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- atsu-y's New Arrivals - |
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BBSで第一印象を紹介した
atsu-y's new arrivals の保管庫です。
本編に移行したりすれば削除していきます。
2010 |
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Dec.
2010
『
MAKE THE WORLD GO 'ROUND 』 no
label
(2CD)
aud.recordings @ Wembley Stadium, London, UK.
June 25, 1982
●Disc 1
1. Take The A Train - Under My Thumb / 2. When The Whip Comes
Down / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Shattered / 5.
Neighbours / 6. Black Limousine / 7. Just My Imagination
/ 8. Twenty Flight Rock / 9. Going To A Go Go / 10. Chantilly
Lace / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of
Burden / 14. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band introduction
/ 3. Little T&A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6.
Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar
/ 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12.
Satisfaction
ベストヒットUSAが"Under My
Thumb"をゲリラ撮影(?)して放送した82のロンドン公演。
60〜70年代のウェンブリーといえばEmpire
Poolでしたが、ウェンブリースタジアムでの演奏はこの日が初めて(多分)。
そのロンドン凱旋公演2公演のうち、初日を収録したアナログブートの復刻による初CD化。
タイトルは"Chantilly
Lace"の歌詞から。
そのアナログは持ってないのではじめて聴きましたが、歓声手拍子も適度で臨場感もあるなかなかの良好隠密音源ですね〜。
さすがRSVPさんやSwayさんが反応された音源。
そのアナログの音はわかりませんが、アナログ落としのこのCDの音質は低音は軽くてちょいと平坦な感じで音像が大きいわけでもありませんが、バランスよく全体の音を拾ってる"very
good+"。
ただしギターはしばしばピアノやホーンに埋もれちゃうのはちょいと残念。あと"Brown
Sugar"の頭はちょいと欠けてます。
でも元は3LPということで面の入れ替わりも多いんですが、丁寧なつなぎによってアナログ落としといった感じがあまりしないのはさすが。
この調子でHaraさんの海賊盤事典で紹介されているアナログはことごとくCD化されるのかな?
演奏のほうは
『ONE DAY IN
JUNE』
で聴かれる2日目より好調なようで、82らしいスピード感のある演奏が素晴らしい!
中野D児氏のブートレグディスコグラフィーで、ミックが"Honky
Tonk
Women"でリフの回数を多く歌ってしまうのはご愛嬌といったところか、と書かれていた意味がようやくわかったのも嬉しいリリース(笑)
これは元のアナログを安く見かけたらいつか買ってみたいなと(笑)
『
RETURN TO LIVER 』 no
label (2CD)
aud.recordings @ Anaheim Stadium, Anaheim,
California, USA. July 24,
1978
●Disc 1
1. Opening / 2. Let It Rock / 3. All Down The Line / 4. Honky
Tonk Women / 5. Star Star / 6. When The Whip Comes Down / 7.
Beast Of Burden / 8. Lies / 9. Miss You
●Disc 2
1. Just My Imagination / 2. Shattered / 3. Respectable / 4.
Far Away Eyes / 5. Love In Vain / 6. Tumbling Dice / 7. Happy
/ 8. Sweet Little Sixteen / 9. Brown Sugar / 10. Jumping Jack
Flash
この78アナハイム公演を収録したブートは、アナログでは『RETURN TO
LIVER』と『ON
TOUR』の2種類存在し、VGPがその『ON
TOUR』の音源とジャケを使って『RETURN TO
LIVER』(VGP-292)というタイトルでCD化していまして(ややこしい)、78コーナーでその盤は紹介してます。
今回は正真正銘『RETURN TO
LIVER』音源の初CD化。アナログ『RETURN TO
LIVER』には"Love
In
Vain"が未収録でしたが、そちらは『ON
TOUR』から補填して完全版としてます。
VGP盤と聴き比べてみると、VGP盤はボーカルが前面に出てきて低音が強くてややモコモコとしてましたが、こちらは随分とすっきりした音。
元のアナログは高音がかなりきつかったようですが、CD化にあたっては高音を絞ったようで、キンキンすることもなく78の荒っぽい演奏を堪能できます。音像自体はインフォに書かれているほど近いわけでもなく、時折近くの男性の声が入ったりしますが、楽器はしっかり分離されていて聴きやすい隠密。
ということでVGP盤とは随分音の印象が違いますが、その『ON
TOUR』音源から補填された"Love
In
Vain"は『RETURN TO
LIVER』音源の中にあってもあまり違和感のない音に調整されていて、全部コッチの音源でもいいのにと思ってしまうほど(笑)
でもその繋ぎ後の"Tumbling
Dice"がやや頭欠けで唐突に始まっちゃうんですが、そこもうまくつなげていればともったいない。ついでにその"Tumbling
Dice"にはボツボツとずーっとノイズが入るので、丸々差し替えてもよかったのではと思いますが、『RETURN TO
LIVER』音源へのこだわりなんでしょうか。
ということで既にCD化されている公演ですし、大幅向上というわけでもないんですが、VGPの"very
good-"に対してこちらは"very
good"といったところ。
でも"Tumbling Dice"の頭欠けとノイズが惜しい〜。
ついでにこの音源は"JJF"終了後に唐突に終わるらしく、終了後の歓声も『ON TOUR』音源から補填しているとのことですが、それはほんの3秒ほどで、『ON TOUR』音源にはチャーリーのおかずやミックのMCなどがもっと長く収録されていたので全部補填すればいいのにと、ちょいと残念。
July
2010
『
GET YER YA-YA'S OUT COMPLETE! 』 no
label (1CD)
SB recordings
1. Introduction / 2.
Jumpin' Jack Flash / 3. Carol / 4. Sympathy For The Devil / 5.
Stray Cat Blues / 6. Love In Vain / 7. Prodigal Son / 8. You
Gotta Move / 9. Under My Thumb - I'm Free / 10. Midnight
Rambler / 11. Live With Me / 12. Little Queenie / 13. (I Can't
Get No)Satisfaction / 14. Honky Tonk Women / 15. Street
Fighting Man
Nov.26,
1969. Baltimore : 6
Nov.27, 1969. MSG, NY :
2,9
Nov.28 1st, 1969. MSG, NY : 3,12,13,14,15
Nov.28 2nd, 1969. MSG, NY : 4,5,7,8,10,11
no labelですがDAC直営店で7,000円以上購入するともらえるプレゼントCD。
要するにオフィシャル『GET YER YA-YA'S
OUT!』を、Deluxで世に出た曲も含めて演奏順番どおりに並べ替えた仮想完全盤で、Deluxeのボーナスを差し込んだだけでなく悪魔の演奏位置なども本来ライヴで演奏された位置に修正されています(笑)
表ジャケはラッセルによる幻の没ジャケで、その裏側のチャーリーとロバは実は文字などいろいろ違いのあるいろんなバージョンがありますが、これはDeluxeのBoxからでしょう。裏ジャケもオフィシャルと同じ作りで曲目を修正し、盤のプリントはSACDのと同じ写真をそのインレイ写真から、さらにはマトリクスにはNPS-5という凝った作り(笑)
各曲はオフィシャルそのままですのであらためて紹介することは特にありませんが、違和感のないつなぎは見事で、個人的には既にかなりお気に入りです(笑)
でも元々そうだけどDeluxeで発表された曲の音質がオリジナル部分の曲のとはちょいと違ってるのがちょいと残念。
『
BETTER RESULTS 』 DAC-105 (1CD)
studio outtakes
Jan.5-Mar.2 1978 Pathe Marconi Studios, Boulogne Billancourt,
France
Jan.18-Feb.12 1979 Compass Point Studios, Nassau, Bahamas
1. Everlasting Is My Love II / 2. No Spare Parts / 3. Hang Fire I / 4. Black Limousine II / 5. Everlasting Is My Love III / 6. After Hours / 7. You Win Again / 8. Do You Get Enough / 9. Disco Muzik / 10. Petrol Gang / 11. Never Let Her Go / 12. Never Make Me Cry II / 13. It's All Wrong / 14. Never Too Into / 15. Guitar Leeon (stereo)
DACによるOBRのメガレアCD『BETTER
RESULTS』(OBR
305-CD-023)の復刻盤。
ちなみにわたしはOBRの『BETTER
RESULTS』はアナログでしか持ってなくて、CDはコピーしてもらったCD-Rしかもっていません。
(→その後10月、ようやくオリジナルOBR盤を安価でゲットしました!)
さて、今回の一連の復刻盤にあるメーカーインフォによると、OBRのCD盤はマスターが日本に送られ日本側でデジタル・マスター制作されたそうで、そのマスター素材が残っているんだとか。なるほど。
続いて「曲ごとにバラつきのあったピッチも一曲ごとに丹念に修正し、全体的にややピッチの速かったOBR盤よりも聴き易さが倍増しています。」とのこと。
なるほど確かに丁寧に仕上げられたようで、特に"Disco
Muzik""Petrol Gang""Never Let Her
Go"といった曲のピッチは正しくなって聴きやすくなり、全体的にややふんづまりなところがあったOBR盤に対して音の抜けはよくなってます。
また、OBR盤では"Everlasting Is My Love
II"の冒頭で聴かれたよれが軽減しています。ということでスピーカーで鳴らすといい感じで、"Disco
Muzik"の前半なんてずいぶん聴きやすくなりました。こちらはVGPの『PLACE
PIGALLE』にはモノラルでなかなかの音質で収録されていましたが。
という感じでなかなかのアップグレード盤ですが、オリジナルよりも高域にややノイズが乗っているのが玉に瑕でヘッドフォンで聴くとちょっとそこが気になる"EX--"。
ボーナスの"Guitar Lesson"はRRの『PLACE PIGALLE 5/6』やVGPの『PLACE PIGALLE』などにはモノラル版が収録されていましたが、今回ステレオ版が初登場。でもインフォには「本邦初登場」と書かれてまして、真正初登場というわけではないのかな?ちなみにtrk.6はOBR盤では『BETTER RESULTS』や『PARIS OUTTAKES vol.2』でも"Slow Blues"とクレジットされていましたが、今回は"After Hours"と。
というところで、やや惜しいなと思うところもありますが、聴きやすくなっている曲もあってちょいと嬉しい一枚でした。
でもこれを買ったからといってOBRはOBRでいつかは欲しいと思うのは変わらないのが悲しい性(笑)
それにしても『SHEEP-DIP-BLUES
』でも書きましたが、こちらも全く時代的にあわないジャケというのはイマイチ。
このジャケは89年ツアーを収めたアナログブートの『LET'S SPEND THE CASH
TOGETHER』に使われていますが、やっぱりそのタイトルがばっちり似合ってる(笑)
ちなみに表ジャケの裏側はアナログ復刻ジャケですが、そちらかオリジナルCDのスタンプジャケの方がよかったような気も。
『
SHEEP-DIP-BLUES 』 DAC-104 (1CD)
studio outtakes
Jan.5-Mar.2 1978 Pathe Marconi Studios, Boulogne Billancourt,
France (+ more)
1. Waiting On A
Friend III / 2. Black Limousine I / 3. Los Trios Guitaros / 4.
Stay Where You Are / 5. Brown Leaves I / 6. Broken Head Blues
/ 7. Golden Caddy II / 8. Guitar Lesson / 9. Fiji Jam II / 10.
Up Against The Wall / 11. Brown Leaves II / 12. Heaven I / 13.
Piano Instrumental / 14. Sheep-Dip-Blues / 15. Broken Toe
/
(bonus tracks) 16. Memory Motel I (w/countdown) / 17. I Love
Ladies(complete) / 18. Hot Stuff I (stereo)
7,000円以上購入でもらえるというDACのプレゼントCDにまんまとつられ、最近のスタジオ・アウトテイクのアップグレード盤もことごとく見送ってきたのにOBR復刻盤を買ってまいりました(笑)
ただし2枚組で高い『PARIS
RESULTS』は他の2作次第にしようと見送り、どちらもオリジナルを持っていない1枚組の『SHEEP-DIP-BLUES
』と『BETTER
RESULTS』をチョイス。でもそれでは7,000円に到達せず、ウォーターダメージを受けた旧作のセールCDを買うことでクリアしました(笑)
ということで順番に。
こちらはまずはメーカー・インフォから。
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好評の「PARIS RESULTS」、「PARIS RESULTS
VOL.2」のアップグレード版CDのリリースに続いて、
同じくOBRレーベルでアナログ盤のみのリリースだった「SHEEP DIP
BLUES - PARIS RESULTS
VOL.3」が実際のOBR盤のLPに使われたマスター・テープを使用して初CD化。
本作はOBRよりCD化を打診され当時日本にマスターが送られてきたものの結局CDリリースされずに終わってしまった幻の一枚で、 「GALS GAGS PIN-UPS」等の欧州盤ブートCDでOBR盤LPよりコピーした針起こしのクオリティで発売されるなど、余り恵まれたリリース状況ではありませんでした。本シリーズは'77〜78年の仏パテマルコニ・スタジオでのスタジオ・セッションからの音源をメイン・ソースとしていますが、 本作には少し後の年代のアルバム「TATTOO YOU」収録曲の時期までから選曲されており、 基本的にインストのリフもののナンバーが多めの構成ですがスタジオでのキース・リチャーズの頑張りが伝わってくる内容となっています。
今回のリリースにあたって前述のDAC盤「PARIS RESULTS」CD同様リマスタリングには時間をかけ、特に音質/ピッチにはこだわったつくりとなっており、ほぼ同内容を収録したVGP盤4CD廃盤「PLACE PIGALLE」と比較しても格段の音質向上が見られます。またインナーにもレアで入手困難なあの独特のOBRのアートワークを再現。
本編52分程度の収録内容にプラスして少し時期は前後しますが、アルバム「BLACK
AND
BLUE」期のセッションより本邦初登場のトラックを3曲追加収録。
「MEMORY
MOTEL」のバッキング・トラックのエンジニアの声とミックのカウントからスタートするテイク、有名な未発表曲「I
LOVE LADIES」の6分に渡る初のコンプリート・バージョン、 「HOT
STUFF」のバッキング・トラックのハービー・マンデル側のギターのチャンネルも収録された初のステレオ・バージョン等、盛りだくさんの内容でマニアには見逃せない内容のリリースとなっています。
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わたしはこれはオリジナルのアナログも持っていませんので、アナログ落としの『GALS * GAGS * PIN-UPS』やVGPの『PLACE PIGALLE』と比べてみると、まず『GALS * GAGS * PIN-UPS』は針音入りだしオリジナルのアナログも高音質盤ではなかったようでキュルキュルとノイズが乗っていて比較するまでもなくイマイチ。VGPの『PLACE PIGALLE』はそのキュルキュルはなくなってナイスだったんですが、今作と比較してみると、そこから格段の音質向上というほどの違いは感じませんでしたが"Broken Toe"なんてなるほど一番音がいいなと。
ということで、この辺のアウトテイクはいろんな盤があってわかりにくいですが、インフォにあるとおりボーナストラックも嬉しいなかなかナイスな復刻です。ただし全体的には最高音質"EX"というほどではなく、やっぱり高音域にノイズはありますし"very good++〜EX-"という感じ。でもこうしたアップグレード盤は何度も聴くわけでもないし、もうちょっと安ければ嬉しいんですが(笑)
ところで、今回のOBR復刻盤のジャケは全てクルーガーの絵からですが、今作のは既発ブート『OUTTAKES
1974-75』の刷り込みによりB&Bアウトテイクのイメージが強い絵。実際にはもっと時代的には新しい頃のストーンズですが。そんなわけでB&Bアウトテイクがオマケ収録されていることもあって、Paris
Outtakes
IIIといってもピンと来ないジャケ。ちなみに表ジャケの裏側はアナログ復刻ジャケがプリントされてまして、そっちにひっくり返したほうがしっくりきたりします。
Jun
2010
『
DOME ON WHEELS 』 no
label
(6CD+2CD-R)
aud.recordings @ Tokyo Dome, Tokyo, Japan.
Feb.14,17 and 20, 1990 (+ aud recordings @ Feb.26, 1990)
こちらはナンバリング100セット+追加30セットのみの限定プレスで、あっという間に売り切れてしまったようですので、こうして紹介するのもなんですが。。
各公演日の曲目は
コチラ を参照ください。
●Disc 1&2 -
Feb.14, 1990
まずは記念すべき初来日公演の初日から!
ついに実現したストーンズ来日公演に狂喜しながらも、"Play With
Fire"にドームが静まり返った日であります。
さて、期待に胸を膨らませてその初日を耳にした瞬間、既発を軽く凌ぐ高音質に感激!!こりゃOOCのLICKS日本公演BOXのボーナスディスクには勿論のこと、VGPの6CDにも圧勝〜!!
、、、と思いましたが、曲間のチャットなどをよ〜く聴いてみると、意外や意外、元音源はVGPの6CD
『STEEL WHEELS JAPAN TOUR
1990』(VGP-346)
の初日の音源と同じですね。
とはいえ耳にした印象は全く異なり、VGPの初日の音は、団子状でややこもってヒスノイズもあり、定位はやや左寄りでしたが、こちらは個々の音がよりクリアでこもった印象やヒスノイズも皆無で、定位もほぼセンターにあります。
冒頭部分を比較すると、今回の盤(DOW)は、"Continental
Drift"の開始前にVGP盤には入っていた「さぁ汗かくよ」というチャット部分はカットしてその直後からスタート。"Start
Me
Up"のイントロで音がぶれるところやその他のチャットもVGPのと全く同じ。でも"Bitch"の冒頭でVGPにはかなり目立つノイズが入りますが、DOWにはそれはなく、モノラル化によって修正した様子もありません。同曲の冒頭で他に一部モノラルっぽくなるところはVGPも同じ。また、テープチェンジ後の"Pait
It Black"への入り方も異なるのでコピーではありませんね。
比較はこれくらいにして、要するにこれはいわゆる初登場音源ではないもののコピーでもなく、VGP盤で使われたマスターよりもずいぶんと若いジェネレーションのマスターが元になっているようで、インフォにあった「トレーダー間でも一切出回っていないオリジナル・マスター・カセットよりダイレクト収録」という表現はそういうことなんでしょう。
録音状況は、当然VGPのと同じく周りのチャットもあまりないのでそれほど臨場感があるわけでもありませんが、VGPよりも音がクリアになった分、演奏はよく聴こえます。でも欲を言えば、低音がずいぶんと軽くて、音の広がりはさほどなく、演奏がそれほど前面に出てこないのが惜しいところですが、アンプを通して低音ブースト&5.
1chで鳴らすといい感じ。
ということで、VGPの"good+〜very good-"に対して、"EX-"へのアップグレード盤で、個人的には十分"EX"な大当たり。
とはいえマイク・ミラード音源のような隠密音源に不慣れな方にもお勧めできるようなものかというとちょっと違いますが、歴史的な初来日公演初日が20年のときを経てようやくこうした音質で聴けるようになったというのは嬉しい限りです!!
●Disc 3&4 -
Feb.17, 1990
"Almost Hear You Sigh"が本邦初登場した、日本公演3日目の2/17。
この日は"Bitch"でのミックの迷走と"Satisfaction"のイントロが聴きどころ。
さて、聴いてみるとこれまたVGPの6CDの2/17と同じですね。でもVGPで聴かれたヒスノイズは皆無でこちらもコピーではなくナイスアップグレード盤!VGPの6CDにあった"Bitch"冒頭での音揺れや、"Satisfaction"の1:03あたりのように所々にあったノイズがこのDOWにはありません。
・・・ということはもしかしてVGPの6CDに収録された2/16もアップグレード音源はあるのでは?それとも2/16の日替わりは"Angie"で2/20と同じで面白くないからリリースしなかったのかな?
それはともかく、こちらは初日よりもさらに音が遠くて平坦な感じですが、こちらもVGPの"very good"から"EX-"にアップグレード。
●Disc 5&6 -
Feb.20, 1990
"Little Red
Rooster"が飛び出した日本公演5日目の2/20。こちらはプレスCD初登場の隠密完全盤。
この2/20はその昔、220というタイトルの自家製CD-Rでリリースされたこともありますが、わたしはそちらは未聴につき比較できません。
ということで、この日の"Little Red Rooster"は
『ALIVE AND ROLLIN'
1990』(VGP-090)
にボーナス収録されていましたが、この日は参戦していないわたしにとっては正真正銘初めて聴く2/20完全盤!
まずはマイクの前を何かがさえぎったりと"Start
Me
Up"冒頭はやや不安定ですが、以降は安定します。全体的な音質は他の2日よりもエコーがかかって粒が粗い音ながらもベースは結構拾ってます。
気になるチャットノイズは、酔人婆爺さんがご紹介くださったとおり、ところどころで奇声歓声が(笑)
といってもいつもにぎやかかというとそうでもなく、"Angie"なんかは落ち着いて聴いていられますが、中盤になってくると右側にいる男性が徐々に出来上がり(?)、"Midnight
Ramblers"のイントロでは「キタキター!」x
2、そして曲中では大感激、"You Can't -"ではコーラス部分とは違うところでも大合唱炸裂、さらに"Little
Red Rooster"には「まじかー!」、一緒に歌いだしたと思ったらそのうちミックに先行して歌いだしちゃいます。待望のキース・コーナーでは歓声を上げつつも、「はやくしろよー、何してんだてめぇ〜!」と大暴れ(爆)
その後マイクの位置を変えたのかポジションが変わったのか、あまり目立たなくなりますが、最後の"JJF"でも出だしを先に歌ったりしてます(笑)。そんな感じで中盤以降は演奏よりもそっちに耳がいっちゃったりするのがちょい難点(苦笑)
ということで、"Little Red
Rooster"目当てなら『ALIVE AND ROLLIN'
1990』の方がいいかも(笑)
それにしてもこの日の"Satisfaction"はかっこいいすね〜!ミックもノリノリで"one time!"のカウントまでがいつもよりちょいと長い!
ということで大盛り上がりだった初来日公演の臨場感に溢れてまして、総合的には"very good"くらいですが、"Little Red Rooster"をやった2/20完全盤の初登場に加え、盛り上がった様子が追体験できる面白い音です(笑)
●bonus CD-R (Feb.26, 1990)
DOWにはボーナスとして、FM/TV放送が収録されたために超高音質SBブートが存在する日本公演9日目、2/26の隠密が別パッケージCD-Rでついてます。
このCD-Rはわたしのモニター用CDプレーヤーでは全編ノイズが混入しちゃいますが、メインのプレーヤーで聴くとノイズは入ってないし、一度CD-Rにコピーするとノイズレスに。ということでそのコピーしたCD-Rで聴いてます(笑)。やっぱり9FやSylphのメディアとは相性が悪い。
それはともかく、この日の隠密は音に広がりもあって演奏が前面に出てきて臨場感も適度にあってこのDOW隠密4日間では一番好みです(笑)
でもまぁ超高音質SBブートがあるのに好んで隠密を聴きはしないですねぇ。
さて、この日の"Satisfaction"ではミックが観客との掛け声で裏から入ってしまったためにFM放送音源では修正されたことは知られていましたが、掲示板でSwayさんや980さんが紹介くださったとおり、悪魔でのドラムにちょっとかわったところが。
放送音源ではイントロ中からドラムが入っていましたが、隠密を聴くと実際にはチャーリーは叩いていないようで。同じくこの日の演奏が収録された
『FLASHPOINT』にも入っていませんけど、どうして?と思ったらこれ、Haraさんいわくチャーリーが叩いている音ではなくドンカマと。ちなみに隠密でのドラムの入りも変で、"Pleased
to meet
you"にたどり着く直前でかすかに叩き始めた音がしたと思ったら唐突にONになりますので、その編集ついでにイントロからドンカマを入れたのか?その辺の事情はわかりません(笑)
他には、"Almost Hear You Sigh"での中盤のバナードのコーラスは会場ではこんなに大きかったのかとか、VGPの『STEEL WHEELS TOKYO
1990』(VGP-080)と聴き比べると曲間も含めて他には編集されてなさそうなことがわかったりと、ちょっと得した感じのボーナスCD-Rでした。
と、売り切れたアイテムについて長々と紹介しちゃいましたが、限定プレスと告知して売り切る方が不良在庫を抱えることもなく商売上のメリットは大きいとわかってはいるものの、130セット限定というのはやはりもったいないなぁと。
ちなみに交換用や保存用に余裕を持ってプレスするとはいえ、100セットに対して3割もの追加プレスがすぐに出てくるというのも不思議な気もしますが、もうちょっと追加プレスがあってもいいのにと思ったりもします。
May
2010
『
LATE NIGHT WITH JIMMY FALLON 』
(1DVD-R)
pro shots from TV broadcast and bonus - total
102mins
PROS & CONS for MICK JAGGER & KEITH
RICHARDS (←チャーリーもいるんですけどね〜)
LATE(episode 6) special guest : Mick
Jagger ("LOST"のパロディ)
"STONES IN EXILE"(TV Version) (←キースの"Walk
On"入り・笑)
Studio Live Performances
GREEN DAY"Rip This Joint"
TAJ MAHAL"Shine A Light"
Keith Urban"Tumbling Dice"
Sheryl Crow"All Down The Line"
PHISH"Loving Cup"
Bonus
"Plundered My Soul"(Promotion Video)
"Following The River"(Promotion Video)
"EXILE ON MAIN STREET"Trailer
"STONES IN EXILE"Trailer
5/10の週に放送された米NBCのLATE
NIGHT WITH JIMMY
FALLONでのExile週間から、ストーンズ関連の抜粋+ボーナス!素人さんによるベロゲームは未収録ですのでご安心を(笑)
さて、映像はちょっとフォーカスが甘いですけど、AVIファイルを膨らませたものとは違って安心してみていられます。でもワイド収録じゃないんすね〜。これは残念。。とはいえ爆笑コントやカヴァー・ライヴも楽しめるし、『STONES
IN EXILE』もSuper
Deluxe収録のものより断然長いし、ちょいとタイムリーに楽しむにはもってこい!やっぱ面白いっす(笑)
そして放送日ごとの収録順ではなく、こうしたまとめてあるというのは嬉しいですね。ん?でもキースのインタビューが入ってないですね?
ボーナスは"Plundered My Soul"の通常版PVと"Following The
River"のPV。それに『Exile-』の20秒CMと『Stones in
Exile』の140秒ほどのトレイラー。これらはロゴもなくワイドで綺麗ですが、フル・ワイドではないようでちょいと小さく表示されます。(うちの再生装置のせいか??)
ということで合計102分。ワイドじゃないなどの不満もありますが、手っ取り早くタイムリーにTVで楽しむにはもってこいでした!
Jan
2010
『
iVIVA LA ARENA! COMPLETE 』 GREEN DAY /
XAVEL-062/063 (4CD-R)
aud.recordings @ Saitama Super Arena, Saitama,
Japan. Jan.23&24, 2010
●Disc 1
1. Opening / 2. intro (Do You Remember Rock 'N' Roll Radio?)
/ 3. Song Of The Century / 4. 21st Century Breakdown / 5. Know
Your Enemy / 6. East Jesus Nowhere / 7. Holiday / 8. The
Static Age / 9. iViva La Gloria! / 10. Are We The Waiting /
11. St. Jimmy / 12. Boulevard Of Broken Dreams / 13. 2000
Light Years Away / 14. Hitchin' A Ride / 15. Welcome To
Paradise / 16. When I Come Around / 17. Iron Man riff 〜 My
Generation
●Disc 2
1. Brain Stew / 2. Jaded / 3. Longview / 4. Basket Case / 5.
She / 6. King For A Day - Shout - Stand By Me - (I Can't Get
No)Satisfation - Hey Jude - Shout (reprise) / 7. Paint It
Black(intro riff) - 21 Guns / 8. American Eulogy
【encore 1】9. American Idiot / 10. Minority
【encore 2】11. Last Night On Earth / 12. Wake Me Up When
September Ends / 13. Good Riddance (Time Of Your Life) - Wake
Me Up When September Ends(reprise)
●Disc 3
1. Opening / 2. intro (Do You Remember Rock 'N' Roll Radio?)
/ 3. Song Of The Century / 4. 21st Century Breakdown / 5. Know
Your Enemy / 6. East Jesus Nowhere (incl. Master Of Puppets
riff) / 7. Holiday / 8. The Static Age / 9. iViva La Gloria! /
10. Are We The Waiting / 11. St.Jimmy / 12. Boulevard Of
Broken Dreams / 13. Burnout / 14. Geek Stink Breath / 15.
Hitchin' A Ride / 16. Welcome To Paradise / 17. When I Come
Around / 18. Iron Man riff - Highway To Hell - You Really Got
Me
●Disc 4
1. Brain Stew / 2. Jaded / 3. Longview / 4. Basket Case / 5.
She / 6. King For A Day / 7. Shout - Stand By Me - (I Can't
Get No)Satisfation - Hey Jude - Shout (reprise) / 8. 21 Guns /
9. Minority (incl. band introduction)
【encore 1】10. American Idiot / 11. Jesus Of Suburbia
【encore 2】12. Last Night On Earth / 13. Redundant / 14.
Good Riddance (Time Of Your Life)
NEW
TATTOOと並ぶ隠密CD-Rの雄、X-AVELからもさいたま2公演がリリース!!
初日と2日目はそれぞれ単品でもリリースされていますが、お得な2日間セットがあるのがX-AVELの嬉しいところ。
予想通り一聴してこちらはNEW
TATTOOほどの音の広がりはないものの、音にダイレクトさがあり、特にボーカルは前に出てます!
おぉ〜う、こっちもいいぞーい!!
でもNEW
TATTTOOよりたまに周りのしゃべり声とか手拍子が目立つのがちょいと残念。特に初日の左側。そんなに目立つ音量でもないんですが、オーラスの"Good
Riddance"のイントロには"チャンチャチャンチャチャチャ"とそのまんまの声でアコギにあわせて叫ぶのはちょいと頭痛が(笑)
あとNEW
TATTOOほどの会場の臨場感には乏しく、それほど前での録音ではないのか、左右掛け声合戦や合唱部分の盛り上がりはさっぱり伝わってこないのが残念。
でもさいたまでは会場の音は奥からの跳ね返りもあってちょいとぼやけた感じの音で、音に広がりのあるNEW
TATTOOではエコーがかかってその感じが強調されていましたが、このX-AVELはダイレクト音の収録により跳ね返りは入っていません。
ということで脅威の音の広がりと臨場感ではNEW
TATTOO、メリハリの利いた迫力ではX-AVELといったところ。
しかしこのX-AVELはわたしのモニター用の古いCDプレーヤーではノイズが乗っちゃうのは大減点。。何倍速で焼いてるのか?
ちなみに開演前のうさぎの一気(笑)の様子はこっちにはフルで収録されてます(笑)
ちなみに表ジャケもごちゃごちゃしてますが、裏には大阪公演での写真などこれまたいろいろ貼ってまして、ごちゃごちゃしすぎてデザインではNEW
TATTOOの圧勝です。
しかしせっかくのグラミー近作2作品とも受賞者の日本公演、NEW
TATTOOもX-AVELもCD-Rってのが残念ですね〜。
まぁリリースの早さが命ってのはわかりますし、プレスするほどは売れないんでしょうけど。。
『
WORKING CLASS HERO 』 GREEN DAY / NEW
TATTOO (2CD-R)
aud.recordings @ Saitama Super Arena, Saitama,
Japan. Jan.24, 2010
●Disc 1
1. Intro / 2. Song Of The Century / 3. 21st Century Breakdown
/ 4. Know Your Enemy / 5. East Jesus Nowhere / 6. Holiday / 7.
The Static Age / 8. iViva la Gloria! / 9. Are We The Waiting /
10. St.Jimmy / 11. Boulevard Of Broken Dreams / 12. Burnout /
13. Geek Stink Breath / 14. Hitchin' A Ride / 15. Welcome To
Paradise / 16. When I Come Around / 17. Iron Man (intro riff)-
Highway To Hell - You Really Got Me / 18. Brain Stew / 19.
Jaded
●Disc 2
1. .Longview / 2. Basket Case / 3. She / 4. King For A Day -
Shout - Earth Angel - (I Can't Get No)Satisfation - Hey Jude -
Shout (reprise) / 5. 21 Guns / 6. Minority
【encore 1】7. American Idiot / 8. Jesus Of Suburbia
【encore 2】9. Last Night On Earth / 10. Redundant / 11. Good
Riddance (Time Of Your Life)
今度は2日目!!こっちの盤のタイトルは平凡(笑)。確かにこの曲のカバーも昔やってますが、21st
Century Breakdownのキーワードからですね。
個人的には演奏と会場の盛り上がりは初日の方がよかったかなと思いますが、初日とはセットリストも一部を変え、"Burnout""Geek Stink Breath"、さらには"Highway To Hell""You Really Got
Me"、そして"Jesus Of
Suburbia"、"Redundant"まで登場!やっぱ"Jesus Of
Suburbia"はたまらんす。
さすがはこちらも安心のNEW
TATTOOブランド、なかなかの音の広がり。でも初日ほどの広がりはありません。初日よりも前方で録音されたのか?でも周りはそんなに騒がしくなく臨場感も初日ほどでもなく。これまた一体どこで録音されたのやら?終了後のトレへの掛け声を聞いてるとやっぱりアリーナのようですが。でも他のレーベルの一般的な隠密に比べるとやっぱり広がりのある音で、NEW
TATTOOサウンドだけにあの興奮とついでに怒涛の疲労感がよみがえってきます。
でもやっぱりブートも初日の方がいいなと(笑)
とはいえ"Jesus Of Suburbia"にはやっぱり燃える!!"Minority""American Idiot""Jesus Of
Suburbia"なんてたまらんですね〜。
ラスト3曲の構成は"September"入りの初日のほうが好みですが、こっちの"Redundant"もいい。
2日目が終わるとすっかり放心状態になっちゃったわたくしですが、こうして聴きなおすとやっぱり2日目もいいなと(笑)
しかーし、やっぱり初日の音に感動しまくったので、こっちにはあんまり書くことがない〜(笑)
『
MY GENERATION 』 GREEN DAY / NEW TATTOO
(2CD-R)
aud.recordings @ Saitama Super Arena, Saitama,
Japan. Jan.23, 2010
●Disc 1
1. Intro / 2. Song Of The Century / 3. 21st Century Breakdown
/ 4. Know Your Enemy / 5. East Jesus Nowhere / 6. Holiday / 7.
The Static Age / 8. iViva la Gloria! / 9. Are We The Waiting /
10. St.Jimmy / 11. Boulevard Of Broken Dreams / 12. 2000 Light
Years Away / 13. Hitchin' A Ride / 14. Welcome To Paradise /
15. When I Come Around / 16. Iron Man (intro riff)- My
Generation
●Disc 2
1. Brain Stew / 2. Jaded / 3. Longview / 4. Basket Case / 5.
She / 6. King For A Day - Shout - Stand By Me - (I Can't Get
No)Satisfation - Hey Jude - Shout (reprise) / 7. Paint It
Black(intro riff) - 21 Guns / 8. American Eulogy
【encore 1】9. American Idiot / 10. Minority
【encore 2】11. Last Night On Earth / 12. Wake Me Up When
September Ends / 13. Good Riddance (Time Of Your Life) - Wake
Me Up When September Ends(reprise)
(2009年の赤坂ブリッツのブートは特に紹介しなかったんですが、Hot Stuff Green Dayチーム結成によりこちらにも・笑)
感動のGreen
Dayさいたまスーパーアリーナ2公演があのNEW TATTOOから!
昨年のプロモ来日時の赤坂ブリッツ公演はNEW
TATTOOからは出なかったので、今回も出ないのかと思ってたら飛び込んできたリリース・インフォに速攻注文(笑)
今回の大阪公演はSylphからリリースされたようですが、さいたま公演はまだNEW
TATTOO以外見かけないですね?
まずはさいたま初日から!この日はアジアツアーとは違って古い曲も飛び出し、さらには"Iron Man"のリフ、ストーンズからはメドレーの"(I Can't Get No)Satisfaction"にイントロのみですが"Paint It Black"、そしてThe Whoの"My Generation"などなどが登場したすんばらしい公演!
さてさて、NEW
TATTOOといえば広がりがある自然な音が特徴!あの大騒ぎのアリーナでどうやって録音されたのかとかけてみると。。。さすがはNEW
TATTOO〜〜〜!下手な隠密と違って脅威の音の広がり!
イントロのRAMONESの"Do You Remember Rock'n'Roll
Radio?"で一気にアリーナにトリップ!!
演奏の音質は、会場の音からしてそうでしたが低音が強めでドンドコドンドコ。そしてこれまた会場の音のとおりギターはクリアには聴き取れません(笑)
気になる手拍子歓声も全くうるさくないながらも適度に入っていて臨場感もばっちり。みんなの掛け声がアリーナいっぱいに広がる様子や、左右歓声合戦の模様がありありと。Green
Dayのすんばらしい演奏だけでなく、あの楽しい遊びもが脳裏によみがえるこの臨場感、たまりません。ステージに上がって"Longview"を歌い上げた有名なファンの彼の見事な歌もばっちりです。そしてラスト3曲には涙涙。もう最強!!NEW
TATTOOらしく、ボーカルはちょい抜けてるようでダイレクトさは欠けますが物足りないなんてことはなく、静かな曲でエコーがかかったビリーのボーカルなんてたまりません。毎度思いますが、一体どうやったらこんなに広がりのある音で録音できるのやら?そもそもあの大混乱のアリーナのどこで録音されたのやら??
隠密の雄、SylphやXAVELのようなクリアな音も嫌いではありませんが、このNEW
TATTOOの広がりはやはり脅威の刺青マジック!!
そしてもう一つ嬉しいのは、わたしのヘッドフォンモニター用の古いCDプレーヤー(一応名機の22年選手)では特にCD-Rブートや薄っぺらなCDなどではよくノイズが乗るんですが、このNEW
TATTOOではDisc2なんて75分越えですが全く問題なし!ストレスなくオープニングからラストまで駆け抜けます!!そして表裏ジャケットから盤のデザインまで素晴らしい!4枚そろえるとメンバーとウサギが揃います(笑)
もう家宝決定〜!!
『
MICK
JAGGER - 2 NIGHTS IN DOME 』 no
label (4CD)
aud.recordings @ Tokyo Dome, Tokyo, Japan.
Mar.22 & 23, 1988
●Disc 1 - Mar.22, 1988
1. Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. Throwaway / 4. Bitch /
5. Let's Spend The Night Together / 6. Beast Of Burden / 7.
Tumbling Dice / 8. Miss You / 9. Ruby Tuesday / 10. Just
Another Night / 11. War Baby / 12. Harlem Shuffle / 13. Say
You Will / 14. Party Doll / 15. Member Introduction / 16. You
Can't Always Get What You Want
●Disc 2
1. Radio Control / 2. Drum Solo / 3. Guitar Solo / 4. Gimme
Shelter / 5. Start Me Up / 6. Brown Sugar / 7. It's Only
Rock'n Roll / 8. Jumping Jack Flash / 9. Sympathy For The
Devil / 10. Satisfaction
●Disc 3 - Mar.23, 1988
1. Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. Throwaway / 4. Bitch /
5. Let's Spend The Night Together / 6. Beast Of Burden / 7.
Tumbling Dice / 8. Miss You / 9. Ruby Tuesday / 10. Just
Another Night / 11. War Baby / 12. Harlem Shuffle / 13. Say
You Will / 14. Party Doll / 15. Member Introduction / 16. You
Can't Always Get What You Want
●Disc 4
1. Radio Control / 2. Drum Solo / 3. Guitar Solo / 4. Gimme
Shelter / 5. Start Me Up / 6. Brown Sugar(w/Tina Turner) / 7.
It's Only Rock'n Roll (w/Tina Turner) / 8. Jumping Jack Flash
/ 9. Sympathy For The Devil / 10. Satisfaction
2010年一発目は、懐かしのミックのソロ来日コンサートより、TV放送の元になった3/22と3/23の東京ドーム公演を隠密音源で収録した4枚組。
ショップ・インフォによると、
「トレーダー間でも一切出回っていないオリジナル・マスターより、超高音質ステレオ・オーディエンス録音で完全収録。両日とも同一テーパーによる録音で、どちらもサウンドボード録音に迫る、DAT録音レベルの最高音質で収録されています。」
とのこと。
ふ〜ん、、、とやや疑心暗鬼になりながらも、初回50セット限定というボーナスCD-Rにもつられて、発売から3日後に購入(笑)
そしたらそのお店ではボーナスCD-Rはどうやらちょうどその日になくなったようですが、そんなに一気に売れるものでもないだろうし、他への卸しも含めて50セットなのか?
というわけですが、これは一聴してびっくり。
インフォにある「DATレベル」というほどではありませんが、個人的には両日とも"EX"な"EX-"。
3/22の隠密音源&TV放送音源を収録したIMPの『EAT THE BIG EGG
1988』の隠密もよかったんですが、こうして聴き比べてみるとIMP盤はイコライジングのせいでややヒスノイズが目立つのに対し、こちらはそこまで吊り上げていないようですがコモったりもせず、それでいて低音がスカスカってこともない"EX-"。しかも周りもうるさくない。よくぞこんな音で録音していただきましたと。このテーパーはストーンズの初来日公演は録音してないんでしょうか?(笑)
但し、両日共に非常に小さいとはいえプチパチとほぼ全編でノイズが聴こえるのがひっじょーに残念!これがマスタリングかプレス工程で混入したものだったらほんとにもったいない。もしそうなら再プレスして交換してほしいくらいです(笑)
さて、インフォにもあるとおり、こちらは2公演をほぼ完全盤で収録されており、3/22はDisc 2の1曲目"Radio Control"のMC込みの冒頭37秒の欠落部分を別音源で補填。そこは周りの声も拾って定位もやや右寄りで音質も異なるためかなり違和感があるんですが、これならIMP盤のをちょっと加工してつなげばよかったのにと思ったり。初登場となる3/23の隠密完全盤は楽曲部分の欠落はないようです。ギター・ソロのときは"やだよー"などという周りの観客の声に何が嫌なんだとツッコミたくなるんですが(笑)
そんなわけですが、まぁ病み上がりのミックで声の張りはイマイチだし、TV放送されたので両日から選りすぐったSB音源もあるしとそもそもマニア向けですが、3/23公演の完全収録盤は初登場だしと、22年を経て登場したちょっと驚きの高音質隠密盤。新年一発目から嬉しい当たりでした。
ちなみにジャケはショップサイトに掲載されているものより粗くてコントラストも弱めだったりします。
そしてもうボーナス特典はないみたいですので紹介してもしょうがないんですが、50セット限定というボーナス2CD-Rは、3/19から延期振替となり日本最終公演となった3/28大阪公演を上記音源と同じテーパーによるという音源が収録されており、こちらは東京とは違ってちょいと離れた歓声や手拍子を多少拾ってはいますが、『LAST
NIGHT』より中低域も拾っていてこれまたナイス。しかしメディアとの相性が悪いのか、ヘッドフォン・モニター用の古いCDプレーヤーで聴くとすさまじいノイズでとても聴けたもんじゃなく、PCや他のプレーヤーでは大丈夫だったんで安心しましたが、これだけの音ならボーナスCD-RじゃなくてちゃんとCD化してくれればいいのにと。
ちなみにこちらの冒頭には『LAST
NIGHT』のアナログには収録されていながらもそのアナログ落としのCDではカットされていた、3/19のミックのごめんなさいが収録されています。