- atsu-y's New Arrivals - |
BBSで第一印象を紹介した
atsu-y's new arrivals の保管庫です。
本編に移行したりすれば削除していきます。
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Dec 2015
『 100% ODD LOTS & BEST OF THE REST 』 ZIP2015BDR2(1BD-R)
aud.shots
+ proo shots@ZIP CODE TOUR 2015 Multi-cam video collection
1.
ZIP CODE TOUR Introduction / 2. Concert Opening (San Diego) / 3. Rocks Off (Dallas)
/ 4. She's So Cold (Orlando) / 5. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker) (Milwaukee)
/ 6. You Got Me Rocking (Buffalo) 7. Paint It Black (Pittsburgh) / 8.
Champagne & Reefer (Milwaukee) / 9. Let It Bleed (Indianapolis) / 10. All
My Ex's Live In Texas (Dallas) / 11. Hang On Sloopy (Columbus) / 12. Far Away
Eyes (Nashville) / 13. Dead Flowers (Nashville) / 14. Just My Imagination (Detroit)
/ 15. You Gotta Move (Atlanta) / 16. Slipping Away (San Diego) / 17. Shine A
Light (Raleigh) / 18. Some Girls (Atlanta) / 19. Beast Of Burden (Kansas) /
20. Kansas City (Kansas) / 21. Super Freak (Buffalo) / 22. Street Fighting Man
(Kansas) / 23. ZIP CODE TOUR OF NORTH AMERICA / 24. Rocks Off (Detroit) / 25.
You Got Me Rocking (Nashville) / 26. Paint It Black (Pitsburgh) / 27. Street
Fighting Man (San Diego) / 28. Street Fighting Man (Quebec)
『CELEBRATING
STICKY FINGERS』と同時にリリースされたこちらは、ZIP
CODE Tourのレア曲をまとめたBlu-ray。
これも元はネットにアップされたもので、一部手直しされています。
こちらはWeb
Voteやご当地スペシャルなど、通常のセットリストに加わった変化球を収録していて、これまた便利な一枚。
『CELEBRATING
STICKY FINGERS』と同じく元はYouTubeに上がったものをマルチカムで仕上げた寄せ集めという感じですが、見やすい映像が多く、個人的にはこっちのほうが好き(笑)
曲目にある通り、ZIP
CODE Tourでやったレア曲をかなり網羅しています。
ということで、こちらももう一枚と合わせてZIP
CODEツアー総括で便利なタイトル。
ちなみにこちら、Pittsburghのスペルが間違ってます。こういう細かいところはどうもでいいといえばどうでもいいんですが、ちょい残念。
『 CELEBRATING STICKY FINGERS LIVE 』 ZIP2015BDR1(1BD-R)
aud.shots+pro
shots@ZIP CODE TOUR 2015 & past tour Multi-cam video collection
1.
Brown Sugar (Kansas) / 2. Sway (Tokyo 2006) / 3. Wild Horses (Buffalo) / 4.
Can't You Hear Me Knocking (Buffalo) / 5. You Gotta Move (Atlanta) / 6. Bitch
(Detroit) / 7. I Got The Blues (Hartford 1999) / 8. Sister Morphine (10 Spot
1997) / 9. Dead Flowers (Nashville) / 10. Moonlight Mile (Detroit) / 11. Brown
Sugar (Indianapolis) / 12. Wild Horses (Detroit) / 13. Can't You Hear Me Knocking
(Atlanta) / 14. Bitch (Indianapolis) / 15. I Got The Blues (London 1999) / 16.
Moonlight Mile (Orlando) / 17. Brown Sugar (San Diego) / 18. Wild Horses (Nashville)
/ 19. Can't You Hear Me Knocking (San Diego) / 20. Bitch (Orlando) / 21. Moonlight
Mile (Milwaukee) / 22. Can't You Hear Me Knocking (Milwaukee) / 23. Bitch (Dallas)
/ 24. ZIP CODE TOUR USA / 25. "STICKY FINGERS" 2015 at Fonda Theatre
/ 26. Exhibitioism
2015年末ぎりぎりにリリースされた、『STICKY
FINGERS』収録曲をその収録順通りにぐるっと収録したBlu-ray。
とはいえこちら、LAはFonda
Theatreでのシークレットの隠密ではなく、各地での演奏をまとめた作品で、もとはネットに上がったもの。
そちらではメニュー画面の不具合からか再生できなかったりもしましたが、それをオーサリングし直してボーナスを差し替えたりしたもののよう。
なお、こちらの本編ですが、2015年だけでなく1997年や1999年や2006年なども入ってまして、2015年でないものは曲目に年代を入れておきましたが、"Sway"
(Tokyo 2006)は『NAKED
FILM』から、"I Got The Blues" (London 1999)はShepherds
Bush Empireからです。
ZIP CODE Tourの映像はオフィシャルYouTubeからのものを交えたりもしていますが、基本的にYouTubeからということで、元がHDのものはほんとに綺麗でZIP
CODEツアーのメモリアルにはなかなかいけてます。でも全部が綺麗かというと例外もあり、特に古いツアーのものなどは『NAKED
FILM』から以外はちょっと大画面で見るのは厳しいものも。
また、"Moonlight
Mile"(Detroit)のサウンドは『MOTOR
TOWN ECSTACY』(XAVEL SMS-048)からのようですが、ちょっと映像とサウンドがずれてます。
そんなところもありますが、『STICKY
FINGERS』収録順にざっと見るにはお手軽価格だし便利。
また、ボーナス映像で使われている映像のうち、ZIP
CODE TourからオフィシャルYouTubeをつないだ映像はナイス。
でも24と25で似たようなものだが重なっていたり、元のYouTubeがそうだからですが、声だけのレポートで挿入される静止画パートは昔のツアーからだったり、オフィシャルYouTubeではないところの編集が雑なところもあり、特にボーナスの25は蛇足的な気がしなくもありませんが、もう一枚と合わせてZIP
CODEツアー総括で便利なタイトルでした。
『 L'OLYMPIA 1995 』 Wonder
Minnow WM 1011/3 (3LP)
SB recordings@L'Olympia, Paris, France.
Jul. 3, 1995
●Disc
1
A1. Honky Tonk Women / A2. Tumbling Dice / A3. You Got Me Rocking / A4.
All Down The Line / A5. Shattered / B1. Beast Of Burden / B2. Let It Bleed /
B3. Angie / B4. Wild Horses
●Disc 2
C1. Down In The Bottom / C2. Shine
A Light / C3. Like A Rolling Stone / C4. I Go Wild / D1. Miss You / D2. Connection
●Disc 3
E1. Slipping Away / E2. Midnight Rambler / E3. Rip This Joint
/ F1. Start Me Up / F2. It's Only Rock'n Roll / F3. Brown Sugar / F4. Jumpin'
Jack Flash
Voodoo Lounge欧州ツアーでのスモール・ギグは、2013年にBrixton
Academyが流出しましたが、今度はOlympiaが流出。
このオランピア公演の隠密音源は、当時『BACK
TO THE ROOTS』(SE-CD-001/002)、『FRENCH
MADE 95』(VGP-059)、『FRENCH
MADE 95』(VGP-059 Remastered)、『OLYMPIA』(Moonraker
001/2)などでリリースされていましたが、SB音源は完全初登場!
今回のオランピアもおそらくブリクストンと同じようなルートでの流出なんでしょうね。
500セット限定のBOXセットで、レコードは白もしくは青、もしくは茶色っぽい色のカラーディスクになっています。
もともと『BRIXTON
ACADEMY 1995』もWonder Minnowから3LPのBox、そしてRattle Snakeから2CDでリリースという予定でしたが、アナログのリリースが遅れて同時リリースになったという経緯があり、今回ももうすぐCDがリリースされるようです。
そしたらまたコピー盤が氾濫するんでしょうが、やはりオリジナルに敬意を払ってここはオリジナルを押さえておきたいものです。
ちなみに『BRIXTON
ACADEMY 1995』と同じように、CDも同時にリリースされたらそっちだけでいいやと思ってましたが、まだリリースされないので今回は仕方なくアナログをポチッたというだけでまだ到着待ちなんですが、もう全編聴けてしまったしちょうど年末に入ったので先に紹介しておきます(笑)(追記:2016年早々に我が家にも入荷しました)
さて、おさらいになりますがVoodoo
Loungeツアー後半の欧州ツアーでは、ストーンズは5/26と27にアムステルダムのParadiso(こちらは正確には欧州ツアー前)、そして7/3にはこのパリのOlympia、さらに7/19にロンドンはBrixton
Academyでシークレット・スモールギグを行います。
その模様は東京セッションとあわせてオフィシャル・ライヴアルバム『STRIPPED』だけでなく、『STRIPPED
TV SHOW』として95年12月のドイツをはじめ各国でTV放送され、日本でも96年3月に衛星放送で放送されました。
このオランピアはパラディソやブリクストンと比べるといわゆるレア曲は少なく、『STRIPPED
TV SHOW』では "Angie" とパラディソとブリクストンとの混成の
"Rip This
Joint" が使われているだけでしたが、オフィシャル・ライブアルバム『STRIPPED』には
"Let
It Bleed" "Angie" "Shine A Light" の3曲が収録され、"Tumbling
Dice" はシングル "Wild Horses" のカップリング曲としてオフィシャル化され、その後『RARITIES
1971-2003』にも収録されました。この "Tumbling Dice"
はミックとコーラスとピアノのみのどうやらパラディソでのバックステージリハから始まり、2番からオランピア本番に繋がるという、初めて聴いた時には鳥肌が立ったなかなかに素晴らしい展開になってます。
そんなオランピア公演ですが、こうして全編がついにSBでリリースされるとは!
レア曲の数が少ないとかどうこうではなく、こうしてスモール・ギグを素晴らしい音で堪能できるとはほんとに嬉しい限り!
これほどの素晴らしい流出、もうそれ以上紹介する必要もないくらいですが、音について簡単に紹介すると、ギターは左右綺麗にセパレートし、ところどころ歓声もミックスされた"EX"なSB音源。
特に "You Got Me Rocking"
での歓声のミックスは素晴らしい!
なお、キースのボーカルの定位はオフィシャル『STRIPPED』で聞かれたような右側ではなく、センターから左寄りに位置しているラフミックスです。
ってもう音もYouTubeにも出回ってますし、細かく説明する必要もないですね(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=6KmJzJxv9qI
(←こちらでは左右逆になっちゃってますが)
ちなみにこのオランピアでの"Angie"ですが、ミックが2番で
"Angie,
you're beautiful, but ain't it time we said goodbye? Angie, I still love you
baby, remember all those nights we cried?"
というところを、
"Angie,
you're beautiful, remember all those nights we cried? Angie, I still love you
baby, but ain't it time we said goodbye?"
と互い違いに歌ってしまっていて、『STRIPPED』でも『STRIPPED
TV SHOW』でも修正されているんですが、そこでは
"Angie,
you're beautiful, but I hate that sadness in your eyes. Angie, I still love
you baby, remember all those nights we cried?"
と、これまたちょいと先の歌詞を先読みした微妙に違う歌詞になっちゃってます。
まぁその先の構成もオリジナルとはちょいと違うしどうでもいいことですが、これなら修正しなくてもよかったんじゃと思ったり(笑)
ちなみに『STRIPPED』でも『STRIPPED
TV SHOW』でも、差し替えられたbut I hate that sadness あたりではミックのオリジナルの声が遠くに聞こえます(笑)
そして『STRIPPED
TV SHOW』ではそこの後半部分での cried? に続けて All the
dreams とミックが歌っているシーンが映っていますが、そんなところは他にないのにと考えていると、どうやらそこはほんとはcried?と歌っているのではなく、元々goodbyeのbyeと歌っているところにうまくcriedをかぶせてる絵のようです。
いやしかしオランピアの目玉である
"Down
In The Bottom" がほんとにナイス!
キースの "Connection" はスタジアムでもやってましたが、こうしてSBで聴けるってのは嬉しいですね〜。
"Slipping
Away" では一瞬音がドロップするというかこもっちゃうところがあるのは惜しいところですが。
そして
"IORR" でミックが入りなおすのはご愛嬌(笑)
いやしかしあらためて書くまでもなく演奏も素晴らしく、こういうスモール・ギグはほんっといいですね〜!
そんなわけで2015ベストブート間違いなしですが、手軽に聴けるCDでも早くリリースしてほしいところ。
とはいえそれは元音源からのCD版をってことで、出回ってるこのアナログ起こしの音をそのままコピーしたプレスCDが出たりするのは勘弁ですね(笑)
『 MILWAUKEE 2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@Marcus
Amphitheater, Milwaukee, WI. June 23, 2015
●Disc
1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling
Dice / 5. Doom And Gloom / 6. Can't You Hear Me Knocking / 7. Moonlight Mile
/ 8. Champagne And Reefer (with Buddy Guy)
/ 9. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)
/ 10. Honky Tonk Women 11. Band Introductions / 12. Before They Make Me Run
/ 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter
/ 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't
Always Get What You Want (with University of Wisconsin Milwaukee Concert Chorale)
/ 8. Satisfaction
ZIP CODEツアーでブートCD化されていない公演は、6/6のアーリントン(抱き合わせのBlu-ray
Audioにはなってますが)、6/20のピッツバーグ、6/23のミルウォーキー、最終7/15のケベックの4公演でしたが、ようやくミルウォーキー公演が登場。
ミルウォーキー公演は今回サマーフェスト、正式にはそのサマーフェストの前夜祭への出場で、会場のMarcus
Amphitheaterはキャパ25,000人と、ZIP CODEツアーでは一番小さな会場。
それだけに大盛り上がりも必至の公演ですが、さらにオープニングアクトはバディ・ガイ!
そしてバディといえば映画『SHINE
A LIGHT』での共演が有名ですが、2005年にミルウォーキーでやった際にもゲストで共演しており、今回もストーンズとの共演を果たしました!
そんなわけでCDとしてリリースされないもんかと待ってたわけですが、なかなか音源が出てこず、先日ようやく良好録音がネットに登場。
センターから若干左寄りの30列目からの録音とのことで、こちらはその音源が元になっています。
ネットにアップされた音源は屋根つき会場のためか、こもるほどではないにせよちょっと低音が強すぎでしたが、こちらではそれが見事に解消され、一皮むけた素晴らしいクリアネスかつ広がりのある"EX"なサウンドに生まれ変わっています。
周りも騒がしくなくそれでいて臨場感もあるという、こりゃまた凄い隠密です。
いやしかしサマーフェストの開演を告げるこの公演、演奏の出来栄えをどうこう言うのも野暮なもんですが、この日のキースはほんとにおかしい(笑)
Netflixで公開されたキースのドキュメンタリー映像『Under
The Influence』では、ミルウォーキーの舞台裏でバディー・ガイとキースの語らいが収録されていましたが、その収録もあってちょいと出来上がりすぎたのか、この日のキースは妙にブルージーというかへビーだったりします(笑)
オープニングの"JJF"のイントロからしてキースとチャーリーの息が合わず(笑)
"Can't
You Hear Me Knocking"も妙にヘビーでどうしたもんかと。そんな中でミックをはじめキース以外のバンドが一生懸命気を吐いてる、そんな名演というか迷演のような。
そのヘビーさのハイライトは中盤で訪れますが、その前にバディ・ガイの登場!
『SHINE
A LIGHT』でもおなじみ"Champagne And Reefer"!サマーフェストの開幕を告げる素晴らしいステージを繰り広げます。
このステージを見れた人がうらやましい!!
いやしかし共演を終えて気合が抜けたのか、せっかくのレア曲
"Doo
Doo Doo Doo Doo" のエンディングではちゃんと終われなかったキース(笑)
ミックの肩をたたいて照れ笑いしてますが、その後の
"Honky
Tonk Women" ではこの日一番のグダグダなキースが。
ボーナスDVDRでも付属しているコチラの映像を観れば一目瞭然ではありますが、チャックのカウベルと全く合わないスローなイントロを弾くキース(笑)
おかげでチャーリーもうまく入れず、ミックもわけわからず慌ててマイクに駆け寄るほどで、みんなキースに合わせるのが大変な異常事態(笑)
いやでもこれぞライブ!これぞバンドですね。観に行った人がうらやましい(笑)
キースはその後もちょいと低迷なのか酩酊なのかという感じで、"Happy"
もヘロヘロで始まりますが、その後はもう周りが引っ張って立て直してます(笑)
キース・コーナーが終われば後ろに下がって一発決めでもしたのかどうかは知りませんが、ようやくエンジンが再始動かと思いきや、やっぱ弱々しくてあんま弾いてませんが(笑)
そんなわけで
"Midnight
Rambler" 後半のロニーのソロではロニーがいつも以上に頑張ってます(笑)
そんなグダグダになりかけのおもしろミルウォーキーですが、こうした高音質隠密に加えて前述したとおりDVDRのおまけもついていながら、ちょっと旬の時期を外したからか、いつもより安い値段だったりします。
ところでこちらの裏ジャケ、"You
Can't Always Get What You Want" のコーラスはUniversity of Wisconsin Milwaukee
Concert Choraleなんですが、ちょいと変な表記になってます。
もしかしたらComplete
Worksからのコピペ時の範囲間違いのせいかなと思ったりしますが、バディ・ガイの共演曲名も混じったChampagne
And Reefer and the UWM Concert Choraleと誤記されちゃってます。(追記あり)
また、LHのZIP
CODEツアー物のタイトルは会場名に2015というスタイルで、今回にあてはめると『Marcus
Amphitheater 2015』ってな感じでしたが、今回は地名に2015になってますね。
(追記)
裏ジャケの記載間違いですが、再入荷20セットには新たに印刷した修正版が使用されており、初回購入者で修正版の裏ジャケを希望の方には無料進呈だそうです。
ブートではこんなミスはほったらかしってのが多いですが、LHのこういう対応はほんと丁寧ですね〜。
『 ROCKS SINGAPORE 』 (SPECIAL
EDITION) GOLDPLATE GP-1503CD1/2+BDR1 (2CD+1BDR)
aud.recordingds@Sands
Grand Ballroom, Marina Bay Sands, Singapore. Mar.15, 2014
●CD
1
1. Introduction / 2. Jumping Jack Flash / 3. You Got Me Rocking / 4. It's
Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Wild Horses / 7. Doom And Gloom / 8.
Live With Me / 9. Honky Tonk Women / 10. The Band Introductions / 11. Slipping
Away (with Mick Taylor) / 12. Before They Make Me Run
●CD 2
1. Midnight
Rambler (with Mick Taylor) / 2. Miss You / 3 .Paint It Black / 4. Gimme Shelter
/ 5. Start Me Up / 6. Sympathy For The Devil / 7. Brown Sugar / 8. You Can't
Always Get What You Want (with the SYC Ensemble Singers Choir) / 9. Satisfaction
(with Mick Taylor)
●BD-R
・Blu-ray Audio 96kHz/24bit PCM Recording
1.
Introduction / 2. Jumping Jack Flash / 3. You Got Me Rocking / 4. It's Only
Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Wild Horses / 7. Doom And Gloom / 8. Live
With Me / 9. Honky Tonk Women / 10. The Band Introductions / 11. Slipping Away
(with Mick Taylor) / 12. Before They Make Me Run / 13. Midnight Rambler (with
Mick Taylor) / 14. Miss You / 15. Paint It Black / 16. Gimme Shelter / 17. Start
Me Up / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always
Get What You Want (with the SYC Ensemble Singers Choir) / 21. Satisfaction (with
Mick Taylor)
・Blu-ray Video File from HD CAM SELECTION
1. Introduction
/ 2. Jumping Jack Flash / 3. Wild Horses / 4. Honky Tonk Women / 5. Before They
Make Me Run / 6. Miss You / 7. Paint It Black / 8. Gimme Shelter / 9. Start
Me Up / 10. Sympathy For The Devil / 11. Brown Sugar / 12. You Can't Always
Get What You Want (with the SYC Ensemble Singers Choir) / 13. Satisfaction (with
Mick Taylor)
・Bonus Video
1. Tour Announce / 2. Rocks Singapore Surprize
Appearance At Event Plaza / 3. Live With Me (Outside Screen) / 4. Brown Sugar
(Outside Screen) / 5. Concert Highlights / 6. A Postcard From Asia(official
Youtube) / 7. Wild Horses (Alternate Shot) / 8. Brown Sugar (Alternate Shot)
/ 9. Satisfaction (Alternate Shot)
昨年の来日公演からもう1年半以上経ってしまいましたが、その14
On Fireツアー日本公演の後、マカオと上海公演を経て行われたシンガポール公演。
地上200mの屋上プールで有名なマリーナ・ベイ・サンズのサンズ・グランド・ボールルーム、その会場の様子はIORRのこちらの写真を見てもわかるとおり、結婚披露宴会場かという天井の低い会場で行われた、ギグといって差し支えない5,000人キャパでのライブを隠密収録したのがこちら。
このライブはパブリックビューイングもされたことからプロショット素材が流出しないかと期待していましたが、ネットにも隠密すら出回らず。
それがライブから1年半以上経ってひょっこりリリースされました。そんなわけで旬をとっくに過ぎていますが聴いてみるとこれがなかなか。
そうそう、このタイトルには2CDのみの通常版と、それにBlu-ray単体がついたSpecial
Editionの2つありますが、その特別版をCDから紹介します。
この隠密、ボールルームの特性か、低音が厚く、高音はイコライジングで持ち上げてるのかタンバリンとシンバルがちょい浮いて聴こえるところもありますが突き刺さるような刺激的なわけでもなく、迫力あるサウンドが展開されます。
屋内会場だけにクリアネスやダイレクト感は屋外会場とはちょっと違うテイストですが、周りは騒がしくもなく、それでいて盛り上がる歓声も遠く拾っており、ほとんどモノラルのように一団となって突き進んでくる迫力に加えて臨場感もあるなかなか秀逸な"EX-"サウンド。
メンバー紹介などでたまに拾う周りの声も日本語じゃないので興ざめしません(笑)
ステージも低く、最前列はステージに至近距離というこのライブ、やっぱストーンズも気持ちよかったようで、ミックもキースもかなりご機嫌というのがサウンドから伝わってきます。
いまや懐かしい、テイラー入りの
"Slipping
Away" なんてたまりません。
ただ、悪魔だけはイヤモニの具合が悪いのか、ミックが激しく音程外しになっちゃって、周りがフォローに入ってるのが笑えます(笑)
日本公演の後はその後のブート連発とかで忙しいし、アジアでは日本以外で見るつもりもあまりなかったのでこのシンガポール公演も見送ってしまいましたが、やっぱこりゃ行くんだったといまさら思ったり。日本からもFCを始め多くの方が演奏に訪れたようですが、うらやましいぞ〜。
ちなみにこのライブでアジアツアーは終了し、続くはオーストラリア・ニュージーランド公演を迎えるという3/17、ローレン・スコットの悲報が届いたのでした。
その後
"Paint
It Black" や "Slipping Away" はしばらく演奏されなかったのであります。
そしてSpecial EditionについてくるBlu-ray。
こちらはまずはCDのサウンドが96kHz/24bitで収録されています。こちらは全部は聴いてませんがスピーカーで鳴らすなら一気通貫高音質で聴けるこちらがありがたい。
TV画面には綺麗なものばかりではありませんが、ある程度曲にあわせた静止画が表示されます。
そして映像はまずはHD
CAM Selection。HD CAMといってもYouTubeの映像のサウンドを差し替えたもののようで、TVで何度も観るような映像ではありませんが、全曲ではないもののまとめて見られるので便利。
さらにシンガポール公演の告知や屋外でのパブリックビューイングでスクリーンを映したものや、アジアツアーのオフィシャル映像なども詰め込まれており、ライブ映像を売りにする単体商品としては厳しい感じですが、こうしたSpecial
Editionでというのはなるほどどというナイスなメモリアル的なパッケージになってます。
Nov 2015
『 KEITH RICHARDS / KEITH PLAYS THE APOLLO 』 poisonAPPLE
(1CD)
SB & aud
recordings@Apollo Theatre, New York, NY. Oct.22, 2015
1.
Gimme Shelter / 2. Happy - webcast soundboard / 3. Gimme Shelter / 4. Happy
- audience source(?)
交通事故で脚に後遺症を残したメリー・クレイトンに捧げたアポロでのキースの2曲を収録したpoisonAPPLEの激安CDです。
Rolling
Stoneのサイトでwebcastされているものと、隠密という合計4曲入り。
演奏はみなさんRolling
Stoneの再隣でご覧になってるでしょうし説明不要ですね。
キースもボーカルを取った"Gimme
Shelter"に、カポの位置がいつもと違うような"Happy"であります。
さてこのCD、最初の2曲はサウンドボードといってもwebcastのストリーミングからなのでシャリシャリした音質です。
で、トラック3と4が隠密となってる2曲ですが、、、これがまた妙で、アンビエントは拾っているものの、どうもSB+隠密のように聞こえたりするんですが、よくわかりません。
わたしもこの音はネットから落として持ってるんですが、そちらではsoundboardと紹介されてたり、不思議な音です。
いずれにしても最初の2曲(トラック1と2)のようなシャリシャリではないしっかりしたサウンドですが、ちょっと演奏の音は引っ込んでる不思議な音。
周りの声も拾ってるので隠密っぽいですが、やっぱりただの隠密ではないようなサウンドで、よくわかりません(すみません・笑)
Oct 2015
『 THE COMPLETE BOSTON TAPES 1988 / KEITH
RICHARDS & THE X-PENSIVE WINOS 』 HLCD-5033 (3CD)
aud
recordings@Orpheum Theatre, Boston, MA. Dec.4 & 5, 1988
●Disc
1
***Orpheum Theatre, Boston, MA. Dec.4, 1988
1. Audience Applause /
2. Before They Make Me Run / 3. Too Rude / 4. I Wanna Be Your Man / 5. You Don't
Move Me / 6. Make No Mistake / 7. Time Is On My Side / 8. Big Enough / 9. Whip
It Up / 10. Locked Away / 11. Little T & A / 12. Struggle
●Disc 2
1.
Happy / 2. Connection / 3. Band Introductions / 4. Rockawhile / 5. It Means
A Lot / 6. Post Show SE #1 (I Feel Fine) / 7. Post Show SE #2 (Paperback Writer)
***Orpheum
Theatre, Boston, MA. Dec.5, 1988
8. Opening / 9. Take It So Hard / 10. How
I Wish / 11. I Could Have Stood You Up / 12. Before They Make Me Run / 13. Too
Rude / 14. I Wanna Be Your Man / 15. You Don't Move Me
●Disc 3
1. Make
No Mistake / 2. Time Is On My Side / 3. Big Enough / 4. Whip It Up / 5. Locked
Away / 6. Little T & A / 7. Struggle / 8. Happy / 9. Connection / 10. Band
Introductions / 11. Rockawhile / 12. It Means A Lot
キース祭りということでIMP系列のHOT LIPSから10月初旬にリリースされた、TALK
IS CHEAPツアーのボストン2公演。
14公演行われたキース初のソロツアーの中盤、6公演目と7公演目にあたります。
なお、キースといえばJointripからは過去の映像作品などをパッケージングしたカップリング拡大版DVDRが2作品リリースされましたが、とても全部は見きれず紹介できません(笑)
さてこのボストン公演、Live
Bootlegsコーナーで紹介しているとおり、初日の12/4は『KEEF
RIFF HARD』(ZRCD-202-2)、2日目の12/5は『BOSTON,
YOU'RE BIG ENOUGH』(no label。VGP-157ではない)で不完全ながらもリリースされている公演。
今回は既発と同一音源ながらも、マスターからのダイレクトトランスファーという触れ込みで、既発盤より多くの曲が収録されています。
まずは初日の12/4。
混成により疑似完全版に仕立て上げた『KEEF
RIFF HARD』では、このボストン初日は"Before They Make
Me Run"スタートから収録されていましたが、こちらは4曲目"Before They
Make Me Run"演奏前の歓声からの収録。
これはインフォによると、チケットを持っていたテーパーの友人の到着が遅れ、2列目という好ポジションながらも冒頭の3曲に間に合わなかったからだそう(笑)
冒頭の音がなかったのはそういうことだったのかと(笑)
そして『KEEF
RIFF HARD』ではなぜかCD1ラストの"Big Enough"が2日目の12/5からに差し替わっていましたが、本作によってようやく初日の"Big
Enough"を聴くことができました。
調べてみるとIORRでも数年前に公開されていました。
でもこうして聴いてもなぜ『KEEF
RIFF HARD』ではそこだけわざわざ2日目から持ってきたのかは不明(笑)
いや、本作ももしかしたら開始直後から30秒ほどを2日目から補填しているのかもしれませんが、よくわからず(笑)
音質は『KEEF
RIFF HARD』よりほんの僅かにクリアになった"very
good+"。曲間ではやたらと"Happy"をねだる歓声を拾っていますが、曲中は2列目にしては静かで、演奏はやや団子ですがなかなか聴きやすいです。
でも本ツアーの隠密では高音質の部類とはいえ、「オフィシャルのHOLLYWOOOD
PALLADIUMでは物足りず、他の公演を隠密ででも聴いてみたい」というマニア向けではあります。
そして終演後の客出し用SEではなんと"I
Feel Fine"に"Paperback Writer"なんてのが使われてたのも確認できる貴重な音源でもあります。
続いて2日目の12/5。
こちらは4列目からの収録ということですが、オープニングからラストの"It
Means A Lot"の終盤までを収録。
CD2の途中まで来て、ようやく開演一発目から聴けるというのも面倒な作りですが、まぁ初日が短いので4枚組にするほどの長さもないってことで仕方ないですかね。
いやしかしキースのソロ『CROSSEYED
HEART』は素晴らしいですが、やっぱ"Take It So Hard"から始まって、続く"How
I Wish"は素晴らしいなとあらためて。
そしてこの日の"Before They
Make Me Run"は序盤でキースが迷子になりかけて危ういことに(笑)
この2日目、既発の『BOSTON,
YOU'RE BIG ENOUGH』では速かったピッチも正しくなり、"Before
They Make Me Run"で定位が左に寄ってしまうところは補正されており、既発には未収録だった"You
Don't Move Me" と、ラストの2曲の"Rockawhile"と"It Means
A Lot"、後者は最後の最後で切れてしまいますがいずれも収録されているのはポイント高し。
特に"Rockawhile"は既発ではクレジットされていながらも実は未収録でしたので、ようやくといった感じ(笑)
既発では"You
Don't Move Me"もテープチェンジの影響で未収録でしたが、本作では4:21で一瞬飛ぶもののそれほど気にならない編集で収録されています。
それにしても前日と聴き比べると演奏が全然違って、まさにライブという(笑)
音質は初日と似た感じですが、ピッチが正しくなったので既発よりポイントが高い半面、音質はそのピッチのせいで既発はよくも聴こえていたので総合的には変わらぬ"very
good"ですが、ブートとしての価値は断然こちらが上。
というか既発にはそんなに価値はなかったので、これでようやくまともにボストン2日目の音を聴くことができたという感じ。
こちらも周りはうるさくもないので安定して聴くことができますが、でもはい、繰り返しになりますがマニア向けではあります(笑)
ところで本作では会場名をOrpheum
Theaterと表記していますが、正しくはOrpheum Theatreかと。
『 GLASGOW APOLLO 1973 』 no label (1CD)
aud.recordings@Apollo
Theatre, Glasgow, Scotland. Sep.16, 1973
1.
Intro. / 2. Brown Sugar / 3. Gimme Shelter / 4. Happy / 5. Tumbling Dice / 6.
Star Star / 7. Dancing With Mr.D. / 8. Angie / 9. You Can't Always Get What
You Want / 10. Midnight Rambler / 11. Honky Tonk Women / 12. All Down The Line
/ 13. Rip This Joint / 14. Jumping Jack Flash / 15. Street Fighting Man / 16.
Outro.
1973年から42年を経て初登場した1973/9/16のグラスゴー公演。
9/16の73グラスゴー公演といえば、"Doo
Doo Doo Doo Doo(Heartbreaker)"が入った音源が『GLASGOW
1973』(no label)や『LIVE
FROM ENGLAND 1973』(DAC-090)でリリースされていましたが、今回その9/16としてネットに公開された隠密音源とは別音源どころか演奏が異なります。
1973欧州ツアーではグラスゴーでは9/16と9/17にライブが行われていますが、9/16に1stショーと2ndショーの2回開催された形跡もなく、今回公開された音源には既発作品では聞かれなかった"グラスゴーに戻ってくれてうれしいよ"というミックのMCが入っており、ネットに公開された際のコメントからも、こちらこそが9/16で実は既発盤は9/17だったのではと。
Complete
Worksやアポロシアターのこちらにも"Doox5"をやったのは9/17となっています。
http://www.glasgowapollo.com/index.asp?s_id=1&m_id=9&action=show&band_ID=65&searchtext
ということで、今回リリースされたこちらこそ、正真正銘初登場の1973/9/16のグラスゴー公演でしょう。
さて、42年も経てようやく登場したくらいだから大した音じゃないんだろうと思ったら、これがかなりの高音質!
9/16とされながらもおそらく9/17を収録した既発のグラスゴー公演とは月とすっぽん、演奏の音がくっきり聞き取れるナイスなサウンド。
高音域に僅かにヒス成分があれども、キンキンすることもなくこもったような感じもないソフトでナチュラルテイスト、音像もけっこう大きく、ところどころで手拍子はあれども曲間以外は周りがあまり騒がしくないという、当時を考えれば十分"EX"な"very
good+"です。
また、"Brown Sugar"と"You
Can't Always Get What You Want"では一瞬音が落ち込んだり、"You Can't
Always Get What You Want"にはテープチェンジと思われるカット、さらに"Rip
This Joint"でも一部カットされているところがありますが、ネットに公開された音源に対してピッチ補正や音量調整などの丁寧な補修もなされています。
"Brown
Sugar"でしばらく音量が下がる部分はもう少し調整の余地がありそうですが、元音源よりは大幅に改善されています。
そして演奏は73独特のミックとテイラーの掛け合いにざくざく刻むキース、さらに力強いチャーリーに転がるビルという、素晴らしい演奏を堪能できます!
特に"You
Can't Always Get What You Want"のテイラーの艶やかさはたまりません。そして続く"Midnight
Rambler"では観客の口笛が絶妙だったりもします(笑)
そして「新しい椅子の上に立たないで下さい」という開演前のアナウンスにブーイングという出だしがまた貴重(笑)
とまぁ73のストーンズをこれだけの音質で聴けるだけも感謝感激ですが、さらに嬉しいことにこのテーパー、前座のビリー・プレストンも録音してるんです。
その音源も同時にネットで公開され、こちらにはそのビリー・プレストンの演奏もボーナスCD-Rでついてくるのが嬉しい限り。
そのCD-Rにはどこにもクレジットがされていないのは寂しいですが、ビリー・プレストンのライブにはミック・テイラーがアフロのかつらをかぶってギターで参加しています。
と思ったらそれは10月かららしく、この時はいないんだということを後で知りました(笑)
しかし前座という一言で片づけられない素晴らしさで観客も盛り上がってます。
ということで42年を経て公開され、世界中のマニアが新事実を知ることになったこの初登場音源、感謝感激でありました。
『
ZIP CODE RALPH WILSON
STADIUM 』 no label (BD-R)
aud.shots+pro shots@Ralph Wilson Stadium, Buffalo, NY. July 11,
2015
1. Intro / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. You Got Me Rocking / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. Wild Horses / 8. Can't You Hear Me Knocking / 9. Let's Spend The Night Together / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. Before They Make Me Run / 13. Happy / 14. Midnight Rambler / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Start Me Up / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always Get What You Want(with The Calvary Episcopal Church Choir) / 21. Satisfaction
バッファロー公演続きになりますが、今度は映像。こちらはネットに上がったmidimannz氏によるBlu-ray映像が元になってます。
midimannz氏による作品はYouTubeなどからの寄せ集めで、編集は見事なんですが、どうにもコマ数が少なくカクカクした感じになってるのが特徴。
氏によるBlu-ray作品は他にミネアポリス、ナッシュビル、ローリーがアップされており、それを元にしたブートBD-Rがリリースされているのですが、どうにも観ていて目がつらいので全部観れないまま紹介できてません(笑)
そんな中でもこのバッファローはなかなかいけてます。
使われている隠密ショットもなかなか綺麗で、隠密音源もかなり高音質ですが、もう一つ特徴が。
そう、この日は"JJF"と"IORR"のスクリーン用映像の一部をバックステージで録画したというつわものがいたのです(笑)
ということでその2曲にはプロショットが所々に入ります。でもその部分がまた映像と音とのずれが大きかったりもして、どうにも詰めが甘かったりもします(笑)
という感じですが、隠密ショットはアリーナからの特大ショットもあり、YouTubeにあるとおり"Out
Of Control"や"Wild Horses"でドアップのミックを拝めるのは見ごたえあり。
一つ残念なのは、"Brown
Sugar"でのキースのミラクルイントロの冒頭の映像がなく、そこは音だけで画面にはバッファロー公演のポスター画像が映ってるというところ。
直後に映像が入り、なんとなくキースを不安げに見つめるミックの姿が拝めますが、この時のチャーリーとミックを見たかった(笑)
ということで簡単な紹介ですが、ZIP
CODEツアー全15公演の14公演目にしてUS最終公演の演奏を、こうしてほぼ全編観れるのは嬉しい限り。
他の公演もコマ数が減ってないのを観たいものですが、こうした編集ってほんと大変なんでしょうね。
『
ZIP THE U.S. CLOSED! 』 XAVEL
SMS-049 (2CD)
multi IEM + aud. matrix recordings@Ralph Wilson
Stadium, Buffalo, NY. July 11, 2015
●Disc
1
1. Opening / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. You
Got Me Rocking / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control
/ 7. Wild Horses / 8. Can't You Hear Me
Knocking / 9. Let's Spend The Night Together / 10.
Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. Before They Make Me Run / 13.
Happy / 14. Midnight Rambler
●Disc 2
1. Miss You / 2. Gimme Shelter /
3. Start Me Up / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always
Get What You Want(with The Choir of Calvary Episcopal Church) / 7. Satisfaction
XAVELによるIEM+隠密のマトリクス・シリーズ第4弾にしてラストを飾るのはバッファロー公演。
バッファローはZIP
CODEツアーもシークレットなどを除く全15公演中、14公演目にしてアメリカ合衆国の最終公演。
そういえばその最終公演のカナダのケベックはブートとか全然出てきませんね。
さて、バッファロー公演はLHから独自隠密音源の『RALPH
WILSON STADIUM 2015』がリリースされているのみ。
この日は"All
Down The Line"、そして"Doom And Gloom" "Bitch" "Moonlight
Mile"というZIP CODEツアーの定番の目玉曲が外れて、"You Got Me Rocking"
"Out Of Control" "Wild Horses" "Can't You Hear Me Knocking"
という、ZIP CODEツアーではちょいレア目な曲が登場し、"All Down The Line"と入れ替わりで3曲目にやってた"Let's
Spend The Night Together"がvoteで8曲目という流れでしたが、それらの曲も素晴らしく、既発盤で聴かれていたとおり特に前半部分のドライブ感は素晴らしい演奏。
そして"Can't
You Hear Me Knocking"を終えて、リクエストをというときに飛び出したのはリック・ジェームスの"Super
Freak"をチャックと。
さすがにそこにチャプターは打たれていませんね(笑)
そしてキース・コーナーもデトロイトとは打って変わっていつものキースで一安心。きっとあばらの痛みもひいたんでしょう。
"Brown
Sugar"のイントロでの自由なキースも、こちらで聴くとチャーリーの困惑ぶりがより伝わってきます(笑)
ということでこれまた貴重なサウンドですが、IEMも公演によってかなり違いがあり、今回のはインディアナポリスに近い感じ。
XAVELの4公演のうちギターが左右にセパレートしてるのはローリーだけで、今回はキースだけでなくロニーのギターもちょっとギターが埋もれていますが、やはりミックとチャーリー、そしてダリルが生々しく迫力あるこのサウンドは驚異的な"EX"。
"Midnight Rambler"のスタート前にハープのマイクが拾っているミックの声なんて、隠密ではちょっと笑い声と何か話してるのが聴こえる程度でしたが、こちらではしっかり聴こえます。
とはいえやはりもうちょいギターが前面に出てきてほしいところではありますが、IEM傍受もいろいろ難しいんだろうなぁと。
それにしてもこうして海外公演にも参戦して驚異の独自音源をリリースするこのシリーズには、XAVELの独自サウンドへの執念が感じられます。
そしてこちらもZIP
CODEツアーらしくZIP CODEの14127が記載されているのも嬉しいところ。
ということで隠密音源とはまた次元の違うXAVELの本気を感じる作品でした!
『
MOTOR TOWN ECSTACY 』 XAVEL
SMS-048 (2CD)
multi IEM + aud. matrix recordings@Comerica
Park, Detroit, MI, Jul.8, 2015
●Disc
1
1. Opening / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. All
Down The Line / 5. Tumbling Dice / 6. Just
My Imagination / 7. Rocks
Off / 8. Moonlight Mile / 9. Bitch / 10. Honky Tonk
Women / 11. Band Introduction / 12. Before They Make Me Run / 13. Happy / 14.
Midnight Rambler
●Disc 2
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Start Me
Up / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What
You Want (with Oakland University Choral) / 7. Satisfaction / 8. Closing
ローリー、インディアナポリスに続く、IEM+隠密マトリクスの第3弾がこちらデトロイト。
ZIP
CODEツアーもラスト3公演となり、モータウンのお膝元ということでZIP CODEツアー唯一の"Just
My Imagination"が飛び出し、さらにVoteではZIP CODEツアーではダラス以来となる"Rocks
Off"が選ばれ、"Moonlight Mile"も演奏されたというこれまたなかなかおいしい公演。
このデトロイト公演はもともと良好隠密がネットにも出てこず、隠密ブートもリリースされていない公演でしたが、それがこうして異次元サウンドでリリースされるもんだからうらやましい(笑)
てなわけで再生を始めると、オープニングのイントロが鳴り響く中に聴こえてくるギターをつまびく音に異次元サウンドの興奮が!
そして演奏が始まるとチャーリーのキックの生々しさと前面に出てくるミックのボーカルに前作同様驚き!
ただし、ギターは左右に綺麗にセパレートしているわけではなく、全体的にモノラルサウンドっぽい感じでどちらもセンターに位置し、ロニーの高音域のギターはかなり目立って前面にいるのに、キースはイントロを終えるとちょいと目立たなくなって周りの音に埋もれてしまう感じ。キースのギターはステージでの出音がでかいので、IEMではキースのボリュームは絞られているのか?
その辺はもちろんミックス時点でいろいろ調整されてるんでしょうが、IEMはもちろん、隠密も素の音を聴いてみたいものです。
サウンドは全体的にちょいと高音と重低音に偏っていて、贅沢を言えば中高域が混沌とした音に聴こえますが"EX"。
やはりこれは隠密では出せないサウンドです。
さて、この日の目玉はやはりテンプテーションズの"Just
My Imagination"。
テンプテーションズのカバー曲はVoteに何度もノミネートされどもずーっと敗れ去ってきただけに、遂にモータウンのお膝元で登場したのは嬉しい限り!
(↑掲示板で紹介した時にはこのときの嬉しさを忘れてましたが、酔人婆爺さん、ありがとうございます〜!)
「デトロイトは偉大なミュージシャンを生んだよ。ボブ・シーガー、エミネム、キッド・ロックらから多くの人が影響を受けたけど、なんといってもここはモータウン。」といった感じでスタート。
これがまたこのマトリクスサウンドの特性もあるんでしょうが力強く、歌詞のような女々しいところのみじんもないパワフルな演奏に脱帽。
そしてVoteの曲が披露される前には、「何をやってほしいかみんなシャウトしてくれ」と。会場は叫び声で盛り上がったんでしょう(笑)
「いやいやそれだとわけわかんないから、オンラインで選んでもらったのは"Rocks
Off"。知ってる曲でよかったよ」と(笑)
曲の途中でミックがなぜか笑ってますが、普段やらない曲なのに両ウィングに繰り出してカンペに頼らないミック、音程を外すこともなくブレイクも見事に決まっています。
その後の"Moonlight
Mile"のイントロ前に聴こえるチャックのカウントはちょっとなんですが、これぞIEMでのみ聴こえる臨場感。
そして"Bitch"がまた熱い。ツアーも終盤にきて万全の演奏を繰り広げます。
で、ZIP
COPDEツアーではある意味聴きどころ満点のキース・コーナーですが、なぜかキースのMCが妙におとなしい。
ジョークや無駄口をたたかず淡々と。いや、曲が始まるとキースのボーカルが遠いので、ギターと同じくIEMのボリュームが小さいだけの錯覚なのか?
そして"Midnight
Rambler"でミックが"You Gotta Move"のフレーズを口ずさんでるのは、何かその辺に関係があるのかな?と思いつつ、"Midnight
Rambler"での加速時にはばらついてます(笑)
こりゃやっぱりその辺は素の音を聴いてみたいものです。
でもキース、この公演の前のインディアナポリスでの転倒で実はあばらが折れてたんじゃというニュースが。
http://ro69.jp/news/detail/132191
それでこの日はちょっと調子が悪かったのかも。
それはともかく"Miss
You"の前では、「デトロイトで初めて演奏したのは1964年のオリンピア・スタジアムだったよ。それ以降、ここでは17回もやったよ。」とZIP
CODEツアーでは定番のMC。
これを聴くたびにストーンズの長い歴史を感じつつもこの地でやるのも今回が最後なのか?なんて感じでしまいますが、また来てくれる日を願ってオーディエンスは大盛り上がり。
そして"Satisfaction"の後半、2006年のMSGでは、前日に亡くなったウィルソン・ピケットに捧げて"Mustang
Sally"からの歌詞を引用していましたが、今回もデトロイトということでウィルソン・ピケットに捧げるように"In
The Midnight Hour"と二度叫んでいます。
てなわけで、このデトロイトはギターが左右にセパレートしたIEMってなわけではなく、この音だけではキースの調子がよくわからないんですが、モータウンのお膝元で繰り広げられたライブを異次元のサウンドで楽しめるアイテムです!
ところでタイトルがEcstasyではなくEcstacyなのはわざとなんでしょうか?
Sep 2015
『
DOWN IN THE BRICKYARD 』
DAC-163 (2CD)
aud.recordings@Indianapolis Motor Speedway,
Indianapolis, IN. July 4, 2015
●Disc
1
1. Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's
Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. Let
It Bleed / 8. Wild Horses / 9. Bitch / 10. Honky Tonk
Women / 11. Band Introductions / 12. Before They Make Me Run / 13. Happy
●Disc
2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up /
5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You
Want / 8. Satisfaction
DACからも独立記念日に開催されたインディアナポリス公演がリリース。
インディアナポリス公演は2種類の高音質隠密音源がネットに出回り、LHから両音源がそれぞれ『INDIANAPOLIS
MOTOR SPEEDWAY 2015』『DEFENITIVE
INDIANAPOLIS 2015』としてリリースされています。
また、XAVELからはIEM+隠密のマトリクス音源の『INDEPENDENCE
DAY AT THE INDY SPEEDWAY』(XAVEL SMS-047)もリリースされているという恵まれた公演。
今回DACがリリースしたのは、LHが最初にリリースした『INDIANAPOLIS
MOTOR SPEEDWAY 2015』と同じ音源。
その音源は周りは静かでクリアな"EX"なサウンドながらも、ちょっと低音が軽くてやや平坦に聴こえるところもありました。
しかしながら満を持してリリースされたこのDAC盤、元音源に対して見事なチューンアップが施され、重低音もONになり迫力が増しながらも中高域もクリアで立体感のあるサウンドにモディファイされています。
表記上は既発と同じく"EX"ですが、一皮むけたもひとつ上の"EX"といったところ。
ZIP
CODEツアー関連ではオーランド、ナッシュビル、カンサス・シティー、そしてこのインディアナポリスと、いずれも元音源事態素晴らしいものでしたが、このDACの仕上げは見事です。
また、このインディアナポリス公演は先に書いたとおりXAVELからマトリクス音源もリリースされていて、そちらで聴かれるミックのボーカルの生々しさもまた素晴らしいものがありますが、こうして一皮むけた隠密を聴くとやはり隠密は隠密でいけてるなと。
演奏は既発盤でも触れましたので省きますが、キースの"Happy"のやり直しイントロ、そして"Midnight
Rambler"でグダグダになりかけるところに鞭を入れるミックなどなどの聴きどころももちろんですが、サーキット会場という大会場にもかかわらずチョイスされ、ZIP
CODEツアー唯一の演奏となった"Let It Bleed"も聴きどころ。
ということで、これまたさすがはDACという仕上がりが楽しみる盤でした!
『 WEMBLEY ARENA 2003 3RD
NIGHT 』 no label (2CD)
aud.recordings@Wembley Arena, London, UK. Sep.13, 2003
●Disc
1
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. If You Can't Rock Me / 4. It's Only Rock'n
Roll / 5. Don't Stop / 6. You Can't Always Get What You Want / 7. Dead Flowers
/ 8. Bitch / 9. Can't You Hear Me Knocking / 10. Tumbling Dice / 11. Band Introductions
/ 12. Slipping Away / 13. Happy
●Disc 2
1. Sympathy For The Devil / 2.
Paint It Black / 3. You Got Me Rocking / 4. Honky Tonk Women / 5. B-Stage S.E.
/ 6. Little Red Rooster / 7. Street Fighting Man / 8. Brown Sugar / 9. Jumping
Jack Flash
9月のダブリン2公演明け、ロンドンはウェンブリー・アリーナ2公演の2日目。
タイトルは8月のウェンブリー・アリーナとあわせてウェンブリー・アリーナ3公演のラストということで3RDナイトと。
当時無理やり遠征したわたしは、ダブリンのThe
Pointの2公演目と直後のウェンブリー2公演の初日(8月のを入れると2日目)という中途半端な2公演しか観れず、残念ながらこの日は観れなかった公演。
ちなみにそのウェンブリー公演2公演の初日は出ないのかとお店に尋ねてみましたが、テーパーが参戦してないので出ないそうです(涙)
さてこのウェンブリー公演、その前の公演では『EXILE
ON MAIN STREET』ナイトでしたが、この日は『STICKY
FINGERS』ナイト。
"Dead Flowers"に"Bitch"に"Can't
You Hear Me Knocking"をきめています。
ウェンブリー・アリーナ最終公演だけあって、演奏はあらためていうまでもなく素晴らしいです。
ただし、Bステで"Little
Red Rooster"を決めた後の"Street Fighting Man"でミックがメロメロです(爆)
まぁこういうところがブートで振り返るには面白いんですが(笑)
さてこの公演、既発では9月のウェンブリー2公演をまとめた4枚組『LICKS
ENGLAND VOL.2』(VGP-364)で隠密音源がリリースされています。
そして今回の盤の音源ですが、、、なんと!マンチェスターと同じくこちらもVGPの既発音源と同一音源です。
よく聴くと周りの感じがどうも似てるよな〜と思って聞いていましたが、"Tumbling
Dice"の終了後の話し声が全く同じなのが決め手。
こちらも開演前の長さも終演後の長さもどちらもほぼ同じです。
新音源だと思ってたのに同一音源というのはちょいと残念でありますが、これまたテイストは全く異なります。
VGPは当時の音らしくマンチェほど刺激的ではないもののメリハリがきいた音に仕上がっていましたが、今回のLHのこちらはこれまたナチュラルな仕上げ。
このウェンブリーはマンチェほどVGPも刺々しくないので、本作がVGPよりおとなしめの音に聞こえます。
今回のはイコライジング前のマスターが楽しめるって感じで、ミックのボーカルが遠めに感じるものの、周りはうるさくはなく高音域をしっかり拾っててナチュラルな仕上がりのこちらも"EX-"ですが、よりメリハリがあってもう少しミックが手前に聞こえる既発盤か、ナチュラルなこちらのどちらが気に入るかは好みによってわかれるかなと。
いやそれにしてもLICKSアリーナ公演のタイトな演奏にあらためてしびれました。
そして当時のレポートを読み返すと、ロンドンで彼らを見れるのはあと何回あるだろう?と、ちょっとおセンチになったなんて書いてますが、その後もバリバリ現役のストーンズ、おそるべしとあらためて!!
『
MANCHESTER 2003 』
no label (2CD)
aud.recordings@M.E.N Arena, Manchester, UK.
Sep.5, 2003
●Disc.1
1.
Opening / 2. Street Fighting Man / 3. Start Me Up / 4. If You Can't Rock Me
/ 5. Don't Stop / 6. Sweet Virginia / 7. You Can't Always Get What You Want
/ 8. Paint It Black / 9. You Got Me Rocking / 10. Tumbling Dice / 11. Band Introductions
/ 12. Slipping Away / 13. Happy
●Disc.2
1. Sympathy For The Devil / 2.
Honky Tonk Women / 3. Can't You Hear Me Knocking / 4. Satisfaction / 5. B-Stage
S.E. / 6. Mannish Boy / 7. It's Only Rock'n Roll / 8. Brown Sugar / 9. Jumping
Jack Flash
LHからリリースされたLICKSイングランド3発の第2弾がこのマンチェスター。
"Street
Fighting Man"で始まるタイトなアリーナショウで、イヤモニ不具合かミックのキーが妙に高い歌いだしの"Paint
It Black"に、キース、ロニー、そしてチャーリーの一体感が見事な"Can't
You Hear Me Knocking"、キースが凄まじい"Satisfaction"などなど聴きどころも多い素晴らしい演奏が繰り広げられたマンチェ。
この演奏は観てみたかった!!
既発ではこのマンチェスター公演は『LICKS
ENGLAND 2003』(VGP-357)で隠密音源がリリースされています。
さて今回のLHによるこの音、これまた一聴して低音も出ていて素晴らしい!
同時にリリースされたウェンブリー初日を上回るサウンドです。
んが、オープニングの前に大きな歓声を上げる特徴的なこの女性の声は、、、VGP盤と全く同じです(笑)
ちょい離れた女性の叫び声が全く同じなのは録音場所が近い場合にはありそうなことですが、ごく近くの男性のつぶやき声まで同じように拾っていることから、これは初登場の隠密音源というわけではなく、おそらくVGP盤と同一音源だろうと。
開演前の長さも終演後の長さもどちらも同じです。
ただし音の仕上げ方が違って、VGP盤はちょいドンシャリ気味なイコライジングがなされていて、低音も高音もちょっときつ目ですが、こちらではそこまでのイコライジングはなされておらず、それでいて低音もしっかり拾っていて腰があり、ナチュラルテイストな極上"EX-"です。
歓声はたまに大きなのが聴こえますが、曲中で邪魔になるようなものはなく、LICKSアリーナ公演の中でもタイトなアリーナショウを繰り広げたマンチェスター公演を久々に堪能しました。
ということで既発と同音源のようでしたが、ナチュラルテイストで極上音源を楽しむことができました。
ちなみに表と裏ジャケは、今回の3つではリリースされなかったウェンブリー2日目の写真ですね。
『
WEMBLEY ARENA 2003 1ST
NIGHT 』
no label (2CD)
aud.recordings@Wembley Arena, London, UK. Aug.29,
2003
●Disc
1
1. Opening / 2. Street Fighting Man / 3. Start Me Up / 4. If You Can't
Rock Me / 5. Don't Stop / 6. Bitch / 7. Love In Vain / 8. Monkey Man / 9. Midnight
Rambler / 10. Tumbling Dice / 11. Band Introductions / 12. Slipping Away
/ 13. Happy
●Disc 2
1. Love Train / 2. Can't You Hear Me Knocking / 3.
Honky Tonk Women / 4. Satisfaction / 5. B-Stage S.E. / 6. Respectable / 7. It's
Only Rock'n Roll / 8. Brown Sugar / 9. Jumping Jack Flash
LICKSツアーでのイギリス公演は少し変則的で、まずは8/24にオフィシャル『FOUR
FLICKS』に収録されたトゥイッケナム・スタジアム、そして8/27にはあのスモール・ギグのアストリア、そして8/29にウェンブリー・アリーナ初日。
その後グラスゴー、マンチェスター、さらにベルギーのウェルフテル、アイルランドのダブリン2公演を経て、9/13にウェンブリー・アリーナ2日目、9/15がウェンブリー・アリーナ3日目、さらにまたトゥイッケナム・スタジアムとなるわけです。
その中から今回、ウェンブリー・アリーナ初日、マンチェスター、ウェンブリー・アリーナ3日目の3作品がリリース。
はい、残念ながらわたしが参戦したダブリン2日目とウェンブリー・アリーナ2日目は華麗にスルー(笑)
さて、インフォによると今回リリースされた3作品は『POUR
SOME BROWN SUGAR』(2006年シェフィールド)、『STONES
IN THE DOME』(2007年ロンドンO2の3公演)等でもお馴染みのテーパーによる初公開音源とのこと。
ちらっと聴いた限りではやはりインフォのとおりマンチェの音が秀逸でしたが、公演順にまずはウェンブリー・アリーナ初日から。
この日のアルバムテーマは『LET
IT BLEED』ナイトで、"Love In Vain"に"Monkey
Man"に"Midnight Rambler"が炸裂!
さらに"Love Train"に"Can't
You Hear Me Knocking"、ラストのBステでは"Respectable"が飛び出した、なかなかおいしい公演です。
そしてこの日は、既発ではVGPからアストリアとセットになった4枚組『IN
A PIT OF RATTLESNAKES』(VGP-352)がリリースされています。
『IN
A PIT OF RATTLESNAKES』では音が後ろに抜けてる感じがして手拍子がやや耳障りながら、結構近くてゴリゴリ一団となってくる音でしたが、本作はそれとはまったくテイストの異なるサウンド。
本作の音質自体はやや硬質な感じの高域よりですが、ナチュラルな範囲に抑え抜けの良いクリアなサウンド。
周りは全く騒がしくないんですが、ちょいと距離を感じるサウンドで、ミックもちょいかすんで聴こえ、エコーもあって音像がぼやけてるのがちょい残念。
でも"Love
In Vain"なんかではそのエコーがまた絶妙だったりもします。
そしてオープニングの"Street
Fighting Man"のミックの歌いだしがちょいオフになるのが残念ですが、全体的にはクリアなサウンドで"EX-"です。
いやしかし久々に聴いたLICKSウェンブリー初日、やはり『LET
IT BLEED』ナイトのラストを飾る"Midnight Rambler"が秀逸!
テンポが速くバンド全体が一丸となって突き進み、ブレイクでのコール&レスポンスも見事に決まって、見事にロックかつロールしていくという素晴らしい熱演。
ラストにかけてのBステも怒涛のR&Rを聴かせてくれます。
なぜに今頃になってLICKSツアー?と思わないでもありませんが、もう12年前のLICKSツアーをこうしてじっくり聴くのも楽しいものでした。
しかしあの頃はまさか70歳を超えて50周年になっても元気にワールド・ツアーをやってるとは思いもしなかったんですが、ストーンズ、まだまだ元気ですね(笑)
『
Keith Richards &
The X-Pensive Winos - HOOP ARENA ROCKS 1992 』
KR921129R (2CD+1BDR)
TV broadcast @ Sporthalle, Cologne, Germany.
Nov.29, 1992
●Disc
1
1. Opening / 2. Take It So Hard / 3. Eileen / 4. Wicked As It Seems / 5.
Gimme Shelter / 6. Too Rude / 7. Yap Yap / 8. How I Wish / 9. 999 / 10. Big
Enough
●Disc 2
1. Demon / 2. Time Is On My Side / 3. Hate It When You
Leave / 4. I Could Have Stood You Up / 5. Before They Make Me Run / 6. Band
Introductions / 7. Bodytalks / 8. Will But You Won't / 9. Happy / 10. Whip It
Up
●Disc 3 (Bonus Blu-ray)
1. TV Intro / 2. Opening / 3. Take It
So Hard / 4. Eileen / 5. Wicked As It Seems / 6. Gimme Shelter / 7. Too Rude
/ 8. Yap Yap / 9. How I Wish / 10. 999 / 11. Big Enough / 12. Demon / 13. Time
Is On My Side / 14. Hate It When You Leave / 15. I Could Have Stood You Up /
16. Before They Make Me Run / 17. Band Introductions / 18. Bodytalks / 19. Will
But You Won't / 20. Happy / 21. Whip It Up
キース祭りにあわせてといったキースのソロライブが新生IMPよりリリース。
こちらはキースとエクスペンシブ・ワイノーズが1992年に敢行したMain
Offenderツアーより、おなじみのTV放送されたケルン公演。
既発では、リリース順は忘れてしまいましたが、CDは『BEAU
DE COLOGNE』(BLACK VINYL 403)、『REAL
COOL CAT』(NV-06-1/2)、『TARTAR』(OHM
13A/B)、そして昔のIMPからも『MAIN
OFFENDER TOUR '92』(IMP-CD-006〜007)などでリリースされ、いずれもTV放送が元だけに音は"EX"ですが音はモノラル。
もちろん映像もビデオ時代からおなじみでしたが、比較的新しめのところでも2004年に紹介しているDVDR『GERMANY
1992』(DS-008)、2009年に紹介している旧青月のアップグレード版のDVDR『MAIN
OFFENDER TOUR GERMANY』と、プレスDVDで音はいいけど映像はデグレードした『LIVE
& WICKED』(IMM940260) と、いろいろリリースされてきたキースのケルン92。
とまぁこうして昔からおなじみのライブであります。
https://www.youtube.com/watch?v=4iZxRc95qUg
https://www.youtube.com/watch?v=AQ_UBhfn8KQ
そして今回のIMPは、初版限定仕様というボーナスBlu-rayが付属した2CD+1BDRの厚ケース3枚組。
CDは広がりはあるもののやっぱりほっとんどモノラルですが、今回のCDは既発よりもブラッシュアップされたクリアで低音もしっかり鳴る"EX+"です。
既発も音は十分よかったので、劇的な向上というわけではありませんが、聴き比べると一皮むけているのがわかります。
そしてボーナスBD-Rは綺麗ですが、元はSDですし旧青月の『MAIN
OFFENDER TOUR GERMANY』(DVDR)とさほど変わりはありません。
発色はちょっと明るくて綺麗かなという感じですが、曲名テロップは輪郭がちょい乱れてます。
それにしてもこのツアーからもう23年。ちょうどわたしの半生分も経ったのかと感慨深く見てましたが、50歳の手前とはいえまだ40代のキースの活きのいいライブを完全版で堪能できます。
いやしかし今回もツアーとはいかずともライブをやってほしいですね〜!
そういえば理由は知らないんですが、Talk
Is Cheapツアーと同様、このツアーでもオープニングの"Take It So Hard"ではスティーブ・ジョーダンはベースで、ドラムはチャーリー・ドレイトンです。
ということでこちら、既発からの大幅なアップグレードこそありませんが、CDはこちらが一番いいかなと。
こちらを見たことない聴いたことないという方には音はほとんどモノラルですが、かなり楽しめる内容かと思います。
でもタイトルやジャケのデザインは既発CDたちの圧勝ですね。
最近のIMPに共通したことですが、表ジャケに4つも配置されているロゴとか、裏ジャケのクレジットの色使いとか、もう少しシンプルな方がいいなぁと。
裏にもあるのに表ジャケにまでCDにBDに1080というロゴをわざわざ配さなくてもと思ってしまいます。
ちなみにブートでは"Stood
You Up"などと略されることの多い"I Could Have Stood You Up"ですが、こちらでは"Could
Have Stood You Up"と、Iだけ略されています。
『
KANSAS CITY HERE WE COME 』
DAC-162 (2CD)
aud.recordings@Arrowhead Stadium, Kansas City, MO. June 27,
2015
●Disc 1
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling Dice
/ 5. Doom And Gloom / 6. Beast Of Burden (with Ed Sheeran) / 7. Kansas City
/ 8. Bitch / 9. Wild Horses / 10. Street Fighting Man / 11. Honky Tonk Women
/ 12. Band Introductions / 13. Before They Make Me Run / 14. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Jumping Jack Flash
/ 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What
You Want / 8. Satisfaction
DACによるZIP CODEツアー第3弾は、なんと"Kansas City"が飛び出したカンザス・シティー。
14 On Fireツアーでもそうでしたが、DACは良好音源のある公演のみリリースしていますので、最新ツアー物では外れのないシリーズとなっています。
カンザス・シティーといえば、オープニングもいつもの"JJF"ではなく"Start
Me Up"からで、Ed Sheeranとの"Beast Of Burden"に、62年の結成当時にはオープニングでやっていた"Kansas
City"、そして初日以来の"Street Fighting Man"も飛び出し、初日とナッシュビルとここカンザスのみ20曲やったというスペシャル公演!
そんなカンザス・シティーですが、既発では『ARROWHEAD
STADIUM 2015』(no labelでリリース済みで、その既発盤と同じくこちらもネットに公開された隠密音源が元になっています。
しかしこちらも恒例というか、さすがはDACという音作りです。
今回も元音源から一皮むけたサウンドになっていて、よりくっきりはっきりとした迫力のあるサウンドに仕上がっています。
いち早いリリースを我慢してDACのリリースを待つのも体に悪いですが、こうして遅れながらもアップグレードしてリリースするというのはさすがです。
もともと素晴らしい音質なので既発盤も"EX"と紹介していますが、今回はそれを超える音質、でも"EX+"とはSBクラスなのでどう表現すればよいでしょう?(笑)
ここはやはり"EX"としておきますが、低音と高音域にメリハリのついたサウンドで、既発盤を上回る迫力とクリアネスに仕上がっています。
元音源は既発と同じですし、演奏内容も既発盤で書きましたし、もうそれ以上紹介しようがありません・・・(笑)
それにしてもこちらで聴く"Street Fighting Man"は超絶悶絶です!
そしてこちらのタイトルは"Kansas City"の歌詞からで、ナッシュビルとは違ってわかりやすいですね〜。
『
THE GREAT ROCK'N ROLL
SWINDLE 』
DAC-161 (2CD)
aud.recordings@LP Field, Nashville, TN. June
17, 2015
●Disc
1
1. Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. You
Got Me Rocking / 5. Tumbling Dice / 6. Doom And Gloom / 7. Bitch / 8. Far Away
Eyes / 9. Wild Horses / 10. Dead Flowers (with Brad Paisley) / 11. Honky Tonk
Women / 12. Band Introductions / 13. Before They Make Me Run / 14. Happy
●Disc
2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up /
5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You
Want / 8. Satisfaction
DACのZIP CODEツアー第2弾はナッシュビル公演。
既発では『LP
FIELD 2015』(no label)でリリースされています。
今回も元はその既発盤と同一音源ですが、DAC畏るべし、こちらもDAC第1弾のオーランドのシトラス・ボウル同様、後発だけあってより艶やかなサウンドにブラッシュアップされています。
元の隠密音源はネットにアップされたもので、kl既発盤で紹介しているとおりキースのギターがゴリゴリと生々しくチャーリーのドラムも強烈なサウンド。
一方でところどころでオフ気味になったり音が割れ気味になるところがあったりもして、既発盤は"EX"〜"EX-"といったサウンドでしたが、今回はそのサウンドにさらに磨きがかかり、オフ気味になることろがあるのは変わりませんが、細かな調整によって全体的に薄皮が一枚剥がされたような、"EX"〜"EX(-)"というか、ほとんど"EX"な艶やかなリアルな迫力サウンドに進化しています。
インフォによると低域に歪が生じているところも修正しているとか。"Miss
You"かな?
いやしかし旬の音をいち早く聴くにはもちろん素早いリリースがありがたい一方で、遅ればせながらもこうしてさらに調整されたサウンドを楽しめるというのも素晴らしい。\
演奏内容とかは既発盤であれこれ書いたので省きますが、"Far
Away Eyes"、"Wild Horses"、そしてブラッド・ペイズリーとの"Dead
Flowers"というカントリー・スペシャルな一夜を堪能出来ます。
いやそれにしてもこの"Tumbling
Dice"のエンディングは笑えます(笑)
そして"Happy"でのあまりに自由な歌いっぷりも(笑)
ところでこのグレッチのデュオジェットを手にするキースのジャケ、数年前にMark
Seligerによって撮影されたパラパラ写真セッション時の一枚で、なぜ今回の作品にと思わないでもありませんが、かっちょいいのは間違いない。
そしてタイトルはカントリー関連ではなくSex
Pistolsがらみ?ケンジントンでのNashville Roomsにかけてる??
わたしにはこれ以上わからないんですが、いずれにしてもベタなカントリーっぽいタイトルは避けたということでしょうか?でもメモリアル作品だけに気になる気になる。どなたかおわかりの方がいらっしゃいましたら教えてください〜。
『
MICK JAGGER - OSAKA 1988 FINAL NIGHT 』 no
label (2CD)
aud.recordings@Osaka-Jo Hall, Osaka, Japan. Mar.28,
1988
●Disc
1
1. Mick Jagger announces the cancellation of the concert due to illness
(Mar.19,1988)
-----
2. Video Introduction:(from Mar.19)
3. Opening
/ 4. Honky Tonk Women / 5. Throwaway / 6. Bitch / 7. Let's Spend The Night Together
/ 8. Beast Of Burden / 9. Tumbling Dice / 10. Miss You / 11. Ruby Tuesday /
12. Just Another Night / 13. War Baby / 14. Harlem Shuffle / 15. Foxy Lady
●Disc
2
1. Party Doll / 2. Member Introduction / 3. You Can't Always Get What You
Want / 4. Radio Control / 5. Shoot Off Your Mouth / 6. Drum Solo / 7. Guitar
Solo / 8. Gimme Shelter / 9. Start Me Up / 10. Brown Sugar / 11. It's Only Rock'n
Roll / 12. Jumping Jack Flash / 13. Sympathy For The Devil / 14. Satisfaction
大阪最終公演である3/19公演がミックの体調不良によりキャンセルになり(京都での座禅のせい?)、東京、名古屋と回った後の3/28に振り替えられ、来日公演最終公演となった公演。
この公演は既発では2007年に『LAST
NIGHT - Live in Osaka 1988 - 』としてアナログ『LAST
NIGHT』の復刻版がリリースされていましたが、今回のミック初来日総仕上げとして改めて別音源からリリース。
これがまたその既発をしのぐ音質であり、かつ貴重な音源も収録されています。
まずは3/19キャンセル発表時の隠密音源。こちらはミックの発言が3/28公演の冒頭にビデオで流され、その模様はアナログ『LAST
NIGHT』にも収録されていたためにマニアには知られていましたが、今回はツトムヤマシタによる通訳も全編、そして日本人スタッフによる翌日3/20公演への振り替えへの可能性を語ったものまでもしっかり収録。
これを聴いてみると、以前ギフトで出回って今回のギフト映像にも入っている、昼間の南海戦の野球中継に今夜の公演は中止されましたとテロップが入るのは、キャンセルになった3/19ではなく、実は翌日に振り替えようとした3/20のことだったということがわかるという、とても貴重な音源。
そんなわけですが音質がこれまた素晴らしく、今回リリースされた4発の中ではこの日が一番いいです。
低音はベースまでもしっかり拾っていて、周りの手拍子もあまり目立たず、ミックのボーカルもかなりオンで迫力ある"EX-"。
『LAST
NIGHT』も優良隠密音源でしたが、こちらはそれを上回る音質です。
一方、そういえば『LAST
NIGHT』の他にも2010年にLHがリリースした『2
NIGHTS IN DOME』にボーナスでついてきたCD-Rもこの最終公演が収録されてたなと聴き比べてみると、、、
周りの歓声や手拍子がそっくりだったりします(笑)
"War
Baby"の前に同じようにテープチェンジがあるし、全く同じ歓声を拾ってたりするので、元は同じ音源なのかなと思いましたが、こちらではバンド紹介のバナードとリサの間や、ギターソロの冒頭などにボーナスCD-Rにはなかったマイクにこすれたりレコーダーをいじってるノイズが入っているので、同一音源ではなくごく近くで録音された別音源なのかなと。
おそらくボーナスCD-R側に入っていて今回のCDには入っていないノイズもあろうかと。ただし細かい聴きこみまではできていないので部分的に同一音源という可能性も否定できませんが。
ということで以前のそのボーナスCD-Rとはかなり近い位置で収録された別音源のようですが、音質はそのボーナスCD-Rよりもくっきりはっきりしていて低音も拾っていて、素晴らしいサウンドです。今回の4公演でもベスト、最終公演がこうして更なるアップグレードを遂げたことに大満足であります。
ちなみに"Satisfaction"での風船が割れる音はかなり臨場感があります(笑)
『
MICK JAGGER - OSAKA 1988 3RD NIGHT 』 no
label (2CD)
aud.recordings@Osaka-Jo Hall, Osaka, Japan. Mar.18,
1988
●Disc
1
1. Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. Throwaway / 4. Bitch / 5. Let's Spend
The Night Together / 6. Lonely At The Top / 7. Beast Of Burden / 8. Tumbling
Dice / 9. Miss You / 10. Ruby Tuesday / 11. Just Another Night / 12. War Baby
/ 13. Harlem Shuffle / 14. Lucky In Love / 15. Say You Will / 16. Party Doll
●Disc 2
1. Member Introduction / 2. You Can't Always Get What You Want
/ 3. Radio Control / 4. Shoot Off Your Mouth / 5. Drum Solo / 6. Guitar Solo
/ 7. Gimme Shelter / 8. Start Me Up / 9. Brown Sugar / 10. It's Only Rock'n
Roll / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction / 13. Sympathy For The Devil
ミックがついに日本にやってくる!そんなソロ来日公演、わたしは初日とこの大阪3日目の計2回参戦したんですが、地獄の受験勉強の追い込み時期にずっと聴いていた『PRIMITIVE
COOL』には思い入れが強い一枚で、その地獄が終わったタイミングでのこのミックのソロ来日はまさに地獄に仏。大いなる解放感をもって臨んだことが忘れられませんが、このタイミングでの来日とはほんとにラッキーでありました。
そんなミックの初来日、初日ももちろんですが、わたしにストーンズを教えてくれ、中高大とずっと一緒にラグビーをした友達と遂に一緒にミックを観たこの3日目は忘れられない公演で、その3日目が27年を経て遂に世に出たもんだからたまりません。
ブート以外の音も一切聴いたことなかったので、ブート初登場、ほんとに27年ぶりに聴く大阪城ホールのあの音。
そんなわけでもうリリースされただけでも諸手を挙げて大歓迎なんですが、この3日目は初日と2日目とは音の感じが違います。
最初の2公演はややダイレクト感のないナチュラルテイストなサウンドでしたが、マイクのセッティングを変えたのか、こちらはミックのボーカルもオンになり、低音も結構拾っています。
比較的近くの周りの手拍子や曲間で時折聴こえる話し声などは拾っていますが、邪魔になるようなものでもなく、適度な臨場感です。
ただし、見事なテープチェンジで頭欠けのない"Just
Another Night"以降しばらく、そしてこちらはちょいと頭欠けになっちゃってて補填する音源もないのでそのまま頭欠けの"Brown
Sugar"からもしばらくは共にテープチェンジでポジションが変わったのか、ちょい音がこもりがちになったり、ちょっとレベルオーバーかなというところがあったりと、決して言葉どおりの高音質ではありませんが、カセットテープ時代ということを考えれば十分高音質で迫力のある"very
good"〜"very
good+"。
ジョー・サトリアーニの炸裂、サイモン・フィリップスの力強すぎるドラム、ジミー・リップのなりきりキース、そして3公演目ということでちょいリラックスしたミックが放つ日本語等々、27年前のあの熱い大阪城ホールの感動がよみがえるようです。
そして初日でもそうだったんですが、やっぱりこの日も"War
Baby"ではどういう反応をしていいのかわからず戸惑ったことが思い出されます(episode2にも書きましたが・笑)
それにしてもこの日の"Radio
Control"は素晴らしい!
そしてはい、ミックはこの後体調を崩してしまい翌3/19公演は延期になり、ミックに負担のかかる曲が外されるわけですが、この大阪の初回3公演でしかやらなかった貴重な"Lonely
At The Top"に"Lucky In Love"、そして大阪の初回3公演の後は最終日に復活し、結果的に大阪の4公演でしかやらなかった"Shoot
Off Your Mouth"をこれですべて聴くことが出来ました!
あいや、"Lucky
In Love"と"Shoot Off Your Mouth"は『CAN'T
YOU HEAR ME ROCKIN'?』(ZRCD
203)で聴くことが出来ましたね。
『
MICK JAGGER - OSAKA 1988
2ND NIGHT 』 no
label (2CD)
aud.recordings@Osaka-Jo Hall, Osaka, Japan. Mar.16,
1988
●Disc
1
1. Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. Throwaway / 4. Bitch / 5. Let's Spend
The Night Together / 6. Lonely At The Top / 7. Beast Of Burden / 8. Tumbling
Dice / 9. Miss You / 10. Ruby Tuesday / 11. Just Another Night / 12. War Baby
/ 13. Harlem Shuffle / 14. Lucky In Love / 15. Say You Will
●Disc 2
1.
Party Doll / 2. Member Introduction / 3. You Can't Always Get What You Want
/ 4. Radio Control / 5. Shoot Off Your Mouth / 6. Drum Solo / 7. Guitar Solo
/ 8. Gimme Shelter / 9. Start Me Up / 10. Brown Sugar / 11. It's Only Rock'n
Roll / 12. Jumping Jack Flash / 13. Satisfaction / 14. Sympathy For The Devil
大阪全4公演一挙リリースの2公演目。2日目の3/16、この日もまだミックは絶好調。
2日目は初日とは"Harlem
Shuffle"と"Lucky In Love"の位置を入れ替えてはいますが基本的に同じセットリスト。
そしてミックも初日よりリラックスして初日よりもMCも増えてますが、なるほどインフォにあるとおり日本人のレスポンスの鈍いこと(笑)
当時の私の反応も鈍かったんでしょう(笑)
さてこの大阪公演2日目=日本公演2日目は、既発では2000年にリリースされた『SAY
YOU WILL』(VGP-236)で聴くことができました。
今回久しぶりに取り出して聴いてみましたが、そちらは迫力はあるもののイコライジングによって高音が持ち上げられ、ちょっと音が割れめでしたが、今回は見事にアップグレード。
初日と同じくちょっとフラットな音で、マイクが向いてる方向のせいなのかちょい距離を感じますが、音が割れるようなこともなく、イコライジングで過度に持ち上げることもなく、これまた周りもうるさくないナチュラルな音で、既発の"good"から今回"very
good+"に向上といったところ。
また、"Just Another
Night"と"Radio Control"の終盤にテープチェンジのカットがあるとのことですが、これまた初日同様、丁寧に音質アジャストされた既発音源が補填されており、ちょっと注意して聴いててもどこで補填されてるのやらわからないという、ほんとに素晴らしい仕上がりです。
ということでこちらもミックのソロ来日公演に思い入れのある方にはたまらないアップグレード版です。
いやしかし"Say
You Will"で熱唱する27年前のリサ、、、その姿がもう思い出せません(笑)
そしてこちらには1988/3/23に放送された『BEST HIT USA Presents MICK JAGGER SPECIAL』のDVDRがついてきますが、こちらは貴重なCM入りでした。
『
MICK JAGGER - OSAKA 1988
1ST NIGHT 』 no
label (2CD)
aud.recordings@Osaka-Jo Hall, Osaka, Japan. Mar.15,
1988
●Disc
1
1. Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. Throwaway / 4. Bitch / 5. Let's Spend
The Night Together / 6. Lonely At The Top / 7. Beast Of Burden / 8. Tumbling
Dice / 9. Miss You / 10. Ruby Tuesday / 11. Just Another Night / 12. War Baby
/ 13. Lucky In Love / 14. Harlem Shuffle / 15. Say You Will
●Disc 2
1.
Party Doll / 2. Member Introduction / 3. You Can't Always Get What You Want
/ 4. Radio Control / 5. Shoot Off Your Mouth / 6. Drum Solo / 7. Guitar Solo
/ 8. Gimme Shelter / 9. Start Me Up / 10. Brown Sugar / 11. It's Only Rock'n
Roll / 12. Jumping Jack Flash / 13. Satisfaction / 14. Sympathy For The Devil
ミックのソロ来日から大阪全4公演が一挙リリースというとんでもない企画。
今回のこちら、LHが2010年にリリースしたミックのソロ東京公演『2
NIGHTS IN DOME』、そして2011年にリリースされた名古屋公演を収めた『FOXY
NGHTS』と同じテーパーによるもののようで、5年越しで遂にミックの来日公演シリーズが完結するという、ずいぶん長い間温めてきたんですねぇ〜というシリーズ。
さてまずは初日から。
この大阪公演初日こそがミックの初来日公演の初日という歴史的な公演であり、live
recordingsコーナーで紹介しているとおり、既発では94年に音は大したものではないものの『STONE
ALONE』(TNT-940141/42)で4曲を除いて初めてリリースされ、2006年には遂にほぼ完全盤たる『FIRST
CASTLE MAGIC』(IMP-N-008)が良好音質でリリースされて大喜びしたものでした。
この大阪公演初日というか日本公演初日、わたしも初めてミックをこの目で観て、まさかの"Honky
Tonk Women"のオープニングに大興奮し、続く2曲目はミックのソロから"Throwaway"に拳を振り上げ声を張り上げ、さらに畳みかけるのはハイスピードなストーンズの曲という、ライブの前半だけで完全にノックアウトされたことが忘れられない歴史的な公演でありますが、演奏自体は既発でもほぼ完全盤として聴けたので省略するとして、音の違いを簡単に。
こちら、既発のIMP盤に比べるとやや距離感がありミックのボーカルはちょい奥まった感じに聴こえ、ちょっとフラットなサウンドで、IMP盤よりも耳当たりはおとなしい音。
一方でIMP盤ではちらほら近くで手拍子が入ってましたが、こちらは周りの盛り上がりは伝わってきますがすぐ近くの手拍子などは気にならずといった適度な臨場感。
イコライジングでメリハリも付いたIMP盤とはまた違ったナチュラルテイストで、いずれも"very
good+"といった感じ。時代を考えれば個人的には十分"EX-"ですが。
そして"Ruby Tuesday"と"You Can't Always
Get What You Want"、さらに"Gimme Shelter"の冒頭にテープチェンジがあるようですが、既発音源の音質を丁寧にアジャストして補填がされており、聴いていても全く違和感がありません。
そしてこの初日の"JJF"は既発では後半が音の割れた別音源が使われていましたが、今回ようやくこの良好な単一音源で聴けるようになったというのがまた素晴らしい。
ということでこちら、もうちょっとメリハリをつけた音にしようと思えばできたんでしょうが、あえてナチュラルサウンドで仕上げたのかなという歴史的な日本公演初日でした。
またこちらには関西の深夜TV「MIDNIGHT
SQUARE」で放送された特番『MICK
JAGGER SPECIAL』のDVDRがついてきますが、これはほんと27年ぶりに見ました。
それだけでも貴重ですが、当時録画されたものにしては綺麗な画質というのがまた嬉しいところでした。
『
STICKY FINGERS LIVE 』 no
label (1CD)
SB recordings@The Fonda Theatre, Los Angeles, CA. May 20, 2015
1.
Sway / 2. Dead Flowers / 3. Wild Horses / 4. Sister Morphine / 5. You Gotta
Move / 6. Bitch / 7. Can't You Hear Me Knocking / 8. I Got the Blues / 9. Moonlight
Mile / 10. Brown Sugar
直営店で9,000円以上の購入でもらえるギフトCD。
もちろんパイレートだけに音は最高です。
既発では『STICKY
FINGERS LIVE』(ZIP90028CD) が販売商品としてリリースされていましたが、こちらはギフトです。
そちらとの違いですが、その既発盤では"I
Got The Blues"の直前の歓声に僅かなブレがありましたが、こちらにはありません。
また、他には違いはないだろうと思ったら、"Moonlight
Mile"の10秒には元々オフィシャルにもノイズが混入してたんですが、いましたが、こちらではそのノイズが綺麗に消されています。
これはポイント高し。
さらに秀逸なのは裏ジャケのデザイン。
オリジナルUK盤『STICKY
FINGERS』のインナーのデザインをパロって、曲順やクレジットをこのライブのとおり並べ替えや修正しています(笑)
ただしCDレーベル面のデザインはジーパンの後ろ姿のみと、直営店ギフトでは毎度のことながらずいぶんあっさりしてます。
いろいろ事情があるんですかね?
ということで演奏内容については省きますが、これまた当然のことながらいけてます。
『
SEE YOU LATER ALLIGATOR 』
DAC-160 (2CD)
aud.recordings@Citrus Bowl, Orlando, FL. June
12, 2015
●Disc
1
1. Opening / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. All
Down The Line / 5. Tumbling Dice / 6. Doom And Gloom / 7. Bitch / 8. Moonlight
Mile / 9. She's
So Cold / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12.
Before They Make Me Run / 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2.
Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6.
Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want / 8. Satisfaction
DACからもZIP
CODEツアーがリリース。
第1弾は超絶音源が揃い踏みした、前半戦の最終公演であるフロリダはオーランドのシトラス・ボウルから。
こちら、遅れてのリリースだけあって一聴してさすがの音です。
既発ではこのオーランド公演は順に、
『CITRUS
BOWL 2015』no label (2CD)
『CITRUS
BOWL 2015』Hot Lips HL-HRCD-4004DX (2CD+1BDR)
『DEFINITIVE
CITRUS
BOWL 2015』no label (2CD)
がリリースされており、元の隠密音源は最初にリリースされた2つの『CITRUS
BOWL 2015』に使われている音源Aと、『DEFINITIVE
CITRUS
BOWL 2015で使われている後発の音源Bがありました。
どちらもすでに紹介しているとおり素晴らしい音源でしたが、今回の後発であるDACはその音源Aを使用しつつも、これがまた強烈です。
既発でも十分高音質でしたが、聴き比べてみると既発がわずかにこもって聴こえるくらい高音がクリアで、さらに低音の迫力も倍増しています。
もちろんイコライジングによるものでしょうが、鮮度が違うのではというくらいのクリアさとド迫力、これはもう超絶"EX"。
元音源や既発盤を聴き比べると音源Aより音源Bの方が低音はしっかり拾っていましたが、それにひけをとらない迫力サウンドに生まれ変わっており、さすがは後発といったところ。
いやしかしシトラス・ボウル、先日の隠密Blu-ray紹介でも書きましたが、超絶隠密音源に素晴らしい隠密ショットのBlu-rayまで出回ってうらやましい限りでしたが、さらにこんなCDまで出てくるとは、ほんっとにほんとにうらやましい(笑)
演奏は既発で紹介しているとおりですが、素晴らしい演奏の中にもちらほらストーンズらしいところがあり、なかなかおいしい公演です。
ちなみにタイトルにあるアリゲーター、裏ジャケに配されています。
そしてタイトルといえば"SEE
YOU LATER ALLIGATOR"は、ググってみると"See you later Alligator"に"After
a while, crocodile"とそれぞれ韻を踏んだ言い回しで、「さよなら三角また来て四角」といったような俗語だそうで〜。
Aug 2015
『
ZIP CODE ORLANDO CITRUS
BOWL 』 no label (BD-R)
aud.shots@Citrus Bowl, Orlando, FL. June 12, 2015
1.
Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. All
Down The Line / 5. Tumbling Dice / 6. Doom And Gloom
/ 7. Bitch / 8. Moonlight Mile
/ 9. She's So Cold
/ 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. Before They Make Me Run
/ 13. Happy /14. Midnight Rambler / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Start
Me Up / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always
Get What You Want (with the University Of Central Florida Chamber Singers) /
21. Satisfaction
ZIP CODEツアーでもいくつか映像作品は出回っていますが、YouTubeの寄せ集めでいまいちだったりするので紹介を見送ってるものもありますが、ようやくBlu-rayらしい映像が登場しました。
50
& Countingとかさんざん映像が出たのにどうなってるのかと心配してましたが、満を持して登場したこの映像はなかなかナイス。
これもおそらくYouTubeを含めていくつもの映像をつないだマルチカメラで、元はネットに出回ったものですが、メインの一つはロニーサイドの5列目というかなり前方かつ花道のすぐ横という絶好のポジションから4Kカメラで撮影された映像。
その映像の一部はYouTubeで公開されており(
https://www.youtube.com/watch?v=6Jn208MHJCk
)、そこで確認できるとおりこれがまた素晴らしく綺麗で、やや暗いもののライトで表情が飛んでしまうようなこともなく、まさに皺の一つ一つもくっくり見えるほどで、4Kカメラの素晴らしさと至近距離のミックやキースに感激であります。
この至近距離からの"Moonlight
Mile"にはしびれます。
ただしそのメインカメラもずっと回してたわけではないようで、曲によっては他のカメラがメインに変わってしまってしばらく出てこなかったりするのは残念ですが、他の映像も多くは美しい画質で素晴らしい。
そしてサウンドはLHやHot
Lipsの『CITRUS
BOWL 2015』で使われていたものに差し替えられていて文句なしの仕上がりです。
それにしても演奏も素晴らしかったシトラス・ボウル、こうして隠密録音に続いて映像までも素晴らしいものが出てきたのはうれしい限りですが、うらやましいぞ〜。
『
INDEPENDENCE DAY AT THE
INDY SPEEDWAY 』 XAVEL
SMS-047 (2CD)
multi IEM + aud. matrix recordings@Indianapolis
Motor Speedway, Indianapolis, IN. July 4, 2015
●Disc
1
1. Opening / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. It's Only Rock'n' Roll / 4. Let's
Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. Let
It Bleed / 8. Wild Horses / 9. Bitch / 10. Honky Tonk
Women / 11. Band Introduction / 12. Before They Make Me Run / 13. Happy / 14.
Midnight Rambler
●Disc 2
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Start Me
Up / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What
You Want (with the Butler University Chorale) / 7. Satisfaction / 8. Closing
with Fireworks
XAVELからのZIP CODEツアー、マルチIEM(イヤモニ)+オリジナル隠密のマトリクス音源第2弾。
オープニングの前のBGMでチャック・ベリーが聴こえるのはポイント高し(笑)
それはともかく、なるほどこちらはインフォにあるとおりローリーとはちょっと違ったサウンドで、IEM(イヤモニ)より隠密成分が高め。
インフォには、素晴らしい出音であった会場メイン・スピーカーの出力をダイレクトに捉えたオーディエンス音源の魅力を最大限活かすべく、と。
でもちょいとノイズを感じるところもあるので、もしかしたらイヤモニ成分がノイジーだったのかも?
ということでローリーのように綺麗に左右にセパレートはしていませんが、ミックのボーカルもギターも普通の隠密とは一味違うド迫力のサウンドで迫ってきます。
セパレートははっきりしていないながらもギターの定位は微妙に左右に分離しており、たまに裏で極小ノイズが聴こえるところはあれど、上から下までもれなくクリアに捉えたド迫力の"EX"サウンドです。
なぜこんな大会場で?と思ったVote選曲の"Let
It Bleed"もド迫力サウンドで迫ってきます。
チャーリーのキックがクリアにはっきり聴こえるのがまた素晴らしい。
そして"Before
They Make Me Run"では後半キースは自由奔放になるも、音の密度が濃いのでそれなりにというかド迫力です(笑)
イントロからしてボロボロの"Happy"はやっぱりボロボロですが(笑)
いやしかしイヤモニ成分が強くてセパレートも見事な音だと、それはそれで凄い音ながらもやっぱりそれとは別に隠密は隠密でと感じますが、あまりイヤモニを感じさせずにいてド迫力のこの音を前にすると、隠密の旗色悪しという気もします。
とはいえやっぱり隠密は隠密でいいんですが、このド迫力はさすがは次世代ブートだなと。
ちなみにこれはイヤモニとは関係ありませんが、終演後の独立記念日を祝う花火の音も既発よりはリアルな音で聴こえます。
こりゃやっぱ元の隠密音源もかなりの高音質なんでしょうね。イヤモニと隠密、それぞれ別々に聴いてみたい気もします。
それにしてもこうした工夫を凝らした独自音源によるブートはやっぱり頼もしいですね。
こりゃやっぱナッシュビルもと言わず、サン・ディエゴも、いやZIP
CODEツアー全公演回って欲しかった(笑)
そしてこちらもサブタイトルにZIP CODE入りで、キラキラのホログラムジャケです。
『
SHINE THE WOLFPACK COUNTRY 』 XAVEL
SMS-046 (2CD)
multi IEM + aud. matrix recordings@Carter-Finley
Stadium, Raleigh, NC. July 1, 2015
●Disc
1
1. Opening / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. It's Only Rock'n' Roll / 4. Let's
Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice /
6. Out Of Control
/ 7. Bitch / 8. Moonlight Mile / 9. Shine
A Light / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction
/ 12. Before They Make Me Run / 13. Happy / 14. Midnight Rambler
●Disc
2
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Start Me Up / 4. Sympathy For The Devil
/ 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What You Want (with The Duke Vespers
Ensemble) / 7. Satisfaction / 8. Closing
XAVELからマルチIEM(イヤモニ)+オリジナル隠密のマトリクス音源が登場。
ついにXAVELのイヤモニも北米大陸上陸です。
ネット通販店のJHではサンプルが聴けたので、そのサウンドは部分的に聴いてはいましたが、再生するやオープニング・ムービーの裏でつまびかれるギターの音色からしてただものではないなと期待が膨らむサウンド。
演奏内容などは既発の隠密盤で紹介したのでここでは省きますが、絶好調のローリー、そして"JJF"が始まるやその情報量の多さにやや戸惑うも、こりゃもうサウンドボードだろうと(笑)
曲によってはチャックが大きめでギターが埋もれてしまうところもありますが、キースが右、ロニーとチャックが左、ミックその他がセンターに定位し、イヤモニにありがちなバリバリっとかいうノイズも皆無の素晴らしい"EX"なサウンドです。
ライブで体験したサウンドとはちょっと異質に聴こえるのはやはりイヤモニの特性ですが、野外スタジアムのせいか、14
On Fireツアーでの作品よりさらに進化した抜けの良いサウンドで、なんだかPA卓のエンジニアになったような気分(笑)
そしてそのエンジニア気分ではもうちょいキースの音量を上げたくなるんですが、元は一体どういうマルチなんだろうと興味津々であります。
いやしかしここまでクリアなサウンドでローリーの目玉である"Moonlight
Mile"とサンプルでも聴けましたが"Shine A Light"をこうして聴くことが出来るというのは素晴らしい。
これらの曲では埋もれがちというか、大して弾いてないキースのおかずギターまでヘッドフォンではしっかり漏らさず聴こえるというのは、やはり異次元の驚愕サウンドであります。
そして"Start
Me Up"でのキースのギターの不調と不在もよくわかります(笑)
いやしかし隠密には隠密の良さがありますが、このマルチIEM+隠密というのもほんと凄い!
悪魔での凄まじいサウンドにはその迫力に圧倒されること間違いなし。
XAVELの独自サウンドへの執念というか、まさにブートレッガーの本気を感じる逸品であります。
そしてZIP CODEツアーらしく、サブタイトルには『ZIP
CODE: RALEIGH 27607』と、ご当地のZIP CODE(郵便番号)がちゃんと記載されている点もポイント高し!(笑)
いやぁ〜XAVEL、ナッシュビルにも録音に行ってほしかったぞー!!
ちなみにホログラム加工のジャケットは、スキャナーでスキャンすると上のような感じになっちゃいますが、デジカメで撮るとこんな感じで実際の見た目はキラキラです(笑)
『
RALPH WILSON STADIUM
2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@Ralph
Wilson Stadium, Buffalo, NY. July 11, 2015
●Disc
1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. You
Got Me Rocking / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control
/ 7. Wild Horses / 8. Can't You Hear Me
Knocking / 9. Let's Spend The Night Together / 10.
Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. Before They Make Me Run / 13.
Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter /
4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always
Get What You Want(with the Calvary Episcopal Church Choir) / 8. Satisfaction
ZIP CODEツアーのラス前、米国最終公演のバッファロー公演が登場。
バッファロー公演はネット上にもいまいちな音源しか出回っていませんでしたが、こちらはネット上やトレーダー間にも出回っていない独自音源とのこと。
いやしかしこの音源を聴いてビビるのは"You Got Me Rocking"から"Tumbling
Dice"、"Out Of Control"にかけての序盤の素晴らしいドライブ感。
この日は"All
Down The Line"、そして"Doom And Gloom" "Bitch" "Moonlight
Mile"というZIP CODEツアーの定番目玉曲が外れて、"You Got Me Rocking"
"Out Of Control" "Wild Horses" "Can't You Hear Me Knocking"
という、ZIP CODEツアーではちょいレア目な曲が登場し、やるとしても"All Down
The Line"と入れ替わりで3曲目だった"Let's Spend The Night Together"がvoteで8曲目という流れでしたが、それらの曲も素晴らしい演奏。
バッファローというNYCからはかーなり遠い地ながらも、やはりここはNY州といったところか、素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
そして"Can't
You Hear Me Knocking"を終えて、リクエスト・セクションというときに、バッファローが地元のミュージシャンの曲をと、リック・ジェームスの"Super
Freak"をチャックの伴奏から!わたしの世代ではこの曲を知ったのはMCハマーの"U
Can't Touch This"が先でしたが、ちょこっとだけとはいえこれはサプライズ!
そして続く"Let's
Spend The Night Together"も"Honky Tonk Women"も素晴らしい。前者ではちょいとキースがコーラスをとちってますが(笑)
そしてメンバー紹介の前にミックは、「昨日は(ポスターの元ネタである)フランク・ロイド・ライトの建築物に行って、トム・ブレイディのスイートに泊まったんだ。だけど枕の空気が抜けてたんだよ」と、インディアナポリスに続いてNFLのAFCチャンピオンシップゲームでのデフレートゲート疑惑ネタをまた(笑)
周りはトム・ブレイディのスイートに泊まったでブーイング。そして枕の空気が抜けてたよで大ウケで、ミックご満悦(笑)
いやしかしその後のキースもしっかりやってて、素晴らしいぞバッファローと。
ただし"Brown
Sugar"のイントロでのキースの妙な間はチャーリーをも混乱させたようです(笑)
でもその"Brown
Sugar"ではチャーリーの新機軸もしっかり味わえます。
さてそんなバッファロー公演ですが、この音源、クリアさこそ他の高音質公演に譲るものの、音像のONは文句なし。
周りはちょいとにぎやかですが、低音も効いてて迫力も臨場感もある"EX-"。
クリアさは他に譲り、総じて"EX-"とはいえ、こもってるなんてことはなく、むしろゴリゴリした感覚を味わえる、個人的には聴きこむほどに"EX"な絶妙のサウンド。
ということで貴重な音源ですが、このバッファロー公演はどうやらイヤモニがいずれリリースされるとのこと。
また、このバッファロー公演ではなんとバックステージに侵入してスクリーン用の映像素材から"JJF"と"IORR"の一部を録画したという猛者がいて、その超絶クリアな映像をネットに公開してますが、その映像はボーナスDVDRにも収録されていないのはちょい残念。
『
DEFINITIVE INDIANAPOLIS
2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@Indianapolis
Motor Speedway, Indianapolis, IN. July 4, 2015
●Disc
1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's
Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. Let It
Bleed / 8. Wild Horses / 9. Bitch / 10. Honky
Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. Before They Make Me Run / 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start
Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get
What You Want (with the Butler University Chorale) / 8. Satisfaction
インディアナポリス公演、もう一つの音源もプレスCDで登場!
一つ目は7月に紹介した、こちらと同じくLHがリリースした『INDIANAPOLIS
MOTOR SPEEDWAY 2015』(no label)。
そちらの紹介でも、
> さて、そんなインディアナポリス公演ですが、ZIP
CODEツアーでも屈指の超高音質隠密音源がネットに2つ出回り、その一方をプレスCD化したのがこちら。
>
こちらはそんな超高音質録音の両雄から選ばれただけあって、素晴らしくクリアで演奏も超絶ON、そして周りも騒がしくないという超高音質"EX"なんですが、
>
ちょっと低音が薄く、ほんの僅かに定位が左寄りで音が平面的に聴こえちゃうところが惜しい。
>
個人的には、ギフトCDRに使われたもう一方の音源の方が音に厚みがあって好みかなぁ〜。
と紹介していたとおり、一つ目は一つ目で素晴らしいクリアな音源でしたが、個人的には好みだった二つ目の音源=ギフトCDRに使われたもう一方の音源がめでたくプレスCDでリリース。
演奏その他はその『INDIANAPOLIS
MOTOR SPEEDWAY 2015』で紹介したので省きますが、こちらの音源、やはり低音に厚みもあって素晴らしい!
こちらはキース側のステージから10m後方のPA前から、Schoeps
MK41Vによって録音されたという超絶録音。
基本的に演奏中はうるさくはないものの、たまに盛り上がってにぎやかな箇所もありますが、これぞインディアナポリス・モータースピードウェイでの臨場感を見事にパッケージした名録音。
周りの漢どもがたまに騒がしいのも、独立記念日の臨場感なのであります!
しかもネットに上がった元音源では低音が強すぎるところもありましたが、そこも適度に調整されて素晴らしい"EX"サウンドに生まれ変わっています。
低音が厚めとはいえこもった感じではなく、高音域もしっかり捉えられた見事なサウンドです。
そして終演後の怒涛の花火もこちらでは収録されています。ちょこっとではありますが、ただならぬ連発が味わえるのも既発よりポイント高し。
その花火を見ながら叫ぶおっさんの歓喜の様子がまた最高(笑)
個人的には断然こちらが好み。よくぞこちらも見事な調整を施してプレスCD化してくれましたと。
とはいえこれももう予約完売とのこと。
いやしかしインディアナポリス、こちらで聴く"Happy"も爆笑です(笑)
『
TCF BANK STADIUM 2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@TCF
Bank Stadium, Minneapolis, MN. June 3, 2015
●Disc
1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. All Down
The Line / 5. Tumbling Dice / 6. Doom And Gloom / 7. Bitch / 8. Moonlight Mile
/ 9. Out Of Control / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. Before
They Make Me Run / 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You
/ 3. Gimme Shelter (with Grace Potter)
/ 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't
Always Get What You Want (with the Vocal Essence choir) / 8. Satisfaction
ZIP CODEツアーも終了し、良好音源がない公演はCD化されておらず、このミネアポリス公演もそのうちの一つでしたが、ライブから1か月半も経ってついに良好音源がネットに登場し、そちらをCD化したのがこちら。
ミネアポリスはツアー3公演目で、初日ではやったものの2公演目ではやらなかった"All
Dowm The Line"と"Moonlight Mile"が演奏され、voteでは"Bitch"でしたが、"Out
Of Control"が初登場と、まぁセットリスト的には標準形といった感じですが、"Gimme
Shelter"ではこの日オープニングアクトを務めたグレイス・ポッターとデュエットした公演です。
さてそんな公演ですが、この日はキースもあまり自由気まま過ぎず、なかなかタイトな演奏を繰り広げています。
"All
Down The Line"もロニーが妙に丁寧に弾いてたりしますが、"Bitch"に"Moonlight
Mile"もミックがどうしてもやりたがってるような復活"Out Of Control"もグッド!
さらに"Midnight
Rambler"はスリリングかつ最後の爆発は見事!
そしてメンバー紹介では、誕生日を迎えたばかりのロニーとチャーリーに"Happy
Birthday"の合唱!
メンバーへの"Happy Birthday"、これができる機会ももう限られてきてるだろうし、一度はやってみたいもんです。
"Gimme
Shelter"ではグレイス・ポッターとのデュエットによってリサの出番がなかったりもしますが、2番から登場するグレイス・ポッターが彼女の見せ場を作ります。
これはアップも素晴らしく安定したショットの拝めるボーナスDVDRで見たほうが楽しめます。
花道先端に行った後は
https://www.youtube.com/watch?v=sFUk84pl7uI
の方が楽しめますね(笑)
さてこの音源、ロニー側の17列目からの録音ということですが、オープニングとJJFの冒頭が未収録だったため、そこはYouTubeの音声から補填されていますが、この音源がネットに公開されたものはそのつなぎが結構雑だったので、こちらでは丁寧にやり直されています。
ということで冒頭を聴くとちょっとあれ?てな感じですが、JJFの途中からは素晴らしいサウンドでミネアポリス公演を堪能できます!
音の広がりもある見事にクリアなサウンドで、音像もONでバランスもよく、周りも騒がしくないという、素晴らしいサウンド"EX"です。
ということでこれまた予約完売してしまいましたが、冒頭が補填されてるとはいえ素晴らしいサウンドでミネアポリス公演を堪能できました!
『
LIGHT AS A FEATHER 』
DAC-155 (2CD)
SB recordings@Capital Center Arena, Largo, MD. Dec.8,
1981
●Disc
1
1. Take The A Train / Under My Thumb / 2. When The Whip Comes Down / 3.
Let's Spend The Night Together / 4. Shattered / 5. Neighbours / 6. Black Limousine
/ 7. Just My Imagination / 8. Twenty Flight Rock / 9. Going To A Go Go / 10.
Let Me Go / 11. Time Is On My Side / 12. Beast Of Burden / 13. Waiting On A
Friend / 14. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want
/ 2. Band Introductions / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's
So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar
/ 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction
12/7〜12/9のラーゴ3連荘の2日目であるこの12/8公演も、2年前にWolfgang's
Vaultで公開され、そこからかなり遅れて7月末にリリースされたのがこちら。
DACのWolfgangシリーズもこれでようやく完結ですかね。
この12/8は『CAPITAL CONNECTION VOL.2』(DAC-037)として2006年にモノラルSBが初登場しましたが、ステレオSBというのはWolfgang's
Vaultで初登場。
既発では『LARGO
1981 2ND NIGHT』(no label)がリリースされており、聴き比べようと思ったんですが、捜索してもどうにも出てこないのでやむなく断念(苦笑)
この12/8と翌12/9のラーゴ公演はラジオショー音源に多く採用されていますが、この日の公演からは"Let
Me Go"がラジオショー音源と『STILL LIFE』に収録されています。
そしてこの音源、ギターは綺麗に左右にセパレートされていますが、Wolfgang's
Vaultの他の音源ではよくあるパターンと違い、キースのコーラスは片側に寄ったものではなくセンターに定位しており、マックさんのコーラスが聴こえないというミックスであることから、放送用にミックスが進んでいるものと推測されますが、それだけに一聴してEXな高音質。
部分的に観客の音も入っていて適度な臨場感もありますが、ところどころでわずかなノイズも入ってるので表記上は"EX-"としておきますが、素晴らしい高音質です。
とはいえすでに2年前にCD化されているので、かなり遅れてのリリースといったところですが、Wolfgang's
Vaultの元音と比べると丁寧な音作りがなされています。
既発盤との比較ができないので何とも中途半端な紹介ですが、81のライブを高音質ステレオSBで堪能できるのはやはり嬉しいところ!
既発盤を発見すればまた追記修正しておきます。
July 2015
『
THE STRIPPED TV HD DEFINITIVE
EDITION 』 ULTRA-FINE UFBD-9032 (2BDR)
pro
shots from Stiripped TV Special (On Aired and Off Aired US versions)
●Disc
1 - STRIPPED TV - ON AIRED VERSION
1. Ultra-Fine Slate / 2. Opening / 3.
Wild Horses / 4. Like A Rolling Stone / 5. Angie / 6. Dead Flowers / 7. Live
With Me / 8. The Spider And The Fly / 9. Shine A Light / 10. Sweet Virginia
/ 11. Rip This Joint / 12. Gimme Shelter / 13. Love In Vain / 14. Street Fighting
Man / 15. Let It Bleed
●Disc 2 - STRIPPED TV - OFF AIRED US VERSION
1.
Ultra-Fine Slate / 2. Segment 1 Slate / 3. Opening / 4. Wild Horses / 5. Like
A Rolling Stone / 6. Segment 2 Slate / 7. Jingle "I'm Free" / 8. Interviews
/ 9. Angie / 10. Segment 3 Slate / 11. Jingle "I'm Free" / 12. Studio
Chat / 13. The Spider And The Fly / 14. Shine A Light / 15. Rip This Joint /
16. Segment 4 Slate / 17. Jingle "I'm Free" / 18. Gimme Shelter /
19. Love In Vain / 20. Segment 5 Slate / 21. Jingle "I'm Free" / 22.
Interviews / 23. Street Fighting Man (Long Version) / 24. Let It Bleed
IMP系列のULTRA FINEからリリースされたBlu-ray2枚組の『STRIPPED
TV SPECIAL』。
Disc1には日本で放送されたバージョン(日本語字幕付き)、そしてDisc2には米国東海岸の某編集プロ・スタジオ流出のTV放送用保管サブロールからという未放送バージョン。
インフォによると、前者は途中CMなしの放送用に全編連続して1本にまとめ上げたもの。
一方後者はCMが入れられるように5つのセグメントに分割・別編集され、セグメント前後のクロスフェイド処理がなされておらず、CM明けに"I'm
Free"のジングルが入るという作り。
前者と後者ではセグメント切り替わりクロスフェイド部分以外にも、収録曲、MCやインタビューの長短、楽曲の入り際と終わり際の処理等の差異が特徴と。
そして後者にはIMPから5月にリリースされた『THE
ESSENTIAL STRIPPED TRACKS』(IMP-HR-1003)でしか聴けない、『イントロのみならず、本編までもオフィシャルCDより長い"Street
Fighting Man"のSB音源』が動画で楽しめ、贅沢に各々1枚のBlu-rayに収めた2枚組。
ということでインフォを読むといいこと尽くしでありますが、映像はBlu-rayとはいえSDアップコンバートですので、ややざらつきがあったりシャープさに欠けるソフトな映像だったりします。
貴重な流出テープからのDisc2もちょいジェネレーションが進んでるようで、Blu-ray画質を期待するとちょい肩すかしのぼやけた感じ。
でもエアチェックテープが元のDisc1も、今までのDVDRよりは断然きれいで、何よりも『THE
ESSENTIAL STRIPPED TRACKS』でも聴かれたとおり、24bit/96KHzでアップコンバートされた音が素晴らしく生々しい。この音をスピーカーから鳴らしながら観るとほんとに素晴らしい!!
Disc2ではオフィシャルより長い"Street
Fighting Man"が収録されているのがナイス!
そして細かく観ればいろいろ違いのありそうな貴重な映像が拝めるというのはうれしいところ。
とはいえオフィシャルにブートにと続々リリースされる昨今、そこまで細かく気にして観る余裕はありませんが(笑)
いやしかしいつの日かこの『STRIPPED
TV SPECIAL』もFROM THE VAULTシリーズでオフィシャル・リリースしてほしいものです。
『
INDIANAPOLIS MOTOR SPEEDWAY 2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@Indianapolis
Motor Speedway, Indianapolis, IN. July 4, 2015
●Disc
1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's
Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. Let It
Bleed / 8. Wild Horses / 9. Bitch / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions
/ 12. Before They Make Me Run / 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler
/ 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil
/ 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with the Butler University
Chorale) / 8. Satisfaction
モナコGP、ル・マン24と並び世界3大レースと呼ばれるインディ500が開催されることでも有名なインディアナポリス・モータースピードウェイで開催されたインディアナポリス公演を収録。
モータースピードウェイのインフィールド・セクションのレーストラック内に設置された会場は80,000人収容。
フィールドはGold/Silver/Bronzeの3つのゾーンに分けられながらも、ZIP
CODEツアーでは珍しくシートのないGAスタンディング方式で、開催日はアメリカ独立記念日ということもあって、お祭り騒ぎで大盛り上がりをみせたようです。
そんなお祭り公演、この日は開演時の"The Rolling Stones"のコールをjustakissaway.rocksで当選したMegan
Woodが行うはずでした。
http://www.rollingstones.com/2015/06/16/introducing-the-rolling-stones-justakissaway-rocks-winner-announced/
ということでオープニング・ムービーが終わり、"Ladies
and getlemen"のコールの後、彼女のアナウンスによって始まるはずが、何かトラブルでも起こったのか、それとも緊張して声にならなかったのか、彼女のコールが流れず妙な間(ま)が。
すでに舞台の前方まで出て来ていたキースが「まだか?」と振り返ると、待ちきれずかいつもの"The
Rolling Stones!!"のアナウンスが。
ということでオープニングのアナウンスには妙な間が生まれています(笑)
そして"Let's
Spend The Night Together"を終えると、オープニングアクトへの謝辞を言った後、NFLのAFCチャンピオンシップゲームでのデフレートゲート疑惑のトム・ブレイディの名前を挙げ、「彼と一緒にやろうかと思ったんだけど、ちょっと空気が抜けるかと思ってやめた」なんてブラック・ジョーク。
インディアナポリスとはゆかりのないニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディの名をあげたのかは、おそらく彼がインディアナポリス・コルツのQBペイトン・マニングとライバルと称されるからなんでしょうが、反応はまぁまぁ(笑)
また、"Out
Of Control"の前にはインディ500でストーンズ仕様のマシンが走ったことも。
そしてメンバー紹介では"The
winner is, on guitar, RONNIE WOOD!"と紹介されたロニーが、インディ500の優勝者の習慣にのっとりミルクをグビグビ。こちらはウケてます(笑)
それはともかく、ストーンズはサーキットだけにオープニングから飛ばしますが、song
voteではZIP CODEツアー初登場の"Let It Bleed"!
こんなでかい会場でその曲をやるとは予想外でしたが、これがまた頼りない(笑)
ミックとロニーはよく聴こえるけど、キースがかなり手を抜いてるというかおかずギターだけでかなり自由(笑)
そんな自由なキース、"Before
They Make Me Run"の曲紹介でもベロベロのおっさんかと(笑)
そして笑いながら歌ったかと思えば、途中から気合が入ってギターも力強く!かと思えば後半なんじゃこりゃな自由奔放な展開に(笑)
続く"Happy"ではもう何じゃこりゃという"Before
They Make Me Run"とごっちゃのイントロを弾き、やり直すもそれも変で、歌も酔いどれ状態、そしてエンディングは何かとってつけたような形になりかけるも見事にハマってカッコイイ(笑)
この"Happy"こそがインディアナポリス公演のハイライトと言えるでしょう(笑)
そしてそのグダグダを引き締めるべく立ち上がったのはやはりミック。
"Midnight
Rambler"でもブレイクまでで演奏がグダグダになりかけるも、ミックは踊りまくりで引っ張る!!
が、何かツボに入ったのか、"Oh
Yeah"を笑って歌ってしまうなんてことをしながらも、ロバート・ジョンソンの"Come
On In My Kitchen"から、"You better come on in my kitchen. It's gonna
be raining outdoors"と口ずさむという変化球を入れてきてからの"Well
you heard about the Boston!"
さすがです、社長。そしてロニーが見事にそれに応えてがんばってます。
しかし演奏はやっぱりグダグダになりながらもご機嫌のキース、"Miss
You"では花道からさっそうとメイン・ステージに帰るぞという時に、観客が投げ入れたプラスチック製の帽子に足を取られて転倒してしまいます。ちょっと左手を気にしてたようですがすぐに立ち上がってましたが、大事にならずにほんとによかったです。
いやしかしその後も結構グダグダなんですが、ラストの"Satisfaction"のイントロのチャーリーはカッコイイ。
そして終演後には10,530発もの花火で独立記念日を祝福したそうな!
さて、そんなインディアナポリス公演ですが、ZIP CODEツアーでも屈指の超高音質隠密音源がネットに2つ出回り、その一方をプレスCD化したのがこちら。
こちらはそんな超高音質録音の両雄から選ばれただけあって、素晴らしくクリアで演奏も超絶ON、そして周りも騒がしくないという超高音質"EX"なんですが、ちょっと低音が薄く、ほんの僅かに定位が左寄りで音が平面的に聴こえちゃうところが惜しい。
個人的には、ギフトCDRに使われたもう一方の音源の方が音に厚みがあって好みかなぁ〜。
迷演奏も聴ける歴史的公演だけに、シトラス・ボウルのようにもう1つもプレス化されてもいいんじゃないのと思わないでもありません(笑)
ちなみにそっちは周りがにぎやかなのが惜しいところですが、こちらには入っていない怒涛の花火もちょっと入ってます。
そしてこちらもボーナスDVDRが付属し、YouTubeからのハイライト1時間ほどですが、オープニングの"JJF"を弩迫力で拝めます。
『
STICKY FINGERS LIVE 』 ZIP90028CD
SB recordings@Henry Fonda Theatre, Los Angeles, CA. May 20, 2015
1.
Sway / 2. Dead Flowers / 3. Wild Horses / 4. Sister Morphine / 5. You Gotta
Move / 6. Bitch / 7. Can't You Hear Me Knocking / 8. I Got the Blues / 9. Moonlight
Mile / 10. Brown Sugar
ほんとにいいのかと思いつつも、ハイドパーク2013に続いて出てきた激安パイレート。
今度はローリーのCDRとセットになったボーナス扱いのものではなく、タイトルもジャケも『STICKY
FINGERS LIVE』単独でのプレスCDがリリース。
ジャケやディスクにFOR
PROMOTIONAL USE ONLYとかSAMPLER DISCとプリントされているので、将来これがプロモ盤だと勘違いする人が現れないか心配です。
音は当然ながら正規版や既発盤と大きく違うようなこともなく、チャプターの切り替わりでのプリギャップもプチノイズもありません。
よく聴いてみると"Can't
You Hear Me-"の最後、"I Got The Blues"の直前の歓声がちょっとぶれてるようですが、全く問題ありません。
iTunesやGoogle
Playから購入するのは当然として、元はiTunesの圧縮音源でしょうからオフィシャルでリリースされれば用無しでしょうが、このジャケといいZIP
CODE入りといい、作りはちょっとお気に入り。
『
CARTER-FINLEY STADIUM 2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@Carter-Finley
Stadium, Raleigh, NC. July 1, 2015
●Disc
1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's
Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6. Out
Of Control / 7. Bitch / 8. Moonlight Mile / 9. Shine
A Light / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions
/ 12. Before They Make Me Run / 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler
/ 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil
/ 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with The Duke Vespers
Ensemble) / 8. Satisfaction
カンザス・シティではまったりしてたストーンズですが、翌公演のこのローリーは絶好調ストーンズ!
ミックも"Tumbling
Dice"ではファルセット風に歌ったりと好調な様子。
"Bitch"も素晴らしい。カンザス・シティから続けて聴くとなんでこんなに違うのだと(笑)
そして"Moonlight
Mile"、続いてWeb Voteの"Shine A Light"が素晴らしい。ミックはしばらくやってないけどやってみるよと。
でも2曲続けてスローナンバーとは、シャーロットによる美しいローリーのリトにあわせたような選曲。これは観たかった!!
ちなみにナッシュビルに続いてここでも"Hotter
than a monkey's bum"なんて言ってるので暑かったんでしょうね〜。
いやしかし"Midnight
Rambler"もしびれる展開で、音だけ聴いてるだけでもゾクゾクします。
ところでこの日の"Start Me Up"、イントロ一発の後に転調しちゃってますが、これはキースが悪いのではないのです。
掲示板でもYouTubeを貼って紹介しましたが、これはイントロ一発の後、チューニングが狂ったのかギターが不調で、このままいけるかと試したもののすぐにギターをエンジニアに返してしまってるのです。
キースのギターが調整されて戻ってくるまでの間、このCDでの0:30から30秒、ロニーが一人で持ちこたえてます。
ということでキースの名誉のためにも、これはキースのミラクルではないということをお知りおきください(笑)
キースはこの日は好調なのであります!"Gimme
Shelter"のイントロはこの日もなんか頼りないですけど(笑)
さてこの隠密、元音源はちょっともっさりした音だったんですが、イコライジングにより中高域が持ち上げられ、シャープな音に生まれ変わっていてナイス!
IMP系のCD-Rのローリーはソフトな音なので、聴き比べれば違いがよくわかるかと。
結果、高域がややハードでいて低域ももっさりせずに迫力もある音に仕上がっていますが、ミックのボーカルはダイレクトなONとは違って、音の向いてる方向が違うような感じ。
でも周りはさほどうるさくもなく適度な臨場感がある"EX"〜"EX-"。
そしてお馴染みのボーナスDVDR、こちらも50分ちょいのハイライト。
YouTubeにはあるんですが、"Start
Me Up"の証拠映像が入っていないのが惜しい(笑)
いやしかしチャーリーのお孫さんのシャーロットのデザインが秀逸なローリーですが、表はともかく裏ジャケでもチャーリーは見事にミックが被って写ってません(そう書いてみたかっただけ・笑)
そしてはい、ZIP
CODEである"27607"がありませんが、もういいです(笑)
『
ARROWHEAD STADIUM 2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@Arrowhead
Stadium, Kansas City, MO. June 27, 2015
●Disc
1
1. Intro / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Tumbling Dice
/ 5. Doom And Gloom / 6. Beast of Burden
(with Ed Sheeran) / 7. Kansas
City / 8. Bitch / 9. Wild Horses / 10. Street
Fighting Man / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introductions
/ 13. Before They Make Me Run / 14. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler
/ 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Jumping Jack Flash / 5. Sympathy For The
Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with the UMKC
Chamber Choir) / 8. Satisfaction
なんと62年の結成当時にはオープニングにやっていた"Kansas City"が飛び出し、それを含めて合計20曲やったのは初日のサン・ディエゴ、ナッシュビル、そしてこのカンザス・シティの3公演のみ。
ちなみにカンザス・シティはミズーリ州側とカンザス州側の2つに分かれており、市名からカンザス州側がメインとなる都市であると思われがちであるが、実際には人口が多いのも、超高層ビルが立ち並ぶダウンタウンが発展しているのもミズーリ州側である。
そのため単に「カンザスシティ」と言った場合、ほとんどはミズーリ州側を指す。by
Wikipedia(笑)
ということでEd Sheeran(その後彼の作品がどれほど売れてるかはわかりましたが、いまだにわたしは彼のことをよく知りません・笑)との"Beast
Of Burden"に"Kansas City"も、そしてオープニングもいつもの"JJF"ではなく"Start
Me Up"からで、初日以来の"Street Fighting man"も飛び出したスペシャル公演!
ということですが、演奏は結構まったりしてます(笑)
ほかの公演と比べるとあれ?という感じもしますが、そこがライブという生ものの面白いところ。
Ed
Sheeranとの"Beast Of Burden"はスペシャルチョイスでびっくらでしたが、会場というかこの録音場所であるスタンドはEd
Sheeranにそんなに沸いてもいないようで。
でも続いて"This next song used
to be a opening number of our blues club show in about 1963 or something, OK?
I'm not kidding, just a real"と言って始まったのは "Kansas City"!
こちらは場内沸いて大盛り上がり!いいですね〜こりゃ!!
でもこの音のせいなのかもですが、"Bitch"になってもあまりキースが凶暴化することもなく、結構あっさりステージは進んでるようです。
んが、"Street
Fighting Man"のイントロでついにキースON FIRE!
そして"Before They
Make Me Run"と"Happy"で元気いっぱいです、歌が(笑)
続く"Midnight
Rambler"ではいつもより深く刻んでおりますってな感じが笑える(このCDでは1:35〜41あたり・笑)
まるで酔っ払ってるのに酔ってない酔ってないと言い張って、千鳥足を踏ん張って駅に向かおうとするオヤジ風(笑)
でもって"Gimme
Shelter"のイントロはさえずりですかと。"JJF"でもよれてるしやっぱ酔っ払ってるのか?(笑)
そして寝てたと思ったら急に目を覚ましてまた飲み始める酔っ払いのごとく、そこだけ妙に頑張る"Sympathy-"のソロ(笑)
それに対してミックは超絶元気。いやぁ〜面白い(笑)
そうそう、この日は"Honky
Tonk Women"でミック、観客のスマホを手招きして受け取ったかと思えば自撮りして返してるんですよね〜!!
さてこの隠密音源、ネットに16bitだけじゃなく24bitも上がった音源ですが、録音場所は正面1階スタンド。
ということで、音像が大きかったり音圧があったりギターがONだとかいう特筆すべき特徴はありませんが、上から下まで非常にバランスよく録音されており、跳ね返りのエコーを拾ってるわけでもなく、周りも騒がしくもなく音が遠く感じるわけでもない、とてもナチュラルでクリアな"EX"サウンド。
そしてこちらにはお馴染みのボーナスDVDRがついてきて、今回は50分ほどのハイライト。
"Street
Fighting Man"のイントロのキースはすげー!あ、残念ながら"Honky Tonk
Women"での自撮りミックは未収録(笑)
それにしてもやっぱりこちらも、裏ジャケにもドコにもZIP
CODEである"64129"は記されていないようです(笑)
『
LANDING GEAR DOWN 』 DAC-156
(2CD)
SB recordings@Capital Center Arena, Largo, MD. Dec.9,
1981 +
●Disc
1(mono)
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes
Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7.
Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Going
To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden /
14. Waiting On A Friend / 15. Let It Bleed
●Disc 2(mono & stereo)
1.
You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Tumbling Dice
/ 4. She's So Cold / 5. Hang Fire / 6. Miss You / 7. Honky Tonk Women / 8. Brown
Sugar / 9. Start Me Up / 10. Jumping Jack Flash / 11. Satisfaction / 12. Star
Spangled Banner
13. Street Fighting Man* (*)Jack Murphy Stadium, San Diego,
CA. Oct.7, 1981
81ツアーの終盤12月の7、8、9日の3連荘で行われたメリーランド州はラーゴ・キャピタル・センターでの最終日を完全収録した盤がDACから。
ちなみに既発のラーゴ公演などでは気付きませんでしたが、この会場、ほんとはCapital
Center Arenaではなく、Capital Centre Arenaと表記するのが正しいようです。
さて、この日からは、かなりオーバーダブがなされていますが"Twenty
Flight Rock"と"Going To A Go Go"がオフィシャル『STILL
LIFE』に収録され、ラジオショーではその2曲に加えて"You
Can't Always Get What You Want" "She's So Cold" "Brown Sugar"
"Start Me Up"も採用されています。
そしてこの日はミキサー卓からのモノラルSB音源が流出し、DACからも『CAPITAL
CONNECTION VOL.3』(DAC-038)としてリリースされています。
その後Wolfgang's Vaultで"Hang Fire"以降の後半のみステレオSB音源が公開されたことから、前半をモノSB、後半をステレオSBという現状最良音源によって完全版に仕立てたのがこちら。
なお、そのWolfgang's
Vaultで公開された後半部分は、LHが『ANOTHER
STILL LIFE』としてリリースしています。
既発のいずれもわたくしちょいとブート中断期だったのでここでは紹介していませんでしたが、そのうち更新しなきゃと思ってるうちにWolfgangがワラワラ出てきてどうにもこうにも(苦笑)
さて本作、まずは前半のモノラルSB部分。
こちらはテープがちょっと伸びた感じのところがあって、ちょいモコモコしてるのは既発と同じですが、インフォによると「モノ・サウンドボードのパートは『CAPITAL
CONNECTION VOL.3』と同音源ながら別ジェネレーション、別コピーのマスターから新たに起こされており、若干ですが高域のコモリが改善されており、既発のようなモノへのフォールドダウンも今回は行わずよりマスター原本に忠実な音造りとなっています。」と。
ふむふむ、、、確かに超高域まで音は伸びていて高音のつぶれ具合は若干クリアになっているようですが、ぱっと聴いた感じでは既発の方が中高域が強くて明るい音に聴こえないこともありません。この辺は好みの問題かと。
また、"She's
So Cold"では冒頭で思いっきり左寄りになったりします。ということでこちらは既発とそう大きくは変わらない"EX-"〜"very
good+"。
そしてこのモノラルSBエリアで聴けるのが、キースがバンド紹介の後、Little
T&A"をすっ飛ばして"Tumbling Dice"に突入するという珍事(笑)
これはミックが最後にキースを紹介してキース・コーナーに行くべきところ、チャーリーを紹介し損ねてキースを先に紹介してしまい、キース→チャーリーと紹介してしまったことにキースがへそを曲げて自分のコーナーをすっ飛ばしたとまことしやかに言われていますが、この珍事によって本公演はキース・コーナーのない1曲少ないセットになってしまっています。
いつもステレオSB音源をほぼ全曲公開するWolgang's
Vaultなのに本公演では後半だけというのは、そんなことがあったから前半部分は廃棄させられたか封印させられてしまったのか、それとも単に失くしちゃったのか、その謎は闇の中(笑)
さてDisc2途中の"Hang
Fire"からはステレオSBへ。もう一気に世界が広がり高音質へ!!
こちらはインフォによると「ステレオ音声部分はビットレートを上げてアップロードされたアップグレード版より制作されていますので過去に他メーカーよりリリースされていたものより高音質でお楽しみいただけます」とのことで、なるほどこれは確かに『ANOTHER
STILL LIFE』とは明らかにマスターが異なる"EX+"です。
『ANOTHER
STILL LIFE』は圧縮音源特有のシンバルの濁りがありましたが、こちらはほんとにクリア!
モノラルSBとは格差が大きいために、モノラル部分の"Twenty
Flight Rock"に"Going To A Go Go"、そして"You Can't Always
Get What You Want"と"She's So Cold"はステレオのラジオショー音源での差し替えは行われていませんが、後半のこのクリアさは素晴らしい。
そしてラストにはボーナスでなんと10/7のサン・ディエゴ公演から"Street
Fighting Man"がモノラルSBで収録。
隠密の『LIGHT
UP THE TOWN』と比べるとピッチが遅いのでどっちが正しいのやらですが、音質はそれほどいいわけではありませんが貴重なSB音源。
インフォを読むと初登場っぽくは書いていないのでどこかに収録されているのかもですが、こんな音源もあったんですね。
ということでラーゴ最終日、満を持してリリースされたDAC盤はさすがDACという後半最良盤にして、貴重なボーナス付きでありました。
『
CARTER-FINLEY STADIUM 2015 』 RS150701C(2CDR+Free
Bonus CD)
aud.recordings@Carter-Finley Stadium, Raleigh, NC.
July 1, 2015
SB recordings@The Fonda Theatre, Los Angeles, CA. May 20, 2015
●Disc
1 [CD-R] (aud.recordings@Carter-Finley Stadium, Raleigh, NC. July 1, 2015)
1.
Intro S.E. / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's Spend
The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6. Out Of Control / 7. Bitch / 8. Moonlight
Mile / 9. Shine A Light / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12.
Before They Make Me Run / 13. Happy
●Disc 2 [CD-R]
1. Midnight Rambler
/ 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil
/ 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want / 8. (I Can't Get No)
Satisfaction
●Disc 3 [Free Bonus Pressed CD] (SB recordigns@The
Fonda Theatre, Los Angeles, CA. May 20, 2015)
1. Sway / 2. Dead Flowers /
3. Wild Horses / 4. Sister Morphine / 5. You Gotta Move / 6. Bitch / 7. Can't
You Hear Me Knocking / 8. I Got the Blues / 9. Moonlight Mile / 10. Brown Sugar
IMP系からいち早くリリースされたこちらですが、ローリー公演はCD-R。
インフォによると「ロージッター記録システム使用により、安易プレスを凌駕する高音質記録されたCDRにてフィジカル化」「プレス工場に納品するCDRマスターに準じたプリ・プレス・ディスク」とのことですが、所詮CDR。プレスCDが後にリリースされているのでこちらは割愛。
ボーナスCDをどこよりも早く出すためだったのか、安価で提供するためなのかはわかりませんが、プリントもそっけないCD-Rというのはやっぱり残念。
まぁCD-Rが実質Free
Bonusなんだけど名目上、ということなのかもですが。
そしてボーナスCDがFonda Theatreでのウォームアップギグを収録。
こちらがFree
Bonusということですが、iTunes Storeで電撃リリースされた『STICKY
FINGERS LIVE』をプレスCD化したパイレートです。
こちらはもちろん曲間のギャップもありません。
インフォには「中高域のトゲトゲしさを若干緩和して」と。でもあまり変わらないような気もします(笑)
パイレートということはおいといて、この『STICKY
FINGERS LIVE』、やはりスピーカーから鳴らすとたまりません。
映像は4Kで収録されているらしいですが、オフィシャルではサウンドはCDを凌ぐSACDかBlu-ray
Audioでもリリースしてくれれば嬉しいですけどねー。
ということで実質メインは『STICKY
FINGERS LIVE』というこちらでした。
そしてシャーロットによるリトの秀逸デザインがジャケのコチラ、4CD厚ケースでも『CITRUS
BOWL 2015』DXバージョンのように横に伸びたデザインになってないのは一安心。
『
LP FIELD 2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@LP
Field, Nashville, TN. June 17, 2015
●Disc
1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. You Got
Me Rocking / 5. Tumbling Dice / 6. Doom And Gloom / 7. Bitch / 8. Far
Away Eyes / 9. Wild
Horses / 10. Dead
Flowers (with Brad Paisley) / 11. Honky Tonk Women
/ 12. Band Introductions / 13. Before They Make Me Run / 14. Happy
●Disc
2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up /
5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You
Want (with The Belmont University Chorale) / 8. Satisfaction
ZIP CODEツアーの7公演目、ナッシュビルはLPフィールド公演!
自ら参戦した公演だけに、思い入れをもって聴いて長く紹介してしまうのはやむなしとご勘弁(笑)
2公演目のコロンバス公演以降、中2日で登板してきたストーンズですが、フロリダはオーランドでのあのシトラス・ボウル後は小休止で、中4日おいて行われたナッシュビル公演。
休み明けで心身ともにリフレッシュされたでしょうが、ここはナッシュビル、後に"Hotter
than monkey's bum"とミックに言わしめるほど暑いのであります。
そういったせいか、最初はちょいだれてるところもあるのがこの音源を聴いてるとよくわかります(爆)
ここナッシュビルではまず3曲目にいつもの"All
Down The Line"や"Let's Spend -"ではなく"You Got Me Rocking"が飛び出し(ADTLの方が良かったけど・笑)、続く"Tumbling
Dice"ではキースのへなちょこなイントロで始まってチャーリーも躓き気味に入り、以降はなんとか持ち直したんですが、今度はなんと終われない事態に(爆)
しかしここでも"Doom
And Gloom"でまたバンドは引き締まっていくのです。
が、唐突に始まった"Bitch"に「なんだよ"Bitch"かよー」と思ったのは内緒ですが、またキースが乱れます(笑)
それはともかくナッシュビルのスペシャルが始まったのはそこからの変化球。
"We're not just going to play to the gallery, just
because we're in the home of country music, you know?
We're not going
to play it up or anything, with big hats or pedal steel guitars anything...we're
just going to do our normal show."
"Ronnie, what you got there?
A pedal steel guitar!"
と、「ビッグハットもペダル・スチールもないからいつものショーをやるだけさ(大歓声)。ん?ロニーそれは?ペダルスチールじゃん!」
なんて小芝居をやって始まったのはなんと"Far Away Eyes"!!
ナッシュビルといえば"Dead
Flowers"だろうなぁ〜くらいに思っていたのでこのスペシャルはほんとに嬉しかった!!
そして"Far
Away Eyes"の後に唐突に"Wid Horses"。もう鳥肌もんでした。
ほんとはナッシュビル・チューニングで聞きたかったけど、ようやく涼しくなった綺麗な夜空にキースのコーラスも溶け込んでいく、素晴らしい演奏でした。
そしてオープニングアクトを務めたBrad
Paisleyが登場。
BP "Have you tried your southern accent?
MJ "I'll
try it"
BP "Hey y'all! Say that!"
MJ "Hey y'all! He
keeps telling me to say that!"
なんてやり取りで始まったのはやはり"Dead
Flowers"。50&Countingツアーでもこの組み合わせでやってるからね(笑)
でもブラッド・ペイズリー、曲が始まるとキースとロニーの間ですっかりご満悦。
ミックとの歌が始まっても後ろのコーラス用のマイクで歌っちゃうもんだからミックが「ん?」と横を見ると、キースに「あっちあっち、前で歌え(笑)」と指差されてようやく前のマイクに(笑)
いやしかしカントリーのホームタウンで観る、4本のギターがからみあう"Dead
Flowers"はよかった!
ここでもキースのコーラスがまたでかい!ギターの間奏を長くした構成になってるのに途中でキースはコーラスを歌いかけてギリでやめてたけど(笑)
そんな自由奔放なキース、"Happy"ではさらに自由に羽ばたきます(笑)
なんとエンディングが近付くと珍しく花道を前に!まさに自由奔放、スペシャルなエンディングでした(笑)
そんなナッシュビル・スペシャルでいてちょいとルーズな演奏は、キースのゴリゴリで始まる"Midnight
Rambler"から一変!!・・・のはずが、またもや乱れます(笑)
CD2の5:38あたり、予定より早くペースが落ちちゃって息切れしてしまいそうに。。。でもここはチャーリーが手綱を引き締めて前に前に!
これでようやくバンドに火が点きました(笑)
それなのに今度はいいところでチャックのキーボードからバリバリとノイズが(笑)
そして"We
first came to Nashville in 1965. It was a small village...We want to thank you
very much for coming back and seeing us all these times. Thank you!"
といい感じで始まった"Miss
You"のイントロでもバリバリー!チャックものけぞってましたが、これは音楽の神様のいたずらでしょうか(笑)
しかし後半のキースは絶好調なのであります!悪魔ではキースがわたしたちのボードを見て頭をかく照れ仕草をしてましたが(笑)
しかしミュージックシティの音楽の神様は本当にいたずら好きだったようで、"You
Can't Always Get What You Want"ではオープニングのコーラスでマイクがオフというトラブルまで!
そう、このCDでのチャプター7より前にコーラスの歌は始まっていたのです。
わたしはかすかに聴こえる生歌を聴きながら、「コーラス隊にとってはせっかくの晴れ舞台になんということ!」と冷や冷やしてました。
そんなトラブルもあったからか、ここではいつも以上にリプライズで楽しませてくれました。
んがしかし、最後の"Satisfaction"のイントロではやっぱりキースが自由奔放振りを遺憾なく発揮してくれます(笑)
でも怒涛の"Satisfaction"にはもう感動の汗と涙でありました!!
そんなこんなのナッシュビルでしたが、ツアー開幕のサンディエゴでは20曲やるも以降の公演では19曲でしたが、休み明けのこの日は20曲。
カントリーのホームにしてミュージック・シティのナッシュビル、そのナッシュビル・スペシャルな20曲でした!
さてこの音源、ちょっと音は割れ気味で周りもそこそこにぎやかですが、妙にキースのギターの音が生々しい!
"You
Got Me Rockling"や"Tumbling Dice"、"Doom And Gloom"の最後、”Gimme
Shelter"、"Brown
Sugar"の途中などで何度かマイクに何かが被ったのかオフ気味になったり、重低音でちょい割れてる"Honky
Tonk Women"の後半では前が開けたのかクリアになったりと音質は変化して"EX-"気味の"EX"〜"EX-"といったところですが、キースのギターがほんとにゴリゴリと生々しい音で録られていて、この質感にはちょい痺れます。
でも"Far
Away Eyes"とか"Dead Flowers"といった目玉曲をやる前に、近くの男が曲名を言っちゃうのがちょいうざい(笑)
ナッシュビルはもう一つの音源も出てきたので、その辺はマトリクスで消せればいいのに(笑)
いや、もう一つの音源も距離感はありますがイコライジングすればかなりいけてます。
さて、こちらにも恒例のボーナスDVDRが。ずいぶん遠くからのショットですが、見事に安定したショットで、悪魔以外の19曲が収録されています。
悪魔もYouTubeにはいろいろあがってるので、それも補填してくれればなお嬉しかったんですが、この19曲、ほんと素晴らしい映像です!
いやしかしこのナッシュビルも、裏ジャケにもどこにもZIP
CODE"37213"の記載がないのはちょい残念〜。
でも素晴らしいメモリアルでした!!
『
DEFINITIVE CITRUS BOWL 2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@Citrus
Bowl, Orlando, FL. June 12, 2015
●Disc
1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. All Down The Line / 5. Tumbling Dice / 6. Doom And Gloom / 7. Bitch / 8. Moonlight
Mile / 9. She's
So Cold / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions
/ 12. Before They Make Me Run / 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler
/ 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil
/ 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with the University
Of Central Florida Chamber Singers) / 8. Satisfaction
もう一つのシトラス・ボウル音源がこちら。
最初のも極上でしたが、この第2の音源がまた超絶極上"EX"です。
この音源、Hot LipsのボーナスBDRにも収録されているとおり、そのままだとちょっともこっとした感じに聴こえるんですが、LHのこちらではイコライジングによって一皮むけた超絶クリアに進化しています。
これがもうほんっとに素晴らしい!いうなればみかんの薄皮をはいだ缶詰みかんのような衝撃のフレッシュさ!
最初にリリースされたLHやHot
Lipsの『CITRUS
BOWL 2015』も素晴らしいサウンドでしたが、こちらはそれすら凌ぐ素晴らしさ!!
こちらはその『CITRUS
BOWL 2015』よりも低音もしっかり拾っていてかつ細かな音も綺麗に拾っており音像も大きく、超絶クリアかつ素晴らしい迫力!
逆にこちらは周りの叫び声、特に最初は左側の女性の叫び声をかなり拾ってるんですが、それがまた邪魔というよりも素晴らしい臨場感を生みだしています。
その叫び声も途中から聴こえなくなるんですが、どうしちゃったのかと心配になるほど(笑)
いやぁ〜これ以上アレコレ言うことのないほどの素晴らしさです。
これを聴きながらインディアナポリス公演にエア参戦してましたが、ほんとに素晴らしい。
それにしても"Before
They Make Me Run"、全然歌ってないですな、キース(笑)
そして悪魔でのミックの歌いだしが何か変(笑)
なお、ネットにはこの音源と最初に出た音源とをマトリクスさせた音源も出回っていて、それによって女性の歓声が薄まっていますが、この音源はこの音源でこうしてイコライジングして楽しむのがいけてるかと。
また、こちらには"She's
So Cold"のリハと本編から11曲を収録したボーナスDVDRが付属してます。
ライヴ本編のサウンドはこのサウンドに差し替えられており、これがまた素晴らしい。
というわけですが、LHのZIP
CODE TOURシリーズはいまのところ全て予約完売しちゃってるのがなんとも惜しい。
でもこの超絶音源は、このLH盤同様にイコライジングされて他からもリリースされると思います。
『
LIVE FROM THE RADIO -
PARIS 1970 』 GOLDPLATE GP-1502CD1/2
(2CD)
SB recordings@Palais Des Sports, Paris, France. Sep.22
& 23, 1970
●Disc
1 - Sep.22, 1970 - Radio Broadcast EUROPE 1
1. Radio Introduction / 2. Jumpin'
Jack Flash / 3. Roll Over Beethoven / 4. Sympathy For The Devil / 5. Stray Cat
Blues / 6. Love In Vain / 7. Dead Flowers / 8. Midnight Rambler / 9. Live With
Me / 10. Little Queenie / 11. Let It Rock / 12. Brown Sugar / 13. Honky Tonk
Women / 14. Street Fighting Man / 15. Radio Outroduction / 16. Backstage Radio
Report / 17. It's My Life Baby - Buddy Guy and Junior Wells with Eric Clapton
●Disc 2 - Sep.23, 1970 - Radio Broadcast EUROPE 1
1. Jumpin' Jack Flash
/ 2. Roll Over Beethoven / 3. Sympathy For The Devil / 4. Stray Cat Blues /
5. Love In Vain / 6. Dead Flowers / 7. Midnight Rambler / 8. Live With Me /
9. Let It Rock / 10. Little Queenie / 11. Brown Sugar / 12. Honky Tonk Women
/ 13. Street Fighting Man / 14. Sympathy For The Devil (rebroadcast) / 15. Brown
Sugar (rebroadcast)
先に紹介したミラノに続いて70欧州ツアーもの。ただしこちらはモノラルながらもラジオ放送音源。
まずはディスク1。こちらは9/22のパリ公演。
こちらは曲間や"Midnight
Rambler"の途中や曲の頭に被ってでもDJのアナウンスが入る、フランスのラジオ"EUROPE
1"で放送された音源で、リリース順に『PARIS
1970』(IMP-CD 014)、『PARIS
AFFAIR』(VGP-127)といった懐かしのCDから、2011年にMID VALLEYからリリースされた『RETURN
OF THE MARQUIS DE SADE』(MVR 511) でお馴染み。
この中ではIMPはもこもこしてるので選外として、2011年のMV盤で紹介したとおり高音はIMP<MV<VGPでしたが、その高音がちょい強めなVGP盤か、音は中間で耳あたりがいいけど、ちょい欠点もあるMV盤かという、甲乙つけがたい2枚看板でした。
そんなもう大幅向上もなさそうなこの音源をなぜに、、、と思ってあまり期待せずに聴き始めたらちょい驚きです。
今回のGOLDPLATE盤の音質はMV盤の感じに似ていながら、演奏はもう少しクリアというか既発ほどはつぶれていません。
MV盤を紹介したときは"good++"くらいとしてましたが、これは"very
good-"レベルまで向上してます。
また、オープニングのアナウンスはIMP盤がちょい長かったんですが、今回の盤はそれと同じくVGPやMVよりちょい長く、前座のBuddy
Guy & Junior Wellsにクラプトンが飛び入りした"It's My Life Baby"もMV盤同様に追加収録された最長盤。
そしてVGP盤では"JJF"の終盤で音が小さくなる箇所がありましたがそこも修正されており、さらに海賊盤事典で知った"Little
Queenie"の欠点がない!
"Little Queenie"のイントロ1分過ぎでは、VGP盤では2箇所音切れが発生しており、MVではその音切れ箇所をカットしていたために言われてみれば気がつく、ちょい音が飛んだようになっていましたが、今回のこちらにはそこに音切れがありません。
よーく聴いてみると補填しているように聴こえますが、これは芸が細かい。
ただ、"Roll
Over Beethoven"の最後の最後や"Sympathy-"の中盤や後半などでちょい音がコモリ気味になるのは既発よりはちょっと気になりますが、これは音がややクリアになったから余計に目立つのかと。
ということで劇的な向上があるわけではありませんが、9/22のパリ公演はこれが一番かと。
続いてディスク2。こちらは翌9/23のパリ公演。
この日もフランスのラジオ"EUROPE
1"で放送されましたが、この日はアナウンサーが被っていません。
そんなわけでいろいろリリースされましたが、『SOME
LIKE IT HOT!』(VGP-044 2nd Gold)が、低音が強くてややコモリ気味で一部にデジタル音が混入してるという欠点もありながらも完全版で決定盤でした。
んがこのGOLDPLATE盤、VGP盤よりすっきりした低音で、ぼやけていたギターはちょいクリアになってます。
時代を考えれば十分"EX"な、"very
good++"クラスにまで向上してるといえるでしょう。
まぁライブ本編ラストの2曲"Honky
Tonk Women"と"SFM"ではやっぱりちょい音質は落ちちゃいますが。
そして海賊盤事典に記載のある、"Little
Queenie"や"Brown Sugar"にピッという電子音が混入してることもない!
ということを先に確認してから最初からまた聴き始めると、まさかの"Stray
Cat Blues"の3分過ぎでピッと電子音が(笑)
で、VGP盤を聴きなおすとそっちにも入ってました(笑)
いやしかしこっちにも入ってるとはどういうこと?こっちはたんなるリマスター&補正盤なのかな?
また、再放送バージョンの"Sympathy-"に"Brown
Sugar"まで追加収録されています。
前者は『FROM
THE VAULT』(VGP-100)に収録されていたものと同じく4分ほどしかないもので、後者は『THE
ROYAL DRAGON』(VGP-083)に収録されていたもので、これらは再放送でちょい高音質とはいえ高音が割れ気味で、既発より向上してるわけでもありません。
まぁそれはともかく、こちらも劇的なというほどの向上ではありませんが、9/23のパリ公演の代表盤かと。
ということで、侮っててすみませんのまさかのパリ1970代表盤といった感じですが、惜しいのが裏ジャケのディスク2の曲目表記。
ショップインフォもそうですが、"Let
It Rock"と"Little Queenie"の曲順を逆転して、ディスク1と同じく"Little
Queenie"をtrk.9、"Let It Rock"をtrk.10にクレジットしちゃってます。
ディスク1からコピペしたのかもですが、代表盤たるだけにほんとに惜しい〜!!
『
STREET FIGHTING MEN IN
MILAN 』 DAC-157
(2CD)
aud.recordings@Palalido Palazzo Dello Sport, Milan,
Italy. Oct.1, 1970
●Disc
1 (1st show)
1. Jumping Jack Flash / 2. Roll Over Beethoven / 3. Sympathy
For The Devil / 4. Stray Cat Blues / 5. Love In Vain / 6. Prodigal Son / 7.
Dead Flowers / 8. Midnight Rambler / 9. Live With Me / 10. Little Queenie /
11. Brown Sugar / 12. Honky Tonk Women / 13. Street Fighting Man
●Disc 2
(2nd show)
1. Jumping Jack Flash / 2. Roll Over Beethoven / 3. Sympathy For
The Devil / 4. Stray Cat Blues / 5. Love In Vain / 6. Prodigal Son / 7. Dead
Flowers / 8. Midnight Rambler / 9. Live With Me / 10. Let It Rock / 11. Little
Queenie / 12. Brown Sugar / 13. Honky Tonk Women / 14. Street Fighting Man
(こちら、6月リリース作品ですが、レイアウトの関係で7月に格納)
世間は『STICKY
FINGERS』祭りの真っ最中ですが、そのリリース前年の1970年、オリンピック・スタジオやミックの家で後に『STICKY
FINGERS』や『EXILE
ON MAIN STREET』に収録される曲の製作を進めたストーンズは、満を持して8/30から10/9まで欧州ツアーに繰り出します。
そのツアー開始から間もない9/4には『GET
YER YA-YA'S OUT!』がリリースされ、まさにミック・テイラーを加えたストーンズの脂が乗ってきたこの1970年。
そんな70年欧州ツアーからミラノ公演2ndショーの良好音源の全長版がネットに公開されたのを機にリリースされたのがコチラ。
まずは1stショー。
こちらはアナログ時代には本作のタイトルのもとである『STREET
FIGHTING MEN IN MILAN』というブートでリリースされていましたが、そちらはなかなか見かけないレア盤。
とはいえたまに海外オークションに出てきても高騰するわけでもないんですが、なかなか出会うこともありません。
そんな貴重な音ですが、CDでは同音源をVGPが『ROLL
OVER BEETHOVEN』(VGP-261)のDisc2でリリースしていました。
今回もそちらと同音源ですが、丁寧なリマスターで大人の音に変わっています。
高域を持ち上げすぎず、超高音域はすっぱり絞って音を整え、VGP盤よりも入力レベルも低く抑えられており、VGP盤のメリハリのある音よりはウォーミーな音に仕上がっています。
ただしこの音源、曲間ではテープを止めているんですが、そのせいで"Stray
Cat Blues"に"Love In Vain"に"Live With Me"もちょい頭欠けしており、"Little
Queenie"なんてもう終わりかけの30秒ほどしか収録されておらず、これではここに未収録の"Let
It Rock"を1stショーではほんとにやらなかったのか実はやったのかもよくわからない(笑)
でもフェード処理をしていた『ROLL
OVER BEETHOVEN』よりはわずかに長く収録されていて、"Live
With Me"の頭など、いままで聴こえなかったイントロギターの一部が聴けたりもします。
音はダイレクトさには欠けたやや団子の音ですが、丁寧なレストアにより耳あたりは悪くなく、"Brown
Sugar"以降は音がこもってしまうのが難点でしたが、VGP盤よりは音が前に出てきて聴きやすくなっており、"very
good"〜"good"といったところ。
続いてDisc2の2ndショー。
こちらは元々8mmのカラー映像にかぶせられていた音が元になっており、『VINTAGE
CHAMPAIGN』(DAC-081)にそこから6曲のみが収録されて初登場していましたが、YouTubeに登場したこの映像(
https://www.youtube.com/watch?v=0AN5qpPiTHI
)で使われている音源は同一音源ながらかなり程度もよく、その音源の全長版がIORRで公開されていたのでした。
ということでその音源は今年の2月にLHから『MILAN
1970 2ND SHOW』(CD+DVDR)としてリリースされていました。
そして今回のDACのこちら。
LHよりは高域抑え目でヒスが抑えられている一方で、モノラルトランスファーにより左右のレンジが狭まり、ダイナミックさは少し後退しています。
ただしごくマイナーなドロップはなくなってたりするので、耳に優しく集中して聴く事が出来る"very
good+"。
とはいえ"Midnight Rambler"のエンディング、"Love
In Vain"に"Let
It Rock"に"Little Queenie"に"Street Fighting Man"でところどころ音がこもるところがあるのはそのままで、LHと同じく後半は"very
good-"といった感じですが、70年の演奏をこうしたサウンドで堪能できるのは嬉しい限り!
また、"Love
In Vain"のエンディングの音飛びは、こちらは別公演からの補填はせずにそのままです。
いやしかしこの70欧州ツアー、69年のセットリストとは違って"Roll
Over Beethoven"が加わっているだけでなく、リリース前ながら"Dead Flowers"に"Brown
Sugar"までも演奏している点がポイントなのはもちろん、演奏もヘヴィな69年とはまた変化を遂げており、"JJF"でのキースのハモリに"Live
With Me"でのキースのイントロといった変化はもちろん、テイラーの自由な流麗さに磨きがかかると共にボビー・キーズとジム・プライスが加わったことで、ヘヴィな縦ノリから横ノリへと移行してきている時期というのを感じる事が出来ます。
そしてこの2ndショーでの悪魔の後半でのミックのシャウト、これがやはり強烈で素晴らしい!
そしてこちら、表ジャケの裏にはアナログブートの『STREET FIGHTING MEN IN MILAN』のジャケがプリントされています。
June 2015
『
THE BOULEVARDS OF PARIS 』 DAC-158
(2CD)
SB and aud.recordings@Pavillon de Paris, Paris,
France. June 5, 1976
●Disc
1(soundboard)
1. Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. If You Can't Rock Me
- Get Off Of My Cloud / 4. Hand Of Fate / 5. Hey Negrita / 6. Ain't Too Proud
To Beg / 7. Fool To Cry / 8. Hot Stuff / 9. Angie / 10. Star Star / 11. You
Gotta Move / 12. You Can't Always Get What You Want
●Disc 2(audience)
1.
Band Introductions / 2. Happy / 3. Tumbling Dice / 4. Nothing From Nothing /
5. Outa Space / 6. Midnight Rambler / 7. It's Only Rock'n Roll / 8. Brown Sugar
/ 9. Jumping Jack Flash / 10. Street Fighting Man
2014年11月末に突如YouTubeで公開された、1976/6/5のパリ公演のオープニングから"You
Can't Always Get What You Want"の途中までというステージ前半を収録したプロショット映像をソースとしたビデオ音源に、ステージ後半部分は隠密音源にて補填し完全版に仕立てたCD2枚組。
『LOVE
YOU LIVE』にはこの6/5からは"Honky Tonk Women"、"Happy"、"You
Gotta Move"がオーバーダビングなどを経て収録されていますが、プロショット映像は全くの初登場ということで、その映像は『PARIS
1976 2ND NIGHT』(no label DVD+CD)、『LIVE
IN PARIS 1976』(GOLDPLATE GP-1501DVD1/2CD1/2)ですでにリリースされています。
2015年ブートの第1弾だったLHの『PARIS
1976 2ND NIGHT』は、そのプロショット映像からのDVDとCDで共に前半のみ収録。
GOLDPLATEの『LIVE
IN PARIS 1976』は6/6をメインに6/5も収録といった感じで、DVDはそれぞれを収録しつつ、CDは6/6と6/5のビデオ音源が収録されていましたが、面割りがぶつ切りになってるのがちょい残念でした。
さてDACのこの2CD、前半部分はそのビデオ音源からで後半は隠密音源という、ビデオ音源を使用した初めての6/5完全版仕様。
ビデオ音源からの前半は既発と同じくモノラル音源でややバランスが悪いところもあり、妙にビリー・プレストンが目立つところもありますが、音質自体は"EX"。
既発との大きな違いはありませんが、低音はやや引き締まって高音はより自然な伸びがあります。
"You
Can't Always Get What You Want"の後半からは、『LES
ROLLING STONES AUX ABBATOIRS』(VGP-241)でお馴染みの隠密に切り替わります。
こちらはボーカルの輪郭などの中高域がちょっとキンキン響くところがありましたが、そこまで吊り上げられていないナチュラルな音質になっています。
その分ややヒスノイズが前面に出てきて演奏が奥まったように聴こえますが、"very
good"なナチュラル仕上げです。
そして何よりビデオ音源を使用した初めての6/5完全版仕様ということでめでたしめでたし。
演奏はあのパリ76ということで素晴らしい!んですが、この日の"Tumbling Dice"のイントロ、失敗してやり直した後も頼りない(笑)
ちなみにタイトルは『LOVE
YOU LIVE』に採用された"Honky Tonk Women"の、ライブバージョンで披露される歌詞からで、最近ツアー名と地名といったタイトルが多い中、昔のブートの香りのするタイトル。
そしてジャケは82年に発売された懐かしの写真集『THE
ROLLING STONES IN CONCERT』の表紙から。
海外版はレイアウトがちょっと違うのでおそらく日本版からで、タイトルの位置を少し下にずらしてバランスよく配置してますね。
ちなみにLHの『PARIS
1976 2ND NIGHT』はこのミックのどアップとツアーポスターなどに使われた写真からでした。
『
25X5 - Japanese
Laser Disc Edition 』 no label (3DVD)
pro shots
from official LD
●Disc
1
1. Intro / 2. Early Days / 3. On The Rise (You Better Move On) / 4. Conquering
The U.K. (Little Red Rooster & Around And Around) / 5. First U.S. Tour (I
Just Want To Make Love To You) / 6. European Success - Bad Boys / 7. Success
In The U.S. (Time Is On My Side) / 8. Howlin' Wolf / 9. Songwriting (The Last
Time) / 10. Swinging London / 11. (I Can't Get No) Satisfaction / 12. The High
Life / 13. 19th Nervous Breakdown / 14. Have You Seen Your Mother, Baby, Standing
in the Shadow? / 15. The Girls - Make-Up Session / 16. Paint It Black
●Disc
2
1. Drug Bust / 2. Let's Spend The Night Together / 3. Brian And Morocco
/ 4. Maharishi - Our World (All You Need Is Love) / 5. Psychedelia (2000 Light
Years From Home & Jumping Jack Flash) / 6. One Plus One (Sympathy For The
Devil) / 7. Rock And Roll Circus (You Can't Always Get What You Want) / 8. Brian's
Death - Hyde Park (Honky Tonk Women) / 9. '69 Tour - Altamont (Under My Thumb)
/ 10. Ned Kelly - Performance - Memo From Turner / 11. Tax Exiles - Rolling
Stones Records / 12. '72 Tour (Happy / Midnight Rambler) / 13. Videos (Angie
/ It's Only Rock'n Roll) / 14. Woody Joins The Band / 15. Flatbed Trust Concert
(Brown Sugar) / 16. '76 Tour (Star Star) / 17. Keith's Bust - Trudeau Incident
●Disc
3
1. Studio 54 / 2. New Barbarians / 3. '81 Tour (Start Me Up / Manish Boy
with Muddy Waters / Satisfaction) / 4. Waiting On A Friend / 5. Ian Stewart's
Death / 6. One Hit (To The Body) / 7. Solo Careers (Just Another Night / Take
It So Hard) / 8. Rock And Roll Hall Of Fame / 9. Recording (Mixed Emotions)
/ 10. Marriages & Family / 11. '89 Tour Back Stage (Rock And A Hard Place)
不仲の噂で持ちきり、もうストーンズも解散かと絶望視されていた1989年、『STEEL
WHEELS』で大復活を遂げたストーンズ。
結成からその復活までの25年間を収めて1989年にオフィシャルリリースされたドキュメンタリー『25X5』のパイレートDVD。
日本盤レーザーディスク3面をそのまま3DVDに落とされています。レーザーディスク起こしだけあってかなり綺麗です。
当時はこの作品でしか見れなかった映像も多くは個別に映像化されたり、50周年には『Crossfire
Hurricane』が製作されたりもしましたが、いま見直しても素晴らしい作品です。
受験勉強からも解放され、大学生になったわたくしはこのビデオを何度も見まくり、ストーンズにどっぷりの学生時代を送ってましたが、ストーンズ結成から25年だったあれから更にもう25年が経ち、今もまだストーンズを追っかけてると思うと感慨深いものが。
それにしてもブライアンを偲んだりビルを懐かしがったりと、楽しめました。
まぁパイレートですし皆さんよくご存知でしょうから紹介もこれくらいにしておきますが、オフィシャルでBlu-rayででも再発されれば嬉しいんですけどねぇ〜。
ちなみにこれにはボーナスDVDRがついてきて、当時日本で放送された来日前のメンバーからの日本のファンへの貴重なメッセージ映像が。
ロニーの「ついに日本に行けるんで、興奮してるぜ」(ソロでは来てますが)、チャーリーの「2月に会おうぜ!」、キースの「ドームでやるのを楽しみにしているぜ!」、ビルの「ストーンズは準備万端だぜ!」の言葉に(ここまでは英語で日本語訳テロップ)、ミックの「日本に行くことととても楽しみにしてます。東京ドームで2月に会いましょう」との日本語!最後は5人揃って「ホントウニイクヨ!」の日本語挨拶には驚きました。
『
CITRUS BOWL 2015 』 Hot
Lips HL-HRCD-4004DX (2CD+1BDR)
aud.recordings@Citrus Bowl,
Orlando, FL. June 12, 2015 + (Citrus Bowl another source + Bobby Dodd Stadium,
Atlanta, GA. June 9, 2015)
●Disc
1
1. Pre-show S.E. / 2.Intro / 3. Jumpin' Jack Flash / 4. It's Only Rock'n
Roll / 5. All Down The Line / 6. Tumbling Dice / 7. Doom And Gloom / 8. Bitch
/ 9. Moonlight Mile
/ 10. She's So Cold
/ 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introductions / 13. Before They Make Me Run
/ 14. Happy / 15. Midnight Rmabler
●Disc 2
1. MC / 2. Miss You / 3. Gimme
Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You
Can't Always Get What You Want (with the University Of Central Florida Chamber
Singers) / 8. Satisfaction
+ 09. Can't
You Hear Me Knocking 10. You
Gotta Move 11. Some
Girls (aud.recordings@Bobby Dodd Stadium, Atlanta,
GA. June 9, 2015.
こちらもオーランドはシトラス・ボウルの最初に出た極上音源を2CDに収録。
同じ音源なので全部は聴いてませんが、音質はLHの『CITRUS
BOWL 2015』よりわずかに硬質でクッキリUPかつ低音がONになっててナイスな"EX"。
Disc2のラストにはアトランタのBobby Dodd Stadiumからの目玉3曲も収録と、おいしいとこどりの2CD。
ところでDisc2冒頭の"MC"なるチャプターは、"Miss
You"の前にミックが、「初めてフロリダでやったのは1964年のクリアウォーターだった。また見に来てくれてありがとう!」と言った謝辞です。
以上簡単ですが、LHのはすぐ売り切れたのでコチラもいけてます。
そしてこちらにはその2CD版だけでなく、ここで紹介するデラックス版にはさらにBD-Rがついています。
ちなみにこのデラックスバージョンのジャケは、クロコダイルのリトのデザインを横長の厚ケースジャケに合わせているので縦横比が崩れてます(笑)
それはともかくそのボーナス、Blu-ray
Audioなので取り回しは不便だったりもしますが、AVアンプから鳴らすとやわらかい味わいで鳴ってくれます。
そしてボーナスなので簡単な紹介にとどめますが、シトラス・ボウルは本作の2CDに収録されている最初に出回った音源だけでなく、こちらには一足早くシトラス・ボウルの別音源も収録されているのです。
そちらは最初に出回った音源のようなクッキリクリア系ではなく、耳あたりはちょっとモコっと感じる音ですが、このボーナスBD-Rにはそのまま収録。
ただしその別音源、後にLHからリリースされた『DEFINITIVE
CITRUS BOWL 2015』ではイコライジングによって超極上音源に生まれ変わってますので、そちらでまた紹介します。
なお、その別音源は16bit/44kHzだけでなく24bit/96kHz音源もネットには出回っていますが、このリリースインフォを読むとそこまで強調して書かれていないので、ここに収録されているのは16/44をアップコンバートしたものかもしれません。
また、このBlu-ray
AudioにはさらにアトランタのBobby Dodd Stadiumも収録され、2公演の3音源が収録されています。
『
CITRUS BOWL 2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@Citrus
Bowl, Orlando, FL. June 12, 2015
●Disc
1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. All Down The Line / 5. Tumbling Dice / 6. Doom And Gloom / 7. Bitch / 8. Moonlight
Mile / 9. She's
So Cold / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions
/ 12. Before They Make Me Run / 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler
/ 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil
/ 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with the University
Of Central Florida Chamber Singers) / 8. Satisfaction
ZIP CODEツアー6公演目、問題のオーランド公演。
なにが問題かって、このオーランドはシトラス・ボウル公演は極上音源が時間差で2つもネットに出回ってしまったのです(笑)
ということでこちらはそのネットに出回った最初の音源。
まさかこの後にまたも極上の別音源がアップされることになることは思いもしませんでしたが、そちらはおいておいてまずはこちらを。
この日のSticky祭りは"Bitch"と"Moonlight
Mile"というノーマルパターン化してきたセットリストでしたが、Voteではまさかの"She's
So Cold"!
やはり目玉はそのあたりになりますが、"IORR"ではなんかあやしくなったり、"All
Down The Line"でもちょっとばらけてたり、"Tumbling Dice"では頼りないイントロに、ぐいぐい進むミックと演奏がうまく噛んでないような感じで、最初は結構ばらついた感じも。
でもこの公演、なんと"Doom
And Gloom"からバンドが一体になっていくのです!おそるべし"Doom And
Gloom"!(笑)
いや、そうしたバンドのばらつきもストーンズらしくて好きなんですけど(笑)
そうして迎えたSticky祭りの"Bitch"に"Moonlight
Mile"、そしてまさかの"She's So Cold"、たまりません。
しかしミック、"Moonlight
Mile"の前に「ディズニーワールドに泊まってるんだよ。朝食はグーフィーと食べて、昨日はマジックキャッスルにも行ったんだ。今朝起きたらシンデレラが部屋にパンツを忘れてたよ」とか言って、ロマンチックな"Moonlight
Mile"の曲紹介もニヤニヤ(笑)
いやしかしそんなことより、この公演はやっぱこの極上音源で聴けるってのが嬉しいところ。
演奏もONでクッキリクリア、低音はやや弱めですが上から下までしっかり拾って、周りも静かという素晴らしいクリアネスを誇る文句なしの"EX"!!
オープンエアーでの極上音源、ほんっとにたまりません!
シトラス・ボウルはこの音源こそ決定版!というかZIP
CODE TOURの代表音源!!
と言いたいところでしたが、、、、テイストは異なれどもまさかさらなる極上音源がもう一つ出てくるとは!(続く・笑)
『
BOBBY DODD STADIUM 2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@Bobby
Dodd Stadium, Atlanta, GA. June 9, 2015
●Disc
1
1. Intro / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. All Down The
Line / 5. Tumbling Dice / 6. Doom And Gloom / 7. Can't
You Hear Me Knocking / 8. You
Gotta Move / 9. Some
Girls / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions
/ 12. Before They Make Me Run / 13. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler
/ 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Jumping Jack Flash / 5. Sympathy For The
Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with The Emory
University Concert Choir) / 8. Satisfaction
ZIP CODEツアー5公演目のアトランタ公演。
空模様が怪しかったこの日ですが、キースが開場前に杖の舞をやって雨雲を退けてる姿がtwitterでも見られました。
そんなアトランタ公演ですが、珍しく"Start
Me Up"から始まり、Sticky祭りは"Can't You Hear Me Knocking"になんと"You
Gotta Move"というレア・チューン、さらにはVoteは"Some Girls"が飛び出した公演であります。
"You
Gotta Move"なんてウォームアップ・ギグを除けば、今のところこのアトランタでしか演奏されていません!
"Can't
You Hear Me Knocking"ではロニーとカール・デンセンが見事にリード。
そして続く"You
Gotta Move"ではキースはマーティンの12弦ギター!最近あまり12弦を弾かなくなってたからうれしいぞ!!
くぁ〜この曲は観てみたかった!!
そして久々の"Some
Girls"はあら?って感じですが(笑)
いやしかしこのアトランタ公演、ついついこの辺りばかりリピート再生しちゃいます(笑)
そんなアトランタ公演、オープニングSEからするとちょっと遠いのかな?と感じますが、演奏が始まるとかなりONになるこの音源、Lower
Field Levelのsection 114で録音されてネットに広まったもの。
とはいえ本作はそのままの音ではなく、最初に聴こえた拍手の感じからも音が調整されて演奏がよりクリアになっているのがわかります。
音は少し粗くて、いわゆるダイレクト感のあるクリアネスな音とはちょっと違いますが、演奏は大きくとらえられており、観客の興奮も適度に伝わってくる臨場感のある隠密録音で"EX"〜"EX-"。
こちらにも恒例のボーナスDVDRが付属し、今回はハイライトで1時間弱と短めですが、目玉3曲はしっかり安定ショットで収録されていて、嬉しいボーナス。
『
OHIO STADIUM 2015 』 Hot
Lips HL-HRCD-4003DX (2CD+1BDR)
aud.recordings@Ohio Stadium, Columbus, OH. May 30, 2015 + (Petco
Park, San Diego, CA. May 24, 2015 + AT&T Stadium, Arlington, TX.
June 6, 2015)
●Disc 1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4.
Let's Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6. Doom And Gloom / 7. Bitch
/ 8. Wild Horses / 9. Hang On Sloopy / 10. Paint It Black / 11. Honky Tonk Women
/ 12. Band Introductions / 13. Before They Make Me Run / 14. Happy
●Disc
2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up /
5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You
Want (with Ohio University Singers) / 8. Satisfaction
IMP系のHot Lipsからも、ZIP CODEツアー2公演目のコロンバス公演がリリース。
こちらも先に紹介したLHの『OHIO
STADIUM 2015』と同一音源で、ほんの僅かに左寄りなのは同じですが、こちらの方が入力レベルは大きく、僅かに中低域が厚い"EX"〜"EX-"です。
ということでLHの『OHIO
STADIUM 2015』はもう売り切れていますが、その後リリースされたこちらもいけてます。
コロンバスについてはLH盤で紹介したばかりですし、これ以上紹介する内容がありません(笑)
ところでHot
Lipsからはこのコロンバス公演だけの2CDバージョンもリリースされていますが、こちらで紹介しているのはコロンバス公演の2CDだけでなく、このコロンバス公演に加えて、初日のサンディエゴ公演と4公演目のアーリントン公演の合計3公演の隠密完全版を収録したBlu-ray
Audioが付属するデラックスバージョン。
そのBlu-ray Audioはボーナスということで詳しくは省きますが、サンディエゴ公演のPetco
Parkもアーリントン公演のAT&T Stadiumも共にネットに上がった音源。
このボーナスBlu-ray
Audio、全部は聴いていませんがいずれも24bit/96KHzに仕立てられています。でも元は24bit/96KHzではないので、アップコンバートのおかげで音質が向上して聴こえるわけではないと思いますが、ネットから落としたそのままの音よりは聴きやすくなっています。
サンディエゴ公演はLHの『PETCO
PARK 2015』よりは劣る音ですが、オリジナルよりはクッキリとした音に仕上げられています。
また、今のところ他レーベルからもCD化はされていないアーリントン公演は、この音であればエコーがきつくてちょっとお風呂状態なのでうまく加工しないと厳しいのかもしれませんが、オリジナルよりは演奏を大きく捉えた音になっています。
『
OHIO STADIUM 2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@Ohio Stadium, Columbus, OH. May 30, 2015
●Disc 1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Tumbling Dice / 6. Doom And Gloom / 7. Bitch / 8. Wild Horses / 9. Hang On Sloopy / 10. Paint It Black / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introductions / 13. Before They Make Me Run / 14. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Ohio University Singers) / 8. Satisfaction
ZIP CODEツアー2公演目、オハイオはコロンバスでのオハイオ・スタジアム。
2公演目ですが、LAでのウォームアップ・ギグ、そしてツアー初日後のシークレット・ギグを含めると4公演目でもあります。
この公演以降、結構良好な隠密録音がネット上には出回り、こちらもそのネットに出回った音源から。
この日もストーンズは絶好調。ずっこけストーンズじゃない(笑)
初日と違う構成はまず3曲目に"Let's Spend The Night Together"が飛び出し、「149年前に録音したと思う」と紹介した『STICKY FINGERS』コーナーでは初日と同じ"Bitch"と、もう1曲は初日とは違って"Wild Horses"が登場。
貴重な『STICKY FINGERS』コーナーで"Bitch"とは損したような気もしますが、これがまた素晴らしい演奏!中盤キースが爆発して見事!
そして"Wild Horses"が終わり、この日は日本は日曜日でエア参戦してましたが、もう『STICKY FINGERS』コーナーは終わりかと思って飛び出したのは"Hang On Sloopy"!
"Hang On Sloopy"はオハイオ州とオハイオ州立大学の公式ロックソングでもあります!
1966年のオランピアでちょろっとやって以来ですが、今回は"O.H.I.O"の大合唱で大盛り上がり(笑)
そしてこの"O.H.I.O"ネタはメンバー紹介の前にもう一度登場するのでした(笑)
Voteの"Paint It Black"、さらに"Honky Tonk Women"も終え、ミックは「I know you're a very noisy crowd here in Columbus. But apparently if I say these two special letters, something will happen. So I gotta try... "M.I"(boo). Oh sorry, sorry! "O.H!"」ときて観客が"I! O!"と大歓声という、掛け合い漫才(笑)
そして"Midnight Rambler"ではハープも冴え渡るミックが途中で"You Gotta Move"を口ずさむという、乗りに乗った演奏。
いやぁ〜コロンバスも熱かった!!
そんなツアー2日目ですが(どんなだ)、このネットに上がった隠密録音はロニー側のフロアから録音されたもので、低音も厚く周りもうるさくないかなりの良好音源。
本作ではその音源の中高域を少し持ち上げて、よりくっきり聞きやすくなっています。
ただし音の定位はもともと少し左寄りでしたがそこはそのままなので、そこも調整されていればといった感じの"EX"〜"EX-"。
また、この音はかなりの良好音源ということでHot Lipsからもリリースされています。
そしてこちらには恒例のYouTubeからのDVDRがついてきて、そちらは完全収録ではありませんがサウンドはこの音に差し替えられており、映像も楽しめます。
ちなみにこのコロンバス公演、ネットにはYouTubeからではない独自映像の完全版が出回っています。
『
PETCO PARK 2015 』 no label (2CD)
aud.recordings@Petco Park, San Diego, CA. May 24, 2015
●Disc 1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. All Down The Line / 5. Tumbling Dice / 6. Doom And Gloom / 7.
Bitch (with Gary Clarke Jr)
/ 8.
Moonlight Mile
/ 9.
Can't You Hear Me Knocking
/ 10.
Street Fighting Man
/ 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introductions / 13.
Slipping Away
/ 14. Before They Make Me Run
●Disc 2
1. Midnight Rambler / 2. Miss You / 3. Gimme Shelter / 4. Start Me Up / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want (with Bob Cole Conservatory Choir) / 8. Satisfaction
2014年末から半年の休暇を経て、2015年のストーンズは5月から7月にかけて15の中都市を回るZIP CODEツアーを敢行し、現在そのツアー真っ最中。
その2015年開幕戦となるZIP CODEツアー初日、サンディゴはペトコパーク公演がLHから独自音源でリリース。
さて、6月初旬にデラックス再発となる『STICKY FINGERS』のジャケのZipperと、中都市を回ることから郵便番号であるZIP CODEをもじったこのツアー、やはり初日は何をやるのかと世界中のファンの期待が!ツアーに先駆けて行われたLAでのウォームアップギグでは『STICKY FINGERS』から全曲披露したこともあり、期待はますます高まり、わたしもほんとはこの初日に行きたかったんですが、仕事の都合でやむなく日本でのお留守番組。
そうして世界中から注目を集めた開幕戦、ステージセットは14 On Fire欧州のステージに屋根がついたくらいの違いで、オープニングムービーこそ変わりましたが、セットリストは期待された『STICKY FINGERS』からのお披露目は3曲ほどで、後半は昨年からの流れとまるっきり同じでしたが、さすがは初日、"Bitch"はGary Clarke Jrと、そして"Moonlight Mile"と"Can't You Hear Me Knocking"の長尺物をやり、さらに全20曲というのはいまのところこの初日とナッシュビルだけという、初日スペシャル。
それにしてもこのサンディエゴ、とてもツアー初日とは思えない素晴らしい演奏を繰り広げています!
見事な疾走感の"JJF"でオープニングから突っ走り、いろいろと問題の起こりがちな"Doom And Gloom"も見事。
"Moonlight Mile"では、チャーリーがマレットを使っているのはNo Securityツアーと同じですが、ミックのギターの違いも大きく、よりオリエンタルな音色を奏でているのは素晴らしい。
ここにもう一人のミック、ミック・テイラーがいればと思うけど、それは仕方ない。
ボビーのいない"Can't You Hear Me Knocking"は、カール・デンソンによる新たな味付けが加わっています。
キース・コーナーはいまのところこの初日のみ"Slipping Away"が登場。
でもStickyでのスローな流れにまた戻るようなセットはやっぱりと思い直したのか、翌公演からは"Before They Make Me Run"と"Happy"に。
んがこの日は2曲目の"Before They Make Me Run"をやるところ、"Can't Be Seen with you"と言いながら"Happy"のようなイントロを弾いて間違いに気付いてストップ(笑)
やってくれました、本人もゲラゲラのやり直しであります(笑)
そんなこともありましたが後半もだれることなく特にミックが絶好調。70歳を越えてツアー初日にしてこの素晴らしさ、圧巻です。
そして後半もだれることなく特にミックが絶好調。70歳を越えてツアー初日にしてこの素晴らしさ、圧巻です。
"Brown Sugar"のキースが頼りない感じに聴こえますが、映像を見る限り上機嫌です(笑)
さてこの隠密音源、軽くエコーがかかっていますが、そのエコーがまた絶妙で、オープンエアーならではの音の抜けの良さを味わえると共に、やや音は粗く低音に厚みは感じないもののなかなかバランスもよく、少し距離感はありますが、ネットに出回った他の音よりも素晴らしい"EX-"です。
周りの歓声などは静かでたまにチャットを拾う程度ですが、興ざめな日本語ではなく英語なのは一安心。
ただ、"Moonlight Mile"が始まる前に"No speaking English?"とかあれこれ声が入ってて、隣の人からからまれてるのか?という聴いてて冷や冷やする場面もありましたが、そのからみも無事乗り切って一安心(笑)
あとこちらには恒例のYouTubeからの映像をチョイスしたDVDRがついてきて、映像も楽しめるのがナイス。
ところでこちらももう完売で、その後もリリース告知がされるや予約完売を続けるLHのZIP CODEツアーシリーズですが、ZIP CODEということからか、タイトルはいままでの地名ではなく会場名になってるんですね。会場名に慣れていないとちょっとわかりにくいですが、ZIP CODEツアーだけにSan Diego 92101とかZIP CODEもどこかに入れてくれれば面白いのに〜。
『
BRUSSELS AFFAIR QUADRAPHONICS 』 LESMORE MEDIA WORKS (1BDR-Audio)
SB recordings@Pre FM Master Reel KBFH. Foret National, Brussels, Belgium. Oct.17, 1973 (1st show)
73欧州コーナーに移設
『
THE LOST HANDSOME GIRLS 』 no label (1CD)
SB recordings@1978
1. Introduction / 2. Let It Rock / 3. All Down The Line / 4. Honky Tonk Women / 5. Star Star / 6. When The Whip Comes Down / 7. Lies / 8. Miss You / 9. Beast Of Burden / 10. Just My Imagination / 11. Shattered / 12. Love In Vain / 13. Support Member Introductions / 14. Tumbling Dice / 15. Happy / 16. Brown Sugar / 17. Jumping Jack Flash / 18. Hound Dog
[Track 1, 16-18] Rupp Arena, Lexington, KY. June 29,1978
[Track 2-12] Masonic Temple Auditorium, Detroit, MI. July 6, 1978
[Track 13-15] Sam Houston Coliseum, Houston, TX. July 19, 1978
タイトルが語るとおり、TSPの誇る名盤『HANDSOME GIRLS』に未収録のテイクを収録した作品のリマスター盤。
オリジナルの『HOUND DOG - The Lost Handsome Girls』は、ちょいブート断ち期の6年ほど前にリリースされていて、わたしも発売からしばらく経ってから買いましたが、ここでは紹介してないままでした。
さてこちら、オープニングは『JUST ANOTHER GIG』(MAG901401)などで聴けたレキシントンでのオープニング。
そしてTrack 2-12の"Let It Rock"から"Love In Vain"は、Wolfgang's Vaultで公開されたデトロイト公演から。
デトロイト公演からはラジオショーでも6曲放送され、 オフィシャル『SUCKING IN THE '70s』には"When The Whip Comes Down"が収録されていますが、Wolfgang's Vaultで公開されたこちらはその放送ミックスの前のラフミックス。
このWolfgang's Vault音源は当時いろいろリリースされましたが、LHのオリジナルではその公開音源では濁り気味で妙に浮いて目立っていたシンバルを緩和した音に調整されており、今回も同様にシンバルが浮かないように調整されていますが、シンバルの濁りはより丁寧に緩和されていて、より自然な音になっています。
また、オリジナルではほんの僅かに右に寄っていた定位が今回はセンターに調整されており、低音もクリアでシャープになってオリジナルと比べるとよりくっきりしたサウンドになっており、"EX(-)"から"EX"に昇格といった感じ。
さらにインフォにあるとおり、"Honky Tonk Women"の間奏に突入したところで混入していたノイズも除去されています。
Track13-17の"Support Member Introductions"から"Jumping Jack Flash"はラジオショーで放送されながらもTSPの『HANDSOME GIRLS』には収録されなかったテイク。
この"Tumbling Dice"は、構成を間違えたミックが発した放送禁止用語がピーで消されてる有名なやつ(笑)
これはTSPのコピーに水増しした『HANDSOME GIRLS』(DL030-33)にも収録されており、そのピーは今回も残ったままですが、それよりも断然クリアな"EX"。
また、既発音源では2分付近で音揺れがあるものがありましたが、そこはちょっとノイズはあるものの音揺れ自体は解消されています。
後半、ミックが歌っていないところでも"You got to ROLL ME"のフレーズに合わせて会場が歓声で盛り上がっている様子が遠くに聞こえるところが素晴らしい!!
また、オリジナルに比べると前半部分との音量調整がなされたとインフォにありますが、低音がよりクリアになっており、ベースが気持ちいい!!
いやぁ〜このリマスター、なかなか素晴らしい!
ラストはオリジナルのメインタイトルであった6/29レキシントン公演の"Hound Dog"。
78ツアーでは2回しか演奏されなかったレア曲ながらも、6/28メンフィス公演のテイクがラジオショーで放送されたためそちらが有名ですが、こちらは何とオリジナルの『HOUND DOG - The Lost Handsome Girls』で初登場したレキシントン公演のSB音源。
こちらはモノラルで音質もがくんと落ちちゃいますが、いまだレア音源であることには変わりません。
ということで78裏通りといった感じながらもラフ&ワイルドを堪能できるこちら、単なる再発ではない丁寧な復刻でかなり楽しめました!
でもこちらも予約完売してしまってますね〜。
May 2015
『
CAN'T FIND LOVE 』 DAC-159 (2CD)
SB studio recordings
●Disc 1
1. Neighbours / 2. Let's Go Steady Again / 3. Indian Girl / 4. Emotional Rescue / 5. No Use In Crying / 6. I Think I'm Going Mad / 7. Where The Boys Go / 8. Summer Romance / 9. We Had It All / 10. All I Have To Do Is Dream (false start) / 11. All I Have To Do Is Dream (full take) / 12. Piano Fragment /13. Tried To Talk Her Into It / 14. Keep It Cool / 15. Can't Find Love #1 / 16. Can't Find Love #2 / 17. Eliza / 18. High School Girl / 19. Stop That / 20. Undercover Of The Night / 21. She Was Hot
●Disc 2
1. Keep It Cool (Long Version) / 2. Loving You Is Sweeter Than Ever / 3. Talk Is Cheap / 4. What Am I Supposed To Do / 5. Stick It Where It Hurts / 6. Can't Cut The Mustard #1 / 7. Can't Cut The Mustard #2 / 8. Can't Cut The Mustard #3 (fragment) / 9. Victor Hugo / 10. Beside You
ネットに登場するや騒然となった『FOXES IN THE BOXES』VOL.1-3。
LHからは速攻『FOXES IN THE BOXES VOL.1&2』と『FOXES IN THE BOXES VOL.3』でリリースされて既に完売し、続いてIMP系のHOT LIPSからも『FOXES IN THE BOXES』Vol.1-3の収録曲を製作年代順に並び替えてボーナスを1曲加えた『THE STUDIO JOINT 1979-1985』がリリースされましたが、今回はDAC版のその『FOXES IN THE BOXES』VOL.1-3。
この曲順はLHのようなオリジナルの『FOXES IN THE BOXES』の順番とは異なり、HOT LIPSのような製作順ともちょっと違うという変わった順番。
エモレス関連のアウトテイクもエモレスに収録されている曲順でもないし、ある程度製作順を意識しているようですが、果たしてこれはどういう順番なのやら。
音質は元々素晴らしかったので既発との違いはあまりありませんが、ノイズ成分が乗ってる超超高音域が既発よりも絞られてるようで聴きやすくなっています。
中身についてはLHやHOT LIPS盤で既に書いたので省きますが、素晴らしいアウトテイクです。
それにしてもなんといっても秀逸なのがこのジャケ!!
高価な写真集に掲載されていたものですが、素晴らしいですね〜。
『JAMMING WITH STU』(VGP-240)との兄弟ジャケであります。タイトル表記も同じですね!
でも一つだけ残念なのは、裏ジャケの曲目表記で"Talk Is Cheap"を"Talk Is Cheep"と珍しくスペルミスがあるところ。
ラストにDACオリジナルで追加されている"Beside You"は、先日GW中にもしかしたらと書いたとおり、やはり別名"I Can't See Nobody"で、このYouTubeよりも僅かにピッチを速く修正されたものでした。
ということで既にLHやHOT LIPSに遅れてのリリースですが、少しマイルドで耳に優しいDAC盤でありました。
『
BEGGARS BANQUET 』 (UK ORIGINAL MONO LP) no label (1CD)
from UK Original MONO LP
1. Sympathy For The Devil / 2. No Expectations / 3. Dear Doctor / 4. Parachute Woman / 5. Jigsaw Puzzle / 6. Street Fighting Man / 7. Prodigal Son / 8. Stray Cat Blues / 9. Factory Girl / 10. Salt Of The Earth
オフィシャルではいまやステレオでしかリリースされない名作『BEGGARS BANQUET』、そのUKオリジナルMONO盤の初回プレスから復刻したというCD。
MONO盤『BEGGARS BANQUET』については"sympathy for the vinyl"コーナーにも紹介していますので、"Sympathy For The Devil"のMONOミックスやピッチの違いとか、"Jigsaw Puzzle"のド迫力とかあれこれは省きますが、マト4A/2Aの極上盤から起こされたというこのCD、なんというかいわゆるパイレート盤ですが素晴らしい音です。
プチパチといったノイズは皆無、そして鮮度も素晴らしくデタリオレーションを感じさせないフレッシュな音。
元のアナログの程度がよほどよくてデジタル化にあたってもかなりの機材を使っているのか、一聴してこの音には驚きました。
とはいえMONO盤の魅力はやっぱりオリジナルアナログでこそと思いますが、MONO盤初回プレスの魅力を手軽に感じてみるには便利な一枚。
ちなみにこちらのタイトルももう売り切れているようです。
また、こちらには同じくUKオリジナルLPのステレオ盤1K/1Kから復刻したボーナスCDRがついてきます。
そちらはMONO盤ほどの衝撃は受けませんでしたが、やはりナチュラルで現行オフィシャルCDとは一味違った味わいを楽しめました。
『
OAKLAND 1994 』 no label (10CD)
aud.recordings@Alameda County Coliseum, Oakland, CA. Oct.26, 28, 29 and 31, 1994
SB recordings@@Alameda County Coliseum, Oakland, CA. Oct.31, 1994
●aud.recordings@Alameda County Coliseum, Oakland, CA. Oct.26, 1994
・Disc 1
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. Shattered / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Beast Of Burden / 10. Out Of Tears / 11. Doo Doo Doo Doo Doo / 12. Love Is Strong / 13. It's All Over Now / 14. I Go Wild
・Disc 2
1. Miss You / 2. Band Introductions / 3. Honky Tonk Women / 4. Before They Make Me Run / 5. The Worst / 6. Sympathy For The Devil / 7. Monkey Man / 8. Street Fighting Man / 9. Start Me Up / 10. It's Only Rock'n Roll / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash
●aud.recordings@Alameda County Coliseum, Oakland, CA. Oct.28, 1994
・Disc 3
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. Shattered / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Beast Of Burden / 10.
Wild Horses
/ 11. Doo Doo Doo Doo Doo / 12. Love Is Strong / 13. It's All Over Now / 14. I Go Wild
・Disc 4
1. Miss You / 2. Band Introductions / 3. Honky Tonk Women / 4. Happy / 5. The Worst / 6. Sympathy For The Devil / 7. Monkey Man / 8. Street Fighting Man / 9. Start Me Up / 10. It's Only Rock'n Roll / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash
●aud.recordings@Alameda County Coliseum, Oakland, CA. Oct.29, 1994
・Disc 5
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. Shattered / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Beast Of Burden / 10.
Memory Motel
/ 11.
All Down The Line
/ 12. Love Is Strong / 13. It's All Over Now / 14. I Go Wild
・Disc 6
1. Miss You / 2. Band Introductions / 3. Honky Tonk Women / 4. Before They Make Me Run / 5. The Worst / 6. Sympathy For The Devil / 7. Monkey Man / 8. Street Fighting Man / 9. Start Me Up / 10. It's Only Rock'n Roll / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash
●aud.recordings@Alameda County Coliseum, Oakland, CA. Oct.31, 1994 [Disc 7/8]
●SB recordings@Alameda County Coliseum, Oakland, CA. Oct.31, 1994 [Disc 9/10]
・Disc 7/9
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. Shattered / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Beast Of Burden / 10. Out Of Tears / 11. Doo Doo Doo Doo Doo / 12. Love Is Strong / 13. It's All Over Now / 14. I Go Wild
・Disc 8/10
1. Miss You / 2. Band Introductions / 3. Honky Tonk Women / 4. Before They Make Me Run / 5. The Worst / 6. Sympathy For The Devil / 7. Monkey Man / 8. Street Fighting Man / 9. Start Me Up / 10. It's Only Rock'n Roll / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash
初来日公演8CD BOXがリリースされた後はストーンズのブツはしばらく休みかと思われていたのに、4月末日に投下されたまさかの10CD BOX。
今度は気付けばもう20年以上前のVoodoo Lounge北米ツアーから。
1994/8/1から12/18まで続いたVoodoo Lounge北米ツアーの中盤、カリフォルニアはオークランドでは10/26-28-29-31の4公演が行われましたが、こちらはその全4公演の完全初登場の隠密音源8CDに、スクリーンビデオが流出した最終公演のSB音源の2CDを加えた計10CD。
最終日以外は音自体ブート初登場で、ハロウィンの最終日はスクリーン映像落としのSBブートが出ていましたが、左右逆転やらほとんどモノラルだった公演であります。
さてこの10CD BOX、中身は厚ケースが2つでそれぞれ6CDと4CDが収納されています。上のジャケ写は左から順にBOX、厚ケース2つ。
それにしてもこのボリューム!最近ちょっと忙しかったり現役ストーンズ祭りが開幕したり、あれこれアナログが届く中、集中して聴く時間がなかなかとれず、全部聴くのがすっかり遅くなりました。
そんなこんなでこちらはもう売り切れてますが、まずは初日。
時折右chにジリジリとノイズが入って、音の広がりはちょい狭いものの、音像は大きく周りもさほど騒がしくもないかなり良好な隠密。
Voodoo Loungeツアーでは多くの隠密音源がブート化されましたが、これほどの音源がトレーダー間にも回らず眠っていたとは!
時代を考えれば十分"EX-"、聴いているうちにすっかり"EX"に感じるナイスな音質。
それにしてもストーンズ、このオークランド4公演、えらく気合入ってます!
初日で気合が乗りすぎてるのか、オープニングの"Not Fade Away"の歌いだしでミックがいきなり外しますが、続く"Tumbling Dice"でも流すことなく力の入った演奏!
そして"Beast Of Burden"ではミックが2番に入り損ねた上に構成がずれて乱れちゃいますが、そこはご愛嬌、ミックの"one, two"ですんなり元に戻るのはさすが(笑)
ちなみにこの"Before They Make Me Run"の"only a crowd"は1回で、2番も結構原曲に忠実に歌ってますが歌いにくそうです。
そして"The Worst"の前にフラメンコ風にちょろっと流して、"The Worst"を弾き始めたと思ったらイントロをやり直すという(笑)
さらに"Monkey Man"でのイントロではどうもキースのギターからの音の出が悪かったようで、LICKS大阪の激突を思い起こさせます(笑)
そしてラストの"JJF"も熱い!素晴らしき音で聴かせてくれる初日でした!
続いて2日目。
この日はブート初登場。でもちょっと定位が左寄りでちょっと重心低めの録音。
マイクの前が何かにさえぎられているような感じでちょっとダイレクト感はありませんが、聴き進めると気にならないナチュラルな音質。
でも周りがちょっと騒がしいところもあったりもして、総合的には"very good++"といった感じ。
聴き進めると"EX-"に聴こえてきますので、そんなに悪いわけでもありませんが、初日に比べるとやはりランクが下がります。
でも初のブート化ということで貴重な音であります。
しかーし、初日と比べると明らかにこの日は流してる感が、、、特に最初の方はだれてて"Shattered"も変だぞ(笑)
"Rocks Off"あたりでエンジンが暖まってきた感じ。
そして"Beast Of Burden"を終えると日替わりソング・コーナー。ミックが"sad songs is all we know"と。
T.O.T.A.での"Sad songs is all I know"を思い出させる台詞の後に始まるのはそう、"Wild Horses"。もうそのMCだけで泣けてきます(笑)
そしてこの日は"JJF"エンディングからしばらくしてからも上がる花火にBGMの"Farafina"とお帰りアナウンスまで収録。
そして3日目。こちらもブート初登場。
この日は2日目よりは音が開けて定位も中央付近に。とはいえちょっとダイレクト感は弱いですが、昔よくあったペラペラの音ではなくナチュラルでいて腰もあります。
"Miss You"の途中で急に音が開けるときがありますが残念ながらそのままは続かず、逆に"Start Me Up"では急にこもったりもします。
でも周りも騒がしくなく、たまに音が揺らいだりしますが"EX--〜very good+"。
この3日目は2日目よりしっかりと演奏しており、"Memory Motel"に"All Down The Line"が登場。
んがしかし、どうしても初日のような気合が入ってないのか、どちらもちょっと怪しいところがあったり。
そして"JJF"ですらチャーリーが一瞬乱れてあやうかったりもして、ちょっと冷や冷やします(笑)
終演後はバリバリの日本語入り。
最後に最終日。ハロウィンのこの日はロニーが赤い角をつけて登場し、ミックが途中で観客にお菓子をまいてました。
この日はスクリーンビデオが流出しましたが、まずはその隠密から。この日の隠密は初登場。
日本人団体の歓喜の声で開幕し、3日目の終演後と合わせてここは本当にオークランドなのか?と(笑)
定位はこの日もやや左寄りですが、ロニー側なんでしょう、ミックが動けばにぎやかになり、マイクもやや不安定になったり。
そしてこの日は女性の歓声など、臨場感バリバリで、音もちょっと割れる手前でクリアさはちょっと劣る"very good+"。
でもこれをいまいち臨場感の無いスクリーン落としのSB音源とマトリクスに仕立てたら面白いかも。もちろん日本語が聴こえるところは絞って(笑)
さて、そんなこんなでようやくDisc9まで到達。いよいよスクリーン落としのステレオSB音源です。
このスクリーンビデオからのブートCDは、音質は良好で代表盤ながらもステージmixなる左右のchが逆の『VOODOO AT HALLOWEEN』(ML 9512/13)に、ほとんどモノラルで僅かにふんずまりの『ALL HALLOW'S EVE』(TSP-CD-195-2)などがありましたが、今回初めて左右がちゃんとした音でリリース。
今回のDisc9/10は音質はその『VOODOO AT HALLOWEEN』と変わらず、左右を逆転させた作り。
したがってちょっと粗くてシャリっとした感じは変わりませんが、良好ステレオSBの"EX"。
ただし歓声などはほとんど入ってないので臨場感には乏しい音です。
でもキースとハイハットがちゃんと右から鳴るという、ようやく左右があったSB音源で聴けるのは一安心。
この日は"You Got Me Rocking"でロニーがエンディングで弾くフレーズを先に弾いちゃって、エンディングではちょい変化球(笑)
そして"Out Of Tears"では過去盤同様本作も変な音が途中で入っていますが、Disc7の隠密ではちょうどその辺は騒がしいのですがその音は聴こえないので、会場では鳴らなかったことがこれではっきり確認できました。
しかしこの音源、キースのギターがはっきりくっきり聴こえるのがうれしい。
このVoodoo Loungeツアーはギターバンドに戻った感じでいいすねぇ〜。
しかし隠密で聴いてもSBで聴いても、この10CD BOXの目玉はやっぱり初日かと思わずにはおれません。
ということでこちら、10CDというボリュームは聴くのも大変ですが、初登場隠密の中でも初日が白眉、そして最終日のSB音源は新たな代表盤の登場といったところ。
『
THE STUDIO JOINT 1979-1985 』 HOT LIPS LCD-5001(2CD)
SB studio recordings
●Disc 1 - Soundboard Studio Recordings 1979-1982
1. Let's Go Steady Again / 2. I Think I'm Going Mad
<Compass Point Studios 1979>
3. Neighbors / 4. No Use In Crying / 5. Emotional Rescue (Early Long Version) / 6. Indian Girl / 7. Where The Boys Go (Long Version) / 8. Summer Romance / 9. We Had It All / 10. Emotional Rescue
<Pathe Marconi Studios & E.Lady Studios 1979>
11. All I Have To Do Is Dream (False Start) / 12. All I Have To Do Is Dream / 13. Piano Fragment
<Long View Farm 1981>
14. Keep It Cool (Long Version) / 15. Keep It Cool
<Pathe Marconi Studios 1982>
●Disc 2 - Soundboard Studio Recordings 1982-1985
1. She Was Hot / 2. Tried To Talk Her Into It / 3. Can't Find Love (1) / 4. Can't Find Love (2) / 5. Eliza / 6. High School Girl / 7. Stop That
<Pathe Marconi Studios & Others 1982>
8. Undercover Of The Night
<The Hit Factory or Somewhere 1983>
9. Loving You Is Sweeter Than Ever / 10. Talk Is Cheap / 11. What Am I Supposed To Do / 12. Stick It Where It Hurts / 13. You Can't Cut The Mustard (1) / 14. You Can't Cut The Mustard (2) / 15. You Can't Cut The Mustard (Frag.) / 16. Victor Hugo
<Pathe Marconi Studios 1985>
2015年、ネットに登場するやマニアの間で騒然となった『FOXES IN THE BOXES VOL.1』『- VOL.2』『- VOL.3』。
LHからは速攻『FOXES IN THE BOXES VOL.1&2』と『FOXES IN THE BOXES VOL.3』でリリースされて既に完売していますが、その『FOXES IN THE BOXES』Vol.1-3の収録曲を年代順に並び替え、ボーナスを1曲加えて2CDでリリースしたのが今回の作品。
こちらはIMP系列からのリリースですが、なぜかHOT LIPSのレーベル名を復刻してリリース。
ネットにアップされた『FOXES IN THE BOXES』をいち早くそのままをCDで聴くにはLHの既発盤が最適でしたが、日も経ってからはこうして年代順に並べ替えられているほうがいいですね。
それにしてもこうしてVol.1〜3を通しで聴くと、凄まじい高音質かつ素晴らしいアウトテイクで眩暈がします。
各曲はLH盤でショップインフォをコピペしましたが、"Neighbours"なんてキースのギターも入ってて仮歌ながらもワイルドで、78のライブのような疾走感。
ちなみに細かいですが、"Neighbors"はLHのジャケではオリジナルに準じて"Neighbours"と表記されていましたが、こちらではUS式"Neighbors"です。
そして"Where The Boys Go"のラフな疾走感は昔からお馴染みのブートでも聴けましたが、完成度が進んでこの高音質のバージョンはすんばらしい!
さらに"Keep It Cool"もこの不気味さがいいし、"Eliza"の軽快さの中での味付けもいい!
こういうアーリー・テイクやアウトテイクこそオフィシャルSDXでリリースして欲しいぞ〜!!!
さて音質ですが、既発とはほとんど変わらない"EX"〜"EX-"。
もともと高音質ながらもVol.3音源には"Ex-"のものもあって、そこは手を加えてくるかと思いきや、ほんの僅かに高音域が明るく聴こえはしますがさほど違いは感じません。
と、簡単な紹介で終わると思ってたんですが、問題は今回HOT LIPSが追加収録している"Emotional Rescue"(Early Long Version)。
こちら、『ACCIDENTS WILL HAPPEN』(VGP-370)などで昔からお馴染みのバージョンだろうと思いきや、聴き始めてすぐにちょっとミックが違うなと思ったらどんどん違うエフェクトまで入ってきて歌詞もかなり違うバージョン。
さらりと5曲目に入ってますけど、これって一体??インフォを読むと別に強調もされてないので初登場でもなさそうなんですが。
でも音質は『ACCIDENTS WILL HAPPEN』(VGP-370)と同じような感じで、『FOXES IN THE BOXES』の音質には及ばず、ここだけ音質がちょい落ちるので無理して入れなくても良かったのではと思わないでもありませんが、これがあるからこそ他との差別化が図れると、、、でもそこだけ繰り返して聴いてしまうので面倒なボーナスではあります(笑)
ということで、『FOXES IN THE BOXES』Vol.1-3が年代順に並べ替えられて一気通貫で聴きやすくなった上に、というかそれよりも"Emotional Rescue"(Early Long Version)に驚いた作品でした。
『
THE ESSENTIAL STRIPPED TRACKS 』 IDOL MIND PRODUCTIONS IMP-HR-1003DX(DX:1BDR+1CD)
SB live & studio recordings
●LIVE TRACKS - SMALL GIGS 1995
1. It's All Over Now (Rare Track) - The Paradiso, Amsterdam, Holland. May 27, 1995
2. Live With Me (B-Side) - Brixton Academy, London, England. July 19, 1995
3. Black Limousine (B-Side) - Brixton Academy, London, England. July 19, 1995
4. Sweet Virginia (TV Mix) - Brixton Academy, London, England. July 19, 1995
5. Dead Flowers (TV Mix) - The Paradiso, Amsterdam, Holland. May 27, 1995
6. Shine A Light (TV Mix) - The Paradiso, Amsterdam, Holland. May 27, 1995
7. Like A Rolling Stone (TV Mix) - Brixton Academy, London, England. July 19, 1995
8. Gimme Shelter (B-Side) - The Paradiso, Amsterdam, Holland. May 26, 1995
9. All Down The Line (B-Side) - The Paradiso, Amsterdam, Holland. May 27, 1995
10. Rip This Joint (TV Mix) - Amsterdam, Paris & London
11. Street Fighting Man (TV Mix) - The Paradiso, Amsterdam, Holland. May 26, 1995
●STUDIO TRACKS - TOKYO SESSIONS - Toshiba-EMI Studios, Tokyo, Japan. March 3-5, 1995
12. Honest I Do / 13. No Expectations / 14. Beast Of Burden / 15. Memory Motel / 16. Let's Spend The Night Together / 17. The Spider And The Fly (TV Mix) / 18. Let It Bleed (TV Mix)
IMPからリリースされた『STRIPPED』アウトテイク集といった趣の作品。
クラプトンやニルヴァーナによる「MTVアンプラグド」によってアンプラグドが流行していた1994年、『VOODOO LOUNGE』をリリースしてVOODOO LOUNGEツアーに突入したストーンズは、いままでのライヴアルバムとは違ったアプローチでライヴアルバムを製作しようと、ライブではアコースティック・セットも組み入れて試行錯誤がなされます。
そして1995年の日本公演を直前に控えた来日期間中には、東芝EMIスタジオでアコースティックのスタジオ・レコーディングを行い、さらには続く欧州ツアーでオランダ、パリ、ロンドンでのスモール・ギグ、そしてリスボンでのスタジオ・レコーディングを加えて完成させたのが『STRIPPED』。
厳密にはアンプラグドではなくエレキギターなどプラグドも入ったりしていますが、これがストーンズ流のアンプラグド作品だったわけです。
こうして完成した『STRIPPED』はまさにBack To Rootsの名曲たち、そして息遣いや指使いにタッチなどもが感じられる素晴らしい作品に仕上がり、『STRIPPED TV SPECIAL』というTV番組も制作され、日本ではWOWOWで放送されました。
そんな名作『STRIPPED』ですが、そこには収録されなかったアウトテイクやシングルB面に収録された曲、そしてTV放送された『STRIPPED TV SPECIAL』からの別ミックスを収録したのがコチラの作品。
なお、既発では『STRIPPED TV SPECIAL』関連は『CENSORED』(30041)や『BUT NAKED』(VGP-071)などのビデオ落としのブートが有名。
東京セッションのアウトテイクは、度肝を抜かれた『STRIPPED COMPANION』(RSTS 001)で4曲が初登場し、VGPの1998年アムステルダム公演シリーズ『CAME TO ROCK THE ARENA』(VGP-191)、『BABYLON FOUR ON THE FLOOR』(VGP-192)、『CHECK OUT WHAT'S ROLLING(VGP-193)、『ROCK'N ROLL AVALANCHE』(VGP-194)にも1曲ずつシークレットで収録されていました。
これら既発の中では『STRIPPED COMPANION』が今回の作品のようにシングルB面やTVミックスもいくつか収録されていたことから代表盤でありました。
では今回のコチラはというと、まずはパラディソでのライブの曲順にならって並べられたLIVE TRACKSから。
1. It's All Over Now (Rare Track)
こちらは知る人ぞ知る、オフィシャル『FOUR FLICKS』リリース時にiTunes特典でのみ提供された、1995年のアムステルダムはパラディソでのライブ。
これは本作目玉のレアトラックで今回初ブート化(と思ったらTASBによると『RARITIES DELUXE - COLLECTORS EDITION』なるWLRの23CDの大作にも入ってるそうです)。
こういう音があることもあまり知られていなかったのではと。
なお、本番ではミックが歌の入りを間違えてやり直していますが勿論そんなことはなかったことになってまして(これまたTASBによるとやり直しまでとやり直し後のミックスだとか・笑)、以降オーバーダビングはされていないようです。
2. Live With Me(B-Side)
3. Black Limousine(B-Side)
8. Gimme Shelter (B-Side)
9. All Down The Line (B-Side)
これらはオフィシャルのシングルB面からというかCDシングルのカップリングから。
4. Sweet Virginia (TV Mix)
5. Dead Flowers (TV Mix)
6. Shine A Light (TV Mix)
7. Like A Rolling Stone (TV Mix)
10. Rip This Joint (TV Mix)
11. Street Fighting Man (TV Mix)
これらは『STRIPPED TV SPECIAL』からですが、さすがは2015年製、ビデオ落としとは思えない極上の"EX"サウンドです。
でもこの"Sweet Virginia"と"Like A Rolling Stone"のイントロには話し声が被ってたはずなのに、それが綺麗さっぱりなくなってて一体どうやってこれほど見事に?、、、と思いましたが、ブリクストンということでハタと気づきました。
この"Sweet Virginia"はどうやらRattle Snakeの『BRIXTON ACADEMY 1995』というか、そちらを左右反転コピーしたIMP系列による『THE BRIXTON ACADEMY 1995』(RS950719R)からうまく繋いでいるようです。
"Like A Rolling Stone"は『STRIPPED』からのつなぎかもしれませんが、それとは違ったTVミックスが収録されていて、こちらも音質の変化を感じさせない見事な繋ぎ。
また、"Dead Flowers"のエンディング後のキースの話し声も綺麗にカットしてあります。
そして"Street
Fighting Man"はTV Mixとなっていますが、放送バージョンより30秒も長い!これは初登場テイクか?
続いてSTUDIO TRACKSはというと。
12. Honest I Do
映画『HOPE FLOATS』のサントラCDより。
13. No Expectations
14. Beast Of Burden
15. Memory Motel
16. Let's Spend The Night Together
イントロに歓声が被ったりもするVGPのシークレットボーナス曲とは違って、『STRIPPED COMPANION』と同じ。
残念ながら"Let's Spend The Night Together"の1:25での歪みは今回も解消されていません。
17. The Spider And The Fly (TV Mix)
18. Let It Bleed (TV Mix)
これまた『STRIPPED TV SPECIAL』から。
"The Spider And The Fly"は『STRIPPED』に収録されていながらもそちらは冒頭で歓声が被っていましたが、こちらはそうした被りはないテイク。
ただし演奏前のミックとキースの話し声は収録しています。
"Let It Bleed"はTV放送のままの1分ほどで終わるテイク。
ということで、STUDIO TRACKSにはあまり目新しいものはありませんが、LIVE TRACKSはTV放送の音質もオフィシャルB面と遜色のない音質に仕上げ、音量や音質のばらつきも極力抑えられており、パラディソでの曲順に準じた並びになっていて、なによりレアな"It's All Over Now"が嬉しい初登場でありました。(厳密には前述追記したとおり、初登場ではなく23CDには入ってるらしいですけど)
また、こちらにはCDのみの通常盤と、24bit/96KHz PCMサウンドのBlu-ray AudioがセットになったDX仕様とがあり、わたしのはDXでBlu-ray Audioつき。
とはいえ大元はハイレゾではないでしょうからCDとの違いはさほど感じませんが、アコースティックがややふくよかに鳴っているように聴こえなくもないといった感じです。
Apr 2015
『
THE WINDSURFER - PERTH 2ND NIGHT FILM 』 EVSD (no number) (1BD-R)
aud.shots with IEM/aud sounds@Perth Arena, Perth, Australia. Nov.1, 2014
1. Opening / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. You Got Me Rocking / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Loving Cup / 7. Doom And Gloom / 8. All Down The Line / 9. Out Of Control / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. Before They Make Me Run / 13. Happy / 14. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Start Me Up / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always Get What You Want (with the Giovanni Consort Choir) / 21. Satisfaction (with Mick Taylor) / 22. Closing
続いて2日目のコチラ。
こちらもサウンドはEVのCDの2ソースである「IEM音源+AUD音源=マトリクス音源」と「MK4マスターAUD音源」の2ソースから選択可能。
映像はピットの外側のアリーナ、キース側の最前列。
この日は目の前が開けているのでアップショットが中心で迫力アリ!
ただし目の前にセキュリティーがいるせいで全編撮影は困難だったようで、曲間からイントロにかけてとかバンド紹介、さらに"Satisfaction"の冒頭では会場の外観静止画に切り替わってしまうのは残念。
"IORR"では曲間だけでなく曲の途中でもちらほらと外観に切り替わり、"JJF"のオープニングとエンディング、"Tumbling Dice"のエンディング、さらに"Start Me Up"以降の後半はYouTubeからの遠景ショットに切り替わります。もう少しYouTubeに映像があれば曲間なども補填できたんでしょうが。
他に"Out Of Control"でもたまに切り替わるところもありますが、それはピットからなのでOK。
そして"Miss You"でスタンドからの別ショットに切り替わるときに、このオリジナル映像はこのカメラか?という、がっつり肩に担いだ姿が映ってたりします。
さすがにこりゃ注意されるだろうという感じですが、そのおかげでブレもない見事なショットが拝めるってことですね(笑)
ということでところどころで映像は途切れたり、後半は他の映像に変わっちゃいますが、オリジナルの映像は前の人が映り込んだりもせず、初日よりもこの2日目の方が臨場感があって断然楽しめます。
演奏は"Loving Cup"、"All Down The Line"も飛び出し、キースのやり直したけどやり直しも何じゃこりゃ"Happy"にと楽しめます。
そしてこの日はキースがバンダナをしていないのが珍しい。でもやっぱりバンダナはしていて欲しいぞ(笑)
こちらもEV+XAVELの音だけでも素晴らしかったところを、こうして綺麗な映像も加えて立体的に堪能できるのは幸せという素晴らしい作品でした。
でもロゴが動かず、もう少し安ければなおさら嬉しかったりもします(笑)
『
BLACK SWAN - PERTH 1ST NIGHT FILM 』 EVSD (no number) (1BD-R)
aud.shots with IEM/aud sounds@Perth Arena, Perth, Australia. Oct.29, 2014
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. Get Off Of My Cloud / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Worried About You / 7. Doom And Gloom / 8. Bitch / 9. Out of Control / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. You Got The Silver / 13. Can't Be Seen / 14. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Jumpin' Jack Flash / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always Get What You Want (with the Giovanni Consort Choir) / 21. Satisfaction (with Mick Taylor) / 22. Closing
2014年のオセアニア・ツアーで実施された合計8公演のうち、同一会場どころか同一都市でも2公演行われたのはこのパースのみ。
そのパース2公演はEmpress Valley+XAVELによる怒涛のIEM/隠密音源による『BLACK SWAN & THE WINDSURFER』[EVSD-782/783/784/785/786/787/788/789] (8CD+1CD)がリリースされていましたが、なんと撮影も行っていたということで、BD-Rにて2公演がリリース。
まずはBLACKSWANこと初日のコチラ。
サウンドはそのEVのCDの2ソースである「IEM音源+AUD音源=マトリクス音源」と「MK4マスターAUD音源」の2ソースから選択可能。
映像はアリーナ正面、ピットの花道のすぐ外側から。
カメラは2台ですが2台とも同じような位置で、切り替わるのはたまに遠景とアップの切り替えがされるときだけで、基本的には1カメ。
アリーナ正面からということで、アップやスクリーンもバランスよく収録されています。
ミックやキースがピットの花道を歩いてくるところなどは至近距離からのショットで見ごたえあり。
ライトが強いときはちょっとざらつきますが、美麗HDで素晴らしく綺麗なのはもちろん、手振れが少なくズームも滑らかなのは見事。
ただ、前の人の頭や手、スマホなどがちらほら画面下部に映り込んでいて、みんな結構おとなしく見てるので、こちらもなんとなく冷静に見てしまいます(笑)
アップのときはそのスマホを避けるように隙間を狙って撮影しているのが涙ぐましかったりもしますが。
ちなみに右上にEVSDのロゴが入ってるんですが、これがモーション付きでずっと動いてるのがちょっと目につきます。これはただの静止ロゴにしてくれればいいのに。
ということで、"Get Off Of My Cloud"、"Worried About You"、"Bitch"が飛び出し、日本公演では演奏されなかった"Out Of Control"、"You Got The Silver"、"Can't Be Seen"が披露されたパース初日、EV+XAVELの音だけでも素晴らしかったところをこうして綺麗な映像も加えてまさに立体的に堪能できるのは幸せ。
まぁちょっと冷静に見ちゃうわけではありますが、これぞまさに究極のオリジナル作品という素晴らしい作品でした。
『
DOME ON WHEELS 』 no label(8CD BOX)
aud.recordings@Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Feb.14,17,20&26, 1990
5年前にリリースされるや速攻売り切れた『DOME ON WHEELS』(6CD)、装いも新たに2/26隠密も加わった8CDのBOX仕様で登場。
これまた予約時点で即日売り切れてますので簡単な紹介にとどめますが、昨晩から聴き続けて感動しとります。
←2010年リリース盤
曲目は多すぎるので省略しますが、各公演での曲目は コチラをご覧ください。
レア曲は2/14が"Play With Fire"、2/17が本邦初登場の"Almost Hear You Sigh"、2/20は"Angie"と"Little Red Rooster"、TV/FM放送された2/26は標準セットリスト、という具合。
前回はボーナスCD-Rだった2/26の隠密音源がプレスCDに昇格して合計8CDとなった本作、日の丸Steel Wheelsのスリップケースに4CDケースが2つ収まる形状になっており、上に掲載した画像は順にスリップケース、ケース1のジャケ、ケース2のジャケです。
こちら、2010年の『DOME ON WHEELS』リリース時に New Arrivalsのコチラで紹介したとおり、2/14と2/17はVGPの6CD『STEELS WHEESL JAPAN TOUR 1990』(VGP-346)と同じ隠密音源ながらもジェネレーションがより若いマスターによるもので、演奏を大きく捉え、ドームのエコーもそれほど感じさせない良好隠密。
2010年のリリース時には、もう少し音の広がりと低域に厚みがあればなおと紹介していましたが、今回ブラッシュアップが施され、見事にその願いが叶った音になっています。
特に初日のブラッシュアップ振りは見事で、なるほどインフォのとおりナチュラル&ウォーミーな仕上がり。
前回は「個人的には"EX"のところ"EX-"」と紹介しましたが、これはもう"EX"に昇華したといえるでしょう。
25年前のドームどころか日本中を覆った大興奮の初日、2/14の音源はそれから10年以上経ってもブート化されずにやきもきしていましたが、それがいよいよこんな音で聴けるまでになったとは感慨深いものがあります。
そして2/20の音源を語るには欠かせない、"Little Red Rooster"での「マジかー!」に始まる右側の男性の興奮も今回さらにブラッシュアップされています(笑)
さらに前回ボーナスCD-Rだった2/26の隠密、これはTV/FM放送もされ、2012年には"Stones Archive"でオフィシャル・リリースもされたあの日のライブですので、隠密を聴く機会はなかなかありませんが、これまたなかなか素晴らしい音。
このテーパーによる他の日の録音もいずれ陽の目を見ないのかと期待せずにはおれません。
でも今回更なる新音源は出てこなかったということは、これ以外はないのかな?
とはいえ予約完売したタイトルにあれこれ書いてもなんですので、紹介はこれくらいにしますが、こうしたタイトルは200限定でプレミア化してしまわないよう、もうちょっと作ってくれればと思わないでもありません。
でもこの200というのがいい塩梅なんですかね。無責任はことはいえませんけど。
ということで素晴らしいリマスターが施された4公演8CD、さらにおまけの4DVD-Rも素晴らしい、祝25周年の嬉しいBOXでありました!
『
FOXES IN THE BOXES VOL.3 』 no label (1CD)
SB recordings@studio outtakes
1. Indian Girl / 2. Emotional Rescue / 3. No Use In Crying / 4. I Think I'm Going Mad / 5. Where The Boys Go / 6. Summer Romance / 7. Undercover Of The Night / 8. We Had It All / 9. She Was Hot
+bonus 10. Keep It Cool (long version, pitch adjusted and remastered)
先々週に紹介した『FOXES IN THE BOXES VOL.1&2』の続編が早くも登場。
こちらもネットにアップされたJEMS放流の驚きのアウトテイク集。
本作は『EMOTIONAL RESCUE』+『UNDERCOVER』期のアウトテイクで構成されており、今回も初登場ものが多いだけでなく、高音域にややシュルシュルとしたノイズがあったり、たまに歪みはあるものの音質も極上"EX〜
EX-"という凄まじいもの!
なお、本作はすでに即日完売状態ですが、すでにDACもGW頃にVol.1〜3を2CDにまとめて発売とのインフォがリリースされています。
今回のVol.3、わたしもネットからDLはしたものの、ちゃんと聴くのはこのCDで初めてということで、またまた手抜きですが、ショップ・インフォをちょっと加工してそちらを。
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JEMS…一体どれだけのレア音源を秘匿しているのでしょうか?
前回リリースの『FOXES IN THE BOXES』シリーズはローリング・ストーンズ80年代のレコーディング・セッションからレア音源満載、しかも音質は極上という驚異のクオリティによって世界中のマニアを驚かせてくれました。
しかし奇跡はまだ続きます!今回は『Vol.3』を公開してくれたのです。
その内容は1979年にアルバム『EMOTIONAL RESCUE』用にレコーディングされた収録曲がメインであり、そこに『UNDERCOVER』音源がいくつか追加された内容となっています。
過去2回のシリーズでも聴けなかった『EMOTIONAL RESCUE』からのレア音源は以下のような内容となっています。
1. Indian Girl
『EMOTIONAL RESCUE』からはアルバムを仕上げる際のミックスを試行錯誤していた段階の音源が流出していて、それが名盤『STATIC IN THE ATTIC』に収録されていましたが、ここで聴かれるのはそれとも違う編集によるショート・バージョン。
ミックもキースも演奏を刈り込むのが好きなのですね…。
まだミックス自体も完成とまではゆかず、ホーンの音もアルバム・バージョンより目立ちます。
2. Emotional Rescue
『STATIC IN THE ATTIC』には完成直前で編集が違うバージョンが収録されていましたが、これはそれとまったく違うミックス。
キースのギターが広がりつつも目立つミックス(ロニーがベースを弾いています)というのが実に面白い。
それどころかミックの裏声パートも違い、とどめはミックとキースが一緒に歌うというボーカル・アレンジまで登場して興奮してしまいます。
あまりにアルバム・バージョンと違った雰囲気なので、思わず別テイクかと錯覚しそうになるほど。
3. No Use In Crying
後に『TATTOO YOU』で日の目を見ますがもちろん『EMOTIONAL RESCUE』のセッションで録音されていた曲。
これも過去に聴かれたものと違うショート・バージョンで、まだピアノが登場しません。
4. I Think I’m Going Mad
いくつかの別ミックスやテイク違いが聴かれる曲で、これはかなり完成版に近い雰囲気ながら、やはり編集が違います。
5. Where The Boys Go
一聴すると完成度が高く聴こえますが、ミックのボーカルが別テイクで、所々で加えられるバックコーラスもありません。
その後あからさまな編集痕があって、ミックのアルバム・バージョンと違う歌い方が楽しめます。そしてエンディングのガールズ・ボイスも登場しません。
6. Summer Romance
これもミックのボーカルが違うだけでなく、アルバム・バージョンでは目立たないピアノが登場するなど、ラフで新鮮なミックスが面白いもの。
ピアノ以外にも随所で消されたコーラスなどが聴け、ギターソロも短縮されていません。まだこれから試行錯誤されそうな雰囲気です。
7. Undercover Of The Night
これに似た雰囲気で、ボーカルがなくキースのギターやロニーのアコースティック・ギターが目立つ初期バージョンは過去に聴かれましたが、ここではミックのボーカルがすでに数種類ダビングされつつも、それでいて演奏はベーシックな段階という変わり種。
しかもイントロからバンドが演奏している風に感じられるものでした。これもすごく面白い初期バージョンです。
8. We Had It All
これもキースよる絶品アウトテイクとして昔から有名ですが、『EMOTIONAL RESCUE SESSIONS』で聴けたバージョンよりもベーシックな段階なもの。
演奏がよりシンプルでいながら音質も格段に向上しているので、思わず聞き惚れてしまいます。
9. She Was Hot
これまた完成度が高い別ミックスですが、それでもまだボーカル処理などはラフで、左チャンネルのイアン・スチュアートによるピアノが目立つロング・バージョン。
10. Keep It Cool
前回の『Vol.1』で存在がほのめかされていた未発表曲の20分に及ぶ別テイク。
これだけ『FOXES IN THE BOXES』の登場を受けて単独で登場した音源をJEMSがリマスターとピッチ修正したものなので、ボーナストラック扱いとなっています。
ミックはここでもはりきってバンドを引っぱっている模様ですが、いかんせん起伏のない曲調であり、結局進展しなかったのもやむなしといったところでしょう。
しかし音質が抜群なのでそれなりに聴き応えがあります。
前回の2つのパートで『EMOTIONAL RESCUE』からの音源が少なかったことに不満を覚えた方などにとって、今回のリリースこそ待ってました!と歓喜されるリリースではないでしょうか。特にタイトル曲"Emotional Rescue"の初登場の別ミックスなどは凄いです。
このように前回と違いセッション別テイクよりもアルバム収録バージョンのミックス違いが多いのですが、何しろパーフェクトな音質な上に、どれも違いが解りやすい!
今回も絶対に楽しめること間違いのウルトラ・レア音源の数々。世界中のマニアが今回も驚愕するであろう初登場バージョンの嵐。
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ということでJEMSおそるべし!
このVol.3で打ち止めなのかどうかはよくわかりませんが、ほんとに素晴らしい流出。
もっと面白みを味わうには、既発のアウトテイクとの聴き比べが必須ですが、初めて聴くだけでも衝撃のVol.3。
こうした段階を経て最終テイクへと仕上がっていくさまを想像するだけで楽しめるアウトテイクでした。
『
LIVE AT YOKOHAMA ARENA 』MILESTONES VIDEO PRODUCTION MVP030312 (BD-R)
aud.shots@Yokohama Arena, Kanagawa, Japan. Mar.12, 2003
1. Street Fighting Man / 2. It's Only Rock'n Roll / 3. If You Can't Rock Me / 4. Don't Stop / 5. Monkey Man / 6. You Got Me Rocking / 7. Ruby Tuesday / 8. Loving Cup / 9. All Down The Line / 10. Tumbling Dice / 11. The Band Introduction / 12. Slipping Away / 13. Happy / 14. Sympathy For The Devil / 15. Start Me Up / 16. Honky Tonk Women / 17. Satisfaction / 18. Mannish Boy / 19. When The Whip Comes Down / 20. Brown Sugar / 21. Jumpin' Jack Flash
激安映像シリーズ、こんどは横アリのBlu-ray。
こちら、お店によってはインフォがLA89のDVDのものになっちゃってるところもありますが、ちゃんとこの横アリの物と思われるインフォには「モニターサウンド・マトリクス音源による初登場編集バージョン収録」と書かれており、何のことかと思ったら、映像はやはり武道館と同じくrozyのDVDRのコピーですが、サウンドはrozyのサウンドに加えておそらく『YOKOHAMA FORTY LICKS』(VGP-345)のDisc1&2のイヤモニ音源をマトリクスしているようです。
時々rozyに特徴的な男性の叫び声が聴こえるんですが、VGPのイヤモニ音源が強いようで、元のrozyのサウンドよりも演奏がクッキリハッキリしていて低音もかなり出ていてナイス。
そしてこちらもBlu-ray化したといってもそうそう画質が向上しているわけではないんですが、ちょっと余裕のある発色といった感じで、サウンドはもやもやしていたrozyよりもこちらの方が断然上。
ちなみにrozyのDVDRはオープニングの"Street Fighting Man"の冒頭は頭欠けでいきなり始まりましたが、こちらはそこは映像はないもののサウンドはオープニングSEの最後の方から収録されていて、演奏も頭切れもなく始まります。
rozyの横アリ映像をご覧になったことのない方は、このYouTubeでその映像と頭欠けがわかりやすいです。( https://www.youtube.com/watch?v=C1pxCEbsrZ0)
右前の観客の頭がちょっと入り込みますが、なかなか見事な撮影です。
まぁこうした既発映像コピーのBlu-ray化の乱発は困りますが、安いしサウンドはいいしまぁこれもこれでと(苦笑)
横アリといえば思い出深いのが目の前で見たBステですが、横アリの記憶はrozyには上書きされていないことがあらためて確認できました。
でもやっぱり記憶は飛んでます(爆)
ちなみにわたしの横アリのrozyのDVDRはまだ再生可能です。
武道館のrozyが再生できなくなったのは、おそらく当時レーベル面にはプリントではなくシールだったことで、たまたまそちらの偏心バランスが悪くなったんでしょうね。
『
LIVE AT BUDOKAN 』MILESTONES VIDEO PRODUCTION MVP030310 (BD-R)
aud.shots@Budokan, Tokyo, Japan. Mar.10, 2003
1. Jumpin' Jack Flash / 2. You Got Me Rocking / 3. Live With Me / 4. Let It Bleed / 5. No Expectations / 6. Rocks Off / 7. Everybody Needs Somebody To Love / 8. Worried About You / 9. Midnight Rambler / 10. The Band Introduction / 11. Slipping Away / 12. Before They Make Me Run / 13. Start Me Up / 14. It's Only Rock'n Roll / 15. Rock Me Baby / 16. Can't You Hear Me Knocking / 17. Honky Tonk Women / 18. Tumbling Dice / 19. Brown Sugar / 20. Satisfaction / +bonus 21. Budokan 2003 Documentary / 22. Tumbling Dice
武道館や横浜アリーナのBDRにDVDR、そしてちょうど紹介したばかりのコルゾウ98(ホジュフ)やLA89のDVDRがどどっと格安でリリースされましたが、試しに日本公演のBDRだけゲットしてみました。
ということであの武道館の映像が再び。
武道館の隠密映像といえば、有名どころはrozyでもう一つJointripの映像があり、こちらはどちらかだろうと思ってましたがrozyでした。
思いっきりrozyというロゴが入ってます(笑)
んがしかし、そのまんまコピーではなく、サウンドはジャケから想像できるとおり、EXILEの『LIVE AT THE BUDOKAN special edition』(EXM-015A/B/C)に差し替えられています。
EXILEのと元は同じSILVERDISCSの方かもしれませんが、多分EXILEのではと。
さて、わたしのrozyのDVDRは数年前に再生不能になってしまいましたが、そのコピーやSylphに音声を差し替えたものなどを持ってるので、それらのDVDRと今回のBlu-rayを見比べると、Blu-rayにアップコンバートしても大して違わないだろうと思ったら、わずかにしっとりしててなかなかいい感じです。
最初"JJF"の冒頭を見た時は「こんなに目がチカチカする映像だったっけ?」と思いましたが、元もそうでした(笑)
その手振れによるチカチカもまぁそのうち落ち着き、Blu-rayにアップコンバートされたからといってぐんと画質が上がるわけではありませんが、少し発色に余裕が感じられる映像で、サウンドは武道館の隠密のベストの一つであるEXILEがPCMで収録されており、何より安いし元のディスクが再生不能だしこれはこれでアリだなと。
とはいえ何でもかんでもこうしてBlu-rayになると大変なんですが、メーカーもその辺はわかってるのか、今回Blu-ray化されたのは日本公演だけですね。
昨年末、ボビーがなくなったときに掲示板で話題に上げてくださった、"Brown Sugar"でのボビーのソロ、ミックがボビーをこっちにこいと呼び、ダッシュで駆けつけミックのマイクでソロを吹くボビーの姿に涙であります。
なお、"Live With Me"での「そこ拭いとけロニー」はこのrozyの映像では捉えられていません(笑)
ちなみにrozyの武道館映像をご覧になったことのない方は、こちらを参考に。
https://www.youtube.com/watch?v=qF7N75jWBp0
今回のBlu-rayのラストには当時オフィシャルYouTubeにアップされた武道館ドキュメンタリーと"Tumbling Dice"も入ってます。
が、こちらは当時まだナローバンドが主流だったこともあり、TVサイズで見るには無理なブロックだらけの映像ではあります。
ということで久々に武道館をじっくり見てみましたが、やっぱわたしの記憶はほとんどぶっ飛んでて、このrozyの映像に上書きされてるなと(笑)
『
BRIDGES TO ENASTERN EUROPE 』 no label (2DVD)
pro shots from BTB 1998
●Disc 1 - pro shots@Slaski Stadium, Chorzow, Poland. Aug.14, 1998
1. Introduction / 2. Satisfaction / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Flip The Switch / 5. Gimme Shelter / 6. It's Only Rock'n Roll / 7. Saint Of Me / 8. Out Of Control / 9. Paint It Black / 10. Miss You / 11. You Don't Have To Mean It / 12. B-Stage SE / 13. You Got Me Rocking / 14. Like A Rolling Stone / 15. Sympathy For The Devil / 16. Tumbling Dice / 17. Honky Tonk Women / 18. Start Me Up / 19. Jumping Jack Flash / 20. Brown Sugar / 21. Outroduction
●DVD 2 - pro shots@Ali Sami Stadyumu, Istanbul, Turkey. Sep.19, 1998
1. Introduction / 2. Satisfaction / 3. Gimme Shelter / 4. Paint It Black / 5. Saint Of Me / 6. Miss You / 7. Thief In The Night / 8. B-Stage SE / 9. Like A Rolling Stone / 10. Sympathy For The Devil / 11. Honky Tonk Women / 12. Start Me Up / 13. Jumping Jack Flash / 14. Brown Sugar
Bridges To Babylon欧州ツアーからプロショット2公演を収めたプレスDVD2枚組。
まずはポーランドのホジュフと呼ぶらしいChorzow公演。
以前は発音がわからずコルゾウ、コルゾウと呼ばれていましたが、このホジュフ、その迫力の演奏からマニアには人気の公演なのであります。
いやしかしいまさらホジュフとも呼べないほどコルゾウが染み付いてるのでもうコルゾウで(笑)
このコルゾウ公演は現地でTV放送されましたが、TVカメラが入ったときのミックは凄いといわれる典型で、演奏が熱い!!
VGPの『CHORZOW 1998』(VGP-201)がリリースされた当時、モノラルでちょい音は悪いながらもマニアの間では熱い演奏と大人気でした。
演奏はほんっとに熱い!ミックもキースも気合入りまくり、観客もノリノリでノンストップで聞かせる前半部は特に激熱!
しょっぱなももちろんですが、"IORR"、"Saint Of Me"、"Out Of Control"に"Paint It Black"までがこれまた絶品。
"Saint Of Me"の後での大合唱はもちろん、曲間では"Rolling Stones!!"の合唱も!熱いぞコルゾウ!
そして"Miss You"ではリサの足の親指をミックがなめ上げるという見せ場も(笑)
ちなみにミックのコートなどは動きやすいようところどころカットされたりしてますが、この日の最初に着ているライダースジャケットは、マイクを持って歌いやすいように肘の部分に切れ目が入ってて、下に着ているオレンジのシャツが覗いてるんですが、妙にそこに目が行っちゃいます(笑)
さてこの映像、当時の物よりはなるほど綺麗で、10年ほど前にリリースされたという『BRIDGES TO POTLAND』は持ってませんが、その後のギフトと比べても、マスターが向上したわけではないようですがリマスター効果でやや暗かった映像が明るくなっててかなり見やすくなっています。
ただしやっぱりざらついていてサウンドがモノラルなのは変わりませんが、サウンドもクリアで広がりも出て、久しぶりに見た激熱公演を堪能できる作品です。
2枚目は1998年ラスト公演となるトルコはイスタンブール公演。
こちらはどうやらTV放送されたわけではなさそうですが、12曲のプロショットが流出しています。
これまたなるほど、既発の『ISTANBUL 1998』(LHのだったかな?)よりはかなり見やすくなって、サウンドも耳障りだったノイズが消えてかなりブラッシュアップされていますが、1枚目のコルゾウよりはかなり厳しい映像。
アップ映像では「ブート慣れしていれば」たまに色が薄いのが気になるくらいですがやっぱり粗く、遠景となるとさらにさらに粗さが際立ちます。
それでもわたしの手持ちの過去作品よりはかなり向上はしてます(笑)
音もそれなりなので全体的にコルゾウ(ホジュフ)に比べると物足りないですが、"Thief In The Night""Like A Rolling Stone"がプロショットで拝めるのは嬉しいところ。
ということで嬉しいコルゾウ(ホジュフ)の再登場にちょいとマニア向けながらも向上はしているイスタンブールと、1998欧州2公演のプロショットがプレスDVDで拝める作品でした。
『
SOUTH AFRICAN LOUNGE: JOHANNESBURG 1995 2ND NIGHT 』 no label (DVD)
pro shots@Ellis Park Stadium, Johannesburg, South Africa. Feb.25, 1995
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3.Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. It's All Over Now / 6. Live With Me / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Out Of Tears / 10. Angie / 11. Rock And A Hard Place / 12. Midnight Rambler / 13. I Go Wild / 14. Miss You / 15. Band Introductions / 16. Honky Tonk Women / 17. Happy / 18. Slipping Away / 19. B-Stage SE / 20. Sympathy For The Devil / 21. Monkey Man / 22. Street Fighting Man / 23.Start Me Up / 24.It's Only Rock'n Roll / 25. Brown Sugar / 26. Jumping Jack Flash
こちら、インフォによると10年ほど前にDVDRでリリースされていたそうですが、その映像にリマスターを施してプレスDVD化されたもの。
わたしはその10年前のDVDRは持ってなくて、手元にあるのはビデオから落とした2DVDRなんですが、雲泥の差があります。
さてこの公演、オフィシャルで映像がリリースされた来日公演の直前で、現地ではTV/FMで放送されましたが、サウンドはFMはステレオながらもTVはモノラルでした。
ということでCDではFM放送からの『EVERYTHING BUT THE COBRA』(DGCD 037-2)、『LIVE IN JOHANNESBURG』(TSP-CD-185-2)などが知られています。
映像は当時はかなり厳しいものしかなかったんですが、今回は大型液晶TVで見ても全く問題ない素晴らしい画質。
たまに乱れはありますが、わたしのビデオ時代の映像と見比べてみたら月とすっぽん、こんなに綺麗なのが10年前からあったのかとびっくら(笑)
サウンドはFM放送との差し替えなどはせずにモノラルですが、これはこれで骨太サウンドを楽しめます。
ちなみにVOODOO LOUNGEツアーのステージセットの目玉のコブラタワーは安定設置させるための重しに水を使っており、真偽のほどは知りませんが、この公演では水の安定供給に問題があるとかで、コブラタワーは設置されませんでした。
CDの『EVERYTHING BUT THE COBRA』というタイトルは、そういうことだったりもします。
それはともかく北米ツアーがあれこれ気になって集中して見れてなかったりするんですが、20年前の南ア公演、すっかり綺麗になった映像に大満足。
まぁこの頃のストーンズのライブ映像といえばオフィシャル・リリースされた日本公演がありますが、かなり綺麗になったこちらもほんとに楽しめます。
ちなみに"Rock And A Hard Place"がTV放送と同じく途中からしか収録されていないのは昔から変わらず。
いやしかし綺麗になった映像で見る"Miss You"でのセクシーなリサが素晴らしい!
ちょうどいいとこに乱れがあったりしますが問題ないレベル(笑)
しかしリサ、20年でこうも、、、いやいや人のこと言えませんけど(笑)
そしてモノラルということですが、かえってキースのギターの音色が太くてよく聴こえる曲では気持ちいい!!
"Monky Man"は物足りませんけど(笑)
そして"SFM"のイントロ冒頭ではキースのギターから音が出ていませんが、出たら出たでゴリゴリギターがナイス!
"SFM"といえばミックが後半入りそびれてますが、まぁご愛嬌(笑)
ということで、過去の映像のコンディションからは大幅アップグレードが嬉しい作品でした!
『
FOXES IN THE BOXES VOL.1&2 』 no label (2CD)
SB recordings@studio outtakes
●Disc 1 : Foxes In The Boxes Vol. One
Emotional Rescue Sessions: Compass Point Studios, Nassau, Bahamas, Jan-Feb 1979 / Pathe Marconi Studios, Paris, France, Jun-Oct 1979
Undercover Sessions: Pathe Marconi Studios, Paris, France, Nov 1982-Mar 1983 / The Hit Factory, New York, USA, May-Aug 1983
1. Neighbours / 2. Let's Go Steady Again / 3. Tried To Talk Her Into It / 4. Keep It Cool / 5. Can't Find Love 1 / 6. Can't Find Love 2 / 7. Eliza / 8. High School Girl / 9. Stop That / 10. All I Have To Do Is Dream (false start) / 11. All I Have To Do Is Dream (full take) / 12. Piano Fragment
●Disc 2 : Foxes In The Boxes Vol. Two
Early Dirty Work Sessions: Pathe Marconi Studios, Paris, France, Feb 1985
1. Loving You Is Sweeter Than Ever / 2. Talk Is Cheap / 3. What Am I Supposed To Do / 4. Stick It Where It Hurts / 5. Can't Cut The Mustard 1 / 6. Can't Cut The Mustard 2 / 7. Can't Cut The Mustard 3 (fragment) / 8. Victor Hugo
トレントにアップされた驚きのアウトテイクがプレスCDでリリース。
この音源、ほんとに驚く初登場ものが多いだけでなく、音質も極上の"EX"という凄まじいもの!
内容についてはショップ・インフォが充実しているので、あれこれ書くよりもそちらを(サボリ・笑)
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今月JEMSによって突如ストーンズのスタジオ・アウトテイク音源が公開されました。
それまでもライブ音源を供給してくれるイメージが圧倒的に強かったJEMSですが、ここに来てスタジオのレア音源まで発掘してみせるとは恐れ入るばかり。
それは『FOXES IN THE BOXES』と題された2パートに別れて登場しましたが、今回はそれらの音源を一つにまとめた便利なパッケージがしかも限定のプレスCDにてリリース。
今回の音源は『UNDERCOVER』と『DIRTY WORK』からのセッション音源がメインとなっていますが、それぞれが非常に貴重な内容ですので曲ごとに紹介いたしましょう。
1. Neighbours
2. Let's Go Steady Again
しかしパート1の最初に収録されているのは79年『EMOTIONAL RESCUE』からのレア音源です。
後に『TATTOO YOU』でアルバムに収録されることになる"Neighbors"からしていきなりの初登場音源。(これは先にmp3が出回りましたが)
これまで聴かれたラフミックス音源同様に、後のアルバムでは消されたキースによるリードギターが最初から鳴っていますが、ミックのボーカル・テイクがそれとまったく違うもの。
今回のJEMSの説明にもありましたが、これが仮歌なのでしょう。彼の歌い回しも全然違います。
それに何よりも圧倒的なクリアネスを誇る素晴らしい音質。
キースが歌う"Let's Go Steady Again"は『STATIC IN THE ATTIC』などで以前から聴けたものと同じでした。
3. Tried To Talk Her Into It
ここからが『UNDERCOVER』音源となります。この曲はJEMSの解説にもあるように以前『CHAIN SAW MASSACRE』で聴かれたアウトテイク。
解説ではそれの音質向上版となっていますが、これは『CHAIN SAW MASSACRE』のテイクにピアノとロニーが弾いたペダルスティール・ギターが加えられたもので、そこから進化した別ミックスというのが正解です。確かに、音質自体『CHAIN SAW MASSACRE』よりもクリアーです。
『CHAIN SAW MASSACRE』の時から未完成な曲だと思いましたが、それに手が加えられて作業が進行していたとは驚きでしょう。
4. Keep It Cool
これまでComplete Worksサイトで曲名だけ知られていたアウトテイク。
ミック主体のスロー・ナンバーですが、曲としての盛り上がりを欠いた印象が否めず、10分近い演奏ながらストーンズ・アウトテイクにありがちなルーズさが感じられました。
Complete Worksによれば倍近い長さのテイクも存在するらしいと推測されていますが、この長さでも十分かと(笑)
5-6. Can't Find Love
ミックがエレキを弾きながら曲を作っているところにチャーリーがドラムで合わせた素朴な演奏。
この頃のミックが作りそうなポップな曲調です。
7. Eliza
ここまでのラフな草稿的トラックから一気に完成度の高い演奏と攻撃的な雰囲気に驚かされます。
これまでComplete Worksなどで"Eliza Upchink"とクレジットされていたアウトテイク。
ミックの歌がオフ気味で完成にはまだ及びませんが、このまま磨き上げてアルバムに収録可能だったと思えるほどの演奏は素晴らしい!
8. High School Girl
キース、ミック、チャーリーの三人で試されている未完成の曲。
演奏時間が長い割にルーズで盛り上がりません。しかし明るい曲調でこのまま煮詰める価値はあったかと思われます。
9. Stop That
先の『CHAIN SAW MASSACRE』に"Chain Saw Rocker"とクレジットされていたアウトテイク。
そこで聴けたバージョンより音質が良くてミックスも整っていますが、残念ながらこちらは不完全で二分に到達する前にカットアウト。
これもミックの声が遠いのが惜しまれますが、演奏の完成度はなかなかのもの。
10-11. All I Have To Do Is Dream
12. Piano Fragment
81年ツアーの準備が始まった5月の合間でキースが一人ピアノに向かって録音した音源のアップグレード・バージョン。
『LEARNING THE GAME』や『A STONE ALONE』で以前から聴かれたものよりもナチュラルでクリアーな音質。
しかも"All I Have To Do Is Dream"はそこで聴けなかった別テイクで収録。
そして"Piano Fragment"が実際には"Oh, What a Feeling"の抜粋など、出し惜しみ感ありますね(笑)
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『FOXES IN THE BOXES』のパート2はアルバム『DIRTY WORK』のリハーサルやセッション音源を収録。
こちらも音質が素晴らしいのはもちろんですが、やはり世界中のマニアが驚かされるような音源が発掘されました。
1. Loving You Is Sweeter Than Ever
『DIRTY WORK』のセッションでは多くのカバーが録音されていたことが当時から報じられていましたが、過去に『MEAN-LEAN-HITS』で発掘されたこの演奏などがそれを裏付けてくれました。
しかしここで聴かれる音質のアップグレードぶりは素晴らしい!
文字通り一皮むけたような見通しの良いクリアネスが気持ち良いことこの上ありません。
2. Talk Is Cheap
Complete Worksサイトにはこのセッションのアウトテイクに関して目を疑うような曲名も載せています。それが"Talk Is Cheap"。
そう、キース初のソロ・アルバムのタイトルを持つ曲名が記されていました。その謎の曲が遂に発掘されたのです。
しかし蓋を開けてみればこの時期のキースらしいスロー・バラードの草稿で、10分を超える演奏はラフでルーズ。
結局まとまることがなかったこのアイデアは葬られ、代わりに"Sleep Tonight"のような名曲が生み出されたのでしょう。
しかし曲の中でキースは確かに「Talk Is Cheap」と歌っており、そのセリフが後にアルバム・タイトルへと活かされました。
『DIRTY WORK』のリハーサルやアウトテイクではキース主導によるこの手の曲調が多いですよね。
3. What Am I Supposed To Do
『DIRTY WORK』のアウトテイクに"What Am I Gonna Do With Your Love"という曲がありますが、これはその原型と呼べる草稿のリハーサル風景。
しかも15分を超える演奏ではストーンズのメンバー以外の歌声が聴かれますが、それはボビー・ウーマックとドンコヴェイだとのことです。
彼らが参加してしかも演奏が延々と続いたアウトテイクと言えばソウルフルなジャム・ナンバー"Invitation"が昔から有名ですが、これはもっとバラード寄りなジャムが展開されています。
しかもここではミックが不在で、代わりにロニーが歌い出す場面が聴かれるのもレアですね。これは面白いです。
4. Stick It Where It Hurts
自身のソロ・アルバム『SHE'S THE BOSS』の制作やプロモーションが重なったミックはそちらを優先し、ストーンズの『DIRTY WORK』セッションには参加しなかった参加しなかった時期までありました。
それが彼とキースの不仲を悪化させてしまうのですが、それこそ『DIRTY WORK』が「キースのアルバム」と言われた所以でもあります。
ミックが不在な分、ロニーが奮起した様子を伝えてくれるのは『FOXES IN THE BOXES』パート2における聴きどころでしょう。
ここでは彼の主導による未完成の楽曲が演奏されています。しかし左ではキースのギターが鳴っており、正にストーンズのセッションでロニーが歌うという場面が聴かれるのが貴重でしょう。
ただしここでも演奏はルーズであり、それ以上進行することもなかったようですが。
5-7. Can't Cut The Mustard
そんなロニーの頑張りは"Had It With You"で結実します。
アルバムの中でもっともストーンズらしいストレートなロック・ナンバーでしたが、それがミック不在なセッションの中で生まれる様子は既に『ALL MIXED UP』で発掘されていました。
その時点ではキースお得意のチャック・ベリー風ジャムから「Can't Cut The Mustard」と歌い出したのがきっかけとなりましたが、それが進む内に"Had It With You"のラインを思いついたのがロニーでした。
そんな曲誕生の瞬間が刻まれた音源のアップグレード・バージョンがここで聴かれます。
8. Victor Hugo
パート2の最後は同じセッションの続きだと思われる場面で、相変わらずストレートなロックンロール・ジャムが続く中、ノッてきたキースは明らかにミックへの当てつけと思われる歌詞を歌い出します。
それはJEMSも触れていますが、キースが自伝で明らかにしていた当時のミックのあだ名「ブレンダ」が登場することからも明らかでしょう。
しかしそこから詩人ビクトル・ユーゴーの名を盛り込むなど、キースがノッっている様子が伺える貴重な演奏でした。
これまでもセッションやリハーサルの音源が充実していた82年から85年にかけてのストーンズですが、今回の新音源や音質のアッパーな状態が目覚ましい音源など、さすがJEMSと唸らされる聴き応えのある新音源の数々。
何しろ音質が驚くほどクリアーですので、80年代ストーンズのセッション音源を敬遠していた方にも自信を持っておすすめしたい、ウルトラ・クオリティのアウトテイク&セッション集が早くも限定のプレスCDにてリリース。
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ということでほんとに素晴らしい流出で、こんなものがぽろっとネットにアップされるとはおそるべし!!
アウトテイクだけにあまり面白くない曲もありますが、ストーンズの製作過程を垣間見れるアウトテイク、しかも初登場のものがこうして高音質で聴けるというのはうれしい限りであります。
Mar 2015
『
ANAHEIM 1999 2ND NIGHT 』 no label (2CD)
SB recordings@Arrowhead Pond, Anaheim, CA. Feb.11, 1999
●Disc 1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. Live With Me / 4. Respectable / 5. You Got Me Rocking / 6. Honky Tonk Women / 7. Memory Motel / 8. Shine A Light / 9. Some Girls / 10. Saint Of Me / 11. Paint It Black / 12. Band Introductions / 13. You Got The Silver / 14. You Don't Have To Mean It / 15. Out Of Control
●Disc 2
1. B-Stage SE / 2. Route 66 / 3. When The Whip Comes Down / 4. Midnight Rambler / 5. Tumbling Dice / 6. It's Only Rock'n Roll / 7. Start Me Up / 8. Brown Sugar / 9. Sympathy For The Devil
No Securityツアーから、アナハイム公演2日目のALD音源のアップグレード・バージョンの登場。
こちら、去年の8月にリリースされた『
MILWAUKEE 1999』
にボーナスで付属していたCD-Rだったんですが、今回プレスCDに昇格です。
このアナハイム2日目ですが、No Securityツアーで初登場のフィラデルフィア公演に次ぐ2番目のSB音源と喜んだものの、フィリーと同じくベースが妙にでかくてキースが全然聴こえないモノラルSBという、ALDだかイヤモニだかよくわからない変なSBだなと当時から言われていたもの。
この音源のブートについてはNo Securityツアーのコーナーで紹介しているとおり、Taranturaの『SHINE A LIGHT』
(TCDR-2-1/2)、『BLESSED POISON』
(VGP-293)、『THE DEVIL BREAK THROUGH MICKEY'S SECURITY』
(G.T.-015/16)、『SHINE A LIGHT』
(RS 083/084)などなどいろいろリリースされ、その中でもオープニングを隠密で補填している『BLESSED POISON』
(VGP-293)が代表盤でした。
今回の音源は基本的には既発と同じモノラルSB音源ですが、既発ほどざらついた音ではなく、音場もやや広がっています。
既発よりは印象もかなり違って聴こえるほど総合的に向上していますが、キースのギターがイントロなど目立つところ以外では消えてしまってるのは相変わらず(笑)
また、今回初めてオープニングがSB、そしてBステへの移動は隠密で補填されています。なぜかBステからの帰りは補填されていませんが。
ということで音質は"EX"で、既発よりも敷居は下がったといえますが、音が音だけに、既発を持っていてどんな音かは知っていても一番いい最上の音もプレスCDで持っていたいというハード・コレクター向けの作品ではあります。
でも"Memory Motel""Shine A Light"が連続して演奏された素晴らしいアナハイム公演の貴重な音源なのであります。
そしてそんなに自由なのかという"IORR"のイントロが楽しめます(笑)
ちなみにこの日はところどころでボーカルの出が悪かったりと音響に問題があり、Bステの"When The Whip Comes Down"とラストの"Sympathy-"の2回、ファンがステージに乱入したそうです。この音だけ聴いててもあまりわかりませんが。
また、こちらにはボーナスで隠密CDRがついてます。
この隠密とALD音源をマトリクスするとどうなるのか聴いてみたい気もしますが、周りの話し声など騒がしかったりもするので断念したのかもしれません。
"Tumbling Dice"のイントロ冒頭でギターが鳴ってないのは会場の音もそうだったんだというのがわかります。
『
FORT WORTH 1997 』 no label (2CD)
SB recordings@Texas Motor Speedway, Fort Worth, TX. Nov.1, 1997
●Disc 1
1. Intro / 2. Satisfaction / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Flip The Switch / 6. Gimme Shelter / 7. Dead Flowers / 8. Anybody Seen My Baby? / 9. Bitch / 10. Out Of Control / 11.
Star Star
/ 12. Miss You / 13. Band Introductions / 14. All About You / 15. Wanna Hold You
●Disc 2
1. B-Stage SE / 2. Little Queenie / 3. Crazy Mama / 4. You Got Me Rocking / 5. Sympathy For The Devil / 6. Tumbling Dice / 7. Honky Tonk Women / 8. Start Me Up / 9. Jumping Jack Flash / 10. Brown Sugar
+ Bonus Tracks from MTV "10 Spot"@ Capitol Theatre, Port Chester, NY. Oct.25, 1997
11. Tumbling Dice / 12. Anybody Seen My Baby? / 13. Sister Morphine / 14. Out Of Control / 15. Gimme Shelter
1997年、B2Bツアー開幕から1ヶ月ちょい、テキサスモータースピードウェイで行われた公演のSBD音源が久々に登場。
これは2009年2月に謎のSB音源としてリリースされた『DANGER! KEEP BEHIND BARBED WIRE』(HMC 005)のコピー盤。
コピーといってしまえばそれまでですが、リリースにあたっては丁寧な補正修正がなされています。
本作のショップインフォには既発盤の音源は"ALD+隠密"のマトリクスではという考察が書かれていましたが、ALDにしてはかなりの高音質で、いまいちその素性がよくわからないんですが、キースのギターが生々しく弩迫力の素晴らしいステレオSB音源。
が、『DANGER! KEEP BEHIND BARBED WIRE』にはちょっと欠点があり、まずはギターの左右のチャンネル。
イントロでは必ずしもそうではないところもありますが、左右に分かれるところではキースが中央からかろうじて左側、ロニーは微妙に右側で鳴っていました。
今回LHは左右を逆転させてその気持ち悪さを解消しています。ということでチャーリーのハイハットが左で鳴りますが、それよりギターの左右chが優先ですね(笑)
また、レベルオーバーやちらほらノイズが乗っていましたが、今回そのノイズが補正されてだいぶ消されています。
わかりやすいところでは"Gimme Shelter"のイントロ弾き始めにすぐ入るノイズ、これがまた見事に消えています。
ショップインフォによると合計100か所以上もの修正が施されているそうで、全部が綺麗になくなってるわけではありませんが聴いててあまりストレスを感じません。
またこの音源、"Dead Flowers"では左ch(今回の盤では右ch)がオフ気味になりますが、そこも持ち上げて補正されています。
ということで単なる既発のコピーではなく、こうして丁寧な補正が施されて生まれ変わったフォートワース97、たまりません。
音質的にも既発は"EX--"としていましたが、個人的には"EX"な"EX-"にまで昇華しています。
これでもうちょいベースがONなら最高なんですが、高望みですね。
演奏はなんじゃこりゃという"IORR"のイントロにあらわれているように、かなり走ってて聴いてて気持ちいいです。
ツアー開幕から1ヶ月が経ち、乗りに乗ってきたところの演奏をこうして生々しい音で聴けるからたまりません。
Webチョイスは"Star Star"で、これは妙におとなしいイントロで始まりますが、ロールしてるさまがうかがえます(笑)
Bステではミックが既発のタイトルのもととなった、「危ないから有刺鉄線の後ろに下がってな」と言って"Little Queeinie"に。"Crazy Mama"も素晴らしい!
"Tumbling Dice"では"〜there's fever in the funk house now"のところで間違って一人で"You got to roll〜"とやっちゃうミックだったりしますが(笑)
そして"JJF"ではほんとに走りまくってます。さすがはモータースピウードウェイ!(笑)
"Brown Sugar"ではイントロ冒頭でギターがオフになってますが、会場でも音が出てなかったんでしょう。
ボーナストラックは既発盤と同じくMTVの10 Spotで放送されたキャピトル・シアターから5曲収録。
これも既発盤が素晴らしい音で収録していましたが、そこからなんでしょう、これまた素晴らしい音質です。
そしてそのMTVの10 Spotを収めたDVDRもボーナス・ディスクでついてきます。
ということで単なるコピーではなく丁寧な修正が施された嬉しい作品でありました!
『
SAN DIEGO 1998 』 no label (2CD)
SB recordings@Qualcomm Stadium, San Diego, CA. Feb.3, 1998
●Disc 1
1. Intro / Interview - Keith Richards / 2. Announcement / 3. Opening SE / 4. Satisfaction / 5. Let's Spend The Night Together / 6. Flip The Switch / 7. Gimme Shelter / 8. Announcement / 9. Ruby Tuesday / 10. Saint Of Me / 11. Out Of Control / 12. Memory Motel
●Disc 2
1. Announcement / 2. Miss You / 3. Band Introductions / 4. Thief In The Night / 5. Wanna Hold You / 6. Little Queenie / 7. The Last Time / 8. Mick MC / 9. Like A Rolling Stone / 10. Announcement / 11. Sympathy For The Devil / 12. Tumbling Dice / 13. Honky Tonk Women / 14. Start Me Up / 15. Jumping Jack Flash / 16. Announcement / 17. Brown Sugar / 18. End Of Show Announcement - Last Words from Keith Richards & Mick Jagger
97年9月に北米から始まり、98年も北米2ndレグから開幕したB2Bツアー。
その北米2ndレグの後半、来日直前のサン・ディエゴ公演はWestwood OneでFM放送されたためにブートでもおなじみですが、LHからそのお馴染みの音源が登場。
最初に登場したのはWestwood Oneのエア・チェック音源を元にしたもので、ちょっとシャリシャリしてたまに瞬間的にモノラルになったりする『STONED IN SAN DIEGO』(VGP-170 "1st")、迫力はあれどちょいドンシャリな『SAN DIEGO '98』(DL 020/21)、タイトルからしてスペルが間違ってる上に盤面のスペルもこれまた違う間違いを犯した挙句に音はモノラルになっちゃってるという『THIEFS IN THE NIGHT』(RS-002/3)などがありました。
その後、Westwood OneのラジオショーCD3枚組が高額ながらも売り用じゃないのかというくらい結構な数が出回り、ちょっとエコーがあったりややシャリシャリしたところはあるもののさすがはラジオショーディスク、エアチェックとは二味も三味も違うということで、それを元に2ndバージョンとして作り直された『STONED IN SAN DIEGO』(VGP-170 "2nd")が決定盤となっていました。
ちなみにVGPの『STONED IN SAN DIEGO』の2ndの表ジャケは1stと同じデザインですが、1stのDisc2の最後に追加収録されていた"Shine A Light"などの隠密ボートラ3曲が2ndには含まれていないので、裏ジャケのクレジットを見れば1stか2ndかの区別がつきます。
さて、LHがリリースしたこちらも、VGPの2ndと同じくWestwood Oneのラジオショーディスクからのコピーです。
ということでもちろん高音質ですが、VGPの2ndに比べるとそんなに大きな違いがあるわけでもなく、ちょっとエコーが独特でハイハットがややシャリシャリした"EX-"です。
また、イントロなどでは鳴っててもキースのギターがやや奥まってるのもこの音源の特徴。
そしていずれもラジオショーディスクからというVGPの2nd盤との違いですが、VGPの2nd盤はハイハットの余韻を嫌ったのか超高音域を抑えるイコライジングがなされているのに対して、今回のLHのはノーイコラで、これはどちらがいいといったような違いでもありません。
そして今回のLH盤にはVGP盤ではカットされていた冒頭のインタビューが収録されていて、アナウンスなども飛ばせるようにチャプターが入っているのが特徴。
ちなみにWestwood Oneのラジオショーディスクのキューシートには、"Local Break"というCMらしきもののクレジットはありますが、それは場所を指示しているだけで実際にはCMは収録されていません。
ということで今回のLHによるこのCD、CD1はそのラジオショーのDisc1(50:35)がそのまま、CD2はラジオショーのDisc2(40:01)とDisc3(36:53)の結合フルコピーです。オリジナルに対して、"Band Introductions"といったチャプターは増えていますが。
ちなみにWestwood Oneのラジオショーディスク、珍しく各曲にチャプターが打たれているという作りで、これがまた放送用ではなく売り用なのではと思ったりしちゃうわけですが(笑)
また、VGP盤は冒頭のイントロとキースのインタビューをカットし、面割りをラジオショーディスクとは違う構成にしており、Disc2はBステから始まります。
ラジオショーディスクではBステはDisc2の途中に収録されておりBステ移動は未収録のため、"Wanna Hold You"が終わるとすぐに"Little Queenie"が始まりますが、VGP盤のDisc2はその"Little Queenie"から始まる作りのために、唐突に始まる不自然さをなくそうと冒頭の無演奏部分はつなぎがされています。が、そこが妙に左に寄った音から始まるという重箱の隅的なところがありました。今回のLH盤はストレートコピーなのでそうしたことはありません。
ということで冒頭のキースのインタビューも含めてラジオショーディスクの全てを網羅したストレートコピーがこちらということに。
演奏は来日公演直前、素晴らしい演奏ですが、勢いがあるというより、FM放送されたわりにはちょっと抑えた演奏のように聴こえるのはわたしだけでしょうか?
ラジオショーとはいえちょっと癖のある音でキースが前面にいないからそう感じるのかもですが。
とはいえやっぱり某オフィシャルのと違ってゲストなしのはいいぞの"Memory Motel"、そしてBステの3発はたまりません。
なお、ボーナスで1998年8月29日と30日に放送されたダイジェスト再放送のラジオショーディスクと2000年7月15日と16日に放送されたダイジェスト再放送のラジオショーディスクからという2CD-Rがついており、聴き比べると音の違いが面白いです。
98年再放送版は派手目な音ですが4曲目からステレオ感が一気に狭まり、2000年のは左右のchが逆です。
ちなみにショップ・インフォには今回のプレスCDの大元のラジオショーディスクも左右のchが逆のように読み取れる記載になっていますが、わたしの持ってるラジオショーディスクの左右のchは逆ではありません。もしかして逆のもあるんでしょうか?
Feb 2015
『
LIVE IN PARIS 1976 』 GOLDPLATE GP-1501DVD1/2CD1/2 (2DVD+2CD)
pro shots & SB recordings@Pavillon de Paris, Paris, France. June 1976
●DVD 1 - Live At Pavillon de Paris(Les Abattoirs), Paris, France. June 6, 1976
1. Concert Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 4. Hand Of Fate / 5. Hey Negrita / 6. Ain't Too Proud To Beg / 7. Fool To Cry / 8. Hot Stuff / 9. Star Star / 10. Angie / 11. You Gotta Move / 12. You Can't Always Get What You Want / 13. Band Introduction / 14. Happy / 15. Tumbling Dice / 16. Nothing From Nothing / 17. Outta Space / 18. Midnight Rambler / 19. It's Only Rock'n Roll / 20. Brown Sugar / 21. Jumping Jack Flash / 22. Street Fighting Man / 23. Concert Closing - La Marseillaise / 24. Arrival & Backstage Footages
[audio1: Virtual Stereo Remaster / audio2: original mono soundtrack]
●DVD 2 - Live At Pavillon de Paris(Les Abattoirs), Paris, France. June 5, 1976
1. Concert Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 4. Hand Of Fate / 5. Hey Negrita / 6. Ain't Too Proud To Beg / 7. Fool To Cry / 8. Hot Stuff / 9. Angie / 10. Star Star / 11. You Gotta Move / 12. You Can't Always Get What You Want - Tour Documentary
[PARIS EXTRA]
13. French TV Introduction / 14. Fool To Cry - June 7 / 15. Hot Stuff - June 7 / 16. Angie - June 4 / 17. Tumbling Dice - June 7 / 18. Outta Space - June 7 / 19. Midnight Rambler - June 7 / 20. Honky Tonk Women (Love You Live) - June 5 / 21. Hot Stuff (Love You Live) - June 6 / 22. Star Star (Love You Live) - June 6 / 23. Tumbling Dice (Love You Live) - June 7 / 24. Brown Sugar (Love You Live) - June 6 / 25. French TV Outroduction / 26. The Old Grey Whistle Test - BBC 1976
[audio1: Virtual Stereo Remaster / audio2: original mono soundtrack]
●CD 1 - Live At Pavillon de Paris(Les Abattoirs), Paris, France. June 6, 1976
1. Concert Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 4. Hand Of Fate / 5. Hey Negrita / 6. Ain't Too Proud To Beg / 7. Fool To Cry / 8. Hot Stuff / 9. Star Star / 10. Angie / 11. You Gotta Move / 12. You Can't Always Get What You Want / 13. Band Introduction / 14. Happy / 15. Tumbling Dice
+ June 5 Part 1 - 16. Honky Tonk Women / 17. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 18. Hand Of Fate
●CD 2
1. Nothing From Nothing / 2. Outta Space / 3. Midnight Rambler / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Brown Sugar / 6. Jumping Jack Flash / 7. Street Fighting Man / 8. Concert Closing - La Marseillaise
+ June 5 Part 2 - 9. Hey Negrita / 10. Ain't Too Proud To Beg / 11. Fool To Cry / 12. Hot Stuff / 13. Angie / 14. Star Star / 15. You Gotta Move / 16. You Can't Always Get What You Want
6/5の映像が出てきたことによるパリ76のコンピレーション。
と言ってしまえばそれまでですが、なかなかどうしてこれが結構侮れない中身になっています。
DVD2枚+CD2枚がトールケースに収納されている4枚組で、DVDはDisc1が以前から流通しているTV放送の元となった6/6のワーキング映像で、Disc2は最近出回った6/5の映像とエクストラ。
CDはDisc1と2に6/5が分割されちゃってますが、6/6と6/5を収録。
まずはDVD1の6/6のワーキング映像ですが、こちらは全てがワーキング映像ではなく、TV放送された『Aux Abattoirs』バージョンで6/6から採用された"Honky Tonk Women""Hand Of Fate""Star Star""You Gotta Move""You Can't Always Get What You Want""Band Introductions""Happy""It's Only Rock'n Roll""Brown Sugar""Jumping Jack Flash""Street Fighting Man"はそちらに差し替えられており、6/6のベスト・バージョンとなってます。
また、ワーキング映像では"Ain't Too Proud To Beg"でのドロップアウトと"Hot Stuff"には乱れやサウンドに一部カットがあることで知られていますが、それらも見事に修復と補填がなされていて、既発では"Hot Stuff"の途中で混入するカラーバーはその前をスロー動画にすることで消し、普通に見ている分には"Hot Stuff"での補填にも気付かないほど違和感がありません。
そして既発では黒枠つきで下部に乱れがあるような映像もありましたが、こちらは黒枠無しで端の乱れもありません。
なお、細かいですがTASBを参考にわかる人にはわかる違い、"Ain't Too Proud To Beg"のサビはハウリングが1回で、"Hot Stuff"の間奏後はサウンドは『666』から補填されており、"Star Star"はTVバージョンからなのでラストもあり、"Street Fighting Man"終了後も映像は停止せず、ドラムロールの後にチャーリーがミックに手を引かれてドラムセットからおりる様子に、花火と共に"La Marseillaise"が流れるシーンも収録されています。
この映像、わたしが持っているものよりは綺麗で、サウンドもaudio1では擬似ステレオ化してやや膨らませて音の抜けもよく、ドロップアウトや乱れへの丁寧な処置といい、今まで見てきたパリの6/6の映像作品では一番の仕上がりとなっています。
DVD2は昨年末から出回り始めた6/5のワンカメ映像。
こちらは『Paris 1976 2nd Night』(no label)で初めてDVD化されましたが、こちらはそれより僅かにシャープでにじみもやや少ない映像で、元のソースがYouTubeではなさそうです。とはいえ元々それなりの映像なので大きな違いというほどでもありません。
この映像は"You Can't Always Get What You Want"の途中でぶち切れて終わりますが、こちらではサウンドは隠密に繋ぎ、映像はドキュメンタリーにつながるという編集により、同曲を唐突に終わらせることなく完走しています。
さらにエクストラとして、パリ76での撮影日違いのTVバージョンや、『LOVE YOU LIVE』の収録日と同じ映像があることから、それらのサウンドを『LOVE YOU LIVE』に差し替えた編集映像に、BBCのThe Old Grey Whistle Testも追加収録されています。
このサウンドを『LOVE YOU LIVE』に差し替えた映像、なかなかいけてまして、ミックのボーカルが差し替えられているところもよくわかります。
ちなみにジャケのクレジットでは"Hot Stuff (Love You Live)"は6/7となっていますが、6/6の間違いですね。
そしてこちらの"Hot Stuff"の映像はDVD1とは異なり、途中でカラーバーが映ってて乱れがあるのもそのままです。
DVD2は昨年末に登場した6/5のパリがメインながらも、そちらは初ブート化ではないということであっさり紹介しましたが、そちらも既発よりはちょっと良く、何よりボーナス映像が結構楽しめるDVDでした。
そしてCD2枚組は上記DVDのサウンドをCD化したもの。
6/6は擬似ステレオ化してやや音を膨らませていますが、定位はちゃんと真ん中にあります。
こちらはあくまでもおまけといった位置づけなのか、面割りは収録時間の都合ということで、Disc1は6/6の"Tumbling Dice"まで収録した後に、なんと6/5の"Honky Tonk Women"が始まり、Disc2では6/6の"Tumbling Dice"以降から始まり、6/6が終わった後にはまた6/5に戻るという作りなのがなんとも残念。6/5の"You Can't Always Get What You Want"はDVDと同じく隠密を繋いで完走していますが、やっぱり1つのコンサートは続きで聴きたいものです。
ということでCDの面割りはちょっと残念ですが、映像はパリ76を多面的に立体的に楽しめる上に、その映像の修正や補填も丁寧というなかなか優れものの作品でした。
『
NEW ZEALAND 』 EVSD (no number) (1BD-R)
aud.shots@Mt Smart Stadium, Auckland, New Zealand. Nov.22, 2014
1. Introduction / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. You Got Me Rocking / 5. Tumbling Dice / 6. Like A Rolling Stone / 7. Doom & Gloom / 8. Out Of Control / 9. Honky Tonk Women / 10. Band Introductions / 11. You Got The Silver / 12. Before They Make Me Run / 13. Happy / 14. Midnight Rambler / 15. Miss You / 16. Gimme Shelter / 17. Jumping Jack Flash / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always Get What You Want / 21. Satisfaction
Empress Valleyによる独自映像Blu-ray、テルアビブ、ローマに続く第3弾はニュージーランドはオークランド公演。
2014年の最終公演であるこのオークランド公演は、ロニー側最前列からの映像がネットに出回り、LHからはDVD、旧青月からはミックスバージョンがBlu-rayでリリースされていますが、こちらは完全オリジナルの映像。
さて、オークランド公演は野外スタジアムですがアリーナエリアはシートがあり、こちらはキース側の超前方、3〜5列目辺りからの撮影のようで、これまたかなりのど迫力。
そしてカメラはキースを追う追う(笑)
要所要所ではミックも映りますが、メインはキースの上半身ショットで、ショーの全体はつかみにくかったりもしますが、キース・ファンにはたまりません(笑)
映像はやや暗めですが綺麗なハイビジョン画質。
手振れや斜め前の観客が端に映りこんだりすることもありますが、それもまれでよくぞこんなポジションでずっとカメラを掲げていられるものだと感心します。
そして周りの観客が"Sister Morphine"をリクエストする掛け声にうんうんと。
また、既発にはいずれのタイトルにも欠落箇所や丸々1曲欠けてたりもしましたが、こちらには欠落がないというのはポイント高し。
ただしこちら、音が割れてるのが玉に瑕。
思い切って音は差し替えるか、もう一つ音声を入れて選択できるようになっていれば更によかったのにと。
ちなみにネット通販店のインフォによると、タイトルは『NEW ZEALAND AUCKLAND』のようですが、背には『NEW ZEALAND』とのみ。
そして型番はEVSD-BD-012のようですが、どうもそのような表記は見あたりませんでした。どこかに小さく書いてるのかもですが。
『
BERLIN 2014 - 4 SOURCE MATRIX 』 no label (2CD)
aud.recordings@Waldbuhne, Berlin, Germany. June 10, 2014
●Disc 1
1. Intro / 2. Start Me Up / 3. You Got Me Rocking / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6.
Waiting On A Friend
/ 7. Doom And Gloom / 8.
Get Off Of My Cloud
/ 9. Out Of Control / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Can't Be Seen / 14. Midnight Rambler (with Mick Taylor)
●Disc 2
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Jumping Jack Flash / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What You Want (with the Fabulous Fridays) / 7. Satisfaction (with Mick Taylor)
先日4つもの隠密ソースをマトリクスしたというベルリン公演の音源がトレントにアップされ、もしかしたらと思ってましたがやはりCD化されました(笑)
14 On Fireツアーのベルリン公演は、LHからもネットにアップされた音をかなり補正して聴き応えのある音に仕立てた『BERLIN 2014』(no label)が既にリリースされていますが、今回の音源は補正など必要ないサウンドです。
隠密マトリクスはイマイチな仕上がりのものもネットにちらほらありますが、こちらは4つもの隠密音源をマトリクスさせながらも素晴らしい仕上がりで、クリアにして音像も大きく迫力もあり、臨場感も適度にあるという凄まじい"EX"サウンド。
いやぁ〜これ以上書く事がありません(爆)
という本気の冗談はさておき、"Tumbling Dice"から"Waiting On A Firiend"にかけてのUFO襲来ノイズもなく美しさが引き立ち、なぜにWeb Voteでこれ?という"Get Off Of My Cloud"もこの音源で聴くと凄まじさ倍増です。
森の劇場ヴァルトビューネについての逸話や演奏については既発盤『BERLIN 2014』で書いているのであらためては書きませんが、やっぱり"Start Me Up"のイントロといい、この"Out Of Control"でのイヤモニトラブルっぽいミックは面白い(笑)
ということで大満足ですが、中身のわりにはジャケが何となく迫力不足で、前回がキースなら今回はミックとか、遠景ショットにするならヴァルトビューネらしいテント形状がわかるものが良かったのになぁ〜と思わないでもありません。
そしてこちらにはYouTubeからの映像を編集したボーナスDVDRが付属し、さらにチューリッヒのDVDRまでついてきます。
他にギフトもあってこれら全てを鑑賞する時間はないんですが(笑)
『
GARDEN STATE 78 』 no label (2CD)
SB recordings@Capitol Theatre, Passaic, NJ. June 14, 1978
●Disc 1
1. Introduction / 2. Let It Rock / 3. All Down The Line / 4. Honky Tonk Women / 5. Star Star / 6. When The Whip Comes Down / 7. Miss You / 8. Just My Imagination / 9. Lies / 10. Beast Of Burden
●Disc 2
1. Respectable / 2. Far Away Eyes / 3. Love In Vain / 4. Shattered / 5. Sweet Little Sixteen / 6. Tumbling Dice / 7. Happy / 8. Brown Sugar / 9. Jumping Jack Flash / 10. Street Fighting Man
78の名盤再び。
78といえばフォートワースかラジオ・ショーか、はたまたこのパサイックのキャピトルシアターというくらいお馴染みの音源がまたもリニューアル。
このパサイックはキャピトルシアターでのスモールギグの流出サウンドは、卓直のライン音源で歓声は入っていないものの、78のラフでワイルドな演奏にはストライクと、アナログ時代からジャケからして素晴らしいSmilin' Dorkの『GARDEN STATE 78』が名盤として君臨し、コピー盤を含めて数多くのタイトルを排出してきました。
CD時代になってからも古くは『CAPITOL CONNECTION』(Scorpio RS7801114-5)、『OUT ON BAIL』(TSP-CD-0642-2)、そして2000年以降も『GARDEN STATE 78』(VGP-253)、『OUT ON BAIL』(VGP-278)といった盤が登場し、最新盤であるVGPの『OUT ON BAIL』が代表盤となっています。
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CD時代になってもいろいろとリリースされたのは、これが名音源というだけでなく、左右のchが違ってたりたまに片側がオフになったりといくつか抱えていた問題が徐々に改善が図られてきたためでもあり、その辺は78コーナーにもちょこっと書いているとおり。
そんなパサイック公演ですが、VGPの『OUT ON BAIL』という代表盤が君臨しているこの時代に敢えてSmilin' DorkのLP『GARDEN STATE 78』起こしのCDがリリースされました。
インフォによると今回のCD化にあたってこだわったのは、低音の迫力と左chがオフになる箇所の補正。
左chがオフになる箇所といえば全部で30箇所ほどありますが、たとえば"All Down The Line"では、今回の『GARDEN STATE 78』での2'02"でのthousand milesのmi*lesのところ、さらに4'02"においてもチャーリーのバスドラにあわせてリミッターがきいてしまうようで左chがドロップしてしまうという不具合をこの音源は持っていましたが、その箇所をモノラル化して目立たなくしているのが代表盤であるVGPの『OUT ON BAIL』。
今回はそのドロップアウト箇所を補正して疑似ステレオ化しているとのことで、問題の箇所を注意して聴いてみると、なるほど見事に補正されて自然に繋がっていることがよくわかります。
一方全体的な音質はどうかというと、低音はやはりアナログの方が出てるなと感じますが、アナログの旨みをうまくデジタル化している"EX"。
ということでVGPの『GARDEN STATE 78』やそれ以前の過去盤よりは遥かにいい音ですが、最新の決定盤たるVGPの『OUT ON BAIL』と聴き比べると、そちらの方が全体的にクリアな音で、今回の作品は全体的にわずかに極薄の皮膜がかかったようで粒が粗い感じに聴こえます。
この違いは同じ牛の同じ部位のカルビを、生肉のまま焼いてつけだれで食べるか、もみだれで味つけしてから焼いてつけだれで食べる違いというか、うまい表現が見あたりませんが、今回の作品はVGP盤とはアプローチが異なり、あくまでもアナログの音の復刻に重きを置いているということなんでしょう。
ということでどちらがいいかとなると再生機器や好みによっても違うでしょうが、個人的にはVGPの『OUT ON BAIL』が代表盤との位置づけは変わらないかなと。
なお、SB音源の存在は途中までしか確認されていない"Street Fighting Man"の後半はアナログ『IN AGAIN OUT AGAIN』から補填されています。
それにしてもやはりこのタイトルと丁寧な復刻デザインは嬉しいところ。
VGPの『GARDEN STATE 78』のジャケはちょいトリミングされていましたが(アナログにもトリミングされたようにずれたものがあったようで、元がそちらだったのかも)、こちらのジャケは帽子のてっぺんまで収まってる完全復刻で、裏も同じく完全復刻。
演奏は改めて紹介するまでもなく素晴らしく、こうしてまた通しで聴くとたまりません。
そして今回ヘッドフォンで聴き比べもしましたが、やはりオリジナルのアナログは偉大だとあらためて思い知ったのでありました。
と言っては身も蓋もないんですが、今回のこちらはアナログ復刻CDとして愛でたいアイテムであります。
『
MILAN 1970 2ND SHOW 』 no label
Palalido Palazzo Dello Sport, Milan, Italy. Oct.1, 1970 (2nd show)
1. Introduction / 2. Jumping Jack Flash / 3. Roll Over Beethoven / 4. Sympathy For The Devil / 5. Stray Cat Blues / 6. Love In Vain / 7. Prodigal Son / 8. Dead Flowers / 9. Midnight Rambler / 10. Live With Me / 11. Let It Rock / 12. Little Queenie / 13. Brown Sugar / 14. Honky Tonk Women / 15. Street Fighting Man
70年のミラノ公演が生まれ変わって登場。
ミラノ公演は既発では『VINTAGE CHAMPAIGN』(DAC-081)に"JJF""Roll Over Beethoven"、そして飛んで"Stary Cat Blues"、そしてフェードアウトする"Prodigal Son"に、クロスフェードで始まる"Dead Flowers"、そしてラストがカットされた"Midnight Rambler"の6曲のみ収録されていました。
が、YouTubeのこの映像( https://www.youtube.com/watch?v=0AN5qpPiTHI)で使われている8mmの映像にかぶせられた隠密録音は同一音源ながらかなり程度もよく、"Prodigal Son"や"Dead Flowers"に"Midnight Rambler"が完全収録されているだけでなく、コンサート全体を録音したその音源の全長版がIORRで公開されていたのでした。ということでその全長版がLHからリリース。
この音源はYouTubeで聴けるとおり、やや距離を感じますが、周りもさほどうるさくなく、モノラルながらキースのギターは聴きやすくナチュラルな音質が特徴で、ややヒスノイズが乗っていますが気になるレベルでもなく、隠密慣れした方ならもろ手を挙げて大歓迎"EX"といった"very good+"な音です。
ただしたまにドロップしたり、"Midnight Rambler"のエンディングや"Let It Rock"に"Little Queenie"に"Street Fighting Man"でところどころ音がこもるところがあり、後半は"very good-"といった感じ。
でもそれらの箇所もCD化にあたっては可能な限りの補正が施されており、"Love In Vain"の最後の最後での音飛びも補正されているのはさすが。
そしてわたしはDACの『VINTAGE CHAMPAIGN』はずっと持ってないままだったので今回の作品との比較にとゲットしましたが、今回の作品はDAC盤より長く収録されているだけでなく、聴きやすい音に生まれ変わってます。
さてこの70年のストーンズ、69年のセットリストとはまた違って"Roll Over Beethoven"が加わっているだけでなく、まだリリース前ながら"Dead Flowers"に"Brown Sugar"までも演奏している点がポイントなのはもちろん、演奏もヘヴィな69年とはまた変化を遂げており、"JJF"でのキースのハモリに"Live With Me"でのキースのイントロといった変化はもちろん、テイラーの自由な流麗さに磨きがかかると共にボビー・キーズとジム・プライスが加わったことで、ヘヴィな縦ノリから横ノリへと移行してきている時期というのを感じる事が出来ます。
そしてこの2ndショーでの悪魔の後半でのミックのシャウトがこれまた強烈で素晴らしい!
そんなわけでなかなか興味深い70年のツアー、こうして良好隠密で聴く事が出来て幸せでありますが、さらにこちらには、そのYouTubeにあった映像のDVD-R、さらにRUBBER DUBBER盤アナログの『EUROPEAN TOUR LIVE 1970』起こしのCD-Rも付属しており、多面的に70年のストーンズを楽しめる作品になっています。
『
CHICAGO 1997 1ST NIGHT 』 no label (2CD)
SB Recordings@Soldier Field, Chicago, IL. Sep.23,1997
●Disc 1
1. Pre Show VH1 Introductory Comments / 2. Intro / 3. Satisfaction / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Bitch / 6. Let's Spend The Night Together / 7. Rock And A Hard Place(*) / 8. Ruby Tuesday(*) / 9. Anybody Seen My Baby? / 10. 19th Nervous Breakdown / 11. Out Of Control / 12. Under My Thumb / 13. Miss You / 14. Band Introductions
●Disc 2
1. Keith Intro / 2. All About You / 3. Wanna Hold You / 4. Little Queenie / 5. Let It Bleed / 6. The Last Time / 7. Sympathy For The Devil / 8. Tumbling Dice / 9. Honky Tonk Women / 10. You Got Me Rocking / 11. Start Me Up / 12. Jumping Jack Flash / 13. You Can't Always Get What You Want / 14. Brown Sugar / 15. The Last Announcement(*) (*:aud.recordings)
日本からも多くのファンが駆けつけた、Bridges To Babylonワールド・ツアー初日のシカゴ公演のSB音源。
このツアーはインターネット投票やBステージといった当時画期的なステージが導入され、結果的にNo Securityツアーをはさんで99年まで足掛け3年にも及ぶロング・ツアーとなりました。
そんなワールドツアー初日、最初の2曲をVH1がTV放送してその元映像が流出したことから、良質なブートが排出されてきました。
既発をリリース順に簡単に紹介すると以下のとおり。
●『PIECE OF GOLD』(Phoenix 970923)
映像より先にリリースされたステレオSB盤。
"Rock And A Hard Place""Ruby Tuesday""Anybody Seen My Baby?""19th Nervous Breakdown"は欠落し、"Sympathy For The Devil"のイントロ以降は未収録ながらステレオSBで音は良い。
●『SOLDIER OF STONE』(VGP-199)
ステレオSB音源+隠密音源。
"Sympathy For The Devil"はSB部分が長くなり、"Rock And A Hard Place""Ruby Tuesday""Anybody Seen My Baby?""19th Nervous Breakdown"、そして"Sympathy For The Devil"のエンディング以降を隠密で補填。
音質は曲間などでややノイジーで、オープニングの"Satisfaction"冒頭のトラッキングずれが残念。
●『REST OF GOLD』(VGP-299)
既発とは別ソースのビデオ音源より、既発では欠けていた"Anybody Seen My Baby?""19th Nervous Breakdown"と後半部分、さらにリハをモノラルSBで収録。
これにより"Rock And A Hard Place"と"Ruby Tuesday"以外の曲のSB音源が出揃ったことに。
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左から順に |
といった感じですが、今回LHがリリースしたこの『CHICAGO 1997 1ST NIGHT』は、T&Jがトレントにアップした音源を元にしており、"Rock And A Hard Place"と"Ruby Tuesday"が隠密なのは既発と同じですが、悪魔以降の後半部分も既発のモノラルではなく初登場のステレオSBで収録しているのが最大の特徴。
こちら、既にソールドアウトなので紹介は簡単にしますが、前半部分は『PIECE OF GOLD』と同レベルの良好な"EX"。
初登場のステレオの"Anybody Seen My Baby?""19th Nervous Breakdown"も"EX"で聴けるのはポイント高し。
ただし元となったビデオの経年劣化からか、"IORR"の1:56では『PIECE OF GOLD』にはない右chのドロップがあったりして、前半部分は『PIECE OF GOLD』の方がやや艶がありますが、高音はより自然な伸びがあります。
そしてステレオとしては初登場の後半は、ややふんづまりの"very good+〜EX--"の音になり、CD化にあたってノイズは軽減されていますが、プチパチと微細なノイズが入ったり僅かなドロップがあったりします。
この後半は『REST OF GOLD』の方がモノラルとはいえもう少し高音に伸びがあります。
なお、SB音源の欠落している"Rock And A Hard Place"は隠密ビデオ音源から、"Ruby Tuesday"は『SWEET HOME CHICAGO』(CC440-41)から補填されています。
また、T&Jがソースとしたビデオには収録されていなかったのか、キースの"Wanna Hold You"とBステージの"Little Queenie""Let It Bleed""The Last Time"は『PIECE OF GOLD』から、そして最後のアナウンスは『SOLDIER OF STONE』から補填されています。
このシカゴ公演、わたしは初の海外遠征公演でしたが、ツアー初日とあって現地ではオープニングの"Satisfaction"に驚き、しかもまだ新作はシングル"Anybody Seen My Baby?"のみでニューアルバム『BRIDGES TO BABYLON』もリリースされていない初日とあって、"Out Of Control"をこのライブで初めて聴き、インターネット投票で選ばれた"Under My Thumb"はちょい微妙、しかしキースの"All About You"と"Wanna Hold You"の登場に感激狂喜乱舞、まだブリッジが完成しておらず橋のないBステージでさらに狂喜乱舞、アンコールの"You Can't Always Get What You Want"に涙してエンディングの"Brown Sugar"で昇天といった感じ(笑)
ブートで振り返ってみると"You Got Me Rocking"のロニーのタイミング間違いなど、ところどころ息の合っていないところがありますが、ツアー初日にしてはしっかり演奏しています(笑)
ということでこちら、既発を全て不要にする過去最強のといった感じではありませんが、後半を初登場のステレオSBで聴ける貴重なタイトルでした。
『
BLACK SWAN & THE WINDSURFER 』 [EVSD-782/783/784/785/786/787/788/789] (8CD+1CD)
multi IEM + aud. matrix recordings / aud recordings @Perth Arena, Perth, Australia. Oct.29 & Nov.1, 2014
2014年のオセアニア・ツアーで予定された合計9公演のうち(Hanging Rockはキャンセルされたので実際やったのは8公演)、同一会場どころか同一都市でも2公演行われたのはこのパースのみ。
そんなおいしいパース公演を超絶マルチIEM+隠密のマトリクスで収録したブートが、Empress Valley+Xavelによるこちら。
既発ブートCDでは初日のみブート化されていますが、こちらは2日間それぞれのマルチIEM+隠密、そして隠密単独の計8CDにボーナスとしてリハーサルを収めた計9CDが収録されています。
●『
PERTH ARENA 1 : BLACK SWAN 』 [EVSD-782/783/784/785] (4CD)
multi IEM + aud. matrix recordings / aud recordings @Perth Arena, Perth, Australia. Oct.29, 2014
[Multiple IEM Sources + Audience Source = Matrix Recording]
■Disc 1
1. Opening / 2. Start Me Up / 3.
Get Off Of My Cloud
/ 4. It's Only Rock'n' Roll (But I Like It) / 5. Tumbling Dice / 6.
Worried About You
/ 7. Doom And Gloom / 8.
Bitch
/ 9. Out Of Control / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. You Got The Silver / 13. Can't Be Seen / 14. Midnight Rambler (with Mick Taylor)
■Disc 2
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Jumpin' Jack Flash / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What You Want (with the Giovanni Consort Choir) / 7. (I Can't Get No) Satisfaction (with Mick Taylor) / 8. Closing
[Audience Source]
■Disc 3
1. Opening / 2. Start Me Up / 3.
Get Off Of My Cloud
/ 4. It's Only Rock'n' Roll (But I Like It) / 5. Tumbling Dice / 6.
Worried About You
/ 7. Doom And Gloom / 8.
Bitch
/ 9. Out Of Control / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. You Got The Silver / 13. Can't Be Seen / 14. Midnight Rambler (with Mick Taylor)
■Disc 4
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Jumpin' Jack Flash / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What You Want (with the Giovanni Consort Choir) / 7. (I Can't Get No) Satisfaction (with Mick Taylor) / 8. Closing
さてそのパース、まずはDisc1とDisc2のマルチIEM+隠密のマトリクス、一聴して今までのIEM傍受とは一味も二味も違う異次元の音に驚きます。
一体何台の器材を稼動させているのかというほんとに凄まじいサウンドで、IEM傍受もついにここまで進化したかという、独自ブートの最先端にして到達点を見届けた気にさせる凄まじいサウンド。
見事に各楽器を拾って分離したステレオサウンドで、ミックのボーカルも以前のIEM傍受タイトルのようなやや不自然なところを感じることもないクリアでメリハリがあり、完全にSB音源と聴きまがう凄まじい音です。
日本公演、特にギターのセパレートがうまくいかなかった2日目もこのサウンドで収録されていればという超絶サウンド。
ネット通販店のJHでは試聴もできるので、その超絶さは文章で読むより聴けば一耳瞭然、あれこれ書く必要もない超絶"EX"ブートです。
それでもあえて書くとすれば、"Midnight Rambler"のイントロではハープのマイクからのミックの声も拾っており、イントロでのミックの声に耳を傾けているとギターが鳴り響くオープニングに戦慄すること間違いなし。
というかあまりに立体的な音にヘッドフォンで聴いていると最初から悶絶すること必至。
そして"Doom And Gloom"で3本のギターが左右とセンターに分離しているというのも見事。
"Get Off Of My Cloud"、"Worried About You"、"Bitch"が飛び出したパース初日をこうも素晴らしい音で聴けるのは幸せ。
ちなみに"Start Me Up"のイントロのキースはちょい変で、一瞬音飛びしてるのかと思ったほど(笑)
と、興奮して書いて来ましたが、後半になると傍受のキースがちょい小さめになるので、欲を言えば後半はもう少しキースの音を上げて欲しかったところではあります。
そしてMK4マスターによる隠密のDisc3とDisc4、こちらは定位がやや左寄りながらも周りも静かで下から上まで見事に収録した素晴らしい音質の"EX"。
これで野外スタジアムの音も収録して欲しいところですが、他の公演はリリースされないのでしょうか。
なお、本作品は初日と2日目がそれぞれ個別の帯つきカードボード仕様で(ここにアップしている画像は帯は外したもの)、会場の青色を髣髴させる青い14 On Fireベロの紙2枚で表裏を挟み込んであるパッケージとなっています。
お店によっては初日と2日目をそれぞれ4CDで個別に販売しているところもあるようですが、その場合は後述するボーナスCDは付属しないようですので要注意。
●『
PERTH ARENA 2 : THE WINDSURFER 』 [EVSD-786/787/788/789] (4CD)
multi IEM + aud. matrix recordings / aud recordings @Perth Arena, Perth, Australia. Nov.1, 2014
[Multiple IEM Sources + Audience Source = Matrix Recording]
■Disc 1
1. Opening / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. You Got Me Rocking / 4. It's Only Rock'n' Roll (But I Like It) / 5. Tumbling Dice / 6.
Loving Cup
/ 7. Doom And Gloom / 8.
All Down The Line
/ 9. Out Of Control / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. Before They Make Me Run / 13. Happy / 14. Midnight Rambler (with Mick Taylor)
■Disc 2
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Start Me Up / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What You Want (with the Giovanni Consort Choir) / 7. (I Can't Get No) Satisfaction (with Mick Taylor) / 8. Closing
[Audience Source]
■Disc 3
1. Opening / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. You Got Me Rocking / 4. It's Only Rock'n' Roll (But I Like It) / 5. Tumbling Dice / 6.
Loving Cup
/ 7. Doom And Gloom / 8.
All Down The Line
/ 9. Out Of Control / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. Before They Make Me Run / 13. Happy / 14. Midnight Rambler (with Mick Taylor)
■Disc 4
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Start Me Up / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What You Want (with the Giovanni Consort Choir) / 7. (I Can't Get No) Satisfaction (with Mick Taylor) / 8. Closing
続いてこちらはブートCD初登場となるパース2日目。
この日は"Loving Cup"に"All Down The Line"、そしてキースは"Happy"と『EXILE ON MAIN ST.』ナイトでしたが、2日目のマトリクスは初日とちょっと質感が異なります。
初日のサウンドに腰を抜かした直後に聴くとあれ?となりますが、2日目は特に初めの方でややキースが引っ込んでます。
2日目は初日ほどはキースのギターがうまく拾えなかったのか、初日よりも隠密成分がちょいと増えてる感じ。
そしてミックの声も特にMCの部分では僅かに不自然な声に。やはりIEM傍受ってのはそう簡単に出来るものではないんでしょう。
ということで初日ほどの明確な分離はしていませんが、これまた素晴らしい音でメリハリのきいた初日よりはややウォーミーなSB風といった"EX"。
そんなわけで日本公演と同じく初日よりはちょい物足りない2日目ですが、これまた完成度が高いゆえの贅沢な望みといえます(笑)
演奏はまだミックも絶好調だったツアー前半ということで、初めてちゃんと聴くこの2日目も素晴らしいですね。
ちなみにこの日はキースがバンダナをしなかったという驚愕の日ですが、音だけ聴いてればわかりません(笑)
しかし"Happy"、弾き始める前からワイヤレスの不調で交換しながら観客とやり取りして笑いながら、やっと音が出て"Got it!!"と弾き始めたと思ったら”Make Me Run"とごちゃごちゃになったようなボロボロイントロで、"Hold on a minute! Wrong intro"とやり直し(笑)
そして歌い始めたと思ったら歌詞の順番を間違えてまた笑っとります(笑)
ちなみにキースのワイヤレスの不調は傍受にも関係があったのか、後半はちょっとキースのギターが前に出てくるところもあります。
でもやっぱり小さいので、もうちょっとキースの音だけを上げたりは出来なかったのかと、そこはちょい残念。
とはいえまぁそれも贅沢な望みといえる素晴らしい音ですが。
ところで"Brown Sugar"ではJBの"The Payback"からでもないでしょうが、"Get down with your girlfriend"と言ってるのか、この2日目はパースとの別れを惜しむかのように初日以上にいろいろ歌っていますが、よくわかりません(笑)
そしてDisc3と4のMK4マスターによる隠密、こちらがまた迫力ある音でありながら周りもうるさくないという音です。
音が塊になって襲ってきて、広がりはおろかアリーナの空間も感じない音で、いわゆる繊細な綺麗な音ではなくど迫力サウンドですが、これまた素晴らしい"EX"です。
まだこちらは全部は聴いていませんが、キースもでかいし、2日目はこの隠密もかなり楽しめます。
なお、2Daysセットの8CDセットにはボーナスCDがついていて、IEM傍受によるリハ音源が収録されています。
●Bonus CD
・Soundcheck at Perth Arena, Perth, Australia. Oct.29, 2014
1. Bitch / 2. Get Off Of My Cloud / 3. Worried About You / 4. You Got The Silver / 5. You Can't Always Get What You Want
・Soundcheck at Perth Arena, Perth, Australia. Nov.1, 2014
6. All Down The Line / 7. Loving Cup / 8. You Got Me Rocking / 9. Before They Make Me Run / 10. Doom And Gloom (Mick's Guitar)
こちらはたまにオフ気味になったりちょいノイジーだったりしますが、貴重なリハをこうして聴けるというのは嬉しいところ。
ということでパース2公演、この独自録音と製作によるマルチIEM+隠密のマトリクスに隠密単独にと、いずれも楽しめる素晴らしい作品でした。
Jan 2015
『
50 & Counting Live - UNITED CENTER 3 』 (BD-R)
aud shots@United Center, Chicago, IL. Jun.3, 2013
1. Intro / 2. Get Off Of My Cloud / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6.
Sway (with Mick Taylor)
/ 7.
Live With Me
/ 8.
As Tears Go By (with Taylor Swift)
/ 9. Emotional Rescue / 10. Doom And Gloom / 11. One More Shot / 12. Honky Tonk Women / 13. Band Introductions / 14. You Got The Silver / 15. Before They Make Me Run / 15. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 16. Miss You / 17. Start Me Up / 18. Tumbling Dice / 19. Brown Sugar / 20. Sympathy For The Devil / 21. You Can't Always Get What You Want / 22. Jumpin' Jack Flash / 23. Satisfaction (with Mick Taylor)
2013年の50 & Countingツアーからシカゴ最終日である3日目の登場。
シカゴ最終日は映像はおろか音もブート化されていませんでしたが、ようやくBD-Rがリリース。
これでシカゴ3公演の映像作品は初日2日目と並んで出揃ったことに。
この最終日も元はネットに出回ったもののようで、YouTubeなどからのベストソースの組み合わせによりたまに粗い映像も入ってますが、綺麗な映像がたんまりのマルチカメラで素晴らしい作品に仕上がっています。
シカゴ3公演は、初日は"Wild Horses"に"Rocks Off"にTaj Mahalとの"Six Days On The Road"、2日目は"Shine A Light"にシェリル・クロウとの"All Down The Line"、そしてミック・テイラーとの"Can't You Hear Me Knocking"が目玉でしたが、この日はミック・テイラー入りでの"Sway"に"Live With Me"、そしてTaylor Swiftとの"As Tears Go By"。
"Sway"ではテイラー、最初のソロパートをロニーに譲っちゃってあららぁ〜でしたが、エンディングまでのソロをしっかり弾いてます。
そして"Live With Me"をはさんで登場したのは"As Tears Go By"。
「キースと最初に書いた曲なんだ」とミック。"It is the evening of the day"と歌い始めると後ろからTaylor Swiftが。
彼女のおじさまキラー的なセクシーな歌い方がどうにもこの曲にはマッチしてない気がするんですが、なんとここでマルチカメラがオフィシャルYouTubeに切り替わります。
そういえばその映像があったか!という素晴らしい編集にちょい感動。隠密との切り替わりでオフィシャル映像も余すところなく使っていて、キースの12弦ギターに取り付けられたカメラの映像もしっかり。
キースのギターといえばこの日は"Honky Tonk Women"でトラブルがあり、キースのソロのところでギターの音が途切れ途切れになってしまい、一旦チャーリーの後ろに下がってワイヤレスかの調整をされて戻ってきましたが、今度はどうもボリュームが上がらずで、そこだけはちょい残念。
そしてキース・コーナーはベロピット最前列からのショットに。これYouTubeにもなかったような?
さらにこの日はどうにもワイヤレスの具合が悪いようで、"Brown Sugar"のイントロでも音がちゃんと出ず、後ろを振り返って直ってねーじゃねーかと一瞥して弾きなおすキースの姿も(笑)
ところでこの作品、サウンドはごくたまに音が偏ったりする事があり、"Brown Sugar"でちょい音が引っ込んだりするのが惜しいところですが、これまたバランスのいい隠密でこのままCD化して欲しいくらい。
ということで振り返れば1年半も前のライブですが、シカゴ3公演が揃ってめでたしめでたし。
ちなみにDVDRでも2枚組でリリースされていますが、お店で見比べると小さなTVでもやっぱりBD-Rが断然綺麗でした。
『
PHILADELPHIA 1981 1ST SHOW 』 no label (2CD)
SB recordings@JFK Stadium, Philadelphia, PA. Sep.25, 1981
●Disc 1
1. Intro - Under My Thumb / 2. When The Whip Comes Down / 3. Neighbours / 4. Just My Imagination / 5. Shattered / 6. Let's Spend The Night Together / 7. Black Limousine / 8. She's So Cold / 9. Time Is On My Side / 10. Beast Of Burden / 11. Waiting On A Friend / 12. Let It Bleed
●Disc 2
1. Band Introductions / 2. You Can't Always Get What You Want / 3.
Tops
/ 4. Tumbling Dice / 5. Hang Fire / 6. Let Me Go / 7. Little T & A / 8. Start Me Up / 9. Miss You / 10. Honky Tonk Women / 11. All Down The Line / 12. Brown Sugar / 13. Jumping Jack Flash / 14. Street Fighting Man / 15. Satisfaction / 16. Last Announcement
衝撃、いや笑撃の81初日再び。
とはいえ発売と同時に売り切れしまっているのでさくっと紹介にしておこうと思います。
81コーナーで紹介しているとおり、81初日は隠密で『PHILADELPHIA 81』(IMP-CD-020-021)がリリースされた後、音質が向上して既発では未収録だった"Satisfaction"も別音源でめでたく収録された延長版『AIN'T IT GOOD TO BE ALIVE?』(VGP-175)のリリースに喜んだのは1998年のことでした。
そしてその後2004年、なんと既発の2日目に加えて初登場の初日のモノラルSB音源を収録した『ROCK'N ROLL ANIMALS』(VGP-374)がリリースされ、その笑撃振りがよりダイレクトに伝わってくる感動の名作として君臨しておりました。
その81初日のSB音源ですが、補填している隠密も含めてよりロージェネからというインフォと共にT&Jによってトレントに公開された音源を元にしたのが本作。
既発の『ROCK'N ROLL ANIMALS』ではやや頭欠けのフェードインで始まる"Under My Thumb"は、今回その前のバンドコールから隠密で繋がれています。
また、"Waiting On A Friend""Let It Bleed""All Down The Line"のSB音源は欠落していて、そこは既発の隠密音源で補填されているのは基本的に同じ。
ただしT&Jがアップした音源はその隠密もピッチ修正を施していませんでしたが、本作ではそれらも丁寧に補正してリマスターしています。
特に"Under My Thumb"冒頭や"Let It Bleed"の後のミックのMCではSB音源と隠密音源とのズレにより一部二重になってしまっていましたが、そこも丁寧に修正されています。
音質は『ROCK'N ROLL ANIMALS』よりも高音に伸びがあってより明るくなり、さらに腰のある音になった"EX-"。
元々ギターがよく聴こえるミックスでしたが、さらにその音色が伸びやかになっています。
ちなみにオリジナルのT&J音源は高音域にちょっと癖がありましたが、そこもリマスターにより少しスッキリした音になっています。
とはいえこの音源、サーっというヒスノイズ成分が乗っているので、そこはすっぱりカットしている『ROCK'N ROLL ANIMALS』とどちらがいいかは人によって好みが分かれるところかと。
なお、トレントで公開されたこのT&J音源、本作の元である最初にアップされたものは間違ってlossy圧縮だったそうで、その後あらためて隠密のピッチをある程度修正してlossless圧縮でアップしなおされています。
その元ファイル同士を聴き比べると特に音の細いところでは差が明らかですが、リマスターされたこのCDと聴き比べるとlossyとの違いは明らかながら、losslessのものとの違いはほとんど感じず、ブラインドテストをするとよくわかりません。
また、T&J音源のlosslessバージョンでは隠密部分のピッチがおかしなところはある程度修正されていますが、"Under My Thumb"の冒頭で一瞬空白の間があったり、ピッチ修正された"All Down The Line"は切り替わりの部分のピッチがまだおかしかったりもします。
とはいえT&Jのこの音源のおかげでこうしてまた初日を堪能できるのは嬉しいところ。
もちろんブート化されるのはT&Jの本意でないことはわかっていますが、こうしてまた違う音色で楽しめるとは感謝です。
さて問題の演奏ですが、記念すべきこの81初日、はじめの "Under My Thumb"はもっさりと始まり、"When The Whip Comes Down"では乱れて終わり、
ところどころであやうかったり、"Let It Bleed"をやり直したりといろいろメロメロ・ストーンズの聴き所は多いですが、やはりなんといっても爆笑は最後のそれじゃJJFだろ"Satisfaction"(笑)
とまぁメロメロストーンズが思う存分楽しめる初日ですが、全部が全部メロメロというわけではなく、"Street Fighting Man"のエンディングのアレンジなんかは見事に決まっています。
そしてレアな"Tops"をやっているところも忘れてはいけません。
ところでインフォにはメンバー紹介でのロニーの発言がしっかり載っていたので転記すると、
> 「ヘイ、ミック、ちょっといいかな。俺の指輪を誤って観客席に飛ばしちゃったみたいなんだ。凄く良い金の指輪なんだけど失くしちまった。
> 返したくないってなら、まぁしょうがないけど、俺的にはあれが無いと本当に困るんだ」
> ("Hey Mick, Mick. I've just thrown my ring out in the audience. It's a very nice gold ring - it went over there.
> If you don't want to return it, (it) don't matter, but, it, I'm going to get in terrible trouble")
と。ロニーが指輪を飛ばしちゃったのはLICKS大阪が初めてではなかったんですね(笑)
ということで既に売り切れてるのでアレですが、81初日を今までとは違った音で堪能できる作品でありました。
『
MIAMI REHEARSALS 1994 』 DAC-154 (2CD)
SB recordings - rehearsals@Joe Robbie Stadium, Miami, FL. Nov.24, 1994
●Disc 1
1. Stop Breaking Down #1 / 2. Stop Breaking Down #2 / 3. Angie #1 / 4. Beast Of Burden #1 / 5. Beast Of Burden #2 / 6. Angie #2 / 7. Dead Flowers / 8. Sweet Virginia / 9. Doo Doo Doo Doo Doo / 10. Live With Me #1 / 11. Live With Me #2 / 12. Live With Me #3 (with Sheryl Crow) / 13. Live With Me #4 / 14. Live With Me #5 (with Sheryl Crow)
●Disc 2
1. Who Do You Love #1 (with Bo Diddley) / 2. Who Do You Love #2 (with Bo Diddley) / 3. Who Do You Love #3 (with Bo Diddley) / 4. Who Do You Love #4 (with Bo Diddley) / 5. Who Do You Love #5 (with Bo Diddley) / 6. Who Do You Love #6 (with Bo Diddley) / 7. Who Do You Love #7 (with Bo Diddley) / 8. Stop Breaking Down #3 (with Robert Cray) / 9. Stop Breaking Down #4 (with Robert Cray) / 10. Stop Breaking Down #5 (with Robert Cray) / 11. Stop Breaking Down #6 (with Robert Cray) / 12. Stop Breaking Down #7 (with Robert Cray)
Wolfgang's Vaultにマイアミ94のリハーサルの高音質SB音源が公開され、チューニングや会話などの無音部分などをカットした『MIAMI REHEARSALS 1994』(no label)が1CDでリリースされたのは、なんともう1年半も前、2013年8月のことでした。
そしてその翌月にリリースされた『HOODOO U VOODOO』(GOLDPLATE GP-1305DVD1CD1/2)はDVDとセットで全長版の2CDでリリース。
なお、『MIAMI REHEARSALS 1994』既発盤にも全長版は2CD-Rで付属していましたが、1年半遅れてDACがリリースしたのはその全長版を2CDで。
Wolfgang's Vaultに公開された音源の長さは110:47で、こちらのDisc1は58:35、Disc2は53:03と合計111:38。
一方1CDの既発盤は79:55でしたので、演奏以外とはいえ既発盤よりも31分以上長く収録されていることになります。
それにしても1年半とはだいぶ間が開きましたが、これまた後発だけあって、既発よりも僅かにキメ細かく艶のある音になっています。
元音源に乗っていたわずかなノイズが聴こえるのは既発盤と同じですが、こちらの方が少し目立たなくなっており、演奏も艶があって粒が細かい音に聴こえます。
また、たとえば"Angie #1"が始まって34秒付近のノイズもほとんど気がつかないレベルにまで修正されており、1年半遅れの後発だけに丁寧な仕上がりの"EX"。
ただしこのリハーサルの全長版、演奏自体は1CD相当であるがために、曲と曲の間がかなり間延びして話し声がかすかに聴こえるだけになったりするので、ちょっと気を抜くとCDが終わったのかまだ再生中なのかわからなくなったりも(笑)
全長版がいいのか、コンパクトに1枚にまとめたほうがいいのかはまぁ難しいところですが、音がいいのは大歓迎。
いずれにせよ、DACのリリースを待っていた方は1年半も待ったでしょうが嬉しいリリース。
中身については2013年8月の既発盤の『MIAMI REHEARSALS 1994』であれこれ書いたので省略しますが、リハーサル風景を目の前で眺めているような錯覚に陥る興味深い音源で、Wolfgang's Vaultさまさまであります。
それにしてもシェリル・クロウ、本番でのあの素晴らしい出来とは大違いのメロメロ振りがやっぱり面白い(笑)
『
TOKYO DOME 2ND NIGHT 』 no label (BD-R)
aud.shots@Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Mar.4, 2014
1. Intro / 2. Start Me Up / 3. You Got Me Rocking / 4. It's Only Rock'n Roll (But I Like It) / 5. Tumbling Dice / 6.
Angie
/ 7. Doom And Gloom / 8.
Silver Train (with Mick Taylor)
/ 9. Honky Tonk Women / 10. Band Introductions / 11. Slipping Away (with Mick Taylor) / 12. Happy / 13. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 14. Miss You / 15. Paint It Black / 16. Gimme Shelter / 17. Jumpin' Jack Flash / 18. Sympathy For The Devil / 19. Brown Sugar / 20. You Can't Always Get What You Want (with The Senzoku Freshman Singers) / 21. (I Can't Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)
昨年末のクリスマスイブにネットに公開された21.5GBの日本公演2日目の映像をそのまま収録したのがこちらで、9月にリリースされた初日に続く第2弾。
日本公演2日目の隠密ショットを収めたBlu-rayは、Nanker RecordsとEmpress Valleyからリリースされていますが、それらや既発DVDとは別ソースです。
2日目といえば初日は不調だったキースが大復活を遂げた日で、その感じはこのジャケにも表れていますが、この映像はこれまたキース・ファンにはたまらないものに。
この映像、正面ややロニーサイドからのスタンドからのワンカメで、手振れは多少あれども前のお客さんが映り込むこともない綺麗なBlu-rayならではの映像ですが、大型TVで観るとややソフトな映像でズームになると画質はちょい粗くなり、全体的にライトで顔の表情が飛んじゃったりしてるのは先に公開された初日と同じ。
しかしながら初日との大きな違いはそのカメラワーク。
初日はカメラはミックを追っていましたが、この2日目ではカメラはずっとキースを捉えて離さず、ミックが動こうがお構いなし(笑)
2日目スペシャルの"Silver Train"でもキース、ロニー、そしてテイラーをしっかりと捉えており、ミックがセンターにいればチャーリーも加えて同じフレームに収まった姿を拝む事が出来ます。
そして悪魔ではキャットウォークの先端で何度もお辞儀をする印象的なキースの姿がしっかり捉えられています。
逆にミックはキースを捉えたフレームに入ってこないと映りません(笑)
そういうわけで多少の手振れはあれどカメラワークは安定しており、さらにサウンドはT&Jから提供を受けたという48kHz/16bitサウンドを誇り、2日目の映像ではEmpress Valleyはアリーナからのショットで別格ですが、こちらは映像もサウンドもNanker Recordsのものを上回り、抜群の安定度です。
ただ、日本公演からもうすぐ一年という今にして観てみると、その安定感とキース主体の映像のため、ちょいと全体的におとなしく見えたりもしますが、キース復活の2日目を安定したショットで収めた素晴らしい記録作品に仕上がっています。
初日に引き続き安定した素晴らしいこの映像、ここは是非初来日25周年にあたるバレンタイン・デーあたりに3日目最終日も公開されることを祈ってます。
『
AUCKLAND NEW ZEALAND 』 no label (BD-R)
aud.shots@Mt Smart Stadium, Auckland, New Zealand. Nov.22, 2014
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. You Got Me Rocking / 5. Tumbling Dice / 6. Like A Rolling Stone / 7. Doom And Gloom / 8. Out Of Control / 9. Honky Tonk Women / 10. Band Introductions / 11. You Got The Silver / 12. Before They Make Me Run / 13. Happy / 14. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 15. Gimme Shelter / 16. Jumpin' Jack Flash / 17. Sympathy For The Devil / 18. Brown Sugar / 19. You Can't Always Get What You Want (with The New Zealand Youth Choir) / 20. Satisfaction (with Mick Taylor) // ["Miss You"is missing]
2014年の最終公演、オークランド公演はロニー側最前列からの映像が出回り、LHからは年末に2枚組DVDもリリースされましたが、その後Blu-ray映像がネットにアップされ、それを元にしたのが旧青月のコチラ。
最初にアップされた最前列映像のHD素材をそのままBlu-ray化してアップしてくれるだけで十二分にありがたかったんですが、今回アップされたものはいろんな映像とのマトリクスに仕上げられ、あらためてBlu-rayとDVD用の映像がアップされました。
それにしてもYouTubeなどからの他のショットにべらぼうに綺麗なものがあり、最前列の映像も並べてみるとぼけて見えたりと画質に差があったりもするわけですが、最前列映像も含めて見ごたえと臨場感にあふれています。
特にキャットウォークの先端でミックやリサが歌うところは、先にリリースされたDVDの最前列からの映像では映っていませんでしたが、こちらでは別カメラにより"Honky Tonk Women"や"Gimme Shelter"を雨風の中で熱唱する後姿が収められており、その映像はこちらの方が断然見ごたえあり、何より綺麗です。
そして"Midnight Rambler"でのテイラーのソロでは、先の最前列ショットのDVDではやたらとミック・ジャガーをカメラは追っていましたが、こちらではちゃんとテイラーが映っているのがナイス!
なお、この映像と音自体は https://www.youtube.com/watch?v=4oUWbogIE0Q で見れます。
YouTubeではかなり圧縮されてるので、このBlu-rayの綺麗なところの綺麗具合はうかがえませんが。
それにしてもこちら、編集が雑なところもあるのが玉に瑕。
YouTubeでも確認できますが、オープニングでいよいよ"Start Me Up"!というところでちょいと飛んだと思ったら、何曲かで音飛びのような症状があったり、曲間が繰り返されたり、途中でたまにちょいと音が飛ぶところがあったりも。
まぁ映像物は映像に7割方意識がいくこともあって、映像の切り替わりに合わせて音も毎度変わったりするようなことはないので、まだ安心してみていられますが。
それにしても最大の不具合は、アップされた大元映像からですが、このマトリクス編集バージョンではBlu-rayもDVDも共に"Miss You"が抜け落ちている点。
でもまぁこれは元々ファンのために無料配布されたものですからね。ブート化にあたってそうしたところも修正されていたりすれば嬉しかったんですが。
なお、DLしたものは14GBでしたが、こちらは19GBでした。とはいえ綺麗になってるかどうかまでは見比べてませんが、これでHDDの掃除が出来ます。
ちなみに最前列からの映像で作られたDVDでは一部未収録だった点はどうなってるかというと、まずは一部欠落していたメンバー紹介は、当日の音をバックに一部グラストンベリーの映像も持ってきて強引につないでいます。
そして"Gimme Shelter"の2分過ぎでの一瞬の飛びやキャットウォークから戻ってきたところでの欠落はこちらでは問題ありません。
そして悪魔のイントロは冒頭でちょいと変なことになってますが、DVDよりは長く収録されていて、さほど欠落はない模様。
演奏は12月にDVDで紹介したとおり素晴らしいもので、あれこれ書いたとおりいろいろ問題はあれど、より綺麗で臨場感のある映像を見れるというのは嬉しい一枚でした。
『
MADRID 2014 NEW MASTER 』 no label (2CD)
aud recordings@Estadio Santiago Bernabeu, Madrid, Spain. June 25, 2014
●Disc 1
1. Intro / 2. Jumping Jack Flash / 3. You Got Me Rocking / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. Angie / 7. Like A Rolling Stone / 8. Doom And Gloom / 9. Out Of Control / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Can't Be Seen / 14. Midnight Rambler (with Mick Taylor)
●Disc 2
1. Miss You / 2. Gimme Shelter / 3. Start Me Up / 4. Sympathy For The Devil / 5. Brown Sugar / 6. You Can't Always Get What You Want (with JORCAM Joven Coro) / 7. Satisfaction (with Mick Taylor)
2014欧州ツアーのマドリッド公演は、LHから『MADRID 2014』がリリースされていましたが、LHから2つ目となる隠密盤がリリース。
前回リリースの『MADRID 2014』は独自音源でしたが、今回リリースされたこちら、元はThe Satanic Pig Records(TSP!)なる名前でどうやら現地でCD-Rでリリースされ、その後ネットに出回った音源。
既発の『MADRID 2014』は、演奏はまんべんなく拾っているものの、ちょっと距離があって音が揺れたりところどころで入る話し声が惜しいといった感じの音でしたが、今回のこちらはギフトではなくあらためてプレスCDでリリースされるだけあって、音の感じはだいぶ違います。
今回の隠密も距離はあり、分離の良いクリアな音という感じではありませんが、迫力ある塊として向かってくるどっしり安定した音です。
また、この元音源はエコーが強めでしたがそれは軽減され、さらに低音が増幅されて迫力が増しています。
周りのチャットは既発のように話し声が耳につくこともなく、適度な臨場感でマドリッドの興奮が伝わってくる"EX-"。
なお、元音源では"IORR"と"Miss You"に強烈なデジタルノイズが入っていましたが、その部分は既発音源と差し替えることにより見事に補正されています。
ただし"Midnight Rambler"の3:58付近でのテイラーのソロ部分で3秒ほど音が飛んでるのはそのままです。
それにしても情熱の国スペイン、"Tumbling Dice"の終了後に湧きあがる"オーレオレオレオレー"の大合唱、そして続く"Angie"での"Angie"大合唱により、ミックが冒頭でマイクスタンドの前に出て観客に歌わせたりするところは聴いてるだけでも鳥肌モノ。
ただ、既発盤でも書きましたが、"Midnight Rambler"ではダブル・ミックとチャーリーが前半突っ走って素晴らしい演奏を繰り広げますが、肝心のブレイクが決まらず、後半はちょいとだれちゃってるのが惜しい(笑)
"Miss You"でも"Won't you come on, come on"でミックだけ息が合わずcome onを3回のご愛嬌(笑)
でも"Start Me Up"からはまたエンジンがかかってきたようで、"You Can't Always Get What You Want"のエンディングではリプライズまで!
こちらには既発と同じく最前列中央ロニー側から撮影されたド迫力映像がDVD-Rで付属しますが、今回のもサウンドはCDのサウンドに差し替えられており、これがまた素晴らしい!
Angie"での大合唱や、"Start Me Up"の歌いだしでジャンプしながら歌うミックといい、迫力のサウンドとあいまって素晴らしい映像に仕上がっていて、これが付属ギフトとはおそるべし!
なお、"Midnight Rambler"での音飛びはこちらでは補正されています。
この映像、一部カットがありますが、Blu-rayソースが出てくれば是非Blu-rayで見てみたいものです。
『
DEFINITIVE SAPPORO 2006 』 no label (2CD)
aud.recordings@Sapporo Dome, Sapporo, Japan. Mar.29, 2006
●Disc 1
1. Pre Show Music / 2. The Show Starts / 3. Opening SE / 4. Jumping Jack Flash / 5. It's Only Rock'n Roll / 6. Let's Spend The Night Together / 7. Oh No, Not You Again / 8. Angie / 9. Rain Fall Down / 10. Bitch / 11. Midnight Rambler / 12. Tumbling Dice / 13. Band Introductions / 14. This Place Is Empty / 15. Happy
●Disc 2
1. Miss You / 2. Rough Justice / 3. Start Me Up / 4. Honky Tonk Women / 5. Sympathy For The Devil / 6. Paint It Black / 7. Brown Sugar / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. Satisfaction / 10. The Last Announcement
A Bigger Bangツアー札幌公演のT&J隠密録音。
札幌公演を隠密収録した既発のプレスCDは、2013年末にギフトとして配布された『SAPPORO DOME 2006』のみ。
そのギフトCDが配布された際には、それがT&J音源だったのかがわたしはよくわかってなかったんですが、2014年末にそのアップグレードたるリマスター48kHz/16bit音源がT&Jのクレジット入りでTorrentにアップされ、それがそのギフトCDと同一音源だったことから、ようやくこれぞT&J音源だったんだとわかりました。
ということで今回リリースされたのは、そのT&Jのリマスター48kHz/16bit音源からのもの。
CD化によってCD規格の44.1kHz/16bitにダウンコンバートされていますが、今回Torrentにアップされた音源はリマスターされており、聴き比べるとより重心が低くなっており迫力が増しています。
また、以前の音源では目立っていたハイハットは今回少し抑えられており、総合的にさらなる最高音質"EX"へと昇華しています。
さらに今回は開演までがずいぶん長く収録されており、オープニングSEまでに8分ほど。
その間、"We want Stones"と、声の主が北海道の方かはわかりませんが、初の札幌公演を待ちわびる様子が聞き取れます。
こちらをご覧の方は既にギフトCDをお持ちの方が多いでしょうから特にこれ以上紹介することもないんですが、元々素晴らしかった音がさらに洗練されて素晴らしくなったということで、これはもう諸手を挙げて大歓迎です。
なお、こちらには別音源の『UNCIRCULATED BANG: SAPPORO 2006』(2CD-R)がギフトで付属。
これまた素晴らしい音です。適度な臨場感と疾走感が生々しく、これはこれで当時プレスCDでリリースされていれば良かったのにと。
『
PARIS 1976 2ND NIGHT 』 no label (DVD+CD)
pro shot & SB recording@Pavillon de Paris, Paris, France. June 5, 1976
●DVD&CD
1. Introduction / 2. Honky Tonk Women / 3. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 4. Hand Of Fate / 5. Hey Negrita / 6. Ain't Too Proud To Beg / 7. Fool To Cry / 8. Hot Stuff / 9. Angie / 10. Star Star / 11. You Gotta Move / 12. You Can't Always Get What You Want
2015年ブート、まずは完全初登場映像から開幕。
こちら、2014年11月末に突如YouTubeで公開された、1976/6/5のパリ公演のプロショット映像をソースとしたDVDとCDの2枚組。
1976年パリ公演は6/4〜6/7にかけて連夜の4公演が開催され、そのサウンドは4公演中3公演から『LOVE YOU LIVE』にも採用され、この6/5からは"Honky Tonk Women""Happy""You Gotta Move"が収録されていますが、TV放送もされた映像では6/6の完全版、そして6/4と6/7の一部の曲が確認できるのみでした。
ということで6/5は録音はされども撮影はされていないのかと思ったら、こうしてプロショットが世に出てきたから驚きです。
確認できる映像はワンカメのみでライブの前半部分のみですが、一応6/5も撮影はされていた事がこれで明らかに。
しかもその映像が最初にYouTubeに上がってたとはこのリリース・インフォで初めて知ったんですが(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=_RG7j-9sENk
ということで本作はその映像をDVDに、サウンドをCDに収録した2枚組で、いつもの調子でケースを開けて1枚目をCDプレーヤーに放り込むと再生してくれませんので要注意(笑)
初登場となる映像はYouTubeで確認できるとおり、正面からのワンカメのみで輪郭はやや甘く、色にじみもあり、大型TVで見るとかなり粗い感じで音声もモノラルで臨場感には乏しいですが、何といっても初登場の映像をこうして拝めるのはありがたいところ。
なお、"Honky Tonk Women"の終わりで激しく左右にパンしていますが、それ以外はカメラは基本的にミックを追っています。
また、曲間では歓声がONになり、観客がやたらと叫んでいるのは"Happy"連呼のように聴こえますが、何でしょう?
この日の隠密音源を収録した『LES ROLLING STONES AUX ABATTOIRS』(VGP-241)ではそうでもなかったんですが。
いや、この掛け声は6/6のSB音源でも聴く事が出来ましたね。何なんだろう?
それはともかく、インフォにあるとおり、"Get Off Of My Cloud"の終盤での"Hey Hey"でのミックのチャーリーへの合図には戦慄。
さらに"Star Star"でのどうにもふくらまない風船には笑えます(笑)
また、"Hand Of Fate"では水にぬれた床をスタッフに拭かせ、さらに拭き足りないところはミック自身が身をよじらせて歌いながら首からかけたスカーフで拭き取っているという涙ぐましいシーンを見る事が出来ます。
そうした床拭きやふくらまない風船などもあってこの日の映像はお蔵入りしたんですかね(笑)
いやぁ〜それにしてもこの頃はミックとキースのワンマイクが多くていいですなぁ。
なお、IORRではソースがYouTubeとは異なるという映像も公開されていてそちらの方が少し綺麗ですが、PCで見ている分にはあまり違いがわかりません。
サウンドはややバランスが悪いところもあり、妙にビリー・プレストンが目立つところもありますが、音質自体は"EX"。
演奏自体は前述のとおり既発では隠密で聴けますが、映像からの貴重なSBということで新年早々嬉しいリリースでした。
また、こちらには1976年パリ公演の日本放送ヴァージョンを収録したDVD-Rがおまけでついてきます。
これは見たことのない方には嬉しいボーナスで、字幕が凄まじいことで有名ですが、ほんとに凄いです(笑)