのまま収録していることで、既発では聞こえなかったテイラーのフレーズがわずかながら聴こえるように。
そして"Street Fighting Man"ではどうやらチャーリーがスティックを落としたのか折れたのかいったんドラムが消えた後に再度力強く始まったと思ったら、お構いなしに暴走するミック。そしたら演奏バラバラでミックもちょっと歌をやめようかとするところが面白い(笑)
さらにはラストの"Honky Tonk Women"が中盤からどんどんロールしていく72アンコール独特のダイナミズム。これがまた素晴らしい!
やっぱニッキーの72もいいですねぇ〜。

ということで決して万人受けする隠密音源ではありませんが、荒々しさとストーンズの試行錯誤が伺える72北米ツアー序盤の玄人好みの公演が、こうして一皮も二皮も向けて生まれ変わったのはめでたいところ。


Sep 2016
100 YEARS AGO 』 DAC-169 (2CD)
aud.recordings@Stadthalle, Vienna, Austria, Sep.1, 1973
 
●Disc 1
1. Introduction / 2. Brown Sugar / 3. Bitch / 4. Gimme Shelter / 5. Happy / 6. Tumbling Dice / 7.
100 Years Ago / 8. Star Star / 9. Angie / 10. Sweet Virginia
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Dancing With Mr. D. / 3. Midnight Rambler / 4.
Silver Train / 5. Honky Tonk Women / 6. All Down The Line / 7. Rip This Joint / 8. Jumping Jack Flash / 9. Street Fighting Man

73欧州ツアー初日が、アナログ時代のタイトルとジャケに戻って復活!
マニアの皆さんにはおなじみのこの73欧州ツアー初日は、ライブバンドとして一つの頂点を極めたこのツアーの初日ということに加えて、タイトルにある"100 Years Ago"、そして "Bitch" "Sweet Virginia" "Silver Train"というツアー初期にしか演奏しなかった曲もやったことで有名なウィーンでのライブ。
まぁ"Bitch"と"Sweet Virginia"は73ウィンターでやっていたので、やはり目玉は"100 Years Ago"と"Silver Train"であります。

ブートではアナログ時代から有名で、CDではVGPの初期作で厚ケース入りのアナログ復刻版100 YEARS AGO(0501W ←復刻型番で実質VGP-009)、そして1997年にメイン音源が向上したGOODNIGHT VIENNA(VGP-009←初期復刻版と同型番が付与)、さらに丸々そのままではないにせよコピーらしきSCREAM ALL NIGHT IN VIENNA(EXCD-0014/15)などがありました。
・・・いや実はわたくし、今回のインフォを読むまでVGPの既発2つのメイン音源は同音源だと思い込んでいました(笑)
そんなわけで73ページも本作の追加を含めてちょこっと修正しました。
   

その73欧州ツアー初日を最新リマスターによりレストアされたのがこちら。
冒頭の"Brown Sugar"とラストの"JJF" "Street Fighting Man"、そしてHaraさんの海賊盤事典で紹介されているのを読んで気づきましたが、"Angie"の冒頭30秒は別音源で補填されているのは既発と同じですが、さすがに最新作らしく、より聴きやすいものになっています。

その"より聴きやすい"というのが、いわゆるナチュラルな音質かというとちょいと違います。
メイン音源は時折低音が歪むところもありますが、かなりステージに近いところで録音されたようで、音像も大きく低音から高音まで見事に収められており、テイラーのギターも艶やかで、しかも周りはうるさくないという、73欧州という時代を考えると最上級の隠密録音です。
今回はGOODNIGHT VIENNAと比較するとベースの輪郭もシャープになり、中高域が少しクリアになってより音像が大きくなったと感じる"
EX-"〜"very good+"まで向上しています。
また、GOODNIGHT VIENNAよりオープニングアナウンスは6秒ほど長くなり、"Brown Sugar"冒頭でのドロップも丁寧に補正されています。
ということでナチュラルかというとちょっと違うサウンドですが、別音源部分も含めて徹底的に素晴らしいレストアが施された73欧州初日の決定盤の降臨です。

しかしこの最新リマスターで聴く73欧州ツアー初日、ほんと素晴らしいです。
"Silver Train"は2014年の日本公演で実現したとはいえ、この73の"Silver Train"はやはりそれとは全く異なる、銀列車が爆走するごとく疾走するさまに感激であります。
いやぁ〜こういう丁寧なレストアによる復刻は嬉しいですね!

 

FRANKFURT 1976 』 no label (2CD)
aud + SB recordings@Festhalle, Frankfurt, West-Germany. Apr.29, 1976

●Disc 1
1. Honky Tonk Women / 2. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 3. All Down The Line / 4. Hand Of Fate / 5. Hey Negrita / 6. Ain't Too Proud To Beg / 7. Fool To Cry / 8. Hot Stuff / 9. Star Star / 10. You Gotta Move / 11. You Can't Always Get What You Want / 12. Band Introductions / 13. Happy / 14. Nothing From Nothing / 15. Outa Space / 16. Midnight Rambler
●Disc 2
1. It's Only Rock'n Roll / 2. Brown Sugar / 3. Jumping Jack Flash / 4. Street Fighting Man
+ Extra Tracks (Stereo Soundboard Recording)
5. Honky Tonk Women / 6. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 7. All Down The Line / 8. Hand Of Fate / 9. Hey Negrita / 10. Ain't Too Proud To Beg / 11. Fool To Cry / 12. Hot Stuff / 13. Star Star / 14. You Gotta Move (Intro Only)

76欧州ツアー2日目のフランクフルト公演がLHより登場。
こちらは予約完売とはならなかったようですが、LH分は本日売り切れたようです。

このフランクフルト公演は前半部分の卓直SB音源が流出し、アナログ時代からブート化されていましたが、CDではそのSB音源部分のみ収録のFRANKFURT 1976(VT-CD 10)、SB+隠密音源で完全版に仕立てたMORE THAN WELCOME TO FRANKFURT(VGP-135)、そしてメインは75デトロイトながらもボーナスでこのフランクフルト公演のSB音源を収録したHEAR THE WHISTLE BLOWIN'(VGP-268)でおなじみ。
   

ちなみにそのSB音源は"You Gotta Move"のイントロちょこっとしかなく、あまりにもちょこっとなのでその"You Gotta Move"がSBで聴けるのはアナログのみでした。

今回はその隠密音源の完全版をメインとし、エクストラでSB音源を収録しています。
こちら、今年になってネットに公開された、良好音源(隠密完全版+アナログSB音源)が元になっています。

隠密音源は、"Star Star"までの前半部分はブート初登場。
"If You Can't Rock Me"でのミックのマイクトラブルは卓直サウンドボード同様、会場の出音でも不調だったことがわかります。
そして"You Gotta Move"以降はMORE THAN WELCOME TO FRANKFURT(VGP-135)で聴かれたものとどうやら同じ音源で、VGP盤はちょいメリハリをつけたサウンドでしたが、こちらはよりナチュラルなサウンドで、ヒスノイズが減少しているわけではなくより距離感は感じますが、音の伸びはより自然な"
very good++"。
また、ネットに出回った音源はこの隠密音源のピッチが速かった点は補正されています。

しかーし、ここで不思議な点が。
今回のLH盤の隠密では"You Gotta Move"中盤から"You Can't Always-"のイントロまではテープチェンジによる欠落がありますが、MORE THAN WELCOME TO FRANKFURT(VGP-135)には"You Gotta Move"は隠密音源で丸々収録されています。
なぜに?と聴き比べてみると、このLH盤に2つ収録されている隠密とSB音源を比べると同じ演奏ですが、VGP盤の"You Gotta Moveの演奏"はちょいと違います。
ということで、どうやらMORE THAN WELCOME TO FRANKFURT(VGP-135)の"You Gotta Move"の隠密はこのフランクフルト公演ではなさそうです。
VGP盤には周期的なノイズも入っていますし、そこは別公演から補填したのかもしれません。いくつか76のブートを聴いてみましたが解明には至らず。
う〜む。今度またあれこれ聴いてみますが、TASBで近々解明されるかもしれません。

そんなわけで、VGP盤では"You Gotta Move"は別公演の隠密補填により完全版化がなされていましたが、このLH盤ではこのフランクフルト公演最長の隠密音源を聴くことができるのがメリットかと。

さらにその隠密最長版の後にはSB音源が。
こちらは"You Gotta Move"のイントロちょいまでもSB音源で収録されたSB最長版。
このSB音源部分も、同じように隠密とセットでネットに公開されたものが元のようですが、そのネットに出回った音源は今度はこのサウンドボード音源はピッチが遅く、そこはまた補正されています。
でもオリジナルのアナログへのオマージュなのか、左右のチャンネルが逆というのはそのまんまです。
まぁ左右も直してしまえばよかったのにと思わないでもありませんが(笑)
そしてこちらの音質はパッと耳にした感じではややふんずまりに聴こえますが、VGP盤のようなアタックのあるサウンドではなくよりソフトなサウンドで、聴きなれるとこちらの方がナチュラルで聴きやすい"
EX-"サウンドです。

ということで、ついにフランクフルト公演の隠密音源最長版を聴くことができ、SB音源もCDでは聴けなかった"You Gotta Move"のイントロまでを聴くことができるという意義のあるタイトルでした。

 

THE BRIAN JONES MEMORIAL ALBUM 』 DAC-170 (2CD)
studio outtakes@1961-1967

●Disc 1
1. Road Runner (IBC Studios, London, March 11, 1963)
2. Baby What's Wrong (IBC Studios, London, March 11, 1963)
3. Bright Lights, Big City (IBC Studios, London, March 11, 1963)
4. Diddley Daddy (IBC Studios, London, March 11, 1963)
5. Memphis, Tennessee (BBC Saturday Club, October 26,1963)
6. Roll Over Beethoven (BBC Saturday Club, October 26,1963)
7. Memphis, Tennessee (London, February-March 1964)
8. It Should Be You (Regent Studios, London, November 20-21, 1963)
9. I Get Around (Regent Studios And Decca Studios, London, June 29-July 7, 1964)
10. Beautiful Delilah (BBC Saturday Club, April 18, 1964)
11. Andrew's Blues (Regent Studios, London, February 4, 1964)
12. Spector And Pitney Came Too (Regent Studios, London, February 4, 1964)
13. Down In The Bottom (Chess Studios, Chicago, June 11, 1964)
14. Tell Me Baby (Chess Studios, Chicago, June 11, 1964)
15. Hi-Heel Sneakers (Chess Studios, Chicago, June 11, 1964)
16. Don't Lie To Me (BBC Saturday Club, February 8, 1964)
17. Ain't That Loving You Baby (BBC Top Gear, July 23, 1964)
18. Looking Tired (RCA Studios, Los Angeles, September 6, 1965)
19. Stewed And Keefed (Chess Studios, Chicago, June 10, 1964)
20. Fannie Mae (BBC Saturday Club, September 18, 1965)
21. The Last Time (BBC Top Gear, March 6, 1965)
22. Blue Turns To Grey (Pye Studios And Decca Studios, London, August 31-September 4, 1964)
23. You've Just Made My Day (Regent Studios, London, June 24-26, 1964)
24. Mother's Little Helper (RCA Studios, Los Angeles, December 3-10, 1965)
25. Have You Seen Your Mother, Baby, Standing In The Shadow? (RCA Studios, Los Angeles, August 3 - 11, 1966)

●Disc 2
1. 2000 Light Years From Home (Olympic Sound Studios, London, July 2-22, 1967, Take 15 Extra Se)
2. Loving Sacred Loving (The End / Olympic Sound Studios, London, September 4 & 8, 1967)
3. Shades Of Orange (The End / Olympic Sound Studios, London, November 8, 1967)
4. The Lantern (Olympic Sound Studios, London, July 2 - 22, 1967, Bell Sound Acetate)
5. Citadel (Olympic Sound Studios, London, July 2 - 22, 1967, Take 34 Extra Piano)
6. Brian's Father About Brian
Bonus Tracks
・Little Boy Blue And The Blue Boys, Home Reheasals, Late 1961
7. Around And Around / 8. Little Queenie #1 / 9. Beautiful Delilah #1 / 10. La Bamba / 11. Go On To School / 12. I Ain't Got You / 13 I'm Left, You're Right, She's Gone / 14. Down The Road Apiece / 15 Don't Stay Out All Night / 16. Johnny B. Goode / 17. Little Queenie #2 / 18. Beautiful Delilah #2
Bonus Track 2
19. Bits And Pieces : De Lane Lea Studios 1964
・De Lane Lea Studios, London, March 11, 1964
A) As Tears Go By #1 B) As Tears Go By #2 C) Congratulations D) No One Loves You More Than Me

DAC入魂の一作。
最近はネットで公開された素材に多少手を加えてというブートも珍しくはありませんが、こちらは復刻版という形態をとりながらも現状最上音源を集約した一作。
これがなかなか素晴らしく、ほとんどが素晴らしい"EX"音質で整えられていて聴いてて嬉しくなります。
中身についてはインフォが詳しいので、若干体裁を整えた以外はそのまま転載して紹介します。

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1985年に二枚組ヨーロッパ盤LPの形式でリリースされたブライアン・ジョーンズ在籍時のアウトテイク、デモ録音を集めたもので、デッカ・レコード時代音源のアンソロジー集の先駆けとなった盤でもあります。

過去にCD化されたこともあるのですが本編全てがLPからの荒い盤起こし音質でクオりティが芳しくなかったこと、追加されたボーナス・トラックがやはり系列レーベルがリリースしていたLPBEGGAR'S BREAKFAST』『LET IT BREEZEといった同傾向の編集盤から針起こしで収録した、あまり有難くないボーナストラック群で埋め尽くされておりました。

現在それらのLP、CD自体も市場では見かけることがなくなりましたが、本作はオリジナル版のコンセプトを守りながら現在の手持ちの音源の中からベストの音質、最新のリマスタリングにて新譜としてブライアン在籍時の貴重な音源の採録を試みたものです。
CDのDISC-1にはオリジナルLPのサイド1〜3の25曲をもれなく収録。

1〜4のIBCデモはベスト盤GRRR!の高額なエディションに収録されましたが、ストーンズ側もオリジナル・テープを保有していなかったようでブートレッグCDよりリマスタリングされて収められる始末。そのブート版ではテープのヨレで音質に問題のあった"Bright Lights, Big City"はアセテートから起こして収録するなどやや難のあるリリースでしたが、本作では全トラックをテープ音源に立ち戻ってダイナミックな音質で収録しています。ブライアンが宝物のように大事にしていたという最初期のデモ音源です。
7のインスト版"Memphis, Tennessee"はおなじみのオールダム・セッションからのもので、リード・ギターがキース、アコースティックのサイド・ギターがブライアンによるもの。
8の"It Should Be You"は原盤では音の悪いジョージ・ビーン版で収められていましたが、今回はきちんとストーンズ版デモ・テイクを高音質収録。
9の"I Get Around"もオールダム・セッションからのものでミックがコーラスに参加し、左チャンネルから聞こえるファズ・ギターはセッション・ミュージシャン時代のジミー・ペイジのプレイです。
13〜15、19のEP5X5のシカゴ、チェス・スタジオでのアウトテイクもここ最近はYDのブラックボックスからテイクしたステレオ版が主流となっていますが、ここではより重量感ある従来のアセテート・モノ・ミックスのリマスタリング版で収録。リズム隊がずっしりとセンターに定位してクリアーで最高にカッコよいです。
21の"The Last Time"はLP原盤ではBBCバージョンをBメロからスタートさせるなどして編集で作り上げたフェイクのアウトテイクが収録されていましたが、ここではオリジナルの放送通りの形で曲前にアナウンサーの曲名コールのある珍しいバージョンで収録。エンディングのミックのタンバリン1発も従来より長く収録しています。
22の"Blue Turns To Grey"もオールダム・セッションからのもので、未発売に終わったNECROPHILIAに収録されたアセテート・バージョン。この曲も良い音質で正確なスピードでまた冒頭がフェードインしない形のものを聞こうとすると結構苦労します。

DISC-2はオリジナルLPのサイド4の5曲に独自のボーナストラックを加えたもの。
1の"2000 Light Years From Home"は3曲入りアナログEPSATANIC MEJESTIESに収録されていた有名なロングSEバージョンで、通常よりイントロ/エンディングのSEが大分長く収録されている、平ったく言うといわゆるファン・メイドのフェイクなのですが、キースの声で"Where's The Joint?"を連呼する気味の悪いエンディングは一聴の価値ありです。
2〜3はビル・ワイマン・プロデュースのジ・エンドによる演奏で、サタニック・マジェスティーズ調の歌詞や楽器編成のため、長らくストーンズの演奏と噂されていたもの。ここではレアなモノ・ミックスで収録。
4の"The Lantern"はLP原盤では正規テイクの左チャンネルのみに絞ったフェイク音源だったため、ベル・サウンド・アセテート音源よりレアなバッキング・トラックを収録。キースのエレキ・ギターとブラス・セクションがオーバーダブ以前の状態でMIDNIGHT BEATのTHE SATANIC SESSIONSBOXにも収録されていない貴重なテイク。
6はブライアンの父親がブライアンの思い出を語る珍しいインタビューで、70年代初頭のBBCの番組から。

トラック7以降はボーナス・トラックのパートで7〜18はブライアン参加の半年ほど前の「リトル・ボーイ・ブルー」名義のリハ音源です。
黒人ブルースのカバーと、どっぷりチャック・ベリー漬けの選曲が微笑ましい感じがします。これまで様々なタイトルに分散されて収録されてきた同リハ音源ですが、今回実際のテープ収録順に初めてオリジナルな曲順で収録できました。
元が家庭用テープレコーダーによるアマチュア録音ですので今回のリマスタリングで劇的な向上がある訳ではありませんが、トラックごとの音質、音量のばらつきや、音よれが解消されてこれまでで一番聴き易い状態での収録になっていると思われます。

19は本年オークションに出品され大きな話題となった64年IBC未発テープより。
実際の収録はロンドンのDE LANE LEAスタジオですが、テープのオーナーがIBCスタジオのゴミ箱から持ち帰ったとされるリール・テープに4曲の未発表の初期ストーンズのアウトテイクが収録されていました。
今回のCDにはそのサンプラー・テープに30秒ずつ収録されたレア音源を高音質で収録しています。
"As Tears Go By"の2種類のテイクはリリース版とは異なりビルとチャーリーのリズム隊が加わり、キースはアコースティック・ギター、ブライアンはエレキ・ギターでミュートしたフレーズを弾いています。
"Congratulations"は12X5に収録のものとは完全に異なるアーリー・テイク。
最後の"No One Loves You More Than Me"はこれまでいっさい聞くことのできなかった初期ジャガー・リチャード作の若々しいオリジナル曲です。

英デッカ時代のアンソロジー的なリリースはここ数年でGENUINE BLACK BOX』や『MORE STONED THAN YOU'LL EVER BE等のボリューミーな形態でのリリースが目立ちます。
しかし何故かどのタイトルもMP3フォーマット等の劣化したファイル形式のマスタリングで発売されており、PCなどで視聴する分には目立たないのですが、きちんとしたオーディオ環境で聴いた場合に、旧譜やオリジナル・テープと比較して明らかに高音域がチャリチャリしていてビットレートの低い音質への劣化が目立ちます。
それらの事情を踏まえて本盤ではマスタリングにこだわり、従来のものよりも聴き易い音質で、また特にこの時期の音源に多い不正確なテープ・スピードに関しても念入りに補正されています。

本年は英デッカ時代のモノ音源のリマスター・ボックス・セットのCD発売も発表されており、ますますこれらのブライアン・ジョーンズ期の音源の再評価が進むものと思われますが、本盤もそれらの再発音源と同時期のレア音源のコンピレーション盤として実にタイムリーなリリースになったと言えるのではないでしょうか。
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というわけで手抜き紹介になってしまいましたが、メインタイトル部分は丁寧な作り込みによる素晴らしい音質での復刻、そしてボーナスであるLittle Boy Blue And The Blue Boysもさらに聴きやすくなり、ラストのレア音源は30秒ずつのサンプルのみですがこうして聴けることが嬉しい、DAC入魂の一作でした。


Aug 2016
HANDSOME GIRLS HOUSTON 』 DAC-172 (2CD)
SB & aud.recordings@Sam Houston Coliseum, Houston, TX. July 19, 1978

●Disc 1 (* trk.1,5,8,9 -  aud.recorings)
1. Let It Rock* / 2. All Down The Line / 3. Honky Tonk Women / 4. Star Star / 5. When The Whip Comes Down* / 6. Beast Of Burden / 7. Lies / 8. Miss You* / 9. Just My Imagination*
●Disc 2 (* trk.1,3,4 -  aud.recorings)
1. Shattered* / 2. Respectable / 3. Far Away Eyes* / 4. Love In Vain* / 5. Introductions / 6. Tumbling Dice / 7. Happy / 8. Sweet Little Sixteen / 9. Brown Sugar / 10. Jumping Jack Flash

先日リリースされたデトロイトに続き、ヒューストン公演もラジオショー音源と隠密音源による完全版仕立てが登場。
今回もそのデトロイトと同じ方式によるHANDSOME GIRLSオマージュのタイトルとジャケで、なるほどそうだったのかと(笑)
続いてメンフィスやレキシントンも出るのでしょうか?

さて、このヒューストン公演は、2011年についにオフィシャルでもリリースされたフォートワース公演の翌日公演で、フォートワースと同じくインドア会場。
そしてこのヒューストン公演からは11曲がラジオショーに採用されており、古くからそのラジオショー音源はブートで親しまれてきた公演であります。

ラジオショーで採用された曲は、"All Down The Line" "Honky Tonk Women" "Star Star" "Beast Of Burden" "Lies" "Respectable" "Tumbling Dice" "Happy" "Sweet Little Sixteen" "Brown Sugar" "Jumpin' Jack Flash" の11曲。
そのラジオショー音源11曲に加えて、オープニングの"Let It Rock"をはじめラジオショーでは欠落していた7曲を隠密音源で補填して完全版に仕立てたのが今回の作品。

ということで、前作のデトロイトと同じく78ラジオショー音源+隠密音源による完全版仕立てで、隠密音源は今回は"fair"-"good"程度でちょっと遠めでにぎやかななかなか厳しい音質。
でもカントリー好きなテキサスということで、アナハイムでは靴が投げ入れられた"Far Away Eyes"でも観客は大盛り上がりだった様子が聴き取れ、音は悪くてもなかなか楽しい隠密です(笑)

なお、完全盤かというと厳密には細かいカットはあり、"Love In Vain"の演奏ラストには数秒カットがあるようです。
そして細かいカットは"Tumbling Dice"にも。この日の"Tumbling Dice"では、構成を間違えたミックがこの盤での1:21あたりから"Sorry Keith, I forget the F**kin words"とやけっぱちに歌っており、ラジオショー音源ではその放送禁止ワードにピーが入っているのが特徴でしたが、このDAC盤ではその放送禁止ワード"F**kin"と言ったピー音の箇所自体がカットされてつまんであります。
この放送禁止ワードも隠密で補填されていればなおのこと嬉しかったんですが(笑)
また、この盤での1:57あたりからの"I'm all sixes and sevens and nines"の部分は既発では音揺れがあるものが出回っていましたが、ここはLHのHOUND DOG - The Lost Handsome GirlsTHE LOST HANDSOME GIRLSと同じく、中間にちょっとノイズはあるものの、音揺れはない音源が使われています。
なお、Dandelion盤のHANDSOME GIRLSでは追加収録されながらもちょいとピッチが遅かったその"Tumbling Dice"と"Happy"は、こちらもどうもアナログ落としのようですが、音質は良好でLH盤同様正しいピッチで収録されています。

ということで初登場の隠密音源は厳しい音質ではありますが、ついにヒューストンもこうしてその全貌を聴くことができるようになったかと感慨深い作品でありました。

 

STUTTAGART 1970 』 no label (1CD)
aud.recordings@Killesberg, Stuttgart, West-Germany. Sep.20, 1970

1. Intro. / 2. Jumping Jack Flash / 3. Roll Over Beethoven / 4. Sympathy For The Devil / 5. Stray Cat Blues / 6. Love In Vain / 7. Dead Flowers / 8. Midnight Rambler / 9. Live With Me / 10. Let It Rock / 11. Little Queenie / 12. Brown Sugar / 13. Honky Tonk Women / 14. Street Fighting Man

LHから久々の新作は1970ヨーロッパツアーからシュツットガルト公演。
69USツアーと悪夢のような事件を経て迎えた70年、ロンドンのオリンピックスタジオで翌年自ら設立したRolling Stones RecordsからリリースされることになるSTICKY FINGERS制作やハウリン・ウルフとのセッションを経て、GET YER YA-YA'S OUT!リリース直前の8/30から欧州ツアーに繰り出します。
69とはまた違ったグルーヴを生み出し、発売前のSTICKY FINGERSからの新曲も披露したそのツアーも終盤に差し掛かる9/20、西ドイツはシュツットガルト公演を隠密収録した音源のアップグレード盤がこちら。

このシュツットガルト公演は既発では、ちょいと厳しい音で"Street Fighting Man"が途中まででフェードアウトしてしまうEUROPEAN TOUR STUTTGART 1970(VGP-187)、そしてそのVGP盤とは別音源によるアップグレード版ながら"Let ItRock"が欠落しておりそこはVGP音源から補填したGERMANY 1970(DAC-070)がありました。
 

今回はそのDAC盤GERMANY 1970で使用された音源のさらに若いジェネレーションのマスター、インフォによるとファースト・ジェネレーション・マスターを入手してそちらを使用したさらなるアップグレード盤。
既発のDAC盤はVGP盤より音は聴きやすくなったものの、音はモノラルで"Let It Rock"は欠落によりVGP盤の音で補填されていましたが、今回のこちらはさすがファースト・ジェネレーションを謳うだけあって、ダビングを経て乗ったヒスノイズもぐんと軽減し、よりすっきりしたナチュラルサウンドに向上し、音像は左に寄っているものの音の広がりを感じることができるステレオで、既発の"good"程度から時代を考えれば素晴らしい"
very good-"まで向上しています。
さらにこちらは"Let It Rock"もばっちり同じ音源で収録され、さらにイントロとアウトロもDAC盤より長いという、さすがはロージェネという作りになっています。
ちなみに"Sympathy For The Devil"の6:02ではDAC盤にはなかったドロップがありますが、DAC盤と聴き比べてみるとDAC盤ではここはどうやらつまんで調整されていたようです。
また、残念ながら"Love In Vain"の4:46〜4:47にかけて、既発にはなかったデジタルノイズっぽいパチパチっというノイズが混入しています。

しかしこの音源、テープチェンジで欠落していたのかと思われていた"Let It Rock"が同一音源で収録されているのはめでたしめでたしなんですが、それでは一体テープチェンジはどこだったのかというのが疑問(笑)
やっぱりあやしいのは"Midnight Rambler"あたりかなと、別音源のVGP盤と聴き比べてみるもどうもよくわからず。
でもそんな聴き方してると面白くないのであきらめました(笑)

ということで全編通して聴いてみると、やっぱり1970年のミックってば素晴らしい。ついでに表ジャケのミックもかっこいい。
いやぁ〜最近はStones ArchiveやFrom The Vaultなどでそれまでブートなどでしか味わえなかったものが続々とオフィシャルリリースされていますが、1970年にはそういった素材はなさそうな感じなのでこうして隠密で聴くしかないですかね。

そしてSTICKY FINGERSリリース前からしてすでにスタジオ・バージョンから大幅な進化を遂げている1970ツアーでの"Brown Sugar"を聴くとこれぞライブと毎度しびれますが、このシュツットガルトでのテイラーもスリムなじゃなくて艶っぽいソロを奏でていて素晴らしいです。
しかしオープニングの"JJF"ですが、キースのコーラスが生々しい。
それもそのはず、1970年のオープニングではこうしてミックとキースがちゃんとワンマイクでやってるんですよね。
https://www.youtube.com/watch?v=dCroByVk0pU
https://www.youtube.com/watch?v=zrbz-aRKDk0
これはおそらくGET YER YA-YA'S OUT!のオーバーダビング作業でのアイデアを実際にやってみたんでしょうが、キース、歌いながらもちゃんと弾いてます(笑)

そんなわけで、1970年というビンテージですので隠密を聴きなれない方にはやっぱりちょいと厳しい音質ですが、隠密慣れした方なら音質も収録内容もさらに進化を遂げたシュツットガルト70を楽しめること間違いなしのアップグレードでありました。

 

HANDSOME GIRLS DETROIT 』 DAC-171 (2CD)
SB & aud.recordings@Masonic Temple Auditorium, Detroit, MI. July 6, 1978

●Disc.1
1. Let It Rock / 2. All Down The Line / 3. Honky Tonk Women / 4. Star Star / 5. When The Whip Comes Down / 6. Lies / 7. Miss You / 8. Beast Of Burden / 9. Just My Imagination / 10. Shattered
●Disc.2 (* trk.1,2,7,8,9 -  aud.recorings)
1. Respectable* / 2. Far Away Eyes* / 3. Introductions / 4. Love In Vain / 5. Tumbling Dice / 6. Happy / 7. Sweet Little Sixteen* / 8. Brown Sugar* / 9. Jumping Jack Flash*

78デトロイト公演がもう何度目になるか、再々々登場。
このデトロイト公演はKBFHでFM放送されたため、ブートではLACERATEDHANDSOME GIRLSなどで "Let It Rock" "When The Whip Comes Down" "Miss You" "Just My Imagination" "Love In Vain" "Tumbling Dice" "Happy" の7曲が以前からお馴染み。
そして2007年にWolfgang's Vaultで公開された音源により、"All Down The Line" "Honky Tonk Women" "Star Star" "Lies" "Beast Of Burden" "Shattered" の6曲が新たに登場したのでした。
なお、"When The Whip Comes Down"はオフィシャルSUCKING IN THE '70sに編集版が収録されています。

ということでこのデトロイト公演、昔からお馴染みのラジオショー音源と、それ以外の曲も公開されたWolfgang's Vault音源については、1978コーナーで一部紹介したっきりになってますがいろいろリリースされてきました。
しかしながらこれらはピッチが速いものがあったり、全般的に圧縮音源の特性でシンバルの音が妙に浮いてたりしたのが特徴。
     

そのシンバルの不自然さを改善して昨年LHからリリースされたのがTHE LOST HANDSOME GIRLS
こちらはデトロイト公演だけでなく、タイトルのとおりTSPの誇る大名盤HANDSOME GIRLSに未収録のテイクを収録した作品のリマスター盤。

という感じでしたが、そのお馴染みデトロイト公演がまたもやブラッシュアップを施されて登場したのが今回のDAC盤。

今回のDACの作品はタイトルとジャケこそTSPの大名盤HANDSOME GIRLSへのオマージュという形になっていますが、今までラジオショー音源やWolfgang's Vault音源以外はヒューストン公演から補填されたり、一部だけはデトロイトの隠密音源が補填されたりしたところ、今回は初登場の隠密音源も加えてついに完全仕様にて登場!

まずWolfgang's Vault音源は、THE LOST HANDSOME GIRLSでもかなりシンバルの高音域の余韻の不自然さは改善されていてすでに"
EX"でしたが、今回のDAC盤では表記的には"EX"で同格ながらも、さらに綺麗な素晴らしいサウンドとなっています。
"All Down The Line"で右から入ってくるシンバルを聴き比べるだけでもその違いがよくわかりますが、ついにここまで来たかと感動であります。
また、細かいノイズもかなり丁寧に除去されており、THE LOST HANDSOME GIRLSでは"All Down The Line"冒頭でジリッと混入していたノイズや、大きく目立つところではその3:15、ここで左chに発生する大きなノイズは今回のDAC盤では見事になくなっています。
そして聴き比べてみるとTHE LOST HANDSOME GIRLSのピッチはほんの僅かに速かったようで、そこも正確なものとなっています。

そしてSB音源が欠落している5曲 "Respectable" "Far Away Eyes" "Sweet Little Sixteen" "Brown Sugar" "Jumping Jack Flash" は初登場のデトロイトの隠密音源。
元は4月にネットに公開された隠密完全版からで、"Respectable"はなるほどラジオショーには採用されなかったかという始まりですが、演奏終了後のミックのテンションの熱さにしびれます。ちなみにネットにアップされた隠密では、"Tumbling Dice"のSB音源での間奏後にミックのボーカルがオフになっていたところのミックのボーカルも聴くことができますので、そこはマイクトラブルではなかったことが確認できます(この曲を隠密収録したアナログブートでもそこは確認できましたが)。
そんな隠密音源はインフォには"fair -good"程度とありましたが、そんなに悪いわけでもなく、たしかにやや距離は感じて低音がきいててちょっと団子気味ながらも演奏全体が聴き取れる、時代を考えればなかなかの音源。
ただし"EX" SB音源の合間に入っているとちょっと厳しく聴こえる"
good-"音源であります。

ということで、SB音源はさらに向上した上に初登場隠密も加わり、昔からお馴染みのデトロイト公演の全貌をこうしてついに拝めることになっためでたいタイトル。
最近もずっとStripped関連を聴いていたので、このかっこよさには痺れました。
それにしてもパッと見るとただのコピー盤かと思っちゃうようなこのタイトルとジャケには驚きではあります。


July 2016
LOVE YOU LIVE MIXES 』 DAC-168 (1CD)
SB Recordings@1975-1976

1. Hot Stuff / 2. Star Star / 3. Angie / 4. Hey Negrita / 5. You Gotta Move // 6. Jam 1 / 7. Melody / 8. Jungle Man / 9. Jenny Jenny / 10. Jam 2

trk.1-3   Les Abattoirs, Paris, France. June 6, 1976
trk.4   Earl's Court Arena, London, UK. May 27, 1976
trk.5   Municipal Stadium, Cleveland, OH. June 14, 1975
trk.6-10  Rehearsals at Warhol Church Estate,  Montauk, Long Island, NY.  late April - May 5, 1975

IMPから4月にLOVE YOU LIVE MIXES 2016(IMP-N-026)としてリリースされたあのLOVE YOU LIVE音源5曲がDACからもリリース。


後半にはこちらもネットに公開されましたが、あまり話題にならなかったリハ音源を収録。

まずはLOVE YOU LIVE音源について。
こちらでもあらためて紹介しますと、このタイトルとジャケは、IORRでも大きく取り上げられていた"LOVE YOU LIVE Mixes"の5曲。
これはLOVE YOU LIVEの素材である16トラックテープを1982年に勝手にミックスしたもののようで、元はこちらで公開されたもの。
http://www.willardswormholes.com/archives/36877

このうち"Hot Stuff"と"Star Star"はオフィシャルLOVE YOU LIVEと同じ6/6のパリ公演からですが、オーバーダビングされる前の素の演奏を楽しめます。
そして"You Gotta Move"はLOVE YOU LIVEに収録されているものとは別の公演からで、75年のクリーヴランドから。
"Hey Negrita"に"Angie"はLOVE YOU LIVEにはそもそも未収録という貴重な超高音質音源。

この音源に対して、IMPでは曲順を入れ替え左右のchも反転させたりしていましたが、このDAC盤は曲順も左右もそのまんまリリース。
これは元音源に敬意を表してというか、制作者が勝手に作ったミックスをそのまま楽しめていい感じ。
また、表ジャケとその裏側であるインサートは上記サイトで公開されているジャケデータそのまんまです。
さらに今回はジャケの折り込み内側にも両面印刷がされており、そちらは元の白色地から黒色地へと配色は異なっていますが、A little backstoryもそのまま印刷されています。
ということで表ジャケの裏側には"Hey Negrita"も公開されたクレジットどおりパリ公演とクレジットされていますが、CDトレイ下のDACオリジナルの裏ジャケにはクリーヴランドとの正確なクレジットが記載されています。

後半はKen Reganの写真でも有名な、ロングアイランドのアンディウォーホルのビーチハウスで行われたTOTAのリハーサルから。
こちらはここで公開されています。
https://soundcloud.com/rolling-stones-fan/rolling-stones-montauk-1975-rehearsals

音質はそこで聴けるようにちょいと厳しいサウンドで、リハもちょいだらだらした感じですが、貴重な音源。
ストーンズに加えて、当時は新加入というよりサポートだったロニー、そしてビリー・プレストンにオリー・E・ブラウンも参加しています。
"Melody"はこの頃はツアーでやるつもりだったんでしょう。
そしてMetersの"Jungle Man"、Little Rcihardの"Jenny Jenny"なんかもやってて、音質的には厳しいですが興味深い音源です。

ということで2つの音源共にネットに公開された音が元ですが、貴重な音が聴ける作品でした。

 

MASCARA DE PIEDRA 』 XAVEL SMS-089 (4CD)
multi IEM + aud. matrix@Foro Sol, Mexico City, Mexico. Mar. 14 & 17, 2016

■Live at Foro Sol, Mexico City, Mexico. Mar.14, 2016
●Disc 1
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling Dice / 5. Out Of Control / 6. Street Fighting Man / 7. Wild Horses / 8. Paint It Black / 9. Honky Tonk Women / 10. Band Introduction / 11. You Got The Silver / 12. Before They Make Me Run / 13. Midnight Rambler
●Disc 2
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Jumping Jack Flash / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What You Want (with Coro Elementum) / 7. Satisfaction
+ Bonus Tracks : Soundcheck at Foro Sol, Mexico City, Mexico 14th March 2016
8. Street Fighting Man #1 / 9. Street Fighting Man #2 / 10. You Can't Always Get What You Want (with Coro Elementum)

■Live at Foro Sol, Mexico City, Mexico. Mar.17, 2016
●Disc 3
1. Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling Dice / 5. Out Of Control / 6. Let's Spend The Night Together / 7. Angie / 8. Paint It Black / 9. Honky Tonk Women / 10. Band Introduction / 11. You Got The Silver / 12. Happy / 13. Midnight Rambler
●Disc 4
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Sympathy For The Devil / 4. Start Me Up / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What You Want (with Coro Elementum) / 7. Satisfaction

XAVELからまさかのメヒコ2Daysが登場!!
America Latina Oleツアーもいよいよ終盤、残すはキューバのみとなったメキシコ2公演をマルチIEM(ステージ上のミュージシャンやオーディオエンジニアが使用するイン・イヤー・モニター)と隠密音源との混合マトリクス音源で完全収録。

それにしてもXAVEL、メキシコまで遠征に行っていたとは!
そして金属探知ゲートまであったのに機材は普通に持ち込めたんだろうか??

そんな疑問を抱きつつ、作品とともに進化を続けるXAVEL、今度はどんなサウンドかと思って聴いてみると、、、こりゃまた凄い!
ミックのボーカルがほんとに近く、チャーリーのドラムもバッチリ!
キースとロニーのギターは初日は綺麗にセパレートしているわけでもありませんが、2日目はほんと綺麗に左右にセパレートしています。
そして特に2日目はチャックもダリルもクリアにしっかり入っていて、バックコーラスは出しゃばらず、それでいて歓声も微妙に入っているという凄まじい "
EX" サウンドです。

ただし爽快な野外ステージでのライブというより、特に初日は屋内会場でのライブのような閉塞した感じで、ミキサー卓でヘッドフォン越しに聴いているような気分。
とはいえ一昔前のイヤモニ音源と比べると雲泥の差の超絶SBレベル。
マトリクスの歓声はもう少しONでもいいかな〜?と思って聴いていると、キースが花道を進んでソロを弾くところなどの見せ場で盛り上がるところで沸き立つ具合はいい感じで、2日目の"Paint It Black"の前のミックの、ロジャー・ウォーターズとドナルド・トランプに引っ掛けた"壁"のMCに対して、"Oh No"と答える歓声がナイス(笑)
そういう湧くところ以外での歓声のレベルが低いのも微妙に閉塞した感じを生んでいるような気がします。

また、初日の"Street Fignting Man"を紹介するミックのMCを聴いていると、表に出たり引っ込んだりしたり、曲中でもところどころで僅かにジリジリと聴こえるところもあり、こうして録音したサウンドの調整も簡単なものじゃないんだろうなと思いますが、ほんとに見事なサウンドで、まさにエクセレント・ステレオ・サウンドボード並みです。
この手のサウンドで見事なのは音質や音作りだけでなく、わずかな仕草までもしっかり拾っているところ。
初日の"Paint It Black"では、2:04でミックがちょいとタイミングをとちってその後微妙に照れ笑いをしながら歌っている様子までもバッチリ聴き取れます。
その後今度はキースがとちってるのは隠密でもわかりましたが、これは面白い(笑)
そしてはい、隠密や映像作品ですでに紹介したとおり、初日はキースのギターのトラブルでなかなか始まらない"JJF"の前の調整音、キースが自由気ままな"Brown Sugar"、2日目のあのキースの"Happy"でのパティへの誕生日おめでとうで頭真っ白になったメロメロなイントロもばっちりです(笑)
しかし"Gimme Shelter"のキースのイントロとかをこうしたイヤモニサウンドで聴いてると、ほんとに来年も大丈夫かと不安になるところもちょいとあったりします(笑)

また、Disc2にはボーナスとして初日のリハの模様が収録されており、これがまたいい。
"Street Figting Man"のイントロ前に"OK, everybody ready? Street Fighting Man"とキース、それに"Yeah"と応え、思いっきり抑えたトーンで歌うミックが面白い。
"You Can't Always Get What You Want"でもコーラスのためのリハなんぞお構いなしにトーンを抑えて歌うサー・ミック。
こちらのギターはややオフ気味ながらも、こうしたサウンドまで高音質で聴けるのというのはポイント高し。

ということでこちら、現地で味わう雰囲気とはちょっと異なるサウンドではありますが、イヤモニ+隠密マトリクスにかけるXAVELの本気をまたしても感じる逸品でありました。
そしてメヒコまで遠征してくれたことに感謝感激であります!

それにしてもこういうブートメーカーの本気を感じる力作はやはりきちんとフィジカルアイテムとして押さえておきたいものであります。
すぐに音は出回るしとみんなが思って売れないようであれば、こんな作品自体そもそも世に出ないのであります。

ところでこの作品のタイトルはMASCARA DE PIEDRAですが、帯に書かれている日本語のサブタイトルは『メヒコの熱風』。
ちょうど先日、「ジョジョの奇妙な冒険」から得た知識で"メヒコの熱風"とは"サンタナ"のことであるとメキシコ2日目の映像作品紹介で書いたところでしたが、このタイトルのMASCARA DE PIEDRAとは、副題の"メヒコの熱風"のことではなく、まさにそのジョジョの初代ジョースター編で登場した、アステカ文明の儀式に使用された"石仮面"のこと!
偶然なのか、タイトルとサブタイトルのジョジョつながりに思わずにんまり(笑)

 

MEXICO SECOND NIGHT 』 ALO20160317BDR1 (1BD-R)
aud.shots@Foro Sol, Mexico City, Mexico. Mar.17, 2016

1. Introduction / 2. Concert Opening / 3. Jumping Jack Flash / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. Let's Spend The Night Together / 8. Angie / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. You Got The Silver / 13. Happy / 14. Midnight Rambler / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Start Me Up / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always Get What You Want / 21. Satisfaction / 22. Concert Ending / 23. Stadium Outside Report

America Latina Oleツアーも中米メキシコに北上し、キューバが後に発表されるまでは当初ツアー最終日だったこのメキシコ2日目公演。
このメキシコ2公演目は、LHから以前MEXICO CITY 2016 2ND NIGHT(2DVD)がリリースされていましたが、こちらは同じ素材のBlu-rayバージョン。
ということで、もうすっかりお馴染みのmidimannz氏によるマルチアングル編集映像。
https://www.youtube.com/watch?v=ggVLBX7gZ9o

こちらはBlu-rayということでその既発DVDよりは綺麗で黒の発色もいいです。
ただ、素材にちょっとぼけた感じのがちらほらあるのは、Blu-rayになっても同じ(笑)
DVDはプレスで安心、Blu-rayは綺麗で安心といったところ。
これでメキシコに吹く熱風を存分に感じるのだ!
ちなみにサンタナという言葉には「メキシコに吹く熱風」という意味があるらしい(by ジョジョ・余談)

さて、初日よりも60cmほどステージの高さが下がったこの2日目、メンバーのリラックスした様子が拝める好演奏と、南米に比べると少しおとなしいけどやっぱりノリがいいメキシカンがいい感じ。
そんなメキシコ公演の映像に一層の臨場感を与えてくれたのは、こちらでも紹介いただいた、starstarさんがYouTubeにアップされた映像!
オープニングの"JJF"ではそのstarstarさんによる、ミックのドアップからキースの表情も見事にとらえたショットも入れ交じり、素晴らしい臨場感!
starstarさんの映像は"JJF" "Gimme Shelter" そして永久保存版"Happy"の3曲でふんだんに使われています。

"Angie"では途中で歌に入るのが遅れたミック、歌が終わるととっておきの"The Wall"ギャグにトランプ氏を織り交ぜ、かなり受けてご満悦(笑)
いやしかしメンバーがいつも以上に柔和で、ミックのスペイン語もかなり流暢で会場はほんとにアットホームな空気であふれていました。

その極めつけが"Happy"。
キースが「今日は俺の奥さんの誕生日なんだ」と紹介し、スペイン語のメモも読み上げさっそうと投げ捨て去り「Happyをやるぜ」と言ったものの、慣れない照れくさいスピーチでもう頭が真っ白になったんでしょうか、、、イントロ一発目もまともに鳴らせず全く弾けません(笑)
そんなキースコーナーの後は"Midnight Rambler"!これがまた素晴らしかった!
ずいぶん情熱的にロニーと絡んで始まったんだなと思ってみてましたが、ボゴダより断然速い!!
そして中盤にレゲエの変調、キースの"あいつ頭おかしいんじゃね?"のしぐさにミックのお尻ぺんぺんにグリマーツイズの肩組み。
さらにエンディングでのロニーの見事なギター、もう大サービスの超絶"Midnight Rambler"でありました!

そしてボーナス収録されているバッタもを売るバッタ屋の映像が素晴らしい(笑)
ほんとに凄まじい数のお店が整然とバッタ屋エリアに並んでるが面白すぎます(笑)
と、既発DVDと同じようなことしか書けませんが、綺麗になってますます楽しめる作品でした!

 

MEXICO FIRST NIGHT 』 ALO20160314BDR1 (1BD-R)
aud.shots@Foro Sol, Mexico City, Mexico. Mar.14, 2016

1. Introduction / 2. Concert Opening / 3. Start Me Up / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7.
Street Fighting Man / 8. Wild Horses / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. You Got The Silver / 13. Before They Make Me Run / 14. Midnight Rambler / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Jumping Jack Flash / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always Get What You Want / 21. Satisfaction / 22. Concert Ending / 23. TV News Clips

こちらは、以前LHからリリースされたMEXICO CITY 2016 1ST NIGHT(2DVD)のBlu-rayバージョン。
ということでこちらも毎度おなじみ、midimannz氏による"情熱カメラ"のメキシコ初日。

こちらはBlu-rayということで、大型TVで見比べてみるとやはりDVDとの差はくっきり。
DVDではオープニングの"Start Me Up"で登場するキースやミックにはその周りにブロックノイズが出ていましたが、Blu-rayではそんなことはなく、全体的に綺麗です。
そしてこの元映像はMEXICO CITY 2016 1ST NIGHTでも紹介したとおり、こちら。
https://www.youtube.com/watch?v=ozSKXQcxwYU

そんなわけで紹介はMEXICO CITY 2016 1ST NIGHTと同じになってしまいますが、あらためて。
"Tumbling Dice"でのグダグダの終わり方にはなんじゃこりゃ。
そして"Street Fighting Man"の途中で映る、気合の抜けたキースの顔が笑える(笑)
でもって"Paint It Black"では途中でキースが構成を間違えて、キースとロニーが戯れるところもしっかり映ってたりします(笑)
そして"JJF"ではキースのギターのワイヤレスの調子が悪くてなかなか始められず、ミックがMCでつないでようやく始まったと思ったらキースはワイヤレスではなくケーブル付きで、花道に出れず!
最後の最後にスタッフがケーブルをさらにちょっと伸ばしてる様子が映ってるのはさすが情熱カメラというところですが、最後までろくに前に出れずに鬱憤のたまったキースにミックが最後に笑いかけてます(笑)
そしてやっぱその反動というか、"Brown Sugar"ではキースが自由にやらかしてくれ、いよいよラストの大合唱へというところで幻の4番に突入(爆)
やっぱり何度見てもここ最高(笑)

そんなわけで妙にステージが高かったメキシコ初日、Blu-rayでまたまた楽しめました!

 

RIO DE JANEIRO BRAZIL 』 ALO20160220BDR1 (1BD-R)
aud.shots@Estadio Do Maracana, Rio De Janeiro, Brazil. Feb.20, 2016

1. Concert Opening / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling Dice / 5. Out Of Control / 6.
Like A Rolling Stone / 7. Doom And Gloom / 8. Angie / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. You Got The Silver / 13. Before They Make Me Run / 14. Midnight Rambler / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Brown Sugar / 18. Sympathy For The Devil / 19. Jumping Jack Flash / 20. You Can't Always Get What You Want / 21. Satisfaction / 22. Concert Ending / 23. TV News Report

チリから開幕したLatina Oleツアーも、その後アルゼンチン3公演とウルグアイを経て、いよいよブラジルに上陸。
そのブラジル4公演の開幕の地はここリオ・デ・ジャネイロから。
リオといえば2006年にコパカバーナでの無料コンサートに150万人もの観衆を集めたともいわれる盛り上がり必至の地。
そのリオ公演を収めた、これまたはい、情熱カメラで有名なmidimannz氏による作品。
https://www.youtube.com/watch?v=pwQLmiRz2n8

でもこの公演はどうも映像も音もあまり恵まれておらず、曲によってはいつものクォリティーには達してないなーという感じ。
オープニングの"Start Me Up"の一発目からして音飛びになってたり、どうも音質もいまいちだったり。
"IORR"にはニュース映像らしきプロショットも入っていますが、隠密映像にも足らない箇所があるようで、なんとかパッチあてで1曲分を仕上げるというmidimannz氏の苦労が垣間見れます。
ちなみにそうした音と映像とあってないところは"Midnight Rambler"などでも。

てなわけでマルチカメラにならないところもあって、他の映像作品と比べるとちょいイマイチかな〜と思いつつも、中には素晴らしいショットもあるので侮れません。
特に"Out Of Control"でのミックをとらえた映像は、音圧に負けて歪みは出ていますが、素晴らしい!
そして久々に飛び出した"Like A Rolling Stone"、このミックのハープとプロンプターに頼らないボーカルは最高!
これはレア曲だけあってYouTubeにもたくさん上がって素材には恵まれていたようで映像も綺麗で、特にアリーナ前方花道近くからのショットはなかなか臨場感あります。
そのカメラがずっと生きてればいいんですが、そうでもないのが残念。でも悪魔ではサーシャのダンスをしっかり捉えていてナイス(笑)

そしてLatina Oleツアーではこのリオ公演だけとなった、レアな"Doom And Gloom"ではマルチアングルのようにもう一つの映像を画面内に表示させたりもしていますが、やはり素材がないようでいつものマルチカメラにはならずちょい残念。
音だけ聴いてた時には結構いい演奏だと思ってたんですが、こちらで見てるとどうにも単調に感じられたりも。
やはり南米では新曲は不利なようで、ノリもどうもいまいちのよう。
そんなリオ、アルゼンチンに比べるとおとなしいですが、やっぱりノリがいいエリアはノリがいいですね〜。

それにしてもこのリオ、開演2時間ほど前に降った大雨が開演時には止んで気温はちょい下がったもののめちゃ湿度が高そうで、キースもシャツを着替えてもすぐに汗が浮かび上がってきてます。
いやぁ〜70歳も超えてこんな過酷な条件でライブをやるなんて凄まじいですな。
しかし暑すぎてちょいとしたポカはあるもの。

そんなわけか、"Tumbling Dice"ではミックが冒頭で音程迷子。
そして暑さのせいかといえばここ、"Paint It Black"ではミックが歌に入り損ねます。
この作品の映像では遠景なので分かりにくいですが、"Angie"を終えてマイクを手に取りMCをしたミック、チャーリーのセットの前で水分補給。
そしてキースがイントロを弾いていよいよというときに両手を頭上で叩きながら前に出てくるも、マイクスタンドにマイクがないのに気づいたミック!
あわてて右手を大きく頭上で回し、"そのままそのままもっかい"と合図を送りながらドラムセットの前にマイクを取りに戻ってます。
歌に入れなかったミックに対して、"なんだよせっかくかっちょよくイントロ決めたのに"と言いたげに両手を広げるキース(笑)
そんなキースも"JJF"ではイントロ一発目が微妙で、そこが楽しみだったんですが、ちょいと元が雑なつなぎによって音飛びのようになってるのは残念。
YouTubeにある大元の素材ではそんなことないのに、無駄に情熱カメラにした時の雑な処理のようです。
しかしこの"JJF"は映像も音もなかなか素晴らしく、見どころではあります。

そんなわけで、ショーの最初と最後などの有名曲ではアリーナ前方花道近くの映像とかいつもの情熱カメラが楽しめるものの、そうでないところはそうでなかったりと、ちょいとそのギャップが大きいですが、いろいろ楽しめる作品でした! 

 

ARGENTINA SECOND NIGHT 』 ALO20160210BDR1 (1BD-R)
aud.shots@Estadio de La Plata, Buenos Aires, Argentina. Feb.10, 2016 

1. Concert Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3. Let's Spend The Night Together / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. Angie / 8. Paint It Black / 9.
Can't You Hear Me Knocking / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. Slipping Away / 13. Before They Make Me Run / 14. Midnight Rambler / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Start Me Up / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always Get What You Want / 21. Satisfaction / 22. Concert Ending / 23. TV News Report

チリで開幕したLatina Oleツアー、次に訪れたアルゼンチンでは3公演やりましたがその2公演目、ラ・プラタ2ndナイトの映像が登場。
こちらもはい、情熱カメラで有名なmidimannz氏による作品。
https://www.youtube.com/watch?v=GpUHCXzCLUY

この2ndナイトは映像どころかサウンドも本邦初登場。
素材映像が比較的少ないためか、いつものようにガンガン切り替わる曲もあれば、ロングショットがメインという曲もありますが、サウンドは悪魔とBrown Sugarで高音きつめの賑やかな音に切り替わりますが、総じて安定していて毎度のごとく楽しめます。

いやしかし凄いぞアルゼンチン。
オープニングナンバーの"JJF"、待ちに待ったと飛び跳ね、文字通り諸手を挙げての喝采と揺らめくフラッグに振り回されるラリータオル、いやただのタオルかTシャツか、そんな怒涛のうねりをみせる観客を前にミックもジャンプして歌ってみせ、キースのキックアクションも力強い。さすが世界最強の盛り上がりをみせるアルゼンチンである。

そんな大熱波に押されてか、2曲目を終えギターをノーマルチューニングのES-355ブラックに持ち替えながらも、"Tumbling Dice"のイントロを弾き始めるキース(笑)
「それじゃねーだろ」とミックに言われて"It's Only R&R"へ(笑)
そしてその後にやった"Tumbling Dice"のイントロがまた頼りない(笑)
いやしかし怒涛の盛り上がりを前に、ミックは花道の先端に出ずっぱり!

さて、ソングvoteは"Angie"。アコースティック・バージョンだけどキースがリズムを乱す(笑)
そして"Paint It Black"を挟んで登場したのはツアー唯一のスペシャルな"Can't You Hear Me Knocking"。
ここぞとばかりにカール・デンセン、そしてロニーが頑張ってます。

いやしかし凄いのがメンバー紹介でのキースのあとの大歓声と"オーレ、オレオレオレー、リチャーズ、リチャーズ”の大合唱。
キースも花道のかなり先まで進み大感激。いや〜こういうのいいっすねー。
そして感情たっぷりの"Slipping Away"に"Before They Make Me Run"。
"Before They Make Me Run"ではそんなご機嫌のキースを見てサーシャがほんとに楽しそうに踊ってるのがいい。
しかしキース、ご機嫌すぎて途中で構成を間違える(笑)
さらにエンディングに向けても勝手気ままなキース。
ちょうどこの映像ではキースの後ろにワンショットで収まってるバナードとサーシャが、そのキースの自由奔放さにどうしたもんかと伺いながらコーラスをする姿を見れるのが楽しい(笑)

そんなご機嫌なアルゼンチンセカンドナイト、"Midnight Rambler"もなんだかリズムが乱れつつも凄いぞ!
そして"Gimme Shelter"ではまだミックにエスコートされながらも堂々と花道で熱唱するサーシャが熱い!!
後半のミックとの堂々とした掛け合いでのボーカルが聞き取りにくいのが残念だけど、こりゃなかなか。
いやしかし"Start Me Up"でのうねりがまた凄い(笑)
そしてラストの"Satisfaction"ではまさに凄まじい怒涛のノリ!

てなわけで、やっぱすごいぞアルゼンチン、あらためて感じる作品でありました!


June 2016
MEXICO CITY 2016 1ST NIGHT 』 no label (2DVD)
aud.shots@Foro Sol, Mexico City, Mexico. Mar.14, 2016

●Disc 1
1. Intro / 2. Opening / 3. Start Me Up / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7.
Street Fighting Man / 8. Wild Horses / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Before They Make Me Run
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Jumping Jack Flash / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Elementuum) / 8. Satisfaction / 9. News, Reports, Fans Interviews

毎度おなじみ、midimannz氏による"情熱カメラ"のメキシコ初日が登場。
ストーンズの上陸はA Bigger Bangツアー以来10年ぶりとなるメキシコ。
そして今回のLatina Oleツアーでは最終地キューバでのフリーコンサートを控えた、コマーシャルな中南米ツアーの最終公演地。
そのメキシコ2公演のうち初日を収録したのがこの2枚組DVD。

このDVDの基本的な元映像はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=ozSKXQcxwYU
元映像も音ズレのひどいところの修正などで何度かアップグレードされたりするので、ショットが違ったりするところはちらほらありますが。
そしてそれでもずれたりしてるところを修正し、サウンドを同一音源ながらよりクリアなCDMEXICO CITY 2016 1ST NIGHT(no label)に差し替えたのがこの作品。

そんなメキシコ初日、結構粗かったりぼやけた映像も多かったりもしますが、この情熱カメラは毎度のことながらナイスです。
今回もやはり情熱カメラらしく映像の切り替わりは多いですが、こちらが慣れたこともあってか、切り替わりが多すぎると感じることもなく、サウンドも統一された良好隠密であることから、安心して楽しむことができます。
そしてこの映像を観ると、Bjornulf氏が言っていたとおり初日のステージの高さは2日目よりもずいぶん高かったことがよくわかります。

いやしかし音だけでも感じてましたが、このメキシコはキューバの前の一休みというか、充実したツアーの終盤で見せるリラックスした余裕が感じられます。
"Tumbling Dice"でのグダグダの終わり方に、"Paint It Black"では途中でキースが構成を間違えたり(笑)
その後キースとロニーが戯れるところもしっかり映ってたりします(笑)
そしてこれまたCDでも書きましたが、"JJF"ではキースのギターのワイヤレスの調子が悪くてなかなか始められない様子。
ミックがMCでつないでようやく始まったと思ったらキースはワイヤレスではなくケーブル付きで、花道に出れず!
最後の最後にスタッフがケーブルをさらにちょっと伸ばしてる様子が映ってるのはさすが情熱カメラというところですが、最後までろくに前に出れずに鬱憤のたまったキースにミックが最後に笑いかけてます(笑)
そしてやっぱその反動というかなんというか、"Brown Sugar"ではキースが自由にやらかしてくれ、いよいよラストの大合唱へというところで幻の4番に突入(爆)
やっぱここ最高(笑)

ということでこちらも予約完売のようですが、リラックスしたメキシコ初日をマルチな情熱カメラで楽しめる作品でした!

 

CUBA 2016 』 no label (2DVD)
aud.shots@Ciudad Deportiva de la Habana, Havana, Cuba. Mar.25, 2016

●Disc 1
1. Intro /  2. Opening / 3. Jumping Jack Flash / 4. It's Only Rock 'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. All Down The Line / 8. Angie / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Before They Make Me Run
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Coro Entrevoces) / 8. Satisfaction 

おなじみ"情熱マルチカメラ"(インフォより)映像のキューバ公演版がプレスDVD2枚組でリリース。
こちらリリースは5月末でしたがTOTALLY STRIPPED祭りなどで紹介が遅れました。
さて、キューバ公演の隠密映像はEN CUBA(GP-1601CD1/2 + GP-1601BDR1)で2CD+BD-Rとしてリリースされていましたが、こちらはその既発とは基本的に別映像。
既発もこちらも共にYouTubeなどの素材を曲単位ではなく次々にチョイスしてつないだ映像ですが、本作はいつものネットにアップされたmidimannz氏による"情熱マルチカメラ"が元になっており、映像の切り替わりが多いのが特徴。
その元映像はコチラ。
https://www.youtube.com/watch?v=N6I4qo6gfMs

なお、本作では↑の元映像で見られる曲間での無音部や真っ黒画面や音ズレなどは綺麗に調整されています。
そして"JJF"や"IORR"にはEN CUBAも本作も一部プロショット映像が使われていますが、そこも微妙にショットが違うところがあったり、既発では使われていなかった映像も入っていたりとちょっと違います。

いやしかし"情熱マルチカメラ"は顕在どころか歴史的コンサートとあってますます磨きがかかり、見事に見たいことろがとらえられています。
また、こちらはこの歴史的コンサートへの開演前の会場の様子や開場後に会場になだれ込む様子もしっかり収められており、ちょっとしたドキュメンタリー仕上げ。
ただし、見たいところをおさえた映像であるためにその曲でのベストソースという作りとは異なり、大型TVで観るにはちょいと荒い映像も入っていますが、既発とはまた違った生々しい臨場感を味わうことができます。
んが、"Midnight Rambler"でミックとキースが肩を組むところは既発もこちらもあまり見えない。
YouTubeを探すと、なるほどないのかも(笑)

演奏内容はHAVANA 2016(2CD)などに書いたので省きますが、やっぱサーシャの"Satisfaction"でのミックとの腰ふりダンスがナイス(笑)
その"Satisfaction"のエンディングではマルチカメラどころかマルチ画面になったりして、なかなか面白い(笑)

ということでこの歴史的なキューバ公演、オフィシャル・リリースが楽しみではありますが、そのライブを臨場感たっぷりに味わうことができる作品でありました。
そんなわけですが、こちらも予約完売だったようです。


May 2016
MEXICO CITY 2016 2ND NIGHT 』 no label (2DVD)
aud.shots@Foro Sol, Mexico City, Mexico. Mar.17, 2016

●Disc 1
1. Intro / 2. Opening / 3. Jumping Jack Flash / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. Let's Spend The Night Together / 8. Angie / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Elementuum) / 8. Satisfaction / 9. Fireworks / 10. After The Show / 11. Shops & Merchandise #1 / 12. Shops & Merchandise #2

America Latina Oleツアーも中米メキシコに北上し、キューバが後に発表されるまでの当初はツアー最終日だったのがこのMexico City2公演目。
このライブの後にはメンバーやクルーの打ち上げがあったせいか、Live Blogは手抜きありありで、クルーは次なるキューバまでの消化試合といった雰囲気だったりもしたこの公演ですが、そんなリラックスした雰囲気もあったせいでストーンズやサポートメンバーの温かみをすんごく感じたショーでありました。

そんなメキシコ2公演目を収めたのはもうお馴染みのmidimannz氏によるマルチアングル編集映像。
https://www.youtube.com/watch?v=ggVLBX7gZ9o

このメキシコ2日目はライブで観た後、映像を全編見るのは実はこの作品が初めてだったりします(笑)
ちなみに3/14に行われたメキシコ初日ではステージが高くて最前列ではコーラスの2人ですらまともに見れなかったそうですが、2日目は初日よりも60cmほどステージの高さが下がって、「今日は見晴らしがよくなったよ」とは開演前のIORRのビョルノフ氏より。

そんなメキシコ公演の映像に一層の臨場感を与えてくれたのは、他ならぬstarstarさんがYouTubeにアップしていただいた映像です!
オープニングの"JJF"ではそのstarstarさんによる、ミックのドアップからキースの表情も見事にとらえたショットも入れ交じり、素晴らしい臨場感!
また、サウンドはどこから持ってきたのか割れ気味でクリアではない隠密音源ですが、そこがまたブート然としてて(笑)

starstarさんの映像は"JJF" "Gimme Shelter" そして永久保存版"Happy"の3曲で、そちらではふんだんに使われていますが、他では目玉曲以外では遠景ショットが結構多用されていて、他の映像作品と比べると落ち着いて見れたりもします。
あと1080pではなく720pの映像が多いようで、ちょっとほけた映像や、黒がべた塗になった映像もちらほらあったりします。
この辺はBlu-rayだとどうなのかなと気になったりしますが、まぁ元は720pが多いのでそれなりでしょうか。
そしてメキシコはメキシコでノリも情熱的だったんですが、こうしてみるとやっぱ南米よりはおとなしい(笑)

さて"Angie"では途中で歌に入るのが遅れたミック、歌が終わるととっておきの"The Wall"ギャグにトランプ氏を織り交ぜ、かなり受けてご満悦(笑)
いやしかしメンバーがいつも以上に柔和で、ミックのスペイン語もかなり流暢で会場はほんとにアットホームな空気であふれていました。

その極めつけが"Happy"。
キースが「今日は俺の奥さんの誕生日なんだ」と紹介し、スペイン語のメモも読み上げさっそうと投げ捨て去り「Happyをやるぜ」と言ったものの、慣れない照れくさいスピーチでもう頭が真っ白になったんでしょうか、、、全く弾けません(笑)
その様子はstarstarさんがこちらに貼ってくださったYouTubeでもうお馴染みですが、その映像もふんだんに使われています!

そんなキースコーナーの後は"Midnight Rambler"!
これがまた素晴らしかった!
先に紹介したボゴタよりもずいぶん情熱的にロニーと絡んで始まったんだなと思ってみてましたが、始まるとあれ?こんなに速かったっけ?と。
いやこれは気のせいじゃないよなと思って見比てみるとやっぱり断然速い!!
そして中盤にレゲエの変調、キースの"あいつ頭おかしいんじゃね?"のしぐさにミックのお尻ぺんぺんにグリマーツイズの肩組み。
さらにエンディングでのロニーの見事なギター、もう大サービスの超絶"Midnight Rambler"でありました!

とあれこれ書き始めると止まらないのでこの辺で切り上げるとして、これを観てるとところどころで頭上にカップの山を持った手が映ったりしますが、至るところにビールやウィスキーなどの売り子さんがうろうろしてるのがわかります(笑)

そんなアットホームでいて熱いメキシコ公演でしたが、これ、ボーナス映像の海賊版ショップの映像が爆笑です。
堂々とそのエリアが会場前に設けられているだけで凄いなメキシコでしたが、その規模がシャレにならない様子がしっかり捉えられています。
それでもこの映像に収まっているのはその一部だけなんですが、これは写真ではなかなか伝わらない面白さ、貴重なボーナス映像でありました!(笑)

ということでこちらもやはり予約完売ということですが、かなり楽しめる作品でした! 

 

BOGOTA COLOMBIA 』 ALO20160310BDR1 (1BD-R)
aud.shots@Estadio El Campin, Bogota, Colombia. Mar.10, 2016
 
1. Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling Dice / 5. Dead Flowers / 6. Beast Of Burden (With Juanes) / 7. Wild Horses / 8. Paint It Black / 9. Honky Tonk Women / 10. Band Introduction /  11. You Got The Silver / 12. Before They Make Me Run / 13. Midnight Rambler / 14. Miss You / 15. Gimme Shelter / 16. Start Me Up / 17. Sympathy For The Devil / 18. Brown Sugar / 19. You Can't Always Get What You Want (With Choir) / 20. Satisfaction / 21. Ending / 22. News And Highlights

ここまでは4月リリースなんですが、月別表のバランスの関係で5月に。
こちら、コロンビアの首都ボゴタで3/10に行われた公演を収録。
America Latine Oleツアー、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル、ペルーと回ってたどり着いたのはコロンビア。
この後は中米メキシコとキューバという、南米最後の地であります。

こちらもお馴染みのmidimannz氏によるマルチカメラで、ボーナス以外は基本的にBOGOTA 2016(no label)と同じ。

https://www.youtube.com/watch?v=cu9q1XVDgyI

というわけでまた以下の紹介はBOGOTA 2016のものにちょっと手を加えたものです(笑)
このライブの元映像、基本的には各種YouTubeなどの寄せ集め映像にある程度綺麗な音をかぶせていますが、ちょっと音がずれてたり編集に雑なところがある点があったり。
元映像の制作者のmidimannzさんは毎度毎度DVD5、DVD9、BD25と3種類制作してはネットにアップしてくれているので、まぁ音ズレや繋ぎが雑なところがあるのはご愛嬌。
でももう少し、と思わないでもありませんが、こうして公開してくれるだけでもありがたいですね。
その音ズレですが、このBlu-rayでは元データでもずれていた個所をいくつか修正しているようで、DVDでは気になった点も少し調整されています。
とはいえ"Start Me Up"はまだ少しずれてますけど。

いやしかしここからは『BOGOTA 2016』の繰り返しになりますが、楽しい超マルチカメラ状態の編集になってます(笑)
まぁ切り替わりがせわしないんですが、結構映しどころは押さえられてはいて、それなりに綺麗な映像を曲単位で集めたものよりも楽しめます。
"Midnight Rambler"の途中でミックがスタッフに指示を出しているところなどは、普通に正面から撮っている映像ではとらえられないところかと。

また、こちらのBlu-rayはやはりDVDよりも綺麗なので、DVDでは少し見づらい映像があった個所もだいぶましになっています。
ただ、歓声だらけのよりは演奏を落ち着いて聞けるサウンドですが、どうにもいまいちな音のところもあります。
5月中盤になってボゴタの隠密録音がIORRに上がったばかりですが、そちらがもっと早く出てきていればという感じです

さてこのコロンビアはボゴタ、この地もやはり観客は熱く、"Tumbling Dice"の後には"オーレ オレオレオレー"の大合唱。そして"Paint It Black"ではやはりノリノリです。
やはりこうした観客を前にするとストーンズも勢いがつきますよねー。
VoteはLatina Oleツアーでは唯一登場した"Dead Flowers"。
ちなみにZIP Codeツアーではナッシュビルでブラッド・ペイズリーとこの曲を共演しましたが、ブラッドの新作にはミックも参加しているそうでリリースが待たれます。
そして"Beast Of Burden"ではコロンビアのスター、ユアネスが共演して大喝采であります。

それにしても"IORR"スタート時のキースがかわいそうであります。
イントロで音が出ずに始められないうちに結局キース抜きで始まり、中盤のソロもまともに音が鳴らず。
ようやく終盤にちゃんと鳴ってましたが、これはほんとに残念。
そして"Before They Make Me Run"のイントロも微妙にミラクルで、"Brown Sugarか?"というミラクルスタートですが、キース、全く動じてないというか普通です(笑)
そして"Midnight Rambler"ではミックは途中で大幅に調子を変える変則歌をここでも披露しています。

また、こちらにはボーナス映像として、メンバーの到着やファンの姿やミックの買い食い姿、バナードたちのライブの様子などなどいろいろニュース映像が収録されています。
ミックの街中での姿なんてずーーーーっとカメラに追われててかわいそうですが(笑)
"JJF"と"IORR"のプロショットは本編でも使われていますが、ここでは"JJF"はなんだか音が多重で変なことになってます。

ということでDVDでも楽しめましたが、Blu-rayでより綺麗になってニュース映像も楽しめるパッケージになっています。

 

MONTEVIDEO URUGUAY 』 ALO20160207BDR1 (1BD-R)
aud.shots@Estadio Centenario, Montevideo, Uruguay. Feb.16, 2016 
 
1. Intro / 2. Opening / 3. Start Me Up / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. She's So Cold / 8. Wild Horses / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. Slipping Away / 13. Can't Be Seen  / 14. Midnight Rambler / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Brown Sugar / 18. Sympathy For The Devil / 19. Jumping Jack Flash / 20. You Can't Always Get What You Want / 21. Satisfaction/ 22. Ending / 23. Entrevista Mick Jagger (by Luciana Gimenez Morad)

怒涛のBlu-rayシリーズ、今度はツアー5公演目のウルグアイ。
チリ、アルゼンチンに続いて初めてストーンズが訪れたウルグアイはモンテビデオ。
こちらももうすっかりお馴染みの怒涛のマルチカメラ映像が元で、MONTEVIDEO 2016(no label)と基本的には同じ映像です。

https://www.youtube.com/watch?v=zb-Tz450Z0Q

ただし、そちらの作品でBlu-rayとの違いをちょこっと紹介してる中でBlu-rayの音ズレについて書きましたが、そのためかその後このBlu-rayは差し替えがされており、購入店で初回納品分交換ディスクがちょうど配布され始めました。
この修正盤のディスクには型番がALO20160216BDR1に加えてV2、ALO20160216BDR1V2と書かれています。

そういうわけで、"Paint It Black"や"Midnight Rambler"での音ズレが修正されたり、その後気づいた"Out Of Control"の2箇所で映像が固まる事象も解決しています。
また、前回はざっと見比べただけでしたので気づきませんでしたが、Blu-rayでは公開された元データでも悪魔以降でプチパチとかなりノイズが入っていましたが、それも消えています。
ということで、一安心!

そして演奏などの紹介については、↓MONTEVIDEO 2016の紹介からコピペで手抜きですみません(笑)

"Start Me Up"が始まるや、さすがは南米、観客の怒涛のノリが凄い!
映像は上で紹介した元映像を見てわかる通りですが、その盛り上がりをまた怒涛のマルチカメラで編集されています。
比較的綺麗な映像を使いつつも、なかなかとらえどころが面白い!
ただ、"Start Me Up"では音質がいまいちだったり、どうしてもカメラの切り替わりがやっぱり多すぎるような気がしないでもありません(笑)

"Out Of Control"の前に最前列付近で沸き起こるウルグアイコール、そして"Out Of Control"の変調に合わせて熱狂する観客、そこに見事にシンクロして挿入されるオフィシャルYouTubeからの演奏などなど、見どころを抑えた編集はさすがです。
そしてWeb VoteはLatina Oleツアー唯一登場の"She's So Cold"。
ミックはロニーのたばこを取り上げて、、、昔のように吸ったりはせずに投げ捨ててます(笑)
しかしこの曲もチャックとロニーの頑張りが顕著でキースはたまに目立つ程度だったりも(笑)
でも現場は当然のことながらめっさ盛り上がってます!そしてミックがコントロールしてる様がこれまた嬉しかったり。

いやしかしキースへのオ〜レ・リチャーズ・コールもさすがは南米。
にしても"Slipping Away"もあやういですが、"Can't Be Seen"はもうヘロヘロのずれまくりで、ちゃんと終われるのかハラハラして見てました(笑)
TVで見てると酔っぱらいのカラオケかと突っ込みたくもなりますが、実際に目にするとこれがまた今のキースのかっこよさでもあるんですよねー。
ただし"Can't Be Seen"はその出来の悪さからか、この日を最後に封印されちゃうのでありました(笑)

いやしかしこの映像、じっくり観てるとやはりその映像チョイスはなかなかナイスで、こりゃ作るのも大変だろうなと感服しきり。
"Gimme Shelter"でのサーシャの活躍は今まで見た中では一番綺麗な映像でしっかり捉えられています。
いやまぁしっかり撮影してるのはこの制作者ではなく元映像をYouTubeにアップした人なわけですが、このマルチアングルはやっぱり面白い。
ウルグアイの大盛り上がりとストーンズのいいところをしっかり捉えた作品でありました。

↑以上、コピペ(笑)
そんなわけですが、やはりDVDよりはこのBlu-rayの方が綺麗だったりします。

そしてDVDや元データにはなくてこのBlu-rayに収録されたボーナス映像が面白い。
これ、ブラジルTVでのインタビューなんですが、インタビュアーはLuciana Gimenez Morad、、、
そう!ルチアーナ・モラド!!ミックの息子ルーカス君の母にして、DNA検査でそれが確認されるやジェリー・ホールが離婚を決意したというあの!
よくミックもそんなインタビューするよなーと、、、いや、だからこそなんでしょうか?

↓の方がこの作品のより画質は綺麗に見えますが、こちらのインタビューです。
https://www.youtube.com/watch?v=w6TrzfOjvoY

ネグリジェかよといういでたちのルチアーナですが、HBOでのTVドラマ"VINYL"のことから始まり、そこに出演しているジェイムス君をきっかけに多くのファミリーについての質問になり、ミックも一番若い子供としてルーカス君のことも話していますが、その時に切り替わるルチアーナがほんとに優しい顔をしていて、なるほどな〜みたいな(笑)

そして久しぶりのブラジル公演、最前列の女子は見えてるよとかジャパンなんてフラッグもとか、おっかけ女子が勇気づけられることを言ってます(笑)

 

ARGENTINA FIRST NIGHT 』 ALO20160207BDR1 (1BD-R)
aud.shots@Estadio de La Plata, Buenos Aires, Argentina. Feb.7, 2016 

1. Intro / 2. Opening / 3. Start Me Up / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7.
Street Fighting Man / 8. Anybody Seen My Baby? / 9. Wild Horses / 10. Paint It Black / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introduction / 13. Can't Be Seen / 14. Happy / 15. Midnight Rambler / 16. Miss You / 17. Gimme Shelter / 18. Brown Sugar / 19. Sympathy For The Devil / 20. Jumping Jack Flash / 21. You Can't Always Get What You Want / 22. Satisfaction / 23. Ending

怒涛のBlu-rayシリーズ、今度はAmerica Latina Oleツアー2公演目にして、怒涛のアルゼンチン公演初日。
このシリーズを見終えないと早く観たいメキシコ2日目にたどり着きません(笑)

さて、これももうお馴染みの制作者によるYouTubeなどからのマルチカメラのもの。
https://www.youtube.com/watch?v=SHm3Hu_qfdw
かなり綺麗な映像も多く、気がつけば以前のようにコマ数が少ないと感じる映像ではなくなっています。

ちなみにこちら、ショップインフォの画像にはアルゼンチン初日なのに3日目のポスターがデザインされたジャケが掲載されていたりしますが、どうやらそれは間違いだったようで、ちゃんとアルゼンチン公演初日の赤いオベリスクのポスターが使われています。

さてこのアルゼンチン公演初日、CDではLA PLATA 2016 1ST NIGHT(no label)で確認できていましたが、やはり映像を見ると凄いです。
オープニングの"Start Me Up"では、大観衆がうねりを上げて盛り上がり、いくつもの大きな旗が揺れる怒涛のヒートアップの様子がしっかりと捉えられていて、それだけでも必見!
さすがは熱い輩がわんさかのアルゼンチン、しかもアルゼンチンのストーンズファンは長い間再来を待ち続けてきましたらねー!!
いやほんと凄いですわ。
ミックもダイスではキャットウォーク先端で上着を振り回して怒涛の観客に応えています。
いやぁ〜やっぱ凄いぞアルゼンチン!!

ファン投票の"Street Fighting Man"はその発表シーンがなく、わずかにフォードイン気味に始まり、映像も720p程度の映像が続くのが残念ですが、途中オフィシャルYouTubeの映像は綺麗につながれています。
しかしミック、久しぶりかつ本ツアー唯一の登場だった"Anybody-"では思いっきりキーを外しちゃってますが、どうもイヤモニの具合が悪いようで頻繁に左耳のイヤモニに手をやり、サーシャとバナードの間に入って確認しながら歌っている間に一時的に耳から外してたりします。
この時のイヤモニはどうなっているのか、その音を聴いてみたいものです(笑)
でもラップパートもWe came to rock Argentina like this!もばっちり決めてます!!
エンディングでも大観衆はコーラス参加で大盛り上がり!やっぱこの盛り上がりは日本では味わえないものですね。
"Paint It Black"が終わった後もミックが煽ったもんだから続く続く!いやぁ〜ほんと凄いぞアルゼンチン!!

そんな感じで続きますが、凄いのがメンバー紹介でのキースへの怒涛の声援!
プレゼントは投げ込まれるは、"オーレ、オレオレオレ〜、リチャーズ、リチャーズ!"の大合唱!
キースもほんと大感激の様子がしっかり収められていて、これはナイス!
でも"Can't Be Seen"はいまいちで、"Happy"では最近の下げたキーではない入りで弾き始めたと思ったらすぐにキーを下げるというミラクル(笑)

それにしても毎度この制作者のマルチカメラには頭が下がります。
これだけのものを毎度毎度作るってのが信じられません。
Blu-rayバージョンはその元ファイルから"You Can't Always Get What You Want"以降でプチプチとノイズが入ってるのがちょいと惜しいですが、まぁじっくり見直す余裕もないんでしょう。

ということで基本的にファンのために無料に作ってくれているのでDLすりゃいいんですが、ケースに入れてちゃんと持っておくにはこういうのも便利です。

 

 SANTIAGO CHILE 』 (Closed Stage version & Panoramic Stage version) ALO20160203BDR1 & ALO20160203BDR2 (1BD-Rx2)
aud.shots@Estadio Nacional, Santiago, Chile. Feb.3, 2016
 
[Closed Stage version & Panoramic Stage version]
1. Intro / 2. Opening / 3. Start Me Up / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Let's Spend The Night Together / 6. Tumbling Dice / 7. Out Of Control / 8.
She's A Rainbow / 9. Wild Horses / 10. Paint It Black / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introduction / 13. You Got The Silver / 14. Happy / 15. Midnight Rambler / 16. Miss You / 17. Gimme Shelter / 18. Jumping Jack Flash / 19. Sympathy For The Devil / 20. Brown Sugar / 21. You Can't Always Get What You Want / 22. Satisfaction / 23. Ending

これまたLatina Oleツアー初日、チリのサンティアゴ公演の隠密ショット。

先にも書いたとおり、このツアー初日は、YouTube寄せ集めのAMERICA LATINA OLE TOUR SPECIAL VOL.1EL LIBERTADOR(XAVEL-SMS-060/061)のボーナスDVDのアリーナショット、そしてネットに公開されたいつものマルチカメラ編集バージョンと固定カメラによる安定ショットバージョンがあり、固定カメラによる安定ショットバージョンが先に紹介したSANTIAGO CHILE(no label)になりますが、こちらはそのマルチカメラ編集バージョンと固定カメラによる安定ショットバージョンそれぞれをBlu-rayに収録し、それぞれ独立のBlu-rayアマレーケースに収納されて2枚セットでリリースされた作品。

レーベル名はなく、ツアータイトルと日程からとった品番がついていますが、再生すると聴いたことある音と共にStonesEXvisionと表示されます。
もしかしたらストーンズExhibitionからもじったのかもですが、お店によってはGOLDPLATEからの新入荷と紹介されています。

さてこちら、"Closed Stage version"が最近お馴染みの制作者によるマルチカメラのもの。
前半部分がこちらで見れます。
https://www.youtube.com/watch?v=Fjzrj3FKKxI

いつものとおりYouTubeからのつなぎ合わせですが、曲単位での繋ぎ合わせではなく見事なマルチカメラ編集です。
ただ、やっぱり切り替わりがちょい多いような気がしないでもありません(笑)
でもキャットウォークを歩くミックのアップショットなどは、よくぞいろんな映像から持ってきたなと思えるくらい凝ってます。
そしてファン視点で見たいシーンをつないでいるというのがこの制作者は素晴らしい。
ただ、どうしても曲や映像によって音が変わったり、曲間はなかったり、ちょっと音ズレがあるところがあったり、"Brown Sugar"の直前で無音になったり、"You Can't Always-"では音がダブルに鳴っておかしくなるところもあったりしますが、同氏による2014年物よりは綺麗な映像も多くて見やすいです。

そして"Panoramic Stage version"は、先に紹介したSANTIAGO CHILE(no label)と同じく固定カメラによる安定ショットバージョン。
こちらは先にSANTIAGO CHILE(no label)で紹介したとおりなので割愛します。

という感じで、どちらも元はネットにアップされたものなので制作者に感謝ですが、ネットからダウンロードしまくるとHDDがすぐにパンパンになるので、こうしてBD-Rで保存できればHDDの掃除も出来るので、それだけで助かります。
そして初日ばっかりこんなにいろいろ充実してて、やっぱり初日はいいなぁ〜と思うのでありました(笑)

そういえば改めて観てて気づきましたが、このツアー初日は"Gimme Shelter"でサーシャがキャットウォークを歩くとき、ミックが途中までエスコートしてるんですね。
アルゼンチンもYouTubeで見直すとまだ独り立ちしてないようで、一人でキャットウォークを行くようになったのはモンテビデオからかも。

 

 SANTIAGO CHILE 』 no label (BD-R)
aud.shots@Estadio Nacional, Santiago, Chile. Feb.3, 2016

1. Intro / 2. Opening / 3. Start Me Up / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Let's Spend The Night Together / 6. Tumbling Dice / 7. Out Of Control / 8. She's A Rainbow / 9. Wild Horses / 10. Paint It Black / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introduction / 13. You Got The Silver / 14. Happy / 15. Midnight Rambler / 16. Miss You / 17. Gimme Shelter / 18. Jumping Jack Flash / 19. Sympathy For The Devil / 20. Brown Sugar / 21. You Can't Always Get What You Want / 22. Satisfaction / 23. Ending

Latina Oleツアー初日、チリのサンティアゴ公演の隠密ショットは、YouTube寄せ集めのAMERICA LATINA OLE TOUR SPECIAL VOL.1EL LIBERTADOR(XAVEL-SMS-060/061)のボーナスDVDのアリーナショット、そしてネットに公開されたいつものマルチカメラ編集バージョンも出回っていますが、こちらはそれらとは別の固定カメラによる安定ショットバージョン。

これも元はネットに出回ったもので、元映像のサンプル映像は制作者によってこちらにアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=gzj1lxCcWnc

YouTube寄せ集め作品にこの"Brown Sugar"は採用されていますが、公開された全長版を元にしたBlu-rayが、旧青月とStonesEXvision?からリリースされています。
後者は2枚組扱いなので、まずは旧青月バージョンを紹介。

この映像、サンプルを見てもわかるとおり、ロニー側スタンドにがっつり固定された安定ショットで、あまり左右に振れることもなくズームを多用して、ステージ中央付近とスクリーンも映る引きのショットを中心に撮影されており、フルHDの高画質を誇ります。
ということで、マルチカメラやEL LIBERTADORのアリーナからの臨場感あふれる映像もいいですが、こちらはずっと高画質で安定したショットをずっと見ていられるのがナイス。
これでサウンドがEL LIBERTADORに差し替えられていればなおさらいいんですが(笑)

しかしこれで観てると、たまに引き画像の時に目の前のお客さんが数人映る時があるんですが、スタンドは静かだったのねというのがよくわかります(笑)
いや、スタンドだけでなく、アリーナも"Tumbling Dice"や"Out Of Control"の最初はかなり静かだったんだということも。
でも"Satisfaction"では前のお客さんも大ノリで手が映り込みますが、その手が入るのがいかんと思ったのか、一瞬カメラが乱れてカメラを手持ちに変えたのかもしれません。

ツアー初日のことは SANTIAGO 2016(no label)などでも書いたのではしょりますが、"Satisfaction"でキースがミックを蹴ったように見えるシーンは、ちょうどそこでスクリーンショットからズームし始めるのでわかりにくいですが、しっかり映ってます(笑)
ただ、こちらではミックが"JJF"のキャットウォークでシャツをまくり上げるシーンはかろうじて映っていますが、あれはその前の姉ちゃんが肩車の上でビキニから胸をポロリと出して揺らしまくってるアピールに応えてだったからだというのがわかりません(爆)
そのシーンはYouTube寄せ集めのAMERICA LATINA OLE TOUR SPECIAL VOL.1で確認できます(笑)

 

 MONTEVIDEO 2016 』 no label (2DVD)
aud.shots@Estadio Centenario, Montevideo, Uruguay. Feb.16, 2016

●DVD 1
1. Intro / 2. Opening / 3. Start Me Up / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7.
She's So Cold / 8. Wild Horses / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. Slipping Away / 13. Can't Be Seen
●DVD 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Brown Sugar / 5. Sympathy For The Devil / 6. Jumping Jack Flash / 7. You Can't Always Get What You Want(with Coro Rapsodia De Uruguay) / 8. Satisfaction 

チリのサンティアゴから開幕したLatina Oleツアー、続くアルゼンチンでの3公演の次に訪れたのがこのウルグアイのモンテビデオ。
ということでツアー5公演目のウルグアイはモンテビデオ公演の隠密ショットを収めたのがこちら。

4月末リリースのこちらはBOGOTA 2016と同じ制作者によってネットにアップされた作品をプレスDVD化したもの。
その元映像はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=zb-Tz450Z0Q

そして実はこのモンテビデオだけでなくその他公演も他レーベルからBlu-ray(BD-R)で怒涛のリリースがされているのですが、一気に全部は無理ということで、まずはこのモンテビデオの見比べだけやってみましたので、そちらも今後単独紹介する前にここで簡単に触れておきます。

この映像、ライブが始まる前にウルグアイへのストーンズのYouTubeメッセージから始まります。
次はオフィシャルYouTubeで"Hot Stuff"をバックにしたウルグアイ到着シーンのあの"Hola Uruguay"か!と思ったら、もっと長い映像が"Miss You"や"Sparks Will Fly"をバックに流れるのはちょっと嬉しいような悲しいような(笑)

それはともかく、開幕して"Start Me Up"が始まるや、さすがは南米、観客の怒涛のノリが凄い!
映像は上で紹介した元映像を見てわかる通りですが、その盛り上がりをまた怒涛のマルチカメラで編集されています。
比較的綺麗な映像を使いつつも、なかなかとらえどころが面白い!
以前はこの制作者の映像はちょっとコマ数が少ないようなところも見られましたが、あまりそうした素材は選んでいないようで、そうした症状は完全になくなってはいませんが減りました。
ただ、"Start Me Up"では音質がいまいちだったり、どうしてもカメラの切り替わりがやっぱり多すぎるような気がしないでもありません(笑)

"Out Of Control"の前に最前列付近で沸き起こるウルグアイコール、そして"Out Of Control"の変調に合わせて熱狂する観客、そこに見事にシンクロして挿入されるオフィシャルYouTubeからの演奏などなど、見どころを抑えた編集はさすがです。
そしてWeb VoteはLatina Oleツアー唯一登場の"She's So Cold"。
ミックはロニーのたばこを取り上げて、、、昔のように吸ったりはせずに投げ捨ててます(笑)
しかしこの曲もチャックとロニーの頑張りが顕著でキースはたまに目立つ程度だったりも(笑)
でも現場は当然のことながらめっさ盛り上がってます!そしてミックがコントロールしてる様がこれまた嬉しかったり。

いやしかしキースへのオ〜レ・リチャーズ・コールもさすがは南米。
にしても"Slipping Away"もあやういですが、"Can't Be Seen"はもうヘロヘロのずれまくりで、ちゃんと終われるのかハラハラして見てました(笑)
TVで見てると酔っぱらいのカラオケかと突っ込みたくもなりますが、実際に目にするとこれがまた今のキースのかっこよさでもあるんですよねー。
ただし"Can't Be Seen"はその出来の悪さからか、この日を最後に封印されちゃうのでありました(笑)

いやしかしこの映像、じっくり観てるとやはりその映像チョイスはなかなかナイスで、こりゃ作るのも大変だろうなと感服しきり。
"Gimme Shelter"でのサーシャの活躍は今まで見た中では一番綺麗な映像でしっかり捉えられています。
いやまぁしっかり撮影してるのはこの制作者ではなく元映像をYouTubeにアップした人なわけですが、このマルチアングルはやっぱり面白い。
ウルグアイの大盛り上がりとストーンズのいいところをしっかり捉えた作品でありました。
ということですが、こちらも予約完売とのことです。

そしてしばらく後にはなるかもですが個別に紹介していくBlu-rayともちょっと見比べてみましたが、今回のDVDは2枚組ということで容量は結構あるとはいえ、やはりその合計のさらに3倍弱もの容量のあるBlu-ray映像の方が大画面TVで見ると綺麗です。
PCで見たり、TVでも元がいまいちの映像ではさほど違いは感じませんが、HD映像の部分ではかなり違いがあります。
でもBlu-rayでは"Paint It Black"ではBu-rayは音と映像のズレが結構あるのに対して、このDVDや先に紹介したYouTubeではではちゃんとあってます。
また、"Midnight Rambler"でもこちらはさほどずれていませんが、Blu-rayでは途中でちょいと気になるくらいずれてます。
もしかしたらこの制作者がしばしば更新するによる、FIXEDバージョンとその前のバージョンとの違いなのかも?と思いましたが、わたしがDLしたBD映像のFIXEDバージョンもあってません。
ちなみに"Miss You"や"Gimme Shelter"や"Sympathy For The Devil"の前にはBlu-rayでは静止画像が挿入されていますが、このDVDは真っ黒といった違いも。
"Brown Sugar"のイントロ一発目の処理なども違います。
これらもわたしがDLしたFIXEDバージョンのBlu-rayでも静止画像が入ってまして、かの制作者によるDVD5にDVD9にBD25シリーズは全て同じ映像かと思ったら実はちょっと違うんだということがよくわかりました(笑) 


Apr 2016
 
EL LIBERTADOR 』 XAVEL-SMS-060/061 (4CD+1DVD)
multi IEM + aud. matrix recordings@Estadio Nacional, Santiago, Chile. Feb.3, 2016

■ [EL LIBERTADOR 1: IEM MATRIX MASTER - Multiple IEM + AUD Matrix Source] XAVEL-SMS-060
●Disc 1
1. Opening Film / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7.
She's A Rainbow / 8. Wild Horses / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. You Got The Silver / 13. Happy / 14. Midnight Rambler
●Disc 2
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Jumpin' Jack Flash / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What You Want (with Estudio Coral de Santiago) / 7. Satisfaction / 8. Closing

■ [EL LIBERTADOR 2: MK4 MASTER - Original MK4 Source] XAVEL-SMS-061
●Disc 3
1. Pre-show SE (Lonely Boy) / 2. Opening Film / 3. Start Me Up / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Let's Spend The Night Together / 6. Tumbling Dice / 7. Out Of Control / 8.
She's A Rainbow / 9. Wild Horses / 10. Paint It Black / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introduction / 13. You Got the Silver / 14. Happy / 15. Midnight Rambler
●Disc 4
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Jumpin' Jack Flash / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What You Want (with Estudio Coral de Santiago) / 7. Satisfaction / 8. Closing
[Soundcheck at Estadio Nacional, Santiago, Chile 3rd February 2016]
9. Tumbling Dice / 10. Gimme Shelter / 11. You Can't Always Get What You Want (with Estudio Coral de Santiago)

■ DVD [Amazing Shot from the Tongue Pit] XAVEL-SCL-DVD
1. Opening Film / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7.
She's A Rainbow / 8. Wild Horses / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. You Got The Silver / 13. Happy / 14. Midnight Rambler / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Jumpin' Jack Flash / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always Get What You Want (with Estudio Coral de Santiago) / 21. Satisfaction / 22. Closing

XAVELがAmerica Latina Oleツアー開幕公演である2/3のチリのサンティアゴ公演を、4CDと初回ボーナスのDVDという重量級にてリリース。
ツアー初日のサンティアゴといえば、隠密音源はSANTIAGO 2016(no label)、そして映像はYouTube寄せ集めや、今般固定カメラからのものが新たにネットにも出回ってブート化され始めましたが(未紹介)、今回XAVELがリリースしたのは重量級というのが問題ではなく、まさに異次元の作品というブツになっています。

XAVELによるIEMソースと隠密のマトリクスはZIP CODEツアーでも4作品リリースされ、4作品それぞれがギターのセパレートやボーカルの感じも違う仕上がりだったので、IEMソースを拾うというのもいろいろ難しいんだろうなと、無知ではあれども勝手に思ってましたが、今回は素晴らしい、まさに一皮むけた作品になってます。

Empress Valley系と同じく紙ジャケになったパッケージから取り出したるは、まずはDisc1/2のIEMと隠密とのマトリクス。
これはもうまさに異次元。各楽器の音をしっかり拾って、キースとロニーは見事に左右にセパレートしているし、ミックのボーカルも不自然な感じもありません。
ミックが"OOC"でトチってちょいと歌いかけた声も逃しません(笑)
もうこりゃ"
EX"、エクセレント・ステレオ・サウンドボード並みです。

強いて、あえて強いて言えばロニーのギターがやや濁っててロニーの音っぽくないように聴こえるところがあるのと、ごく僅かにジリジリ鳴っているのが聴こえるところ。
そして"She's A Rainbow"のチャプターはそこじゃなくてもと思うところ。
いや、あくまでもこれらは「強いて言えば」ですよ(笑)
いやぁ〜ほんと凄いです。XAVELの本気と書いてマジと読むを感じる逸品であります。

そしてまた凄いのが、Disc3/4の隠密も素晴らしいサウンドという点。ナチュラルでウォーミーでこれまた"
EX"です。
定位は最初やや右寄りで、僅かにエコーを拾って演奏が塊になっているためややぼけたソフトな仕上がりですが、素晴らしいナチュラルサウンド。
個人的にはもうちょいシャープなサウンドが好みですが、これはこれで素晴らしいです。
それにしてもここまで周りが静かな音をよくぞ録音できたものだと。
ソース1のマトリクスに使われた隠密も聴いてみたいものですが、そこまですると値段もさらに跳ね上がるし紙ジャケにも入りきらないでしょうか。

もう諸手を挙げての絶賛になってしまいますが、さらに初回200セット限定というDVDがこれまた凄いです。
スマホで撮影する多くの人の手や肩車される女性と旗とかをかき分けかき分けの映像ですが、YouTubeの寄せ集めとは一味どころか四味も違う美しさ。
それでいて撮影する映像があまりブレないのが凄い。どうやって撮影しているのやら?
サンティアゴは固定カメラからの隠密も出回り始めていますが、この臨場感はこの映像でなければ味わえません。

いやぁ〜まさにインフォに偽りなし!
XAVELのあくなき執念がいよいよ実りつつある、まさにブートレッガーの本気と書いて、ってさっきも書きましたが、ほんとにすごいです。

実は最初にリリースインフォを見たときは、「EL LIBERTADORでサンティアゴの解放者?ストーンズが解放者?というかEL LIBERTADORはアルゼンチンの山とか、シモン・ボリバルならコロンビアとか、、、」などとくだらないことを考えていましたが、全く問題なし!
なお、インフォにはDVDのクレジットで"Satisfaction"と"Closing"が欠落しているようですが、ちゃんと収録されています。

↓ということでインフォをば。
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[ソース1:マルチIEMマトリクス音源(2CD)]
ステージ上で各メンバーが使用する各々ミックスバランスの異なるIEMソース群と、高品質なオリジナルAUDソースを絶妙のバランスでステレオ・ミックスしたマルチIEMマトリクス音源。
(AUDソースは後述するソース2のMK4マスターとは別ソース)
XAVELレーベルの専売特許ともいえるおなじみの録音手法ですが、2016年を迎え技術面での大幅改良が加えられ、さらなるブレイクスルーを達成しました!
長年思い描いてきた「最終形態」が遂に視界に入ってきた・・本作ではその一端を垣間見ることが出来る驚愕のサウンド・クオリティを実現しています!
「さらにステレオ・サウンドボード音源に近づいた」そう表現してもよいかもしれません。
クリアネス、分離、音色のリッチさ、全ての面でこれまでのIEMマトリクス音源とは一線を画す仕上がりとなっています。
冒頭「Start Me Up」の途中までは機材トラブルがあり、ギターが薄めのミックスとなっていますが、それ以降は安定のステレオ・ライン音源となっています。

[ソース 2:オリジナル・オーディエンス音源 MK4マスター(2CD)]
オーディエンス・レコーディングの最高峰マイクMK4を使用した極上ライヴ・レコーディングによるもので、暖かみのある倍音豊かな迫力のサウンドは、巨大スタジアム・ライヴの臨場感を存分に伝えてくれるものであり、ソース1のIEMマトリクス音源とは全く異なるキャラクターながら、オーディエンス・ノイズも皆無。
それでいて出音はとても近く、南米の大観衆の熱気が充満したスタジアムの雰囲気までひしひしと伝わってくるというもので、またキースのギター音が大きめに捉えられている点もファンには嬉しいところ。
さらに本編終了後のボーナス・トラックには、開場前のサウンド・チェックをミックのIEMソースより追加収録。

さらに初回200セット限定で、会場タン・ピット内の至近距離からHDカメラにて撮影された、迫力満点のオーディエンス・ショット映像を収録したプレスDVDをプラス。
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ということで、これは最近のブートにしてはちょいと値が張りますが、まさに執念のオリジナル作品でありました!!
こんなブツが出るとは、ツアー初日に行った人がうらやましいぞー!!

 

 EN CUBA : THE HISTORIC CONCERT 2016 』 GOLDPLATE GP-1601CD1/2 (2CD) + GP-1601BDR1 (1BDR)
aud.recordings + aud.shots@Ciudad Deportiva De La Habana, Havana, Cuba. Mar.25, 2016
 
●Disc 1
1. Introduction / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll (But I Like It) / 4. Tumbling Dice / 5. Out Of Control / 6. All Down The Line / 7. Angie / 8. Paint It Black / 9. Honky Tonk Women / 10. Band Introductions / 11. You Got The Silver / 12. Before They Make Me Run
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Coro Entrevoces) / 8. (I Can't Get No) Satisfaction
●BD-R
1. Introduction / 2. Concert Opening / 3. Jumping Jack Flash / 4. It's Only Rock'n Roll (But I Like It) / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. All Down The Line / 8. Angie / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. You Got The Silver / 13. Before They Make Me Run / 14. Midnight Rambler / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Start Me Up / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always Get What You Want (With Choir) / 21. (I Can't Get No) Satisfaction / + TV News Extras

リリース順だと先にリリースされた他の作品もありますが、先に紹介したHAVANA 2016に次いでリリースされた、もう一つのキューバがこちら。

こちらはネットに上がった音源ではなく、オリジナル音源によるリリース。
インフォによるとこちらはシンガポール公演のROCKS SINGAPORE(GP-1503CD1/2)と同じ録音者による音源とのこと。
こちら、ネット音源のHAVANA 2016』と比べると周りはそれほど騒がしくもなく、歓声や話し声などは曲間がメインで、演奏は比較的静かに聴くことができますが、それでいて盛り上がる歓声も適度に拾っており臨場感もそれなりに味わえます。
では演奏の音が遠いのかというとそんなことはなく、音像も大きく定位も中央にあり、HAVANA 2016よりもメリハリがあってシャープなサウンド"
EX-"です。
ロニーのギターの方がラウドに鳴るところがあるのでロニー側かもですが、キースの"You Got The Silver"ではHAVANA 2016よりも歓声が湧き上がっています。

いやしかしこのシャープでクリアなサウンドは見事。
ナチュラル志向の方にはちょっと刺激的に感じると思いますが、リミットぎりぎりというちょっと懐かしいブートの香りのするサウンドです。
メリハリを好む方にはこちらの方がより迫力のあるサウンドを楽しむことができるかと。

そしてこちら、初回限定100セット・オンリーで2CD+ブルーレイ・ディスク(BDR)のスペシャル・コレクターズ・セットも同時リリース。
そのBlu-rayですが、こちらはYouTubeなどに上がった映像をマルチでつないだもの。
YouTubeにも同じようにマルチでフルコンサートを収録したものがありますが、どうやらそれとは違う模様。
キース側からのショットが多いですが、ステージやスクリーンがバランスよく映ります。
そしてサウンドはCDのものに差し替えられているので、頻繁に音が変わったりせずに良好隠密で楽しめるのは安心。

また、"JJF"ではしばらくプロショット映像も使われたり(エクストラに収録されているニュース映像ほど綺麗ではありませんがロゴ無し)、映像も比較的綺麗なものが使われていて、ブロックノイズがむごかったりカメラが頻繁に切り替わるわけでもないので、キューバ公演を結構快適に疑似体験できるようになっています。さらに"Midnight Rambler"中盤など、尺が合わないところも前後の映像をうまくつないでいます。

演奏内容についてはHAVANA 2016で書いたので省きますが、こちらの映像を見てるとよくわかるのが観客の反応。
観客は南米のようにみんな熱狂的かといえばそうでもなく、撮影に必死な人も結構多かったということがよくわかります。
どえらい長い棒をつけてスマホかタブレットで撮影してる人もちらほらいる様子も映ってたり(笑)
いやしかしサーシャも"Satisfaction"ではミックの腰ふりダンスに被せてセクシーダンスを踊ったり、やっぱり映像があるといいですね(笑)
また、コンサートの隠密映像以外にも、オフィシャルYouTubeの映像やニュース映像などがたっぷり入っているのもナイス。
でもこちらのBlu-ray、"Satisfaction"が終わりコンサート映像が終わるとそこで音量を絞らないと大音量でエクストラになだれ込むので要注意です(笑)

ということで、キューバ公演はいずれオフィシャルでリリースされるかなと思いますが、サウンドと映像でなかなか快適に素のキューバ公演を楽しめる作品でありました。

 

 HAVANA 2016 』 no label (2CD)
aud.recordings@Ciudad Deportiva De La Habana, Havana, Cuba. Mar.25, 2016

●Disc 1
1. Intro. / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling Dice / 5. Out Of Control / 6. All Down The Line / 7. Angie / 8. Paint It Black / 9. Honky Tonk Women / 10. Band Introductions / 11. You Got The Silver / 12. Before They Make Me Run
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Coro Entrevoces) / 8. Satisfaction

Latina Oleツアー最終日、歴史的なコンサートとなったキューバはハバナ公演が登場。
昨年ZIP CODEツアー終了後、中南米ツアーの噂がIORRなどで詳しく報じられた時にはキューバの噂はあるも、そんなとこでやるのかな〜?と思っていましたが、中国に次いでミックがやりたかった国といえばやっぱりキューバだったんですよね。
そしてその後昨年10月、ミックはキューバを訪問していたことをtwitterやFacebookなどでも掲載していましたが、アメリカ政府と歩みをあわせるようについにキューバの春を実現してみせたことはさすがはミック社長といったところ。
キューバ公演は日本でも大きく報じられ、3/21-22のオバマ大統領の訪問、3/22の大リーグの親善試合、これらはストーンズの前座だったのかというほどの扱いでしたね。
それにしてもフリーコンサートとはおそれ入りました。50万人という数字はほんとかどうかは怪しいところですが、キューバの多くの人々がキューバの春を満喫したことは間違いありません!

そんな歴史的なキューバ公演、いずれオフィシャルで映像がリリースされと思われますが、臨場感かつ迫力ある良好音源がネットに公開され、それを元にCD化されたのがこちら。
元音源はYouTubeにも上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=hw6ZNeYM7eg

Latina Oleツアーではなかなか良好音源が出てこなかったりしますが、これはメキシコ初日に次いで良好サウンド。
ナチュラルかというとそうでもなく、メリハリのあるサウンドといえばちょっとフラットな感じでやや左寄りですが、音像も大きくかなりクリアな"
EX-"良好音源。
ですが、周りは決して静かではありません!
でもうるさすぎて邪魔なほどではない観客の興奮度合いが見事に伝わってきて、聴いていて面白いのはやはり臨場感。
"Tumbling Dice"からして歓声があちこちで上がり、まさにキューバの春を疑似体験できます。

いやしかしついに実現したキューバ公演、ストーンズも撮影を意識してか結構丁寧な演奏でスタート。
一方観客は大盛り上がりで、なぜに"Out Of Control"のイントロで手拍子がこんなに起こるのだ?と思わないでもありませんが、歌いだしで不安定なミックに歓声が飛び、ブレイク以降は大盛り上がり!
そしてミックも感激してweb voteの投票結果をいろいろしゃべってるんですが、それを話し終わらないうちに"All Down The Line"のイントロを始めるキース(笑)
ここからようやく硬さがほぐれてきたようなストーンズ。
大合唱の"Angie"を終え、"Paint It Black"へというところではキースのギターかワイヤレスの具合が悪くしばし待ちが続きますが、観客は"クーバ"?の大合唱。
こういうところが日本とは全く違いますね〜。
そしてだいぶ硬さがほぐれたらほぐれ過ぎなのか、"Honky Tonk Women"は結構グダグダだったりします。
また、"You Got The Silver"はかなり静かでおしゃべりタイムだったり(笑)

後半、"Midnight Rambler"ではヨーヨーヨーのアレンジも入れて快調、"Miss You"もかなりアレンジを加えて歌っています。
でも絶好調かというとそうでもない感じで、"Gimme Shelter"ではいつもよりもっさりした感じ。でも後半サーシャの熱唱がまさに熱い!!
今度またストーンズが動くときにはまたリサに戻るのか、それともリサの座を奪うのか、その動向が注目されますが、この歴史的コンサートに参加したことは彼女を今後さらにはばたかせていくことでしょう。

そして隠密で聴く限りあまりミックも調子がいいようには聴こえないものの、ラストの"Satisfaction"は大盛り上がりの中エンディングへと思ったら大合唱に応えたスペシャルなリプライズ!
キースはメインリフも弾いてもっとやりたそうな感じでしたが(笑)
そして演奏が終わってもSatisfaction"のリフを大合唱する熱い観客!!
いやぁ〜素晴らしいキューバの春、そしてLatina Oleツアーのファイナルを臨場感あふれるサウンドで満喫できました。

なお、こちら裏ジャケのtrk4の"Start Me Up"が"Brown Sugar"とクレジットされてて、あたかも"Brown Sugar"を2回やったような誤記がありましたが、修正版の裏ジャケが配布されています。
毎度のことながらLHのこうした対応は素晴らしいですね。

そしてキューバはもう一つ別音源の隠密がリリースされており、続いてそちらにまいります。

 

 LOVE YOU LIVE MIXES 2016 』 IMP-N-026 (1CD)
SB recordings@1975-1976

1. Hey Negrita / 2. Hot Stuff / 3. Star Star / 4. You Gotta Move / 5. Angie / 6. Band Introductions / 7. Happy / 8. Tumbling Dice / 9. Nothing From Nothing / 10. Outa Space / 11. Midnight Rambler / 12. It's Only Rock'n Roll / 13. Brown Sugar / 14. Jumpin' Jack Flash / 15. Street Fighting Man / 16. Outro

trk.1
trk.2/3/5
trk.4
trk.6-16

   Earl's Court Arena, London, UK. May 27, 1976
   Les Abattoirs, Paris, France. June 6, 1976
   Municipal Stadium, Cleveland, OH. June 14, 1975
   Les Abattoirs, Paris, France. June 7, 1976

こちら、聴く前にHaraさんのレビューを読んでしまい、問題を見る前から答えを見てしまったような居心地の悪さ(笑)
ということで収録地のクレジットの間違いも聴く前から知ってしまいました。

そんなわけですが、こちらのタイトルとジャケのもとになっているのは、IORRでも大きく取り上げられていたLOVE YOU LIVEMixesの5曲。
これはLOVE YOU LIVEの素材である16トラックテープを1982年に勝手にミックスしたもののようで、こちらで公開されたもの。
http://www.willardswormholes.com/archives/36877

その問題の5曲がこのCDの冒頭5曲なわけですが、元音源は勝手気ままなミックスによりキースが右とかそんなのお構いなしながらめちゃくちゃ音がよかったりします。
さらに"Hot Stuff"に"Star Star"はオフィシャルLOVE YOU LIVEと同じ6/6のパリ公演からですが、オーバーダビングされる前の素の演奏を楽しめます。
そして"You Gotta Move"はLOVE YOU LIVEに収録されているものとは別の公演からで、クレジットとは違って75年のクリーヴランドから。
"Hey Negrita"に"Angie"はLOVE YOU LIVEにはそもそも未収録。
しかし超高音質"
EX+"で、演奏だけでなく歓声もミックスされているというすさまじい音源です。

そんな問題音源なわけですが、今回IMPがCD化する際には基本的にキースが右側もしくはロニーが左になるよう、元々ネットにアップされた音源とは左右を逆転させていますが、ここはあえてそのままで、しかもアップされた曲順のまま聴きたかったような気がします。

そして後半がアナログ大名盤FROM SAN FRANCISCO TO PARISの復刻。
"IMP米西海岸支部秘蔵のピッカピカのVinylから1976部分をADコンバートして収録"とのことで、そちらでは欠落していた部分をあれこれ補填もしてます。
アナログのサウンドは確かによく、この音源の問題点であった"Brown Sugar"のイントロと歌いだしでについても丁寧に処理がされているんですが、ビリー・プレストンのパートのピッチが遅いままという、何とももったいないことに。
(TASBのHaraさんによるとビリーの2曲はRattle SnakeのDOWN AND OUT IN PARISからのコピーとのこと)
ということで、ちょいと残念な作品でありました。

 

 ST. LOUIS BABYLON 1997 Definitive Edition 』 ULTRA-FINE UFBD-9043 (2BD-R)
pro shots@TWA Dome, St. Louis, MO. Dec.12, 1997

●Disc 1 - "Version A"
■ VH-1 PPV PRE-SHOW
1. Opening / 2. Introduction / 3. Bridges To Babylon Tour / 4. Inside The Venue / 5. Michael Cohl Interview / 6. MICK JAGGER Interview / 7. KEITH RICHARDS Interview / 8. LISA FISCHER Interview / 9. TAJI MAHAL Interview / 10. KENNY WAYNE Interview / 11. Soundcheck / 12. Bridges To Babylon Tour / 13. Ending
■ VH-1 PPV COMPLETE LIVE SHOW
1. Opening / 2. Satisfaction / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Flip The Switch / 5. Gimme Shelter / 6. Wild Horses (with D.Matthews) / 7. Anybody Seen My Baby? / 8. Saint Of Me / 9. Corrina Corrina (with Taj Mahal) / 10. Oot Of Control / 11. Waiting On A Friend (with J.Redman) / 12. Miss You / 13. Band Introductions / 14. All About You / 15. Wanna Hold You / 16. Across The Bridge / 17. It's Only Rock'n Roll / 18. The Last Time / 19. Like A Rolling Stone / 20. Sympathy For The Devil / 21. Tumbling Dice / 22. Honky Tonk Women / 23. Start Me Up / 24. Jumpin' Jack Flash / 25. You Can't Always Get What You Want / 26. Brown Sugar / 27. Outro

●Disc 2 - BONUS "Special Combination"
■ ULTRA-FINE EXCLUSIVE EDIT ("Version B" with "Version A")
1. Opening / 2. Satisfaction / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Flip The Switch / 5. Gimme Shelter / 6. Wild Horses (with D.Matthews) / 7. Anybody Seen My Baby? / 8. Saint Of Me / 9. Corrina Corrina (with Taj Mahal) / 10. Oot Of Control / 11. Waiting On A Friend (with J.Redman) / 12. Miss You / 13. Band Introductions / 14. All About You / 15. Wanna Hold You / 16. Across The Bridge / 17. It's Only Rock'n Roll / 18. The Last Time / 19. Like A Rolling Stone / 20. Sympathy For The Devil / 21. Tumbling Dice / 22. Honky Tonk Women / 23. Start Me Up / 24. Jumpin' Jack Flash / 25. You Can't Always Get What You Want / 26. Brown Sugar / 27. Ending

1997年9月23日に開幕したBridges To Babylon北米ツアーの1997年の最終日、12月12日に行われたセントルイス公演は当時VH-1、日本では日本初の米国からの音楽ライブのペイパービュー方式で、独占生中継「ローリング・ストーンズ Bridges to Babylon ライブ フロム セントルイス」としてスカパーで生放送されました。いやぁ〜懐かしい。しかしもうこの生中継から20年近くも経つとは!時の経つのはほんと早いですね。

さてこちら、その生中継バージョンをプリショーから収録したDisc1と、翌年リリースされたオフィシャルDVDの映像に、カットされていた4曲"Anybody Seen My Baby?" "Corrina Corrina" "All About You" "The Last Time"や曲間カットを生中継バージョンから補填して完全版にしたDisc2の2枚組Blu-ray。

ということで、今までありそうでなかったなかなかおもしろい作り。
Disc1はわたしのは最初は全く再生不能でしたが、交換ディスクが届けば問題払拭。
やはりBlu-rayは何か問題があると問い合わせしてみるのがいいですね。

さてそのDisc 1、こちらは業務用DVCAMマスターを元としたBlu-rayということですが、画質はそこまで綺麗ではなく、近くで見ると輪郭が甘い"そこそこ"です。
とはいえわたしが持っていたDVDRよりは綺麗ですし、TVからちょっと離れれば十分綺麗なので、貴重な映像がこうしてアップグレードしたのは嬉しいところ。

そしてDisc2。補填されている曲では画質はやはりそこそこになりますし、オフィシャル映像も元はDVDなので細部は荒かったりもしますが、オフィシャルDVDではあろうことか"All About You"がカットされていたのが残念至極でしたが、画質は変われどもこうして通しで見れるのはナイス。
しかしこの日のライブ、TV生中継用にゲストなんか呼ばずにストーンズだけの方がいいのにと思ったりしますが、まぁそれがスペシャルなんでしょうね。
いやしかしこの時もすでにいろいろ言われていましたが、今と比べるとキースがまだ弾いていたストーンズ、元気で演奏もタイトです。

このライブもいずれはFrom The Vaultからオフィシャルリリースされるかもしれませんが、それまで自分が生きてるかどうかもわからないってことで貴重な作品でした!

 

 GOT PROMO IF YOU WANT IT! Vol.2 』 <<1989-2012>> ULTRA-FINE UFBD-9042 (2BD-R)
pro shots - promotional videos & 25x5

●Disc 1
■ Main Track - PV 1989-2012
1. Mixed Emotions / 2. Terrifying / 3. Rock And A Hard Place / 4. Almost Hear You Sigh / 5. Highwire / 6. Sex Drive / 7. Love Is Strong / 8. You Got Me Rocking / 9. Out Of Tears / 10. I Go Wild / 11. Like A Rolling Stone / 12. Anybody Seen My Baby? / 13. Out Of Control / 14. Saint Of Me / 15. Gimme Shelter / 16. Don't Stop / 17. Rough Justice / 18. Rain Fall Down / 19. Streets Of Love / 20. Doom And Gloom
●Disc 2
■ Alternates
1. Rain Fall Down (Explicit) / 2. Streets Of Love (Studio)  / 3. Rain Fall Down (Remix)
■ Bonus / 25 X 5
1. Opening / 2. In The Beginning / 3. You Better Move On / 4. Little Red Rooster / 5. Around And Around / 6. Mercy Mercy / 7. I Just Wanna Make Love To You / 8. Carol / 9. Stoned / 10. Time Is On My Side / 11. How Many More Years (Howlin' Wolf) / 12. The Last Time / 13. Get Off Of My Cloud / 14. (I Can't Get No) Satisfaction / 15. 19th Nervous Breakdown / 16. Have You Seen Your Mother / 17. Stupid Girl / 18. Paint It Black / 19. Something Happened To Me Yesterday / 20. Let's Spend The Night Together / 21. Joujouka / 22. All You Need Is Love (The Beatles) / 23. 2000 Light Years From Home / 24. Jumpin' Jack Flash / 25. Sympathy For The Devil / 26. You Can't Always Get What You Want / 27. Death Of Brian Jones / 28. Mick Taylor Joined / 29. Honky Tonk Women / 30. Love In Vain / 31. Gimme Shelter / 32. Under My Thumb / 33. Memo From Turner / 34. Can't You Hear Me Knocking? / 35. Tumbling Dice / 36. Cocksucker Blues / 37. Happy / 38. American Tour 1972 / 39. Midnight Rambler / 40. Angie / 41. It's Only Rock'n Roll / 42. Ron Wood Joined / 43. Brown Sugar / 44. Starfucker / 45. Drug Bust In Toronto / 46. Miss You / 47. Before They Make Me Run / 48. Start Me Up / 49. Mannish Boy (with M.Waters) / 50. (I Can't Get No) Satisfaction / 51. Waiting On A Friend / 52. Death Of Ian Stewart / 53. One Hit (To The Body) / 54. Just Another Night / 55. Take It So Hard / 56. Rock'n Roll Hall Of Fame / 57. Terrifying / 58. Mixed Emotions / 59. Families / 60. Rock And A Hard Place / 61. Ending - Slipping Away

PV集続編の2枚組Blu-ray。
こちらもオフィシャルYouTubeからDLしたものが元になっており、綺麗なものぞろいです。
"Rain Fall Down"はしっかり3バージョン収録されています。
が、50 YEARS ON VIDEO REDには収録されていた、"I Go Wild"や"Streets Of Love"の別バージョン、"Doom And Gloom"のLyric Videoバージョンやその他のバージョン、"One More Shot"、さらには"Plundered My Soul" "Following The River" "No Spare Parts" などが収録されていないのは残念。

そしておまけはこちらにはオフィシャルビデオ/LDでリリースされた25x5
これもおそらく日本盤LD落としをエンコードしたもので、日本語字幕がついています。
こちらはさすがにかなり綺麗で安心してみていられます。

 

 GOT PROMO IF YOU WANT IT! Vol.1 』 <<1971-1986>> ULTRA-FINE UFBD-9041 (2BD-R)
pro shots - promotional videos & Video Rewind

●Disc 1
■ Main Track - PV 1973-1986
1. Dancing With Mr.D. / 2. Angie / 3. Silver Train / 4. Ain't Too Proud To Beg / 5. It's Only Rock'n Roll / 6. Till The Next Goodbye / 7. Hot Stuff / 8. Hey Negrita / 9. Fool To Cry / 10. Crazy Mama / 11. Miss You / 12. Far Away Eyes / 13. Respectable / 14. Where The Boys Go / 15. Emotional Rescue / 16. She's So Cold / 17. Start Me Up / 18. Hang Fire / 19. Neighbours / 20. Worried About You (Audio Fixed) / 21. Waiting On A Friend / 22. Going To A Go Go / 23. Time Is On My Side / 24. Undercover Of The Night / 25. She Was Hot / 26. Too Much Blood / 27. One Hit (To The Body) / 28. Harlem Shuffle
●Disc 2
■ Alternates
1. Angie (Version #2) / 2. Undercover Of The Night (Alternate)
■ Bonus #1 / Legacy Versions
1. Brown Sugar (Top Of The Pops, Audio Fixed) / 2. Tumbling Dice (Animated) / 3. Dancing With Mr.D (Alternate) / 4. Angie (Version #2 Alternate) / 5. Silver Train (Alternate) / 6. Till The Next Goodbye (Alternate) / 7.
Fool To Cry (Alternate) / 8. Emotional Rescue (Alternate)
■ Bonus #2 / Video Rewind
1. Opening / 2. Skit / 3. Midnight Rambler / 4. She Was Hot / 5. Hey Negrita & Skit / 6. She's So Cold & Skit / 7. Emotional Rescue / 8. Skit & Waiting On A Friend / 9. Keith Richards Interview / 10. Skit Incl. Satisfaction / 11. Angie / 12. Brown Sugar / 13. Excerpts From "Cocksucker Blues" / 14. Skit & Neighbours / 15. Skit & Too Much Blood / 16. Skit & It's Only Rock'n Roll / 17. Skit & Charlie Watts Interview / 18. Skit & Miss You / 19. Undercover Of The Night / 20. Skit & Start Me Up / 21. Ending With Mick Jagger Interview

プロモビデオ(以下PV)集とオフィシャルVIDEO REWINDのカップリングの2枚組Blu-ray。
PV集は同じようなコンセプトの作品では2014年の来日に合わせて50 YEARS ON VIDEO RED』『50 YEARS ON VIDEO BLACKというBlu-rayがありましたが、そちらはいろんなソースのものもミックスされたつくりでしたが、こちらはソースがいろいろ切り替わるのではなく別だてになってるのが特徴。

Disc1はオフィシャルYouTubeからHD画質でDLしたPVをオーサリングしたもので、綺麗な映像だけを楽しむことができる作りになっています。

Disc2はDisc1の続きといった感じで、そこに収録された曲のうち、別バージョンがオフィシャルYouTubeにアップされた2曲。
そしてレガシーバージョンなる方はまずはTop of The Popsの"Brown Sugar"から。
そちらはインフォによるとイントロのサウンド脱落なしで収録とのことですが、オフィシャルのMarquee - Live in 1971』に収録されていたものと同じかと。
その後ビデオがソースの映像となり、画質ががくんと落ちますが、今ではなかなか見れない別バージョンで、Hot StuffでもPVコーナーで紹介していたものたちですが、画質は落ちても音質はこもったりヒスノイズが目立ったりしないのであまりストレスを感じることなく鑑賞できます。
そしてここに収録されている、"Fool To Cry"のスチュがかなり映り込むバージョン、これはわたしおそらく初めて見ました!こんなバージョンもあったんですね〜。
ちなみに50 YEARS ON VIDEO BLACKには収録されていた"Undercover Of The Night"の別バージョンは収録されていません。

そして残りはオフィシャルでビデオ/LDでリリースされたVIDEO REWIND。日本語字幕付きでおそらくLD落としかと思われます。
もう少しコントラストが強ければと思いましたが、まぁこちらはプレスDVDでもリリースされていましたしおまけですね。

ということで全バージョンのPVを年代別に並べると画質の切り替わりが多くなってしまうところですが、こうしてすっきりソース別にまとめてあるのは思っていたよりいい感じで、レアな"Fool To Cry"が見れただけでももうけものの作品でした。

 

 BOGOTA 2016 』 no label (2DVD)
aud.shots@Estadio El Campin, Bogota, Colombia. Mar.10, 2016

●DVD 1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling Dice / 5.
Dead Flowers / 6. Beast Of Burden (with Juanes) / 7. Wild Horses / 8. Paint It Black / 9. Honky Tonk Women / 10. Band Introductions / 11. You Got The Silver / 12. Before They Make Me Run
●DVD 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with El Coro De La Universidad Javeriana) / 8. Satisfaction

Latina Oleツアーから、コロンビアはボゴタの隠密映像が2枚組プレスDVDにてリリース。
こちら、ネットにアップされた映像に修正を加えたもので、ケースはトールケースではなく2CDと同じケース。

そのネットにアップされた映像のYouTubeバージョンがこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=cu9q1XVDgyI

この元映像、基本的には各種YouTubeなどの寄せ集め映像にある程度綺麗な音をかぶせていますが、ちょっと音がずれてたり編集に雑なところがある点があったり。
元映像の制作者のmidimannzさんは毎度毎度DVD5、DVD9、BD25と3種類制作してはネットにアップしてくれているので、まぁ音ズレや繋ぎが雑なところがあるのはご愛嬌。
でももう少し、と思わないでもありませんが、こうして公開してくれるだけでもありがたいですね。
ちなみに音ズレについては再生環境によって結構違い、LHのDVDを再生するのもうちのステレオではディレイ調整をするので、その程度はわかりにくいんですが。
でも"Before They Make Me Run"の後半や"Start Me Up"など、これ以上の修正は難しかったようで結構ずれるところもあります。

それはともかく、インフォで強調されていたとおり、そしてYouTubeで観ればわかるとおり、観ていてほんとに楽しい超マルチカメラ状態の編集になってます(笑)
まぁ切り替わりがせわしないんですが、結構映しどころは押さえられてはいて、それなりに綺麗な映像を曲単位で集めたものよりも楽しめます。
"Midnight Rambler"の途中でミックがスタッフに指示を出しているところなどは、普通に正面から撮っている映像ではとらえられないところかと。

ただしこの映像、PCでYouTubeを小さな画面で見ると綺麗ですが、DVDを大型TVで再生するとやっぱりTVの近くで観るのはちょいときついところが多々あったりもします。
また、歓声だらけのよりは演奏を落ち着いて聞けるサウンドですが、どうにもいまいちな音のところもあります。まぁそこも欧米とは違った南米仕様といった感じであります。
でもこれがDVDではなく、BD25に修正を施したBlu-rayバージョンならなぁ〜と思ったりもしますが、Blu-rayにしたらしたでコマ数が少なく見えたり、いろいろ難しいとこでしょうか。

さてこのコロンビアはボゴタ、この地もやはり観客は熱く、"Tumbling Dice"の後には"オーレ オレオレオレー"の大合唱。そして"Paint It Black"ではやはりノリノリです。
やはりこうした観客を前にするとストーンズも勢いがつきますよねー。
VoteはLatina Oleツアーでは唯一登場した"Dead Flowers"。
ほんとにこの曲をみんなが観たかったのか?という気もしますが、このときはカントリーソングからのチョイスだったんですね。
そして"Beast Of Burden"ではコロンビアのスター、ユアネスが共演して大喝采であります。

それにしてもこの映像を見ても"IORR"スタート時のキースがよくわかりません。
ギターのセッティングが悪かったようですが、それにしてもなんでキースがイントロもをまともにかき鳴らす前に始まっているのやら?
音を聴いてるだけだと超ヘロヘロに聴こえて心配になってきます(笑)
そして"Before They Make Me Run"のイントロも微妙にミラクルで、"Brown Sugarか?"というミラクルスタートですが、キース、全く動じてないというか普通です(笑)
そして"Midnight Rambler"ではミックは途中で大幅に調子を変える変則歌をここでも披露しています。

ということで、何度も観るものではないかと思いますが、これを楽しめるのがストーンズファンだよなぁ〜と思っちゃう映像でした(笑)

 

 PINKPOP ON FIRE 』 Rattle Snake RS 264/65 (1CD)
aud.recordings@"Pinkpop Festival", Megaland, Landgraaf, Holland. June 7, 2014

●Disc 1
1. Intro / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. You Got Me Rocking / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Angie / 7. Doom And Gloom / 8.
Rocks Off / 9. Out Of Control / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Can't Be Seen
●Disc 2
1. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Dekoor Close Harmony) / 8. Satisfaction (with Mick Taylor)

Rattle Snakeからシェパーズ・ブッシュ・エンパイアと同時期にリリースされたのがこちら。
シェパーズ・ブッシュ・ショックの後は、2014年の14 On Fire欧州ツアーからオランダのピンクポップ・フェスからの隠密録音。
欧州ツアーではストーンズは単独公演だけではなく、いくつかフェスに参加しましたが、こちらもそう。
この公演はウェブでもライヴ中継されたので、どこかからSB音源でも流出しないかと待っていましたが、結局どこからもなにもリリースされず。
ということで隠密音源でも初登場かと思いますが、シェパーズ・ブッシュ・エンパイアのショックを吹き飛ばすかなりいけてる隠密録音で一安心(笑)
(と思ったらこれが初登場ではなく、14 ON FIRE - EUROPE- Show 1-7(WLR-2199)で複数のYouTube音源も使用しながらプレスCD化されているそうです。thanks to Haraさん) 

再生するや、いきなりドンカマから始まるのでドッキリしましたが、これぞ欧州の録音レベルという高音質。
(ちなみにDisc2の再生直後もちょいびっくりします・笑)
上から下まで見事なクリアネスを誇るサウンドで演奏はONで音像も大きく、臨場感も適度に感じられる素晴らしい隠密です。
でも何かがマイクの前をふさぐのか、微妙に幕がかかった感じになりがちで、特に左側がちらほらそうして被ってしまうので"
EX"〜"EX-"としておきますが、基本的には素晴らしいサウンドを誇ります。
また、"You Can't Always-"では突然歌ってる途中のコーラスが入ってきますが、周りの観客の声はつながっているので、欠落ではなく出音の不調によるものかと。
いやしかしほんとに見事にクリアなサウンドです。ちらほらなにかが被さるのがなければ最高"EX"間違いなし。
(追記)この音はライブから1年後にネットにアップされたものだと判明(from IORR)

それにしても久しぶりに14 On Fireツアーを聴くとやっぱり今より2年前の方がミックも元気だなと実感してしまいますが、それだけこの日はノッテたということでしょう。
"Rocks Off"も力強い!バンドにはボビー・キーズもリサもいて、力強くバンドがロールする様が伝わってきます。
そしてこの時はテイラーもいたんすよねー。この"Midnight Rambler"がまた強烈!!
テイラーのいないZIP CODEツアーやLatina Oleツアーの"Midnight Rambler"もキースとロニーがちゃんと頑張るからいいなとは思いつつ、やっぱテイラーがいると凄いです。
それにしてもチャーリーをしっかり拾ってるのでこのドライブ感がたまりません。
そして各曲でキースのイントロをほんとクリアに拾ってるのが嬉しいところ。

しかしこうして聴いてると、次のツアーあたりでは新作からどブルースを入れるなど、そろそろもっと変化球でもやって欲しいなぁ〜と思いますね。
そんなわけで、シェパーズ・ブッシュにはやられましたが、PINKPOPには大満足のRattle Snake新作でした! 

 

 SAD TORTURED STORY OF THE ROLLING STONES 』 Rattle Snake RS 266 (1CD)
aud recordings@Shepherd's Bush Empire, London, UK. June 8, 1999
(NOT soundboard recordings! Same source as Crystal Cat and VGP 2nd)

1. Some Girls / 2. Melody / 3. I Got The Blues / 4. Brand New Car / 5. Moon Is Up / 6. You Got The Silver / 7. Route 66 / 8. Tumbling Dice / 9. Brown Sugar / 10. Jumpin' Jack Flash

1997年から始まったBridges To Babylonツアーは、1998年の欧州ツアーでのイギリス公演が税金問題によって一年延期になり、1999年、No Securityツアーを挟んで再び欧州に戻ってきます。
その英国凱旋ツアーでなんとシークレットギグを敢行!
その唯一のギグこそがこのシェパーズ・ブッシュ・エンパイア公演。その演奏の模様などについては↓で紹介していますが、まさにスペシャルなギグ!
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/1999b2bEuro/99Euro.html#anchor23213

なんと"Shattered"で始まり、"Melody" "Brand New Car"、初演奏の"Moon Is Up"までも飛び出してます!
そんなわけで隠密でもSECRET AFFAIR(VGP-225 1st/2nd)、COW SKIN AND PIG SHOES(DL 117/18)、SWEET HOME LONDON(CC 493-95)などの良好隠密がリリースされていました。

     

それが今回、モノラルとはいえサウンドボード音源が流出との触れ込みでRattle Snakeからリリース!
残念ながら完全版ではなく、中盤以降かつ中抜けで8曲欠けた10曲だけですが、これは驚き!
音質はほとんどモノラルで中低音域が厚く、ギターはちょいと奥に引っ込んでるのでもうちょい高音域に伸びが欲しいところですが、何かの音が欠けているわけでもなく歓声もミックスされた"
EX-"なサウンド。
まぁちょいモコっとした音なので、一昔前の卓直結SBのような感じに聴こえなくもない懐かしい香りのするブート(笑)
でも歓声もしっかりミックスされていることから、これまた何らかの作業過程での流出ではないかと期待に胸を躍らせて、、、んが!"Melody"になって「アレ?」と。

これ、"Melody"のイントロに始まってすぐ、15秒ほどざっくり音が飛んでます。
この特徴はCrystal CatのSWEET HOME LONDONと同じじゃん!!
と思ってよーく聴いてみると、、、Crystal CatのSWEET HOME LONDONの隠密じゃん(笑)
音の感じはCrystal Catのオリジナルより中域が太くされているので印象はずいぶん異なり、卓直のサウンドボードかのように聴いてましたが、CCと同じ、そしてVGPのSECRET AFFAIR
の2ndと同じ隠密に違いないです(笑)

これ、Crystal CatのDisc3から間引いてサウンドボードのようなサウンドに加工された音を、Rattle Snakeが新ソースだと思ってリリースしちゃったんでしょうかね。
同じ音源のVGPの2ndと違ってCCと同じように"Melody"の冒頭が欠落してるし。
ちなみにタイトルは冒頭"Some Girls"を紹介するミックのMCからですが、ジャケやらもコピーだし、この作品こそまさに悲しい拷問ですやん(笑)

というわけで、これのコピー盤は出ないことを祈ります(笑)
でも聴いてて久々に興奮しましたし、同一音源だとわかった時のスリリングさは面白かったです(笑) 

 

 MEXICO CITY 2016 1ST NIGHT 』 no label (2CD)
aud.recordings@Foro Sol, Mexico City, Mexico. Mar.14, 2016

●Disc 1
1. Intro / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling Dice / 5. Out Of Control / 6.
Street Fighting Man / 7. Wild Horses / 8. Paint It Black / 9. Honky Tonk Women / 10. Band Introductions / 11. You Got The Silver / 12. Before They Make Me Run
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Jumping Jack Flash / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Elementuum) / 8. Satisfaction

なかなか良好音源が登場しない中南米ツアーにしてついに登場した待望の高音質隠密音源。

元になっている音源はネットに公開された音源で、どうやらそのインフォによるとスタンドで録音されたもののようですが、その音源をさらにクリアに仕立てることによって、下から上まで演奏を綺麗にとらえて音像も大きくクリアでON、野外スタジアムならではの爽快感、さらには中米メキシコの盛り上がりも適度に感じられる極上の"
EX-"音源に仕上がっています。
最初は音が割れたりするところもありますが問題なし。特に前半はほんとにこれがスタンドでの録音なのかというクリアでONな爽快サウンドが味わえます。
ひとつ面白いのは、特に後半で同じようなフレーズの掛け声が聞こえて、それが録音者のもとに近づいたり遠ざかったり。
これ、ビールとかウィスキーとかを売ってる売り子の掛け声で、ライヴ中にアリーナ前方にも売りに来てました(笑)

さて中南米ツアーも終盤、残すはメキシコ2公演とキューバ公演のみというところまでたどり着いたストーンズ、リラックスしてます(笑)
"Tumbling Dice"ではグダグダのエンディング、"Paint It Black"では途中でキースが構成を間違えるなど、愛嬌あるストーンズの姿を垣間見ることができますが、決してだれてるとかではなく充実したツアーの終盤で見せるリラックスした余裕といったところ。
そしてなかなか始まらない"JJF"。こりゃリラックスにしてはおかしいなとYouTubeを見てみると、どうやらキースのギターのワイヤレスの調子が悪くて調整していた模様。
ミックがMCでつないでようやく始まったと思ったらキースはワイヤレスではなくケーブル付き。
そんなわけでキースの動きは制限されてしまい、ミックも気になったのかちょい途中で間延びしたりしてますが、最期には前に出れずに鬱憤のたまったキースにミックが笑いかけてます(笑)

そしてその反動なのか?"Brown Sugar"ではキースが自由にやらかしてくれます(笑)
いよいよラストの大合唱へというところでキース、幻の4番に突入(爆)
なんという気まずい空気でしょう。音を聴いているだけでもミックの冷ややかな反応と、対応に困るサポートメンバーの様子が目に浮かぶようです(笑)

そんなわけで楽しいメキシコ初日でありました。メキシコ公演、初日も見て観たかった!
でもこの音で2日目も出てこないものかと首を長くして待ってるんですが、出てきませんね(笑)


Mar 2016
 
SALUT MONTREAL 』 DAC-167 (2CD)
SB recordings@Olympic Stadium, Montreal, Canada. Dec.14, 1989

●Disc 1
1. Continental Drift / 2. Start Me Up / 3. Bitch / 4. Sad Sad Sad / 5.
Undercover Of The Night / 6. Harlem Shuffle / 7. Tumbling Dice / 8. Miss You / 9. Ruby Tuesday / 10. Play With Fire / 11. Terrifying / 12. Rock And A Hard Place / 13. Mixed Emotions / 14. Honky Tonk Women / 15. Midnight Rambler
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Little Red Rooster / 3. Can't Be Seen / 4. Happy / 5. Paint It Black / 6. 2000 Light Years From Home / 7. Sympathy For The Devil / 8. Gimme Shelter / 9. Band Introductions / 10.
It's Only Rock'n Roll (with Living Colour) / 11. Brown Sugar / 12. Satisfaction / 13. Jumping Jack Flash

この89年モントリオール公演2日目は、ブートでもDVDやモノラルSBのCDがリリースされていた公演。
Living ColourのオフィシャルLD/ビデオTIME TUNNELにもストーンズと共演した"IORR"が収録されています。
なお、モントリオール89といえば、2013年にLH、そして2014年にDACがリリースした公演がありますが、そちらは12/13のモントリオール初日公演です。

さてその以前から出回っていたというこのモントリオール2日目、ブートではCDではPAINT IT WHITE(VGP-309)、LES ROUES MATELLIC ET LES JUMEAUX DEMONS(EVSD 142-144)、そして今回のDAC盤とタイトルが同じでややこしいRattle SnakeのSALUT MONTREAL(RS112/13)、DVDではタイムコード入りのLES ROUES MATELLIC ET LES JUMEAUX DEMONS(EVSDVD-010/011)などがリリースされていました。

       

ということですが、今回の音源はWolfgang's Vaultに公開された音源が元になっています。
既発のビデオ音源との違いはインフォがわかりやすいのでそちらから。
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これまでこの公演はスクリーン映像とそのサウンド・トラックを基にした映像・音盤がリリースされており、こちらも大変高品位な品質のCD/DVDが存在します。
しかしながらこのビデオ版音声は残念ながらモノラルでしかなく、音の広がりや臨場感にやや欠けるきらいがありました。

今回のリリースの基となっている音源はそれらの既発音源の元となったラインフィードとは別のところから録られたもののようで、音声は完全に左右セパレートしたサウンドボード音源となっています。

既発との違いを目立つ箇所だけでも解説しておくと、まずオープニングの「CONTINENTAL DRIFT」前の歓声部分。
既発の元音源では「CONTINENTAL DRIFT」が始まるところから音源がスタートしており、既発のCDではアンコール前のブレイク部分から歓声を持ってきてイントロ部分の長くしていますが、本音源のDISC-1のイントロは0:04位置でセンターからロニーの声が聞こえたり、1:03〜07位置でミックがマイクを確認する様子などが聞こえたりするリアルタイムでの実際のイントロの様子を聞くことが出来ます。

また「HONKY TONK WOMEN」では過去音源ではこの曲の頭で丁度テープ・チェンジのタイミングに当たっており、カウベルのイントロから約10秒間ほどが別音源で補填(タイトルによって90年ウェンブレ-公演あったり89年アトランティック・シティー公演だったりします。)されておりましたが、本作は初めてこの部分をカット無しの単一音源で収録しています。
逆に本作の原版では「ROCK AND A HARD PLACE」の頭とアンコールの「SASFACTION」にカットがあり、既存の音源で補填編集しておりますが、極力違和感の無い自然な仕上がりとなっています。

キースのギターは基本右側で鳴っており演出上の操作なのかセンターに移動したりやや右側に寄ったりと若干忙しい部分も。ロニーは終始低めのバランスで左側に定位。
キーボード、ブラス隊、シーケンサー類も綺麗に左右に振られておりこれはこれで聞いていて楽しいものです。
映像でも確認できますが、約2か月後の日本公演と比べて縦ノリで機械的な演奏ぶりが強調されていて、ミックも汗だくで額に青筋立てての気合の入ったパフォーマンスを見せていますが、時の人気バンド、リヴィング・カラーとの「IT'S ONLY ROCK' ROLL」での競演なども含め、本公演はバンドとスタッフにとって5日後に迫ったアトランティック・シティーでのペイパービューの生放送イベントへのリハーサル的な意味合いが強かったのかも知れません。
タイトルの「SALUT MONTREAL」は「TUMBLING DICE」前のミックのMCより。
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ということですが、確かこの音がWolfgang's Vaultに公開されたときは、以前のビデオ音源と同じような音だったのでLHからもブート化されませんでしたねーと思ってましたが、TASBでもすでに紹介されているように、いつの間にかそちらは差し替えられていたようで、ビデオ音源よりもアップグレードした高音質ステレオサウンドボードです。
ほんのわずかにシンバルがシャリっと聴こえるところがあったり、少し中域が薄い感じはすれど、臨場感もあるナチュラルですっきりとした"
EX-"ステレオにアップグレードしています。
とはいえ新音源も過去のビデオ音源と全く無関係ではないようで、バックボーカルが目立つ点や、"Paint It Black"のイントロに入るノイズなどは同じで、ちょい似た傾向はあります。
実際に聴き比べるとビデオ音源の方がイントロなどのギターがラウドで生々しく聴こえるところもあったりしますが、"Play With Fire"のイントロなんかは一皮むけた美しさで、今回の方が総合的にアップグレードしています。

それにしてもインフォにあった既発での"Honky Tonk Women"の冒頭の補填なんて全く気付いてなかったわけで(笑)
なお、インフォにはキースのギターの定位は、「基本右側で鳴っており演出上の操作なのかセンターに移動したりやや右側に寄ったり」とありますが、最後のところは「やや左側に寄ったり」の誤りかと。結構キースは左側で鳴ってます。
また、同じくインフォには今回の音源の欠落部分は、「"Rock And A Hard Place"の頭とアンコールの"Satisfaction"」とありますが、後者は"Jumping Jack Flash"の誤りのようです。
"Rock And A Hard Place"なんて見事なつなぎですが、歌い出しでのミックのどうしちゃったのそのテンションの低さ?というところを久々に聴きました(笑)

ところでインフォでは触れられていませんが、今回の音源では"Paint It Black"のイントロ部分に、既発では聴かれなかったキースのフラメンコ風のイントロ冒頭が追加されており、ここが結構目玉で重要だったりもします。
既発DVDのタイムコードで確認してみると、"Happy"の終了後にスローでプレイバックが映った後、カウンターの数字が飛んでいるのでビデオではカットされていたことがわかります。
そして既発では繋ぎもなにもされておらず、今回新たに発見発掘されたイントロなのでありました。

ということで、実はあれこれしながら何度も中断して聴いたので、まだ集中して聴けてなかったりもしますが、モントリオール2公演目の新たな代表盤の誕生でした。
それにしてもRattle Snakeのと同じタイトルにしなくてもと思ったりも〜。

 

 RIO DE JANEIRO 2016 』 no label (2CD)
aud.recordings@Estadio Do Maracana, Rio De Janeiro, Brazil. Feb.20, 2016
 
●Disc 1
1. Intro / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling Dice / 5. Out Of Control / 6.
Like A Rolling Stone / 7. Doom And Gloom / 8. Angie / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Before They Make Me Run
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Brown Sugar / 5. Sympathy For The Devil / 6. Jumping Jack Flash / 7. You Can't Always Get What You Want (with Coral Da PUC-Rio) / 8. Satisfaction

なかなか良好音源が出回らないLatina Oleツアーから、ブラジルはリオ・デ・ジャネイロ公演が登場。
リオといえばコパカバーナビーチでの無料コンサートに150万人もの観衆を集めたともいわれる盛り上がり必至の地。

そんなリオでの隠密音源。
わたしは2月下旬からちょっとバタバタしてましたので、この音を聴くのはこれが初めてなんですが、これもネットに出回った音が元のようです。
聴いてみるとなるほど、たまにオーバーレベルでジリッと鳴ったりするところはありますが、リオの盛り上がりをとらえたなかなかの良好録音。
ちょっとエコーがあるので屋根の下付近での録音のようで、演奏はやや距離を感じるソフトな音ですが音像自体は大きく低音も心地よく響き、周りはたまに歌声が入るところもありますが基本的にはうるさくもなく、それでいてアリーナエリアの盛り上がる声を遠くに拾った適度な臨場感のあるサウンドです。

そしてインフォに
> ここでは、ストーンズの演奏がとにかくアツい。この点においても過去二つのタイトルを上回っていることを断言いたします。
> 何しろリクエスト・コーナーで「Like A Rolling Stone」がコールされる間、サックスのカール・デンセンが「イパネマの娘」を吹いてみせるほどのヒートアップぶり。
> もちろんブラジルが生んだアントニオ・カルロス・ジョビンをリスペクトしたという面もあったのでしょう。
> そこから始まる「Like A〜」はミックの歌と観客の盛り上がりが壮絶!その勢いをかって「Doom And Gloom」がまたここ最近では抜群の演奏でもあります。
> キースの「You Got The Silver」でも大いに盛り上がってしまうというのがまた強烈。
とあるとおり、観客に乗せられてストーンズも素晴らしい演奏をしている様子が伝わってきます。
ミックもプロンプターなど見ずに思いっきり歌ってハープを吹かせているところが目に浮かぶようです。
さらにZIP CODEツアーの中盤から消えた"Doom And Gloom"がLatina Oleツアーで唯一登場!
先のツアーではよくやらかしてた曲なのになるほどこれが意外にも素晴らしいではないか!!やはり客とともにライヴは作り上げられるのだと実感。
キースも自らのコーナーではご機嫌であります。
ところで"JJF"のイントロが妙に新鮮な響きだったりします(笑)

いやしかしところどころで右側がジリジリ鳴ったりして、ちょいエコーがきいてて音質的には決して万人受けするものではない"very good"程度ですが、南米という良好隠密の少ない地において、南米の空気も感じる良好録音として貴重な作品であります。 

 

 THE ROLLING STONES IN SCOTLAND 1973 』 DAC-166(2CD)
aud.recordings@Apollo Theatre, Glasgow, Scotland. Sep.16, 1973

●Disc 1 -  BILLY PRESTON'S GOD SQUAD
1. Day Tripper / 2. The Bus / 3. The Bus(reprise) / 4. Let It Be - Let's Go Get Stoned / 5. Will It Go Round In Circles / 6. That's The Way God Planned It / 7. Outa Space / 8. Outa Space(reprise) - Get Back / 9. Higher
●Disc 2 - THE ROLLING STONES
1. Introduction / 2. Brown Sugar / 3. Gimme Shelter / 4. Happy / 5. Tumbling Dice / 6. Star Star / 7. Dancing With Mr.D. / 8. Angie / 9. You Can't Always Get What You Want / 10. Midnight Rambler / 11. Honky Tonk Women / 12. All Down The Line / 13. Rip This Joint / 14. Jumping Jack Flash / 15. Street Fighting Man / 16. Outro

グラスゴー73がDACからもリリース。
LHから2015年10年にリリースされたGLASGOW APOLLO 1973と同じくネットに公開された音源が元になってます。


LHのそちらはストーンズ部分のCD+前座のビリー・プレストンのCD-Rがボーナスでついてきましたが、DACのこちらは前座のビリー・プレストンとストーンズと共にプレスCDで2枚組。
そしてLHのギフトCD-Rを聴いたときはミック・テイラーも弾いてるかと思ったんですが、あらためて聴いてみるといませんね(笑)
前座のビリーのステージへのミック・テイラーの参加はどうやら10月初旬のエッセンからだったようでぇ〜。
ビリー・プレストンのオフィシャルCDと聴き比べをしてるうちに勘違いしたのかも(笑)

さてDisc2のストーンズのグラスゴー。
LH盤でも紹介したとおり、この音源がネットに出回るまでは、"Doo Doo Doo Doo Doo(Heartbreaker)"が入った音源がGLASGOW 1973(no label)やLIVE FROM ENGLAND 1973(DAC-090)でリリースされており、そちらが9/16と言われていましたが、昨年その9/16としてネットに公開された隠密音源とは別音源どころか演奏が異なります。

1973欧州ツアーではグラスゴーでは9/16と9/17にライブが行われていますが、9/16に1stショーと2ndショーの2回開催された形跡もなく、今回公開された音源には既発作品では聞かれなかった"グラスゴーに戻ってくれてうれしいよ"というミックのMCが入っており、ネットに公開された際のコメントからも、こちらこそが9/16で実は既発盤は9/17だったのではと。
ちなみにアポロシアターのサイトでもストーンズが"Doo Doo Doo Doo Doo(Heartbreaker)"をやったのは9/17となっています。

ということで42年を経て登場したグラスゴー音源でしたが、既発盤では"Brown Sugar"と"You Can't Always Get What You Want"では一瞬音が落ち込んだり、"You Can't Always Get What You Want"にはテープチェンジと思われるカット、さらに"Rip This Joint"でも一部カットされているところがありましたが、ネットに公開された元音源に対してピッチ補正や音量調整などの丁寧な補修がなされていました。

対してDACのこちら。
まず"Brown Sugar"でのボリュームの落ち込みは、LH盤ではもう少し調整の余地があるかと感じましたが、こちらは見事に全体的にフラットに仕上げられています。
ただし落ち込みが激しかった1箇所については音量を上げたことによりヒスノイズも強烈に増大しているので、そこは一長一短という感じ。
"You Can't Always-"での落ち込みについてもこちらでは調整されていますが、これ以上はこれまた不自然すぎるのやもしれないという程度の調整。
また、テープチェンジ部分については既発では音が飛んでいましたが、こちらは別の個所から補填されており、"Rip This Joint"では歌詞が変だという点はありますが、スムースに聴けるようにされているところは後発ならではのアドバンテージ。

また、全体的な音質はLH盤よりもわずかに高音域を上げていてより爽快に聴けるようになっていますが、ヒスノイズが邪魔に感じるほどでもなく、演奏全体をとらえて周りもうるさくないという、時代を考えれば十分"EX"な"
very good+"で、このストーンズ絶頂期の演奏をこうして高音質で聴けるとはほんとにうれしい限り!
特にこの日は"Angie"が絶品で、続く"You Can't Always Get What You Want"のテイラーがまたしびれます。そして前半はやや抑え気味に聴こえるところもありますが、ラストの3連荘がこれまた絶品で、テイラーの鯉の滝登りプレイに昇天間違いなし(笑)


Feb 2016
 
WE WANT THE STONES 』 no label (1CD)
SB recordings@UK Tour during 1965-1966

●GOT LIVE IF YOU WANT IT! 1965
1. We Want The Stones / 2. Everybody Needs Somebody To Love / 3. Pain My Heart / 4. Route 66 / 5. I'm Moving On / 6. I'm Alright
●LIVE IN ENGLAND '65
7. Show Intro / 8. Everybody Needs Somebody To Love / 9. Pain In My Heart / 10. Down The Road Apiece / 11. Time Is On My Side / 12. I'm Alright / 13. Off The Hook / 14. Charlie's Intro To Little Red Rooster / 15. Little Red Rooster / 16. Route 66 / 17. I'm Moving On / 18.The Last Time / 19.Everybody Needs Somebody To Love
●GOT LIVE IF YOU WANT IT! 1966 (reconstructed)
20. Under My Thumb / 21. Get Off Of My Cloud / 22. Lady Jane / 23. Not Fade Away / 24. The Last Time / 25. 19th Nervous Breakdown / 26. Time Is On My Side / 27. I'm Alright / 28. Have You Seen Your Mother Baby, Standing In The Shadow? / 29. Satisfaction
Regal Theatre, London (1st & 2nd show). Mar.5, 1965
Empire Theatre, Liverpool (1st & 2nd show). Mar.6, 1965
Palace Theatre, Manchester (1st & 2nd show). Mar.7, 1965
City Hall, Newcastle-upon-Tyne (2nd show). Oct.1, 1966 (trk 20,21,24,25)
Colston Hall, Bristol (2nd show). Oct.7, 1966 (trk 22,23,28,29)

DAC/VGP直営店で8,000円以上購入するともらえるギフトCD。
ジャケは1965年に発売された日本盤初版のGOT LIVE IF YOU WANT IT!EPから。
中身は3部構成のモノラルCDで、まずは1965年にリリースされたオリジナルのGOT LIVE IF YOU WANT IT!EP、そしてそのアウトテイクであるLIVE IN ENGLAND '65、さらに1966年リリースのGOT LIVE IF YOU WANT IT!LPという構成になっています。
   

まずは1965年にリリースされたオリジナルのGOT LIVE IF YOU WANT IT!EP。
これは2004年にリリースされたシングルボックスSingles 1963-1965に収録されたCD12のGOT LIVE IF YOU WANT IT!EPの丸コピーかと。

続いてLIVE IN ENGLAND '65
これもオフィシャルCHARLIE IS MY DARLINGSuper Deluxeにボーナス収録されたCDLIVE IN ENGLAND '65の丸コピーのようです。
ちなみにこちらはその後LIVE I1965 (Music from CHARLIE IS MY DARLING)としてデジタル配信リリースされており、上で掲載したジャケはそちらからです。

最後に1966年リリースのGOT LIVE IF YOU WANT IT!LPパート。
こちらは現行ABKCOの2002リマスター音源を元にしているようですが、reconstructedとクレジットされているとおり丸コピーではなく、ショップインフォに書かれているとおりちょっと手が加えられています。
そのショップインフォを元に紹介すると手が加わっているのは以下のとおり。
まずは疑似ライブの "I've Been Loving You Too Long"と"Fortune Teller"をカット。
そして2002abkcoリマスターの編集よりも以前のAbkcoによるCDマスター作成時にイントロでわずかに音飛びを起こしていた"Under My Thumb"、そして同じくイントロでほんのわずかにつままれてポツッと編集痕が鳴っていた"Get Off Of My Cloud"、この2箇所をレストア。
そして"The Last Time"のこれもabkcoのCD化の際にカットされたブライアンの曲頭のギターイントロ2小節分をレストア。
そして実際のツアーでもメドレー的に演奏されたにもかかわらず、やはりabkcoのCD化の際に分断され不自然な編集になっていた"Have You Seen Your Mother Baby, Standing In The Shadow?"とラストの"Satisfaction"の曲間をオリジナル・モノLPの編集に近い形にレストア。
さらにインフォには書かれていませんが、すでにTASBで解説されているとおり、ラストの"Satisfaction"はGOT LIVE IF YOU WANT IT!と同じ演奏でエンディングが追加収録されたCHARLIE IS MY DARLINGSuper Deluxeのテイクに差し替えられ、演奏終了後にはリマスター前のabkcooのCDマスターにのみ収録されている歓声と客出し用SEである英国国歌が繋がれています。 

 

 AROUND IN A ROUNDHOUSE 』 DAC-165(1CD)
aud+SB recordings@Roundhouse, London, UK. Mar.14, 1971(2nd show) + SB recordings@Leeds, UK. Mar.13, 1971

1. Jumping Jack Flash / 2. Live With Me / 3. Dead Flowers / 4. Stray Cat Blues / 5. Love In Vain / 6. Prodigal Son / 7. Midnight Rambler / 8. Bitch / 9. Band Introductions / 10. Honky Tonk Women / 11. Satisfaction / 12. Little Queenie * / 13. Brown Sugar * / 14. Street Fighting Man *
 (*)Live at University Of Leeds, Leeds, UK, Mar. 13, 1971

71年のランドハウスといえば、アナログ時代からTMOQのLONDON ROUNDHOUSEが良好隠密音源として有名で、CDではそのアナログ落としでスクラッチが入りまくりのものもありましたが、その後THE LOST MARQUEE TAPES(VGP-030 1CD)のボーナス、そしてアップグレード盤のTHE LOST MARQUEE TAPES(VGP-030 2CD)のDisc2が2種類、そして今ではGET YOUR LEEDS LUNGS OUT(DAC-089)のDisc2が代表盤で、ラスト3曲がないことから、CDではどうしてもマーキーやリーズの抱き合わせでのDisc2という立ち位置だったのがなんとももどかしいタイトルではありました。

     

それがいよいよラウンドハウスの名を冠して独り立ちしたのが今回の作品。
隠密音源は既発では少しづつ改良されてきたものの、高音域の伸びや余韻がやや不自然なところがある"very good"程度でありましたが、今回はすっきりした音で余韻に不自然さもなくなりついに"
EX-"〜"very good+"のサウンドに生まれ変わっています。

んが、、、"Love In Vain" "Midnight Rambler" "Band Introductions" "Honky Tonk Women" はなんとSTICKY FINGERSDXのボーナスディスクで初登場したSB音源に差し替えられています。
ちなみにSTICKY FINGERSDXのボーナスディスクの"Live With Me"と"Stray Cat Blues"は1st showからなので、こちらでは差し替えられていません。(当たり前ですが)
また、独り立ちといってもラストの"Little Queenie" "Brown Sugar" "Street Fighting Man"の隠密音源はやっぱりないようでリーズから補填されており、これまたSTICKY FINGERSDXのボーナスディスクからです。

隠密音源部分は、既発よりも断然自然な音で聴けるため、ラウンドハウス部分は今回の隠密音源で聴きたかったりもするんですが、現時点での最良音源を揃えましたという作りになっています。
オフィシャルが中途半端にラウンドハウスを小出しなんてせず、完全版としてリリースしてくれれば良かったんですが(笑)

ということでちょっと違和感はありますが、現時点での最良音源を揃えたラウンドハウスでした。 

 

 THE TOKYO LOUNGE 1995 Definitive Edition 』 ULTRA-FINE UFBD-9037 (2BD-R)
pro shots@Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Mar.12, 1995
 
●Disc 1 "Version A" (Laser Disc edition)
1. Ultra-Fine Slate / 2. Opening / 3. Not Fade Away / 4. Tumbling Dice / 5. You Got Me Rocking / 6. Live With Me / 7. Rocks Off / 8. Sparks Will Fly / 9. (I Can't Get No) Satisfaction / 10. Angie / 11. Sweet Virginia / 12. Rock And A Hard Place / 13. Love Is Strong / 14. I Go Wild / 15. Miss You / 16. Band introduction / 17. Honky Tonk Women / 18. Before They Make Me Run / 19. Slipping Away / 20. Voodoo Lounge Interlude / 21. Sympathy For The Devil / 22. Monkey Man / 23. Street Fighting Man / 24. Start Me Up / 25. It's Only Rock'n Roll / 26. Brown Sugar / 27. Jumping Jack Flash

●Disc 2 "Version B" (Broadcast edition)
1. Ultra-Fine Slate / 2. Opening / 3. Not Fade Away / 4. Tumbling Dice / 5. You Got Me Rocking / 6. Live With Me / 7. Rocks Off / 8. Sparks Will Fly / 9. (I Can't Get No) Satisfaction / 10. Angie / 11. Sweet Virginia / 12. Rock And A Hard Place / 13. Love Is Strong / 14. I Go Wild / 15. Miss You / 16. Band introduction / 17. Honky Tonk Women / 18. Before They Make Me Run / 19. Slipping Away / 20. Voodoo Lounge Interlude / 21. Sympathy For The Devil / 22. Monkey Man / 23. Street Fighting Man / 24. Start Me Up / 25. It's Only Rock'n Roll / 26. Brown Sugar / 27. Jumping Jack Flash

Voodoo Lounge日本公演は、3/12の公演が4/1にTVで放送された後、ビデオ/LDでもリリースされ、TV放送版とビデオ/LD版とではカメラアングルなどに違いがあるのは有名ですが、今回そのどちらも高画質にて2枚組BDRに収録。

同じコンセプトのものでは、2013年10月にLHから"VOODOO LOUNGE" IN JAPANとして4枚組DVDがリリースされていました。

今回のBlu-rayのリリース・インフォが出た際、レーザーディスクや当時録画したビデオが元の映像なら、Blu-rayではなくDVD規格で十分ではと思っていましたが、見比べてみると結構違いました。
DVDは画質がソフトながらも、まぁこんなものだろうとそんなに不満があったわけでもありませんでしたが、今回のBlu-rayはそのDVDと比べると、DVDでは見られた細部のブロックノイズもなくさらに美しい仕上がりになっており、見比べてみるとDVDはやっぱりざらついた感じがするなとあらためて。
今回のBlu-rayではそうした感じもない素晴らしい仕上がりで、サウンドもより迫力あるものになっています。
特にレーザー版は素晴らしく、ちょいソフトな感じはしますが、いまの大型液晶TVで見てもほんとに綺麗です。
また、レーザー版は一部で曲間がカットされていましたが、そこもTV放送バージョンから補填されており、長さはいずれも132分の収録となっています。

一方TV放送バージョンはやはり過去作も今回のもいずれもレーザー版より輪郭がソフトな感じながらも、やはりこちらの方が全体的には綺麗。
でもこちらは走査線上ノイズがたまに一本パチッと入ったりするのがちょい惜しいところ。

ということで、より美しくなり、そしてディスク交換の必要もなく一気に見れてしまうということでいいこと尽くし!
なお、わたしのDisc1では"Live With Me"の途中、ボビーのソロに入るちょっと手前で一瞬映像と音が1秒ほど途切れてしまうのが玉に瑕でしたが、問い合わせしてみると交換ディスクが届き、全く問題ありませんでした。

また、レーザー版とTV放送版の違いについてはその2013年リリースの"VOODOO LOUNGE" IN JAPANのところで紹介しましたので割愛しますが、今回のBlu-ray化、これはなかなか嬉しいアップグレードでありました。

しかしいまもストーンズは元気でありますが、20年前のストーンズ、やっぱ最強です!
この日本公演の直前のTOKYO sessionの拡大版、そしてこの後敢行された欧州ツアーでのストーンズのスモール・ギグ、これらが今回TOTALLY STRIPPEDとしてFrom The Vaultシリーズでリリースされますが、この日本公演もあらためてオフィシャルでBlu-rayリリースされればうれしいですけどねー。

 

 LA PLATA 2016 1ST NIGHT 』 no label (2CD)
aud.recordings@Estadio de La Plata, Buenos Aires, Argentina. Feb.7, 2016 
 

●Disc 1
1. Intro / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling Dice / 5. Out Of Control / 6.
Street Fighting Man / 7. Anybody Seen My Baby? / 8. Wild Horses / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. Can't Be Seen / 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Brown Sugar / 5. Sympathy For The Devil / 6. Jumping Jack Flash / 7. You Can't Always Get What You Want (with Grupo De Canto Coral) / 8. Satisfaction

America Latina Oleツアーの開幕地チリに続いて訪れたのは、アルゼンチンはラプラタ!
ここでは今回のツアーで唯一、同一会場で3回公演。その関連で2015年末の開催がもめたとかもめなかったとか?

そんなわけですが、南米の中でも屈指の盛り上がりを見せるアルゼンチン!!!
すでにYouTubeなどでも見られたとおり、怒涛の盛り上がりです!!!

この音源はネットに公開された音源が元になっており、それはちょいとソフトな感じのものだったんですが、イコライジングによりシャープでクリアな音源に見事に生まれ変わっています。
サンチャゴはアリーナ中間エリアでの賑やかな音源でしたが、こちらは花道先端の真横あたりのキース側スタンドでの録音で、アリーナエリアの怒涛の盛り上がりの臨場感は遠くに感じられる程度で、低音などはちょっとエコーがかかっていますが、演奏をしっかり聴くことができるという"
EX-"な良好隠密。
てなわけですがこれまた予約完売のようで、紹介してももう追加販売以外売り切れのようですが。

しかし距離があるといっても"Start Me Up"のオープニングはもちろん、その後も怒涛の盛り上がりをみせる様子はしっかりとらえられています。
voteで選ばれた"Street Figting Man"終了後に鳴り響く怒涛の盛り上がりは凄い(笑)
そして続くはサンチャンゴの"She's A Raibow"に続いてこれまた久々登場の"Anybody Seen My Baby?"。
ということで目玉曲ではありましたが、ここでの冒頭ミックがかなりつらい。やっぱこりゃ無理そう(笑)
でもラップパートではご当地地名が続き、最後はお約束のWe came to rock Argentina like this!が炸裂!
しかし続く"Wild Horses"でもアルゼンチンの熱い血潮はおさまるわけもなく、"Paint It Black"で大爆発!
このブートでは最初は遠くで盛り上がってるんだなーという感じですが、だんだんその輪が広がってくるさまが伝わってきて楽しい(笑)
曲が終わってもミックが煽ったもんだから続く続く!
いやしかしYouTubeとか見てるとアリーナでは圧死、もしくは心筋梗塞でぶっ飛んでしまうかもしれん(笑)

そんな感じで続きますが、やはりここでも凄いのがメンバー紹介でのキースへの怒涛の声援!
ここでも"オーレ、オレオレオレ、リチャーズ、リチャーズ!"の大合唱。いや、キースが一言発したところでそれが大爆発!
キースも大感激であります。いいなぁ〜こういうの。
しかしですね、"Can't Be Seen"は歌もしまらずギターもちょいお粗末(笑)
しかも"Happy"では最近の下げたキーではない入りで弾き始めたと思ったらすぐにキーを下げるというミラクル(笑)

そしてサーシャ・アレンのギミシェルは初日のサンチャゴよりも力強くなってきており、ますます楽しみに。
いやしかし後半もだれることなく突き進んでいく様は、やはりライブは観客との相乗効果だなと改めて。
こりゃそんじょそこらで体験できるテンションではありません。

そしてサンチャゴのところでちょこっと書きましたが、14 On Fireツアー以降、"Start Me Up"から始まる場合のノーマル・セットリストでは、"Gimme Shelter"の後に"JJF"と"悪魔"、そして"Brown Sugar"がアンコール前の本編ラストというのが定番でしたが、この日からは"Brown Sugar"と"JJF"が入れ替わっています。

アンコールの"You Can't Always Get What You Want"のイントロでの大きな手拍子にもちょい感動であります。
それにリプライズで応えるストーンズ、いやぁ〜素晴らしい!!

てなわけでもっと怒涛の臨場感のサウンドも聴いてみたい気がしますが、それだと演奏はちゃんとは聴こえないかもしれませんね(笑)

 

 AMERICA LATINA OLE TOUR SPECIAL VOL.1 』 SSBD-011 (BD-R)
aud.shots+@Estadio Nacional, Santiago, Chile. Feb.3, 2016
 
<TRACK-1/Main Track>
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6.
Out Of Control / 7. She's A Rainbow / 8. Wild Horses / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Happy / 14. Midnight Rambler / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Jumping Jack Flash / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always Get What You Want / 21. Satisfaction / 22. Ending

<TRACK-2/TV Shows>
1. TV News / 2. TV Report (incl. Start Me Up & Paint It Black) / 3. TV Report (incl. Miss You)

<TRACK-3/Bonus Track>
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. She's A Rainbow / 8. Wild Horses / 9. Paint It Black / 10. Midnight Rambler / 11. Miss You / 12. Gimme Shelter / 13. Jumping Jack Flash / 14. Sympathy For The Devil / 15. You Can't Always Get What You Want / 16. Satisfaction

Latina Oleツアー初日のチリの隠密ショットを中心に、合計3時間半も収録したBD-R。
ということですが、綺麗な映像ってほどでもないので全部じっとは見ていられませんでしたが、まぁ言うなればYouTubeの寄せ集めですの一言です。

特にボーナスは完走していないトラックも多く、手間はかかれど曲単位ではなく、綺麗な映像をつないでつないで一つの作品に仕上がっていればなぁという気がします。
とはいえ曲によって手振れがひどかったり画質がガクンと落ちたりするのが見ていてつらかったりもしますが、YouTubeで次々探す手間もなく、お手ごろな値段ですし、これでツアー初日の雰囲気は十分味わえます。
タイトルはサンチャゴでもチリでもなくVOL.1とありますので、まだいろいろ続くのかもしれません。
なお、この"JJF"ではミックがキャットウォークでシャツをまくり上げて胸を出すシーンが映っていますが、それは目の前で肩車に乗った姉ちゃんがビキニから胸をポロリと出して揺らしまくってのアピールに応えてだったということが分かります(笑) 

ところでこちらを見てて、"Satisfaction"でのキースのキックはミックには当たってなかったことが分かりました(笑) 

 

 SANTIAGO 2016 』 no label (2CD)
aud.recordings@Estadio Nacional, Santiago, Chile. Feb.3, 2016

●Disc 1
1. Intro / 2. Start Me Up  / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6.
Out Of Control / 7. She's A Rainbow / 8. Wild Horses / 9. Paint It Black / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Jumping Jack Flash / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Estudio Coral de Santiago) / 8. Satisfaction

リリース順で行くとこの前にも新作がありますが、旬のものを先行して。
とはいえこちらもう予約完売のようなので、あまり参考にはならなかったりもするんですが。

そんなわけですがこちら、2015年に開催されると噂がありつつも、どうやら某国々との調整に時間を要したとかしないとかで2016年ストーンズの一発目となった中南米を巡る"America Latina Ole Tour"の初日、チリはサンチャゴ公演の隠密録音を収録しています。

元の音はネットにアップされたm4a音源で、それをflacに変換したものも後にアップされましたが、ネットに公開されたサウンドの大元はやはりm4aのようで、ちょいと重低音が軽い音でしたが、今回のCD化にあたってはそのあたりが調整されています。
というわけですがこの音源、アップ主が http://musicaparatucabellera.blogspot.jp/ で公開しているとおり、Sony HDR-CX100で撮られた映像が元になっています。
ということで↓のYouTubeの音と同じです。
https://www.youtube.com/watch?v=6tWyaWzPtTA

距離感のある映像からもわかるとおり、アリーナエリア中間エリアからの録音(画)で、低音や歓声の輪郭はやや破綻しているところもありますが、ステージの演奏と周りの盛り上がりが適度にミックスされた、臨場感のある"
very good++EX--"なサウンドに仕上がっています。
オリジナルのHD映像のサウンドでは、間引きされたm4aではないもうちょいリアルなサウンドが楽しめるのかもしれませんが、これはこれで十分初日の雰囲気が楽しめるサウンドです。

そんなさすが南米!というノリに煽られてミックも"It's Only Rock'n Roll"でスペイン語を交えて歌ったり、"Let's Spend The Night Together"に"Tumbling Dioce"も疾走感にあふれる素晴らしい演奏で応え、決していわゆる懐メロ有名曲ではない"Out Of Control"にも途中からすさまじいノリで応えるサンチャゴ。
この相互のレスポンスが見事な相乗効果を生み、南米らしいミラクルなライブを作り上げています!
いやしかし南米のノリという言葉でひとくくりにしちゃうのも失礼な話で、中南米といえば、ブラジル、アルゼンチン、メキシコあたりは2006年のA Bigger Bangツアーでも訪れていますが、チリは1995年のVoodoo Loungeツアー以来!それだけに21年も待った観客も大ノリで、イントロが始まると先に歌いだしたり、もうほんとお祭り騒ぎ(笑)

そんなわけですが、Song VoteのWinnerは1998/9/18のアテナ公演以来、17年半ぶりの登場となった"She's A Rainbow"!
Bridges To Babylonツアーでは結構演奏されていましたが、本当に久しぶり。
そのBTBツアーと同じくミックはアコギを弾きながら、一方キースは中間部でミックに行けよと顎で指示されてのおかずギターって感じは変わらず(笑)
でも以前はミュージックマンやES-355を使っていましたが、今回はエスクワイヤーかな?しかし17年半ぶりとはいえこりゃ見事!
そして南米で勢いのある曲ばかりだと観客もたまらなんというわけか、続けて"Wild Horses"というのもナイス。でもこの曲でも大合唱なのはさすが南米(笑)
そしてイントロのアレンジがちょいラテン風?になった"Paint It Black"でまた爆発するわけですが、これがまた凄いのなんの(笑)

そんな感じでステージは進み、キース・コーナーでは"オーレオレオレオレー、リチャーズ、リチャーズ!"の大合唱でキースを迎えるサンチャゴ!
キースは"Muchas gracias(ありがとう)"と。そして始まる"You Got The Silver"、こりゃたまらんですね〜!
"Happy"の前でもほんと上機嫌です。やはり観客のノリがライブを作るんだと。

さて、Steel Wheelsツアー以来、いやミックのソロツアー以来ずっとバックコーラスを務めてきたリサ・フィッシャー、今回は自身のソロ・ツアーと重なったために参加できませんでしたが、その代役として登場したのがサーシャ・アレン。発音はサーシャよりもサッシャっぽいかもですかね。
リサの伸びのある大声量のド迫力とはまた違った感じですが、初の大役とは思えない思いっきりのいいボーカルを見せてくれました!

冒頭のコーラスはちょい頭欠けしちゃってるアンコールの"You Can't Always What You Want"は(さらに正確に言えば"Midnight Rambler"もちょい頭欠け)、途中一瞬進行がおかしくなりそうなところがありますが、しっかり立ちなおしてます。
ラストの"Satisfaction"では前を向きながらお尻フリフリダンスで後ろに下がってきたミックが、後ろを向いていたキースに激突してしまい、キースがミックを軽く蹴り上げて2人でじゃれあうというシーンが。このブートでもじっくり聴いていると6:44あたりからそうだったんだというのがわかります(笑)
まぁそんなアクシデントが起こるほど、会場はみんなジャンプジャンプで大盛り上がりなんすよねー。やっぱ凄いぞ南米!!
そんな会場の雰囲気までも伝わるなかなか楽しい隠密です。

ちなみにアンコール前の本編後半の構成は、50&Countingはまたちょい違いましたが、14 On Fireツアー以降、"Start Me Up"から始まる場合のノーマル・セットリストでは、"Gimme Shelter"の後に"JJF"と"悪魔"、そして"Brown Sugar"がアンコール前の本編ラストというのが定番で、この日もそういう順番ですが、その後の公演では"JJF"と"Brown Sugar"が入れ替わっています。
細かいことですがそういうところも変化を遂げるあたり、ひそかに感心します。

さてこのLHのストーンズ最新ツアーシリーズ、ZIP CODEツアーではタイトルは会場名で、振り返るとどこのライブかちょっとわかりにくかったところもありましたが、また地名に戻ってそこは分かりやすくなり、ナンバリングステッカーはリトを元にしたナイスなデザイン、そして裏ジャケもOleツアーらしい配色になっててちょいとお気に入りです。
 


Jan 2016
THE ORPHEUM THEATER 1993 / KEITH RICHARDS & THE X-PENSIVE WINOS 』 KR930213R (2CD+Bonus BDR)
SB recordings@Orpheum Theatre, Boston, MA. Feb.13, 1993

●Disc 1
1. Opening / 2. Something Else / 3. How I Wish / 4. Wicked As It Seems / 5. Gimme Shelter / 6. 999 / 7. Running Too Deep / 8. Locked Away / 9. Time Is On My Side / 10. Will But You Won't / 11. Words Of Wonder
●Disc 2
1. Hate It When You Leave / 2. Before They Make Me Run / 3. Eileen / 4. Bodytalks / 5. Band Introductions / 6. Whip It Up / 7. I Could Have Stood You Up / 8. Happy / 9. Take It So Hard

IMP系よりリリースされたキースのボストン93。
キースは1992年にスタジオソロアルバム2作目MAIN OFFENDERをリリースした後、アルゼンチン、そして欧州ツアーを回り、大晦日から新年にかけてはNYのThe Academyでライブを行います。
そして1993年は1月から2月にかけて北米ツアー23公演を敢行し、このボストンでは14-15-16番目の3公演を開催し、今回リリースされた2/13公演はそのボストン初日。

この公演はアメリカで部分的にラジオ放送もされましたが、なんと日本のWOWOWが独占放送した関係で、昔からビデオなどの映像やCDがちらほらリリースされています。
とはいえ当時はそのWOWOWが釘を刺したようで、あまりブートCD化はされておらず、完全版は以下の3タイトルのみかと。
左右のチャンネルが逆ということで持ってませんがBOSTON '93(Front 25/26)、チャンネルもバッチリのROCK N' ROLL BABYLON』(DGCD 021-2)、チャンネルもあっててシカゴのセンターステージも入ってるけどそのセンターステージのチャンネルは逆というTOURING AMERICA(BKCD038/39)。また、他にボストン公演を部分収録した銀箱色のSOMETHING ELSE(IMP-CD-013)もありましたが、いずれももう古いリリースで、新品はもちろん中古でもあまり見かけなくなっていました。

     

そんなわけでしたが、新生IMP系列から20年以上ぶりにCDがリリース。
また、DVDではJointripなどからリリースされていましたが、本作の初版にはそのWOWOWで放送されたプロショット映像のBD-Rがボーナスで付属しています。

既発CDのROCK N' ROLL BABYLONTOURING AMERICAは元々高音質"EX"でしたので特に不満もなく、今回の作品も劇的な変化があるわけでもなく音質表示は同じく"
EX"ですが、既発よりわずかにクリアになってフォーカスがあった感じ。
アナログテイストが後退してデジタルっぽくなったとも感じます。
そんなわけで劇的な変化こそありませんが、わずかに向上も果たしていますし、いかんせん既発はもうあまり見かけないCDでしたのでお持ちでない方には嬉しいリリースかと。

しかしこの頃の私はまだ海外遠征など思いもしていなかった頃。
キースのソロライブを見ていないというのが今では悔やまれ、CROSSEYED HEARTでは是非その夢を実現させたかったんですが、今のところそれは叶わないようで。
こうしてブートに浸ってるのが関の山ですが、このころのキースはやっぱいいですね〜。"How I Wish"は最高です、はい。

そして元はWOWOW放送と思われるボーナスBD-Rですが、こちらは同系列のJointripのLIVE IN BOSTON '93と見比べると、画質に向上は感じず、かえって走査線のノイズがごくたまに入ったりややざらついてしまってるように感じます。



ただしWOWOWのロゴ消しのロゴはJointripのよりはちょっとましになってます。とはいえやっぱり邪魔で、これはやはりフリーボーナスとはいえ消さねばならないんでしょうか(笑)
また、Jointripでは曲名表記は放送での表記を隠すように下に帯のように独自表記を被せていましたが、そこは放送そのままなのはナイス。

なお、この公演の"How I Wish"はキースのオフィシャルYoutubeにアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=rMYpLyMoSsI
本作はこのYouTubeのようなコントラストも美しい綺麗な映像ではなく、特に黒はこれほどはっきりした黒ではなく、やはりビデオテープからのダビングを感じるざらついた画質ではあります。

とあれこれ書きましたが、ビデオ時代の映像ブートとしては最高のプロショットであります。
ちなみに上で紹介したYouTubeのとWOWOW放送バージョンはところどころカットが違います。カットはWOWOWの方がお気に入り(笑)
いやしかしこうしたソロもオフィシャルでリリースされないもんすかねー。

なお、昨年10月に同系列のHot Lips名義でリリースされたTHE COMPLETE BOSTON TAPES 1988でも書きましたが、本作も会場名表記どころかタイトルにOrpheum Theaterと表記されていますが、劇場自身にTHE ORPHEUM THEATREと掲示されているので、正しくはイギリス英語のOrpheum Theatreかと。

 

BRIAN, COME BACK YOU BASTARD! 』 DAC-164 (2CD)
SB+aud.recordings@Hyde Park, Hyde Park, London, UK. Jul.5, 1969

●Disc 1 (mono SB)
・10th Anniversary Broadcast, WLIR FM RADIO, New York, 1979
1. Adonais / 2. Jumping Jack Flash / 3. Mercy Mercy / 4. Radio Comment / 5. Stray Cat Blues / 6. No Expectations / 7. Radio Comment / 8. I'm Free / 9. Love In Vain / 10. Radio Comment / 11. Loving Cup / 12. Honky Tonk Women / 13. Radio Comment / 14. Street Fighting Man / 15. Midnight Rambler / 16. Sympathy For The Devil / 17. Radio Comment
●Disc 2
・Stereo Remix From Pye Mobile Recording
1. Backstage Rehearsals / 2. Adonais / 3. I'm Yours And She's Mine / 4. Jumping Jack Flash / 5. I'm Free / 6. Love In Vain / 7. Honky Tonk Women / 8. Midnight Rambler / 9. Satisfaction / 10. Sympathy For The Devil
・Audience Source Remastered
11. I'm Yours And She's Mine(unedited) / 12. Down Home Girl / 13. Midnight Rambler / 14. Satisfaction(unedited) / 15. Street Fighting Man
・Unmixed Mono Soundboard Recording, Altamont Speedway, CA, December 6, 1969
16. Love In Vain

テイラーのお披露目がブライン追悼になった69年ハイドパークのフリーコンサート。
グラナダTVによる特番やFM放送、隠密といった様々なリソースがあり、ブートでもさんざんリリースされ、ブートでは2013年5月にGOLDPLATEからリリースされたHYDE PARK LEGEND 1969(GP-1303CD1/2)が、SB音源+隠密音源により可能な限り完全版仕様とした最新決定盤でした。

           

そしてオフィシャルでも2013年のハイドパークを収録したSWEET SUMMER SUNの輸入盤DXのボーナスDVDには初のステレオミックスが収録され(寺田さんのtwitterで知りました)、From The Vaultからも2015年にステレオミックスのHYDE PARK 1969がリリースされ、決定版となるかと思われましたが、なんと共にPAL変換の過程でピッチが遅かったという、やや残念な結果でありました。

そんなわけですが、今回DACがリリースしたのは、インフォによると79年に公演から10周年を記念しニューヨークのFM局でオンエアされたライブ特番を番組丸ごと収録。
インフォには「この放送がされる以前は69年ハイドパーク音源はTV特番でオンエアされた数曲分のサウンドボードと1種類のオーディエンス音源によるアナログブートが1枚存在するだけでした。このFM特番により新たに5曲分のサウンドボード音源が発掘され、それ以外の曲の音質もTVフィルムのサウンドトラックより格段に向上したため、このFM特番のオンエア直後にこれらのサウンドボード音源を流用したアナログブートが雨後の筍の如く多数リリースされました。」と。

ということで、Disc1にはFMでは放送されなかった"I'm Yours And I'm Hers"と"Satisfaction"は未収録。
しかしながらFM放送を始めて丸ごと収録したことにより、既発よりも長く収録され、"I'm Free"や"Street Fighting Man"のイントロや"Midnight Rambler"の中盤に既発盤ではカットがあった理由も、これを聴くと"なるほど、DJがこうかぶってたのか!"と初めて知ることができるという感慨深いタイトルです。音質もモノラルとはいえ"
EX-"。
とはいえ特番丸ごと収録なので、GOLDPLATE盤では"Stones In The Park Radio Special - Part.1"〜"Part.6"としてまとめられていたDJのしゃべりがどんとライブの途中に入ってて、これが結構長かったりもして、"Midnight Rambler"の中盤の喋りにはむかつきますが、その特番の復刻盤ということでラジオショーディスクのような楽しみができます。

そしてDisc2。
まずは前述したオフィシャルでリリースされながらもピッチが遅かったステレオミックスを、ピッチはそのままで音程を上げたミックスで収録。
インフォによると、このピッチの遅いオフィシャル映像に音声をシンクロし、下がった音程を電気的に半音ほど上げて収録してあり、それは現在のカラオケのテンポそのままでキーを歌い手に合わせて自由に変更できる技術に因るものでしょうと。
ということで音程は正常ですが、テンポはオフィシャル版の遅いままの収録となっています。
ということで音質はもちろん"
EX+"で、オフィシャル映像を再生しながらこのCDを鳴らすと楽しかったりしますが、やはり正しいピッチでのステレオミックスを聴きたかったりします。
どこかでピッチを直したBlu-rayをリリースしてくれないものでしょうか(笑)

続いてトラック11から15はGoldstandardからリリースされたIN THE PARK(SCRO-001) で使われた隠密音源のロージェネからのリマスター盤。
音質的には"
good+〜very good-"程度ですが、既発盤にあったジリジリ鳴るノイズがなくなって聴きやすくなっており、これならこれだけを全部聴きたい気も。

最後は初登場のオルタモントの"Love In Vain"モノラルSB音源がボーナス収録。
冒頭歌いだしのところで一瞬隠密に切り替わりますが、映画GIMME SHELTERやオフィシャルGET YER YA-YA'S OUT!でも"Love In Vain"はボルチモア公演からでしたので、これは貴重。
続く"Under My Thumb"のイントロとミックのMCでぶつっと切れますが、続きもあるのではと期待してしまうボーナスでした。
(追記)この"Love In Vain"はこのサイトを訪れると鳴るサウンドからのようです。
http://www.rollingstonesnet.com/Altamont_1969.html

ということで今までのハイドパークとは趣の異なるなかなか面白いタイトルでした。

 

OLYMPIA 1995 』 no label (2CD)
SB recordings@L'Olympia, Paris, France. Jul. 3, 1995

●Disc 1
1. Intro / 2. Honky Tonk Women / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. All Down The Line / 6. Shattered / 7. Beast Of Burden / 8. Let It Bleed / 9. Angie / 10. Wild Horses / 11. Meet Me In The Bottom / 12. Shine A Light / 13. Like A Rolling Stone
●Disc 2
1. I Go Wild / 2. Miss You / 3. Band Introductions / 4. Connection / 5. Slipping Away / 6. Midnight Rambler / 7. Rip This Joint / 8. Start Me Up / 9. It's Only Rock'n Roll / 10. Brown Sugar / 11. Jumping Jack Flash

From The Vaultに続いてLHからもRattle SnakeのL'OLYMPIA 1995のコピー盤がリリース。
new arrivals 2016はこれでオランピア3連荘です(笑)

Rattle Snake盤の紹介の最後に書いたとおり、こうした素晴らしい発掘がなくならないためにも、オリジナルのWonder MinnowのアナログとRattle SnakeのCDが売れてほしいと思っていますが、Wonder MinnowやRattle Snakeは日本での流通量も少ないこともあり、Brixton Academyの時と同じようにコピー盤は氾濫するわけで、とFTV盤でも書きました(笑)

そんなわけでもうお馴染みのオランピアです。
3タイトル目、というかWonder Minnowのアナログから数えると4タイトル目となると、もう書くこともあまりありません(笑)
でもこうして何度聴いてもしびれます。
はい、こちらも当然"
EX"ステレオサウンドボード。
そしてこちら、もう予約完売です。

そんなわけですが、オランピア公演の写真はなかなかないので、こちらはどういったジャケになるか楽しみでしたが、Voodoo Loungeジャケでした。
内側にはSTRIPPED TV SHOWからのキャプチャー画像か、このオランピア公演の画像が配されています。
そしてチャプターを打つところがこちらも変わっていて、Rattle Snakeでは演奏開始のタイミングで、From The Vaultではカウントがあるところはカウントのところで打たれていましたが、このLH盤はミックの曲紹介のタイミングで打たれています。
また、オリジナルにあった"Like A Rolling Stone"と"Slipping Away"での音ブレはやはり同じです。

ということで、オリジナルにこだわらなければFrom The Vaultやこちらで十分でしょうが、やっぱりここはオリジナルも売れてほしかったりするのであります(しつこい・笑)

 

VOODOO AT THE OLYMPIA 』 FROM THE VAULTS FTV002 CD1/2 (2CD)
SB recordings@L'Olympia, Paris, France. Jul. 3, 1995

●Disc 1
1. Honky Tonk Women / 2. Tumbling Dice / 3. You Got Me Rocking / 4. All Down The Line / 5. Shattered / 6. Beast Of Burden / 7. Let It Bleed / 8. Angie / 9. Wild Horses / 10. Down In The Bottom / 11. Shine A Light / 12. Like A Rolling Stone
●Disc 2
1. I Go Wild / 2. Miss You / 3. Band Introduction / 4. Connection / 5. Slipping Away / 6. Midnight Rambler / 7. Rip This Joint / 8. Start Me Up / 9. It's Only Rock'n Roll / 10. Brown Sugar / 11. Jumpin' Jack Flash

早速登場したRattle SnakeのL'OLYMPIA 1995のコピー盤。
Rattle Snake盤の紹介の最後に書いたとおり、こうした素晴らしい発掘がなくならないためにも、オリジナルのWonder MinnowのアナログとRattle SnakeのCDが売れてほしいと思っていますが、Wonder MinnowやRattle Snakeは日本での流通量も少ないこともあり、Brixton Academyの時と同じようにコピー盤は氾濫することでしょう。
そしてBrixton Academyでもそうでしたが、この1.9Kという値段は反則といってもいい(笑)

ちなみにインフォにあった「24bitハイレゾ・コンバートからの新規デジタル・リマスター」というフレーズに、もしかしたらネットにあった24bitのアナログ起こしが元になってるのでは?と訝しがってましたが、さすがにそんなことはなく、元はRattle SnakeのCDでした(笑)
どうやらCDのストレート・コピーではなく24bitリマスターを施したという意味のようですが、元のCDが16bitで、結果も16bitなのでその具体的な効果のほどはよくわかりません。
でもこちらの方が少し音がくっきりしているような気がしないでもありません。てなわけでもちろんこちらも"
EX"です。
なお、オリジナルにあった"Like A Rolling Stone"と"Slipping Away"での音ブレは同じです。
ちなみにジャケのミックはパラディソからですね。

また、チャプターの位置がRattle Snakeとはちょっと違って、Rattle Snakeでは演奏開始のタイミングで打たれていましたが、こちらでは曲前のカウントのところなどで打たれています。
さらにバンド紹介にもチャプターが打たれています。

ということで、オリジナルにこだわらなければこうして1.9Kで手に入っちゃうんだったらそれで充分かもしれませんし、こっちが売れちゃうんでしょうが、やっぱりここはオリジナルも売れてほしかったりするのであります(笑)

 

L'OLYMPIA 1995 』 Rattle Snake RS259/60 (2CD)
SB recordings@L'Olympia, Paris, France. Jul. 3, 1995

●Disc 1
1. Honky Tonk Women / 2. Tumbling Dice / 3. You Got Me Rocking / 4. All Down The Line / 5. Shattered / 6. Beast Of Burden / 7. Let It Bleed / 8. Angie / 9. Wild Horses / 10. Down In The Bottom / 11. Shine A Light / 12. Like A Rolling Stone
●Disc 2
1. I Go Wild / 2. Miss You / 3. Connection / 4. Slipping Away / 5. Midnight Rambler / 6. Rip This Joint / 7. Start Me Up / 8. It's Only Rock'n Roll / 9. Brown Sugar / 10. Jumpin' Jack Flash

2015年末に欧州にてリリース。日本にも1月もしくは遅くとも2月にはショップに入荷すると思われます。
が、日本でのリリースを2016年と考えると2016ベストブートはもう年頭にして確定してしまったかのような破壊力抜群の超弩級ブート。

そんな問題作ですが、2015年12月のWonder Minnowの3LPバージョンのL'OLYMPIA 1995のところで既発隠密やSTRIPPED関連については紹介しましたので、こちらではそれらは省きます。
いやしかしこのCD、アナログ起こしの音を何度も聴いていた耳には、断然クリアでさらに素晴らしいものに聞こえます(笑)
アナログ起こしのデジタルとは、クリアさはもちろん迫力も空間も次元が違います。
アナログ起こしではなく本物のアナログ自体を聴くのもいいんですが、手軽に聴くにはやはりCD。
アナログではキースの2曲が面割れで分断されていましたが、CDではそうしたこともありません(笑)
ネットにはCDからの音も出回っていますが、やはりこうした超弩級作品はフィジカルな盤を手にして聴くに限ります。

さて、2013年にこのオランピアと同様、Wonder Minnowからアナログ、そしてRattle SnakeからCDがリリースされ、これまた度肝を抜かれたBrixton AcademyのSB音源は、それらのオリジナルが左右逆転という大きな欠点を抱えており、そこを修正したコピー盤CDが重宝されてしまいましたが、今回はそんなこともなく、これからコピー盤も続々リリースされるでしょうが、CDではRattle Snakeこそオリジナルであるというステータスは揺らぐことはありません。
それにしてもこうした発掘がなされるとはさすがですね。ここまで来ればParadisoにも期待したいところであります!

そしてこのオランピア、こうして落ち着いて聞くとやはり演奏も素晴らしく、曲によってはもうちょいキースが大きくてもと思うところはありますが、キースも元気に弾いてます(笑
"You Got Me Rocking"で大いに盛り上がり、そこから"All Down The Line"、"Shattered"と流れ込んでいく怒涛の構成、いやここはあえて怒涛の攻勢と。
"Johnny B. Good"をリクエストする歓声にうんうんと。そこから"Beast Of Burden"、そしてアコースティック・セットへと!もうたまりません。
アコースティックセットに移行する際に期待で盛り上がる観客へキースが放った"ンハハハハハハ、ボンソワール パリ"、そして"Down In The Bottom"を終えた後のミックが2回発する"アハ"という笑い声と、キースの"ンハハハハハ"、このオランピア公演の素晴らしさがそこからだけでも伝わってくるようです。

音質は一部でサーというヒスノイズが入っているところもありますが、超絶良好ステレオサウンドボード"
EX"。
"Like A Rolling Stone"の1:58や、"Slipping Away"の2:24で音揺れがありますが、歓声も適度にミックスされたラフミックスで、超絶素晴らしいサウンドです。
ブリクストンも映像があるんじゃないかと思って期待してるうちに2年が経ちましたが、こちらも是非映像も見てみたいものです!

そしてインナーにはその素晴らしきオランピア公演のドキュメンタリーレポートが。
3日前の6/30に行われたヒッポドローム公演からのチケット争奪戦からライブレポートまで、これがまた読んでて楽しく、これぞオリジナルという素晴らしい作品に仕上がっています。

こうした素晴らしい発掘によるブート文化が廃れないためにも、ここは是非オリジナル商品が売れてほしいところであります。

 


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