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- atsu-y's New Arrivals - |
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BBSで第一印象を紹介した
atsu-y's new arrivals の保管庫です。
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Feb 2026
『 RUBBER BOWL 1972 』 no
label (1CD)
aud.recordings@Rubber Bowl, Akron, OH. Jul.11,
1972
1.
Introduction / 2. Brown Sugar / 3. Bitch / 4. Rocks Off / 5. Gimme Shelter /
6. Happy / 7. Tumbling Dice / 8. Love In Vain / 9. Sweet Virginia / 10. You
Can't Always Get What You Want / 11. All Down The Line / 12. Midnight Rambler
/ 13. Band Introductions / 14. Bye Bye Johnny / 15. Rip This Joint / 16. Jumping
Jack Flash / 17. Street Fighting Man
アクロン72も装いを変えて再発。
「アクロンならブート作りに自信が持てます♪」と西野さんがFPで洗剤CMをもじってたのはもう30年も前のこと(笑)
このアクロン公演は1995年にIMP盤によって初めて世に出ましたが、その盤面には"good-by
Nicky, we miss you!"と書かれていました。
ということで前置きが長くなりましたが、ニッキーのピアノがよく聴こえる良好ステレオ隠密音源として有名なアクロン・ラバーボウル公演。
アクロン公演を収録したブートはそのIMP盤からVGP盤、そしてSweet
Records盤、DAC盤と経て、LHの2020年盤に2023年盤と着実にアップグレードを繰り返してきました。
そのあたりの歴史や音の特徴、そして演奏内容はこちらを参照ください。
2020年盤
『RUBBER BOWL 1972 REVISITED』
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/newarrivals/newarrivals2020.htm#rubberbowl1972revisited
2023年盤
『RUBBER BOWL 1972 REVISED EDITION』
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/newarrivals/newarrivals2023.htm#rubberbowl1972revisededition
ということですが、今回はタイトルやジャケなどが変わっていますが、純粋に2023年盤の再発。
タイトルは2012年にLHからリリースされたSweet
Records盤と同じ『RUBBER BOWL 1972』とシンプルなものに。
でも中身の音は繰り返しになりますが、2023年にリリースされた『RUBBER
BOWL 1972 REVISED EDITION』の再発です。
音質は2023年にも書いている通り、ブートにあまりなじみのない方が聞くとどうだろうと考えると"very
good++"〜"EX--"あたりが妥当かもしれませんが、個人的には断然"EX-"の素晴らしいステレオ隠密音源。
ちなみに再発ならば装いも全く同じもので再発されればまた買わなくていいのに、と思うのは私だけではないはずですが、そこは商売上手、ちょっとカッコよくなってるのが憎い。
ディスクのプリントは表ジャケの写真を赤黒加工したもので、最近のLHの再発盤の傾向ですね。
ということで、2023年盤をお持ちでない方には楽しめること間違いなしの作品であります。
『 SO MUCH YOUNGER THAN TODAY 』 no
label (1CD)
FM broadcasts@Honolulu 1966 + Sydney & Melbourne,
Australia 1966
●Honolulu
International Center, Honolulu, HA. Jul.28, 1966
1. Introduction / 2. Not
Fade Away / 3. The Last Time / 4. Paint It Black / 5. Lady Jane / 6. Mother's
Little Helper / 7. Get Off Of My Cloud / 8. 19th Nervous Breakdown / 9. Satisfaction
●Commemorative
Auditorium Showgrounds, Sydney, Australia. Feb.18, 1966 (1st Show)
10. Introduction
/ 11. Mercy Mercy / 12. She Said Yeah / 13. Play With Fire / 14. Not Fade Away
/ 15. The Spider And The Fly / 16. That's How Strong My Love Is / 17. Get Off
Of My Cloud / 18. 19th Nervous Breakdown / 19. Satisfaction
●Palais
Theatre, St.Kilda, Melbourne, Australia. Feb.24, 1966 (2nd Show)
20. Ward
Austin Introduction / 21. The Last Time / 22. Mercy Mercy / 23. She Said Yeah
/ 24. Play With Fire / 25. Not Fade Away / 26. That's How Strong My Love Is
/ 27. Get Off Of My Cloud / 28. Satisfaction
●Australian Radio (2UW)
Feb.16, 1966
29. Ward Austin 2UW Report / Ward Austin Stones Interview
2022年にLHよりリリースされた作品が装いを変えて再発。
まさにタイトルどおり、1966年という若き日のストーンズがブルースからロックへと進化するほとばしる衝動を捉えている秀作。
今回改めてホノルル、シドニー、メルボルンを既発盤とも聴き比べてみましたが、やはり2022LH盤とその再発である今作が頭一つ抜きんでています。
1966年から60周年を迎える今年、品切れのこの秀作が再発されるのは当然ともいえるでしょう。
ということで既発をお持ちでない方には絶好の再発。
今作の素晴らしさについては2022年のLH盤を参照ください。
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/newarrivals/newarrivals2022.htm#somuchyoungerthantoday
以上!
というところですが、それではなんですのでホノルル公演といえばのエピソードを2つ(笑)
ブライアンにとって最後のアメリカ公演となってしまったこのホノルル公演、オープニングの"Not
Fade Away"では彼は2本のブルースハープを手にして吹き分けていますが、彼がブルースハープを吹き鳴らしてバンドが演奏に突入する際に彼が発した笑い声を、ブライアンのマイクがはっきり拾っています。
また、"Paint
It Black"の後、チャーリーがミックのマイクで曲紹介をやらされますが、「次は最新曲をやるよ。"The
Last Time"」と、さっきやったばかりの曲を紹介するという大ボケ(笑)
メンバーからのツッコミの後、「それだいぶ前にやってたね(←ついさっきなのに)。次の曲は"Lady
Jane"」と仕切り直し(笑)
ということで再発ではありますが、わたしは今回のジャケの色の方が好き(笑)
ディスクも今作ではジャケの写真がプリントされていていい感じ。
『 PHILADELPHIA 1981 DAY 1: UPGRADE 』 no
label (2CD)
SB recordings@JFK Stadium, Philadelphia, PA. Sep.25,
1981
●Disc
1
1. Under My Thumb / 2. When The Whip Comes Down / 3. Neighbours / 4. Just
My Imagination / 5. Shattered / 6. Let's Spend The Night Together / 7. Black
Limousine / 8. She's So Cold / 9. Time Is On My Side / 10. Beast Of Burden /
11. Waiting On A Friend / 12. Let It Bleed
●Disc 2
1. Band Introductions
/ 2. You Can't Always Get What You Want / 3. Tops / 4. Tumbling Dice / 5. Hang
Fire / 6. Let Me Go / 7. Little T & A / 8. Start Me Up / 9. Miss You / 10.
Honky Tonk Women / 11. All Down The Line / 12. Brown Sugar / 13. Jumping Jack
Flash / 14. Street Fighting Man / 15. Satisfaction / 16. Last Announcement
ナイス・アップグレード!!
衝撃、いや笑撃の81初日が再び。
81ツアーの初日は、大昔に隠密で『PHILADELPHIA
81』(IMP-CD-020-021)がリリースされた後、音質が向上して既発では未収録だった"Satisfaction"も別音源でめでたく収録された延長版『AIN'T
IT GOOD TO BE ALIVE?』(VGP-175)のリリースに喜んだのは1998年のことでした。
そしてその後2004年、なんとモノラルSB音源を収録した『ROCK'N
ROLL ANIMALS』(VGP-374)がリリースされ、その笑撃振りがよりダイレクトに伝わってくる感動の名作として君臨しておりました。
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/newarrivals/newarrivals2004.htm#RRanimals
それから10年余りが経った2015年、そのモノラルSB音源だけでなく一部で補填している隠密も含めてよりロージェネからというインフォと共にT&Jによってトレントに公開された音源を元に、LHがブラッシュアップしてリリースしたのが『PHILADELPHIA
1981 1ST SHOW』でした。
こちら速攻売り切れるほどの人気盤でしたが、後述する問題を抱えていたのでした。
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/newarrivals/newarrivals2015.htm#philadelphia1981-1stshow
そして2020年にはタイトルと装いを変えた再発盤『PHILADELPHIA
1981 DAY 1』がリリースされていましたが、こちらもとうに売り切れと。
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/newarrivals/newarrivals2020.htm#philadelphia1981day1
そんなわけで、この81初日という衝撃の演奏を収録した盤が買えないという由々しき事態になっていましたが、その状況を打開すべくLHが今回リリースというわけに。
ただし!今回は単なる再発ではありません。
2015年の『PHILADELPHIA
1981 1ST SHOW』、そして2020年に再発された『PHILADELPHIA 1981 DAY 1』はともに最初T&Jが誤って公開したlossyバージョン音源が元になっていたのです。
『PHILADELPHIA
1981 1ST SHOW』で紹介している通り、LHはそのlossy音源に対して丁寧な音質補正を施すことにより、かなり音質はlossyぽくないところまで回復されてはいましたが、T&Jが間違いに気づいて公開し直したlossless音源が使われることはなく、2020年に再発された『PHILADELPHIA
1981 DAY 1』も中身は変わらずそのままでした。
しかーし、遂にlossless音源を基に作り直されたのが今作!
聴き比べると違いは大きくないとはいえ、すぐに気づきますが、LH既発の『PHILADELPHIA
1981 1ST SHOW』や『PHILADELPHIA 1981 DAY 1』のようなサーっというヒスノイズや少し癖のある高音のひずみはなくなり、滑らかでよりきれいな音に。
今回はVGPの『ROCK'N
ROLL ANIMALS』よりもロージェネであるアップグレードもはっきり体感できます。
VGP盤ではわずかに感じたふんずまり感がなくなったうえに、VGP盤ではあったSB音源のヨレも丁寧に補正されており、さすがは「GRAF
ZEPPELIN」、丁寧な仕事です。
音質表記上は既発の"EX-"に対して"EX"にというほどの違いではありませんが、同じ"EX-"でも、間違いなく今作が決定盤です。
ちなみに今作はほん〜の少しだけ定位が左に寄ってるようですが、ほぼ中央にあるので既発との聴き比べで感じる程度。
なお、このモノラルSB音源には一部欠落があり、"Under
My Thumb" がややフェードインで始まり、"Waiting On A Friend" "Let
It Bleed" "All Down The Line"は当日の隠密音源で補完していますが、その繋ぎも違和感のないスムースさで見事。
いやしかしこうしてアップグレード再発されることにより改めて聴き直す機会に恵まれるわけですが、やっぱり81初日は最高(笑)
もっさりした"Under
My Thumb"で始まり、スピードアップするも2度目のブリッジが乱れる"When
The Whip Comes Down"と自由奔放(笑)
そしてようやく"Neighbours"で乗ってくるストーンズ。
"Shattered"でシャキっとしたと思えば"Let's
Spend-"ではもうメロメロで、その後もまるでリハのような頼りなさが見え隠れ(笑)
"Let
It Bleed"にいたってはやり直す羽目に(笑)
極めつけは伝説の"Satisfaction"。ミラクルな音外しに続いて"Satisfaction"ではなく"JJF"か?というミラクルすぎるイントロ(笑)
初日ということで"Tops"というレア曲も目玉ですが、最大の目玉はやはりこの"Satisfaction"。
いやぁ〜やっぱすごい(笑)
ちなみにこの初日は前半部分が部分的に隠密映像も残っていますが、そこで確認できるステージの前面は映画『LET'S
SPEND THE NIGHT TOGETHER』でのステージのようななだらかに傾斜のついた坂ではなく、ミックの前だけは幅広の階段形状であり、やりにくそうです(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=b9-KIPlRr8Y
ということで遂にロスレスT&J音源でのリリース、81初日をこれでもかと楽しめる決定盤の降臨でした!!
『 BBC SESSIONS 1963-1971: UPGRADE 』 no
label (3CD)
Definitive collection of BBC recording sessions and live performances by Prof.Stoned
2024年7月にLHからリリースされた『BBC
SESSIONS 1963-1971』(3CD)のアップグレード盤。
BBC音源の歴史はnew
arrivalsの2024年7月で紹介した『BBC SESSIONS 1963-1971』を参照いただくとして、
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/newarrivals/newarrivals2024.htm#bbc_sessions
Prof.Stonedが制作したその怒涛のBBS音源集大成は、翌年の2025年に部分的に更新されていたのでした。
そのアップグレードが驚き。
なんとSession
#19、あのTop Of The Popsの"Brown Sugar" "Bitch" "Wild
Horses"のうち、後者2曲。
これらは全て1971/3/11に録音されましたが、TVでは別々に放送され、"Brown
Sugar"は4/15と5/16に、そして"Bitch"と"Wild Horses"は4/22に放送されたのでした。
その後者2曲が今回驚くべきアップグレードを遂げたのです。
この2曲のマスターテープはBBCでも紛失もしくは上書きされており、オフィシャルが『STICKY
FINGERS』DXの制作中に、誰かコピーを持っていないかとファンに問いかけたことでも知られている通り、コピーすら残っていないもの。
そんなわけで、これまで世に出回ったものはテレビのスピーカーから出る音を録音した音しかなかったのです。
それがなんとライン録音した音源が遂に発掘されたのです!
ただし"Bitch"の冒頭2秒のみ欠落していたようで、そこは従来のマイク録音音源が使われていますが、2秒から切り替わる音の素晴らしいこと!
これまでの音源とは月とすっぽん、まさに天地ほどの差があります。
そんなわけで、たった2曲とはいえそのアップグレードが超目玉。
なお、他にSession#1と#4と#12もProf.Stonedは前回のリマスターを見直し、新たにリマスターされています。
そのうち#12は今回のリマスターではベースがブンブン鳴りすぎですが、Prof.Stonedによるものなのでよし(笑)
そんなわけでたかが2曲とはいえ超貴重なアップグレード!
ジャケやディスクレーベルなどはBBC音源のTSP盤に倣って『BIG
HITS』US盤の表写真、UK盤の裏写真のフォトセッション、というか正確には『COULD
YOU WALK ON THE WATER?』を企画したフォトセッションでのガイ・ウェブスター(Guy
Webster)の写真が使われています。
なお、裏ジャケの内側だけはなぜかその2か月後の『AFTERMATH』フォトセッションからですが、こちらもガイ・ウェブスターによるもの。
●Disc 1
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Session
#1
01. Come On
02. Memphis Tennessee
03. Roll Over Beethoven
Recorded:
Playhouse Theatre, Northumberland Avenue, London UK; Monday 23 September 1963
Broadcast:
BBC Radio 'Saturday Club': Saturday 26 October 1963
Producer: Bernie Andrews
Source:
excellent pre-broadcast tape
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Session
#2
04. Roll Over Beethoven
Broadcast live: BBC Radio ‘Go Man Go';
Friday 24 January 1964 @ 12.31 PM
Producer: Don George
Source: good off-air
recording
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Session
#3
05. Don't Lie To Me
06. Mona
07. Walkin' The Dog
08. Bye Bye
Johnny
09. You Better Move On
10. I Wanna Be Your Man
Recorded:
Playhouse Theatre, Northumberland Avenue, London UK; Monday 3 February 1964
Broadcast:
BBC Radio 'Saturday Club': Saturday 8 February 1964 @ 10 AM
Producer: Bernie
Andrews
Source: very good to good off-air recordings
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Session
#4
11. 'Intro'
12. Route 66
13. 'Long John talks'
14. Cops And Robbers
15.
'Long John talks'
16. You Better Move On
17. 'Long John talks'
18.
Mona
Recorded: BBC Camden Theatre, Camden Town, London UK; Thursday 19
March 1964
Broadcast: BBC Radio World Service 'Rhythm & Blues' &
BBC One TV 'Stereophony' (sound only.; Saturday 9 May 1964 @ 9:30 AM
Producer:
Ian Grant
Presenter: Long John Baldry
Source: sublime pre-broadcast tape
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Session
#5
19. Not Fade Away
20. Hi-Heel Sneakers
21. Little By Little
22.
I Just Want To Make Love To You
23. I'm Moving On
Recorded: Playhouse
Theatre, Northumberland Avenue, London UK; Friday 10 April 1964 @ 12.31 PM
Broadcast
live: BBC Radio 'Joe Loss Show'
Producer: Don George
Source: very good
off-air recording
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Session
#6
24. Not Fade Away
25. I Just Want To Make Love To You
26. Beautiful
Delilah
27. Hi-Heel Sneakers
28. Carol
29. Walkin' The Dog
Recorded:
Playhouse Theatre, Northumberland Avenue, London UK; Monday 13 April 1964
Broadcast:
BBC Radio 'Saturday Club': Saturday 18 April 1964 @ 10 AM
Producer: Bernie
Andrews
Sources: 24 is near-ex pre-broadcast tape, the rest are very good
to good off-air recordings
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Session
#7
30. Beautiful Delilah
Recorded: Royal Albert Hall, South Kensington,
London UK; Monday 27 April 1964 @ 19:31 PM
Broadcast live: BBC Radio 'Top
Beat'
Producer: Robin Scott
Source: good off-air recording
●Disc
2
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Session
#8
01. Down In The Bottom
02. You Can Make It If You Try
03. Route
66
04. Confessin' The Blues
05. Down The Road Apiece
Recorded:
Playhouse Theatre, Northumberland Avenue, London UK; Monday 25 May 1964
Broadcast:
BBC Radio 'Saturday Club': Saturday 6 June 1964 @ 10 AM
Producer: Bernie
Andrews
Source: fair off-air recording
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Session
#9
06. It's All Over Now
07. If You Need Me
08. Confessin' The Blues
09.
Carol
10. Mona
Recorded: Playhouse Theatre, Northumberland Avenue,
London UK; Friday 17 July 1964 @ 12.31 PM
Broadcast live: BBC Radio 'Joe
Loss Show'
Producer: Don George
Source: very good off-air recording
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Session
#10
11. Around And Around
12. If You Need Me
13. I Can't Be Satisfied
14.
Crackin' Up
15. Ain't That Loving You Baby
16. It's All Over Now
Recorded:
Playhouse Theatre, Northumberland Avenue, London UK; Friday 17 July 1964
Broadcast:
BBC Radio 'Top Gear': Thursday 23 July 1964 @ 10 PM
Producer: Bernie Andrews
Sources:
11 is ex off-air, the rest are very good to fair off-air recordings
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Session
#11
17. 2120 South Michigan Ave
Recorded: Playhouse Theatre, Northumberland
Avenue, London UK; Thursday 8 October 1964
Broadcast: BBC Radio World Service
'Rhythm & Blues'; Saturday 31 October 1964
Producer: Jeff Griffin
Source:
very good pre-broadcast tape
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Session
#12
18. 'Interview with Brian & Mick'
19. Everybody Needs Somebody
To Love
20. 'Interview with Mick'
21. The Last Time
22. Down The Road
Apiece
Recorded: Broadcasting House, Studio S2, Portland Place, London
UK; Monday 1 March 1965
Broadcast: BBC Radio 'Top Gear': Saturday 6 March
1965 @ 16 PM
Producer: Bernie Andrews
Source: transcription disc
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Session
#13
23. Mercy Mercy
24. 'Interview with Mick'
25. Cry To Me
26.
'Intro to Satisfaction'
27. (I Can't Get No) Satisfaction
28. 'announcement'
29.
Fanny Mae
30. 'Interview with Mick'
31. The Spider And The Fly
32.
'finale time'
33. Oh Baby (We Got A Good Thing Goin’)
Recorded: Broadcasting
House, Studio S2, Portland Place, London UK; Friday 20 August 1965
Broadcast:
23,26,29,30: BBC Radio 1 'The Rolling Stones; Yeh Yeh'; Monday 30 August 1965
@ 16 PM // 25,26,27,29,30: BBC Radio 'Saturday Club': Saturday 18 September
1965 @ 10 AM
Producer: Bernie Andrews
Sources: transcription disc
●Disc
3
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Session
#14
01. Let's Spend The Night Together
02. Ruby Tuesday
Recorded:
Lime Grove Studios, Shepherd's Bush, London UK; Wednesday 25 January 1967
Broadcast:
01: BBC One TV 'Top of the Pops' Thursday 26 January 1967 @ 7:30 PM // 02: BBC
One TV 'Top of the Pops' Thursday 9 February 1967 @ 7:30 PM
Source: very
good off-air recordings
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Session
#15
03. 2000 Light Years From Home
Recorded: Olympic Sound Studios,
Barnes, London UK; Summer/Fall 1967
Broadcast: BBC One TV 'Top of the Pops'
Thursday 28 December 1967 @ 7:30 PM
Source: good off-air recording
----------------------------------------------------------------------------------------------------
Session
#16
04. 'Mick & Brian interview'
05. Jumpin' Jack Flash
Recorded:
Olympic Sound Studios, Barnes, London UK; April 1968
Broadcast: 05: BBC One
TV 'Top of the Pops' Thursday 23 May 1968 @ 7:30 PM
Source: transcription
disc
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Session
#17
06. 'Mick Taylor interview'
07. Honky Tonk Women
Recorded:
Lime Grove Studios, Shepherd's Bush, London UK; Thursday 3 July 1969
Broadcast:
07: BBC One TV 'Top of the Pops' Thursday 10 July 1969 @ 7:30 PM
Sources:
transcription disc & film master
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Session
#18
08. Gimme Shelter
09. Honky Tonk Women
Recorded: BBC Television
Centre London UK; Friday 12 December 1969
Broadcast: 08: BBC One/ZDF TV “Pop
Go the 60s"; Wednesday 31 December 1969 @ 10:35 PM // 09: BBC One TV 'Top
of the Pops' Thursday 25 December 1969 @ 14:15 PM
Source: film soundtrack
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Session
#19
10. Brown Sugar
11. Bitch
12. Wild Horses
Recorded: BBC
Television Centre London UK; Thursday 11 March 1971
Broadcast: 10 BBC One
TV 'Top of the Pops' Thursday 15 April 1971 @ 19:05 PM // 11-12: BBC One TV
'Top of the Pops' Thursday 22 April 1971 @ 19:05
Source: 01 from film soundtrack,
the rest are good off-air recordings
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Completist
Folder:
13. High Heel Sneakers (Spa Royal Hall, BBC TV, 11 July 1964)
14.
Not Fade Away (Spa Royal Hall, BBC TV, 11 July 1964)
15. Mick interview (20
August 1965, Yeh Yeh)
16. Have You Seen Your Mother Baby (17 December 1966,
Top Of The Pops, BBC TV)
17. Mick and Brian interview (15 May 1968, BBC,
Top Gear)
18. Brian interview (15 May 1968, BBC, Scene and Heard)
19.
Mick interview (December 1968, TOTP 217)
20. BBC report about Hyde Park show
(6 July 1969, TOTP 245)
21. Mick Taylor interview (July 1969, TOTP 249)
Jan 2026
『 RIDGEDALE 2024 Definitive Master 』 no
label (2CD)
aud.recordings@Thunder Ridge Nature Arena, Ridgedale,
MO. Jul.21, 2024
●Disc
1
1. Intro / 2. Start Me Up / 3. Get Off Of My Cloud / 4. Tumbling Dice /
5. Angry / 6. Let It Bleed
/ 7. Street Fighting Man
/ 8. Whole Wide World / 9. Mess It Up / 10. You Can't Always Get What You
Want / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Little T&A
/ 14. Before They Make Me Run
●Disc 2
1. Sympathy For The Devil / 2.
Honky Tonk Women / 3. Midnight Rambler / 4. Gimme Shelter / 5. Paint It Black
/ 6. Jumping Jack Flash / 7. Sweet Sounds Of Heaven / 8. Satisfaction
Hackney
Diamonds Tour '24千秋楽のリッジデール公演を収めたDaspyknows音源が登場。
2026年のツアーが消滅したらしいという話しが広まるや、もしかしたらこれがツアー最終公演となってしまうのか?とDaspyknowsが公開してくれた音源。
というわけで、このリッジデール公演は当時LHから『RIDGEDALE
2024』として"EX"音源がリリースされていましたが、満を持して公開されたDaspyknows音源が今回"Definitive
Master"として登場。
Hackney
Diamonds Tour '24の最終公演として追加発表されたリッジデール公演は、これがまた交通の便が不便なところにあって、会場入りにも車が必須だったという大変なところでほんとに苦労しましたが、さらにはエアラインのみならず多くの企業に影響を与えたCrowdstrikeのソフトウェア問題による大混乱を乗り越え、何とか会場にたどり着いて録音してくれたDaspyknowsには感謝しかありません。
さて、この公演会場のサンダーリッジ・ネイチャーアリーナは平地と斜面を利用した完全屋外会場。
その平地エリアにあるBステ正面ブロックの13列目ど真ん中からという録音ですが、今回はいつものDaspyknowsらしいダイレクト感や音の広がりはそれほどでも。
そんなわけで最初は少し物足りなく感じたりもしますが、すぐにさすがはDaspyknowsというナチュラルテイストにあふれたクリアな録音に包み込まれます。
まさにDefinitive
Masterという名にふさわしい"EX"。
演奏はツアー最終日ということでメンバーの調子もよく、voteでは"Let
It Bleed"、続いてレア曲枠で"Street Fighting Man"とやったと思えば、サプライズは終わらない。
続いて"Whole
Wide World"に"Mess It Up"と新曲を連発。新曲2曲をこの7曲目8曲目で連続披露というのは、ひとつ前のサンタ・クララ公演に続くサプライズ!
やはりLA2日目以降の絶好調を維持した演奏は素晴らしく、千秋楽にふさわしい充実した演奏を繰り広げてくれます。
恒例のメンバー紹介前のMCでは、「今夜はUSツアー最後のショーなんだ。今夜ここにいるみんなと特別な夜を過ごせてうれしいよ」
「昨日の夜、クルーの何人かとブランソンに行ったんだ。Dolly
Parton Horses Stampede(ドリー・パートンが経営する馬のショー)に行ったし、アデルやマイケル・ジャクソンを観たよ(シアター・トリビュート・ショーで)」
「そして最後にエリア71(ミュージックショー・レストラン)に行ったんだ。そこで、、、ミック・ジャガーを見たよ(笑)」←大ウケ
「今夜ここにいる彼とは別人だったけど、とても似てたよ(笑)」
と、かなりウケてました(笑)
さらにツアーも千秋楽を迎え、"Gimme
Shelter"の後、ツアー・クルーに謝辞も述べるミック。
そして「ミズーリで初めて演奏してからもうだいぶ経つよ。1966年、キール・コンベンション、今はもうないけどね。ミズーリのみんな、また来てくれてありがとう」
そんな温かい雰囲気が会場にあふれる中、次の"Paint
It Black"をというところで、ちょっとしたアクシデントが。
イントロ前にちょっとつま弾いたところで、ダメだこりゃとギター・テックのピエールさんにギターを返すキース。
何が悪かったのかは結局よくわかりませんでしたが、キースにギターが戻るまでの間、スティーヴとロニーがジャムセッション風に演奏しているというなかなかレアなシーンも。
ピエールさんに返す時にキースがピエールさんに二度指をさしてたので後で怒られるんじゃないかと心配もしましたが、にこやかな雰囲気だったので大丈夫だったんでしょう。
と、MC紹介からは『RIDGEDALE
2024』からのコピペですが、感動的なツアーラストにふさわしいショーでした。
それをAUD録音の名手DaspyknowsがとらえたHackney
Diamondsツアー最終公演。
果たしてこれがツアー最後のライヴとなってしまうのか?
もしかしたらこれが歴史的な盤となってしまうのか?
そんなことがちらほら脳裏をよぎるも、素晴らしい音と演奏に気分は爽快でありました。
『 SAN JOSE 2013 』 no
label (2CD)
aud.recordings@HP Pavilion At San Jose, San Jose,
CA. May 8, 2013
●Disc
1
1. Intro / 2. Get Off Of My Cloud / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint
It Black / 5. It's All Over Now (with John
Fogerty) / 6. Gimme Shelter / 7. No
Expectations / 8. Let
It Bleed (with Bonnie Raitt) / 9. Emotional Rescue / 10.
Bitch / 11. One More
Shot / 12. Honky Tonk Women / 13. Band Introductions / 14. Before They Make
Me Run / 15. Happy
●Disc 2
1. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 2.
Miss You / 3. Start Me Up / 4. Tumbling Dice / 5. Brown Sugar / 6. Sympathy
For The Devil / 7. You Can't Always Get What You Want (with the San Jose State
University Choraliers and Matt Clifford on french horn) / 8. Jumping Jack Flash
/ 9. Satisfaction (with Mick Taylor)
懐かしの50
& Countingツアーから2013年ツアー3日目のサンノゼ公演が登場。
2012年末に再始動した後、翌年2013年にミック・テイラーを引き連れて北米を回った50
& Countingツアー。
当時LHからは5/5の『OAKLAND 2013』、5/28の『CHICAGO
2013 1ST NIGHT』、6/24の『WASHINGTON 2013』がリリースされたのみでしたが、今は無きBlowからいくつかの公演のBlu-rayがリリースされたことが懐かしい。
そんな50
& Countingツアーから、サンノゼ公演が登場。
音源はWonderlandのBoxセットとも全く別の、ブート初登場のあのDaspyknowsによる超極上音源。
このDaspyknows音源は当時IORRで公開されていましたが例によって短いDL期限のために気づいた時にはもうDLできず、トレントにもアップされていましたが、そのトレントも削除されており、わたしは音源として手元には持っていなかった音源。
soundcloudで一部公開されていたので、さすがはDaspyknowsという異次元の超絶高音質ぶりを聴くことはできましたが、遂にこうしてフィジカルで手元で全曲を聴けるようになったということで、諸手を上げて大歓迎の作品。
Daspyknows音源の素晴らしさはLHによる『OAKLAND
2013』でも体験済みですが、このサンノゼはそのオークランドよりは空間の広がりも感じるこれぞアリーナという素晴らしい音。
ボニー・レイットが共演した"Let
It Bleed"はこちらで聴くことができますので、どんな言葉よりも聴けば一目瞭然ならぬ一聴瞭然。
https://soundcloud.com/08-may-13/let-it-bleed-with-bonnie-raitt
全音域が超絶クリアにして、アリーナの空気感も見事に収め、周りもうるさくないという見事な極上録音。
ヘッドフォンで聴くと感動であります。ということで超絶"EX"、個人的には最高レベルの"EX+"。
演奏はツアー3日目ということで、ジョン・フォガティと共演した"It's
All Over Now"なんかはイントロから決まってない上になんかとっ散らかっていきますが、ボニー・レイットが途中からサプライズで登場した"Let
It Bleed"は素晴らしい演奏。
他にもVoteで選ばれた"No Expectations"、さらに"Bitch"とレア曲を披露しているところがまだ若い。
とはいえこの時すでにミックとキースはもうすぐ70歳を迎えようという年齢ですが。
そしてダブルミックのハーモニカとギターで始まる"Midnight
Rambler"はやはり絶品。
そのテイラーのギターのボリュームがイントロ以降でちょっと下がってしまって、ピエールにボリュームを上げるよう指示をしてソロではまた見事なギターを披露するテイラー。
今やテイラーも引退状態で、その姿ももう見れないのかと思うと寂しいですが、こうして素晴らしい音で堪能できるのは嬉しい限り。
また、この日はウィッグをつけずに短髪のリサが拝める貴重な日でしたが、やっぱりリサのボーカルはいいよなぁ〜とあらためて。
ところでこの日は2012年も含めて行われた50
& Countingツアーでは唯一"Doom And Gloom"が演奏されなかった日。
それまで23曲演奏されていたのがこの日から22曲に減ったわけですが、この日はレアな"Bitch"をやりながらも"Doom
And Gloom"はカット。
でもやっぱり新曲はやろうぜということになったのか、翌公演からは復活しています。
そしてこの日はミック・テイラーが"Midnight
Rambler"だけではなく"Satisfaction"にも初めて登場した日。
北米最終公演のワシントンと以降のグラストンベリーやハイドパークでのアコギとは違って、エレキで共演しています。
また、アンコール一発目の"You
Can't Always Get What You Want"で共演したサンノゼ州立大学合唱団は、ひとつ前のオークランド公演に続く連続共演でした。だからどうしたの紹介ですが(笑)
ジャケなどの仕様は、LHからは久しぶりの50&Counting...ツアーからというわけでか、統一感のあったオークランド、シカゴ、ワシントンの3作品とは全く違うテイストですが、これはこれで新鮮でかっこいい。
ということでDaspyknowsによる超絶極上録音を堪能できる作品でした!
『 PHILADELPHIA SPECIAL 』 no
label (1CD)
SB recordings@Spectrum Sports Arena, Philadelphia, PA. July 21, 1972 & Tarrant County Convention Center, Fort Worth, TX. June 24, 1972
1.
Brown Sugar * / 2. Bitch * / 3. Rocks Off * / 4. Gimme Shelter * / 5. Happy
* / 6. Tumbling Dice * / 7. Love In Vain ** / 8. Sweet Virginia ** / 9. You
Can't Always Get What You Want ** / 10. Midnight Rambler *** / 11. All Down
The Line * / 12. Rip This Joint ** / 13. Jumping Jack Flash ** / 14. Street
Fighting Man **
* Philadelphia, PA. July 21, 1972 1st
Show
** Fort
Worth, TX. June 24, 1972 1st Show
*** Fort Worth, TX. June
24, 1972 2nd Show
LHから四度目となるフィラスぺ登場。
言わずもがなのオリジナルアナログ『PHILADELPHIA
SPECIAL』(RSGL72)の復刻。
フィラスぺと呼ばれ愛されたこの名盤の復刻盤、LHからは2020年に1stが拡大2枚組でリリース。
しかしその音には物足りなさを感じていたところ、2022年6月にこれぞという音の2ndが1CDでリリース。
さらにその半年後の2022年12月、新たにトレースし直して更なる向上が図られた3rdがリリースされていました。
今回はその3rdの再発となる4th。
音は3rdと同じ。ちなみにわたし2ndの音も好きです(笑)
ちなみにステッカーは1stと2ndはどちらも72ツアーのベロジェット。
ただ、1stは2枚組ですので、裏ジャケの曲目を見れば区別はつきます。
3rdのステッカーは黒地に赤でワンマイクのミックとキースで、背のタイトルが筆記体になってます。
今回の4thのステッカーは黒地に赤でメンバー全員が写ってるステージショット。
そして今回の4thのジャケはほぼ3rdと同じで、背のタイトルも筆記体。
ただし3rdには裏ジャケ右下に"2022
Analogue Transfer"と表記されていましたが、それは消えています。
盤のデザインはジャケのミックとキースが赤黒でプリントされており、3rdよりかっこいいぞ。
ということでめでたく名盤が再び。
こういうのは何枚あってもいい(笑)
Dec 2025
『 BLACK AND BLUE OUTTAKES 2025 』 [Captain
Acid Remaster] EVSD-2313/2314 (2CD)
Black And Blue Outtakes
●Disc
1
1. Crazy Mama / 2. Cherry Oh Baby / 3. Fool To Cry / 4. Fool To Cry II
/ 5. Cable From My Baby (I Got A Letter) / 6. I Got A Letter / 7. Something
Good (Act Together I) / 8. Something Good II (Act Together II) / 9. Built That
Way (FFSO) / 10. Vagina (Slave I) / 11. I Love Ladies / 12. I Love Ladies II
/ 13. Melody / 14. Worried About You
●Disc 2
1. Cellophane Trousers /
2. Cellophane Trousers II / 3. Chuck Berry No / 4. Hand Of Fate / 5. Hey Negrita
/ 6. Let's Do It Right / 7. Let's Do It Right II / 8. Hot Stuff / 9. Memory
Motel / 10. Munich Reggae / 11. Munich Reggae II / 12. Carnival To Rio
CD1:02-08
Munichland Studios, Munich, West Germany. Dec.5-19, 1974
CD1:09-14 Eduard
Flipse Zaal, De Doelen, Rotterdam, Netherlands. Jan.22-Feb.9, 1975
CD1:01
CD2:01-11 Munichland Studios, Munich, West Germany. Mar.19-Apr.5, 1975
CD2:12
Electric Lady Studios, New York City. Jun.25 and 30, 1975
Empress ValleyからCaptain
Acidによる"BLACK AND BLUE OUTTAKES"がリリース。
こちら、12月初旬にネットに公開されたCaptain
Acid Remasterから。
なお、その大元はCaptain Acidではなくwiredallnightが11月に公開した"BLACK
AND BLUE OUTTAKES"から。
そのwiredallnightのソースのメインは『MUNICHLAND
MELODIES』(DAC-088)からで、それをCaptain Acidがアジマス補正、フェーズ補正などを経てリマスターした作品。
個人的にはCaptain
Acid Remasterは、シンバル類の鳴り方が苦手なので敬遠しています。
ただしそれはもともと高音質のものに対するCaptain
Acidのリマスターで悪目立ちするからですが、そうでもないものに対して中高音を上げるリマスターは背に腹は代えられないといったところ。
ということでEmpress
ValleyによるCaptain Acid Remasterはこれまでスルーでしたが、このアートワークでの紙ジャケとなれば話しは別(笑)
ただし、この紙ジャケは艶消し印刷で厚さも薄くてあまりしっかりした紙ジャケではなかったりしますが、CD1と2で異なるディスクのデザインは美しい。
そして既発のGOLDPLATEではこもってふんづまりのような音だった"Cherry
Oh Baby"なんかはリマスターで生まれ変わっているので、耳あたりもいい。
とはいえそれはDAC盤でもよかったですけど。
そのDAC盤でもこもっていた"Hot
Stuff"や、ややこもりだった"Memory Motel"は、こちらでは特に前者にはかなり補正をかけているので高音に癖はありますが、音の抜けはよくなっています。
ということでこうして聴いてみると、前述したとおり、元がさほど高音質ではないものへのCaptain
Acid Remasterは悪くもないなと思える音に仕上がっています。
ただし、"Let's
Do It Right"は逆にDAC盤の方が音の抜けがいいリマスターで、明らかに今作の方が音が悪くてなんでやねんというところも(笑)
まぁ"Let's
Do It Right II"が入ってますけど。
あと、"Cellophane Trousers"には全編ヒスノイズが入っているのに冒頭の無音部分ではそれも消えて無音になるのは気持ち悪かったりもします。
なお、こちらは公開された際のクレジットと異なるところがあり、"I
Got A Letter I"は"Cable From My Baby"、"Act Together"は"Something
Good"、"Slave I"は"Vagina"というワーキングタイトルで表記されています。
あ、でもこの表ジャケも裏ジャケもCaptain Acidで公開されたジャケがそのままベースで、そちらでもジャケではそうなってました。
ということで、細かいツッコミどころはあれど、『BLACK
AND BLUE』のアウトテイクをあまりストレスなく手軽に聞ける作品でした。
Nov 2025
『 TORONTO 1975 1ST NIGHT 』 no
label (2CD)
aud.recordings@Maple Leaf Gardens, Toronto, ON,
Canada. Jun.17, 1975
●Disc
1
1. Fanfare For The Common Man / 2. Honky Tonk Women / 3. All Down The Line
/ 4. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 5. Star Star / 6. Gimme Shelter
/ 7. Ain't Too Proud To Beg / 8. You Gotta Move / 9. You Can't Always Get What
You Want / 10. Happy / 11. Tumbling Dice / 12. Luxury / 13. Doo Doo Doo Doo
Doo (Heartbreaker)
●Disc 2
1. Fingerprint File / 2. Angie / 3. Wild Horses
/ 4. That's Life / 5. Outa Space / 6. Brown Sugar / 7. Midnight Rambler / 8.
It's Only Rock'n Roll / 9. Rip This Joint / 10. Street Fighting Man / 11. Jumping
Jack Flash
LHから75ツアー前半のトロントが登場!
6/1から始まったTour
Of The Americasこと75ツアーですが、トロントでは6/17と6/18に公演が行われ、こちらは初日の6/17。
このトロント公演からは"Fingerprint
File"と"IORR"が『LOVE YOU LIVE』に収録されています。
ちなみにトロント2日目の音は一切出回っておらず、セットリストすら確定していません(笑)
そんなトロント初日ですが、80年代にOutsider
Birds Recordsが変則的な形態でリリースしたアナログ『TORONTO』(OBR 93001)と『LUXURY』(OBR
93002)によって始めて隠密音源が世に出て、以降CDではそのアナログ落としの『LUXURY
IN TORONTO』(KS-005)、そして後に本家OBRが96年にCDでリリースした『TORONTO』(OBR
93 CD 001)などがありましたが、CDではピッチが速かったり音が割れてたり。
そんなわけでLive
Recordingsコーナーでの紹介はそこまでで終わっていましたが、2001年にVGPが同一音源ながらよりコンディションの優れたテープから『LUXURY
IN TORONTO』(VGP-267)をリリース。
これがすこぶる音がよく、一気に75のMSGやLA
Forumに次ぐ人気盤となっていました。(なぜ75コーナーでVGP盤を紹介してないままなのだ・笑)
そんなトロント75初日ですが、UPGRADEを謳ってリリースされたのが今作。
一聴してなるほどこれは!と。VGP盤の中高域を上げた音より音の粒が綺麗だ!と感激。
そしてVGP盤では序盤でやや左に寄っていた定位も、音の広がりも損なわず中央寄りに補正されています。
ただ、VGP盤も別に悪い音ではないので、何度も聴き比べをしてるうちにどちらもいいなという(笑)
とはいえ、薄皮一枚はいだとまでの違いは感じませんが、元音源のコンディションは今作の方がやはりいいなと。
また、ちょっと趣旨は違いますが、"If
You Can't Rock Me"の00:53〜01:26にかけて音質が少し変わるところがあり、VGP盤では別テープに切り替わったように感じていたところ、今回のLH盤では実際にはこちらも別テープに替わっているようではありますが、何かがマイクを少し遮っていただけか?と感じたりする違いもあります。
そんなわけで定位も音質も向上し、当時の隠密としては最高点の"EX-"を誇る素晴らしい音です。
演奏の方はオープニングの"Honky
Tonk Women"でマイクトラブルがあったようで、1番を丸々歌いだせないミック(笑)
しかし歌い始めると徐々にテンションを上げていくミック。
そう、このトロントはミックのハイパー・テンションが凄い!
"Get
Off Of My Cloud"ではギターソロが長いロニーにミックが待ちきれずに何か叫んでいるような(笑)
以降もミックのハイパーぶりに、久しぶりに聴いて痺れました(笑)
ちなみにこのトロントでの"Tumbling
Dice"のギター・ソロのところではビリー・プレストンが結構弾いてたりして、そうじゃない感もあります(笑)
公演にもよりますが、75ツアーの前半ではここでもちらほら弾いてたりしたんだなと再発見。
続くはレアな"Luxury"。これもビリーが弾きすぎな気がしますが、いいですね。
そして"Brown
Sugar"ではチャーリーが乱れて入ったためか、キースがイントロ3回から次に入りかけたところで変化をつけてもう一回イントロを追加というハプニングも。
そして『LOVE
YOU LIVE』に採用された"IORR"ではしっかり『LOVE YOU LIVE』と同じく実際に"I
bet you think your the only woman in Toronto"と歌っていることが確認できます。
なお、この日の"Luxury"はSB音源も流出しており、そちらは『WE
HOPE YA LIKE DIS ONE』(VGP-235)ではモノラル、『LITTLE BOYS PLAYS WITH
STONES』(DAC-093)にはステレオで収録されています。
そして『LOVE YOU
LIVE』に収録された"Fingerprint File"はその『WE HOPE YA LIKE
DIS ONE』(VGP-235)に3テイクもの別ミックスが収録されています。
そんなトロント初日、久々に聴いて大満足の新作でありました!!
『 BLACK AND BLUE - ANNIVERSARY COLLECTOR'S
EDITION 』 GOLDPLATE GP2501CD1/2
(2CD)
Black And Blue Outtakes
●Disc
1 : ALTERNATES
1. Hot Stuff / 2. Hand Of Fate / 3. Cherry Oh Baby / 4. Memory
Motel / 5. Hey Negrita / 6. Melody / 7. Fool To Cry / 8. Crazy Mama
+ extra
track 9. Carnival To Rio (with Eric Clapton)
●Disc 2 : UNRELEASED
1.
Let's Do It Right (Come On Sugar) / 2. Built That Way / 3. I Got A Letter /
4. Cellophane Trousers / 5. I Love Ladies / 6. Munich Reggae / 7. Slave / 8.
I Got A Letter (Alternate) / 9. Worried About You / 10. Chuck Berry No. / 11.
Act Together (Something Good)
+ extra track 12. Get Off Of My Cloud (With
Alexis Korner)
Musicland Studios, Munich, Germany Dec.5-19, 1974 + Mar.19-Apr.5,
1975
Mobile Recording Unit, De Doelen, Rotterdam, Netherlands Jan.22 + Feb.9,
1975
CD1 extra = Electric Lady Studios, New York, NY. Jun.25 and 30, 1975
CD2
extra = CBS Studios, London, UK. Jan.19, 1975
こちらも11月にリリースされたGOLDPLATEの新作。GOLDPLATEからは2023年にジェフ・ベック追悼盤としてまとめなおした『BLACK
AND BLUE SESSIONS & JAMMING WITH JEFF BECK』(GP2301CD1/2)がリリースされていますが、『BLACK AND BLUE』拡大盤リリース記念というわけでコンセプトを変えてのリリース。
↓まずはインフォから転載。
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以前リリースされたジェフ・ベック追悼エディションから内容一新されアルバム全曲の別ミックスやラフ・ミックス中心の"ALTERNATES"と、公式未発表のアルバム未収録曲をまとめた"UNRELEASED"のコンセプトでそれぞれ収録。
これまで音質的にバラツキがあった数ある異なる音源ソースから厳選し最新AI編集レストレーションによってヴォーカルやバッキング・トラックのバランス修正、ステレオ・セパレーションの改善やノイズ除去等、オリジナル編集の初CD化音源含めアルバム全曲のアウトテイクスおよびアルバム未収録曲をこれまで以上に高音質化された"アップグレード・ニュー・マスターズ"で収録。
エクストラ・トラックとしてエリック・クラプトンとの共演バージョンによる"CARINIVAL
TO RIO"とアレクシス・コーナーが発表した"GET OFF OF MY CLOUD"も追加収録。
---------------
ということで、似たコンセプトの作品としてはEXILEの『PLAY IT ROUGH』(EXCD-040A/B)などがありましたが、今作ではAI利用と。
AIにはまだまだ懐疑的なものの、これは面白そうだなと思ったんですが、肝心の音が冒頭からちょっとシュルシュルキンキンしているものが多く、個人的には少し苦手なCaptainAcidよりも癖のある音に。
(そのCaptainAcidによるB&B音源もEVからリリースされたようですが)
全部が全部そうした音というわけでもありませんが、そうした音が多いのが残念。
AIを活用しても元音源がよくないとこうにしかならないのかという感じで、さらに既発より聴きやすくなってるかというとそうでもないなと。
ということでコンセプトはいいのでまとめて聴くには便利だし、毎度ながら安いし、ジャケはいいし、今となっては貴重になったエクストラトラックは最高音質で収録されているし、これらを未聴の方にはいい機会かと。
Oct 2025
『 MADISON SQUARE GARDEN 1975 1ST NIGHT: JOE MALONEY MASTER 』 *New
Artwork : no
label (2CD)
aud.recordings@Madison Square Garden, New York
City, NY. June 22, 1975
●Disc
1
1. Fanfare For The Common Man / 2. Honky Tonk Women / 3. All Down The Line
/ 4. If You Can't Rock Me / 5. Get Off Of My Cloud / 6. Star Star / 7. Gimme
Shelter / 8. Ain't Too Proud To Beg / 9. You Gotta Move / 10. You Can't Always
Get What You Want / 11. Band Introductions / 12. Happy / 13. Tumbling Dice /
14. It's Only Rock'n Roll / 15. Doo Doo Doo Doo Doo
●Disc 2
1. Fingerprint
File / 2. Angie / 3. Wild Horses / 4. That's Life / 5. Outa Space / 6. Brown
Sugar / 7. Midnight Rambler / 8. Rip This Joint / 9. Street Fighting Man / 10.
Jumping Jack Flash / 11. Sympathy For The
Devil (with Eric Clapton) / 12. Closing
MSG75といえば、LHから先月6連荘最終日の6/27を収録した『HOLD
ON TIGHT』が単なる復刻盤ではない「シン・復刻盤」としてリリースされたばかりですが、今回は最終日のカルロス・サンタナではなく、エリック・クラプトンがアンコールの悪魔で共演した初日がLHより再発。
こちらはアートワークを一新した2022年盤の再発で、これ以上の補正などは不要ということで音に違いはなし。
簡単に改めて振り返ると、このMSG初日を収めた隠密音源は「recorder
1」と「recorder 2」の2種類存在します。
そのあたりは2019年12月にリリースされた『MADISON
SQUARE GARDEN 1975 1ST NIGHT』の1stエディションで紹介しています。
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/newarrivals/newarrivals2019.htm#Dec2019
そこで紹介している通り、こちらは「recorder
2」のマスターテープをJoe Maloneyから借り受けたKrw_coがネットに公開したものが元。
その公開された音源に対して、ピッチ修正に位相修正、そらに片chがオフになるところの修正、そして"You
Gotta Move"のリプライズ箇所と"Brown Sugar"のイントロ部分や一部曲間の欠落部への「recorder
1」の補填など、いつもながらの丁寧な修正が施されてリリースされたのが1stエディションでした。
そして上記の修正も全編やり直し、高音を少し抑えてさらなる高みの完成形としてリリースされたのが、『MADISON
SQUARE GARDEN 1975 1ST NIGHT: JOE MALONEY MASTER』*New Editionでした。
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/newarrivals/newarrivals2022.htm#Oct2022
ということでその2ndエディションたるNewエディションの再発が今作。
ジャケはこれまでの白黒と違って今回はカラー写真になってますが、音は同じです。
あらためて聴いてもJow
Maloneyマスターの素晴らしさがダイレクトに届く"EX"。
そしてこれまたハイパー・ストーンズ炸裂の素晴らしい演奏を堪能できます。
ラストの悪魔でのエリックのギターとキースのベースもしっかり聴き取れます。
と、これだけ強烈な素晴らしい隠密ですので、2ndを買い逃した方には嬉しい再発となる3rdエディションでした!
『 L.A. FORUM 1975 1ST NIGHT : MIKE MILLARD MASTER TAPES COMPLETE EDITION 』
no label (2CD)
aud.recordings@The Forum, Inglewood, CA. Jul.9,
1975
●Disc 1
1. Introduction / 2. Honky Tonk Women / 3. All
Down The Line / 4. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 5. Star Star
/ 6. Gimme Shelter / 7. Ain't Too Proud To Beg / 8. You Gotta Move / 9. You
Can't Always Get What You Want / 10. Happy / 11. Tumbling Dice / 12. It's Only
Rock'n Roll / 13. Band Introductions / 14. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)
●Disc
2
1. MC / 2. Fingerprint File / 3. Angie / 4. Wild Horses / 5. That's Life
/ 6. Outa Space / 7. Brown Sugar / 8. Midnight Rambler / 9. Rip This Joint /
10. Street Fighting Man / 11. Jumping Jack Flash / 12. Sympathy For The Devil
昨年遂に降臨したLA75初日、7/9のミラードマスターがさらなる進化を遂げ、初の完全盤として登場。
このLA初日もさすがはマイク・ミラードという凄まじい超絶名録音で、昨年8月にLHから『L.A.
FORUM 1975 1ST NIGHT: MIKE MILLARD MASTER TAPES』がリリースされたときは、そのあまりの鮮烈さに耳を奪われたマニアも続出。
それが今回、あの「GRAF
ZEPPELIN」によるさらなる完璧な補填とリマスターにより、ここにComplete Editionとして降臨。
もう紹介はそれだけで十分というところですが、あらためておさらいから。
ブートでは昔からLA75は7/13を筆頭とするマイク・ミラードの超絶隠密音源群が有名でしたが、2012年にはなんとオフィシャルから7/13のオーディオ、そして2014年には7/12の映像までもがリリースされるという狂喜の事態に。
しかしアングラ界隈もそれで黙り込むわけではなく、その後ミラード音源は7/11と7/12を取り違えていたことが明らかになるなど、LA75祭りは続き、2024年になって遂に初日のミラードマスターがJEMSによって公開されたのです!!
このLA75初日の7/9のミラード音源をフル収録したCDはリリース順に以下のとおり。
これらはミラードマスターからではありませんが、十二分に高音質を誇りました。
『L.A.
OPENING NIGHT』 (TOTONKA CDPRO 17/18)
『WHORES, COCAINE AND A BOTTLE
OF JACK』 (Empress Valley EVSD-43/〜50)
『L.A. FOG』 (VGP-277)
『LIVE
AT L.A. FORUM July 9, 1975』 (SCREAMER 04008/009)
『LOVE YOU LIVE
LOS ANGELES』 (DAC-049)
なお、この7/9は別音源でもブート化されています。
2011年には曲順もちょいと変則的な部分収録ながらミラード音源とは別音源が『SMOKING
STONES』としてLHからアナログ復刻リリース。
また、2022年にはライブ中盤以降のみですが、これまた別の第3の音源が『L.A.
FORUM 1975 1ST NIGHT』としてLHからリリースされています。

ということですが、2024年にJEMSが公開してくれたミラード・マスターを収めたのが『L.A.
FORUM 1975 1ST NIGHT: MIKE MILLARD MASTER TAPES』で、これぞマイク・ミラードというLA75初日の決定盤でした。
今回はその昨年リリースされた『L.A.
FORUM 1975 1ST NIGHT: MIKE MILLARD MASTER TAPES』にさらなる磨きがかけられ、ここについに完全盤たる決定盤として君臨しました。
まず今回新たに補填補正されたのはインフォにある以下の箇所。
Disc
1
01. Introduction ★0:00-0:21 / 1:00-1:08 既発CDのミラードで補充
03.
All Down The Line ★0:52-0:55 DATエラー欠落を既発CDのミラードで違和感なく補充
09.
You Can't Always Get What You Want ★7:58-8:25 Smoking Stones LPで補填 / 12:29-12:36
DATエラー欠落を既発CDのミラードで補充
Disc 2
03. Angie ★4:52-5:12 Src3で補填*初の真正補填
11.
Jumping Jack Flash ★5:58-6:51 Src3で補填*ノンストップ曲間更新
"All
Down The Line"に混入していたデジタルエラーは、既発では0:58付近にあたる"keep
your motor runnin' yeah"の"runnin' yeah"の箇所ですが、既発では別の箇所から補填されていたのに対して、今回は真正その箇所の補填により、ミックの歌いまわしが正しいものに。
これ既発ではちょい下がる歌いまわしになっていましたが、正しいアッパーな歌いまわしとなり、嬉しい補正。
そして"You
Can't Always Get What You Want"の欠落は既発盤では補填がされておらず、別音源で補填もできたと思いますがと紹介していましたが、今回『SMOKING
STONES』から補填され、めでたく完全版に。また、演奏後のDATエラーも既発盤では一瞬デジタルノイズが聴こえていましたが、今作では綺麗に補填補正されています。
さらに"Angie"終了後のミックのMCもしっかり補填されたことでよりリアルな完全版に。
そしてリマスターによる効果ですが、インフォによると「JEMS公開時に目立ったミラード特有の低周波ノイズまでも除去してみせた」とのこと。
聴き比べると低周波ノイズについてはよく分かりませんが、超高音域の濁りが軽減されて低音もスッキリした、よりナチュラルな文句なしの"EX"。
ということで音質の違いは僅かとはいえ、何より遂に真正完全盤となったLA75初日、ハイパーストーンズを存分に浴びることのできる頂上盤でした!
『 SANTA CLARA 2019 DEFINITIVE MASTER 』
no label (2CD)
aud.recordings@Levi's Stadium, Santa Clara,
CA. Aug.18, 2019
●Disc
1
1. Intro. / 2. Jumping Jack Flash / 3. Let's Spend The Night Together /
4. Tumbling Dice / 5. Out Of Control
/ 6. Rocks Off
/ 7. You Can't Always Get What You Want / 8. B-stage S.E. / 9. Sweet Virginia
/ 10. Let It Bleed
/ 11. Sympathy For The Devil / 12. Honky Tonk Women / 13. Band Introductions
/ 14. You Got The Silver / 15. Before They Make Me Run
●Disc 2
1. Miss
You / 2. Midnight Rambler / 3. Paint It Black / 4. Start Me Up / 5. Brown Sugar
/ 6. Gimme Shelter / 7. Satisfaction
懐かしのNo Filter 2019 US/Canadaツアーから、ツアー終盤のサンタ・クララ公演が極上の完全別音源にて再登場。
サンタ・クララ公演といえば、チャーリー最後のステージとなった8/30のマイアミ公演まで残すは4公演となった8/18に、カリフォルニアはベイエリアで行われた公演。
この公演は2019年当時、それほど極上ではなかった音源をうまく仕上げた『SANTA
CLARA 2019』がリリースされていましたが、今作は別次元の極上音源。
一聴してみると、音の感じからして現代の最高録音名手の「彼」の録音に違いないと思う極上の隠密。
インフォには一切触れられていないので、そのあたりは伏せられているのかもしれませんが、間違いない。
今になって出てきた経緯はわかりませんが、チャーリーがいない今、こうしてチャーリーのいるストーンズを超高音質で聴けることに感謝。
当時リリースされた『SANTA
CLARA 2019』は、2019年の9月に紹介していますので、演奏内容などの改めての紹介は省きますが、"Let's
Spend The Night Together"ではミックとキースがともに歌い、レアな"Out
Of Control"、voteは"Rocks Off"、さらにBステでは"Let It Bleed"と、この会場での門限問題があったものの、かなり攻めたストーンズでした。
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/newarrivals/newarrivals2019.htm#santaclara2019
そしてその既発盤『SANTA
CLARA 2019』も、元音源はシャープではなく、わずかに音が割れているというか濁っているところはあり、たまに少し音が引っ込んでしまうところがありますが、周りもうるさくなく低音から高音までしっかりスタジアム公演の音を見事に詰め込んだ超高音質にうまく補正して仕立てた"EX"〜"EX-"でした。
しかーし、それでも今作と比べると、旧作はなるほどミックのヴォーカルがちょっと拡声器のように聞こえるところが。
これはそれだけ今作の音が素晴らしいということ。
今作は、超絶クリアネスでいてナチュラルで音の粒も細かく、音の空間も視界が一気に広がるような素晴らしさ、そして高音から低音まで見事に拾っていて、まるで目の前で演奏しているかのようなミックとキースの迫力。特にキースのギターが出てくるところは見事。ラウドさも生々しくゴリゴリ響きます。
さらに周りもうるさくないながらに盛り上がりはしっかり伝わるという素晴らしさ。
文句なしのDefinitive
Master、超絶"EX"を誇ります。
そしてこの日のレア曲もいいですが、この素晴らしい録音で聴く"Tumbling
Dice"は、これだよなチャーリーは、と感傷的にもなる名演奏にして名録音のそろい踏み。
そんなわけで、文句なしの極上録音、No
Filterツアーを代表する作品がここに降臨したスーパーアップグレードのサンタ・クララでした!
Sep 2025
『 THE HAGUE 1976 2ND NIGHT 』
no label (2CD)
aud.recordings@Zuiderparkstadion, The Hague, Netherlands. May 30, 1976
●Disc
1
1. Honky Tonk Women / 2. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 3.
Hand Of Fate / 4. Hey Negrita / 5. Ain't Too Proud To Beg / 6. Fool To Cry /
7. Hot Stuff / 8. Star Star / 9. You Gotta Move / 10. You Can't Always Get What
You Want
●Disc 2
1. Band Introduction / 2. Happy / 3. Tumbling Dice /
4. Nothing From Nothing / 5. Outa Space / 6. Midnight Rambler / 7. It's Only
Rock'n Roll / 8. Brown Sugar / 9. Jumping Jack Flash / 10. Street Fighting Man
LHから15年ぶりのアップデート盤となる76欧州デン・ハーグ2日目が登場。
噂のBlack
And Blue 2025に収録されるというロンドンはアールズ・コートの直後に訪れたのがこのデン・ハーグでその2日目。
少し長くなりますが、地名の前置きを。
ここデン・ハーグは、日本ではデン・ハーグもしくはハーグと呼ばれる、事実上のオランダの首都。
オランダ語ではDen
Haag(デン・ハーハ)、英語ではThe Hague(ザ・ヘイグ)。
「伯爵の生け垣」を意味する正式名称を略したのがDen
Haagで、このように頭文字が大文字の定冠詞を付け、その後に続く名詞の頭文字も大文字にすることによって、地名であることを示す表記法が、冠詞を有する西欧・南欧諸語等の慣例(by
wiki)。
ということで、英語表記では定冠詞が付くThe Hagueが正解。
さて、76欧州のデン・ハーグと言えば初日の5/29の『ANY
PORT IN A STORM』が有名ですが、ライヴから30年以上たった2009年頃にこの5/30の良好隠密音源も世に出ます。
有名どころでは、LHからリリースされた『HAGUE
1976』、そしてSODDからもリリースされた後、2011年にDACが『FAKE AND SHAVED』(DAC-121)をリリースして決定盤となっていました。

new
arrivalsでは2011年のDAC盤のところで紹介していますが、あらためて振り返ってみるとこの5/30を収録した音源は以下の2つ。
[recorder
1]
団子状のモコモコした音質"fair"。
こちらは『IT'S ONLY ROCK'N
ROLL IN THE HAGUE』(Melody Records)なるCD-Rでアングラで出回っていたようです。
[recorder
2]
2009年ごろに世に出たこちらは、モノラルながらすっきりした音で、演奏もかなりクリアなものの、周りがちとうるさく、しかもちょっと音痴で歌詞もちょっと違ったりするのが気になってします音源。
ただし"Honky
Tonk Women"と"You Gotta Move"から"You Can't-"にかけてなど欠落部あり。
このrecorder
2をいち早くブート化したLHの『HAGUE 1976』は、音像定位が右に寄って、欠落部は欠落したままでした。
一方DACの『FAKE
AND SHAVED』では、ある程度定位を中央に寄せ、"Honky Tonk Women"と"You
Gotta Move"から"You Can't-"などの欠落部をrecorder1で補填し、さらに"Midnight
Rambler" "Street Fighting Man"にあった一瞬の音飛びを、音質の劣るrecorder1で補填するのではなく、同じリフの箇所をパッチあてすることで補正しています。
ということで、DAC盤が決定盤となっていましたが、『FAKE
AND SHAVED』ってなんでこんなタイトルだったんでしょうね?
そんなわけですが、LHのやり直しとも呼べる今作は「GRAF
ZEPPELIN」の手にかけて磨きをかけたアップグレード盤。
まず今作の補填補正個所はインフォから以下の通り。
Disc
1
01. Honky Tonk Women ★1:23-3:03補填
09. You Gotta Move ★3:17以降補填
10.
You Can't Always Get What You Want ★0:00-0:22 / 1:37-1:41 / 9:18以降 補填
Disc
2
01. Band Introduction ★0:00-0:21 補填
06. Midnight Rambler ★10:55付近
DAC同様のフェイク処理
10. Street Fighting Man ★2:39付近 DAC同様のフェイク処理
なお、"IORR"はカットインで別音源にもないことから補填されていません。
ちなみにこのハーグ2日目はいくつかの曲の一部を収めた隠密映像が2種類存在し、それぞれYouTubeでも見ることができます。
残念ながらそれらにも"IORR"の冒頭は収録されていません。
そしてその映像によるとこの日の衣装は今作のジャケのものではなく、DACのジャケのものだったようで、DAC盤のジャケはおそらくこのハーグ2日目の写真なのかなと。
ということで、LHとしては今作は『HAGUE
1976』をやり直して大幅に改良しましたという位置づけ。
ただし元音源が向上したわけではないので、既発盤と音質自体が大きく変わっているわけではありません。
とはいえ既発盤よりは少しクリアに聴こえます。
そしてDAC盤もDisc1は少し右寄りな一方補填音源は少し左寄りだったりしましたので、僅かながら今作の方がアドバンテージがあります。
ということで音質の向上自体は僅かながら、定位がビシッと中央に来たことで、総合的にはこちらもDAC盤とほぼ同等ながら少し上回る"good++〜very
good-"という感じで、今作が代表盤に。
とはいえアドバンテージが大きいわけではありませんが、やはりヘッドフォンで聴いててビシッとセンターで鳴っているのは気持ちいい。
まぁ周りの声がところどころうるさいのでマイナス要因ですが、モノラルにしては演奏はよく聴こえてこもったりした感じはなく、隠密慣れしていれば全然平気。
それに、噂のBlack
And Blue 2025の詳細発表を待つこのタイミングでTour Of Europe '76を聴くというのも乙なものでした!
『 HOLD ON TIGHT 』
no label (3CD)
aud.recordings@Madison Square Garden, New
York City, NY. Jun.27, 1975
●Disc
1
1. Fanfare For The Common Man / 2. Honky Tonk Women / 3. All Down The Line
/ 4. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 5. Star Star / 6. Gimme Shelter
/ 7. Ain't Too Proud To Beg / 8. You Gotta Move / 9. You Can't Always Get What
You Want
●Disc 2
1. Happy / 2. Tumbling Dice / 3. It's Only Rock'n Roll
/ 4. Band Introductions / 5. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker) / 6. Fingerprint
File / 7. Cherry Oh Baby / 8. Angie / 9. Wild Horses
●Disc 3
1. That's
Life / 2. Outa Space / 3. Brown Sugar / 4. Midnight Rambler / 5. Rip This Joint
/ 6. Street Fighting Man / 7. Jumping Jack Flash / 8. Sympathy For The Devil
(w/Carlos Santana)
+Bonus Track
9. Rip This Joint (Madison Square Garden,
New York City, NY. Jun.24, 1975)
1975年のT.O.T.A.から、6/22から6/27まで6連荘で敢行したMSG公演の最終日の復刻盤が再び。
この日はアンコールでの悪魔でカルロス・サンタナが参加してキースがベースに回った伝説のライブ。
そしてもう一つ重要なのは、75年には2回、そして収録されたアルバム『BLACK
AND BLUE』リリース後の76年にも1回しか演奏されていないメガレアな"Cherry
Oh Baby"が演奏されたライブ。
ちなみにその"Cherry Oh Baby"を"Hold
On Tight"とクレジットしていたのが、アナログブートの『HOLD ON TIGHT』でありました。
ということでLHより2023年7月にリリースされた『HOLD
ON TIGHT』が再発。
インフォによると、再発にあたってはもともとバランス重視のマスタリングがなされているため、変更の余地もなかったと。
ただし、若干の中域の帯域補正がなされているとのこと。
波形を比べてみると、ギターの音域である4khz前後も少し上がっているのがわかりますが、聴き比べてもあまり差は感じないレベル。
個人的にはもうちょい上げてもいいと思いますが(笑)
ということで音質的にはあまり違いはない"very
good+"。
ということですが、中身の紹介は長くなるので後回しにしますが、やっぱ『HOLD
ON TIGHT』、最高ですな!
それにしても"Gimme Shelter"や"You
Can't Always Get What You Want"でのロニーがかっこいいなとあらためて。
そして2023年盤と今回の2025年盤の外見上の違いについて。
CDケース:ともに4CD収納用の厚ケース。
表ジャケ:同じ。
裏ジャケ:ともに右側に曲目。左側に2023はミックの写真、2025はミックとロニーの写真。曲目は僅かに2025の方が大きく視認性向上。
背の部分:ともに青地に白文字。2023は中文字で上段にTHE
ROLLING STONES / HOLD ON TIGHT、下段に公演地と日付。2025は太いフォントで上段にTHE
ROLLING STONES、下段にHOLD ON TIGHTのみ。
盤面印刷:2023は3枚ともミックのみ。2025は3枚ともミックとキースとロニーの3ショット。
そしてここからは長くなりますが、以下、2023年盤での紹介をあらためて。
75コーナーでも紹介している通り、本公演の隠密録音は2つのソースが存在し、これまでさまざまな作品がリリースされましたが、代表盤はLHが2008年にリリースした『THE
ORIGINAL HOLD ON TIGHT』。
その後同じく2008年にリリースされたDACの『HOLD
ON TIGHT』はHot Stuffでは紹介していませんが、LHの『THE ORIGINAL HOLD
ON TIGHT』(以下2008年盤)を超えるものではありませんでした。
そこにLHが2023年にリリースしたのが2023年盤。
それまでの代表盤であるLHの2008年盤との音の違いはさほど大きくはないもの、2023年盤の方がオリジナルのアナログの音をより忠実に復刻していました。
音質的には同じくアナログ落としですし2008年盤と変わらず"very
good+"というところですが、2023年盤の方が低音域から超高音域まで幅広く音を拾っており音に広がりもあることから、演奏に厚みを感じます。
そのため、中高域以外はわずかに減衰していた2008年盤の方が、ギターはシャープでアタックのあるスッキリした音に聞こえます。
そして丁寧なアナログ落としというだけではなく、2008年盤以上に細かい補正や補填が丁寧に施されており、さらに極めた完全版、単なる復刻盤を超える素晴らしい「シン・復刻盤」となっています。
というわけですが、歴史から補正補填などなど、ショップインフォが素晴らしいので、以下にジャケ画像を加えて2023年盤当時のものをまるまるコピペしておきます。
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ローリング・ストーンズが1975年のマディソン・スクエア・ガーデンで敢行した連続公演の千秋楽ではカルロス・サンタナがフィナーレ「Sympathy
For The Devil」に飛び入りした伝説の一夜となりました。
その模様を捉えたオーディエンス録音は二種類存在します。
「recorder
1」LP『HOLD ON TIGHT』で日の目を見た音源
「recorder 2」LP『PRESERVE
FOR FUTURE』と『DISCOVER NEW YORK』で日の目を見た音源
最初にリリースされたのは『HOLD
ON TIGHT』の方で、LP三枚に収めるべくピッチを高め、なおかつ曲順を変えていたのが大きな欠点でした。
その点「recorder
2」を使った二枚のLPはずっと聞きやすい状態で収録されていたものの、今度はライブ終盤のリリースが叶わずに終わってしまったという。
しかしCD時代を迎えるとVGPレーベルから「recorder
2」を収録した二タイトルのCD化によって一気に普及。
さらには別の編集盤に収められていたアンコール"Sympathy
For The Devil"も一つのタイトルの下でまとめられた新たなVGP盤が出されましたが、タイトルとアートワークは『HOLD
ON TIGHT』というスタイルでリリースされたのでした。

こうした状況によりCDでは「recorder
2」の天下がずっと続いていたのですが、それ以前からマニアの間では「音質は「recorder
1」の方が秀でている」というのが常識でした。
確かに「recorder 2」も非常に良好な音質であったのですが、録音者の近くでしつこく"Satisfaction"を叫ぶ女性の声が耳障りであった。
その点「recorder
1」の方が音像は圧倒的に近く、マニアの研究書においても『HOLD ON TIGHT』LPが「正確な曲順と正確なピッチなら後世に残る名盤だったのに…」と言わしめるほどでしたし、ファンクラブ会報に至っては「サウンドボードである」と明言したほど。
そもそも『HOLD
ON TIGHT』をリリースしたレーベルは独自のジャケット・センスとマニアックなオーディエンス録音タイトルがメインだったことで、当時は正当な評価が得られませんでした。
サウンドボードの『PHILADELPHIA
SPECIAL』や『HOT AUGUST NIGHT』が大旋風を巻き起こしていた時代ゆえ、むしろ浮いてしまった感すらあったのです。
しかし、この『HOLD
ON TIGHT』、さらにバトン・ルージュの『CAJUN QUEEN'S AFTERNOON DELIGHT』そして72年ツアー・サウンドボードの集大成『PLUG
IN FLASH OUT』は独特のアートワークと相まってこのレーベルが生み出した三大名盤と呼べるかと。
こうなると「recorder
1」のCD盤の登場は急務だった訳ですが、「recorder 2」の天下が長すぎてなかなか登場しない。
マニアの留飲が下がったのは2008年のこと。
まず『THE
ORIGINAL HOLD ON TIGHT』がLPからの見事なCD化を実現。
当時マニアを大いに喜ばせた一方で"Gimme
Shelter"の途中で生じるマイクノイズを隠蔽する編集や二枚のCDに収めるべく曲間をつまむなど、元の状態に忠実とは言えない点があったのは確か。
その点、同じく2008年に後追いリリースされたDAC盤『HOLD
ON TIGHT』は無用な編集のない状態で収録されているというメリットがあった一方、音質が元のLPから大きく変化しているという問題を抱えていた。
それはそれで完成度の高い仕上がりだったのですが、LPのウォーミーな音を聞いてきたマニアからすれば違和感を覚えたのも事実。
このように、何かしら問題を抱えていた『HOLD
ON TIGHT』復刻タイトルのリリースからも15年の歳月が経過。
再び「recorder
1」が入手困難な状況へと陥ってしまったのです。
この由々しき事態に立ち上がってくれたのが「Graf
Zeppelin」。改めて最新技術を駆使したLPからのCD化を敢行。
音質がかなり変わっていたDAC盤はもとより、『THE
ORIGINAL HOLD ON TIGHT』と比べてもさらに忠実にオリジナルLPならではの聞きやすさを忠実に、しかもノイズレスでCDに封じ込めています。
それだけでも過去の二タイトルを大きく引き離す仕上がりを見せているのですが、さらに「Graf
Zeppelin」は随所で見られた微妙な音揺れなどもきっちりアジャスト。
そしてピッチに関しても全体を通しての正確さを徹底。これもまた過去のアイテムを寄せ付けない見事な完成度を誇ります。
もちろん欠損個所は「recorder
2」で補填しましたが、それもまたスムースの極み。
代わりにオリジナルのLPで混入されていた「Rip
This Joint」24日のテイクは削除することなく最後にボーナス扱いとして収める念の入れよう。
そんな音像の迫力を誇る「recorder
1」を安定した状態で楽しめるのは格別。
この音像でMSG最終日らしいワイルドな演奏ぶり、かと思えば"Midnight
Rambler"でちょっとスイッチが切れるミック、果てはキースがベースを弾いてしまったことで正に暴走列車のように始まってサンタナが加わるフィナーレ"Sympathy
For The Devil"といったこの日ならでのはちゃめちゃなステージを心ゆくまでお楽しみください。
これぞ2023年に相応しい、ベストの『HOLD
ON TIGHT』です。
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REMASTERED
BY GRAF ZEPPELIN
(リマスター・メモ)
★アナログLP『HOLD ON TIGHT』(CS-MSG-75)をベースに、欠落部を別ソースで補填し、疑似ながら初の全曲ノンストップ完全収録を実現
過去にも同様の手法の既発盤がありますが、そちらでは曲間の編集が甘く、欠落や編集ミス、フェイク処理などもあり、本盤が初のノンストップ完全盤となる
★音も本盤ではアナログ盤の広がりのあるサウンドを尊重
*既発DAC盤では演奏をセンターに寄せるためなのか、若干(30%くらい)モノラル寄りの処理がなされている
★スクラッチノイズは、ピンポイントで丁寧に根気よく除去。
ソフト上で、波形全体を一括選択で一気にノイズ処理するような(=人工的にな音になる)処理はしてません。
また、元音源の時点で左チャンネルのヒスが気になる箇所が多々ありますが、必要最小限の処理に留めてます。
★ピッチは一定ではなかったため、可変で適宜補正。
また一部ですが、テープの震え(ワウフラ)も補正してます。Angieのトライアングル(?)等々
★ボーナスのRip
This Jointはアナログ盤に収録されていた24日のもの。
ピッチ修正のうえ収録。
------------------------------------------------------------------------
Taken
from the 3LP "HOLD ON TIGHT" (CS-MSG-75)
Disc 1 (52:50)
1.
Fanfare For The Common Man
2. Honky Tonk Women
3. All Down The Line
4.
If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud
5. Star Star ★4:13-4:22(演奏後曲間)
補填
6. Gimme Shelter ★5:40-5:41(音切れ部) / 6:25-6:58(演奏後曲間) 補填
7.
Ain't Too Proud To Beg
8. You Gotta Move ★4:05以降 補填
9. You Can't
Always Get What You Want ★0:00-0:02 / 6:58-8:35 /12:21-12:31(演奏後曲間) 補填
Disc
2 (53:25)
1. Happy
2. Tumbling Dice
3. It's Only Rock'n Roll ★5:27-5:34
補填
4. Band Introductions
5. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)
6.
Fingerprint File
7. Cherry Oh Baby ★6:07以降 補填
8. Angie ★0:00-0:08
補填
9. Wild Horses ★6:51以降(演奏後曲間) 補填
Disc 3 (55:15)
1.
That's Life ★丸ごと別ソース
2. Outa Space ★0:00-0:02 / 3:01-3:06 補填
3.
Brown Sugar ★2:06-2:31 / 4:25-4:48(演奏後曲間) 補填
4. Midnight Rambler
★4:27-4:37 / 13:31以降(演奏後曲間) 補填
5. Rip This Joint ★丸ごと別ソース
6.
Street Fighting Man ★0:00-0:01 / 3:33以降 補填
7. Jumping Jack Flash ★丸ごと別ソース
8.
Sympathy For The Devil ★0:00-0:11 補填
Bonus Track
Madison Square
Garden, New York City, NY, USA 24th June 1975
9. Rip This Joint ★これもアナログ盤から収録
------------------------------------------------------------------------(コピペ以上)
ということでインフォにあった通り、2023盤との違いは僅かで、そちらをお持ちでない方には最高の作品かと!
Aug 2025
『 COMPLETE KNEBWORTH 1976 』
no label (2CD)
SB+aud.recordings@@Knebworth,
Hertfordshire, UK. Aug.21, 1976
●Disc
1
1. Introduction / 2. (I Can't Get No) Satisfaction / 3. Ain't Too Proud
To Beg / 4. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 5. Hand Of Fate / 6.
Around And Around / 7. Little Red Rooster / 8. Stray Cat Blues / 9. Hey Negrita
/ 10. Hot Stuff / 11. Fool To Cry / 12. Starfucker / 13. Let's Spend The Night
Together / 14. You Gotta Move / 15. You Can't Always Get What You Want
●Disc
2
1. MC / 2. Dead Flowers / 3. Route 66 / 4. Wild Horses / 5. Honky Tonk
Women / 6. Country Honk / 7. Tumbling Dice / 8. Happy / 9. Nothing From Nothing
/ 10. Outa Space / 11. Midnight Rambler / 12. It's Only Rock'n Roll / 13. Brown
Sugar / 14. Rip This Joint / 15. Jumping Jack Flash / 16. Street Fighting Man
あのネブワース76が蘇る!!
LHからネブワース76の完全版が登場。
LHからは、昨年末にSB音源のオリジナルLPを復刻した『HOT
AUGUST NIGHT』、そしてその1か月後の今年の初めには速攻ブルージャケ盤が再発リリースされていました。
その際、「ぜひこの音にモノラルSB音源と隠密音源を足した完全版を、ピッチ修正完全盤としてリリースしてほしいところです。」と紹介していましたが、それがもう登場してしまいました(笑)
このネブワースの既発盤についてはlive
recordingsコーナーで簡単に紹介していますのでそちらを参照ください。
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/1976kneb/76kneb.html
なお、このネブワースの隠密音源はそこに紹介しているCD以外にも、昔からあるアナログにいろいろ。そしてその後CDでもいくつかリリースされています。
また、2004年のnew
arrivalsで紹介したままですが、JointripとRSVPからReel 1とReel 2のビデオ映像も。
ということで、今回の作品は、簡単に言えばLHがリリースしたアナログ復刻のCD『HOT
AUGUST NIGHT』を基にして、そこでは欠落していた"Honky Tonk Women"以降のステージ後半の曲はもちろん、細かい曲間までも徹底してビデオ音源や隠密音源から追加したもの。
これがまた単なるつなぎ合わせではない見事な補填や補正はさすがのGRAF
ZEPPELIN。
『HOT AUGUST NIGHT』では欠落していた細かいところがことごとく見事に補填されているだけでなく、ピーが2回鳴るところはVideo音源で上書きしたりと、細かい補正もされています。
また、Video音源も過度なイコライジングがなされていないのがLHらしい。
そして隠密部分は新たな音源が発掘されたわけではありませんが、アナログに立ち返って選別の上で補填するとはさすが。
わたし隠密音源のアナログは持ってませんが、こういう隠密音源もあるんだなとネットから音だけ探し出したりも。
そして"Brown
Sugar"以降ではVGP盤ではモコっとしてましたが、今回はジリジリ鳴るところがあるのは課題なれど音質はだいぶ向上しています。
なお、曲によっては他の盤でもうちょいステレオ感があったり、細かいところではSB音源でも"Hey
Negrita"に途切れがない盤もあるんだけどとか、他に妙にギターが前面に出てくる隠密音源などもあれど、今作に補填されているアナログ音源はうまくフィットしており、全体的な仕上がりは既発を断然上回る"good+"〜"very
good"〜"EX"に。
音質評価ではわかりにくいですが、既発盤ではイマイチだったりイコライジングによって目立っていたノイズなどの乗っていないナチュラルなネブワース完全版がここに!
いや〜これまた素晴らしい新たなネブワース決定盤!!
というわけですが、インフォが変遷含めて詳しいのでそのままコピペします(手抜き・笑)
----------------------------------------
リリースされた時点では画期的だったVGP盤『HOT
AUGUST NIGHT』はマルチトラック未収録パートに関して当時Midnight Beat盤ネブワースで発掘されたばかりだったビデオ映像のモノラル音声を使うことでトータルなSBD最長収録を実現。それでも足りない箇所に関しては当然Audを使用。そこにはSBD偏重な時代に初めてAudのネブワースをリリースしたとしてマニアには有難がられていたShaved
Disc盤を重用しつつ、SBDにとっての関門だった「Stray Cat Blues」とライブ終盤「Brown
Sugar」以降には古のLP『STONES TOUR MOP UP!』のAudで補填という構成でした。
このVGPがリリースされた1997年には今ほど緻密な編集ができるソフトがなく、画期的なリリースであった一方で攻め切れていない箇所が散見されたのも事実。そこでVGPをベースとして、そこで粗のあった曲間などをさらに編集したのがSODD『HOT
AUGUST NIGHT』。「Stray Cat Blues」前のMCをビデオ音声で補填し直し、あるいはモービルのトラブルから混入されたと思しき「You
Gotta Move」の耳障りなピー音の個所をAudで補填したアプローチなどは斬新でしたが、SBDから手拍子の大きなAudに切り替わる違和感が拭えなかったのも事実。そして何と言っても音圧上げやイコライジングによってSBDパートの音質が余計にザラザラになるという弊害も。
今回のリリースに際して改めてそれら過去の二タイトルを聞き直してみましたが、まあSBDパートの音質が粗いこと。LPだと「サー」と鳴っていたヒスノイズが「ザー」というブリージング・ノイズに進化してしまっていて、それらが「Little
Red Rooster」や「Fool To Cry」では演奏と同じくらいのレベルで聞こえてくる。なおさらクリアーなLPをベースとした上での新たな完全版リリースが待ち望まれていたのではないでしょうか。
そこで今回も「GRAF
ZEPPELIN」が新たなる、真のネブワース完全版の制作に着手。前回のリリースで完成の域に達したSBDパートの補填に相応しいAudを洗い直し、過去のLPリリースにまで立ち返るという徹底ぶり。既発二タイトルは基本CD時代の音源をメインとするコンセプトでしたが、今回はAudもLPソースに立ち返ることで、それら以上にライブ全体をクリアーな状態で収録しているのがポイント。
今回も「Stray
Cat Blues」こそ『STONES TOUR MOP UP!』で補填しましたが、ライブ後半「Happy」以降は女装イラストジャケで(ネブワースのLPってロクなジャケがないですよね…苦笑)マニアにはおなじみ『STONED
STONES』LPを使用。懐かしの宝島ストーンズ・ブート本でも「ネブワースのAudでは一番聞きやすい」と称されていたアイテムですし、何よりミックやキースの歌声が近くて聞きやすい。その近さ故ライブ序盤では歪みが生じがちだったことから「Stray
Cat Blues」に採用できなかった点こそ惜しまれますが、これでライブ後半が過去のアイテムよりハッキリ聞きやすくなりました。
このLPと比べてShaved
Disc盤のソースは音に距離感があり、今回は曲間のカットを埋める程度という最小限の出番に留まっています。さらにSBDの持病であった「You
Gotta Move」における耳障りなピー音ですが、今回はビデオ音声をなめらかに補填することで過去のアイテムとは比べ物にならないほど聞きやすい状態に生まれ変わっています。
極めつけは今まで過去のアイテムではスルーされたままだった「Hey
Negrita」が3分を過ぎたところでの音飛び。そこが過去のアイテムだとつんのめるような状態に陥っていましたが、ここも『STONES
TOUR MOP UP!』から補填することで完全収録を実現。こうして新たな完全版として相応しい仕上がりを「GRAF
ZEPPELIN」が徹底。世界中のマニアが待ち望んだであろう、これぞ文句なしのコンプリートなネブワース!
REMASTERED
BY GRAF ZEPPELIN
★LP盤のサウンドボードをメインに、欠落をビデオ音声、それでも補い切れない箇所はLPなどの複数オーディエンスの序列で補填し、ライブ疑似完全盤を実現!ほぼ疑似ノンストップ収録!
アナログ盤3種は下記
・Look
At My Face(LP)
・Stones Tour Mop Up(2LP)
・Stoned Stones(2LPのうちA-C面)
現状ベストに取り上げられるVGP盤はメインのSBはテープでLP起こしではない。
但しだいぶザラついた音なのと、補填があまく曲間欠落が多いので今回かなり差は出たと思います。
VGP-146コピーがベースのSODD盤もまだまだ欠落があり、また全体の音は海苔波形で非常に悪いです。
巷で評価の高いShaved盤CDはノイズリダクションが掛かってるようで、また寸詰まり感もあるので、今回はほんの一部の補填でのみ採用。
(注)VGP146も終盤Brown以降のAudはShavedではなくMop
Up LPのソースから。
(※追注:↓★注釈のない部分はLH既発の『HOT AUGUST
NIGHT』音源)
Disc 1 (77:27)
01. Introduction
★Aud音源
02. (I Can't Get No) Satisfaction
03. Ain't Too Proud To Beg
04.
If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud
05. Hand Of Fate ★演奏後のLPの面替わりノーカット復旧
06.
Around And Around ★3:48-3:51 Video音源
07. Little Red Rooster ★4:43以降(曲間)
Video音源
08. Stray Cat Blues ★0:03-4:52 Aud音源
09. Hey Negrita ★3:07-3:08
Aud音源*元々大きな音飛びのあった箇所でVGPなどはつまんでるので演奏がつんのめる
10.
Hot Stuff ★演奏後のLPの面替わりノーカット復旧
11. Fool To Cry
12. Starfucker
13.
Let's Spend The Night Together ★5:03以降(曲間) Aud音源
14. You Gotta Move
★1:14-1:32 Video音源*例のピー音x2回あった箇所
15. You Can't Always Get
What You Want ★10:57以降(曲間) Aud音源
Disc 2 (71:18)
01. MC ★0:02-0:10
Aud音源
02. Dead Flowers
03. Route 66
04. Wild Horses ★5:56以降(曲間)
Video音源
05. Honky Tonk Women ★丸ごとVideo音源
06. Country Honk ★丸ごとVideo音源
07.
Tumbling Dice ★丸ごとVideo音源 / 4:30以降数秒 Aud音源
08. Happy ★0:00-3:34
Stoned LP / 3:34以降(曲間) 別Aud音源
09. Nothing From Nothing ★0:00-0:10
Shaved CD / 0:10以降 Aud音源
10. Outa Space ★丸ごと MopLP / 3:59以降(曲間)
Video音源
11. Midnight Rambler ★丸ごとVideo 音源 / 13:38-13:44 Aud音源 /
13:44以降さらに別Aud音源
12. It's Only Rock'n Roll ★丸ごとAud音源
13.
Brown Sugar ★丸ごとAud音源
14. Rip This Joint ★丸ごとAud音源
15. Jumping
Jack Flash ★丸ごとAud音源/ 4:06以降(変わり目直前) Video 音源
16. Street
Fighting Man ★丸ごと Video 音源
----------------------------------------
ということで、タイトルには定冠詞"The"をつけるのがふさわしいと思えるネブワースの新たな決定盤の登場でした!
次は隠密音源のみの完全版か?
ただ、そうであれば5年ほど前に世に出た新音源の、圧縮音源ではないほんとの元音源を発掘してほしいところです。
まぁオフィシャルでリリースされれば嬉しいんですけどね。
"Wild
Horses"だけは素晴らしい映像が2009年にiTunesでリリースされてるので、淡い期待を抱いてはいるのですが、抱き続けて早16年(笑)
いや、ブートのSB音源はステレオなのに映像はブートもそのオフィシャル"Wild
Horses"もサウンドはモノラルだったので、音源に何らかの問題があるのか?
ならばAIの進歩によるリミックス&リマスターでそろそろかもと、引き続き淡い期待を(笑)
『 L.A. FORUM 1975 2ND NIGHT 』
no label (2CD)
aud.recordings@The Forum, Inglewood, CA. Jul.10, 1975
●Disc
1
1. Fanfare For The Common Man / 2. Honky Tonk Women / 3. All Down The Line
/ 4. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 5. Starfucker / 6. Gimme Shelter
/ 7. Ain't Too Proud To Beg / 8. You Gotta Move / 9. You Can't Always Get What
You Want / 10. Happy / 11. Tumbling Dice / 12. It's Only Rock'n Roll / 13. Doo
Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)
●Disc 2
1. Fingerprint File / 2. Angie
/ 3. Wild Horses / 4. That's Life / 5. Outa Space / 6. Brown Sugar / 7. Midnight
Rambler / 8. Rip This Joint / 9. Street Fighting Man / 10. Jumping Jack Flash
/ 11. Sympathy For The Devil
LHから50周年を迎えたLA75の2日目7/10を収録した「recorder
2」の2ndジェネレーションからの音源が登場。
LA75といえば7/9-13に連続5公演が開催され、ブートではその中でも長らく7/11と思われてきた7/12のモノラルSBと、超絶マイク・ミラード録音などで長らく親しまれた公演。
それがオフィシャルでは2012年にStones
Archiveから7/13のオーディオがDL販売され、2014年にはFrom The Vaultから7/12の映像までリリースされちゃって驚いたものです。
マイク・ミラード音源は7/11と7/12とされてきた音源が実は日付が逆だったということが、オフィシャルとその後ネットに公開された別音源によって明らかになったのも懐かしい。
そんなLA75、7/10だけはマイク・ミラードは録音していませんでしたが、そのマイク・ミラードによるミラクル録音と双璧をなす高音質なステレオ名録音として知られたのが、この7/10からの6曲。
その6曲とは、"Star
Star" "You Can't Always Get What You Want" "Doo Doo Doo
Doo Doo" "Fingerprint File" "Angie" "Brown Sugar"。
特に"Doo
Doo Doo Doo Doo"は、キースのギター交換に手間取ってる間のジャムセッション風から、ミックの奇声と共にキースがかき鳴らして始まる入りからして"Doo
Doo Doo Doo Doo"史上最高の演奏との呼び声が高い名演奏。
これら6曲はアナログ時代から有名で、CDでは古の『1975
TOUR OF THE AMERICAS PART 1』(DCD-003)や『1975 TOUR OF THE AMERICAS PART
2』(DCD-007)などに収録されていました。
その後VGPがアナログからのタイトルを冠した『CHARLIE
WATTS AND HIS FABULOUS ROLLING STONES / 1975 TOUR OF THE AMERICAS』(VGP-284)として、上記『PART
1』のジャケを表ジャケ、そして『PART 2』のジャケをその裏の内ジャケに配してまとめてリリースしたりも。
これが高音質"EX-"隠密ながらも、6曲しか出回らないままなのが非常に残念な「recorder
1」。

一方、ちょいと音が遠くシュワシュワした感じの"good+"程度ながらも、ほぼ完全版で2002年に『1975
NERVOUS BREAKDOWN』(VGP-302)として登場したのが「recorder 2」。
こうして7/10は2つの音源が知られていましたが、2021年にモノラル隠密ながらもこれまたほぼ全収録で音がちょい近くて迫力のあるEd
Fによって録音された音源がネットに初登場。
これが「recorder 3」で、その欠落部を補填して"very
good"完全版に仕立てたのが、LHによる『L.A. FORUM 1975 2ND NIGHT』。
そしてはい、繰り返しになりますが、マイク・ミラードはこの7/10のみ録音していなかったのです。
そんなわけで、前置きがずいぶん長くなりましたが、今般Brad
Blanckによる録音の「recorder 2」の2ndジェネレーションがあのWaz From Ozによってネットに公開されたのです。
その音源はちょいとピッチが遅かったのですが、そのピッチをしっかり補正したのが今作で、インフォによるとWaz
From Oz公認の作品のようで、裏ジャケにもWazへの謝辞が記載されています。
ということで今作は「recorder
2」の2ndジェネレーションによるものですが、同じLHによる2021年リリースの「recorder
3」がメインの『L.A. FORUM 1975 2ND NIGHT』と同じタイトル。
そちらと区別するためか、今作の裏ジャケには2nd
Generation Transfer From Brad Blanck's Master Reel To Reels - Upgraded Versionとクレジットされています。
ちなみに今作の元である「recorder
2」は、2021年リリースの「recorder 3」がメインの『L.A. FORUM 1975 2ND NIGHT』ではラストの"Sympathy
For The Devil"のラストの1分間でVGP盤から流用されて使用されています。
そこだけ聴き比べても今作とのジェネレーションの違いはわかりますが、ちゃんと他の箇所も聴き比べてみてもやはりその違いは明らか。
VGP盤はジェネ落ちした音源をイコライジングによってかなり中高域を上げてメリハリのある音に仕立て上げられていますが、その分シュワシュワした感じが乗ってしまっています。
そしてVGP盤はそのイコライジングにより、ギターはとんがって刺激のある音で鳴りますが、実は低域は全般的にモゴモゴ鳴っていたりも。
そしてところどころでうるさい女性の歓声がより目立つ羽目に。
一方、今作はさすが2ndジェネレーションだけあって、そのシュワシュワ感などありません。
そしてLHは過剰なイコライジングなどはしないので、2ndジェネレーションのナチュラルテイストを活かしたアップグレードになっています。
ちょっと距離もあってややモコっとしてるのでVGP盤と比べるとギターなどはマイルドですが、女性の叫び声も耳に突き刺さりません(笑)
(ちなみにWaz
From OZによると、この歓声上げまくりの女性は、95年のメルボルン公演を収めた『VOODOO
RAIN DANCE』でも騒がしい女性と同一人物とのこと・笑)
試しに今作の音をVGP盤に近づけるイコライジングをしてみると、VGP盤のようなシュワシュワ感もなく音の粒はクリアで、素材の違いはより明らかに。
ということでパッと聴いた感じではVGPテイストが好きな方であればメリハリのあるVGPもいけてると感じますが、ちゃんと聴き比べると今作の優位性は明らか。
でもVGPもジェネ落ちした素材をよくここまで仕上げたもんだとは思います。
なお、「recorder
2」はステレオで録音されているところがモノラルの「recorder 3」とは違った魅力ですが、VGP盤と今作とでは左右が逆になっています。
まぁステレオといってもギターが左右にセパレートしてるようなステレオではありませんが、今作は2ndジェネレーションですので、おそらくVGP盤のソースが逆転していたんだと思われます。
そして今作の「recorder
2」と2021年にリリースされた「recorder 3」の『L.A. FORUM 1975 2ND NIGHT』を聴き比べてみると、それぞれ音の特徴は違えど甲乙つけがたいなと。
音質的にはいずれも"very
good"程度ですが、「recorder 3」の方が音は近いもののモノラルで、今作の「recorder
2」はやや距離はあってホールエコーも少し感じますが、ステレオでナチュラルテイスト。
なお、この「recorder
2」のカット個所は"Fingerprint File"と"Angie"の曲間と"JJF"終了後にちょこっとあるだけのようで、演奏は全曲「recorder
2」単一音源で完走している完全収録盤になっているのは素晴らしい。
演奏はこの日はやはり"Doo
Doo Doo Doo Doo"が有名ですが、"All Down The Line"からしてアクセル全開!
1曲終わるごとにキースとロニーは怪しいものを吸引してたなんて逸話も残るLA75ですが、やはりハイパー・ストーンズ、すさまじい。
"Midnight
Rambler"のラストにかけてのブレイクからの加速がミックとバンドの息が合ってませんが(笑)
そしてキースのギタートラブルは"Doo
Doo Doo Doo Doo"前だけでなく、ところどころでしばらく待ちが発生し、"Happy"が終わった後にはミックが"Lady
Jane"を口ずさんだり、"Street Fighting Man"から"JJF"になだれ込むところでは、キースのイントロが始まるまでをミックとチャーリーによる見事な扇動からのセッション風によって切り抜けているさまも。
いやぁ〜素晴らしい。
先日LA75から50周年を迎えたばかりでしたが、ミラードとオフィシャルでしか振り返っていなかったので、こうしてまた2日目を堪能できるのも乙なもの。
ということで、LA75の2日目をマイルドなナチュラルテイストで楽しめました!
July 2025
『 PARIS 1976 1ST NIGHT 』
no label (2CD)
aud.recordings@Pavillon de Paris,
Paris, France. Jun.4, 1976
●Disc
1
1. Introduction / 2. Honky Tonk Women / 3. If You Can't Rock Me - Get Off
Of My Cloud / 4. Hand Of Fate / 5. Hey Negrita / 6. Ain't Too Proud To Beg /
7. Fool To Cry / 8. Hot Stuff / 9. Star Star / 10. You Gotta Move / 11. Angie
/ 12. You Can't Always Get What You Want / 13. Band Introductions / 14. Happy
●Disc
2
1. Tumbling Dice / 2. Nothing From Nothing / 3. Outa Space / 4. Midnight
Rambler / 5. It's Only Rock'n Roll / 6. Brown Sugar / 7. Jumping Jack Flash
/ 8. Street Fighting Man
1976年の4/28から6/23まで2か月にわたって繰り広げられた"Tour
Of Europe '76"のハイライトと呼ぶべきパリ4公演の初日がアップグレード再登場。
6/4から6/7まで連日開催されたパリ4公演から選ばれた演奏は、"Les
Rolling Stones Aux Abattoirs"としてTV放送され、オフィシャルライヴ盤『LOVE
YOU LIVE』の半分近くを占めています。
そのうち初日からはTV放送では"Angie"、そして『LOVE
YOU LIVE』には本公演からは採用されていませんが、"Brown Sugar"と"JJF"までの間のミックのターザン叫びが採用されています(笑)
また、当日のニュースには"Get
Off Of My Cloud"と"Hand Of Fate"と"You Can't Always-"のごく一部が放送されています。
そんなわけでパリ76初日は全編が録音だけではなく撮影されていますが、上記以外に流通しているのは隠密音源のみ。
というわけでこのパリ76初日の隠密音源を振り返ってみると、76コーナーや既発盤のnew
arrivalsで紹介しているとおり、周りもうるさくなく演奏を上から下まで綺麗にとらえた良好音源が出回った第一弾は1999年にDirty
Work Productionがリリースした『ALLRIGHT CHARLIE WATTS』(DWP-001)。
これがかなりの良好音源ながらピッチがちと速く、そのピッチを修正したのがEXILEの『FIRST
DOSE IN PARIS』(EXCD-31/32)。
さらにややメリハリをつけてボーナスを加えたDACの『PAVILLON
DE PARIS』(DAC-046)で、DAC盤が暫く決定盤となっておりました。

その良好音源の1stジェネが発掘され、2012年3月にLHからリリースされたのがSweet
Recordsによる『PAVILLON DE PARIS DAY 1』(SV-6476A/B)。
さらに同年12月にはDACからも『FROM
PARIS TO TORONTO』(DAC-127)としてSV盤とほぼ同じ音をモカンボとの抱き合わせでリリース。

ということでSV盤かDAC盤が決定盤となっていましたが、音質的にはほぼ変わらないその2つの違いは、カセット面割りによって生じていた"Happy"終了後から"Tumbling
Dice"冒頭の演奏18秒の欠落部への枝分かれコピー音源のパッチ充ての仕方。
当時の紹介にも書いている通り、SV盤は"Happy"終了後のミックのMCから補填されていますが、つなぎが少し雑で"Tumbling
Dice"での音質差が大きいというのがちょっと惜しくて残念。
一方DAC盤ではつなぎはより丁寧ながらもミックのMCが収録されていないというこれまた残念なところがありました。
はい、そんなわけで今回のアップグレード版はそのちょいと惜しいところをやり直し、位相修正とやや低音に厚みを持たせた音になっています。
位相修正の効果のほどはよくわかりませんが、"Happy"終了後から"Tumbling
Dice"冒頭の演奏開始から18秒の欠落部への補填は音質差もほぼ感じさせない見事なものに。
ここはほんとに素晴らしい!
また、インフォには触れられていませんが、既発盤全てに"If
You Can't Rock Me-"の1分過ぎに右chに極小の"チッチッチ"、その4秒後に"チッ"というノイズが4か所ほど入っており、特に1stジェネからの盤ではそのノイズもシャープな音になっていましたが、今作ではそれも綺麗に消えています。
そして低音に少し厚みを持たせたことにより、違いは僅かながらもまさにこれが決定盤だなという素晴らしい音に。
ということで既発の"very
good+"から大きな向上があるわけではありませんが、個人的には十分"EX-"に感じる"very
good++"〜"EX--"。
なお、今回のCDの面割りは、元のカセットの通り"Happy"と"Tumbling
Dice"の曲間にあたり、CD2は"Tumbling Dice"からとなることから、ミックのMCはCD1のラストとDisc2の冒頭どちらにも収録されていますが、Disc2はSV盤のようにBand
Introductionsからとか、思い切ってDAC盤のようにビリー・プレストンの"Nothing
From Nothing"からとかにした方が、流れ的にはいい気はします。
そんな細かいところはともかく、パリ76初日が違いは大きくはないとはいえこうしてしっかりとまたアップグレードされ、久しぶりに全編、ミックのターザン叫びのオリジナルも聴くことができて楽しい作品でした。
ちょっと嬉しかったのでトップ画像もこちらに(笑)
『 ABSOLUTELY TOO STONED TO ROLL:FRANKFURT 1976 2ND NIGHT 』
no label (2CD)
SB+aud.recordings@Festhalle,
Frankfurt, West Germany. Apr.29, 1976
●Disc
1 - SB(+aud) recordings
1. Honky Tonk Women / 2. If You Can't Rock Me - Get
Off Of My Cloud / 3. All Down The Line
/ 4. Hand Of Fate / 5. Hey Negrita / 6. Ain't Too Proud To Beg / 7. Fool To
Cry / 8. Hot Stuff / 9. Star Star / 10. You Gotta Move
●Disc 2 - aud.recordings
1.
You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Happy / 4. Nothing
From Nothing / 5. Outa Space / 6. Midnight Rambler / 7. It's Only Rock'n Roll
/ 8. Brown Sugar / 9. Jumping Jack Flash / 10. Street Fighting Man
LHから懐かしい76フランクフルトの2日目が登場。
なお、『BLACK
AND BLUE』発売直後に始まったTour Of Europe '76はフランクフルトから開幕したので、フランクフルト2日目はツアー2日目なのであります。
ちなみに76で"All
Down The Line"が演奏されたのはこのフランクフルト2公演のみで、今ツアーでのレア曲となっています。
そんなこのフランクフルト公演は前半部分のみ卓直SB音源が流出し、アナログ時代からブート化されていました。
CDではまずはそのSB音源部分のみを収録した『FRANKFURT
1976』(VT-CD 10)。
そして1997年にはSB+隠密音源で完全版に仕立てた『MORE
THAN WELCOME TO FRANKFURT』(VGP-135)。
さらに2001年にはメインは75デトロイトながらもボーナスでこのフランクフルト公演のSB音源を収録した『HEAR
THE WHISTLE BLOWIN'』(VGP-268)がリリース。
そして2016年にLHによってリリースされた『FRANKFURT
1976』が、全編隠密音源と追加でSB音源も収録した代表盤でありました。
これらの盤を簡単に振り返ると、SB音源部分のみを収録したVIGOTONE盤は左右逆という問題を抱えており、VGPによる『MORE
THAN WELCOME TO FRANKFURT』(VGP-135)はそのSB音源の高音が強くてヒスノイズが目立つのが難点でした。
また、2016年にLH盤がリリースされた際にこのVGP盤の"You
Gotta Move"はこの公演の音ではないと紹介していましたが、実はフランクフルト初日の隠密だったことが後にTASBで明らかにされています。
そして2001年にリリースされたVGP盤もSB音源が向上したわけではなく派手なイコライジングで、2016年にリリースされたLH盤が全編隠密音源に加えて、アナログのみで聴けた"You
GOtta Move"のイントロも追加したSB音源も楽しめる内容となっていましたが、SB音源は左右逆のままだったのです。
というわけですが、今回は2016年盤の隠密全編+ボーナスSB音源という作りではなく、前半のSB音源+後半を隠密音源で完全版に仕立てた作品として、GRAF
ZEPPELINによって仕立て直されています。
これがさすがのGRAF ZEPPELIN印。
前半部分のSB音源はVGP盤やLH盤のいずれもちょっと癖がありましたが、ここはVIGOTONE盤の『FRANKFURT
1976』の左右を直してリマスター。
これが見事なリマスターで、やはりVIGOTONEの音はよかったことがあらためて。
しかも左右も単に反転させただけではなく、ヴォーカルの定位の補正もされているのは聴き逃せません。
さらに"You
Gotta Move"のイントロも今作のタイトルの元となっているアナログ『ABSOLUTELY
TOO STONED TO ROLL』から補填されています。
このSB音源は決して音質が優れている音源ではありませんが、そんな音でも喜んで聞いていたのが懐かしく、今作ではさすがに2025年リリースだけあって、VGP盤で聴かれたようなやり過ぎ感はなく、LHの2016年盤よりも音に伸びがあるいい塩梅でのリマスターがされているのはさすがの"EX-"。
そして隠密部分。これも2016年盤とは違った音作り。
VGPの『MORE
THAN WELCOME TO FRANKFURT』(VGP-135)よりも音は少しくっきりし、LHの2016年盤『FRANKFURT
1976』で聴かれたヒス成分は後退し、すっきりモノラルに仕立てたことで演奏が引き締まって聴こえます。
どちらかと言うと音の感じはVGP-135に近く、LHの2016年盤との音の違いには驚きの、これまでの"very
good++"が"EX-"〜"very
good++"に。
この音での隠密完全版も聴いてみたいと思わせてくれます。
というわけで、SB音源と隠密音源がともにGRAF
ZEPPELINによって仕上げられたことによって見事に生まれ変わったフランクフルト2日目でした!
June 2025
『 PASADENA 1994 2ND NIGHT 』
no label (2CD)
aud.recordings@Rose Bowl, Pasadena, CA. Oct.21, 1994
●Disc
1
1. Intro / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking
/ 5. Shattered / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Beast
Of Burden / 10. Memory Motel
/ 11. All Down The Line
/ 12. Love Is Strong / 13. It's All Over Now / 14. I Go Wild
●Disc 2
1.
Miss You / 2. Band Introductions / 3. Honky Tonk Women / 4. Happy / 5. The Worst
/ 6. S.E. / 7. Sympathy For The Devil / 8. Monkey Man / 9. Street Fighting Man
/ 10. Start Me Up / 11. It's Only Rock'n Roll / 12. Brown Sugar / 13. Jumping
Jack Flash
94年の北米Voodoo Loungeツアーからパサデナ2日目の完全版が初登場。
縦に長いカリフォルニア州では、10/17のサン・ディエゴ、そしてLAエリアのパサデナでは10/19と21に2公演、さらにオークランドでも10/26、28、29と3公演を敢行しましたが、今作はそのパサデナ2日目を収録。
こちらつい先日ネットに公開された新音源で、今年になって次々に過去の名録音が公開されている話題のテーパー、マルコ・モアー(Marco
Moir)のオリジナル・オーディエンス・マスターから。
Zeppelinメンバーのソロ関連でも有名な彼の録音のクオリティーの高さはマイク・ミラードに匹敵するほどで、隠密録音かくあるべしという素晴らしいもの。
マルコ・モアーは82年から録音を始めたということですが、ストーンズはさほど録音していないのか、この5月からの2か月足らずの間に一気にDimeにvol.54まで公開されている中でも、ストーンズはvol.16として登場したこのパサデナ2日目のみ。
そんなマスターからの音源ということですが、その音源さえ持っていれば問題なしかといえばそうではない。
彼のマスターからの音源はいずれもピッチがちょい速いという特徴があり、そこもしっかり補正してみせたのが今作。
録音の名手といえど、小中会場とは勝手が違うスタジアムということもあってか、重低音域はちょっと軽く、ダイレクト感こそほんのわずかに希薄なものの、オープンエアーのスタジアムだけあって音の広がりも抜けもグッド。
さらに周りもうるさいほどではないもののしっかり臨場感も感じられる心地よい極上"EX-"。
こんな音が30年以上たって公開されちゃうもんだから、この道もやめられない(笑)
なお、このパサデナ2日目は、懐かしの"甘く騙す人達"によるパサデナ初日を収めた3枚組Boxの『VOODOO
LOUNGE TOUR MEMORIAL US TOUR EDITION』のボーナス・ディスクに、初日の日替わりで登場した3曲、"Memory
Motel" "All Down The Line" "Happy"の3曲が他の公演とごっちゃに収録されていましたが、今作はそれとは完全別音源で大幅にクリアになったアップグレード。
演奏は疾走感満載の11月のマイアミに比べると少しだけゆったりしていますが、そこがまたいい。
"You
Got Me Rocking"の後半、2:30過ぎからのロニーのギターソロの後にまとまらずにちょい危うくなりますが、ご愛嬌。
そこはミックがしっかりまとめ直してます。
そして"Shattered"を終えて"Rocks
Off"になだれ込むぞというところでキースが衣装替えにいってしまい妙な間が空いてしまいますが、MCでつなぐミック(笑)
いやしかしこの時の"Beast
Of Burden"と、初日の"Out Of Tears"に替わって登場した"Memory
Motel"の美しさと言ったら絶品です。
チャーリーを思いながら浸れる逸品。
しかしその後登場する"All
Down The Line"の肝心のイントロでキースがやらかしてます(笑)
さらに臨場感もなかなかと書きましたが、キース・コーナーの後、S.E.が終わって"Sympathy
For The Devil"が始まり、ミックがステージ下からせり上がって登場するや歓声が大きく沸くさまは必聴。
また、"Miss
You"の前の煽りやこの悪魔での歌い方、さらには"Street Fighting Man"の開始の掛け声ではミックも乗ってることが伺えます。
なお、ごくたまに片チャンネルに音が寄る瞬間がありますが、そんなの問題なし。
ということで初の完全収録となるパサデナ2日目、素晴らしい音をしっかりピッチ調整された作品で堪能しました!
『 LARGO 1975 2ND NIGHT 』
no label (2CD)
aud.recordings@Capital Centre, Largo, MD. Jul.2, 1975
●Disc
1
1. Fanfare For The Common Man / 2. Honky Tonk Women / 3. All Down The Line
/ 4. If You Can't Rock Me / 5. Get Off Of My Cloud / 6. Star Star / 7. Gimme
Shelter / 8. Ain't Too Proud To Beg / 9. You Gotta Move / 10. You Can't Always
Get What You Want
●Disc 2
1. MC / 2. Happy / 3. Tumbling Dice / 4. It's
Only Rock'n Roll / 5. Band Introductions / 6. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)
- "I've Been Loving You Too Long"
/ 7. Fingerprint File / 8. Angie
-Bonus Tracks (Soundboard Recording)
9.
It's Only Rock'n Roll / 10. Band Introductions / 11. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)
LHから、ラーゴ初日に続いてこれまた貴重なラーゴ2日目がリリース。
繰り返しになりますが、ロニーを迎えた新生ストーンズ、ツアー開始から1か月が経過し、MSGでの6/22から6/27にかけて行われた6連荘を終え、その先にはLAフォーラム5連荘を控えたこの7/1と7/2に、メリーランドはラーゴのキャピタル・センターで2公演を行います。
先週リリースされた初日に続いて今度は2日目。
これまたこの公演の音はさほどブート化されておらず、CD化されているのはTARANTURAの『ROCK'S
HOTTEST TICKET』(TCDRS-16,17)くらい。
そのTARANTURA盤は初日と同じく2日目もイコラがきつく、入力レベルも高くて歪んでいたり、ピッチもちょい遅いという3大疾病を抱えていました。
さらにこの2日目の"Wild
Horses"以降は実は初日の音源だったことが2012年にIORRで明かされていたという、とんでもないフェイクも抱えていた音源を、タイトルもそのままCD化していた作品だったのです。
ということでこのラーゴ75はまともな既発盤はなかったのです。
それが今回、同じ音源ながらもGRAF
ZEPPELINによってピッチも正しく調整され、完全モノラル化することによって音ブレや歪みも取り除かれて生まれ変わったのが今作。
既発盤と比べるとイコライジングで前面に張り出していたヴォーカルなどは少し引っ込みましたが、断然ナチュラルなサウンドに仕上がっています。
はい、ここまで初日の紹介文とほぼ同じ(笑)
この2日目は初日よりもさらに距離を感じる音ですが、団子かというとそうでもなく、各楽器の音はある程度聞き取れます。
とはいえ距離があるので前面に張り出してくるわけでもなく若干エコーもあるので、初心者お断り音源ではあります。
しかしここまで音を丁寧に整えているのはさすがはGraf
Zeppelin。
出回った"fair"音源を"good+"〜"very
good-"まで見事に整えられており、愛好家はすんなり聴けちゃいます(笑)
ただしこの2日目の音源は"Angie"までしかなく、その後やったと言われている"Wild
Horses"以降は未収録。
その代わりといっては何ですが、この日は2曲だけSB音源が出回っており、そちらがボートラとして収録されています。
これは99年にリリースされた懐かしのVGPの『WE
HOPE YA LIKE DIS ONE』(VGP-235)に収録されていたもの。
今回多少音は調整されているようですが、"IORR"で頻発する音切れはもちろん手の施しようがありません。
そんな再収録というわけもあってか、今作ではその『WE
HOPE YA LIKE DIS ONE』のジャケと同じ写真が使われています。
ちなみにジャケには実際のライヴの日の写真を使うことが多いLHですが、こちらはバトン・ルージュでのミックとキースをとらえたボブ・グルーエンの写真ですね。
この写真は2011年にバトン・ルージュのロージェネマスターが出回る前にLPソースがギフトCD-Rでリリースされていた、バトンルージュ1st
showでも使われていたかと。
演奏は喉に不調も見られたラーゴ初日からは復活していますが、それでも"All
Down The Line"は強引な節回しで歌ったりしてます。
そしてこの日はミックのテンションが、というかハイなんです(笑)
"Gimme
Shelter"や"Ain't Too Proud To Beg"ではワイルドな歌いっぷりを披露したかと思えば、"Tumbling
Dice"でのアドリブ唱法も最高で、"IORR"でも暴れまくってます。
初日を凌ぐ自由奔放なミック、ラーゴ75の2日目ってこんなに面白かったんだと感動すら覚えます。
ちなみに"Happy"でのキースはあんま歌えてません(笑)
さらにこの日は珍しく、"Doo
Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)"と"Fingerprint File"の曲間で、"I've
Been Loving You Too Long"とミックがアカペラで歌っています。
今作の裏ジャケにはクレジットされていませんが、上記の曲目にはそれを加えています。
最後のSB音源のラストにも入ってますけど。
ということで、初心者お断り音源で完全収録でもありませんが、ハイなミックを味わえる作品でありました。
『 LARGO 1975 1ST NIGHT 』
no label (2CD)
aud.recordings@Capital Centre, Largo, MD. Jul.1, 1975
●Disc
1
1. Fanfare For The Common Man / 2. Honky Tonk Women / 3. All Down The Line
/ 4. If You Can't Rock Me / 5. Get Off Of My Cloud / 6. Star Star / 7. Gimme
Shelter / 8. Ain't Too Proud To Beg / 9. You Gotta Move / 10. You Can't Always
Get What You Want / 11. Happy / 12. Tumbling Dice / 13. It's Only Rock'n Roll
●Disc
2
1. Band Introductions / 2. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker) / 3. Fingerprint
File / 4. Wild Horses / 5. Brown Sugar / 6. Midnight Rambler / 7. Rip This Joint
/ 8. Street Fighting Man / 9. Jumping Jack Flash
LHから、貴重なラーゴ公演初日がリリース。
ロニーを迎えた新生ストーンズ、ツアー開始から1か月が経過し、MSGでの6/22から6/27にかけて行われた6連荘を終え、その先にはLAフォーラム5連荘を控えたこの7/1と7/2に、メリーランドはラーゴのキャピタル・センターで2公演を行います。
この公演の音はさほどブート化されておらず、CD化されているのはTARANTURAの『ROCK'S
HOTTEST TICKET』(TCDRS-16,17)くらい。
そのTARANTURA盤はイコラがきつく、入力レベルも高くて歪んでいたり、ピッチもちょい遅いという3大疾病を抱えていました。
さらには2日目の"Wild
Horses"以降は実は初日と同じじゃないかとIORRで2012年に明かされていたという、とんでもないフェイクも抱えていた音源を、タイトルもそのままCD化していた作品だったのです。
ということでこのラーゴ75はまともな既発盤はなかったのです。
それが今回、同じ音源ながらもGRAF
ZEPPELINによってピッチも正しく調整され、完全モノラル化することによって音ブレや歪みも取り除かれて生まれ変わったのが今作。
既発盤と比べるとイコライジングで前面に張り出していたヴォーカルなどは少し引っ込みましたが、断然ナチュラルなサウンドに仕上がっています。
特に既発では酷かった"Wild
Horses"での歪みがなくなったのは大きい。
元音源はモノラルで距離を感じる音ですが、屋内会場にしてはさほどこもったような感じもなく、細部はわかりにくいものの団子になることなく演奏全体をとらえた"very
good"に仕上がっています。
とはいえ万人受けするようなものではない玄人仕様の隠密ですが、マニアならこうしてラーゴ75を聴くことができてめでたしめでたしという作品。
なお、"Wild
Horses"の後にやったはずのビリー・プレストンの"That's Life"と"Outa
Space"は収録されていません。
また、"You
Can't Always Get What You Want"の中盤と、"Wild Horses"開始前にはテープチェンジによるカットがあります。
さて、先に書いた通りこのラーゴはMSG6連荘を終え、次のメンフィスとダラスを経てLAフォーラム5連荘に臨む公演になるわけですが、さすがに喉に負担がかかったか、このラーゴではミックの喉が悲鳴を上げているようなワイルドな歌い方が味わえます。
ステージの前半"Gimme
Shelter"から顕著になり、中盤では時に荒々しく、時に投げ捨てるように、時に節回しを変えて歌うミックが楽しめます。
これでもう少し演奏が近い音源だったらかなりの名盤になったであろうラーゴ初日ですが、ついにこうして落ち着いて聴くことができるようになっただけでもヨシといった作品でありました。
『 FRANKFURT 1973 MASTER REEL 』
no label (2CD)
aud.recordings@Festhalle, Frankfurt, West Germany. Sep.30, 1973
(1st & 2nd Show)
●Disc
1 - 1st Show
1. Introduction / 2.
Brown Sugar / 3. Gimme Shelter / 4. Happy / 5. Tumbling Dice / 6. Star Star
/ 7. Dancing With Mr. D. / 8. Angie / 9. You Can't Always Get What You Want
/ 10. Midnight Rambler / 11. Honky
Tonk Women / 12. All Down The Line / 13. Rip This Joint / 14. Jumping Jack Flash
/ 15. Street Fighting Man
●Disc 2 - 2nd Show
1. Introduction / 2.
Brown Sugar / 3. Gimme Shelter / 4. Happy / 5. Tumbling Dice / 6. Star Star
/ 7. Dancing With Mr. D. / 8. Angie / 9. You Can't Always Get What You Want
/ 10. Midnight Rambler / 11. Honky Tonk Women / 12. All Down The Line / 13.
Rip This Joint / 14. Jumping Jack Flash / 15. Street Fighting Man
フランクフルト73の1st&2ndショーがLHから再び。
このフランクフルト73の新たな代表盤をLHがリリースしたのは2023年8月。
そのLH盤の特徴や既発盤との比較などは、new
arrivalsのこちらをご覧ください。
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/newarrivals/newarrivals2023.htm#Aug2023
ということでおさらい説明は省きますが、今作は基本的にはその有名音源の安定供給のための再発という位置づけのよう。
ただしただの再発ではなくわずかな調整が施されています。
インフォによると低域と高域を中心に若干の帯域調整と、特にDisc1ではマイクが何かにあたるボコッという音を気づく範囲で除去していると。
そのボコッの除去については、インフォにある"YCAGWYW"の4:00あたりについてはよくわからず。
そして"Midnight
Rambler"の2:45あたりは消えてはいませんが少し小さくなっています。
逆にインフォには書かれていませんが、1stショーの"Happy"の01:00前後のボコボコボコボコッと追い打ちのボコッが綺麗さっぱり消えていて、これは驚き。
また、帯域調整による違いというのはあまり感じません。
というわけですが、あのフランクフルト73がまたこうして市場に出るというのは愛好家からすれば大歓迎。
モノラル隠密ながらもミック・テイラーの妖艶たる妙技を味わえるこのフランクフルト73は素晴らしい。
ということで2023年盤との違いは僅かですが、フランクフルト73をこうしてまた満喫できるのが楽しい作品でした。
May 2025
『 HAMBURG 1973 2ND SHOW 』
no label (1CD)
aud.recordings@Ernst-Merck-Halle, Hamburg, West-Germany. Oct.2, 1973 (2nd show)
1.
Brown Sugar / 2. Gimme Shelter / 3. Happy / 4. Tumbling Dice / 5. Star Star
/ 6. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker) / 7. Angie / 8. You Can't Always Get
What You Want / 9. Midnight Rambler / 10. Honky Tonk Women / 11. All Down The
Line / 12. Rip This Joint / 13. Jumping Jack Flash / 14. Street Fighting Man
+
Bonus Tracks 15. Star Star / 16. Doo Doo Doo Doo Doo
1973年9月に開幕した欧州ツアー、折り返しを過ぎた10/2に辿り着いたのが西ドイツのハンブルグ公演。
その2ndショーがLHから登場。
ハンブルグの2ndショーといえば、"Star
Star"と"Doo Doo Doo Doo Doo"の2曲の超絶隠密が、10/10エッセンとの超絶隠密混合アナログやそのアナログ落としの『THE
STARS IN THE SKY THEY NEVER LIE』や、その拡大盤『THE STARS IN THE SKY THEY
NEVER LIE』(MBCD-141)や『THE JEAN CLARKE MEMORIAL SONIC BARBECUE』(VGP-246)、そしてLHが2023年末にリリースした『THE
STARS IN THE SKY THEY NEVER LIE』といったCDに収録されていることでおなじみ。
この超絶隠密は残念ながらその2曲しか存在が明らかになっておらず、それとは別の遠めの隠密音源がいわゆる「じゃない方の隠密音源」。
ただ、その「じゃない方の隠密音源」はこのハンブルグ2ndショーのほぼ全編を収録しているので貴重。
そちらによる全曲収録盤は19975年にVGPが変名CAUTION!レーベルにてリリースした『THE
STARS IN THE SKY THEY NEVER LIE』のDisc1で世に出て、さらに2020年にはDACが『THE
COMPLETE HAMBURG TAPES 1973』(DAC-193)のDisc2で再リリースしていました。

CAUTION!(VGP)盤とDAC盤の音の違いについてはnew
arrivalsの2020年を参照ください。
簡単に言うと、CAUTION!(VGP)盤よりはDAC盤はジェネは若くなったようで音が近くなりましたがイコライジングにより狂暴さが増し、VGPの"good"がDAC盤にて"very
good-"〜"very good"レベルとなっていました。
ということでしたが、今回LHがリリースしたのも同じく「じゃない方の隠密音源」による全曲収録盤。
ただしこちらはGRAFZEPPELINが入手したさらに程度の良いマスターからと。
そのGRAF
ZEPPELINによる仕上げですから、過度なイコライジングやヒスノイズを消すようなイコライジングを施すことなく、ヒスノイズは漂っていてもナチュラルなテイストで、"very
good"〜"very
good+"に昇格です。
いや、音は遠いので"very
good+"は言いすぎか。"very good"ですね。
他に細かいところでは、CAUTION!(VGP)盤では"Angie"の中盤から終盤にかけてカットがありましたが、DAC盤にはそのカットがなくめでたしめでたしとしていましたが、実は他にもCAUTION!(VGP)盤では"Honky
Tonk Women"の冒頭でのミックの叫び声がカットされており、一方DAC盤では"All
Down The Line"の冒頭に微妙にミックとビリーの掛け声が乗った部分がカットされていたり、"JJF"もカットインと微妙な音飛びカットがあったことが、今回のLHのインフォを読んで気が付きました。
はい、これらはすべて今回のLH盤ではバッチリ収録されています。
ただ、"You
Can't Always Get-"の7:20秒台で3か所落ち込んだり8:01での微妙な飛びと、ラストの"Street
Fighting Man"のエンディングがフェードアウトなのは既発と同じ。
というわけですが、演奏はあらためて聴いてもなかなかナイス。
一日2回目のショーで"Happy"のイントロやり直しや、"All
Down The Line"でミックが中盤をすっ飛ばしてしまうなんてのもありますが、素晴らしい演奏です。
DAC盤でも書きましたが、1stショーと入れ替わりの"Doo
Doo Doo Doo Doo"は力強く、"Midnight Rambler"でのダブル・ミックの妖しさがまた絶品。
そして"All
Down The Line"以降がまた強烈。ボビーがいなくてもめちゃ熱い。
ということで、既発のCAUTION!(VGP)盤のモコモコした感じは払しょくされ、DAC盤よりかなりナチュラルに楽しめるようになったハンブルグ2ndショー。
元々遠めの音なので地味なアップグレードではありますが、確かにこちらの方がいいと感じさせてくれるアップグレードでした。
なお、今作にはボートラで別音源の超絶隠密の2曲も収録されています。
これは5月にネットに公開されたアナログ落としの極上音源から。
なるほどこれはLHが2023年末にリリースした『THE
STARS IN THE SKY THEY NEVER LIE』に収録された2曲より断然いい。
LHの2023年盤ではこの2曲のミックはやや左寄りでしたが、こちらはちゃんとセンターにいるし、細かい音もクリアで、"Doox5"でのベースもモコモコ出すぎていない。
LHの2023年盤にはどうも個人的にはしっくりこないと紹介していましたが、こちらは素晴らしい。
ネットに公開されたのはアナログ全編なので、そちらの音で『THE
STARS IN THE SKY THEY NEVER LIE』全編を作り直してほしいと思うほど。
ということで本編とボーナスともに楽しめるアップグレード盤でした!
『 MOBILE 1972 』
no label (1CD)
aud.recordings@CMunicipal Auditorium, Mobile, AL. Jun.27, 1972
1.
Intro. / 2. Brown Sugar / 3. Bitch / 4. Rocks Off / 5. Gimme Shelter / 6. Happy
/ 7. Tumbling Dice / 8. Love In Vain / 9. Sweet Virginia / 10. You Can't Always
Get What You Want / 11. All Down The Line / 12. Midnight Rambler / 13. Band
Introductions / 14. Bye Bye Johnny / 15. Rip This Joint / 16. Jumping Jack Flash
/ 17. Street Fighting Man / 18. Outro.
前作のシャーロット72と統一感のあるジャケで登場したのはモービル72。
このモービル72も昔から隠密音源でお馴染みの公演。
最初に1994年に登場したのはMorganfieldの『MOBILE
1972』(MG-003)。
こちらは音が遠くてイマイチでしたが、その後懐かしのRisk
Discが2002年にアデレード73とのカップリングでCD-Rの『KANGAROO MOBILE』(Risk
Disc-005)で新たなる別音源をリリース。
これが後にFreezerテープとして知られることとなった、モノラルながらも見事な録音。
Freezerといえばストーンズとツェッペリンそれぞれのバトン・ルージュ75公演を録音した名テーパー。
そんなFreezerテープ、その後同じく2002年にVGPからアクロン72とのカップリングの『ALABAMA
JUBILEE』(VGP-306)、そしてScorpioがBad Wizard名義でヒューストンやフォートワースとのカップリングで2003年にリリースした『TURN
THE HEAT UP!』(BW 6-24/25/27-72)、さらには2007年にDACがノックスビルとのカップリングで『TOURING
PARTY VOL.2』(DAC-080)としてリリース。
ということで、Freezerテープはモービル公演の単独リリースとはならずとも、これだけのタイトルを輩出した玄人好みの音源でした。
(順にMorganfield、Risk Disc、VGP、Bad
Wizard、DAC)
これら既発は別音源のMorganfield盤を除き、Freezerテープによる作品はVGP盤はちょいと高音が強めで、Bad
Wizard盤はVGP盤の高音を少し抑えた音で劇的な違いというほどの違いはなく、DAC盤はちょいと空間も音質もこじんまりとしたモノラルに収まっているといった感じでした。
そんな状況でしたが、今回LHがリリースしたのは、おそらく10年以上前にネットに出回りながらブート化はされなかった、マスター・リールからコピーされた1stジェネのマクセルUDカセットをデジタル化した音源がマスターかと。
その音源を各メーカーが見逃していたのか見過ごしていたのかは定かではありませんが、こちらは確かに既発よりナチュラルな響きで、低音は柔らかくもより厚みを増し、中高域はすっきり綺麗な音になり、耳につくといったこともないナチュラルさ。
そしてモノラルながら定位がやや左寄りだった昔のタイトルに対して、今作ではモノラル化して定位はびっしりセンターにありながらもDAC盤より広がりを感じる空間。
さすがはGRAF
ZEPPELINという見事な仕上がり。
ただ、その違いに喜ぶのはマニアだけかもしれない、僅かなレベルの違いではあります(笑)
とはいえこれらは地味な違いなれどなかなかいいぞと。
また、さらに小さな違いですが、"You
Can't Always Get What You Want"の演奏後にわずかにあったテープチェンジによるカット部分は、morganfield盤からパッチ補填されており、過去最長の完全盤に。
そしてこれまで2公演のカップリングでしかリリースされなかったFreezerテープが初めて単独タイトルでリリースされたのも嬉しい。
たまに観客の声が入ったり、ラストは音が埋もれてしまうということもあり、音質評価は"EX--"ですがマニアには十分EXです。
そして72ツアーの折り返し付近の6/27といえば、6/23のダラス・リハーサルを経て、翌6/24のフォート・ワースでの2公演、さらにその翌6/25にはヒューストンでの2公演という、テキサス連続昼夜4公演から一日空けての次なる土地ということで、ノリにノッた演奏も素晴らしい。
「君はモービルのGimme
Shelterを聴いたか?」
そう言いたくなるほど、この日の"Gimme Shelter"が絶品で、テキサスでの収録公演を経て吹っ切れたのかのようなキースとテイラーの競演が見事。
シャーロットがJJFならば、このモービルはGimme
Shelterなのである。
このモービル公演、72コーナーを最初に作ったときにはMoraganfield盤しか存在せず、2003年のnew
arrivalsにてRisk DiscのRとBad Wizard盤を紹介しているだけで、VGPやDAC盤はタイミングが合わず紹介すらしていないままでしたが、今回改めて聴いて惚れ込んでしまいました。
ということで地味なアップグレードながらも素晴らしい演奏を堪能できる作品でした。
『 CHARLOTTE 1972 』
no label (1CD)
aud.recordings@Charlotte Coliseum, Charlotte,
NC. Jul.6, 1972
1.
Bitch / 2. Rocks Off / 3. Gimme Shelter / 4. Happy / 5. Tumbling Dice / 6. Love
In Vain / 7. Sweet Virginia / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. All
Down The Line / 10. Midnight Rambler / 11. Band Introductions / 12. Bye Bye
Johnny / 13. Rip This Joint / 14. Jumping Jack Flash / 15. Street Fighting Man
ひっさびさのストーンズブート新作はシャーロット72!
シャーロット72といえば、最強"JJF"!!
そして冒頭の"Brown
Sugar"が未収録で"Bitch"と"Midnight Rambler"はカットインではありますが、72年にしては豊かなステレオ感が味わえる良好隠密録音がアナログ時代から有名でした。
CDでは1990年代初頭にScorpio系からリリースされた『BACK
TO 1972』(POW 901502)、その再発『GOING BACK TO THE ROOTS』(POW 901502)で世に出ましたが、ピッチが速いのなんの。
その後95年、VGPからその速いピッチを修正し、別の日の
"Brown Sugar" を入れ、途中からながらも"Bitch"が追加され、"Midnight
Rambler"が長くなった『BRING IT BACK ALIVE』(VGP-054)をリリース。
さらに2002年にヨレやわずかな飛びもなくなったコンディションの良いソースから作り直され、翌ノックスビル公演とのカップリングで『DRIPPIN'
HONEY』(VGP-294)をリリース。
こちらコンディションはよくなりましたが、かなり高音強めの仕上がりでした。
その後わたし中断期だった2007年、DACからその高音強めのVGP盤をやり直した『GOIN'
BACK
TO THE ROOTS』(DAC-102)が前日のノーフォーク公演とのカップリングでリリースされ、こちらがシャーロット72の決定盤となっていました。
(順にScorpio
[POW]、Scorpio [POW]、VGP、VGP、DAC)

なお、Goin'
Back To The Rootsというタイトルは元々アナログ時代からノーフォーク公演に使われたタイトルであるため、このシャーロットでScorpio盤やノーフォークとのカップリングのDAC盤でも使われるとちょいとややこしい(笑)
さて、これらはすべて同一の隠密録音が元になっていますが、その音源ではところどころで左右の揺れがあり定位が振れることから、DAC盤ではステレオ感をやや絞ることで定位を落ち着かせていました。
その本来の豊かなステレオ感を損なうことなく作られたのがLHによる今作であり、インフォにもその点が強調されています。
逆にマスターのジェネレーションには言及がないことから、DACと同じもしくは同程度のマスターがソースのようです。
というわけでどんな仕上がりだろうと、上記の既発全てと聴き比べてみることに。
最初に"Rocks Off"の冒頭だけを聴き比べてみると、そのステレオ感の違いはよくわからず、逆にDAC盤よりもマイルドというか中高域がやや後退したウォーミーな仕上がりに少し物足りなさを感じた次第。
しかーし!
そうしたアタック押しの曲ではない、"Love
In Vain"や"Sweet Virginia"での今作の豊かに広がる空間は見事で、なるほどこの差は大きいなと。
そしてあちこち曲の一部を聴き比べると、既発に比べてやや中高域が後退しているために地味な音に聴こえる今作ではありますが、比較などせず今作を通して聴くと、言葉の響きも懐かしいウォーミーなサウンドにすぐに慣れ、シャーロット公演に没頭すことができます。
音質表記的にはDAC盤と同じく隠密音源としては"EX--"といった感じですが、なるほどこの豊かに広がる空間が再現されているところはナイス。
ただ、個人的にはもうすこし重低音と中高域を上げてもいいのにと思ったりも。
LHはそうしたイコライジングはあまりやらないナチュラルさが売りでもありますが、このナチュラルさが会場の音に近いかというとそうでもないので、やり過ぎない味付けはもう少しあってもいいような気がします。
とはいえそこは再生する側でイコライジングすればいいんですが。
たまに書いていますが、この辺りは他の皆さんの感覚もお聞きしたいところです。
という感じですが、荒々しい名演のシャーロット公演をややウォーミーな仕上がりながらも見事な空間とともに堪能できる素晴らしい復刻であります。
元音源に"Brown
Sugar"が欠落しているのはいたし方なしですが、これで"Brown Sugar"も収録されていればと。
そしてこの"JJF"の強烈なテイラー、最高です。
Mar 2025
『 EUROPEAN TOUR LIVE 1970 』
no label (1CD)
aud.recordings@Grugahalle, Essen, West Germany. Oct.7, 1970
1.
Introduction / 2. Jumping Jack Flash / 3. Roll Over Beethoven / 4. Sympathy
For The Devil / 5. Stray Cat Blues / 6. Love In Vain / 7. Dead Flowers / 8.
Midnight Rambler / 9. Live With Me / 10. Let It Rock / 11. Little Queenie /
12. Brown Sugar
2023年3月に「これはいいものだ!!」と紹介した、LHによるRubber
Dubberの名盤『EUROPEAN TOUR LIVE 1970』の復刻版CDが再び。
再びといっても単なる再発ではなく、インフォによると前回CD化の際に原盤LPからトランスファーしたデジタルマスターを、今回新たにマスタリングしたと。
ここで簡単におさらい。
こちらは70年の西ドイツはエッセン、グルガホールでの隠密録音。
8/30のスウェーデンはマルメから始まり、10/9のオランダはアムステルダムまで、時に1日2回のステージを含めて25回開催された1970欧州ツアーの24番目、ラス前がこのエッセン公演。
そのエッセン公演を収録したRubber
Dubber盤はラスト2曲の"Honky Tonk Women"と"Street Fighting Man"は欠落しており、その前の"Brown
Sugar"も途中までという不完全盤でありながらも、当時にしては素晴らしい録音で、TMOQがコピーするほど。
TMOQはその2枚組のRubber
Dubber盤をつまんで1枚に仕立てた『EUROPEAN TOUR 1970 (Complete On One Disc)』、さらには72ハリウッドパラディアムと抱き合わせた『TWO
GREAT ALBUMS CHEAP』までリリースするほど、Rubber Dubber盤は素晴らしい隠密録音だったわけです。
そして世に出回っているエッセン70の音源はすべてこのRubber
Dubber盤を起源にするわけですが、摘発を逃れるためにそのマスターは処分されてしまったとのこと。
ということでいまもこのRubber
Dubber盤こそが唯一無比にして素晴らしい音源なわけですが、CD時代に入ってからはRubber
DubberもしくはTMOQのアナログ落とし盤がリリースされました。
有名どころを挙げると、1990年にはノイズリダクションをかけすぎた『MIDNIGHT
RAMBLERS』(WPOCM 1090 D 057-2)が登場し、その後2000年になってVGPがラスト2曲を前日のフランクフルトから補填した『SLOWLY
ROCKIN' ON』(VGP-249)、さらにnew arrivalsの2003年に紹介している2003年にVGPがエッセンのみのリトライと72ハリウッドパラディアムとの抱き合わせでTMOQ盤を復刻させた『TWO
GREAT ALBUMS CHEAP』(VGP-348)など。

そこに真打ちとしてLHから2023年にリリースされたのが、オリジナル盤からトレースして「ひたすら丁寧にノイズを取り除くという細やかな作業」によって仕立て上げられた『EUROPEAN
TOUR LIVE 1970』でした。
こうしてWPOCM盤は"good++"、VGP盤では順に"very
good-"に"very good"と向上してきた音が、LHの前回2023で"EX-"まで昇華したのでした。
それが今回再び2025年バージョンとして登場。
前回も素晴らしいマスタリングでしたので、そこからの大幅な向上などありませんが、せっかく再発するならと新たにマスタリングするとはさすが。
違いはあまり感じませんが、僅かに低音の響きが抑えられ、高音の刺激成分が緩和されつつ見晴らしはすっきりになっています。
"Dead
Flowers"でブンブンというかモコモコ響いていたベースが今回はいい塩梅になっているなと。
総合的に"EX-"というのは変わらず、高いレベルにあるので大きな差は感じませんが、よりバランスがよくなったのを実感できます。
そして前回のジャケは、最初期ロットの可能性が高いセパレート・ジャケ・バージョンで、布張りのテープでくっつけた急造フォールドアウト仕様の復刻でしたが、今回は通常の見開きバージョンのジャケを再現ということで、布張り部分のない真っ白なジャケ。
まぁ前回のジャケをデジタル加工しただけのようですが、真っ白に仕上がってます。
真っ白なのでビンテージ感は失われましたが、綺麗すっきり。
そんなわけですが、そのジャケを眺めながら開いて飛び出す今回の盤面がいいのですよ。
ミックの顔面アップとシルバーレターがかっこいい。
ということで、単なる再発ではなく、極上作品にもさらに磨けをかけるという「GRAF
ZEPPELIN」監修作品。
再発だしなと思っていたら、その期待を上回る、さすがとうなる再発でありました。
『 BUENOS AIRES 1992 - Keith Richards & The
X-Pensive Winos 』
no label (2CD)
SB recordings@Estadio Velez Sarsfield, Buenos Aires, Argentina. Nov.7, 1992
●Disc 1
1.
Take It So Hard / 2. Eileen / 3. Runnin' Too Deep / 4. Gimme Shelter / 5. Yap
Yap / 6. How I Wish / 7. 999 / 8. Bodytalks / 9. Demon / 10. Time Is On My Side
/ 11. Before They Make Me Run / 12. Hate It When You Leave / 13. Too Rude Incl.
Band Introductions
●Disc 2
1. Wicked As It Seems / 2. Will But You Won't
/ 3. Happy / 4. Whip It Up / 5. Connection
先週のケルンに続いて1992年のキースのソロツアーからブエノス・アイレスが登場。
ケルン公演は11/29でしたが、このブエノス・アイレスはそれより早い11/7に開催されました。
キースとワイノーズ一行は10/20に『MAIN
OFFENDER』をリリースした直後、まずはこのアルゼンチン公演を行い、さらにNYでリハを重ねて欧州ツアーへ突入したのでした。
ストーンズやキース人気が高いアルゼンチンでまずは一発、しかもスタジアムの大歓声に迎えられて和やかにスタートしたというのは、いい起爆剤となったことでしょう。
なお、2010年に公開された"Eileen"のPVは、この会場でのリハやライヴ本番も使って構成されています。
https://www.youtube.com/watch?v=xXmWEYzSDug
さてこの公演、アルゼンチンでTV放送されましたが、音は残念ながらモノラル。さらに臨場感に乏しいモノラルではあります。
とはいえ曲間に湧き上がるアルゼンチーナの合唱は遠いながらもうかがうことができます。
そんなわけでビデオでおなじみの公演ではありますが、CDでは『STONED
STONE』(VOODOO 003-004)がベストな良好音質として知られていました。
そして今作。
これまたケルンと同じく既発と大きな違いは感じず、少し痩せたようにも聞こえます。
痩せたようにというのは入力レベルが低いこともあって余計そう感じてしまいますが、演奏の音自体はよく聴くとわずかにクリアになったかと。
一聴しただけでは既発の方がクリアに感じるんですが、よく聴き比べるとそうではないなとわかります。
ふむ。というか『STONED
STONE』はこの元音源を少しイコライジングした感じだなと考えるとわかりやすい。
総合的にはともに"EX--"。
ちなみに頭切れは変わらずですが、今作の方が『STONED
STONE』よりも冒頭は2秒ほど長く収録されています。
この既発より痩せたようにという感じはケルンでも同じように言えますので、ケルンも既発は世代の進んだコピーをイコライジングしたもので、LHがリリースしたのはマスターからのコピーでイコライジングは控えめということかもです。
まぁ適度なイコライジングは悪いものでもないので、既発も良しということでしたが、このブエノス・アイレスでも同様。
なお、この公演のTV放送を収めたDVD-Rもギフトでもらえますので、『MAIN
OFFENDER』リリース当時のキースを振り返るにはいい機会。
ということで既発の『STONED
STONE』をお持ちの方には大きなアドバンテージはありませんが、『STONED STONE』ってそんなに出回ってなかったかもですね。
『 COLOGNE 1992 - Keith Richards & The
X-Pensive Winos 』
no label (2CD)
SB recordings@Sporthalle, Cologne, Germany.
Nov.29, 1992
●Disc 1
1.
Intro / 2. Take It So Hard / 3. Eileen / 4. Wicked As It Seems / 5. Gimme Shelter
/ 6. Too Rude / 7. Yap Yap / 8. How I Wish / 9. 999 / 10. Big Enough
●Disc
2
1. Demon / 2. Time Is On My Side / 3. Hate It When You Leave / 4. I Could
Have Stood You Up / 5. Before They Make Me Run / 6. Band Introductions / 7.
Bodytalks / 8. Will But You Won't / 9. Happy / 10. Whip It Up
キースとエクスペンシブ・ワイノーズが1992年に敢行したMain
Offenderツアーより、TV放送されておなじみのケルン公演がLHよりリリース。
TV放送されたので映像もいろいろありますが、CDでは丸缶仕様もあった『BEAU
DE COLOGNE』(BLACK VINYL 403)、そして『REAL COOL CAT』(NV-06-1/2)、『TARTAR』(OHM
13A/B)、『MAIN OFFENDER TOUR '92』(IMP-CD-006〜007)などでリリースされ、いずれもTV放送が元だけに音質は"EX"ですがほとんどモノラルだったのが玉に瑕。
そして2015年、新生IMPからリリースされたのが『HOOP
ARENA ROCKS 1992』(KR921129R:2CD+1BDR)。

そしてリリースされた今作、一聴して「いい音だな!」と思ったんですが、インフォを読んで振り返るとちょっと状況が変わり。。
既発盤の特徴はLHの今作のインフォによると以下のとおり。
>
元々テレビ放送用のミックスであったことから、ライブアルバムやラジオ放送と比べてミックスに一貫性がなく基本ステレオではあるものの、
>
曲によってはあまり分離しないミックスがあったのも事実。
> 逆に「Eileen」、「Too
Rude」そして「I Could Have Stood You Up」などはしっかりステレオ感が伝わってくる仕上がりだったのですが、
>
改めて聞いてもなかなか不思議なミックスの状態ではありました。
> とはいえリアタイ勢のガチでモノラルに堕ちてしまった状態とオリジナルのステレオでははっきりとした違いが生まれていたのも事実。
>
その後ライブから20年後の歳月を経てようやく本来のステレオで収録された『HOOP ARENA
ROCKS 1992』のようなアイテムが登場しましたが、
> それですらリリースから10年もの歳月が経ってしまった。
ということで、わたしはこれまで"ほとんどモノラル"の一言ですませてましたが、そうだったんかいと改めて。
そこで、今回は全CDから"Too
Rude"とあえて"How I Wish"をPCに取り込んで聴き比べてみました。
すると『TARTAR』だけは完全モノラルですが、他は微妙ながらもちゃんとステレオで、モノラルに堕ちてしまったわけではありません。
では今作は既発を上回るステレオ感なのかというと、、、それがそうでもないような。
音質はさすがというクリアでしゃっきりした"EX+"。
ほんとに薄い薄皮一枚むけた感じで、特にヴォーカルは綺麗。
ただ、少しすっきりしたサウンドで、単独で聴けば気になりませんが、既発と聴き比べると中低域の音色は少し痩せて聴こえます。
ちなみに"Too
Rude"の演奏開始後30秒から40秒あたりなどで左chでパチパチ鳴ってるのはすべて変わらず。
ということでどれがいいかは好みによるかと思いますが、個人的には意外にも古いリリースの3作、特にIMPの『MAIN
OFFENDER TOUR '92』なんていい音だなとあらためて。
『HOOP ARENA ROCKS
1992』が一番メリハリのある音でキースのギターがガツンとくる音ですが、ややリバーブもかけてるようで、純粋にいい音かといえば少し違うなと。
かたや今作は音はクリアですが、やはりちょいと痩せた音に聴こえます。
ステレオ感もこうして聴いてみると既発も『TARTAR』以外は同じような感じなので、薄皮一枚むけたクリアさ以外はアドバンテージは感じません。
既発もかなりクリアなので総じて大きなアドバンテージは感じませんでしたが、今作をきっかけに既発の良さも改めて認識したといういい機会になりました。
Feb 2025
『 HIGHLAND RIFFS! European Tour 1982 』
EVSD-2029/2030 (2CD)
SB+aud.recordings@Playhouse Theatre,
Edinburgh, Scotland. May 28, 1982
●Disc 1
1.
Introduction / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend
The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8.
Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go-Go / 11. Chantilly
Lace / 12. Let Me Go / 13. Time Is On My Side / 14. Beast Of Burden / 15. Let
It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introduction
/ 3. Little T&A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7.
Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping
Jack Flash / 12. Satisfaction
昨年リリースされた、82欧州ツアー開幕のアバディーンを収録した『KICK
OFF! European Tour 1982』(EVSD-1960/1961)に続く、EVSDによる82ツアーSB音源の流出第2弾、82欧州ツアーのウォームアップギグ3日目が登場。
今回も卓直のSB音源は前半のみですが、驚きの独自音源。
このエディンバラのプレイハウス公演は、2000年にRattle
Snakeからリリースされた『THE FLOWER OF SCOTLAND』(RS 034/35)によって隠密音源が世に出ました。
そちらでは"Let
Me Go"のイントロの頭が欠落していましたが、そのRattle Snake盤リリース直後に、VGPから開演冒頭のイントロも長く収録され、"Let
Me Go"冒頭も補正されてRattle Snakeとは左右が反対の『BABY LET'S PLAY
HOUSE』(VGP-257)がリリースされたのでした。
ライヴから18年を経た2000年に世に出たこの音源が思いがけず良好音質であったことから、当時大きな話題になったことも懐かしい。

あれから25年、今度はSB音源が登場。
目玉の前半のSB音源は、いかにも卓直という音でヴォーカルとベースが大きく、キーボードやサックスも比較的よく聴こえる一方で、肝心のギターは奥まっていて、コーラス以外はステレオ感に乏しいというのが残念ではありますが、まぁ貴重。
タイトルのHIGHLAND
RIFFS、ハイランドの轟音というのはギターではなくベースのことか(笑)
ベースも3曲目からは少し落ち着きますが、それでもよく聴こえます。
でもSB音源はキースのワイルドなコーラスは左からよく聴こえます(笑)
ということでSB音源は癖が強い音で、アバディーンのようにギターが前面に出てくるようなところもないので"EX-"〜"very
good++"程度。
そしてこのSB音源は、Disc1の冒頭から"Let
Me Go"終了までと、"Time Is On My SIde"の2:47からDisc1ラストの"Let
It Bleed"終了まで。
ということでDisc1は"Let Me Go"終了後の3:48から、"Time
Is On My Side"の2:49までの合計3分30秒ちょいが既発と同じ隠密音源で補填されています。
そしてDisc2はすべて隠密音源。
ということでこのエディンバラではアバディーンではやらなかった"Little
T&A"をやっていますが、そこは既発と同じ隠密音源であります。
隠密が良好だけにDisc1で切り替わると隠密でもいいやと思ったりもしますが、卓直SBとはいえミックのアコギなどよく聴こえる音もあるのでまぁやはり貴重。
そして"Let
Me Go"のイントロは初めてリアルな演奏を収録。
ちなみに今作のインフォに、「オーディエンス音源は既出音源では逆になっていた左右も正確に」とある既発盤というのはVGP盤を指しているようですが、正確にはちょっと違っていて、Disc1の隠密はRattle
Snakeと左右逆で、VGPとは同じ。Disc2はRattle Snakeと同じで、VGPとは左右逆だったりします。
もひとつちなみに、裏ジャケには"Green's
Playhouse"とクレジットされていますが、そちらはこのエディンバラのプレイハウスと同じ建築家のジョン・フェアウェザーによる代表作であるグラスゴーのシアターの方で、こちらの劇場の住所はGreenside
Placeですが、劇場名はただの"Playhouse"だと思われます。
というわけで、82欧州ツアー冒頭4公演はウォームアップギグでしたが、1公演目のアバディーンに続いて今回3公演目のSB音源が部分的とはいえこうして聴けたのは貴重。
でもこの値段に釣り合うかは微妙。
でもツアー開始間もないギグということでワイルドな演奏を楽しむとともに、久しぶりに"Little
T&A"終了後に湧き上がる、Rattle Snake盤のタイトルになった"The Flower
Of Scotland"の合唱には胸が熱くなりました。
Jan 2025
『 RIDGEDALE 2024 : THE VIDEO 』
Uxbridge (1DVDR)
aud.shots@Thunder Ridge Nature Arena,
Ridgedale, MO. Jul.21, 2024
1.
Intro / 2. Start Me Up / 3. Get Off Of My Cloud / 4. Tumbling Dice / 5. Angry
/ 6. Let It Bleed /
7. Street Fighting Man
/ 8. Whole Wide World / 9. Mess It Up / 10. You Can't Always Get What You Want
/ 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Little T&A / 14.
Before They Make Me Run / 15. Sympathy For The Devil / 16. Honky Tonk Women
/ 17. Midnight Rambler / 18. Gimme Shelter / 19. Paint It Black / 20. Jumping
Jack Flash / 21. Sweet Sounds Of Heaven / 22. Satisfaction / 23. Fireworks
現時点ではストーンズの最終公演である、2024/7/21のリッジデール公演の真打ちワンカメがついに登場。
この最終公演は以前『RIDGEDALE
2024 : MULTICAM』としてリリースされていましたが、以前からわたくしこちらで、Fake
Fan氏によるアリーナ中央付近から安定した素晴らしい映像が1曲ずつ細切れながらあると書いていましたが、今回、曲間カットはあるものの、その映像が細切れではなくつないで丸ごと公開されたので、そちらを元にリリースされたのがこちら。
YouTubeでも4Kで公開されているのでDVDRになっても綺麗。
その元映像はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=6LabhDkY3xU
そちらを見れば一目瞭然ですが、抜群の安定度を誇ります。
視界を遮るものなど何もない。しかも綺麗。
そして特筆すべきはメンバーの動きを把握したカメラワークの素晴らしさ。
そして曲間にカットがあるとはいえトランジットもごくごく自然で、以前の1曲ずつの映像を自分でフェードアウト-フェードインでつないで作ったものより断然いい!
これがBD-Rならなお嬉しいので、どこかでリリースされないかなぁと思ったりもしますが、思い出の最終公演を素晴らしい映像で堪能できました!
うん、これはいいものだ!
『 HOT AUGUST NIGHT 』
no label (2CD) - with Original Blue Cover
SB
recordings@Knebworth, Hertfordshire, UK. Aug.21, 1976
●Disc
1
1. (I Can't Get No) Satisfaction / 2. Ain't Too Proud To Beg / 3. If You
Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 4. Hand Of Fate / 5. Around And Around
/ 6. Little Red Rooster / 7. Hey Negrita / 8. Hot Stuff
●Disc 2
1. Fool
To Cry / 2. Starfucker / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Route 66 / 5.
You Gotta Move / 6. You Can't Always Get What You Want / 7. Dead Flowers / 8.
Wild Horses
昨年末にリリースされるやあっという間に売り切れた『HOT
AUGUST NIGHT』がもう再発。
とはいえただの再発ではなく、一部音の微調整がされ、ジャケは初回アナログの「ブルー・プリント」ジャケを再現と。
ジャケはオリジナルLPのブルーはもうちょっと明るい青でしたので、こちらは少し色合いが濃いですけどね。
でも背もブルーでタイトル文字もジャケからってのはいい。
盤のデザインも2024年12月リリースのものとは変わっています。
https://x.com/royaldragon1969/status/1882806820479353182
そして音の微調整の方ですが、前回リリースでは見過ごされていたという、オープニング"Satisfaction"の1:44-1:52辺りで右チャンネルがオフ気味になる個所はしっかり修正されています。
他の微調整個所というのは、いくつか聴き比べもしてみたんですが、、、わかりません!(笑)
"Around
And Around"の49秒あたり、"Rose out of my seat"のoutあたりが今回の方が少しノイズっぽいのが緩和されてるような気もしましたが、何度も聴き比べているうちにわからなくなり(笑)
音質も特に変わっていないかと。
ということで、前回買い逃した方には嬉しいリリース。
とはいえ一部とはいえ修正盤がこんなに早くリリースされるというのは、前回購入した方には悔しいところでもあり。
でも今回も売れ行きは好調なようで、もうラスト50の告知が出てますね。
それにしてもアナログ落としとはいえこのピッチ修正盤は素晴らしいとあらためて。
ぜひこの音にモノラルSB音源と隠密音源を足した完全版を、ピッチ修正完全盤としてリリースしてほしいところです。
個人的にはそこでブルージャケが再現されるかもと思っていたので、今回の微調整による速攻再発は驚きでありました。
『 LOS ANGELES 2024 1ST NIGHT : THE VIDEO 』
Uxbridge (1DVDR)
aud.shots@SoFi Stadium, Inglewood, CA. Jul.10, 2024
1.
Intro / 2. Start Me Up / 3. You Got Me Rocking
/ 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Angry / 6. Beast
Of Burden / 7. Wild
Horses / 8. Mess It Up / 9. Tumbling Dice / 10. You Can't
Always Get What You Want / 11. Band Introductions / 12. Tell Me Straight / 13.
Little T&A / 14. Before They Make Me Run / 15. Sympathy For The Devil /
16. Honky Tonk Women / 17. Midnight Rambler / 18. Gimme Shelter / 19. Paint
It Black / 20. Jumping Jack Flash / 21. Sweet Sounds Of Heaven / 22. Satisfaction
2025年ストーンズ・ブートの一発目は、Hackney
Diamonds '24ツアー終盤のLA公演初日をロニー側最前列付近からとらえたワンカメ映像。
これは見事!
元映像は4KでYouTubeに公開されているので、DVD-Rになってもめちゃ綺麗です。
https://www.youtube.com/watch?v=MQHKWUju2sI
ちなみにこちらのビデオのアカウント名からすると、おそらくtorrentにこの日のオーディオファイルを公開されていた方と同一かと。
今回のビデオの音声でも、オーディオファイルで聞けた、ミックの登場で叫ぶ特徴的な女性の声が入っています(笑)
ということで撮影もしつつ、それとは別にRolandのレコーダーで録音もしていたのでしょう。
なお、オーディオファイルは他に良好音源がすでになったことからブート化はされていません。
それはともかく、YouTubeからもわかるとおり、こちらはバーナード正面あたりの最前列近くからのショット。
しかも最後の方は最前列に移動できたようで、そこからの遮るもののない眺めは見事。
LA公演初日をド迫力で楽しめます。
こうした映像はやはりちゃんとパッケージで持っていたいもの。
ところでこの日はあのIEM音源が存在する公演。
そのIEM音源は単独ではあまり面白くありませんでしたが、この映像に重ねるとまた面白いかもしれませんね。
ということで2025年ストーンズ・ブートの一発目はストーンズのド迫力映像でした!
