- atsu-y's New Arrivals - |
BBSで第一印象を紹介した
atsu-y's new arrivals の保管庫です。
本編に移行したりすれば削除していきます。
2013 |
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Dec 2013
『
SAPPORO DOME 2006 』 no label (Gift 2CD)
aud.recordings@Sapporo Dome, Sapporo, Japan. Mar.29, 2006
●Disc 1
1. Intro. / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Oh No, Not You Again / 6. Angie / 7. Rain Fall Down / 8. Bitch / 9. Midnight Rambler / 10. Tumbling Dice / 11. Band Introductions / 12. This Place Is Empty / 13. Happy
●Disc 2
1. Miss You / 2. Rough Justice / 3. Start Me Up / 4. Honky Tonk Women / 5. Sympathy For The Devil / 6. Paint It Black / 7. Brown Sugar / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. Satisfaction
A Bigger Bang日本公演はDACからイヤモニ傍受音源が全公演リリースされましたが、5公演中3公演目だった札幌公演の隠密音源はnew arrivalsで紹介している『WHITE OUT』などのCD-Rのみ。
ということで隠密音源のプレスCDは今回初めてのリリース。
んが、リリースという表現が適切なのかどうか。なんとこれLHのギフトです。
ということで4年ほど前にリリースされていながら持ってない盤がいくつかあるので共にゲットしてまいりました!
こちら、ジャケも表だけでなく裏もちゃんとついててピクチャーディスクと完全に販売用プレスCDと同じなので、ギフトとはいえ簡単に紹介しておきます。
この日はオープニングの"JJF"のイントロでキースがちょいとミスり、ミックはマイクの調子が悪くてところどころヴォーカルが途切れてしまうのが特徴ですが、その様子も当時MSNのサイトにアップされました。
↓「札幌にこれてなまら嬉しい〜」がしっかり収録されてるその映像、懐かしかったのでアップしました。すぐ削除されるかもですが。
http://www.youtube.com/watch?v=Peu08pxCQKU
さて、こちらのギフトの隠密音源は当時ネットに出回ったものということで、もしかしたらlunch boxシリーズなのかもしれませんが、PC内やCD-Rなどを探すもどうも見つからないので、lunch boxシリーズなのかは確認できず。
でも『WHITE OUT』といったCD-Rのイコライジングされた音のような派手さはありませんが、素直な綺麗な音です。
左側に手拍子と、右側では遠くに雄叫びが聴こえるところがあり、"JJF"終了後には「燃えるぞー!」といった叫び声がこれまた遠くで聴こえますが、そうした臨場感も含めてなかなか素晴らしい"EX-"な隠密録音。
いやぁ〜ネットからの音源とはいえこれがギフトとは太っ腹!
わたしはこの札幌公演には残念ながら参戦できませんでしたが、客入りはイマイチながらもアリーナ前方にお客さんの多くが集まって大盛り上がりだったとか。
Bステージへの移動などでそんな雰囲気が感じられる札幌公演、隠密音源をこうしてプレスCDで手元において置けるのはうれしい限りです。
ということでギフトということもあり紹介はこの辺で。
でもnew arrivlasを読み直すと、「日本公演物の演奏内容は日本公演ページを作ってまとめた段階で書きます」なんて書いときながらまとめてないままですね(笑)
ちなみに他にギフトではクリスマスに間に合わなかった?キースのCD-R『RUN RUDOLPH RUN - CHRISTMAS DELUXE EDITION』も。
クリスマス終わってるのになんで?と相方さんに突っ込まれながら聴いとります(笑)
『
LIVE AT THE TOKYO DOME (Tokyo 1990) 』 RS900226R (2CD)
SB Recordings@Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Feb.26, 1990
●Disc 1
1. Start Me Up / 2. Bitch / 3. Sad Sad Sad / 4. Harlem Shuffle / 5. Tumbling Dice / 6. Miss You / 7. Ruby Tuesday / 8. Almost Hear You Sigh / 9. Rock And A Hard Place / 10. Mixed Emotions / 11. Honky Tonk Women / 12. Midnight Rambler / 13. You Can't Always Get What You Want
●Disc 2
1. Can't Be Seen / 2. Happy / 3. Paint It Black / 4. 2000 Light Years From Home / 5. Sympathy For The Devil / 6. Gimme Shelter / 7. Band Introductions / 8. It's Only Rock'n Roll / 9. Brown Sugar / 10. (I Can't Get No) Satisfaction / 11. Jumping Jack Flash
昨年7月にリリースされた盤がルビジウム・マスター使用の盤にて再発。
元はあらためて言うまでもなくStones Archiveによりオフィシャル・リリースされたダウンロード音源。
オリジナル初盤と聴き比べてみると、ほんのわずかにクッキリして立体感が出ているような気が、、、。
でも一聴してわかるような違いではありません。
まぁ今更ではありますが、他のもRubidium Masterも持ってるし気になってついつい買ってしまうのが悲しい性(笑)
でも他に『THE BRUSSELS AFFAIR '73』も既発の1枚組が2枚組に変更されてRubidium Masterによりリリースされましたが、そちらは1枚組の通常盤とRubidium Master盤も持ってるし、そもそもオフィシャルのBoxで2CDがあるしとさすがにそちらは見送りました(笑)
『
PHOENIX 1981 』 DAC-141 (2CD)
SB recordings@Sun Devil Stadium, Tempe, AZ. Dec.13, 1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. Waiting On A Friend / 15. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction / 13. The Star Spangled Banner
先週リリースされたDACのWolfgang's Vaultシリーズ。
Wolfgang以外も含まれていますが、10月以降毎週リリースされたリリースも年内はこれで一段落のよう。
DAC-133『ALL THE GIRLS IN THE WINDY CITY VOL.2』Nov.24.1981
DAC-134『ALL THE GIRLS IN THE WINDY CITY VOL.3』Nov.25.1981
DAC-135『VOODOO LOUNGE SANTIAGO』Feb.19.1995
DAC-136『HAMPTON AT LAST』Dec.19.1981
DAC-137『GLASTONBURY GIRL』Jun.6.2013
DAC-138『JERSEY BOYS VOL.1』Nov.5.1981
DAC-139『JERSEY BOYS VOL.2』Nov.6.1981
DAC-140『JERSEY BOYS VOL.3』Nov.7.1981
DAC-141『PHOENIX 1981』Dec.13.1981
DAC-142『STEEL WHEELS TOKYO FINAL』Feb.27.1990
ん?そういえばDAC-132がまだ欠番ですね。
Wolfgangものだと81からはニュー・オーリンズとラーゴ、89はトロントとモントリオール、94はタンパとマイアミがまだですが、これらもリリースされるでしょうか?
ということでWolfgang's Vaultシリーズでも最高音質を誇るフェニックス81の登場。
このフェニックス公演は改めて説明するまでもなく、映画『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』の屋外公演部分が収録された公演。
また、"Hang Fire"がラジオショーに、"Satisfaction"がラジオショーと『STILL LIFE』に採用された公演でもあります。
そのフェニックス公演、VGPが驚きのステレオSB音源で『SATISFACTION GUARANTEED』(VGP-136)をリリースして大喜びした事が昨日のことのように思い出されますが、そのリリースは1997年、もう16年も前のことなんですね。
自分もまだ20代の頃だったんだと気づいて愕然としとります(笑)
そして今年になって公開されたWolfgang's Vaultの超絶ステレオSB音源はその既発音源を上回る超絶高音質、かつ既発では欠落していたラスト2曲もしっかり収録されていてこれまた大喜び!
こちらはLHから『PHOENIX 1981』として速攻リリースされましたが超速攻で売り切れてます。
ということでLH盤を買えなかった方にはこのDAC盤は待望のリリース。
音は元々Wolfgang's Vaultで最高音質を誇るだけに素晴らしい"EX"。
あの映画『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』の屋外公演部分の無修正のライヴを素晴らしい音質で堪能する事が出来ます!
映画では編集されていますが、"Let It Bleed"で延々ループするミックが有名(笑)
なお、元音源では"Let Me Go"と"She's So Cold"にわずかな欠落がありましたが、そこは既存音源で補填されています。
そして"Shattered"と"Neighbours"の曲間には、元のWolfgang's Vaultでは左chに強烈なノイズが入っていてLH盤ではそのまま収録されていましたが、こちらはそのノイズ部分は右chの音を左chに振ってモノラル化しているようで、ほとんど聴こえないような処理がなされています。
なお、こちらのDAC盤はLH盤よりもちょっと明るい音に聴こえますが、元が元だけにさほど大きな違いではありません。
ところでこのジャケも映画『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』のロビーカードなどのプロモ画像からのようですが、ジャケ裏もマントのミックとビルの後姿、裏ジャケもステージ後方上方からのショットと、わざとなのかカラー写真は全て後姿。
トレー下の白黒写真はこちらを向いてますがステージ全体をとらえた遠景なので顔はわからず(笑)
『
JERSEY BOYS VOL.3 』 DAC-140 (2CD)
SB recordings@Brendan Byrne Arena, Meadowlands Sports Complex, East Rutherford, NJ. Nov.7, 1981
●Disc 1
1. Under My Thumb / 2. When The Whip Comes Down / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Shattered / 5. Neighbours / 6. Black Limousine / 7. Just My Imagination / 8. Twenty Flight Rock / 9. Going To A Go Go / 10. Let Me Go / 11. Time Is On My Side / 12. Beast Of Burden / 13. Waiting On A Friend / 14. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. All Down The Line / 7. Hang Fire / 8. Miss You / 9. Start Me Up / 10. Honky Tonk Women(w/Tina Turner) / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash / 13. Satisfaction
これまたWolfgang's VaultからのステレオSB音源シリーズ。
LH盤での紹介の繰り返しになりますが、この日は過去のモノラルSBでは"Tumbling Dice"以降は発掘されなかったため、EV盤では10/15シアトルのSB音源、VGP盤ではこの日の隠密が補填されており、VGP盤で演奏自体を聴くことはできましたが、その全貌がついにステレオSBで登場。
ということで過去のモノラルSBでは欠落していた後半も新たなステレオSB音源が登場という、SB新音源的には3日間で一番ありがたい日。
そしてこちらもLHから『NEW JERSEY 1981 3RD NIGHT』が先行リリースされています。
そしてこれまた繰り返しになりますが、この日も2日目同様モニターの調子が悪かったのか単にチャーリーの調子が悪かったのか、"Shattered"と"Black Limousine"ではチャーリーが危うい入り方で始まり、"Going To A Go Go"では終わるタイミングがずれてしまい、挙句に"Beast Of Burden"ではミックがメロメロになってぐちゃぐちゃになり、キースが強引にコーラスで割り込んで立て直すという無茶な演奏(笑)
そして"Honky Tonk Women"はこの日もティナ・ターナーと共演してます。
ということでこの日からは映画やラジオショーに採用された曲はありませんが、こちらも音質は初日よりよく、2日目同様ほとんど"EX"の"EX-"。
こちらもひととおり聴いた感じではLH盤との大きな違いは感じませんが、こちらの方がちょっと腰があるように聴こえます。
ということでこれまた安心のDACでありました。
Nov 2013
『
JERSEY BOYS VOL.2 』 DAC-139 (2CD)
SB recordings@Brendan Byrne Arena, Meadowlands Sports Complex, East Rutherford, NJ. Nov.6, 1981
●Disc 1
1. Under My Thumb / 2. When The Whip Comes Down / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Shattered / 5. Neighbours / 6. Black Limousine / 7. Just My Imagination / 8. Twenty Flight Rock / 9. Going To A Go Go / 10. Let Me Go / 11. Time Is On My Side / 12. Beast Of Burden / 13. Waiting On A Friend / 14. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. All Down The Line / 7. Hang Fire / 8. Miss You / 9. Start Me Up / 10. Honky Tonk Women(w/Tina Turner) / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash / 13. Satisfaction
まずは簡単におさらい。
81ニュージャージー公演は、2001年にEmpress Valleyが『JERSEY DEVIL』(EVSD 115/116/117/118/119/120)として3公演のモノラルSB音源をリリース、その後VGPも3公演を個別に、この2日目は『FIVE STONES READY TO ROLL』(VGP-313)としてリリースされていました。
そして2013年、驚きのステレオSB音源がWolfgang's Vaultで公開され、その音をいち早くブート化したのがLHの『NEW JERSEY 1981 2ND NIGHT』。
そのWolfgang's Vault音源のDAC版がこの『JERSEY BOYS VOL.2』。
この日は"Let's Spend The Night Together"でのエンディングからして奇妙な演奏ですが、映画『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』には"Going To A Go Go""You Can't Always Get What You Want""She's So Cold""Miss You""Satisfaction"の5曲が編集を経て採用されています。
しかしこの日は機材の調子が悪かったようで、LH盤でも紹介したとおり、"Time Is On My Side"ではキースがモニターのボリュームを上げるように訴え、その不調はその後も広がり、"Tumbling Dice"や"JJF"では途中でどこに行くのだ状態(笑)
さらに"Hang Fire"でも危なっかしく、"Start Me Up"もキースとチャーリーが途中で止まるなどたまにハラハラします(笑)
映画の"Going To A Go Go"はオーバーダブと編集されまくりで、ほんとにこの日のものなのか、さっぱりわからなくなってます(笑)
そしてこの日も"Honky Tonk Women"ではティナ・ターナーと共演しています。
いやしかしさすがはWolfgang's VaultのステレオSBシリーズ、素晴らしい音質です。
音質表記は初日と同じ"EX-"で、初日より演奏はゆったりしていますが、音質はこちらの方がいい。
なお、"Let Me Go"の途中のわずかな欠落部分はモノラルSB音源が補填され、前半部分は逆だった左右ももちろん修正されています。
ということですが、元がいいだけに先発リリースのLH盤との大きな差は感じません。まぁそちらはすでに売り切れていますが。
でもこちらのジャケ、episode0でわたしのお気に入りの写真とまっさきに挙げてるのと同じショット。
このジャケの元素材はちょいと色がどぎつい画像だったようですが、やっぱかっこいい!
『
NEW JERSEY 1994 2ND NIGHT 』 no label (DVD+CD)
pro shots and SB recordings from official video@Giants Stadium, East Rutherford, NJ. Aug.14, 1994
●DVD
1. Opening / 2. Introduction / 3. Not Fade Away / 4. Tumbling Dice / 5. You Got Me Rocking / 6. Shattered / 7. Rocks Off / 8. Sparks Will Fly / 9. Satisfaction / 10. Out Of Tears / 11. Miss You / 12. Band Introductions / 13. Honky Tonk Women / 14. The Worst / 15. Monkey Man / 16. Start Me Up / 17. It's Only Rock'n Roll / 18. Street Fighting Man / 19. Brown Sugar / 20. Jumping Jack Flash / 21. After The Show
●CD
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. Shattered / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Out Of Tears / 10. Miss You / 11. Honky Tonk Women / 12. The Worst / 13. Monkey Man / 14. Start Me Up / 15. It's Only Rock'n Roll / 16. Street Fighting Man / 17. Brown Sugar / 18. Jumping Jack Flash
Voodoo Loungeツアーでコンサート・グッズとしてオフィシャル販売されたライヴビデオからのDVD/CD化。
この映像はビデオカセットでしか販売されず、さらに7曲カットされた14曲しか収録されておらず、その後マイアミや日本公演がTV放送されたりオフィシャル販売されたこともあり、そのうちあまり注目されなくなりましたが、オフィシャルだけに素晴らしく綺麗です。
ちなみにカットされたのは、"Beast Of Burden" "Wild Horses"
"All Down The The Line" "Can't Get Next To You" "I Go Wild"
"Happy" "Love Is Strong"の7曲。
このビデオをDVD-R化した今までの代表盤は、Jointripの『GIANTS STADIUM 1994』(JTDV-003)。
そしてこのビデオから音声をCD化したものは『SPARKS WILL FLY』(KTS 377)がありました。
これらがありながらもあらためてDVD/CD化されたのが今回の作品。
ちなみにこのビデオとは別ソースによるステレオSB音源によるCDは、この日演奏されたレア曲
"Can't Get Next To You" を含む驚きの完全版として95年に登場しながらも音がこもってた『BITE THE BIG APPLE』(VGP-069)と、2008年にくっきり高音質に生まれ変わって登場した『GIANTS STADIUM 1994』(no label)があり、後者が代表盤。
では簡単にこのビデオのおさらい。
先に書いたとおり、このビデオは北米ツアー中にツアー中にもかかわらずコンサート・グッズとして発売された変り種。
ローディーのおもしろ寸劇から始まりライヴに突入していくわけですが、オープニングの"Not Fade Away"ではミックは昇降床から飛び出てくる方式。
あまりに唐突な登場だったためか、この方式はそのうちなくなり歩いて登場するようになりましたね(笑)
映像はプロモビデオのような派手な作りで、熱狂する観客もところどころで映され、7曲カットされた不完全版ながらもコンサートの余韻を楽しむにはもってこいのコンサート・グッズ。
でもツアー開始から2週間という序盤なので演奏はこなれていないところも多々あり、"Street Fighting Man"なんてキースのギターは出てないし、ミックも途中で入るところを見失いキースもにんまりというなんじゃこりゃ状態になり、よくぞこのままリリースしましたなと(笑)
ちなみに"You Got Me Rocking"のオフィシャルプロモビデオは、ピッチが速められたりいろんな映像がミックスされていますがこの公演での演奏が元になっていて、ところどころこのビデオと同じショットを観る事が出来ます。
また、ビバリーヒルズ高校白書シーズン5の「レッツ・ゴー・"ストーンズ"/"ROCK OF AGES"」の回は、ローズ・ボウルにストーンズを観にいくという設定でしたが、ストーンズの演奏シーンはこの日のジャイアンツ・スタジアムのものからです。
さて、今回LHからリリースされたこちらはというと、トールケースではなく2CDケースにDVD/CDの計2枚が収められていて、オフィシャル・ビデオについていた「Voodoo Longe Tour Merchandise Order Sheet」を復刻したインサート付き。
映像はJointripのDVD-Rよりわずかに粒が細かく明るくなってて綺麗!ちょこっと見比べるだけのつもりが結局全部観てしまいました(笑)
これまたいまの大型TVで観ると輪郭がやや甘いですが、ほんとに綺麗でその差は僅かながらも嬉しいアップグレード。
わたしは映像物にはプレスへのこだわりはあまりありませんが、プレスDVDでもっていたいという方には待望のリリースでしょうか。
続いてCD。こちらは全部は聴いてませんが、KTSのも十二分に綺麗な音ながらも今回のはよりくっきりしていて低音も厚くなっており、こちらも嬉しい"EX"。
ただ、面白いことに"Tumbling Dice"のイントロではどちらも同じようなところに僅かなノイズが入ってます(笑)
そして1CDに収めるため、どちらもメンバー紹介はカットされています。
ということで、既発DVD-RやCDからのアップグレードは僅かではありますが、現状ベストは今回のこちら。
そして今まで観た事がなかったり、もうビデオは観れないという人には嬉しいリリースですね。
『
VIDEO REWIND 』 no label (DVD)
pro shots from official LD
1. Vestron Video Intro. / 2. Introduction / 3. Midnight Rambler(From Cocksucker Blues) / 4. She Was Hot (Promo 1984) / 5. She's So Cold (Promo 1980) / 6. Emotional Rescue (Promo 1980) / 7. Waiting On A Friend (Promo 1981) / 8. Interview with Keith Richards (Norman Gunston Show Australian TV 1978) / 9. Satisfaction (Hampton 18th December 1981) / 10. Angie (Promo 1973) / 11. Brown Sugar (Live mix 1972/76/81 footage from Cocksucker Blues) / 12. Neighbours (Promo 1981) / 13. Too Much Blood (Promo 1984) / 14. It's Only Rock'n Roll (Promo 1974) / 15. Interviews with Charlie Watts, Keith Richards & Ronnie Wood (20/20 US TV 1978) / 16. Miss You (Promo 1978) / 17. Undercover Of The Night (Promo 1983) / 18. Start Me Up (Live mix 1981/82, f.e. Hampton 1981, Leeds 1982) / 19. Interview with Mick Jagger (After show in Memphis '78 (N. Gunston Show 1978))
ジュリアン・テンプルが監督し、1984年にリリースされた映像作品のLD落としのパイレートDVD。
高校1年のとき、友達の図書館カードを借りて夙川市図書館に行って、その図書館の視聴コーナーで初めて見たストーンズのビデオがこれでした。
ちょこっと映るコックサッカーなどからの貴重なライヴシーンや、プロモビデオ、そしてキースがギターで殴るあのシーン、これらの映像はどれも刺激的で、当時の私はこれを見てさらにストーンズに魅せられていったわけです(笑)
その後ビデオテープやLDも買い、友達にあげるストーンズのベストビデオとか作った場合には、この作品中の"Brown Sugar"のライヴミックスの映像を必ず入れ、最後にはこの作品の冒頭で使われているキュルキュルキュルキュルというRewindマークをダビングしたものでした(笑)
内容はこちらをご覧頂いている皆さんご存知でしょうが、ビルが警備員に扮して博物館に潜入し、倉庫にしまいこまれていたストーンズのアーカイヴを見つけ出し、そこでミックは剥製になりかけ、キースはどこかに脱走してて、ってなストーリーで進みつつ、70年代以降のストーンズの過去のPVなどを紹介していくというビルの夢落ちもの(笑)
また、Stones Archiveで昨年リーズ82が公開された際にアップされたライヴ映像で、この作品の"Start Me Up"のライヴ・シーンに登場した演奏シーンがリーズ82だったというのをようやく知ったものです。
そんな懐かしくもいまだに見ごたえのある『VIDEO REWIND』、その日本盤のLDからDVD化したのがこちら。字幕もちゃんとついてます。
ということでこれまたいまの大型TVで観るとちょっと映像がソフトなところもありますが綺麗です。手持ちのDVD-Rより断然綺麗で大満足。
以上、簡単ではありますが思い入れのある作品だけに楽しめました。
そしてこちらについてくるギフトは『25 X 5』のDVD-R。なんと3枚組。これまた綺麗で素晴らしい!こちらはいずれ商品化されるかもですね。
それにしても『VIDEO REWIND』、ビルがいい味出してるわー(笑)
『
DALLAS 1989 2ND NIGHT 』 no label (2DVD)
pro shots@Cotton Bowl, Dallas, TX. Nov.11, 1989
●Disc 1
1. Continental Drift / 2. Start Me Up / 3. Bitch / 4. Sad Sad Sad / 5. Undercover Of The Night / 6. Harlem Shuffle / 7. Tumbling Dice / 8. Miss You / 9. Ruby Tuesday / 10. Angie / 11. Rock And A Hard Place / 12. Mixed Emotions / 13. Honky Tonk Women / 14. Midnight Rambler / 15. You Can't Always Get What You Want / 16. Little Red Rooster
●Disc 2
1. MC / 2. Can't Be Seen / 3. Happy / 4. Paint It Black / 5. 2000 Light Years From Home / 6. Sympathy For The Devil / 7. Gimme Shelter / 8. Band Introductions / 9. It's Only Rock'n Roll / 10. Brown Sugar / 11. Satisfaction / 12. Jumping Jack Flash / 13. Outroduction (Carmen)
ダラス2日目の11/11の流出映像をLHがプレスの2DVDでリリース。
この11/11のダラス公演の映像はビデオ時代よりタイムカウンター入りで流出していて、音声はやたらとキースがONのラフなミックスのモノラルSB。
89コーナーで紹介しているとおり、ブートCDでも『TEXAS RANGERS』(CHAM 2-9400)や『THE BOYS ARE BACK IN DALLAS』(VGP-230)でおなじみ。
今回プレスDVD化されたこちら、確かにインフォのとおり手持ちの映像よりは色のにじみが軽減して綺麗になっています。
とはいえいまの大型TVで観るとちょっとピントが甘いソフトな感じで発色は薄くて、タイムカウンターが入っているのは変わりませんが、このアップグレードはなかなか。
音声は元々モノラルで臨場感も乏しかったんですが、モノラルを軽く膨らませた擬似ステレオに仕上げられていて(右chの方がちょっと大きいですが)、臨場感が乏しいのは相変わらずですがちょっとましになってます。そこはAVアンプで音場を変えてやればぐんと変わります。
この日は映像どころか音を聴くのも久しぶりで、インフォを読んで「この日はキースの調子がよかったんだっけ?」と、そんなこともすっかり忘れてました。
こうして観てみると確かにキース、ノリにノッてますね。"Happy"はほんとに凄い!
そしてキースの音がでかい分、その迫力が倍増!!いやぁ〜こりゃ昼前からお酒が進みます(笑)
そしてそうしたキースの熱演に押されたのか、ミックは"Brown Sugar"での歌いだしでミス。
珍しく歌いだしを間違えて早く歌い始めてしまい、"Sorry!"と言ってあらためて歌い始めます。
それを帳消しにすべくと張り切るミックと絶好調キースの相乗効果でラストまでの突っ走りは熱いぞ!!
テキサスらしくミックがカウボーイ・ハットをかぶって登場するラストの"JJF"ではコマ落ちしてしまったり、全般的にビルが全然映らなかったりする素材ではありますが、なかなかの向上が嬉しい2枚組DVDでした!
ちなみにこのタイトルについてくるギフトのボストン公演の隠密CD-R、ちょっと聴いただけですがこれまたナイス!
『
JERSEY BOYS VOL.1 』 DAC-138 (2CD)
SB recordings@Brendan Byrne Arena, Meadowlands Sports Complex, East Rutherford, NJ. Nov.5, 1981
●Disc 1
1. Soundcheck Jam / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Down The Road Apiece / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. Waiting On A Friend / 15. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introduction / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. All Down The Line / 7. Hang Fire / 8. Miss You / 9. Start Me Up / 10. Honky Tonk Women (w/Tina Turner) / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash / 13. Satisfaction / 14. Under My Thumb(Clean Intro Mono)
DACの新作シリーズ、こんどはWolfgang's Vaultに6月にアップされたニュージャージ公演初日。
オフィシャル映画/ビデオ『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』の屋内部分8曲は、この11/5および11/6のニュージャージー公演で収録されたもの。
ということでジャケはその『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』のHDリマスター版上映告知のプロモ画像から。
もともとちょいピンボケ気味だったのでこのジャケもピンボケっぽくなっちゃってますが。
さて、おさらいになりますが、このニュージャージー3公演のSB音源は、2001年にモノラルSBながらもEmpress Valleyの6CD『JERSEY DEVIL』として初めて世に出て、その後VGPからも各公演がそれぞれリリースされました。
『JERSEY DEVIL』EVSD 115/116/117/118/119/120 初回スリップケースとCDケースのジャケ
『DOWN THE ROAD APIECE』VGP-303(11/5)、『FIVE STONES READY TO ROLL』VGP-313(11/6)、『TOO TIRED TO ROCK』VGP-318(11/7)
が、2013年6月、Wolfgang's Vaultにニュージャージー3公演すべてがステレオSBで登場し、この初日はLHから『NEW JERSEY 1981 1ST NIGHT』として7月に速攻リリースされました。
ちなみに今回のDAC盤の表ジャケの裏はEVの『JERSEY DEVIL』のスリップケースと同じミックが配されており、思わずニヤリ(笑)
と前置きが長くなっちゃいましたが、こんどのDACはどうかというと。
まずこのWolfgang音源、リミックス時にオープニングのA列車のボリュームを絞りきらなかったようで、"Under My Thumb"が始まってもA列車の音が聴こえ、その後もそのテープからと思われる『TATTOO YOU』の"Hang Fire"に"Slave"が曲間で聴こえちゃってます。
そのため既発のLH盤では"Under My Thumb"はこの日から収録されたラジオショー/『STILL LIFE』からのテイクに差し替えていましたが、今回のDAC盤のインフォを読むと曲間も編集していたんですね。その辺りや欠落部分はインフォに詳しいので、長くなりますが流用。
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本編のステレオ・ミックスのテープの冒頭にはアクシデントがあり、ビル・グラハムのオープニング・コール後にBGMの「A列車〜」がフェードアウトしなくてはいけないのですが、このBGMを収録したチャンネルのフェーダーがリミックス時に上がりっぱなしになっていたようで、「UNDER MY THUMB」の0分40秒〜以降で「A列車〜」のエラ・フィッツジェラルドの歌唱部分が聞こえたり、また1分23秒〜以降でスタジオ版の「HANG FIRE」が、そしてライヴの次曲「WHEN THE WHIP COMES DOWN」との曲間4分4秒〜以降では「SLAVE」が聞こえることから推察して、BGMの「A列車〜」は本ツアー時の最新アルバム「TATTOO YOU」の収録テープに上書きされたものを会場で使用していたようです。
先発盤であるNO LABEL盤では、この部分で「UNDER MY THUMB」を「STILL LIFE」の正規テイクに差し替え、曲間は卓直モノソースにステレオのオーディエンスノイズを被せるなど、非常に凝った修正とスムーズな編集を行っており、上手くライヴ演奏と関係ない音声は極力消されているようです。
DAC盤では「UNDER MY THUMB」をオーバーダブの無いオリジナルの状態で実際の演奏位置に収録するために、あえてこのリミックス時のアクシデントをそのまま収録しております。ですので、本公演に関しましてはミックス時の不手際によるライヴ演奏とは関係ない混入音を聴きたくないという方には上述のNO LABEL盤を選択して頂くのがベターかと思われます。
DISC-2ではテープチェンジによるカットのため、「SHE'S SO COLD」、「ALL DOWN THE LINE」の2曲がステレオ・マスターから欠落しておりますので、この部分はモノラル・ソースよりの補填収録の形となっています。この補填部分も既発CDよりのコピー補填ではなく、VGP盤製作時の保存マスターより再度トランスファーし直して、音圧の付いてしまった既発盤CD寄りのコピー流用は避けました。結果、「ALL DOWN〜」と「HANG FIRE」の間が既発より長くなるなど、内容的にも向上しています。先発盤で見られたモノ音声部分の擬似ステレオ加工も一切行わない頑固なガチ収録(笑)
DISC-2の巻末にはモノ・サウンドボードソースより、曲頭が未編集のCLEAN INTRO版の「UNDER MY THUMB」を追加収録。やや頭切れしていますが、マスターテープではこの位置からスタートしており、過去のEV盤などでは11月7日のイントロと編集されて5日のパートの頭が大分抜け落ちてしまっていましたが、ここでは5日のモノ・ヴァージョンを未編集かつ最長の状態で聴いて頂けます。
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ということで、こちらでは"When The Whip Comes Down"のイントロ冒頭なんかはわかりにくくはなってますが、Wolfgang's Vault音源がそのまま収録されています。
その他の音質は元が同じなだけに既発との大きな違いは感じません。
しかしこのDAC盤、Disc1冒頭に短いながらもサウンドチェックジャムを追加収録しています。これが入ってるだけでも既発との差別化が図られています。
演奏は既発盤で書いたとおり、映画撮影も入り"Under My Thumb"がラジオショーや『STILL LIFE』に採用されただけあって見事です。
さらに"Down The Road Apiece"をやり、"Honky Tonk Women"ではティナ・ターナーが共演するというスペシャルライヴ!
それがステレオSBで聴けるんですからたまりません。ブートラッシュで何度もは聴けなかったので今回あらためて聴いてもしびれる"EX-"。
ありがとうWolfgang's Vaultとあらためて(笑)
ということでこれまた安心のDACでありました。
『
LIVE IN ST.LOUIS CHECKERDOME 1981 NOVEMBER 19 』 EVSD-611/612 (2CD)
SB recordings@Checkerdome, St.Louis, MO. Nov.19, 1981
●Disc 1
1. Under My Thumb / 2. When The Whip Comes Down / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Shattered / 5. Neighbours / 6. Black Limousine / 7. Just My Imagination / 8. Twenty Flight Rock / 9. Going To A Go Go / 10. Let Me Go / 11. Time Is On My Side / 12. Beast Of Burden / 13. Waiting On A Friend / 14. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction / 13. Star Spangled Banner
BFからリリースされた世界初登場SB音源第2弾は、ミズーリ州はセントルイス公演。
11/19に行われたセントルイス公演は今まで隠密もブート化されていないどころかトレーダー間に隠密音源すら出回っておらず、81の中でもセットリストさえはっきりしていない数少ない公演の一つ。
それだけに完全初登場となるSB音源の新発掘に驚きながらも、同じく世界初登場を謳った第1弾『LIVE IN HOUSTON ASTRODOME 1981 OCTOBER 29』ではヒューストン2日目というクレジットでありながら、2/3ほどが既発ヒューストン初日のアップグレード音源だったというオチがついただけに、今回はいかにと。
まずジャケの作りは最近のBFのストーンズ作品と同じ紙ジャケで、『LIVE IN HOUSTON ASTRODOME 1981 OCTOBER 29』の色違い。
これまた外観上はレーベル名も型番も表記されていませんが、ディスクにはEMPRESS VALLEY SUPREME DISCという表記と共に、EVSD-611に612とプリントされています。
さて、聴き始めるといきなり"Under My Thumb"の途中から始まり、しかも既にかなり後半(笑)
音質はこれまたヒューストン2日目(というか初日)と似た感じの音。
ヒューストンほどビルが前に出てはきませんがやっぱりちょい前にいて、こちらもギターは隣の部屋にいるような感じ。
でもヒューストンよりは各楽器の入力レベルは落ち着いていて、こちらは"Just My Imagination"でサックスが割れる程度でややしっとりした音。
曲間ではこちらも微妙にハムノイズのようなものが聴こえたり、アコギのシールドノイズなのか、"Time Is On My Side"では冒頭と一度止んだ後もまた混入したり、"Waiting On A Friend"から"Let It Bleed"もちょいノイジーだったりもします。そしてそれで終わりかと思ったら"Tumbling Dice"や"Miss You"の途中でもまた(笑)
ということで全体的にはヒューストンと似た感じのモノラルSBでところどころノイズが入ってますが、音質自体はヒューストンよりもちょい上の"EX-〜 very good+"といったところ。
ちなみにラストは星条旗の後しばらく"School Days"も収録されています。
さて、第1弾にはオチがついただけに今回のはほんとにセントルイスなのか?と聴いてましたが、MCや"Honky Tonk Women"でもちゃんとセントルイスと言ってるので、今回は間違いなく初登場のセントルイスのようです。
ここは世界初登場の発掘を喜びましょう!・・・いや、ほんとに全曲セントルイスかといわれれば、そりゃわかりませんが(笑)
演奏は"Going To A Go Go"が登場した11月も下旬にさしかかってだいぶこなれていることもあり、ヒューストンのような演奏面での面白みには欠けます(笑)
その"Going To A Go Go"の冒頭はちょいとシャープさに欠け、サックスのバランスが最初は低すぎますが。
あ、"Tumbling Dice"では一瞬ミックが構成を間違えそうになり、"She's So Cold"でもやや危ういところはあったり"Brown Sugar"で上ずったりはしてますが、やっぱりギターが前面に出てないというのがいまいち面白みに欠ける要因であるのは確か。
ということで、Wolfgang's Vaultでいまや高音質あふれる81にしてはこれまたちょいと華がない感は否めませんが、セットリストすらわかっていなかったセントルイス公演のSB音源が完全初登場というのは、冒頭欠落しているとはいえ大いに意義があるかと。
『
LIVE IN HOUSTON ASTRODOME 1981 OCTOBER 29 』 EVSD-609/610 (2CD)
SB recordings@Astrodome, Houston, TX. Oct.28+29, 1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Let Me Go / 11. Time Is On My Side / 12. Beast Of Burden / 13. Waiting On A Friend / 14. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. All Down The Line / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction / 13. Star Spangled Banner
Disc 1 trk 1 - Disc 2 trk 4 : Oct.28
Disc 2 trk 5 - 13 : Oct.29 ("She's So Cold": missing)
クラプトンなお店BFによる最新作はWolfgang's Vaultやトレントには出回っていない新発掘で世界初登場というモノラルSB音源。
ジャケのつくりは最近のBFのストーンズ作品同様、紙ジャケで外観上はレーベル名も型番も表記されていません。
一方でディスクにはEmpress Valley SUPREME DISCという表記と共に、型番はそれぞれEVSD-609に610とプリントされています。
さて、81ヒューストンといえば初日の10/28はスクリーン用ビデオが流出し、ブートCDではそのビデオ落としの『HOUSTON CAN YOU SING』(VGP-053)がありましたが、この2日目は隠密すら出ていなかった日。
それだけに貴重な音といえますが、A列車の間にバスドラムを蹴るような音が聴こえたり、お?というスタート。
始まってみるとヴォーカルとドラムとベースは前面にいながらも、ギターは特にキースのが隣の部屋で鳴ってますといったモノラルSB。
さらにピアノもホーンも比較的前面にいて、前面にいるピースの音質はなかなかいいのに、ギターが出てこないのでなんか釈然としない音(笑)
ロニーがソロを弾くときはちょっくら前に出てくるんですが、キースはさっぱり(笑)
また、たまにチャーリーのシンバルがレベルオーバーを起こし、掲示板で美中年さんから教えていただいていたとおり、ラスト2曲には激しいノイズが入ります。
ということでまぁ音質自体は"EX--〜very good"で、ビデオ落とし特有のハムノイズはあまり聴こえませんが、曲間に微妙にそれっぽい音が聴こえるところもあるので、もしかしたらこちらも初日と同じく映像からなのかも知れません。
ということで、ネットに出回った音ではなく新発掘によるブート化は嬉しいところですが、Wolfgang's Vaultで高音質が氾濫する81にしてはちょっと寂しい感は否めません。
ただしビルのベースを拾うには最適で、耳をベースに傾けると新鮮な感動をもって聴くことが出来ます。
演奏はまずは"Neighbours"。ヒューストン初日でも乱れてましたが翌日のこの日もエンディング前で大きく乱れ、ほんとにこんな演奏からエンディングに持っていったのか?と耳を疑う演奏(笑)
また、これまた前日のヒューストン初日でもやってますが、"Just My Imagination"の曲中でチャーリーが聞かせる回しが面白い。
さらに"Let Me Go"でもこれまた初日と同じようにキースが終わらせようとしているのに終わらない。。。
と、ここまで聴いててハタと気がつきました。そこまで初日と同じことを繰り返すのか?と、初日と聴き比べてみると、、、
なんとこの音源、クレジットと違ってヒューストン初日ではないか!!!
ところどころピッチが違うので聴き比べはわかりにくいですが、MCも含めて完全に同じ演奏です。
では全部が全部初日なのか?と初日との聴き比べに移行しましたが、このEV盤にはなぜかこの日もやったと思われる"She's So Cold"が入ってない。
そしてその前の"Tumbling Dice"までは初日と全く同じ。でもその後の"All Down The Line"以降は初日とは違います。
さては"All Down The Line"以降が2日目なのか?まぁきっとそうなんでしょうね。
いや、実は後半は後半で他の日という可能性も捨て切れませんが、"Honky Tonk Women"でヒューストンと歌ってるし、最後にサンキュー・ヒューストンと言ってますので、ヒューストン2日目なんでしょう。
2日目の未ブート化の隠密音源を持っている方は是非聴き比べてみてください。
ということで、なんとこれ、ヒューストン初日の明らかなビデオ落としの『HOUSTON CAN YOU SING』(VGP-053)のアップグレード版+後半は2日目といったところ。
まぁ初日もアップグレードはしてますが、あらまぁといったオチがついたEVの新作でした。
改めて後半だけ聴いてみようと思います(笑)
『
ALL THE GIRLS IN THE WINDY CITY VOL.3 』 DAC-134 (2CD)
SB recordings@Rosemont Horizon, Chicago (Des Plaines), IL. Nov.25, 1981
●Disc 1
1. Under My Thumb / 2. When The Whip Comes Down / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Shattered / 5. Neighbours / 6. Black Limousine / 7. Just My Imagination / 8. Twenty Flight Rock / 9. Going To A Go Go / 10. Let Me Go / 11. Time Is On My Side / 12. Beast Of Burden / 13. Waiting On A Friend / 14. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction
そしてこちらもWolfgang's Vault。
6月に公開され、LHが超速で『CHICAGO 3RD NIGHT』をリリースしたシカゴ3日目。
振り返ってみれば、このシカゴ3連荘の初日がWolfgang's Vaultに公開されたのは昨年。
当時はその後3公演全部が出揃うとは思ってもいなかったことでしょう。
DACのシカゴ3連荘のジャケをこうして並べ、初日と今回の2日目3日目を比べてみるとそんな気が。それはLHにもいえることでそちらはもっとバラバラですが(笑)
そしてタイトルもそうそう何個も別々につけられるもんじゃないじゃないという、DACの叫びが聞こえてきそうな感じ(笑)
ちなみにこの3日目の"Just My Imagination"では、初日2日目の「all the girls in the windy city」ではなく「all the girls in Chicago」と歌ってたりしますが、統一感を優先って感じですね。
さて、また軽くおさらい。
このシカゴ最終日の3日目は、Wolfgang's Vaultで公開されるまで卓直SBどころか隠密すらブート化されていなかった貴重な公演。
そしてこの3日目からはオフィシャル・ライヴ盤『STILL LIFE』には"Start Me Up"、そしてシングルには"Beast Of Burden"(共にラジオショーも)が採用された公演。
それだけに演奏も素晴らしいところ、この日のWolfgang's Vault音源の音質はバランスもよく素晴らしい"EX-"。2日目よりも高音質でほとんど"EX"です。
で、LHのと比べようと思ったんですが、、、すみません、そちらがさっぱり見あたりません(笑)
聴きながらも探しに探したんですが、どこにやってしまったのやら。。。
インフォに書かれている"Let Me Go"はそちらではどうだったのかも確かめたかったんですが。
ということで欠落部に関するインフォはこのとおり。
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さて本公演のマスターとなった音源では2箇所のテープチェンジに因るカットがあります。
本公演にもNO LABEL盤の先発盤が存在しますので、そちらでのタイム位置を借用してご説明しますと、まず最初の箇所はDISC-1の"Let Me Go"の4分17秒付近。ここは元音源でもテープチェンジのためフェードアウト/イン処理が為されています。しかしながらこのカット間際を良く聴いて頂くと、Tk-10の3分28秒から4分17秒までの49秒間と4分18秒から5分7秒までの49秒間は全く同じピースが収録されており、結論から言うと、この"Let Me Go"は現状フェードアウト/フェードインで収録されているものの、上手くポイントを見つけてやればノーカットでコンプリート・ヴァージョンで収録することの出来る状態のものであり、実際、本作では、そのような作業を経て「4分46秒の正確な実際に演奏された尺」で同曲を収録しています。
もう一箇所のカットはDISC-2、Tk-5の"She's So Cold"のイントロ部分に生じているもので、こちらは完全に欠落しておりましたので、同日のAUD音源より曲頭を40秒補填するなどして完全版としての体裁を成しております。使用されたAUD音源はこれまで未発表のものでありますが、いかんせん音質が悪く、どうしても本編との音質の落差は拭えない感がありますことをご了承下さい。
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なんと!"Let Me Go"はそうだったのかと!LHのはここはダブり収録になってたということですね。
この日はまさに本気獲りならぬ本気録り、2本のテープではなく2台で録音してたということですね。
ということで"She's So Cold"への補填を含め、さすが後発だけにDACにアドバンテージあり。
『STILL LIFE』に使われている"Start Me Up"やシングル"Beast Of Burden"、さらに特徴的なミックのMCについてはLH盤で紹介したとおり。
いやいや素晴らしいです、シカゴ3日目。
しかしLHのはどこにやってしまったのか。今度無事発見したら比較についても追記して更新しておきます。
P.S. LH盤、ようやく発見しました(笑)
このシカゴ3日目は元がいいだけにいずれ劣らぬ高音質で甲乙つけ難し。
違いの決め手はやはり"Let Me Go"になりますね。
でもこれはフェードインフェードアウトをうまくつないだLHのミスというよりも、よくぞDACは見破った!という感じですね。
『
ALL THE GIRLS IN THE WINDY CITY VOL.2 』 DAC-133 (2CD)
SB recordings@Rosemont Horizon, Chicago (Des Plaines), IL. Nov.24, 1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. Waiting On A Friend / 15. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction / 13. The Star-Spangled Banner
DACからも毎週続々Wolfgang、ということでまずは11月第1週にリリースされたこちら。
こちらはWolfgang's Vaultで4月末に公開された81シカゴ2日目。
そのソースからのブートでは、LHからは速攻5月に『CHICAGO 2ND NIGHT』がリリースされていましたが、そちらに続くリリース。
そちらで過去盤は紹介しましたが、もう半年も前なので改めて。
このシカゴ2日目は2004年、VGPから隠密も出ていましたが、その後欠落部も多いながらもモノラル卓直SB音源が流出し、Empress Valleyの『SWEET HOME CHICAGO』(EVSD 381/382)、DACからも『SWEET HOME CHICAGO 1981』(DAC-004)としてリリースされていました。
そして今回、Wolfgang's Vaultで公開されたステレオSB音源によるブートCD第2弾。
シカゴでは3連荘でライヴが行われましたが、この2日目は"Miss You"にシュガー・ブルーが参加した特別な日。
演奏もLH盤で書いたとおりの素晴らしさです。
ということですが、こちらももちろんWolfgang's Vaultでは逆だった左右のchは修正され、冒頭小さかった音量の調整もなされていてこちらも"EX-"な高音質ステレオ。
ではLHと比べると、DACの方がやや超高音域が自然に出てるかなという程度。
とはいえあまり違いがわからないので波形分析もしてみたところ、羊羹分析ではLHはたまに上下に当たってますが、DACのは当たらない程度に収まっています。
ピークレベルはやはりDACの方がやや超高音域が出ていますが、元がストリーミングmp3で高音域の音質はそれほどでもないので僅かな差です。
また、ジャケはIMP系のStones Archiveハンプトンの裏ジャケに使われていたものと同じで、なかなかかっこいい。
なお、"Let Me Go"での欠落部はモノラルSB音源の補填に関してはインフォに詳しく書かれています。
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編集面では元音源から"Let Me Go"にテープチェンジに因るカットが一箇所にあり既発のモノ・サウンドボード音源より補填されておりますが、この補填ソースはEV系のリリースによるマスター/ファーストジェネ音質のものと、EV盤より早く登場したややジェネ落ちしたシェア音源の若干ハイ落ちしたものの2ソースが存在しますが、本作では補填パート前後の音揺れと若干の音質劣化に配慮し、この2ソースでそれぞれパッチしたものを作成し比較しましたが、マスター/ファーストジェネでパッチしたもの(もちろんそのパートもEVコピーでなく独自入手の同程度のジェネ状態のもので行ないました)はその数秒間だけクリア過ぎて(笑)逆に違和を感じましたので、 後者のシェア音源によるパッチ版で収録しておりますことをここでお断りしておきます。
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ふむふむと聴き比べてみると、まぁココもどちらでもといった感じでさほど大きな問題でもないような気がします。
ということで、こちらは既発よりもといった大きな違いはありませんが、今回も安心のDACでありました。
でもこうした極上流出音源もブートラッシュにより一度聴いたらそれまでというのもあるので、こうしてまた聴きなおすってのもいいもんです。
Oct 2013
『
VOODOO LOUNGE SANTIAGO 』 DAC-135 (2CD)
SB recordings@Velodrome del Estadio Naciocal, Santiago, Chile. Feb.19, 1995
●Disc 1
1. Not Fade Away / 2. Tumbling Dice / 3. You Got Me Rocking / 4. It's All Over Now / 5. Rocks Off / 6. Sparks Will Fly / 7. Satisfaction / 8. Out Of Tears / 9. Angie / 10. Rock And A Hard Place / 11. Love Is Strong / 12. I Go Wild / 13. Miss You / 14. Honky Tonk Women
●Disc 2
1. Before They Make Me Run / 2. Slipping Away / 3. Sympathy For The Devil / 4. Monkey Man / 5. Street Fighting Man / 6. Start Me Up / 7. It's Only Rock'n Roll / 8. Brown Sugar / 9. Jumping Jack Flash
今年7月にリリースされたLHに続いて、DACからもサンチャゴがリリース。
このチリのサンチャゴ公演は地元ラジオで放送され、そのエアチェックテープを使用した、最初はちょい音がやせて粗くて高音強めなのが途中からこもったり、セパレートは悪いけどステレオの『SOUTHERN QUOTATIONS FROM CHILE』(VGP-089)でのみ聴く事が出来ました。
そのラジオ放送が2004年に再放送され、モノラルながらもアップグレードした音源が今年になって出回ったことから、LHから『SANTIAGO 1995』がリリースされました。
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左:『SANTIAGO 1995』(LH) |
過去盤のVGP盤はステレオとはいえ音質に問題もあり、"Satisfaction"はフェードアウト、続く"Out Of Tears"と"Miss You"では頭切れ、さらに"Street Fighting Man"は最後の最後で途切れてしまい、ラストの"JJF"は未収録だったんですが、アップグレード音源はモノラルになったものの、その他の欠点が全て解消されています。
なお、アップグレード音源にはバンド紹介は含まれていないため、LHのにはVGP盤からバンド紹介が補填されていましたが、今回のDAC盤はその音質落差を嫌ってあえて補填していないようです。
ということでこのDAC盤もLHのと同じく、高音域はすっきりくっきり、中域はやや細いながらも低音も出ている"EX--"。
また、ところどころに奇妙な男の声が入ってるのも過去盤と変わらず。
LHの『SANTIAGO 1995』と比べてみるとさほど大きな違いは感じませんが、このDAC盤の方が高音域がややマイルドな仕上がりになっています。
他はバンド紹介の有無と面割りとチャプターが違うくらい。
ちなみにジャケはTSPの94マイアミ『LIVE AT JOE ROBBIE STADIUM』でお馴染みのミックの写真が使われてて、ちょっと意外なチョイス。
ということでLHとの違いはほんの僅かですが、ややマイルドになったサンチャゴでした。
『
HAMPTON AT LAST 』 DAC-136 (2CD)
SB recordings@Coliseum, Hampton, VA. Dec.19, 1981
●Disc 1
1. Under My Thumb / 2. When The Whip Comes Down / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Shattered / 5. Neighbours / 6. Black Limousine / 7. Just My Imagination / 8. Twenty Flight Rock / 9. Going To A Go Go / 10. Let Me Go / 11. Time Is On My Side / 12. Beast Of Burden / 13. Waiting On A Friend / 14. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introduction / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction
Wolfgang's Vault音源がDACからも続々リリースされるようですが、90日本公演最終日に続くのがこの81最終日のハンプトン。
ハンプトンといえばキースの誕生日の12/18が有名ですが、こちらはその翌日、ツアー最終日の12/19。
Wolfgang's Vault音源、ご存知のとおりLHから『HAMPTON 1981 2ND NIGHT』(no label)として速攻リリースされていましたが、このハンプトン最終日は公開時から音質がよかったですし、LH盤とDAC盤には音質面での大きな違いはないですね。もちろんこちらもピッチ修正はなされています。
聴き比べてみるとDAC盤の方が音の定位がしっかりセンターに来てると気づいたり、音の粒も細かいような気がしますが、そのあたりは微妙な差でこちらも文句なしの"EX-"。
そしてこの音源には"Let Me Go"と"Satisfaction"では5〜7秒ほどの欠落部がありますが、LH盤ではそこはこの日の隠密盤『Grande Finale』(no label)から加工補填して完全版に仕立てていながらも、どうしても違和感はありましたが、このDAC盤では似たところを持ってきてパッチあてしたようで全く違和感なく、どこが欠落してるのかわからないほどの処理がなされています。
また、チャプターはいずれもミックのMCをポイントにしていますが、MC後の待機が長いところもそのまま次の曲の冒頭に組み入れていたLH盤に対して、このDAC盤ではそういう場合は演奏の頭に打たれていますので、DACは頭出しせっかちな人向け(笑)
なお、表ジャケの裏にはLHのジャケと同じ写真が配されています。
ということでグラストンベリーでも感じましたが、こちらもDAC盤を待たれていた方の期待を裏切らない作品に仕上がっています。
『
WELCOME TO BRIXTON 』 FROM THE VAULTS FTV001 CD1/2 (2CD)
SB recordings@Brixton Academy, London, England. Jul.19, 1995
●Disc 1
1. Honky Tonk Women / 2. Tumbling Dice / 3. You Got Me Rocking / 4. Live With Me / 5. Black Limousine / 6. Dead Flowers / 7. Sweet Virginia / 8. Far Away Eyes / 9. Love In Vain / 10. Meet Me at The Bottom / 11. Shine A Light / 12. Like A Rolling Stone / 13. Monkey Man / 14. I Go Wild
●Disc 2
1. Miss You / 2. Connection / 3. Slipping Away / 4. Midnight Rambler / 5. Rip This Joint / 6. Start Me Up / 7. Brown Sugar / 8. Jumping Jack Flash
+ STRIPPED TV version
9. Mick Jagger Comment / Live With Me / 10. Sweet Virginia / 11. Like A Rolling Stone / 12. Rip This Joint (mix edit*)
*"Rip This Joint"(mix edit) from Amsterdam 27.5.1995, Paris 3.7.1995, London 19.7.1995
From The Vaultsなる新レーベルからのBrixton Academy。
ORIGINAL MASTER RECORDING ARCHIVEと銘打たれていますが、Rattle Snakeをオリジナルとする、LHに続くコピー第2弾であることは間違いない(笑)
左右のchが逆のオリジナルのRattle Snakeも2.8Kという安値で売られてるお店がありますが、こちらは1.8Kと今のところブリクストン最安値。
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左:『BRIXTON ACADEMY 1995』Rattle Snake (Original) |
こちらはLH盤では隠密音源が補填されていたメンバー紹介は無し。そして他と同様"Thank you, Bob"もありません。
その代わりというか、面割ポイントをオリジナルとは変更して12曲だったDisc1に14曲詰め込むことでスペースを作ったDisc2の最後に、ボーナスでSTRIPPED TV versionとしてブリクストンがらみの4曲が追加されています。
そのボーナスの音はやはりビデオ音声らしい音で、この本編とは感じが違いますが、"Like A Rolling Stone"が短く編集されているのが比べられます。
ちなみにそちらにも"Thank you, Bob"は入ってません(笑)
本編の方の音はといえば、もちろん左右は反転させて正しくなっています。
音質は元が素晴らしいだけにどの盤だろうが違いは殆ど気になりませんが、入力レベルの高かったオリジナルに対してそこはやや抑え、さらにLHよりは低音などのイコライジングは抑えられているようで、演奏のまとまりはあるように聴こえます。
とはいえほんと僅かな差ですけど、波形を比べると山谷の差がLHより小さいのがわかります。ということではい、こちらも"EX"。
さらにRattle SnakeやLHと同じく、ジャケのBrixton Academyやその他の写真もストーンズのBrixton Academy公演からのものが使われており、そこは好感が持てる作りです。
いや、やっぱりオリジナルこそ売れて欲しいんですが(笑)
『
VOODOO LOUNGE IN FUKUOKA 』 no label (4CD)
aud. recordings@Fukuoka Dome, Fukuoka, Japan. Mar.22 & 23, 1995
●Fukuoka Dome, Fukuoka, Japan. Mar.22, 1995
・Disc 1
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. It's All Over Now / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Beast Of Burden / 10. Angie / 11. Rock And A Hard Place / 12. Love Is Strong / 13. I Go Wild
・Disc 2
1. Miss You / 2. Band Introduction / 3. Honky Tonk Women / 4. Before They Make Me Run / 5. Slipping Away / 6. Sympathy For The Devil / 7. Monkey Man / 8. Street Fighting Man / 9. Start Me Up / 10. It's Only Rock'n Roll / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash / 13. Outroduction
●Fukuoka Dome, Fukuoka, Japan. Mar.23, 1995
・Disc 3
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. It's All Over Now / 6. Shattered / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Love In Vain / 10. Sweet Virginia / 11. Doo Doo Doo Doo Doo / 12. Love Is Strong / 13. I Go Wild
・Disc 4
1. Miss You / 2. Band Introduction / 3. Honky Tonk Women / 4. Happy / 5. The Worst / 6. Sympathy For The Devil / 7. Monkey Man / 8. Street Fighting Man / 9. Start Me Up / 10. It's Only Rock'n Roll / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash / 13. Outroduction
こちらは東京4CDと同時にリリースされたVoodoo Loungeツアー福岡2公演を収めた4CD。
福岡初日はこれがブート初登場。そして2日目のVL日本ツアー最終日は既発では『VOODOO WILD 1995』(RS-001/002)で聴く事が出来ましたが、今回独自ソースによりリリース。
まずは初登場の福岡初日3/22。
こちらも東京と同じく音はちょい遠めでやや団子でちょい音が割れ目ながら、周りはさほどうるさくなくエコーがほどよい臨場感のある"very good"。
東京に比べるとややマイルドながらこちらもやや高音が浮いてて演奏は団子ですが、キースは比較的よく聴こえ、ブート初登場というメモリアルなアイテム。
そして東京初日と同じくアコースティックは綺麗に録れています。
わたしは福岡には参戦しなかったので、この福岡初日は初めて聴く演奏なんですが、なかなか熱い演奏です。
日本公演ではSW/VLとここまでの17公演は全て東京ドームのみということで、この福岡が初めての東京以外の地。
そういうこともあってストーンズも力を入れたのかも知れませんが、福岡の観客がかなり盛り上げたんでしょう、いやほんとミックが熱い。
"Sparks Will Fly"もこの日のはやたらとカッコイイ。"Satisfaction"や前後の曲もほんとに熱い。
そして"Love Is Strong"ではVoodoo Loungeツアーで2,000曲目の曲と紹介。
手持ちの資料でちまちま調べてみるとほんのちょい合わないような気もしますが、確かに2,000曲目付近。
でもそのMCに福岡の観客はあまり沸かず、しかもイントロでの音の出はよくなかったみたい(笑)
いやしかしこの福岡の地にはキースもご機嫌で、はじめて来たぞ福岡!と感激。
"Slipping Away"はいつもより丁寧に弾いてる気がしないでもありませんし、一瞬リプライズに入りそうなチャーリーのサービスも(笑)
そんなわけで18年経って初登場した福岡、最高音質とは参りませんが楽しめました!
続いてVL日本公演最終日の福岡2日目。
こちらは悲しいことにスタンドもアリーナ後方もガラガラという状況で行われたようです。
こちらは前述のとおり、既発ではちょいと迫力不足でたまに手拍子が耳につき定位がやや左寄りながらもクリアな"EX-"高音質盤『VOODOO WILD 1995』(RS-001/002)がありました。
対する本作はクリアさでは既発に劣り、他の3日間同様こちらも団子で、特にこの日は音が割れていますが、迫力はある"very good"。
この日の客入りはかなり悪かったようですが、周りの盛り上がっている様子は邪魔にならない程度にたまに伺えます。
演奏は客入りの悪さに憤慨して張り切ったのか、"Tumbling Dice"ではミックが床を転がりながら熱唱したという日本公演最終日、会場は盛り上がったようでその片鱗がこの音からも伺えます。
日本公演では東京2日目と5日目に続く"Shattered"も見事な出来で、前日に引き続いてストーンズの調子はいいようです。
でも既発の『VOODOO WILD 1995』ではキースが小さかったりはしましたが、対する本作はかなり団子で音が割れ気味なので、やっぱり耳当たりがいいのは既発ですね。
この日もアコースティック・セットはそれなりに綺麗に録れていますが、ここも既発盤のクリアさと空間には叶いません。
ということで初登場の福岡初日を楽しみつつ、最終日はどうかなぁ〜という感じでしたが、その迫力は楽しめる福岡2daysメモリアル盤でした。
ところで東京と福岡両方買うとギフトでもらえるのは、ミック初来日の各種映像を納めたDVD-R。
これは貴重な映像が満載で、Jointripのに収録されていた映像もありますが、初めて観るのがほとんど。
こっちがかなり嬉しかったりもします(笑)
『
VOODOO LOUNGE IN TOKYO THIRD NIGHT & LAST NIGHT 』 no label (4CD)
aud. recordings@Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Mar.9 & 17, 1995
●Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Mar.9, 1995
・Disc 1
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. All Down The Line / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. No Expectations / 10. Let It Bleed / 11. Rock And A Hard Place / 12. Love Is Strong / 13. I Go Wild
・Disc 2
1. Miss You / 2. Band Introduction / 3. Honky Tonk Women / 4. Before They Make Me Run / 5. The Worst / 6. Sympathy For The Devil / 7. Monkey Man / 8. Street Fighting Man / 9. Start Me Up / 10. It's Only Rock'n Roll / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash
●Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Mar.17, 1995
・Disc 3
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. It's All Over Now / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Beast Of Burden / 10. Memory Motel / 11. Rock And A Hard Place / 12. Love Is Strong / 13. I Go Wild
・Disc 4
1. Miss You / 2. Band Introduction / 3. Honky Tonk Women / 4. Happy / 5. Slipping Away / 6. Sympathy For The Devil / 7. Monkey Man / 8. Street Fighting Man / 9. Start Me Up / 10. It's Only Rock'n Roll / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash
1995/3/6から始まったVOODOO日本公演。
東京ドームでは3/6、8、9、12、14、16、17の7公演、福岡ドームで3/22と23の2公演、合計9公演が行われました。
そのうち東京ドームでは3/8と3/14、福岡ドームでは3/22がフル公演ではリリースされていませんが、本作の兄弟タイトルにより3/22は今回初リリース。
で、こちらは東京ドームの3日目の3/9と、7公演目ラストの3/17を独自ソースで収録した4CD。
既発では3/9は『NEVER TIRED』(VGP-065)、3/17は『VOODOO LOUNGE TOUR MEMORIAL MARCH 1995』(no label 3CD box)、『VOODOO LOUNGE TOUR SOUVENIR』(VGP-058)でお馴染み。
まずは3/9。既発と比べてみると、エコーがきつくて距離感のあった『NEVER TIRED』よりもダイレクト感のある音。
とはいえ音の広がりはさほどなく距離も感じるやや団子の音ですが、音質自体はなかなか良好な"very good+"で、特にアコースティック・セットでは"EX-"な良好音質。
ただ、"Tumbling Dice"の曲中や終了後、"Rocks Off"終了後などではDATエラーによるノイズが入ったりしてたり、"Satisfaction"などでちょいと周りの歌声や話し声が気になるところがあったり、シンバルがちょっと耳につくところがあったりもします。
演奏は、この日は"Not Fade Away"の出だしでミックが外したり、東京セッションから引き続きでしかも連荘公演だったせいか、やや抑えて歌っている感じが伺えてやや盛り上がりに欠けたり、"Satisfaction"の出だしでキースのギターが鳴らないというトラブルもありましたが、特に中盤以降の演奏自体は良好です。
見事な録音によるアコースティックセットでは前年8月以来かつツアー最後の演奏だった"No Expectations"と、ツアー初登場となる"Let It Bleed"では、その素晴らしい演奏をじっくりと堪能する事が出来ます。
後半は調子を上げていますが、ミックはやっぱり悪魔では抑えながらも何か模索してるような歌い方をしているのが伺えます。
そして東京最終日の3/17。
この日は既発では『VOODOO LOUNGE TOUR MEMORIAL MARCH 1995』(no label 3CD box)が音も近い"EX-"な良好音質で人気でしたが、今ではすっかり見かけませんね。
本作はそちらよりは距離感があり高音がかなり耳につきますが、低音はしっかり拾っててまぁまぁ良好な"very good+"。
冒頭と"It's All Over Now"にDATエラーがあり、周りはさほどうるさくもないものの時折話し声なども聞こえ、マスターの音質があまりよくなかったのか、イコライジングにより全般的に高音がきつくてシンバルが浮いてるのがちょい残念。
一方『VOODOO LOUNGE TOUR SOUVENIR』(VGP-058)と比べると、そちらはマイルドな音ながらも音が遠くてエコーに埋もれていたので、本作はそちらよりは迫力があります。
演奏はこの日の演奏は東京ドーム最終日だけあって素晴らしいですが、なんといってもこの日の目玉は"Memory Motel"!!
VLツアーでは前年の94年北米ツアーでは何度もやってたのに、アコースティック・コーナーの登場以降もうやらないのかと思ったら、アコースティック・コーナーはTV放送された3/12で一旦封印し、ついに登場したのが"Memory Motel"。
まさにVoodoo Lounge日本公演のスペシャル!ちなみにちょうど3年後の3/17にも"Memory Motel"をB2B日本公演でやってるのは豆知識(笑)
その"Memory Motel"はこの日を収録した『VOODOO LOUNGE TOUR MEMORIAL MARCH 1995』(no label 3CD box)、『VOODOO LOUNGE TOUR SOUVENIR』(VGP-058)はもちろん、『FUCKIN' TIRED』(VGP-051)のボーナスや、日本公演のコンピレ『13TH MEMORIES』(no label)や、3CD Boxのと同じ『MEMORIAL OUTTAKES』(no label)で聴く事が出来ます。
本作でもなかなかの良好録音で聴く事が出来ますが、この曲もやはりno labelというかShaved Disc系の『VOODOO LOUNGE TOUR MEMORIAL MARCH 1995』と『MEMORIAL OUTTAKES』のが一番かな。とはいえどちらももうなかなか見かけませんけど。
それにしてもこの東京最終日、なかなか素晴らしい演奏で久しぶりに聴き入ってしまいました。
『
LIVE IN TORONTO 』 no label (2CD)
SB recordings&pro shots@CNE Stadium, Toronto, Canada. Sep.3, 1989
●CD 1
1. Continental Drift / 2. Start Me Up / 3. Bitch / 4. Sad Sad Sad / 5. Undercover Of The Night / 6. Harlem Shuffle / 7. Tumbling Dice / 8. Miss You / 9. Ruby Tuesday / 10. Play With Fire / 11. Dead Flowers / 12. One Hit (To The Body) / 13. Mixed Emotions / 14. Honky Tonk Women / 15. Rock And A Hard Place
●CD 2
1. Midnight Rambler / 2. You Can't Always Get What You Want / 3. Little Red Rooster / 4. Before They Make Me Run / 5. Happy / 6. Paint It Black / 7. 2000 Light Years From Home / 8. Sympathy For The Devil / 9. Gimme Shelter / 10. It's Only Rock'N'Roll / 11. Brown Sugar / 12. Satisfaction / 13. Jumpin' Jack Flash
BFの紙ジャケシリーズ。
LHの『TORONTO 1ST NIGHT』、GOLDPLATEの『STEEL WHEELS TORONTO 1989』に続くWolfgang's Vaultのトロント公演。
|
左:『TORONTO 1ST NIGHT』no label(LH) |
ジャケ写真は日焼けサロン状態になっちゃってますが、音はメリハリのきいたBFらしい作品です。
オリジナル音源に比較的忠実なLHに対して、こちらは中高域が出て、わずかにエコーもかけているようで音に広がりも出てぶ厚い音。
GOLDPLATEと聴き比べてみるとGOLDPLATEのは高音域にごくごく僅かにノイズ成分を感じますが、こちらはそうしたノイズ成分を感じることもなく、GOLDPLATEのそのトロントやBFのハイドパークでは一部の曲で聴かれたチャプターでのノイズもありません。
ということでややドンシャリ的なところはありますが、見事にクリアで迫力のある"EX"まで昇華した音に仕上がっています。
お店にはストリーム録音ではなく96khz/24bitでどうこうといったことが書かれていましたが、こうして聴き比べると元は同じ音源なのにそれぞれ音源の録音から加工まででずいぶん変わるもんだなと。
ちなみにこちらもオリジナルでは逆だった左右は反転させており、"Play With Fire"のあとの曲間はビデオ音源を違和感なく補填しています。
また、"Little Red Rooster"にも欠落があることをTASBで知りましたが、そこは3作いずれも補填なし。
こちらはYOUさんに教えていただくまで出てたことも知らず、それでもそもそもは買うつもりもなく別の新作の動向を伺いに寄ってみただけだったんですが、買ってみてよかったです。
『
GLASTONBURY GIRL 』 DAC-137 (2CD)
SB recodings@Glastonbury Festival, Worthy Farm, Pilton, UK. June 29, 2013
●Disc 1
1. Introduction / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6. Glastonbury Girl / 7. Wild Horses / 8. Doom And Gloom / 9. Can't You Hear Me Knocking (with Mick Taylor) / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Happy
●Disc 2
1. Miss You / 2. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 3. 2000 Light Years From Home / 4. Sympathy For The Devil / 5. Start Me Up / 6. Tumbling Dice / 7. Brown Sugar / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. Satisfaction (with Mick Taylor)
LH、Counting Records、Dead Flowersと散々リリースされたグラストンベリー公演。
既発の中ではDead Flowersが一番高域の抜けがよく迫力があり、Counting Recordsは重低音は抑えつつも高域は解放、LHのは重低音が厚く高域はやや引っ込んだ感じでしたが、さてDAC盤は。
ジャケでは圧倒的にこのDACの圧勝で、わたしは旧青月のBD-Rと同じこの写真が大好きですが、その音質はというとそれぞれ微妙に違います。
DAC盤は後発だけあり丁寧な音作りですが、いかんせん既発にもさほどの欠点も見あたらず、今となってはどれがいいとか悪いとかそういう基準ではありませんが、このDAC盤はDead FlowersとLHの中間にあたる感じ。
それぞれ特色があるのでお好みの音を、というと無責任極まりないですが、妙な着色のない万人向けの音がこのDACだといえます。
したがってDead Flowers盤やCounting Records盤のような派手な音が好みの方にはちょっと物足りないかもしれませんが、そこまで高音を釣り上げることなく自然で綺麗な音なのが特徴で、このDAC盤は上から下まで綺麗な"EX"な音質で収録されています。
ということで、やはりこれもDAC盤を待たれていた方の期待を裏切らない音になっているといえます。
そんなことはともかく、やはりグラストンベリーは素晴らしいなとあらためて!
『
BRIXTON ACADEMY 1995 』 no label (2CD)
SB recordings@Brixton Academy, London, England. Jul.19, 1995
●Disc 1
1. Honky Tonk Women / 2. Tumbling Dice / 3. You Got Me Rocking / 4. Live With Me / 5. Black Limousine / 6. Dead Flowers / 7. Sweet Virginia / 8. Far Away Eyes / 9. Love In Vain / 10. Meet Me at The Bottom / 11. Shine A Light / 12. Like A Rolling Stone
●Disc 2
1. Monkey Man / 2. I Go Wild / 3. Miss You / 4. Band Introductions / 5. Connection / 6. Slipping Away / 7. Midnight Rambler / 8. Rip This Joint / 9. Start Me Up / 10. Brown Sugar / 11. Jumping Jack Flash
ということで、左右反転させたコピー盤が早くも登場です。
LHさんかい?早い、早いよ!(笑)
というオマージュおふざけは置いといて、やっぱり左右があってるほうがしっくり来ます。
さらにこちらはメンバー紹介も隠密で補填。
チャーリー連呼のすさまじい盛り上がりを体感する事が出来ます。
さらにレーベルデザインはあの隠密代表盤の『WELCOME TO BRIXTON ACADEMY』(VGP-094)のジャケと同じ写真という、まさに言うことなし!!
やっぱオリジナルよりこっちの方がいいですね。。。(苦笑)
いや、わたしはあくまでオリジナルの発掘の偉大さを尊重したいところではありますが、そっちはなんで左右逆にしちゃったのかと(笑)
左右バッチリのBrixton Academy、もう最高です!!!
ちなみに"Like A Rolling Stone"のあとのキースの"Thank you, Bob"ですが、こちらも補填されてはいません(笑)
『
BRIXTON ACADEMY 1995 』 Rattle Snake RS251/52 (2CD)
SB recordings@Brixton Academy, London, England. Jul.19, 1995
●Disc 1
1. Honky Tonk Women / 2. Tumbling Dice / 3. You Got Me Rocking / 4. Live With Me / 5. Black Limousine / 6. Dead Flowers / 7. Sweet Virginia / 8. Far Away Eyes / 9. Love In Vain / 10. Meet Me at The Bottom / 11. Shine A Light / 12. Like A Rolling Stone
●Disc 2
1. Monkey Man / 2. I Go Wild / 3. Miss You / 4. Connection / 5. Slipping Away / 6. Midnight Rambler / 7. Rip This Joint / 8. Start Me Up / 9. Brown Sugar / 10. Jumping Jack Flash
昨年はLicksツアーからCircus Kroneの映像が流出して話題になりましたが、今年はVoodoo LoungeツアーからBrixton Academy。
こちらは音だけですが、遅れて映像も出てくるような気がします。
Voodoo Loungeツアー後半の欧州ツアーでは、ストーンズは5/26と27にアムステルダムのParadiso(こちらは正確には欧州ツアー前)、そして7/3にはパリのOlympia、さらに7/19にロンドンはBrixton Academyでシークレット・スモールギグを行います。
その模様は東京セッションとあわせてオフィシャル・ライヴアルバム『STRIPPED』だけでなく、『STRIPPED TV SHOW』として95年12月のドイツをはじめ各国でTV放送され、日本でも96年3月に衛星放送で放送されました。
このブリクストン・アカデミー公演からは、『STRIPPED』には"Like A Rolling Stone"と"Dead Flowers"の2曲、さらに『STRIPPED TV SHOW』では"Live With Me""Like A Rolling Stone""Sweet Verginia"の3曲、そして各公演のミックスである"Rip This Joint"の模様が収録されています。
ということで今回の発掘はもしかしたら音だけではなくその『STRIPPED TV SHOW』がらみの流出が元になっているのではないかと。
また、隠密では『WELCOME TO THE BRIXTON ACADEMY』(VGP-094)を代表に、『BRIX 95』(no label)、『HAVING A LAUGH IN BRIXTON ACADEMY』(BAL 19795A/B)などがリリースされていましたが、『STRIPPED』や『STRIPPED TV SHOW』未収録曲のSB音源の流出は初めてで、それが完全版とは超絶感激であります!
さて今回流出したこちら、まずはWonder Minnowから3LPのBox、そしてRattle Snakeから2CDでリリースという予定だったようですが、LP Boxのリリースが遅れ、結局LPとCD同時期でのリリースとなったようです。
そしてその音質はもう超絶"EX"。最初はやや高音が耳につく感じもしますが、素晴らしい音です!
が!!!この音源、素晴らしい発掘であることは間違いないんですが、まるっきり 左右のチャンネルが逆というのがひっじょーに残念。
ということで左右反転させたコピー盤がわんさか出ることでしょう。
・・・と思ったらこれを初めてちゃんと聴いてる今日、まさかの緊急入荷でリリースされました(笑)
でもこうした発掘物はオリジナルでも持っていたいものであります。LP Boxはパスしますが(笑)
ちなみに"Like A Rolling Stone"のあと、キースが"Thank you, Bob"と言ってるのが『STRIPPED』には入ってて、隠密でもタイミングこそ違えどかすかに聴こえますが、こちらには入ってません。
演奏は隠密CDや隠密ビデオ/DVDでご覧になられた方も多いでしょうし、ここでどうこうと野暮なことは書きません。最高です!!
この頃のこうしたスモール・ギグを見れた方がうらやましい〜!
"Miss You"のあとにこんなに盛り上がるライヴなんてもうないんでしょうねぇ〜!
いや、うらやましがってるだけじゃダメで行動してなんぼですが、やっぱりうらやましい!!
『
"VOODOO LOUNGE"IN JAPAN 』 no label (4DVD)
pro shots@Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Mar.12, 1995
Disc 1-2: Broadcast edition
Disc 3-4: Laser Disc edition
●Disc 1 & 3
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. Live With Me / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Angie / 10. Sweet Virginia / 11. Rock And A Hard Place / 12. Love Is Strong
●Disc 2 & 4
1. I Go Wild / 2. Miss You / 3. Band Introduction / 4. Honky Tonk Women / 5. Before They Make Me Run / 6. Slipping Away / 7. SE / 8. Sympathy For The Devil / 9. Monkey Man / 10. Street Fighting Man / 11. Start Me Up / 12. It's Only Rock'n Roll / 13. Brown Sugar / 14. Jumping Jack Flash
15. Stage Setting (Disc 2 only)
LHからリリースされたVOODOO日本公演のプロショット4DVD。まだフルに全部は観ていませんが素晴らしい作品です。
VOODOO日本公演は、3/12の公演が4/1にTVで放送された後ビデオ/LDでもリリースされ、TV放送版とビデオ/LD版とではカメラアングルなどに違いがあるのは有名ですが、今回そのどちらも高画質にて4DVDに収録。
LHからは88年のミックの初来日や90年のストーンズの初来日がDVDでリリースされており、TV放送版はそれらと同じように今の大型TVで見るとややぼやけた感じかなと思ってましたが、95年当時の録画機材の進化とBSだったからでしょう、S-VHSで録画されたというTV放送版はかなり綺麗で、ぼやけた感じはほとんどない美しさ。
レーザーディスクからというレーザー版も素晴らしい美しさで、どちらも4:3の映像をトリミングなしでそのまま収録。
とはいえやはり大型TVで見るとやや輪郭が甘く、近くで見ると映像の動きが速いところではわずかにブロックノイズが見えるところはありますが、どちらも素晴らしく、手元に持っていたDVD-Rをはるかに凌ぐ美しさ。
うちでは47型より37型で見たほうが綺麗で、前述したちょっと気になる点も払拭されますので、中型TVで見るとかなりの綺麗さです。
実はリリースインフォを見たとき、「プレスはTV放送版だけでオフィシャル落としはボーナスDVD-Rにして、もうちょっと価格を抑えてくれたら」と思ってたんですが、こうして見てみるとどちらもプレスDVDというのはなるほどと。
なお、TV放送版とレーザー版の違いについてはリリース・インフォに詳しいのでそちらからちょっと体裁を変えて抜粋。(手抜き・笑)
--------------
二つの映像の大きな違いは「ステージ全体を捉えた引きのアングルな映像の登場頻度」だと言えるでしょう。
テレビ版の特徴として、この引き気味なアングルが多用されているということがあります。
それによってテレビ版の方はこの日はまるで「淡々としている」ライブであるかのように映ってしまう点が難点だったかのように見られます。
あるいはカット割りが思いのほか単調だともいえ、それがのっぺりした雰囲気に映ってしまうのだとも言えるでしょう。
その点レーザー版の方は編集し直しただけのことはあり、例の引きのアングルの登場頻度が減少していることが見比べると簡単に解るはず。
オープニングの"Not Fade Away"などはミックをまるで正反対のアングルで映し出すなど、明らかにテレビ版を意識して編集し直された形跡があります。
それに何と言っても映像の全編を通してテレビ版よりも細かなカット割りで各メンバーのクローズアップを組み込むことで、そこでは感じられなかったステージ上の緊張感や気迫を伝えようとした仕上がりになっているのです。
基本的にはテレビ版の映像を元に、そこから細かなアングル違いの映像を加えたのがレーザー版だと言えます。
そんな中で「根本的に違う」と言ってもおかしくないのが"Sweet Virginia"での映像編集です。
テレビ版では当日の会場のスクリーンに映し出されていたモノクロのフィルム調に演出された映像編集をそのままテレビ用にも流用していたのですが、レーザー版はその演出は当日のライブ会場用とみなしたのでしょう、通常のカラー映像で一から編集し直しているのです。
その結果、この曲だけはテレビ版とレーザー版で極端にカット割りが違う編集となりました。
なかでも演奏を終えた直後にミックとキースが微笑み合う場面はテレビ版だとスクリーンに映し出されたところが捉えられていましたが、レーザー版では直接カメラが捉えた映像そのものが使われ、よりはっきりと見られる場面だったのです。
やはり全体的にはレーザー版の方に軍配が上がる仕上がりなのですが、そちらではキースのメンバー紹介の際、このツアーで彼が毎晩決めていたあのポーズ(頭から下にポポン、ポポン、ポポン、最後に頭)の途中でアングルが切り替わってしまうという編集だけはいただけませんでした。
それにレーザー版の方は無理もないことですが、いくつかの間延びする曲間(例えば"Satisfaction"が始まる前など)などが微妙にカットされており、テレビ版の方はオープニングから完全収録している点はポイントが高いと言えるでしょう。
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わたしはレーザー版はカメラの切り替わりが多すぎるなと感じて、TV放送バージョンが好きだったんですが、こうして久々に両方観てみるとなるほどと。
演奏内容などは改めて紹介するまでもなく、VOODOO LOUNGEツアーの素晴らしい演奏を堪能する事が出来ます。
いやしかしこの公演はわたしもスタンドから参戦してましたが、懐かしいこのVOODOO LOUNGE公演をこんなに綺麗に見れるとはほんとに嬉しいかぎり!
小火を起こした際にビデオは全部廃棄しちゃったし、レーザーは持ってるけどハードが壊れたっきりだし、コピーDVDRは手元に持っていましたがこれほど綺麗ではなかったので、いやほんとに嬉しいですね〜。
これはブートマニアならずとも手元においておきたいナイスな作品でございました!
『
STEEL WHEELS TOKYO FINAL 』 DAC-142 (2CD)
SB recordings@Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Feb.27, 1990
●Disc 1
1. Continental Drift / 2. Start Me Up / 3. Bitch / 4. Sad Sad Sad / 5. Harlem Shuffle / 6. Tumbling Dice / 7. Miss You / 8. Ruby Tuesday / 9. Angie / 10. Rock And A Hard Place / 11. Mixed Emotions / 12. Honky Tonk Women / 13. Midnight Rambler / 14. You Can't Always Get What You Want
●Disc 2
1. Can't Be Seen / 2. Happy / 3. Paint It Black / 4. 2000 Light Years From Home / 5. Sympathy For The Devil / 6. Gimme Shelter / 7. Band Introduction / 8. It's Only Rock'n Roll / 9. Brown Sugar / 10. Satisfaction / 11. Jumping Jack Flash
Wolfgang's Vaultに公開された初来日公演最終日のステレオSB音源。
いち早くリリースしたLHの『TOKYO DOME 1990 FINAL NIGHT』、次に紙ジャケでリリースしたBFの『LIVE IN JAPAN』に続いて、遅れてこちらが3番手。
|
左:『TOKYO DOME 1990 FINAL NIGHT』no label(LH) |
すでに掲示板でも絶賛されているとおり、先行2つからかなり遅れてのリリースとはいえ、さすがはDACという音になっています。
既発ではLHのはストリーミングをあまりいじらず、やや引っ込んだおとなしい音質だったのに対して、BFは音を整えてメリハリのある音に仕立てていました。
また、LHの"Mixed Emotions"での2:55前後の欠落部分は他の部分から補填し歌詞が変なことになってましたが(TASBより)、BFは同一箇所の隠密音源を補填。
さらにこちらはあまり影響のないところではありますが、2000光年冒頭の欠落はいずれも補填せず。
対するこのDAC盤は、BFと同じく音を整えメリハリのある音に仕立てた上で、さらに不自然にならない程度に高域が広がっており、ほとんど"EX"の"EX-"。
マスターがストリーミングなのか、ごく数日間だけDL出来たというMP3が元なのかまではわかりませんが、BFとの差は僅かでどちらがいいかはお好み次第ながらも、LHとの音質差はかなりあります。
また、こちらでは2:50付近にあたる"Mixed Emotions"の欠落部分については、LHと同様に他の部分から補填していてやや違和感のあるつなぎになっていて歌詞も変ですが、3つのうち唯一このDACのみ"2000光年"の冒頭13秒付近の5秒ほどの欠落部の音飛びを修正しており、ここは補填ではなくクロスフェード処理をして目立たなくしています。
ということでDACのリリースを待った方には待った甲斐のある、さすがはDACという作品に仕上がっています。
なお、ジャケなどは珍しい写真を使用していますが、トレー下の白黒のキースとロニーの頭、特にロニーのはちょっと変(笑)
なお、この初来日最終公演からは"Ruby Tuesday"と"Jumping Jack Flash"が『FLASHPOINT』に収録され、"Harlem Shuffle"がシングルに収録されており、"Ruby Tuesday"は未編集のようですが、後者2つはかなりカットされ、"JJF"では合計2分にも及ぶ大胆な編集が施されている事が確認できます。
また、オフィシャルアプリでは"Angie"のオーディオトラックが公開されており、圧縮されてはいますが丁寧なミックスが施された高音質バージョンを聴く事が出来ます。
『
50 & COUNTING TOUR - WELLS FARGO CENTER 1 』 (BD-R)
aud shots@Wells Fargo Center, Philadelphia, PA. June 18, 2013
1. Intro / 2. Get Off Of My Cloud / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6. Wild Horses / 7. Dead Flowers (with Brad Paisley) / 8. Emotional Rescue / 9. Doom And Gloom / 10. One More Shot / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introduction / 13. You Got The Silver / 14. Before They Make Me Run / 15. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 16. Miss You / 17. Start Me Up / 18. Tumbling Dice / 19. Brown Sugar / 20. Sympathy For The Devil / 21. You Can't Always Get What You Want / 22. Jumpin' Jack Flash / 23. Satisfaction (with Mick Taylor)
DVDバージョンにずいぶんと遅れてトレントに上がったフィリー初日のBD-R。
やはりDVDよりは断然綺麗で待った甲斐がありました。
こちらは正面ややロニー寄りの2階席スタンドからの撮影。
その筋では有名な撮影者によるもので、アップショットとスクリーンもバランスよく撮影されていて手振れや他の観客の頭が映るようなこともなく、安心して見ていられます。また音も低音もしっかり拾った素晴らしいサウンド。
最初の1分10秒ほどは音だけなのであれ?と思いますが、オープニングの途中から映像が入ってきます。また、"IORR"と"Paint It Black"の曲間は映像がブラックアウトしますが、キースのイントロで戻ってきます。
さてこのフィリー初日、北米ツアーではずっと全22曲やってきたのに(最初の2日は23曲)、ラスト3公演目のこの日は21曲というのがちょっともったいなく、北米ツアーで3回以下といったレア曲もありませんが、演奏は素晴らしく、ベロピットでは赤い手袋をはめて盛り上がる池田会長もしっかり映ってます。
この日は前半ミックのイヤモニの調子が悪かったのか、ところどころで合図を送るミックを確認できますが、それがまたいい(笑)
また、ゲストなしの"Wild Horses"を高画質で拝めるところもポイント高し。
そしてこの日のゲストはカントリーロックの雄ブラッド・ペイズリーで、やや遠慮しながらのように"Dead Flowers"を歌ってますが、4本ものギターの中、ソロは遠慮せずに弾いててナイス。かたやキースは途中から全然弾いてないのが映像からもよくわかります(笑)
そして"Before They Make Me Run"ではちょいミラクルなイントロ(笑)
いやしかし"Midnight Rambler"ではテイラーのソロがでかくてナイス!いんやぁ〜素晴らしいソロを弾いてくれてます。
そしてこの日の"JJF"のキースがまた生々しくラウドな音で素晴らしい。
"Satisfaction"でもキースのギターがでかい!ちなみにテイラーはまだエレキで、北米最終公演のワシントンDCからアコギになりましたね。
ということでこのフィリー初日、安定したショットで全編美しい映像で楽しむ事が出来ます。
それにしてもフィリーは2公演ともこうしてBD-R映像が出てきたので、参戦された方にはたまりませんね〜。
『
WERCHTER 1998 』 no label (4CD)
aud.recordings@Festival Ground, Werchter, Belgium. Jun. 20 & 21, 1998
●Disc 1 - Festival Ground, Werchter, Belgium. Jun. 20, 1998
1. Introduction / 2. Satisfaction / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Flip The Switch / 5. Gimme Shelter / 6. Dead Flowers / 7. It's Only Rock'n Roll / 8. Saint Of Me / 9. Out Of Control / 10. Love In Vain / 11. Miss You
●Disc 2
1. Band Introductions / 2. You Don't Have To Mean It / 3. Wanna Hold You / 4. SE-Sticks / 5. Little Queenie / 6. The Last Time / 7. Like A Rolling Stone / 8. Sympathy For The Devil / 9. Tumbling Dice / 10. Honky Tonk Women / 11. Start Me Up / 12. Jumping Jack Flash / 13. Brown Sugar
●Disc 3 - Festival Ground, Werchter, Belgium. Jun. 21, 1998
1. Introduction / 2. Satisfaction / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Flip The Switch / 5. Gimme Shelter / 6. Sister Morphine / 7. It's Only Rock'n Roll / 8. Saint Of Me / 9. Out Of Control / 10. Under My Thumb / 11. Miss You
●Disc 4
1. Band Introductions / 2. Thief In the Night / 3. Wanna Hold You / 4. SE-Sticks / 5. Little Queenie / 6. I Just Wanna Make Love To You / 7. Like A Rolling Stone / 8. Sympathy For The Devil / 9. Tumbling Dice / 10. Honky Tonk Women / 11. Start Me Up / 12. Jumping Jack Flash / 13. Brown Sugar
ベルギーのレクター、ではなくウェルフテルと呼ぶらしいウェルフテル公演2日間を隠密収録した4CD。
B2Bツアーの隠密というとずいぶん久しぶりな気がしますが、なかなかの高音質で一安心。
B2Bウェルフテル公演といえば初日6/20の完全収録は初登場。
既発では2日目の6/21の隠密がDandelionから『GOLD'N GLORY』(DL 050/051)でリリースされ、初日6/20からも"Dead Flowers""Love In Vain""You Don't Have To Mean It""The Last Time"が音が悪いながらもボーナス収録されていました。
また、9/10のベルリン公演を収録したVGPの『CIRCUS AT WALDBUHNE』(VGP-210)には『GOLD'N GLORY』とは別音源で、初日から"Dead Flowers""Love In Vain"、2日目から"Sister Morphine""I Just Want To Make Love To You"が高音質でボーナス収録されていました。
左:『GOLD'N GLORY』 右:『CIRCUS AT WALDBUHNE』
Dandelionによる2日目の『GOLD'N GLORY』は音はいいんですが演奏がイマイチで、初日のボーナスは低音が割れていたりと音が悪かったのであまり人気のなかった盤かと。
VGPの『CIRCUS AT WALDBUHNE』のボーナスに収録された4曲はバスドラが響きつつも下だけでなく上まで見事にクリアな音質で、個人的にはこれで完全盤が出ればいいのにと思ってたり。
さて、日本人からDATマスターを提供されたという独自音源の本作。
完全収録は初登場となる初日はたまに周りの手拍子や声が入ったりはしますがそれほど邪魔なものではなく、低音が軽い高域寄りであるものの高音が耳につくほどでもなく、音に広がりもあるというなかなかの良好音源。
ということで安定した高音質を誇りますが、Bステージだけは音が遠くて個々の演奏は聴き取りにくくてチャーリーのドラムもエコーでずれて聴こえる上に、マイクに何かが当たったり周りが盛り上がったりと余計に聴き取りにくい音になってしまってます。
ということで単独で聴くとBステ以外は何の不満もありませんが、VGP盤のボーナスと比べると低音が軽いのがちょっと気になり、生々しいクリアさもほんの僅かに劣りますが、こちらも十分生々しい"very good++〜EX-"。まぁ"EX-"隠密と呼んで差し支えない音かと。
VGPの音の全長版が出ていないいま、ウェルフテル公演初日を最良の音で聴けることは間違いありません。
演奏は初日はかなりご機嫌で、Bステ以外は安心して聴いていられます。
ちょいレアな"Dead Flowers"に続くこの日のウェブチョイスは"Love In Vain"。3年に及んだB2Bツアーでも3回しかやっていないレア曲で、4月のトロント以来のラスト3回目。
こちらはVGPの『CIRCUS AT WALDBUHNE』に低音がききながらも見事にクリアな音質で収録されていましたが、それとはまた違った空気でキースとロニーの見事な掛け合いを堪能できます。
それにしても久しぶりに隠密で聴く"Saint Of Me"、あらためてその素晴らしさと盛り上がりに惚れ直しましたが、またいつかライヴでやってほしいものです。
ところでこの頃はFIFAワールドカップ1998フランス大会の真っ最中で、ベルギー代表は初戦をオランダと引き分け、2試合目のメキシコ戦がまさにこの初日の6/20でしたがまたしても引き分けたことから、ミックも残念だったねと話してますが、そこで会場が沸かない結果だったのは残念なところ。
そして2日目。
こちらはDandelionの『GOLD'N GLORY』になかなかの高音質で収録されていますが、さすがに15年後にリリースするだけあってそれを上回る音質です。
音の広がりは初日に譲る感じですが、こちらは初日よりはやや腰のある音で、Bステを除けばなかなかの高音質の"very good++〜EX-"。
ただしVGPのボーナス2曲はBステの"I Just Want To Make Love To You"も素晴らしい音だったので、それには劣るなという感じ。
VGPのボートラとは違って本作のBステはエコーの音を拾っていることにより、チャーリーのドラムが回っちゃってるのが残念。
また、演奏は『GOLD'N GLORY』で聴けたりインフォにもあるとおり、ちょっとお疲れ気味でイマイチなのが残念。
"Sister Morphine"といった目玉曲はそつなくこなしていますが、"IORR"は妙な省略イントロで始まり、まったく覇気のない始まりの"Start Me Up"なんてボロボロで、"Jumping Jack Flash"でも全くキレがなく、最後の"Brown Sugar"でなんとか持ち直すぞという感じですが、ちょっとかみあってません(笑)
ということで音が良くなってもやはり2日目はイマイチだなという印象は変わりませんが、こういうストーンズも面白かったりします(笑)
ところで本作の限定ナンバー入りステッカー付にはポーランドのホジュフ(コルゾウ)公演とトルコはイスタンブール公演のプロショット2DVDRがついてきますが、これが手持ちのDVDRと比べると向上していてなかなかナイス。
『
HAMBURG 1973 1ST SHOW 』 no label (1CD)
aud.recordings@Ernst-Merck-Halle, Hamburg, W-Germany. Oct.2, 1973 (1st show)
1. Introduction / 2. Brown Sugar / 3. Gimme Shelter / 4. Happy / 5. Tumbling Dice / 6. Star Star / 7. Dancing With Mr. D. / 8. Angie / 9. You Can't Always Get What You Want / 10. Midnight Rambler / 11. Honky Tonk Women / 12. All Down The Line / 13. Rip This Joint / 14. Jumping Jack Flash / 15. Street Fighting Man
9月から始まった73欧州ツアーも、折り返しを過ぎた10/2は西ドイツのハンブルグ公演。
ハンブルグ公演といえば、2nd showからは"Star Star"と"Doo Doo Doo Doo Doo"の2曲が、10/10エッセンとの超絶隠密混合盤『THE STARS IN THE SKY THEY NEVER LIES』(MBCD-141)や『THE JEAN CLARKE MEMORIAL SONIC BARBECUE』(VGP-246)といったCDやアナログ時代からおなじみでしたが、この1st showはブート初登場にして完全版!
その初登場の1st showはその2nd showのような超高音質とは行かず、ヴォーカルとテイラーは大きくとらえているものの、キースはテイラーに隠れがちで演奏はちょい団子の遠目の音でやや音が割れてるところも。ただし観客の手拍子や歓声を拾っていないのが救い。
ネットのdimeに9月にあがったものと比べると、こちらはピッチ修正し、さらにイコライジングによってオリジナルのマイルドな音とはちょっと違って中高域を持ち上げたメリハリのある音に仕立てられているようです。ただ、右chではごくごく小さな音ですがずっとザッザッザッと、オリジナルにはなかったノイズが入っているのはちょい残念。それともだいぶ音の感じが違うので、オリジナルはdimeに9月にあがったものではないのかな?
それはともかく、そんなわけで音質的には"good〜very good-"くらいの隠密ですが、初登場で完全仕様となれば73好きにはたまりません。
この決していい音ではない隠密でも、当時の熱く激しい演奏が聴けるだけで嬉しいところ。とはいえ隠密慣れしていないと厳しい音です。
この日は2回のショーが行われ、こちらは2ndを控えた1st showにもかかわらず、ミックのテンションが高くバンドも勢いに任せて暴走気味!
いやほんとミックの調子がすこぶるいいようで、"Gimme Shelter"での見事なテイラーにあわせてミックも絶好調。
そして"Star Star"では団子の音ゆえにその怒涛のピークの音はごちゃごちゃでよくわからなかったりもしますけど、"Midnight Rambler"なんてほんとすさまじい演奏です。
"All Down The Line"からラスト3連荘でのテンションもすさまじく、もうどっかトリップしまくりなんでしょう(笑)
いやほんとこの演奏は一聴の価値あり!
ミックの目が怖いというか気持ち悪いジャケですが、この演奏を聴いてこのジャケはありだなと(笑)
ブリュッセル40周年でテンションが上がっているせいもあるでしょうが、まさに40周年の10月のいまこれを聴ける事が素晴らしい。
ということで決していい音ではありませんので隠密慣れした人向けですが、ハンブルグの熱い1st showに酔いしれる貴重な作品でした!
追記)
本作には右chに軽くノイズが入っていたということで、速攻2ndプレスが用意された上に、1stプレス購入者にはその2ndプレスのディスクが無料進呈されました。
1stのノイズはマスタリングのどこかの工程で混入したようですが、非常に小さなものだったにもかかわらず、こうして再プレスした上に購入者に配布までしてくれるというのはほんと嬉しいですね。
そんなの知らん振りしようと思えば出来たでしょうが、この対応にはあらためて感激です。
この2ndは、1stの右chのノイズを除去すべくモノラルに仕立てるだけでなく、ちょっとリマスターもしているようです。
モノラルになった分、迫力は増しますが空間の広がりはなくなるので、1stと比べるとどちらがいいかはお好みでというところ。
ということで1stを買われていた方はどちらも保管しましょう。ただ、元のケースを交換しないと2枚は入らないですね(笑)
ということでこちら、あらためてLHの顧客志向に感謝。
『
MONTREAL 1989 1ST NIGHT 』 no label (2CD)
SB recordings@Olympic Stadium, Montreal, Canada. Dec.13, 1989
●Disc 1
1. Continental Drift / 2. Start Me Up / 3. Bitch / 4. Sad Sad Sad / 5. Undercover Of The Night / 6. Harlem Shuffle / 7. Tumbling Dice / 8. Miss You / 9. Almost Hear You Sigh / 10. Ruby Tuesday / 11. Angie / 12. Rock And A Hard Place / 13. Mixed Emotions / 14. Honky Tonk Women / 15. Midnight Rambler
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Before They Make Me Run / 3. Happy / 4. Paint It Black / 5. 2000 Light Years From Home / 6. Sympathy For The Devil / 7. Gimme Shelter / 8. Band Introductions / 9. It's Only Rock'n Roll / 10. Brown Sugar / 11. Satisfaction / 12. Jumping Jack Flash / 13. Carmen
すでに追加分も完売していますが、これまたWolfgang's Vaultで公開されたSB音源より。
Steel Wheels北米ツアー終盤の12/13、カナダはモントリオール公演初日で、この日はブートでは隠密がCD-Rでのみ出ていたようですが、なんとステレオSBにて完全初登場!
そんな初登場SB音源、キースのギターが左、そしてソロなどでしか目立たないロニーがこれまた左で鳴ってたりしますが、ハイハットが右側で鳴っているので無理やり左右を入れ替えることはしなかったんでしょう。それにしてもミックもやや左寄りだし、左側だけ妙ににぎやか。
そして同じカナダでも先にリリースされたツアー序盤のトロントとは異なり、こちらではホーンも参加してますが、この音は全般的にキーボードとホーンがやたらとONで、他にも妙にドラムとベースがONになる曲があったりと、バランスはちょいと難あり。
そんなわけで気を抜いてるとサポートの演奏に耳が持っていかれてしまってストーンズの演奏がさっぱり頭に入ってきませんが、比較的目立つキースのギターに集中して聞くべし。
そしてミックがギターを弾く曲ではなるほどインフォにあるとおり耳をそちらに集中すればよく聴こえます。あと"Angie"や"2000光年"でのマット・クリフォードの奏でる音にちょっと新鮮な驚きも。
そしてWolfgang's Vaultでの公開音源ではやや遅かったピッチも修正され、ところどころノイズも除去されているとのこと。
ただし音質は全体的に薄壁一枚隔てたような感じのややクリアさに欠ける音で、"Midnight Rambler"で顕著ですがシュルシュルとした感じの音のところもあり、Wolfgang's Vaultで聴けば一耳瞭然、"very good+〜EX--"といった音質。
そんなわけでこの盤、漫然と聴いてるとなかなかストーンズの演奏が頭に入ってこないんですが、集中して聴く音を決めるとふむふむと楽しめます。
ちなみにカットはいつものように2箇所ほどあるんでしょうが、まだまだ集中して聴けてないんでしょう、どこなのかがまだわからず(笑)
・・・"Angie"冒頭、キース・コーナーでの2曲の間のMC、"Satisfaction"のエンディングにカットがあることが後にわかりました(笑)
それにしても"Before They Make Me Run"でのキース、歌えてないですね〜。最初はマイクトラブルなのかと思うくらい(笑)
インフォには「歌うとギターが疎かになる」あるいは「ギターを弾くと歌が疎かになる」というキースの特徴が表れていると紹介されていますが、どちらも疎かになる一面もとらえられているような(笑)
ちなみに前座を務めたLiving Colourが"IORR"で共演したのはこの翌公演の2日目で、その模様はLiving Colourの映像作品『TIME TUNNEL』でオフィシャル化されています。
Wolfgang's Vaultには本作の初日より先にその2日目がアップされましたが、そちらはビデオとモノラルSBが以前からありましたしちょい厳しい音質につきブート化は見送りなんですかね。
Sep 2013
『
STEEL WHEELS TORONTO 1989 』 GOLDPLATE GP-1306CD1/2DVD1 (2CD+DVD)
SB recordings&pro shots@CNE Stadium, Toronto, Canada. Sep.3, 1989
●CD 1
1. Continental Drift / 2. Start Me Up / 3. Bitch / 4. Sad Sad Sad / 5. Undercover Of The Night / 6. Harlem Shuffle / 7. Tumbling Dice / 8. Miss You / 9. Ruby Tuesday / 10. Play With Fire / 11. Dead Flowers / 12. One Hit (To The Body) / 13. Mixed Emotions / 14. Honky Tonk Women / 15. Rock And A Hard Place
●CD 2
1. Midnight Rambler / 2. You Can't Always Get What You Want / 3. Little Red Rooster / 4. Before They Make Me Run / 5. Happy / 6. Paint It Black / 7. 2000 Light Years From Home / 8. Sympathy For The Devil / 9. Gimme Shelter / 10. It's Only Rock'N'Roll / 11. Brown Sugar / 12. Satisfaction / 13. Jumpin' Jack Flash
●DVD
1. Continental Drift / 2. Start Me Up / 3. Bitch / 4. Sad Sad Sad / 5. Undercover Of The Night / 6. Harlem Shuffle / 7. Tumbling Dice / 8. Miss You / 9. Ruby Tuesday / 10. Play With Fire / 11. Dead Flowers / 12. One Hit / 13. Mixed Emotions / 14. Honky Tonk Women - partial / 15. Gimme Shelter / 16. It's Only Rock'N'Roll / 17. Brown Sugar / 18. Satisfaction / 19. Jumpin' Jack Flash
Wolfgang's Vaultにアップされた89トロント公演をおさめたCDと、その音を以前よりあった不完全映像にシンクロさせたDVDの計3枚組がGOLDPLATEからリリース。
まずCD。
この公演のCDは既発ではビデオ音源からのTSPやVGPのがありましたが、そちらは先んじてリリースされたLHのCD『TORONTO 1989 1ST NIGHT』で紹介しているとおり。
こちらはそのLHのCDよりも中高域の出た音に仕立てられていて、ややドンシャリ的ながらもメリハリのある音になっていて音に広がりもあるこれまたほとんどEXの"EX-"で、LHのは速攻売り切れたのでそちらを買い逃した方には嬉しいリリース。
とはいえちょっと残念なところがあり、まずは"Start Me Up"の1:04。これは単にイコライジングのせいで目立つだけかと思われますが、ちょい音の感じが変わります。
そしてこちらのCD、ところどころで一瞬音が引っ込んでしまうような音ブレがあります。
最初に訪れるのは"Sad Sad Sad"の演奏終了後でこちらはであまり気になりませんが、"Harlem Shuffle"の演奏が始まる瞬間にほんの一瞬音が引っ込むのはちょい目立ってます。これは曲単位でピッチ修正をした影響なのか、他にも目立たないながらも「ここもか?」というところが演奏開始直前直後にあり、気になって巻き戻して確認してしまって流れを断ち切られるのがちょっと惜しい。なお、LHのと同じくこちらも"Play With Fire"の演奏終了後の30秒ほどはビデオ音源が繋がれています。
ところでWolfgang's Vaultにアップされた元音源はギターのセパレートはイマイチながら左右逆だったのでLHのと同様こちらも左右を逆転させていて、バナードのヴォーカルが右側からというのがちょい違和感がありますが、この頃は結構バナードもバンドの演奏と息があってないところがちらほらあるなと(笑)
そしてDVD。
こちらは以前より流出していたMTVが撮影した映像が元になっており、既発と同じく"Honky Tonk Women"の途中から"Sympathy For The Devil"が抜け落ちた映像で、その流出したビデオの音声をこのWolfgang's Vaultの音に差し替えたもの。
とはいえCDと全く同じ音ではないのか、"Sad Sad Sad"や"Play With Fire"や"Satisfaction"の頭ではCDにはない音ブレが確認できたりもしますが、映像と音はしっかりシンクロしてます。
画質はわたしがもってるDVD-Rよりはノイズやざらつきは少なめで見やすいですが、やはりビデオ時代の映像を今のTVで見るとちょい輪郭がぼけた感じになるのは昨今のDVD作品と同じ。また、"Tumbling Dice"で映像が乱れるのは既発と変わらず。
そしてこちらは赤色成分が抑えられているのか青色が強いのか、色合いがちょっとセピアっぽい感じになっちゃってます。
あと"JJF"は映像に合わせたためか、こちらのDVDでは以前と同じくイントロがちょっと切れてるのが残念。ここは以前より映像がちょっと飛んでるためにTSPやVGPの既発CDでもイントロがちょいと欠けてたんですが、映像は遠景ショット部分なので今回のWolfgang's Vaultからの音でCDと同じようにイントロを入れようと思えばできるような気がするんですが。あ、でも"JJF"は音声を差し替えてないのかも。4:15付近で数秒間モノラルっぽく音が引っ込むんですが、そこはWolfgang's VaultやCDでは聴かれない特徴なので。
それはともかく"Undercover Of The Night"ではビルがアップで映るだけでなくイントロでは手元までアップになったりと結構ビルが映ってて、久々に観るとやっぱ嬉しい(笑)
ということで、CDだけでなくDVDもというGOLDPLATEらしいコンセプトの作品で音質もなかなかいいんですが、CDのごく僅かな音ブレとDVDの色合いがちょっと気になるタイトルでありました。
『
HOODOO U VOODOO 』 GOLDPLATE GP-1305DVD1CD1/2 (DVD+2CD)
pro shots&SB recordings@Joe Robbie Stadium, Miami, FL. Nov.24 & 25, 1994
●DVD - Live At Joe Robbie Stadium, Miami, FL. Nov.25, 1994
・COMPLETE BROADCAST VERSION
1. Introduction (by Whoopi Goldberg) / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. Rocks Off / 6. Sparks Will Fly / 7. Live With Me (with Sheryl Crow) / 8. (I Can't Get No) Satisfaction / 9. Beast Of Burden / 10. Angie / 11. Dead Flowers / 12. Sweet Virginia / 13. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker) / 14. It's All Over Now / 15. Stop Breaking Down (with Robert Cray) / 16. Who Do You Love (with Bo Diddley) / 17. I Go Wild / 18. Miss You / 19. Band Introductions / 20. Honky Tonk Women / 21. Before They Make Me Run / 22. The Worst / 23. Sympathy For The Devil / 24. Monkey Man / 25. Street Fighting Man / 26. Start Me Up / 27. It's Only Rock'N'Roll (But I Like It) / 28. Brown Sugar / 29. Jumpin' Jack Flash (with Whoopi Goldberg) / 30. End Credits
・ALTERNATE EDITED VIDEO VERSION
1. Introduction (by Whoopi Goldberg) / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. (I Can't Get No) Satisfaction / 6. Angie / 7. Sweet Virginia / 8. It's All Over Now / 9. Stop Breaking Down (with Robert Cray) / 10. Who Do You Love (with Bo Diddley) / 11. Miss You / 12. Band Introductions / 13. Honky Tonk Women / 14. The Worst / 15. Sympathy For The Devil / 16. Start Me Up / 17. It's Only Rock'N'Roll (But I Like It) / 18. Brown Sugar / 19. Jumpin' Jack Flash (with Whoopi Goldberg)
●CD - Rehearsals At Joe Robbie Stadium, Miami, FL. Nov.24, 1994
・CD 1
1. Stop Breaking Down 1 / 2. Stop Breaking Down 2 / 3. Angie 1 (broken off) / 4. Beast Of Burden 1 (instrumental) / 5. Beast Of Burden 2 (part only) / 6. Angie 2 / 7. Dead Flowers / 8. Sweet Virginia / 9. Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker) / 10. Live With Me 1 (intro only - instrumental) / 11. Live With Me 2 (short instrumental) / 12. Live With Me 3 (with Sheryl Crow) / 13. Live With Me 4 (intro only - instrumental) / 14. Live With Me 5 (with Sheryl Crow)
・CD 2
1. Who Do You Love 1 (with Bo Diddley - broken off instrumental) / 2. Who Do You Love 2 (with Bo Diddley - broken off) / 3. Who Do You Love 3 (with Bo Diddley) / 4. Who Do You Love 4 (with Bo Diddley - short instrumental) / 5. Who Do You Love 5 (with Bo Diddley) / 6. Who Do You Love 6 (with Bo Diddley) / 7. Who Do You Love 7 (with Bo Diddley - instrumental jam) / 8. Stop Breaking Down 3 (with Robert Cray - broken off instrumental) / 9. Stop Breaking Down 4 (with Robert Cray) / 10. Stop Breaking Down 5 (with Robert Cray - broken off instrumental) / 11. Stop Breaking Down 6 (with Robert Cray) / 12. Stop Breaking Down 7 (with Robert Cray - instrumental jam) / 13. Stop Breaking Down 8 (with Robert Cray - instrumental jam)
●Bonus 2CD-R - Live At Joe Robbie Stadium, Miami, FL. Nov.25, 1994 (Limited 50 sets only)
PPVでTV中継された94年のマイアミ公演。
TV中継されただけに、シェリル・クロウ、ロバート・クレイ、ボ・ディドリーとゲストも豊富なスペシャル・ライヴが繰り広げられ、当時からブートでお馴染みでしたが、その前日11/24のリハーサルとライヴ本番がWolfgang's Vaultに公開され、それらを元にしてのリリースがこちら。
お馴染みマイアミ公演関連を軽くおさらいしますと、映像は当時のビデオ時代から完全版がわんさか、CDも同じくたくさん出て左右逆とかモノラルとかもあってどれがいいかは好みによりますが、後日放送されたFM放送を元にした、ややシャリシャリした音で曲間はかなりカットされてますがTSPの『LIVE AT JOE ROBBIE STADIUM』(TSPCD-182-2 :2nd versionの"Beast Of Burden"入り)か、TV放送を元にしたもうちょいナチュラルで、TSPよりは曲間カットの少ないDr.GIGの『TIME IN MOTION』(DGCD 035-2)あたりがわたしはお気に入り。
TVやFM放送を元にしたCDはほんとにたくさんリリースされたため、うちにも5タイトル残っていますが、いまだにいくつものタイトルをお持ちの方が多いことでしょう。
ちなみにFM放送では"Beast Of Burden"がカットされていることから、FM放送を元にしたTSP盤は1stバージョンには"Beast Of Burden"が入っていませんでしたが、2ndバージョンにはTV放送から"Beast Of Burden"を収録しており、裏ジャケのクレジットの曲目表記が縦に並んで"Beast Of Burden"が抜けてるのが1st、横に並んで"Beast Of Burden"が入っているのが2ndです。
また、放送音源にはところどころで主に左chにノイズが混入しており、目立つところでは"Tumbling Dice"、"Live With Me"の冒頭、"I Go Wild"、そして"Sympathy For The Devil"。さらに小さなものでは"Sweet Virginia"の冒頭にも混入してしまっているという欠点がありました。
なお、このマイアミ公演は95年にオフィシャルでビデオ/LD、98年にDVDがリリースされましたが、そちらは27曲中10曲もカットされた不完全版だったため、やはり多少欠点があろうが完全版のブートは重宝されてきました。
また、本公演での"I Go Wild"はオフィシャルシングルにライヴ・バージョンとして収録されています。
そして今回Wolfgang's Vaultで公開された音源、こちらは曲間も長くノイズもない高音質だったため、遂に決定盤がリリースされるかと思いきや、最速リリースのLHからもリリースされなさそうな。
散々お馴染みのマイアミ本編では、たとえ小さな欠点がなくなろうが200セットとかは売れなさそうってことですかねー。ちょっと残念。。。と思っていたところにGOLDPLATEが参戦。
んが、DVD+2CDセットについているのはライヴ本番の11/25のプレスCDではなく、CDは同じくWolfgang's Vaultが公開してLHが短縮版をリリースした11/24のリハーサルをフル収録したもので、ライヴ本番の方はDVDで収録し、Wolfgang's Vaultの音源は初回50セットのみのCD-Rというちょっと意外なリリース。
と、前置きが長くなりましたが、本作はまずは2層式のDVDにTV放送完全版とオフィシャルの短縮版を収め、2CDは前日のリハーサル音源、そして初回50セットにはWolfgang's Vault音源を元にしたライヴ本編を収めたCD-Rがつくというもの。
まずはDVD。こちらは2層式で、TV放送された完全版とオフィシャル短縮版の両方が収録されています。
共に4:3のオリジナル映像の両サイドに黒枠がついてノートリミングの16:9表示。
TV放送完全版は、昔のビデオ映像をDVD化してブラウン管TVではなくいまのTVで見るとこうなってしまうのねというややピントの甘い感じでブロックノイズもたまに出たりしますが、うちにある他のDVD-Rと比べるとかなり向上していて、TVからちょい離れて鑑賞するとストレス無くこのスペシャルライヴを堪能できます。
当時はメインステージの脇からちょこっとだけせり出すミニステージでのアコースティック・セットに興奮したなぁ〜とか、久々にこのスペシャルライヴに見入ってしまいました。
このミニステージがその後のB2Bツアーではアリーナエリア中央でのBステージへと進化していくわけですね。
なお、このDVDのTV放送部分のサウンドはWolfgang's Vault音源ではなく、元のビデオ音声が使われています。ピッチが上下するWolfgang's Vault音源との差し替えは同期は難しかったんでしょうか。
というわけで残念ながら"Tumbling Dice"や"I Go Wild"のノイズは残っていますが、"Live With Me"の冒頭はモノラル化してノイズを消し、ノイズの目立つ"Sympathy For The Devil"ではオフィシャルビデオ側の音声に差し替えられているようです。
オフィシャルビデオのキースのギターソロには実は演奏差し替えがあり、キースのぶっ飛んだソロが聴けないのは残念(笑)
そして短縮版のオフィシャルバージョン。オフィシャルバージョンは不完全版ながらTV放送よりも当然綺麗でカメラワークが違うところもあり、今ではDVDもなかなか安価では見つけられない貴重な映像。
こちら、さすがにTV放送バージョンよりは断然綺麗ですが、シーンによってはブロックノイズが出たり微妙にコマ数が少なかったりするようで、オフィシャルDVDと見比べるとちょいと見劣りしてしまいます。
2層式なので容量不足による圧縮というわけでもなさそうですが。でもオフィシャルDVDと見比べなければ十分綺麗です(笑)
ということでやや欠点はあるものの、94年のストーンズの映像をロングバージョンとショートバージョン、共にじっくり堪能できます。
続いて2CD。こちらはWolfgang's Vaultに公開された11/24のリハーサル音源。
LHが短縮バージョンの『MIAMI REHEARSALS 1994』を1CDでリリースしていましたが、こちらは全長版を2CDに収録。
元がいいので音質は"EX-"で、余計な部分をカットした短縮版で十分と思いつつ、やっぱり全長版もプレスCDで欲しいという方には嬉しいリリース。
こうした音はそうそう何度も聴くものでもなく、今回わたしも全部は聴いていませんが、『MIAMI REHEARSALS 1994』で紹介したとおり、ライヴ本番とは違った演奏やメンバー間の様子を伺い知る事が出来る興味深い音源です。
最後に初回50セットにつくボーナス2CD-R。これぞ他からもプレスCDでリリースされていないWolfgang's Vault音源。
これまた元はピッチが不安定に速かったり遅かったりしてて、聴き比べてみると細かな修正がなされている事がわかります。
しかし既発と違ってノイズのないこちらはなかなか素晴らしい"EX-"。こちらもプレスCDにしてくれればいいのにと(笑)
なお、元音源には"Angie"終了後から"Dead Flowers"までの曲間と、"IORR"終了後から"Brown Sugar"までの曲間の一部にカットがありますが、ビデオ音源から補填されています。
また、こちらでは"Sympathy For The Devil"でのぶっ飛びキースのギターソロ(2回目のソロ)が聴けます。
ということでちょっと物足りないところもありますが、久々にこの94マイアミ公演、TV放送版だけでなくリハから短縮バージョンまで多角的に堪能できました!
『
TORONTO 1989 1ST NIGHT 』 no label (2CD)
SB recordings@CNE Stadium, Toronto, Canada. Sep.3, 1989
●Disc 1
1. Continental Drift / 2. Start Me Up / 3. Bitch / 4. Sad Sad Sad / 5. Undercover Of The Night / 6. Harlem Shuffle / 7. Tumbling Dice / 8. Miss You / 9. Ruby Tuesday / 10. Play With Fire / 11. Dead Flowers / 12. One Hit (To The Body) / 13. Mixed Emotions / 14. Honky Tonk Women / 15. Rock And A Hard Place / 16. Midnight Rambler
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Little Red Rooster / 3. Before They Make Me Run / 4. Happy / 5. Paint It Black / 6. 2000 Light Years From Home / 7. Sympathy For The Devil / 8. Gimme Shelter / 9. It's Only Rock'n Roll / 10. Brown Sugar / 11. Satisfaction / 12. Jumping Jack Flash
見事な復活を遂げたSteel Wheelsツアー3日目のトロント公演初日。
この公演はMTVが撮影しており日本でも"Mixed Emotions"が放送されましたが、ライヴ中盤の"Honky Tonk Women"から"Sympathy For The Devil"がごっそり抜け落ちた不完全映像が流出し、それが映像やCDでブート化されてきたおなじみの公演。
CDでは、まず93年にTSPがシャリシャリした音ながらその17曲の不完全ビデオ音源から『LIVE IN TORONTO』(TSP-CD-150-2)をリリース。
99年にはVGPが冒頭の"Continental Drift"を追加し、やや割れ気味ながらもTSPよりも低音がONとなったビデオ音源と、その欠落部分に隠密音源を追加することによって完全版に仕立てた『SWEET TORONTO』(VGP-228)をリリースしていました。
いずれもステレオとはいえ左右のセパレートがよいわけでもなく、ビデオ落とし特有のハムノイズも乗っていましたが、流出SB音源ではモノラルが多かったこのツアーだけに、レア曲がSB音源で聴けるということでブート愛好家には親しまれてきた作品でした。
そしてライヴから24年経った2013年8月、続々新音源が登場するWolfgang's Vaultにめでたく初のSB完全版が登場!
それまでのビデオ落としのSB音源とは一線を画す素晴らしいステレオSBで、そのWolfgang's Vault音源をCD化したのが本作。
ただしステレオとはいえギターは左右にセパレートされているわけではなく中央に寄っていて左chにはエコー成分が乗っかってますが、音の広がりは素晴らしくバランスのよい良好SBで、音質は既発の"very good"からほとんど"EX"の"EX-"まで向上。
ブート全盛期に散々聴いたトロント公演が、こうして遂に全編、いままで隠密でしか聴けなかった中盤といずれも微妙に欠けていた"JJF"のイントロをも素晴らしい音で聴く事が出来るようになったのは嬉しい限り。
なお、オープニングの"Continental Drift"には既発には無かった歓声が混入しています(笑)
そして元音源のWolfgang's Vaultでは欠落していた"Play With Fire"の演奏終了直後、3:03から3:30までの曲間部分にはビデオ音源が補填されています。
さてこのトロント公演、SWツアーではメガレアというほどではありませんが、"Undercover Of The Night""Play With Fire""Dead Flowers""One Hit"が目玉。
演奏はツアー3日目だけあって危なっかしいところもここそこにありますが、ホーンセクションのUptown Hornsがまだいないため、ストーンズの演奏がよく聴こえます。
そして中盤もSBで聴く事が出来るようになり、"Little Red Rooster"や、なんだか"Happy"と一瞬ごっちゃになったようなイントロの"Before They Make Me Run"もばっちり聴く事が出来るようになったのはありがたや。
そして"JJF"ではミックが構成を間違えて2番に行くところで3番に行ってしまい余計に歌ってしまってますが、キースを筆頭にみんながミックにあわせてるのが面白い(笑)
ちなみにミック、そのあとまた3番歌ってます(笑)
という感じの嬉しいリリースですが、これまた速攻売り切れてしまったようで。でもきっと他からもリリースされると思います。
『
BERN 1973 2ND NIGHT SECOND SHOW 』 no label (1CD)
aud.recordings@Festhalle, Bern, Switzerland, Sep.26, 1973 (2nd show)
1. Brown Sugar / 2. Gimme Shelter / 3. Happy / 4. Tumbling Dice / 5. Star Star / 6. Dancing With Mr.D. / 7. Angie / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. Midnight Rambler / 10. Honky Tonk Women / 11. All Down The Line / 12. Rip This Joint / 13. Jumping Jack Flash / 14. Street Fighting Man
73ベルンの2nd showの良好隠密音源がLHからもリリース。
この公演には同じ歓声がところどころで入っていながらも別音源という録音位置の近い隠密音源が2種類存在し、それぞれ今年の3月にGodfatherが『BEFORE THE AFFAIR』(G.R.845)、4月にDACが『SWISS MADE VOL.2』(DAC-129)でリリースして世に出ていました。
Godfather盤は耳当たりはいいもののやや音が軽くてピッチが速く、DAC盤はチャーリーのドラムをより拾っていて迫力がありピッチも正しいものの、やや周りがにぎやかなところもありモノラル処理がなされているためにちょい団子でややくぐもって聴こえる音でした。
といった状況でしたが、今回LHはGodfather盤と同一音源によりリリース。
個人的にはこちらの音源もちゃんとしたピッチで聴きたかったので嬉しいリリースですが、今年になって急にこんなに居並ぶとはちょっと予想外。
さてこちら、DAC盤と比べるとややチャーリーが引っ込んでヒスノイズが軽く乗っていますが、周りもちょっと静かだし音に広がりもあり高音の伸びも自然で、Godfatherのようにピッチが速いこともないので耳当たりのいい、個人的には十分"very good+"な"very good"。
なお、そのピッチの違いですが、収録されている録音部分はGodfatherと全く同じですが、Godfatherのトータル70:00に対して、こちらは72:21となっています。
この日はGodfather盤でも書いたとおり、"Gimme Shelter"でのテイラーの見事な鯉の滝登りをはじめとする素晴らしい演奏を堪能する事が出来ます!
また、"Midnight Rambler"には途中欠落があり、Godfather盤では4:58から5:49までの50秒ほど、こちらでは5:03から1分ほど、共にDACが使用した方の別音源で補填されていますが、その補填個所はGodfatherでは右側にややヒスノイズが乗っていて音の切り替わりも明らかだったのに対して、こちらでは補填音源の左chを使うことによりヒスノイズを抑えつつもそれを感じさせない自然な音に仕上げ、メイン音源に戻るところもクロスフェードさせることにより不自然さがほとんどない見事なつなぎがなされています。
なお、そのDACが使用した方のもう一つの音源は、本作にはCD-R『BERN 1973 LOW MASTER』としてもれなくついてきます。
こちらを聴くと、DACではこの音源をモノラル処理して右側のヒスノイズを消した上で、さらにヒスノイズを抑えるという丁寧な処理がなされていたことがわかりますが、こちらのおまけCD-Rではそうした処理がなされる前の素に近い音を聴くができます。
昔風に言うとDOLBY CをONにしたテープをOFFにして聴くような感じですが、音の広がりもあり、これはこれでなかなか楽しめます。
ということでGodfather盤を不要にするリリースでめでたしめでたしですが、こちらにも大元のマスターには入ってなさそうな"Brown Sugar"冒頭でのデジタルエラーっぽいノイズは入ってます。
また、ナイスな表ジャケだけでなく、ジャケ裏も裏ジャケも、さらにディスクレーベルも素晴らしくかっこいい写真とデザインですが、なぜかトレー下には69年の写真が使われているのは残念。
ちなみに2週間後の9/26(木)に入荷としていればちょうどこのベルン公演から40周年だったのに〜と。まぁこれはどうでもいいですけど(笑)
『
LIVE IN ENGLAND HYDE PARK 2013 JULY 6 & 13 』 no label (2CD)
SB recodings@Hyde Park, London, UK. July 6 & 13, 2013
●Disc 1
1. Start Me Up ** / 2. It's Only Rock'N' Roll ** / 3. Tumbling Dice * / 4. Emotional Rescue ** / 5. Street Fighting Man ** / 6. Ruby Tuesday ** / 7. Doom And Gloom * / 8. Paint It Black ** / 9. Honky Tonk Women ** / 10. Band Introductions ** / 11. You Got the Silver * / 12. Before They Make Me Run *
●Disc 2
1. Miss You * / 2. Midnight Rambler with Mick Taylor * / 3. Gimme Shelter ** / 4. Jumping Jack Flash * / 5. Sympathy For the Devil * / 6. Brown Sugar ** / 7. You Can't Always Get What You Want ** / 8. (I Can't Get No) Satisfaction with Mick Taylor *
(*: July 6 **: July 13)
8月に紹介した『LIVE IN UK』と同じBFから再度リリースされたハイドパーク。
『LIVE IN UK』はプラケース入りでフランスのサイトからDLしたFlacが元でしたが、こちら『LIVE IN ENGLAND』は紙ジャケで元は2CDRのプロモ盤とのこと。
また、こちらには1CDRのプロモからのCD-Rも付属しており、2種類のプロモ盤の音が確認できます。
とはいえどちらも本当にプロモ盤なのかはやや疑問なところもあり、特に1CDRプロモ盤にいたってはわたし自身購入していながらもフェイクのような気がしてきてます(笑)
ということですが、こちらも聴いたり波形などを見比べてみると、本当のWAVEファイルからではなく元はiTunesからのような気が。
また、残念ながらこちらにもプラケースの『LIVE IN UK』と同じく、チャプターの切り替わるところに僅かながらプチノイズがのってしまってます。
その僅かなノイズが聴こえるところと聴こえないところもどうやらまったく同じ。
なお、こちらのディスクは『LIVE IN UK』のディスクとレーベルデザインは全く同じですが、マトリクスは日付部分がちょい違うので、全く同じ盤ということはありません。
ということで、もしかしたらフランスのDL音源もプロモ2CDRも実は大元は同じなのかもと思ったり。
まぁオフィシャルでリリースされる映像作品につくCDもおそらく同じ編集でしょうから、もうすぐ不要盤になるのは間違いないと思いますが、ついついプロモ盤という2CDRの音を確認してみたくてゲットしたら、まさかこちらにもプチノイズがあるとは。
でも真贋不明のプロモ2CDR、ずいぶん高くて手が出ないけどもし値が下がったらどうしようとか思ってたところ、こちらによってそちらも不要とスッキリしてよかったです。
なお、おまけのCD-Rは1CDRバージョンというかなり怪しいプロモCDRのコピーで、以前こちらでそのプロモ盤(?)を紹介したとおりiTunesでの1曲丸々をセレクトしただけなので、"Honky Tonk Women"のあとにキースのMCになってキースが歌うかと思いきや、唐突に"Miss You"が始まるといった作りです。
Aug 2013
『
AMERICAN EXILE 』 Scorpio Bad Wizard Am-Ex 1972/1〜3 / RS-13036-01/02/03 (3CD)
aud+SB recordings@1972 tour
●Disc 1 - aud recordings@Pacific National Exhibition Forum, Vancouver, Canada, June 3, 1972
1. Brown Sugar / 2. Rocks Off / 3. Gimme Shelter / 4. Bitch / 5. Tumbling Dice / 6. Happy / 7. Honky Tonk Women / 8. Loving Cup / 9. Torn And Frayed / 10. Sweet Virginia / 11. You Can't Always Get What You Want / 12. Ventilator Blues / 13. Midnight Rambler / 14. All Down The Line
●Disc 2 - aud recordings@Center Coliseum, Seattle, WA. June 4, 1972 (2nd show)
1. Intoroduction By Chip Monks / 2. Brown Sugar / 3. Bitch / 4. Rocks Off / 5. Gimme Shelter / 6. Happy / 7. Tumbling Dice / 8. Love In Vain / 9. Sweet Virginia / 10. Loving Cup / 11. Band Introductions / 12. You Can't Always Get What You Want / 13. All down The Line / 14. Midnight Rambler(false start) / 15. Midnight Rambler / 16. Bye Bye Johnny / 17. Rip This Joint
●Disc 3 - various
1. Bye Bye Johnny / 2. Rip This Joint / 3. Jumping Jack Flash / 4. Street Fighting Man / 5. Jumping Jack Flash / 6. Street Fighting Man / 7. Sweet Black Angel / 8. Dead Flowers / 9. Don't Lie To Me / 10. Love In Vain / 11. Sweet Virginia / 12. You Can't Always Get What You Want / 13. All Down The Line / 14. Midnight Rambler / 15. Intro / 16. Bye Bye Johnny / 17. Rip This Joint / 18.Jumping Jack Flash / 19. Satisfaction
trk 1-4 Vancouver, Canada, June 3, 1972 (rests of Disc1: aud)
trk 5-6 Seattle, WA. June 4, 1972 (2nd show) (rests of Disc2: aud)
trk 7-9 Fort Worth, TX. June 24, 1972 (8: 1st show (SB), 7&9: 2nd show (7: Aud, 9: SB) )
trk 10-18 New York City, NY. July 26, 1972 (SB)
trk 19 Philadelphia, PA. July 20, 1972 (SB)
先に紹介した『SECRETS TRAVEL FAST』と同じく型番はこれまたわかりにくく、6面見開きの紙ジャケにはAm-Ex 1972/1〜3と、そしてディスクにはRS-13036-01/02/03。
ブックレットはレディジェン写真集からで紙ジャケ同様綺麗ですが、ショップ・インフォと同じく内側に印刷されている収録曲も間違いだらけというというとんでも作品。
そしてこれまた聴いてみて最初に愕然。先の『SECRETS TRAVEL FAST』の紹介で、わたしは買ってませんがScorpioが数年前にリリースした『GENUINE BLACK BOX』は圧縮音源からだからダメだという記述がIORRに、と紹介しましたが、まさにこれのDisc1もそうかという音で頭痛が(笑)
あぁScorpio、過去の栄光はどこに。。。まぁ最近は外れブートも少ない中、ある意味紹介し甲斐があるといえるかもしれませんが、これはちょっと、という作品。
では簡単に紹介を。こちらも比較の既発盤の画像は省略します。
まずは72ツアーからカナダはヴァンクーヴァー公演。
こちらは『VANCOUCER 72』(IMP-CD 022-23)などで知られ、『TOURING PARTY VOL.1』(DAC-079)が決定盤の72ツアー初日。
ツアー初日だけにレア曲もやってて聴きどころのある音源ですが、今回のScorpioはもうね、シンバルは歪んで浮いてて、いかにも圧縮音源からですとlossyな音。
インフォにはオリジナルのカセットテープから24bit/96khzでマスタリングしたとありますが。。
なお、元音源はIMPやDACと同じ音源ですが、それらよりは冒頭が長く収録されていますのでコピーというわけではないようです。
が、そんなこと問題でない音で、コピーの方がいいのにと思うほど。まぁそのうちましにはなりますが軽い音で、"All Down The Line"では既発には無いジッジッジッというノイズも混入してるし、もうDisc1終了。
なお、続きはDisc2ではなく、なんとDisc3の1-4に(笑)。そのDisc3の続き、ちょっとだけ気になった"Rip This Joint"のイントロは既発と同じく頭切れ。
ちなみに"Honky Tonk Women"は"Honky Tonk Woman"と表記されてます。まぁそれ以前に収録曲目が無茶苦茶ですが(笑)
Disc2は6/4のシアトル。
この日は『A FAIR TO REMEMBER REVISITED』(VGP-141)のDisc3/4や、『SEATTLE SUPERFONIC 1972』(DAC-013)でおなじみの公演で、DAC盤が決定盤のツアー2日目の2nd show。
これまた1枚では収まらないところ、続きはDisc3の頭にではなく、何と5-6曲目に続くという無茶苦茶な作り。
こちらのtrk1のChip Monksのイントロダクションは"The Rolling Stones"と言ってるだけですが、既発には入ってません。
が、1曲目までの歓声部分が既発より長いわけでもなく、歓声部分を聴き比べてみると、ここは1st show前のアナウンスの最後のところをつないでるだけかと思われます。
音は既発と同じ音源でDAC盤よりちょっと軽くてすっきりした音ですが、向上かというとそうでもないような音。もういいですよね(笑)
そういえばインフォには「昼の部は、あらゆる概出音源より遥かにすぐれた音質で、夜の部も全てのメンバーが激しく吹け上がっていて、全ての面において素晴らしいショーとなっています。」とあり、昼の部も夜の部も収録といったような記述でしたが、こちらに収録されているのは2nd show、夜の部のみです。ついでに"Midnight Rambler"のやり直しにチャプターを振るなら、"The Loveliest Night Of The Year"にチャプターを振ってクレジットすればいいのにと思いますが。
Disc3は、Disc1の続きとDisc2の続きで始まり、その後のtrk7からtrk9の"Sweet Black Angel"に"Dead Flowers"と"Don't Lie To Me"はインフォによるとサウンドボードだと。
すわ、"Sweet Black Angel"がSB音源で登場か?と思ったらやっぱり1997年に世に出たあの隠密でした(涙)
そこが目玉かと思ったのにこれじゃ詐欺じゃん。
trk10-18はツアー最終日のミックの誕生日のMSG公演から。こちらはCDでも出まくってて、いまでは『NASTY SONGS』(DAC-065)が代表盤。
こちらはインフォによるとどうやらアナログ『WELCOME TO NEW YORK』落としらしい。
インフォには「ここに収録されているものは、そのTMOQ盤の中でも唯一リアル・ステレオで収録されている、マトリックス・ナンバー"RS-546-A/B REI"からの収録です。」と。
TMOQ盤は最初のディスクが唯一モノラルでしたが、他は全部リアル・ステレオだと思いますし、ブートCDも全てリアル・ステレオなんですけど。
こちら、"You Can't Always-"でスクラッチノイズがあったりしますが、アナログ落としにしてはトレースノイズもあまりなくすっきり綺麗な音で、DAC盤よりほんの僅かにヒス成分が少ないようなところはいいんですが、左右逆なのもそのまま。どうせなら左右入れ替えてくれればいいのにと、これまた中途半端な感が否めません。
最後に7/20のフィラデルフィア公演より"Satisfaction"。これまた既発で聴ける音ですが、こちらは"Uptight"の途中からフェードインという強引かつもったいない収録。
ということで、ショップインフォと同じく紙ジャケ内側に印刷されている曲目が全然違ってたり、Disc1とDisc2の続きがDisc3に中途半端に配置されたり、シアトル公演のインフォも間違ってるし、"Sweet Black Angel"がSB音源という大間違いのインフォだったりと、かなり雑な仕事の印象を受け、全体的にこちらも70の『SECRETS TRAVEL FAST』と同様、中途半端な感じのするこれまたちょい残念な盤でありました。
『
SECRETS TRAVEL FAST 』 Scorpio Bad Wizard STF 1970 1 / RS-13037 (1CD)
SB+aud recordings@Palais de Sports, Paris, France. Sep.23, 1970(mono SB) + more
1. Jumping Jack Flash / 2. Roll Over Beethoven / 3. Sympathy For The Devil / 4. Stray Cat Blues / 5. Love In Vain / 6. You Gotta Move / 7. Dead Flowers / 8. Midnight Rambler / 9. Live With Me / 10. Let It Rock / 11. Little Queenie / 12. Brown Sugar / 13. Honky Tonk Women / 14. Street Fighting Man / 15. Gimme Shelter / 16. Satisfaction / 17. Jumping Jack Flash / 18. Carol
1-5,7-12 : Palais de Sports, Paris, France. Sep.23, 1970 (mono SB)
6&15 : Baltiska Hallen, Malmo, Sweden. Aug.30, 1970 (mono Aud)
13&14: Sporthalle, Cologne, West-Germany. Sep.18, 1970 (mono Aud)
16-18: Saville Theatre, London, UK. Dec.14,1969 (mono SB)
型番は6面見開きの紙ジャケにはSTF 1970 1と、そしてディスクにはRS-13037と。どっちなのやら?
タイトルはナポレオンの"Secrets travel fast in Paris"という言葉からかと。
と、かっこいいタイトルですが、後悔先に立たずとはまさにこのこと。
なぜ"You Gotta Move"がこんなところに?というのに気をとられ、まさか70パリが不完全盤だったとは気づかず(笑)
そして聴いてみた印象は、、、新作が出ても食指の動かないレーベルはいくつかありますが、Scorpioもそのリスト入りしてしまう予感。。
ちなみにわたしは買ってませんが、Scorpioが数年前にリリースした『GENUINE BLACK BOX』は圧縮音源からだからダメだという記述がIORRに。うむむ。。。
さて、では簡単に紹介を。なお、比較の既発盤の画像は多くなりすぎるので省略します。
まずメインの9/23の70パリ。こちらはラジオで放送され、アナウンサーがうるさい9/22ではない方(笑)
そのモノラルSB音源を元にしたブートが昔からあり、古くはGrey Sealの『PARIS 1970』(GS-93001)やVGPの『SOME LIKE IT HOT』(VGP-044 1st)、そしてピッチが補正された『SHAKE YOUR HIPS』(VGP-078)などで最後の2曲を除く11曲が収録されて長らく親しまれた公演ですが、VGPの『SOME LIKE IT HOT』(VGP-044)の2nd editionであるRemastered Gold盤が、最後の2曲も他の曲より音質は劣りながらも追加された決定盤でした。
今回のScorpioは2曲足りないままで、既発より低音がすっきりしてやや明るい印象を受ける音ですが、冒頭の"JJF"スタート前もVGPより短く、ピッチが速いのが大きなマイナスで、総じてそれほどアップグレードというわけでもない"very good-"。
ちなみに"Little Queenie"と"Brown Sugar"にはVGPの『SHAKE YOUR HIPS』と『SOME LIKE IT HOT』Gold盤に混入していた電子音は入ってませんので、そこは一安心。
そしてその他音源。
まずは単数形表記にしちゃってるtrk13の"Honky Tonk Women"と、trk14"Street Fighting Man"はこのパリ公演の追加音源ではなく、クレジットには日付もなくドイツとのみ(笑)
ということでどこのだとちょっと手間取りましたが、『COLOGNE 1970』(VGP-049)と同じケルン公演の隠密。
最後の16-18のサヴィル・シアターは『GATHER NO MOSS』(WKP-0032)と同じSB音源で、同じく16と18は完全版ではありません。
さらに1970ツアーでやった曲をかき集めて擬似完全版(?)にしたかったのか、なぜかど真ん中に隠密で差し込まれている"You Gotta Move"はツアー初日のスウェーデンのマルメ公演からで、『SWEDEN 1970』(VGP-032)や『MADE IN SWEDEN』(VGP-105)とは別音源ですが、同等の良好隠密。
パリではこの曲はやってないのに、やってたらここだと無理やりモノラルSBのパリ公演のど真ん中にマルメの隠密を差し込むというのがなんとも解せません。
と、ここまで全くいいところなしですが、一つだけいいところが。それはtrk15の"Gimme Shelter"。
"Gimme Shelter"は70年にはツアー初日のスウェーデンのマルメでしか演奏されておらず、前述した"You Gotta Move"と同じくVGPとは別音源ですが、VGP盤はテープの波打ちがひどくて演奏の聴きわけが困難な音でしたが、こちらはそれよりずいぶんすっきりした音で演奏もしっかり聴き取れます。
そんなわけでVGP盤との音は聴き比べは困難を極めますが、たしかにマルメのようです。
こちら、検索してみるともしかしたら4年ほど前にVancouver氏がIORRにアップして、Erik_Snow氏がDimeにあげたものかもしれませんが、今はもう確認できず。
ということで1回ざっと聴いただけですが、メインのパリはアップグレードでもなくなんだかごちゃまぜで、どの音源も聴いたことないという方にも中途半端ですし、おまけの1曲だけは価値があるという超マニア向けの盤かと思われます。
『
PHOENIX 1981 』 no label (2CD)
SB recordings@Sun Devil Stadium, Tempe, AZ. Dec.13, 1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. Waiting On A Friend / 15. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction / 13. The Star Spangled Banner
こちらも続々登場のWolfgang's Vault音源からのLHの新作ですが、これまた早々と売切れてしまったようですので参考にと。
フェニックス都市圏のテンピのサン・デビル・スタジアムといえば、映画『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』の屋外公演部分が収録された公演。
また、"Hang Fire"がラジオショーに、"Satisfaction"がラジオショーと『STILL LIFE』に採用された公演でもあります。
そのほぼ完全版ステレオSBは、1997年にVGPが『SATISFACTION GUARANTEED』(VGP-136)をリリースしたことでブートファンにはお馴染み。
ただしその既発VGP盤の元音源も、81コーナーで紹介しているとおり、"Just My Imagination"の一部、そしてラストの"JJF"と"Satisfaction"は欠落しており、前者2つは映画から、後者は同日テイクの『STILL LIFE』から補填していたため、"JJF"は映画と同じ2コーラス目からという不完全編集テイクという欠点がありました。ちなみにその欠点を偽装するため、"JJF"をハンプトンから持ってきた盤までも登場したり(笑)
ということでそうした欠点がありやや粗くて平坦な音質でありながらも、そのVGP盤登場は快挙!まさにブート様様でありました。
一方、今回Wolfgang's Vaultに登場したのはラスト2曲もしっかり収録されているステレオSBで、音質もさらに向上!!
やや荒いミックスとはいえ、既発盤の音の粗さがかなり軽減されて既発を凌ぐ"EX"に昇華しています。
そしてこちらには既発での"Just My Imagination"での音切れや"JJF"と"Satisfaction"の欠落もなく、"JJF"は待望の完全版で聴く事が出来るように!
かわりに"Let Me Go"の4:19からの13秒ほどと、"She's So Cold"の2:47から23秒ほど欠落がありますが、そこは既発盤からつなぐことで完全版として仕立て上げられています。
また、Wolfgang's Vaultの元音源のピッチが遅いところもしっかり修正されており、ニューオーリンズや他の盤もそうですが、こうして見事に調整がなされた盤をただのパイレートと呼ぶには抵抗をおぼえます。とはいえ大元はWolfgang's Vaultあってこそですが。
なお、"Shattered"と"Neighbours"の間にある結構強烈なノイズは大元からです。
演奏についてはすでに既発盤でほとんど聴けていましたのであらためての紹介は省きますが、やはりこの日の"Let It Bleed"の迷子は面白い(笑)
ということで音質向上に加えてラストの2曲もしっかり入った完全版仕様ということで大満足であります。
とはいえVGP盤で何度も聴いた演奏なので、あらためての面白みには欠けるというところはありますが(笑)
これも早々と売り切れてしまったようですが、いくつかは追加販売もあるのではと。
そしてWolfgang's VaultのConcert Vaultで聴けますし、間違いなく他からも出ると思います。
『
NEW ORLEANS 1981 』 no label (2CD)
SB recordings@Superdome, New Orleans, LA. Dec.5, 1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. Waiting On A Friend / 15. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction / 13. The Star Spangled Banner - School Day
これまた続々登場のWolfgang's Vault音源から。
LHからいち早くリリースされたこちら、早々ともう完売してしまったのでこうして紹介するのも気が引けますが、Wolfgang's Vaultでちょっとピッチは遅いですが聴けますし、間違いなく今後出るであろう別レーベルの盤の参考になればと。
ラジオショー音源に"Let It Bleed"が採用されたこのルイジアナはニューオーリンズ公演、2006年初頭に初登場卓直モノラルSBがDACから『BLACK LIMOUSINE』(DAC-035)としてリリースされていましたが、今回はステレオSBが素晴らしい音質でWolfgang's Vaultに登場。
今回登場したステレオSB音源は、ちゃんとマルチトラックで録音されていて、"When The Whip Comes Down"や"Beast Of Burden"ではかなり興奮した歓声も適度に拾っていて臨場感もナイス。
そしてステレオセパレートもばっちり。キースのヴォーカルが右ではなくやや左側から聴こえるといったところはありますが。
バランスはキースよりロニーの方が音が大きかったりするのはちょい残念で、"Neighbours"や"Miss You"では一部でサックスがオフになってたりしますが、総じて素晴らしいです。
音質はWolfgang's Vaultからのストリーミング音声が元のようで、ややシンバルの音は崩れてたりはしますが、素晴らしい"EX"。
ちなみに"You Can't Always-"でこの盤での3:38や7:33や8:02で右側に入るノイズはWolfgang's Vaultを確認してみたところ、大元からですね。
ということでA列車前から、ラストはビル・グレアムの謝辞から"School Days"までも完全収録。
ちなみに冒頭からA列車、そして欠落している"Let Me Go"終了後から"Time Is On My Side"開始前の曲間、そして同じく"She's So Cold"と"Hang Fire"の曲間部分はモノラルSBに隠密音源を被せたもので繋がれており、さほど違和感なく繋がれています。
そして元音源ではちょっと遅かったりするピッチも丁寧に補正されていて、こういうところはWolfgang's Vaultで聴くより安心です。
でもこうして続々と高音質ステレオ音源をリリースしてくれるWolfgang's Vault、ほんと素晴らしすぎます。
そして演奏はこれがまたナイス!!
これだけの演奏と録音がなされていながら、ラジオショーに採用されたのが"Let It Bleed"のみというのも不思議な気がするほどの素晴らしい演奏。
"Twenty Flight Rock"なんかはほんとに気持ちいい!そういえばその"Twenty Flight Rock"の前に"バトンルージュから来た人はいるかい?"と、ニューオーリンズに次ぐ都市であり75ツアーが開幕した地をあげて聞いてますが、ミックはバトンルージュが懐かしいのか?
そして"Let Me Go"のロニーもナイス!そして"JJF"のミックの歌い方はちょっといつもよりセクシーだ(笑)
まぁ"Under My Thumb"がショートバージョンになっちゃってたり"Tumbling Dice"の歌いだしの歌詞が変だったり、"Honky Tonk Women"ではミックがキースのソロに被ってしまったりしてますが、そうした突っ込みどころはあまりありません(笑)
ということで素晴らしいニューオーリンズでありました!
ほんとはもっと何度も聴きたいのに、次々リリースされる新作を聴くので精一杯なのがほんと残念です。
『
LIVE IN UK HYDE PARK 2013 JULY 6 & 13 』 no label (2CD)
SB recodings@Hyde Park, London, UK. July 6 & 13, 2013
●Disc 1
1. Start Me Up ** / 2. It's Only Rock'N' Roll ** / 3. Tumbling Dice * / 4. Emotional Rescue ** / 5. Street Fighting Man ** / 6. Ruby Tuesday ** / 7. Doom And Gloom * / 8. Paint It Black ** / 9. Honky Tonk Women ** / 10. Band Introductions ** / 11. You Got the Silver * / 12. Before They Make Me Run *
●Disc 2
1. Miss You * / 2. Midnight Rambler with Mick Taylor * / 3. Gimme Shelter ** / 4. Jumping Jack Flash * / 5. Sympathy For the Devil * / 6. Brown Sugar ** / 7. You Can't Always Get What You Want ** / 8. (I Can't Get No) Satisfaction with Mick Taylor *
(*: July 6 **: July 13)
iTunesでリリースされたあのハイドパーク公演が、クラプトンなお店(以下BF)からリリース。
こちら、2CD-Rのプロモ盤落しをリリースしたのかと思ってましたが、インフォによるとフランスでのみ販売されたFlacが元になっているようです。
元がFlacなので音質は一番とのことですが、そのFlacの元がiTunesの圧縮音源からなら同じこと。肝心なのは大元が圧縮音源なのかどうか。
ということで、iTunesから購入した音源やネットから拾ったFlac、そして先行リリースされたCounting Recordsの『HYDE PARK LIVE』(以下CR盤)と聴き比べ&波形調査をやってみました。
するとCR盤よりも入力レベルは僅かに大きいですが、音の感じも波形も同じようなので、やはり大元はiTunesの音ではないかと思われます。
あくまでも個人的な推測ですが、Flacの元が本当のWAVEファイルであれば、もうちょっとシンバルがクリアなのではと。
ということですが、元が元だけにこちらもCR盤と同じく超高音質"EX"。
ただしこちら、チャプターの変わり目にほんの僅かなノイズが生じてしまっています。
大きな音のイントロと同時にチャプターが変わるところではわからないような微妙なプチノイズですが、"Emotional Rescue"や"Ruby Tuesday"や"Gimme Shelter"では僅かに聴こえ、"Doom And Gloom"では結構大きなノイズがブチッと。
なお、必ずしも全てのトラックで発生するわけではないようで、たとえばDisc2では"Midnight Rambler"、"Gimme Shelter"、"Jumping Jack Flash"や"Satisfaction"では聴こえても、"Sympathy -"、"Brown Sugar"、そして"You Can't Always-"では聴こえません。
iTunesのやCR盤にはそうしたことはないのでそこはちょっと残念。
『
LIVE IN JAPAN TOKYO DOME 1990 FEBRUARY 27 』 no label (2CD)
SB recordings@Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Feb.27, 1990
●Disc 1
1. Continental Drift / 2. Start Me Up / 3. Bitch / 4. Sad Sad Sad / 5. Harlem Shuffle / 6. Tumbling Dice / 7. Miss You / 8. Ruby Tuesday / 9. Angie / 10. Rock And A Hard Place / 11. Mixed Emotions / 12. Honky Tonk Women / 13. Midnight Rambler / 14. You Can't Always Get What You Want
●Disc 2
1. Can't Be Seen / 2. Happy / 3. Paint It Black / 4. 2000 Light Years From Home / 5. Sympathy For The Devil / 6. Gimme Shelter / 7. Band Introduction / 8. It's Only Rock'N'Roll / 9. Brown Sugar / 10. Satisfaction / 11. Jumping Jack Flash
Wolfgang's Vaultに公開された初来日公演最終日のステレオSB音源を、いち早くリリースしたLHに続いてクラプトンなお店(以下BF)がリリースした作品。
どうやら型番はないようで、紙ジャケでその内側もディスクのプリントもキースキースキース。
最初お店でみたときはビニールに入ったジャケがややピンボケに見えたんですが、実物を手にするとそんなことはありませんでした。
気になる音ですが、一晩で予約完売したLH盤との違いは一聴してわかります。
このBF盤はLHの『TOKYO DOME 1990 FINAL NIGHT』よりも高音がイコライジングにより上げられていて、かなりマイルドで薄いカーテン越しのようでややこもった感じのするLH盤よりもクッキリした音です。
LH盤紹介でも書いたとおり、やはり元々のWolfgang's Vault音源のマイルドな感じを調整した盤がこうしてリリースされました。
また、"Mixed Emotions"の2:55前後の欠落部は、LHのは他の部分から補填したことにより歌詞がおかしなことになってましたが(TASBより)、こちらは隠密音源を補填しています。
ただしあまり大した問題ではない2000光年冒頭の欠落はそのまま。
ということで掲示板でカキコくださった皆さんが紹介&推してくださったとおり大満足でありました。
そしてこれまたWolfgang's Vaultに感謝感謝。
『
MICK JAGGER IN TOKYO DOME 』 no label (1DVD)
from TV Broadcasts@Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Mar.22&23, 1988 + more
● Mick Jagger in Tokyo Dome
1. Introduction / 2. Opening / 3. Honky Tonk Women / 4. Throwaway / 5. Tumbling Dice / 6. Miss You / 7. Just Another Night / 8. Harlem Shuffle / 9. Party Doll / 10. Gimme Shelter / 11. Start Me Up / 12. Brown Sugar (with Tina Turner)* / 13. It's Only Rock'n Roll (with Tina Turner)* / 14. Jumping Jack Flash / 15. Sympathy For The Devil / 16. Satisfaction / 17. Outroduction (* Mar. 23, 1988, otherwise Mar.22, 1988)
● Live Aid (JFK Stadium, Philadelphia, PA. July 13, 1985)
18. Lonely At The Top / 19. Just Another Night / 20. Miss You / 21. State Of Shock - It's Only Rock'n Roll (with Tina Turner)
● Prince Of Wales Trust Concert (Wembley Arena, London, UK. Jun.20, 1986)
22. Dancing In The Street (with David Bowie)
● Soundtrack for"Beyond The Groove"(with Japanese subtitles)
23. Memory Motel (Solo Version)
TV放送されたお馴染みミックの初来日ライヴと、ライブエイドの日本でのTV放送とプリンス・トラスト'86からのミックが登場するライヴ映像、さらにミックのソロバージョンの"Memory Motel"を収録したDVD。
ふと考えてみるとLive at Tokyo DomeとかではなくMick Jagger in Tokyo Domeと「in」というのはなんとなく違和感を感じるタイトルですが、それがTV番組名だから仕方ない(笑)
さて、メインのミックの初来日のTV放送は当時わたしもこのためにビデオデッキを買って録画したものですが、ブートでもビデオからDVD-Rでお馴染みのもの。
こちら、LHでは2年ほど前にボーナスDVD-Rで配布していたような記憶がありますが、今回初のプレスDVD化。
そのメインの初来日のTV放送は、こちらも先んじてリリースされたストーンズ初来日のDVDと同じく、やはり今の大型液晶TVで観るとやや輪郭がぼけた感じで、うちのTVは先日買い換えて47インチですが、3m以上離れてみるとちょうどいい程度。先代の37インチので観るとそのぼけた感じはちょっと軽減されますが。
ただ、そのストーンズ初来日のと比べるとこちらの方がマスターの程度はよく、ビデオの走行ノイズなども少なく、白色点ノイズはありません。
ということで保存状態がよければもう少し綺麗なものもあるでしょうが、25年前の放送ですからどうしても今のTVで観ると仕方ないところということで、くっきりはっきりといった劇的な向上を期待するとちょっと肩透かしを。
既発ブートと比べてみると、こちらと同じく冒頭の「本放送が始まる前の数分前に流された予告編スポット」も収録した旧青月のDVD-Rよりはにじみが軽減され、わずかに斜めに入っていた縞ノイズなどはなくなっていて、横方向にたまに入るビデオノイズもこちらはほとんどありませんが、映像自体はそれよりもややソフトで甘くなってて発色も控えめ。ということで既発ブートと比べると三長一短ほどですが、全体的に目に優しい感じになってます。
それにしても久しぶりに通しで観ましたが、当時はストーンズ解散説もあった中でのまさかのミックのソロコンサート、ミックが観れるというだけで大興奮したことが思い出されます。そのへんはepisode2に書いているとおりですが、その後何度もストーンズを観ることができた今になってみると、やはりストーンズの曲はストーンズでないとなぁと。
そんなの何を今更と思われる方が多いでしょうが、18歳で初めて観たミックによるストーンズの曲がこのテクニシャン揃いのソロライヴだったというすりこみ現象の影響は結構大きかったのであります。これはこれで今でも嫌いではありませんが(笑)
ところでこの収録日は、ティナが参加した3/23の2曲以外は3/22というのが定説ですが、"Throwaway"の冒頭はもしかしたら3/23の映像も使われているのかもと思ったり。検証のしようがないのでわかりませんが、いくつか不自然に見えるところが。
さて、このDVDは本編以外が結構目玉だったりします。
まずはライヴエイド。こちらは日本で放送されたものが元になっていてかなり貴重で、ややざらつきがあるものの85年にしては綺麗な映像です。
そして続くプリンス・トラストからのデビッド・ボウイとの"Dancing In The Street"がナイス!
画質は落ちちゃいますが、YouTubeでみられるこちらと同等の映像。YouTubeだと小さいので綺麗に見えますが。 http://www.youtube.com/watch?v=79CWb23NZrc
ちなみに音声はわたしは持ってませんがLHがリリースした『THE PRINCE'S TRUST CONCERT 1986 COMPLETE』(Beano-067)からとのこと。
演奏後には故ダイアナ妃も映っています。
そしてラストにミックがセルフカヴァーして録音しなおした"Memory Motel"が使われている『BEYOND THE GROOVE』からのシーンを収録。
こちら日本語字幕つきですが、字幕つきは初めて見ました。ちなみに字幕なしはコチラ。 http://www.youtube.com/watch?v=Wl7zSBVYvpk
ということで、本編はいまのAVシステムで見るとちょっと物足りない感じもしますが、個人的には既発ブートよりは綺麗だったのでちょっと安心。
いつか放送用マスターからのもっと綺麗な映像が流出してBlu-rayででもリリースされれば嬉しいところではありますが、貴重な映像も含めて楽しめました。
『
MIAMI REHEARSALS 1994 』 no label (CD)
SB recordings - rehearsals@Joe Robbie Stadium, Miami, FL. Nov.24, 1994
1. Stop Breaking Down #1 / 2. Stop Breaking Down #2 / 3. Angie #1 / 4. Beast Of Burden #1 / 5. Beast Of Burden #2 / 6. Angie #2 / 7. Dead Flowers / 8. Sweet Virginia / 9. Doo Doo Doo Doo Doo / 10. Live With Me #1 / 11. Live With Me #2 (with Sheryl Crow) / 12. Live With Me #3 (with Sheryl Crow) / 13. Who Do You Love #1 (with Bo Diddley) / 14. Who Do You Love #2 (with Bo Diddley) / 15. Who Do You Love #3 (with Bo Diddley) / 16. Stop Breaking Down #1 (with Robert Cray) / 17. Stop Breaking Down #2 (with Robert Cray)
こちらもWolfgang's VaultのConcert Vaultより。
1994年VOODOO LOUNGEツアー、先に紹介したタンパ公演を終えたストーンズは、次なるマイアミ公演がペイ・パー・ヴューで放映されるスペシャル・ライヴとなったため、本番前日にマイアミ公演の会場Joe Robbie Stadiumで共演するゲスト共にリハを行います。
そのリハの様子をおさめた極上のSB音源がConcert Vaultに登場。
ということで、LHのタンパは仕切りなおしになりましたが、結果的にこうしてタンパと連続で聴く事が出来てよかったかと(笑)
さてこの貴重なリハ音源、LHはそのConcert Vaultで公開された音源から30分ほどカットして1枚組に仕立ててます。
これはチューニングや無音部分などをカットしたもの。ちなみに全長版はボーナス2CD-Rでついてきます。
ということでこれ、リハーサルならではの面白い音をこうして"EX-"な極上SBで聴けるという、Concert Vaultからのナイスな音源です。
まずはロバート・クレイがいないストーンズのみの"Stop Breaking Down"から始まりますが、リハということで必ずしもミックが全部歌ってるわけじゃないんですが、これはスペシャル曲ということもあってミックも途中流しながらですが歌ってます。
VOODOO LOUNGEツアー初登場ながらも本番の出来が本当に素晴らしかった"Angie"は最初はちょこっとだけで、これだけでいいのかと思ったら、"Beast Of Burden"をはさんでまたやってます。
そして"Beast Of Burden"はVOODOO LOUNGEツアーではほぼ毎公演の定番曲ですが、ヴォーカル抜きで通した後、ミックが"pretty pretty pretty"から歌を入れてみようとちゃんと歌も入れてもう一度やる入念さ。そんな感じで続きますが、リハということで歌いまわしが違ったりと、聴いててなかなか面白い。
いやしかしよくぞこんなものを録音しててくれた上に公開までしてくれましたと、Wolfgangに感謝感激。
後半になるとシェリル・クロウ、ロバート・クレイ、ボ・ディドリーというゲスト陣も参加。
そんな中でもおもしろいのが当時売り出し中のシェリル・クロウ。本番の"Live With Me"はお気に入りでブートで何度も見聞きしたものですが(オフィシャルでは残念ながらカットされてましたが)、このリハの1回目、全然歌えてません。というか歌詞を憶えずに来てるのか?一応謝ってますが、いい度胸してるじゃないの(笑)
2回目はだいぶよくなってきてますが、これであの本番の仕上がりにたどり着くというのが凄い。
続いてボ・ディドリー。本番ではもちろん最後のゲストですが、ここではロバート・クレイより先にボ御大が登場して"Who Do You Love"。
軽く鳴らした後、何度かやりますが本番とはまた違ったこの感じがまたいい!キースも楽しんでやってるようです。
本番では弦を切っちゃうほどのボ御大の熱演もこうしたリハがあってこそなんだなと。
最後にロバート・クレイが入っての"Stop Breaking Down"。
こちらはこう言っては何ですが、最初は意外とそんなに面白くない(笑)
なんというか、ちょっとロールが足らない感じ。まぁリハですしね。
最後の最後に、メインストリートではミックが弾いてたパートをロニーが弾いて展開していって、お、こりゃいい感じにいくか、と思ったら終わっちゃいます(笑)
さらにギターから始まった本番とは違ってこのリハではチャーリーにかぶせるように始めてますが、本番ではギターに続くチャーリーの入りからちょっとばたばたしてましたので、最初をもうちょっとリハしてればと思わなくもない(笑)
そしてCDの後にはフル収録の2CD-Rもちょこちょこ聴いてみましたが、なるほどと。
やはりリハということで間があいてますので、これはCDはコンパクトにまとめた1枚にして、全長版は2CD-Rとしたのは確かに正解かもと。
という感じで、ライヴ本番とは違った貴重なリハをこうして極上サウンドで聴けるという、Wolfgangに感謝感謝の一枚でありました!
ただし、あくまでもリハということでライヴ本番のような力は入っていませんので、そういう音を楽しみたいマニア向けではあります(笑)
『
TAMPA 1994 』 no label (2CD)
SB recordings@Tampa Stadium, Tampa, FL. Nov.22, 1994
●Disc 1
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. Shattered / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Beast Of Burden / 10. Far Away Eyes / 11. Doo Doo Doo Doo Doo / 12. Love Is Strong / 13. It's All Over Now
●Disc 2
1. I Go Wild / 2. Miss You / 3. Band Introductions / 4. Honky Tonk Women / 5. Before They Make Me Run / 6. The Worst / 7. Sympathy For The Devil / 8. Monkey Man / 9. Street Fighting Man / 10. Start Me Up / 11. It's Only Rock'n Roll / 12. Brown Sugar / 13. Jumping Jack Flash
8月頭にリリースされた際には"Tumbling Dice"途中まで左右逆で、CDレーベル面と裏ジャケに記載間違いがありましたが、発覚するや否や交換告知がなされ、めでたく2週間後にはディスクと裏ジャケ交換が始まりあらためて販売も再開始されたタンパ94。
この音源も元はWolfgang's Vaultからで、このタンパ公演は初登場SB音源というだけでなく、隠密ですらブート化されていなかった公演。
VOODOO LOUNGEツアーの94年11月といえば、このタンパの翌公演にあたる11/25のマイアミ公演がペイ・パー・ヴューで放映され、当時はブートビデオはもちろん、不完全版ですがビデオ/LDだけでなく今となってはちょいと貴重なDVDでもオフィシャルリリースされましたので、その素晴らしい公演の印象が強いんですが、その前のこのタンパ公演は完全初登場。
その貴重な初登場SB、結構ゴリゴリ骨太サウンドで音に伸びがなく、こもってるというほどではありませんが音の抜けはややイマイチで、ヴォーカルは綺麗でダイスで聴こえるホーンは妙に抜けがよかったりしますが、他のギターやドラムなどはちょいとくぐもってというかにごってしまってて、特に最初の方でその傾向が顕著で"very good+〜EX--"と推移するSB音源。
音質は途中からだいぶよくなりますが、あれこれ書くよりも大元のWolfgang's Vaultで聴けば一耳瞭然。
http://www.wolfgangsvault.com/the-rolling-stones/concerts/tampa-stadium-november-22-1994.html
ということで初登場SB音源とはいえ、ちょっとマニア向けです。
とはいえ初登場音源がSB音源ですから、マニアにとってはWolfgang's Vaultさまさまであります。
さて、このタンパはこのちょっと伸びのないひっこんだ音のせいで、そこまでハリのある演奏をしていたようには聴こえず、やや物足りなさも感じます(笑)
曲によってはホーンが薄い音だということも影響してることは間違いありませんが。ただしそのおかげでキースが目立ってます(笑)
それでも"Beast Of Burden"は美しく(バナードとリサのコーラスがステレオで左右に分かれるのはちょいと気持ち悪いですが)、11月からレギュラー曲になりながらもマイアミではやらなかった"Far Away Eyes"がSBで聴けたりするのは新鮮。
ちなみにレアセットリスト大会になったマイアミでは"Love Is Strong"もやってません。
それにしてもキース、この頃は歌いながらも結構弾いてたのねと"Before They Make Me Run"で。そして"The Worst"では律儀にやり直してます(笑)
ちなみにメンバー紹介でミックはリサをリシャと言ってしまい、自分でも笑ってます(笑)
それにしてもダリジョンはこの頃からやってたんだよなぁ〜とあらためて。
あとこちらの音源には"Start Me Up"終了直後から"It's Only Rock'n Roll"冒頭にかけてテープチェンジによる音切れがあり、トレーダー間には隠密音源もあるようですが、そこは補填されていません。
(追記:"Far
Away Eyes"の4分あたりで本来は間違って悪魔のシーケンサーが混入してくるところを、今作ではパッチあてによって補正されているということが、翌年リリースされたDAC盤を聴いて判明)
また、こちらにおまけでついてくるヨハネスブルグ公演のプロショットDVD-R、全部は見てませんがなかなかいいです。
『
50 & COUNTING TOUR - VERIZON CENTER 』 (BD-R)
aud shots@Verizon Center, Washington, D.C. June 24, 2013
1. Intro / 2. Get Off Of My Cloud / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6. Worried About You / 7. Street Fighting Man / 8. Emotional Rescue / 9. Doom And Gloom / 10. One More Shot / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introductions / 13. You Got The Silver / 14. Before They Make Me Run / 15. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 16. Miss You / 17. Start Me Up / 18. Tumbling Dice / 19. Brown Sugar / 20. Sympathy For The Devil / 21. You Can't Always Get What You Want / 22. Jumping Jack Flash / 23. Satisfaction (with Mick Taylor)
北米ツアー最終日のワシントンDC公演を収録した隠密ショット。
毎度ながらこちらも元はトレントに上がったもの。映像は正面ややキースよりのスタンドから撮影された映像で、音声はCD化もされた極上音源から。
映像は北米ツアーで大活躍の銀馬プロジェクトによるものではありませんが、ズームもきいて大きくとらえられていながらも、手振れはないというナイスショット。
ただ、ちょい遠目からのズームなので銀馬のに比べれば映像は甘いです。
さて、北米ツアー最終日ということでストーンズも気合が入っているかと思いきや、この公演の前のフィリー2日目の前にクルーとの打ち上げも終え、1曲少ないしちょいとリラックスしすぎのようなところも伺えます(笑)
ということで見どころはまずは"IORR"。
CD『WASHINGTON 2013』でも紹介しましたが、キースがしょっぱなをミスったので自らすぐにストップをかけたのに、ロニーだけがふざけて続けており、キースがミックと肩を組みながらロニーを止めさせるという迷演を観る事が出来ます(笑)
なお、CDを紹介したときにリンクを貼った映像とこちらの映像は異なります。
そして"Gimme Shelter"もイマイチなイントロで始まり、その後も締まりがなく。
そのあとLady Bird Johnsonにからめた「今日はオバマ大統領は来てないけどきっと聴いてると思うよ」というあのNSAの盗聴ネタのジョークを飛ばしてます(笑)
次のいわゆる普通の意味での目玉曲"Worried About You"はいいんですが、リクエストの"Street Fighting Man"はこうして映像で見ても音だけを聴いていた印象とあまり変わらず、ミックもちょっと流してそつなくやってるように見えてしまいます。
キースはところどころ力んでるところも伺えるんですが、"Tumbling Dice"や"Brown Sugar"、そして"JJF"に"Satisfaction"のイントロもちょい変(笑)
やはり北米ツアー最終日とはいえ、この日はちょっとリラックスしてやってる印象は音だけを聴いていたのと変わらず。
そうした日だとわかってみてる分には面白いんですが(笑)
あとこちらの映像、たまーに前の席の人の頭が入るところがありますが、"Honky Tonk-"の途中でしばらく静止画になります。
ということでこちらはメモリアルもしくはちょっとルーズなストーンズを楽しみたい方向けですかね〜。
あ、"Satisfaction"ではこの公演からアコギになったテイラーを観る事が出来ます。
そして最後の挨拶のときには、床に落ちてるピックを拾って投げてくれる優しいチャーリーの姿も(笑)
『
50 & COUNTING TOUR - WELLS FARGO CENTER 2 』 (BD-R)
aud shots@Wells Fargo Center, Philadelphia, PA. June 21, 2013
1. Intro / 2. Get Off Of My Cloud / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6. Under The Boardwalk (with Aaron Neville) / 7. When The Whip Comes Down / 8. Emotional Rescue / 9. Doom And Gloom / 10. One More Shot / 11. Can't You Hear Me Knocking (with Mick Taylor) / 12. Honky Tonk Women / 13. Band Introduction / 14. You Got The Silver / 15. Happy / 16. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 17. Miss You / 18. Start Me Up / 19. Tumbling Dice / 20. Brown Sugar / 21. Sympathy For The Devil / 22. You Can't Always Get What You Want / 23. Jumpin' Jack Flash / 24. Satisfaction (with Mick Taylor)
北米ツアーも残すところこのフィリー公演2日目と最後のワシントンDCを残すのみとなった、フィリー公演2日目を収録したBlu-ray。
こちら、いつもの銀馬プロジェクトではない個人販売作品がトレントに上がったもののようで、正面スタンドより撮影。
ちなみにその筋では著名な撮影者によるフィリー初日はDVDバージョンをアップしたあと、次回Blu-rayバージョンをとの予告があったまましばらく動きがありません。
ということでこの作品のタイトルには「2」とついていますが、Blu-rayの「1」はまだだったりします。
さてこちら、基本的にワンカメでカメラは脚立にでも立てていたのか安定していますが、その分上下左右の動きにはカクカクとぎこちないところもありますが、そこはご愛嬌(笑)
でもたまにカメラを隠してるようで、"Paint It Black"ではほんとに画面がブラックアウト(笑)
そして曲間や"Honky Tonk Women"や"Sympathy For The Devil"の冒頭では金ベロ映像やロニー側の真横スタンドからの映像に切り替わります。
あと望遠なのでちょっと輪郭が甘く、音はちょっとエコーに埋もれたダイレクトさに欠けてたりもして、銀馬のにはちょいと及びません。
この日の目玉は何と言ってもアーロン・ネヴィルとの"Under The Boardwalk"、そして今ツアー2回のみの"When The Whip Comes Down"、さらに4回目の"Can't You Hear Me Knocking"。
"Under The Boardwalk"では安定したショットによりこの素晴らしいデュエットを堪能できます!
その"Under The Boardwalk"、まさにこの作品の映像がYouTubeにあって掲示板にも貼ってたんですが、Eagle Rockからの申告で削除されちゃってました。
それにしてもミック、"Under The Boardwalk"から被り始めた帽子を続く"When The Whip Comes Down"でも被ったままギターを弾いて、"Emotional Recue"でも被ったままなんですが、上はあの黒のヒートテック一枚だしほんっと似合わない(笑)
そして"One More Shot"が終わり、おそらくリクエストで選ばれた紹介が入るはずですが、曲間はところどころゴールドベロ映像に差し替えられているこの作品、ここもカットされているようで、すんなり"Can't You Hear Me Knocking"へ。
でもこの曲ではストーンズ4人+テイラーが1画面でじっくり映ってたりするのが正面ショットのいいところ。
あ、こっちの映像は残ってました、コレがまさにこの作品の映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=NoJg2u3K2Io
はい、キースは例のモナリザ・キースTを着てますね(笑)
いやしかしこの日の"Midnight Rambler"のテイラーがまたいい!!"Can't You Hear Me Knocking"で暖気もバッチリ?
日本からも多くの方が参戦したと思われるフィリー公演、うらやましい!
やっぱこの日のようにコンスタントに3曲はテイラーも参加して欲しいぞ欧州ツアー!!(あるのか?)
あと"Brown Sugar"ではまたちょっとイヤモニの具合が悪いのか、ミックがちょっと外してます(笑)
ところでこちら、最後の最後で大きな欠点が!
"You Can't -"の途中から音がエコーどころではない2重になり、ずれてるほうの音が大きくなって、最後の3曲は見ててちょっと混乱します。
http://www.youtube.com/watch?v=pj7Xj8IzoM4 (←"JJF"までいくとよくわかるかと。ずれ具合はこのYouTubeとはちょっと違うんですが)
"
Satisfaction"でのテイラーはいまのところこの日が最後のエレキで、白のストラトを弾いてるんですが、2重の音でなんだかごちゃごちゃ(笑)
ということで最後はダメだこりゃでした(笑)
『
WELCOME BACK TO HYDE PARK 2013 』 ULTRA-FINE UFBD-9031 (2BDR-1st edition)
aud shots@Hyde Park, London, UK. July 6 & 13, 2013
●Disc 1 - Hyde Park, July 6, 2013
01. In The Hyde Park / 2. Opening / 3. Start Me Up / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Tumbling Dice / 6. All Down The Line (by request) / 7. Beast Of Burden / 8. Doom And Gloom / 9. Bitch with Gary Clark Jr. / 10. Paint It Black / 11. Honky Tonk Women / 12. Band Introductions / 13. You Got The Silver / 14. Before They Make Me Run / 15. Miss You / 16. Midnight Rambler with Mick Taylor / 17. Gimme Shelter / 18. Jumpin' Jack Flash / 19. Sympathy For The Devil / 20. Brown Sugar / 21. You Can't Always Get What You Want / 22. Satisfaction with Mick Taylor
●Disc 2 - Hyde Park, July 6 & 13, 2013 (1st Edition only)
・Bonus Track #1 - Hyde Park, July 13, 2013
1. Start Me Up / 2. It's Only Rock'n Roll / 3. Tumbling Dice / 4. Emotional Rescue / 5. Street Fighting Man(by request) / 6. Ruby Tuesday / 7. Doom And Gloom / 8. Paint It Black / 9. Honky Tonk Women / 10. Band Introductions / 11. You Got The Silver / 12. Happy / 13. Miss You / 14. Midnight Rambler with Mick Taylor / 15. Gimme Shelter / 16. Jumpin' Jack Flash / 17. Sympathy For The Devil / 18. Brown Sugar / 19. You Can't Always Get What You Want / 20. Satisfaction with Mick Taylor
・Bonus Track #2 - Hyde Park, July 6, 2013
1. Beast Of Burden / 2. Bitch with Gary Clark Jr. / 3. Honky Tonk Women / 4. Before They Make Me Run / 5. Midnight Rambler with Mick Taylor / 6. Gimme Shelter / 7. Satisfaction with Mick Taylor
・Bonus Track #3 - Hyde Park, July 13, 2013
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. Emotional Rescue / 4. Ruby Tuesday / 5. Honky Tonk Women / 6. Midnight Rambler with Mick Taylor
初版にはボーナスBD-RがついたBD-R2枚組で、本編1枚目が完全独占映像という初日の映像。
こちらまずは会場内のフード店の看板や、日本人の方もちらっと映ってるTシャツ売り場といった会場内の風景から始まり、ライヴのオープニング、"Let's Spend The Night Together"で盛り上がるところからしっかり収録。
撮影はTier1(キース側最前方ブロック)の20列目くらいなのかな?アンコール前の映像でわかりますが、Tier1の最後列から撮影されたもの。
ハイドパークという平地の野外ステージのスタンディング前方部ということで、こちらは北米ツアーのスタンド席から撮影された映像とは異なり、臨場感にあふれています。
特にライヴが始まってしばらくは前列の髪の薄いおじさんの後頭部や写真や映像を撮ろうとするスマホなどがわらわらと映っていますが、それでもその間をかいくぐって、スマホを頭上に上げてる男の手の横、はたまたその両腕の間からとか、暑い中での涙ぐましい撮影がなされていて、ほんとにそのポジションから背伸びして観てるかのような臨場感バリバリです(笑)
ただし、ステージが進むにつれポジションも僅かに変え、周りの観客のスマホ撮影も落ち着いてくるので、安心してみていられます。
映像はキースを追っているものが多いですが、もちろんミックが映らないわけではありません。
また、手振れもありますが、Disc 2と比べるとその違いにあらためて気づくとおり、YouTubeにたくさんあがってる映像と比べると安定しており、総じて最初は落ち着かないところもありますが、臨場感あふれるライヴ鑑賞をする事が出来ます。
こうしてハイドパークでの演奏を見ていると、2013年になって北米ツアーを敢行し、グラストンベリーでの大成功もあって、2012年末にロンドンで幕を開けた50 & Countingツアー当初よりはストーンズも断然余裕が出て来てるというのがよくわかります。
特にキース、今から振り返ると昨年末はキースもほんっとかなり慎重だったなぁ〜と(笑)
そんなわけか、"Start Me Up"のしょっぱなでやらかしてくれるわけですが、こうして素の演奏を映像を通してみると、ボブ・クリアマウンテンによる素晴らしい『HYDE PARK LIVE』の音とはまた違った印象を受けたりもします(笑)
そうそう、"Midnight Rambler"のブレイク後にテイラーがやっちゃった瞬間とその後絡み合う視線、コレ必見です(笑)
いや、そこに至るまでのテイラーの見事な演奏を追った映像こそ必見というところですが。
あと"Bitch"でのGary Clark Jr.は、こうして見てみるとう〜ん残念としか言いようがありません。
そして"Brown Sugar"が途中で壊れていくさまも面白い(笑)
いやいやそういう感想じゃなくて、この44年と1日後にハイドパークに戻ってきた素晴らしいライヴを、こうして臨場感をもって観ていられるというありがたい映像です。
ボーナスBD-Rは、2日目の7/13公演の全曲、そして7/9と7/13からナイスショットを追加収録という形態。
こちらは独自のオリジナル映像ではなく、YouTubeにあがった素材などからで、2日目はロニー側からの映像が多く画質自体は綺麗ですが、曲によっては途中から始まったり、歪んでいたり、ピントがスクリーンにあってしまって暫くピンボケだったり、手振れしまくりとかで、まぁこちらはあくまでもボーナスということであまり落ち着いては見ていられません(笑)
こちらを見てると2日目も初日と同じように撮影されていればと思いましたが、ならば自分で行って撮ってこいって感じですね(苦笑)
ということで、ハイドパークはオフィシャルで映像化されると思いますが、そちらは2日間からのダイジェストになるでしょうし、初版はボーナスを含め合計5時間超、特に独自映像の初日はその歴史的な公演の全貌を観る事が出来るという、史料価値も高い映像でございました!
『 HYDE PARK LIVE 』 COUNTING RECORDS CR-1307HPCD1/2 (2CD)
SB recodings@Hyde Park, London, UK. July 6 & 13, 2013
●Disc 1
1. Start Me Up ** / 2. It's Only Rock'n Roll ** / 3. Tumbling Dice * / 4. Emotional Rescue ** / 5. Street Fighting Man ** / 6. Ruby Tuesday ** / 7. Doom And Gloom * / 8. Paint It Black ** / 9. Honky Tonk Women ** / 10. Band Introductions ** / 11. You Got the Silver * / 12. Before They Make Me Run *
●Disc 2
1. Miss You * / 2. Midnight Rambler with Mick Taylor * / 3. Gimme Shelter ** / 4. Jumping Jack Flash * / 5. Sympathy For the Devil * / 6. Brown Sugar ** / 7. You Can't Always Get What You Want ** / 8. (I Can't Get No) Satisfaction with Mick Taylor *
(*: July 6 **: July 13)
ギフトならともかく、まさか販売されるとは思っていなかった、いけないパイレートCD。
期間限定とはいえオフィシャル『HYDE PARK LIVE』はまだiTunes StoreでDL販売していますし、もちろんまずはそちらを買うのが筋。
ということで、こちらはバックアップCDという感じ。。
そもそも紹介していいのかもよくわかりませんが、1.6Kとかなり安かったのにはちょっと驚き。
さて、数曲を何度も聴いたり波形を見たりしてみましたが、こちらもネットに氾濫しているFLACと同じように、WAVなどを独自入手したものではなくiTunesのをWAV変換して、音が割れない程度にちょっと音量を上げて作られたCDだと思われます。
とはいえもちろん元が元だけに超高音質。
ということで、これ以上書く事がありません(笑)
ちなみにジャケは表裏印刷の1枚物で、裏返すとあの正規ジャケになります(笑)
『 WAITING FOR MY GLASTONBURY GIRL 』 DEAD FLOWERS SUPREME MASTERS DFSM-002(2CD)
SB recodings@Glastonbury Festival, Worthy Farm, Pilton, UK. June 29, 2013
●Disc 1
1. Introduction / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6.
Glastonbury Girl
/ 7. Wild Horses / 8. Doom And Gloom / 9.
Can't You Hear Me Knocking
(with Mick Taylor) / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Happy
●Disc 2
1. Miss You / 2. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 3.
2000 Light Years From Home
/ 4. Sympathy For The Devil / 5. Start Me Up / 6. Tumbling Dice / 7. Brown Sugar / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. Satisfaction (with Mick Taylor)
わたくしには3つ目のグラストンベリーのCD。
こちらのDead Flowersというのは知らないレーベル名だし、放送音源のCD-Rと放送映像のDVD-Rを最初に出してたし、ジャケのデザインもちょっと、ということでグラストンベリーのCDは当面LHのとCounting Recordsだけで十分と、こちらは見送る予定でしたが、掲示板では好評で価格も某店では1.6K弱と急に安くなったしゲット。
で、一聴してなるほどと。
LHの『GLASTONBURY 2013』はおそらく手を加えていない音で重低音は厚く高音域はややひっこんだ感じ、Counting Recordsの『GLASTONBURY! 2013』は重低音はやや抑えられて高音域がちょっと強調された感じでしたが、このDead Flowersのはその中間といった感じ。
|
左:『GLASTONBURY 2013』LH (no label) |
どの音がぴったり来るかは好みと再生環境によって変わるかなという感じですが、確かにこのDead Flowers盤、ちょっとドンシャリ手前かなという感じもありますが、迫力があっていけてます。
個人的には、DACがこうした音でリリースするかな?と勝手ながら予想していた感じの音。
そしてチャプターはCounting Recordsのようにカウントや演奏の直前に打たれていて、せっかちな人向け(笑)
なお、Counting Recordsでは面白かったイントロへの隠密つなぎ&マトリクスはなされていません。
ということで、こちらはちょこっとしか聴いてませんが、なるほどという音でございました!
『 GLASTONBURY! 2013 』 [Complete Collector's Limited Edition] COUNTING RECORDS CR-130629LTD (2CD+1DVD+1BDR)
pro shots&SB recordings@Worthy Farm, Pilton, Somerset, England. Jun.29, 2013
●DVD/BDR
1. Glastonbury Opening / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6.
Glastonbury Girl
/ 7. Wild Horses / 8. Doom And Gloom / 9.
Can't You Hear Me Knocking
(with Mick Taylor) / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. You Got The Silver / 13. Happy / 14. Miss You / 15. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 16.
2000 Light Years From Home
/ 17. Sympathy For The Devil / 18. Start Me Up / 19. Tumbling Dice / 20. Brown Sugar / 21. You Can't Always Get What You Want / 22. (I Can't Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)
・Extra Video
Coming To Glastonbury / Backstage At Glastonbury / Glastonbury Report / The Guardian News / BBC News
・Blu-ray Extra - Glastonbury HDTV Broadcast on BBC (70min.)
1. DJ Intro / 2. Miss You / 3. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 4. 2000 Light Years From Home / 5. Sympathy For The Devil / 6. Start Me Up / 7. Tumbling Dice / 8. Brown Sugar / 9. You Can't Always Get What You Want / 10. Satisfaction (with Mick Taylor)
こちらはCounting Recordsからもリリースされたグラストンベリー。
なんとこちらには 2CD / 1DVD / 2CD+1DVD / 2CD+1BDR / 2CD+1DVD+1BDR とバージョンが5種類もあって、それぞれジャケが違います。
DVDは2枚組じゃなく1枚物だし"2CD+1BDR"をと思ってましたが、フルセットの"2CD+1DVD+1BDR"には先着で全てのジャケがついてくるというギフトつきとのことで、まんまと釣られてフルセットを(笑)
フルセットはDVDサイズのトールケースに2CDとDVDとBD-Rの合計4枚のディスクが収納されていますが、せっかくなのでCDは取り出してCDケースに収納しました。
うん、これでBD-R用の小さなアマレーケース用のジャケがあれば最高なんですが(笑)
ちなみに一番左のフルサイズスキャンした悪魔のミックのがフルセット用のジャケで、3番目以降の表側だけを載せてるジャケはミックとキースで上が青いのが2CD+1BDR用です。続いて赤が2CD+1DVD、灰色が1DVD用です。
さて、気になっていたのはCDがLHのと比べてどうか、そしてBD-Rが旧青月のと比べてどうかという点。
まずはBD-R。
こちらは完全版+放送版+ボーナスということで、完全版のみをフルに収録してる旧青月のより綺麗ってことはないかなと思ってそう書いていましたが、完全版もトレントに上がったDVD用のを膨らませた画質の甘いフェイクBD-Rではなく、ちゃんとあの不可解な16GBのをエンコードしたもののよう。
ディスク全体の収録時間が長い分、完全版部分の容量は旧青月の22.5GBに対して14.6GB、ビットレートは旧青月の23,600kbpsに対して15,350kbpsと、共に旧青月以下ですが、この映像、旧青月並みに綺麗で全く引けをとらない"EX"。
いやほんとこれもまた最高に綺麗で、やはり数値だけでは高レベルの映像の美しさはわからないもんだと。
こちらには完全版に続いて、YouTubeからのオフィシャル映像2本と、ダイジェストレポート(ちょい横長になっちゃってますが)、そしてニュース映像2本(Guardianのスペルが間違ってますが)が収録されていて、さらにBD-Rには放送バージョンも収録されています。
そのボーナス放送バージョンは"JJF"と"Glastonbury Girl"のない、"Miss You"以降の生放送部分のみですが、これまたやはり綺麗。
ということで旧青月の放送バージョンのBD-Rには収録されていたその2曲の元々1080iの最高画質映像はこちらには入っていませんが、まぁそれは元は720iながらも完全版に入ってるからということですかね。
ちなみにDVDは1枚物ですし、BD-Rと比べるとモスキートノイズやブロックノイズがかなり出ちゃってます。iTouchとかに放り込むにはいいかもですが。
続いてCD。
再生してみてまず驚いたのは、話し声から始まること。
完全版の映像にも冒頭の会場の様子はプロショット収録されていましたが、このCDではそこは隠密と、さらにはどうやら隠密+SBのマトリクスをつないだものになってます。
そのため完全版映像の音声では引っ込んでたストーンズ登場直前のバンドコールがONになっており、冒頭部分はトータルで45秒ほど長くなっていてこれはこれでいい感じ。
そして演奏部分を比較してみると、重低音はLHの方が出ていてベースはLHの方がよく聴こえます。一方中高音域はこのCounting Recordsの方が出ていて、シンバルが耳に刺さるようなことはない程度にややくっきりと明るい音。
ということでどちらも"EX"で、どちらがいいかは好みの問題と再生環境によりますが、音のバランスがイマイチ整っていなかった冒頭部分は、LHのはちょっとモコモコして聴こえるのに対してCounting Recordsの方はすっきりと聴こえます。
ということで低音があまり出ない再生装置ではLH、低音がよく出るステレオやカーステにはこちらのCounting Recordsがいいかもです。
あとチャプターはLHのでは曲の前のMCも曲の冒頭に含まれていたりしましたが、こちらは極力演奏やカウント直前に打たれていて、せっかちな人向け(笑)
ちなみに面割りはLHのと同じく"Miss You"からDisc2になります。
ということで、フルセットに釣られてDVDは余計ではありましたが、BD-RもCDもこのCounting Recordsのグラストンベリー、大満足でありました!
と、結構いいことずくしですが、一つだけ悲しい点が。
このCD1のレーベルはステージ上のミックの後姿なんですが、CDのセンターホールによって首から上の頭がばっさり切れちゃってるというのがなんとも惜しい〜(笑)
また、見返すうちに気づきましたが、こちらの完全版部分は映像より音がほんの僅かに早いようで、放送版もそれより僅かですがちょっと早いような。
ただし再生環境にもよるでしょうから気にならなければ問題ないレベルだと思います。
『 STEEL WHEELS JAPAN TOUR 1990 』 no label (2DVD)
pro shots@Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Feb.26, 1990
●Disc 1
1. Continental Drift / 2. Start Me Up / 3. Bitch / 4. Sad Sad Sad / 5. Harlem Shuffle / 6. Tumbling Dice / 7. Miss You / 8. Ruby Tuesday / 9. Almost Hear You Sigh / 10. Rock And A Hard Place / 11. Mixed Emotions / 12. Honky Tonk Women / 13. Midnight Rambler / 14. You Can't Always Get What You Want
●Disc 2
1. Can't Be Seen / 2. Happy / 3. Paint It Black / 4. 2000 Light Years From Home / 5. Sympathy For The Devil / 6. Gimme Shelter / 7. Band Introductions / 8. It's Only Rock'n Roll / 9. Brown Sugar / 10. Satisfaction / 11. Jumping Jack Flash
1990年の初来日公演10デイズから9日目の2/26のプロショット映像を収録した2枚組のプレスDVD。
映像はあらためて説明するまでもなく、TV放送された録画バージョンの全国版と地方放送のみで放送された"2000光年"と"悪魔"とメンバー紹介を加えた完全版仕様。
映像はいまの大画面液晶TVで観るとやはりハイビジョンのような劇的な綺麗さには及ばず、ざらついていて細部は崩れていて左端に縦線ノイズが出てたりちらちらと既発にはなかった白点ノイズが出ていますが、手元にある旧青月のDVD-Rなどの既発DVD-Rよりは確かに綺麗で、ざらつきと色のにじみが軽減していています。
本当に綺麗になってるのかな?とやや疑心暗鬼だったので、まぁ劇的な向上とはいかずともめでたしめでたしというところですが、今回のプレスDVDは音声もちょっと凝ってます。
音声は2つ選択可能で、audio1はその放送録画音声に加え、地方放送部分はVGP『STEEL WHEELS TOKYO 1990』からというノーマル音声。
そしてaudio2にはStones ArchiveからDL販売された『LIVE AT THE TOKYO DOME (TOKYO 1990)』をメインに、そちらでは欠落している曲間には放送バージョン音声をつないだミックス音声。
ちなみにインフォには地方放送はモノラルだったとあり、もうわたしはビデオは手元になく手持ちの物は全てステレオなので、そうだったっけ?という感じ(笑)
それはともかく、わたしは放送音源に不満があるわけでもなく、逆にStones Archiveの時にも書きましたがそちらはちょっとエコーが強くてシャープさが減衰してるのなと思ってるので、audio1だけでも十二分に楽しめるんですが、audio2のStones Archive音源を映像とシンクロして楽しめるというのはやっぱりそれはそれでいいですね。
audio1と2を比べれば、Stones Archive音源はエコーがやや強くキースのギターがややエコーに埋もれている感じがしながらもベースがちょいONになっていて、その音質の差も楽しめるのはもちろんのこと、"Start Me Up"ではTotal Running Time2:54〜2:55でのロニーのソロに被るミックの"Yeah"が消えているのがわかります(笑)
他にも『LIVE AT THE TOKYO DOME (TOKYO 1990)』で紹介しているとおり、"Sad Sad Sad"や"Miss You"、"You Can't Always Get What You Want"などでヴォーカルがいくつかカットされていたり、"Paint It, Black"ではヴォーカルディレイエコー処理の有無などの違いがあることがわかります。
いやしかしこの頃のライヴは今から考えるとちょっと過剰演出な音がどうもというところもありますが、Wolfgang's Vaultからの最終日2/27のSB音源流出といい、23年経ってから初来日物をこうして振り返るのは面白いものです。
また、こちらにはボーナスとして、FM放送されたこの2/26のエアチェック音源のCD-Rがついていて、こちらでは"Satisfaction"の後半で乱れるところが編集されたバージョンを聴く事が出来ます。CMとかも懐かしい。
ということで、放送用マスターからのもっと綺麗な映像が流出してくれればなお嬉しいところではありますが、現状では最良な映像と音声をプレスDVD2枚組で楽しめるというアイテムでございました!
July 2013
『 GLASTONBURY 2013 』 no label (2CD)
SB recodings@Glastonbury Festival, Worthy Farm, Pilton, UK. June 29, 2013
●Disc 1
1. Introduction / 2. Jumping Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6.
Glastonbury Girl
/ 7. Wild Horses / 8. Doom And Gloom / 9.
Can't You Hear Me Knocking
(with Mick Taylor) / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Happy
●Disc 2
1. Miss You / 2. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 3.
2000 Light Years From Home
/ 4. Sympathy For The Devil / 5. Start Me Up / 6. Tumbling Dice / 7. Brown Sugar / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. Satisfaction (with Mick Taylor)
流出したBBCの完全版映像よりそのステレオ音声をCD化した作品。
一番最初に出回ったいきなり始まるDVD用完全版映像とは異なり、開演前のモォ〜からBGMからオープニングのイントロもしっかり収録。
ということでもちろん超高音質ステレオSBの"EX"ですが、超高音質隠密ブートの後に続けて聴くと、ちょっとビデオ落としっぽく聴こえるややマイルドな音質に物足りなさを感じてしまうという、まか不思議な現象にも見舞われます(笑)
いやいや、それはそう感じるほど先に紹介したワシントンが高音質だったということなんですが(笑)
また、生放送素材ゆえに特にオープニングの"JJF"などではBBCの音のバランスもちょっと整っていない事もそう感じる理由の一つかと。
さてこちら、表ジャケだけでなく内ジャケも裏ジャケも、そして珍しくピクチャーなレーベルも美しく、アイテムとしての価値を高めてくれていてナイス!
・・・あ、裏ジャケのクレジット、マット・クリフォードが抜けてますね。
このグラストンベリー公演はすでに紹介しているとおり、BD-Rの超高画質映像を筆頭にいろんなところから完全版や放送版の映像作品も出回っていますので、まずはそちらをといったところ。
そんなわけで演奏内容についてはここでは省きますが、ついに実現したグラストンベリー公演ということで、素晴らしく気合の入った演奏を聴かせてくれています。2000光年は残念でしたけど(笑)
こちらも是非オフィシャルでリリースして欲しいところ〜! ということで元が元だけにこちらも超高音質ですが、このグラストンベリーのCDは間違いなく他からもリリースされるかと。
流出完全版のAC3からのだけではなく、FM放送をマスターにしたものなど、他の音も聴いてみたい気がします。でもFM放送は後半だけですし、そっちの方がいいかはわかりませんが(笑)
そしてこちらにはハイドパーク2公演の合間の7/8に行われたティム・リース・ローリング・ストーンズ・プロジェクトを隠密収録したボーナス2CD-R『CHARLIE'S NIGHT OUT』がついてきます。
こちらがプレスCDに昇格されることは多分ないと思いますが、素晴らしい音質です!
『
WASHINGTON 2013 』no label (2CD)
aud. recordings@Verizon Center, WA. June 24, 2013
●Disc 1
1. Intro / 2. Get Off Of My Cloud / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6. Worried About You / 7. Street Fighting Man / 8. Emotional Rescue / 9. Doom And Gloom / 10. One More Shot / 11. Honky Tonk Women
●Disc 2
1. Band Introductions / 2. You Got The Silver / 3. Before They Make Me Run / 4. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 5. Miss You / 6. Start Me Up / 7. Tumbling Dice / 8. Brown Sugar / 9. Sympathy For The Devil / 10. You Can't Always Get What You Want / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction (with Mick Taylor)
ハイドパーク祭りの裏でワシントン(笑)
こちらは2013北米公演最終日のワシントン公演を収録。トレントに上がった超高音質隠密が元で、ギフトCD-Rから昇格してのプレスCD化。
最初はごく一部で近くの声を拾っていたり音が一瞬偏るところもありますが、総じて上から下まで見事で音に広がりもある見事な高音質"EX-"で、録音ポジションはタンピット後ろのロニー側のシートブロック左端だったようですが、ギターもベースもほんとに生々しい。
CD化にあたって低音はオリジナルよりやや抑えられているようですが、これまたなかなか素晴らしい隠密録音です。
その筋に詳しくないんですが参考までに、CA-14(cardioids)>CA-STC9000>Sony M10(24/48)らしいです。
さて、ゲストだらけだった50 & Countingツアーの北米最終日にテイラー以外のゲストがいないってのはちょい意外でしたが、この日の目玉は何と言ってもまずは"It's Only Rock'n Roll"。
YouTubeでその様子をとらえた映像を見る事が出来ますが、"IORR"ではキースがしょっぱなをミスったため、自らすぐにストップをかけたのにロニーだけがふざけて続けており、キースがミックと肩を組みながらロニーを止めさせるという迷演(笑)
それにしてもやり直したイントロもちょい変だし、ミックも上ずってますけど(笑)
また、キースは"Gimme Shelter"のイントロや曲中でも危なっかしく、北米ツアーの打ち上げもすませたし、この日は1曲少なかったことからも、ちょいとリラックスモードってな感じが伺えます(笑)
そして"Gimme Shelter"のあと、「初めてワシントンでやったのは1965年。コンサートにはFirst LadyのLady Bird Johnsonがいつもきてくれたよ。彼女は"JJF"が好きでよくリクエストされたもんさ。今日はオバマ大統領が来てないのは残念だけど、きっと「聴いてる」と思うよ」と、NSAの盗聴ネタのジョークを飛ばすミック(笑)
続いてこの日のいわゆる普通の意味での目玉曲である"Worried About You"。ロニーのギターソロで音が割れちゃってますが、ミックのファルセットにエレピはお見事。続く"Street Fighting Man"ではところどころでノイズが入りますが、そつなく決めております。
そして、またもや違う意味での目玉が"Doom And Gloom"で訪れます。最初からちょいと乱れて始まりますが、後半ではキースが見失ったのか締まりのないままでミックが孤軍奮闘(笑)
続く"One More Shot"でもまとまりがなくとっ散らかった感じで、やはりグラストンベリーやハイドパークを控えた北米ツアー最終日という中途半端な最終日ではリラックスしすぎてるんですかね〜。
ここでの"Start Me Up"は大丈夫だけど、"Tumbling Dice"や"Brown Sugar"のイントロもおかしいし、"Satisfaction"も強引というかなんと言うか無茶な(笑)
まぁこれはこれで聴いてて面白いですけど、もうちょっとしっかりと、、、と思わなくもない(笑)
はい、そんな迷演を高音質で楽しめました(笑)
ちなみに"Satisfaction"でのミック・テイラーはこの後のグラストンベリーやハイドパークと同じくアコギです。
『
TOKYO DOME 1990 FINAL NIGHT 』no label (2CD)
SB recordings@Tokyo Dome, Tokyo, Japan. Feb.27, 1990
●Disc 1
1. Continental Drift / 2. Start Me Up / 3. Bitch / 4. Sad Sad Sad / 5. Harlem Shuffle / 6. Tumbling Dice / 7. Miss You / 8. Ruby Tuesday / 9. Angie / 10. Rock And A Hard Place / 11. Mixed Emotions / 12. Honky Tonk Women / 13. Midnight Rambler
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Can't Be Seen / 3. Happy / 4. Paint It Black / 5. 2000 Light Years From Home / 6. Sympathy For The Devil / 7. Gimme Shelter / 8. Band Introductions / 9. It's Only Rock'n Roll / 10. Brown Sugar / 11. Satisfaction / 12. Jumping Jack Flash
Wolfgang's Vaultに6月末に登場した、1990年の初来日公演最終日、2/27のステレオサウンドボード音源が早くもCD化。
このタイトル、一晩で予約完売してしまったため、それを嬉々として紹介するのもなんですが、同じ素材からの物は他からも出るでしょうしその参考になれば。
初来日の東京ドーム10daysの最終日を飾ったこの2/27は、『TOKYO LAST STAND』(VGP-097)で隠密音源を聴くことはできましたが、この最終日からはオフィシャルライヴアルバム『FLASHPOINT』に"Ruby Tuesday"と"Jumping Jack Flash"がに収録されていることから、SB音源はあるはずだとその流出がずっと期待されていました。
が、流出することもなく20年以上経過し、昨年Stones ArchiveでリリースされたのはTV/FM放送されたお馴染みの2/26でちょっとがっかり。
んが!今年4月にストーンズオフィシャルアプリの有料コンテンツにこの日の"Angie"が登場して「やっぱりあるじゃん!」とますます密かに期待されていた音源(笑)
といったわけでしたが、ついに2/27の未発表SB音源がWolfgang's Vaultに登場!!それをいち早くCD化したのがこのタイトル。
この音源、完全初登場なのでそれだけでも手放しで喜んじゃいますが、ちょっとラフなミックスでStones Archiveのような完璧ステレオSBかというと違います。
見事に左右にセパレートしたステレオSBでノイズもない"EX-"ですが、全体的にマイルドな音質で、薄いカーテン越しに聴いてるような感じ。
このマイルドな感じは音の仕上げ方で変わりそうですので、今後別のレーベルからリリースされればちょっと違った感じを楽しめるかも。
さてこの音源、サポートメンバーの過剰なごてごてした音がちょっと抑えられていて3歩後ろに下がってるのはそれはそれでいいんですが、ギターも半歩後ろにって感じで、さらにビルは2歩くらい後ろで動きません(笑)
一方でミックやバックヴォーカルがちょっと大きくとらえられており、最初はヴォーカルが割れるところもあります。
また、"Mixed Emotions"では2:55辺りでちょっと音が荒れますが、Wolfgang's Vaultで確認してみるとそこでは一瞬音が飛んでるので、ここはつなぎなのかも。
そして"2000光年"のイントロ冒頭も5秒ほど欠落していますが、まぁそこは大した問題でもないですかね。
・・・と冷静に書いてきましたが、なんといっても初めて聴く最終日のステレオSB音源、嬉しくないわけがありません!
わたしはこの最終日は観てませんが、こうして歴史的な初来日公演の最終日をステレオで聴けるというのは嬉しい限り!!
ミックの日本語MC、"Angie"やキース・コーナーに湧きあがる歓声、もうたまりません。
当時学生だったわたしはこの初来日公演中に2回上京して5回参戦しましたが、ほんと社会現象だったもんなぁ〜と懐かしく。
その歴史的な初来日公演からは2/26がTV/FM放送もされ、Stones Archiveでも最高音質でリリースされており、いまにして思うとこの頃の音はサポートメンバーのごてごてした音がちょっとなどと贅沢な感想を持たないではありませんが、今回の音はそこが軽減していることもあって、この最終日を本当に楽しくいただけます!
最終日ということもあってか、メンバー紹介ではボビーの紹介やUptown Hornsのところでちょっとおかずも入ってるのも面白い(笑)
ところで前日の"Satisfaction"での掛け声ではミックはミスってましたが、この日も4timesの後のはなんか変ですね(笑)
ちなみにオフィシャルアプリで聴けた"Angie"は"The Final Concert featuring Bill Wyman"とサブタイトルがついていたとおり(Finalといえどもその後のUrban Jungleツアーにもビルはいますけど)、ビルの音がいい感じでONになってましたが、こちらではそんなことはないのはちょっと物足りないところではあります。
ここは軽い配信音源ではなく元音源が手に入ればいいのになぁ〜と、こうして素晴らしい音を手に入れたばかりなのにもう無いものねだりをしてしまう自分が(笑)
また、初来日の2/26公演の放送では悪魔のイントロ途中からドラムが入っていながらも、2010年にリリースされた『DOME ON WHEELS』のボーナスCDRで聴けた隠密でチャーリーは叩いてない事が明らかに。
Stones Archiveでリリースされた『LIVE AT THE TOKYO DOME (Tokyo 1990)』でもそこではドラムは聴こえません。
んが、今回Wolfgang's Vaultで公開されたこちらで聴ける2/27ではドラムの音が!でもあらためて隠密の『TOKYO LAST STAND』(VGP-097)を聴いたら入ってなさそうだしやっぱり謎(笑)
するとこれはチャーリーが裏で入ってしまわないようにするためのガイドリズムで、会場では鳴らない物がこの音源にも混入しているのではと掲示板で。なるほど〜!
そしてあらためて『FLASHPOINT』と聴き比べると"Ruby Tuesday"はほとんどそのまんまのようで。
そしてこの日だけは"オ、オ、オオオ"コーラス入りの"Jumping Jack Flash"は、ヴォーカルもギターもオーバーダビングされまくりですが、ミックのかけ声などがそのままのところも確認できます。
そして"Jumping Jack Flash"はアンコール最終曲であったにもかかわらず、『FLASHPOINT』では日本公演後のUrban Jungleツアーの後半になって変わった曲順に合わせて"Satisfaction"の前に収録されていたこともあり、そこで聴けたものは2分以上も短く編集されていましたが、そのすべてがこうしてステレオSBで聴けるというのはほんっとに嬉しい限り!!
ということでこちらの音源、Wolfgang's Vaultに大感謝!そしてこうして手軽に聴けるよう、いちはやくプレスCD化してくれたことにも感謝!
こちらはすでに予約完売していますが、興味がありながらも買い逃された方は、冒頭で書いたようにきっと他からもリリースされると思いますのでそちらを〜!
『
GLASTONBURY! 2013 COMPLETE 』 (BD-R) / (DVD-R)
Proshot@Worthy Farm, Pilton, Somerset, England. Jun.29, 2013
1. Intro / 2. Jumpin' Jack Flash / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6. Glastonbury Girl / 7. Wild Horses / 8. Doom And Gloom / 9. Can't You Hear Me Knocking (with Mick Taylor) / 10. Honky Tonk Women / 11. Band Introduction / 12. You Got The Silver / 13. Happy / 14. Miss You / 15. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 16. 2000 Light Years From Home / 17. Sympathy For The Devil / 18. Start Me Up / 19. Tumbling Dice / 20. Brown Sugar / 21. You Can't Always Get What You Want/ 22. (I Can't Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)
映像といえばの老舗、旧青月ブルーレイ(BD-R)とDVD(DVD-R)をまとめて紹介。
こちら、最初に紹介した直後にブルーレイはアップグレード版が出たので一つ上に上げてます。
まず画像右のDVD-RはトレントのDVD用ファイルのから。
それは自分でも作ったしLHのギフトでも貰ったしもう十分と思ってたら、ジャケがお気に入りの一枚だったのでジャケ買い(笑)
ところがその2日後、これまたトレントの15GBのファイルからというBD-Rが出てしまい、DVD-Rは速攻用無しに(苦笑)
ところがそのさらに3日後、BD-Rのアップグレード版まで登場しました!(交換対応というのが素晴らしい)
ということで改訂版を書いていますが、まずはおさらい。
グラストンベリー公演はBBCで"Miss You"以降の後半がTVだけでなくウェブでも生放送され、さらに"JJF"と"Factory Girl"の替え歌"Glastonbury Girl"も後に放送されました。
これらは1080iのフルHDで放送されており、そちらは下で紹介しているとおり、1080iかつ32,000超えのビットレートによるBD-R『GLASTONBURY! 2013』で速攻ブート化されています。
今回紹介するのはその1080iのフルHDの放送バージョンではなく、720x576という576iのよくわからない流出ファイルが元になっていますが、放送バージョンと違って完全版です。
この完全版は放送部分の演奏シーンは放送バージョンと同じですが、邪魔なVJは登場せず、さらに後述する開演前の会場の様子までばっちりプロショットで収録されています!
それより何より完全版なので、"Wild Horses"、テイラー参加の"Can't You Hear Me Knocking"、そしてキース・コーナーその他も全部ばっちり!!
という完全版ですが、最初にトレントに出回りながらもうまく落ちてこなかったものは15GB、そして次にアップされていち早く出回ったのはDVD用の4.08GB。(掲載時点ではその後5.69GB、さらに7.95GBというDVD9用のファイルも出てきてます)
競うようにリリースされたDVD-Rはその最初の4.08GBのが元になってるのがほとんどで、オープニングはいきなりキース登場から始まります。(その後出た容量が大きいのと差し替えてるかもですが)
ところが15GBのものはストーンズ登場までのオープニングも3分ほどプロショットで収録。これがまたいいんです!開演前のBGMから盛り上がる観客にオープニングのあのドンドコドンとフーフーの大合唱!臨場感最高です!!
そんなわけで、先に出たDVD-Rをジャケ買いしちゃいましたが、すぐに出たBD-Rでハイドパーク前夜祭。
これ、そのDVD-Rとは比べるまでも無く綺麗! 47インチのTVで見ると、DVDバージョンでは見られたブロックノイズやモスキートノイズが大幅に減少!!モスキートノイズがかすかにあるくらい!!
ということでDVD-Rの紹介は割愛(笑)
・・・BD-Rの初回版はそういうことでしたが、なんとさらなるアップグレード盤が登場!
もしかしてあらたに出回っているDVD9用のトレントから?と思ったらもちろんそんなことはなく、元の15GBのファイルをさらに最適な方法でエンコードし直したそうで、見てみるとなるほどその差は僅かとはいえ体感上は大幅なアップグレード。
実はトレントに最初に上がった15GBのTSファイルはどうやらH264系のようで(よくわかってません)エンコードはおろかPCでの再生すら難しく、わたしはわざわざ別の再生ソフトをインストールしてようやくPCで見ることは出来たんですが、エンコードがどうにも出来ずに困ってました。
そしてそれから作られた初回版の容量は22.3GB、ビットレートは23,000越えでそれでも十二分に綺麗でしたが、身体の輪郭回りなどにはたまにモスキートノイズが、そして観衆が上下に飛び跳ねるようなところでは僅かにブロックノイズが見られました。
その3日後、容量とビットレートはちょっと増えただけですが、それらのノイズがほぼ綺麗になくなったアップグレード盤が登場しました!
初回版の画質でさえ、1080iの放送バージョンには及ばないものの、DVD-Rよりはもちろんのこと、そのDVDバージョンのファイルからエンコードして自分で作ってみたBD-Rより断然綺麗だったんですが、このアップグレード版は見事です。
アップグレード版は元の素材も1080iですといわれればそうですかと思うほど、放送バージョンと見まがうほどの美しさに昇華しています!!
さらに音声もドルビーデジタルからリニアPCMに変更されています。その差はよくわかりませんが、少しクッキリしてるかな?
とはいえ放送バージョンとちゃんと見比べるとやはり元から1080iの放送バージョンの方が美しいですが、その差はほんの僅かで、大画面で見てもストレスを感じることも全くなく、これならVJや曲名表示が出てくる放送バージョンとつなぐ必要もなし。
720x576とはいえ50,000という妙なビットレートを持った15GBの元素材、わたしは相変わらずエンコード出来ずに一体どういうファイルなのか今もってわかってませんが、かなりの極上素材だったんですね。
なお、IMP系のULTRA FINEからもBD-Rで完全版が発売されましたが、そのULTRA ZONEは隠密+SD+HDのつなぎで、オープニングはプロショットではなく隠密映像、さらに未放送部分はそのリリースタイミングから最初のDVDバージョンが元でしょうから、自分で試した映像と比べた経験からも、こちらの方が綺麗かと思われます。
また、Dead Flowersレーベルからは、放送版と全長版ともに収録しているものもありますが、容量的にこれより綺麗とは思えません。ジャケが古い写真なのも残念。
さらにその後blackberryなるところからもリリースされましたが、そちらはやや映像が甘いと。旧青月のはそんなことなくシャープですけどねぇ〜。そういえばトレントにその後出回ったDVD用のがまさにソフトな映像でピンボケみたいな感じだったし、blackberryのはもしかしたらそのDVD用のをエンコードして膨らませただけじゃないかな?
ということでこれ最高です!しかもジャケが表裏ともにすんばらしい〜!!!
また、このアップグレードバージョン、最初の完全版BD-Rを購入した方にはディスク交換に応じてくれるとのことでお店には貼り紙まで。
知らん振りしてアップグレードに切り替えるのではなく、こういう丁寧な対応をしてくれるのが老舗のいいところですね〜。
もちろん前のディスクなんて持ち歩いてないわたしには「こんど前のディスクを持ってきてくださいね」と。ということでアップグレードバージョンは盤面のデザインが少し変わってます。
いやしかしこれほんっとに素晴らしいです!!!
『
LARGO 1981 2ND NIGHT 』 no label (2CD)
SB recordings@Capital Center Arena, Largo, MD. Dec.8, 1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. Waiting On A Friend / 15. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introduction / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction
12/7〜12/9のラーゴ3連荘の2日目であるこの12/8公演もWolfgang's Vaultで公開され、それをいち早くプレスCD化したのがこちら。
下で紹介しているニュージャージー3公演とあわせて4タイトルが一気にリリースされましたが、どんどん売れてるようで〜。
この12/8は『CAPITAL CONNECTION VOL.2』(DAC-037)として2006年にモノラルSBが初登場しましたが、ステレオSBというのは今回初登場。
この12/8と翌12/9のラーゴ公演はラジオショー音源に多く採用されていますが、この日の公演からは"Let Me Go"がラジオショー音源と『STILL LIFE』に収録されています。
この曲ではミックは会場を駆け巡るため、ラジオショー音源や『STILL LIFE』でのミックのヴォーカルは大幅にオーバーダビングされ、間奏もばっさりカットされていますが、本作では素のままのヴォーカルとカットもされていない音を堪能できます。
今回の音源は演奏音もかなりクリアで、ギターはいつものとおり綺麗に左右にセパレートされていますが、Wolfgang's Vaultの他の音源ではよくあるパターンと違い、キースのコーラスは片側に寄ったものではなくセンターに定位しており、マックさんのコーラスが聴こえないというミックスであることからも、放送用にミックスが進んでいるものと推測され、それだけに一聴してEXな高音質。
部分的に観客の音も入っていて適度な臨場感もあり、逆に"Let's Spend The Night Together"や"Shattered"前半などで左側で聴こえる中途半端な手拍子のような音が気になりだすと気になったり、ところどころでジリジリとかジーっというわずかなノイズも入ってるので表記上は"EX-"としておきますが、ノイズ云々は置いといて先に紹介したニュージャージー3日間より高音質。
そして演奏も磐石!さすがはツアー終盤の12月!
特に序盤の疾走感は12月ならでは。とはいえこの日は『CAPITAL CONNECTION VOL.1』(DAC-036)で聴ける初日よりはちょっと抑えてるようですが、素晴らしいです。
それにしてもキース・コーナーが終わった後のミックのテンションの高さは何なんだ?(笑)
いやぁ〜しかしこのライヴをこうして演奏をクリアにとらえられている高音質ステレオSB音源で聴けるとは本当に幸せ。
これまたWolgang's Vaultに感謝感謝の一枚でした!
『
NEW JERSEY 1981 3RD NIGHT 』 no label (2CD)
SB recordings@Brendan Byrne Arena, Meadowlands Sports Complex, East Rutherford, NJ. Nov.7, 1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. Waiting On A Friend / 15. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introduction / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. All Down The Line / 7. Hang Fire / 8. Miss You / 9. Start Me Up / 10. Honky Tonk Women / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash / 13. Satisfaction
最後に3連荘の最終日。音質は2日目と同じく初日よりもよい"EX-"。
このニュージャージー最終日も前日の余波を引きずるような迷演を聴かせてくれますが、過去のモノラルSBでは"Tumbling Dice"以降は発掘されなかったため、EV盤では10/15シアトルのSB音源、VGP盤ではこの日の隠密が補填されており、VGP盤で演奏自体を聴くことはできましたが、その全貌がついにステレオSBで!
ということで過去のモノラルSBでは欠落していた後半も新たなステレオSB音源が登場という、SB新音源的には3日間で一番ありがたい日。
この日もモニターの調子が悪かったのか、インフォにあるとおり"Shattered"と"Black Limousine"ではチャーリーが危うい入り方で始まり、"Going To A Go Go"では終わるタイミングがずれてしまい、挙句に"Beast Of Burden"ではミックがメロメロになってぐちゃぐちゃになり、キースが強引にコーラスで割り込んで立て直すという無茶な演奏(笑)
モノラルSBでは欠落していた"Tumbling Dice"以降は今回初めてSB音源で登場しましたが、その後半はしっかり演奏してます。
"All Down The Line"はなんかミックに覇気がなかったり、"Brown Sugar"のイントロは頼りなかったりしますけど(笑)
そんなわけで音源的には一番ありがたいこの最終日、2日目と同様演奏も面白く、3連荘すべてがステレオSBで楽しめるとは、ほんっとWolfgang様様です!!
そしてPC音源をじっと聴く事が苦手で録音とかも面倒なわたくしにはこうしてプレスCDでリリースされるのも嬉しいところ!
とはいえ一気にまとめては苦しいところですが、そんなことWolfgang's Vaultにお願いするわけにもいかず(爆)
『
NEW JERSEY 1981 2ND NIGHT 』 no label (2CD)
SB recordings@Brendan Byrne Arena, Meadowlands Sports Complex, East Rutherford, NJ. Nov.6, 1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. Waiting On A Friend / 15. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introduction / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. All Down The Line / 7. Hang Fire / 8. Miss You / 9. Start Me Up / 10. Honky Tonk Women / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash / 13. Satisfaction
続いて2日目。
この日はストーンズの調子が元々悪かったわけではなく機材の調子が悪かったために、結果的に演奏もところどころでメロメロになっちゃってます(笑)
あらためて今回のステレオSBでこの日の迷演を聴くとモノラルSBではわからなかったところも収録されているので面白すぎます。
インフォに詳しく書かれているとおり、"Let's Spend The Night Together"でのエンディングをはじめ、そこかしこで妙な演奏を確認できる2日目ですが、"Time Is On My Side"ではキースがモニターのボリュームを上げるように訴えているとおりモニターの調子が悪かったらしく、その不調はその後も広がりいろんなところでボロが出てしまい、"Tumbling Dice"や"JJF"では途中でどこに行くのだ状態(笑)
さらに"Hang Fire"でも途中危なっかしく、"Start Me Up"もキースとチャーリーが途中で止まるなど聴いててたまにハラハラします(笑)
そんなこの日の迷演は是非収録部分がちょい長くなって全貌がわかるようになったこのステレオSBでお楽しみください(笑)
それにしても映画『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』では"When The Whip Comes Down"がないとか、"Time Is On My Side"のスライドショーとか他の映像はいらないのにとかその編集にケチをつけられることの多いハル・アシュビー、こうしたトラブルを抱えながらの演奏でもうまく編集して映画に仕立てるとはやっぱり凄いぞとあらためて賛辞を。
ところでこの11/6、掲示板でLinda Louさんに教えていただきましたが、このバンドコールは『STILL LIFE』のものと同じなんですね!
『STILL LIFE』の"Under My Thumb"は初日の11/5であることから、バンドコールも当然11/5なんだろうと思ってたら!
ちなみにブートでは『JERSEY DEVIL』ではA列車から"Under My Thumb"冒頭までは11/5も11/6のも、全て11/7のを使用していましたが、VGPの11/5『DOWN THE RAOD APIECE』ではそれを『STILL LIFE』から持ってきていて、なるほど"Under My Thumb"と同様バンドコールも11/5ということで、これはこれでOKだと思っていましたが、違ってたんですね!!!
一方でVGPの11/6の『FIVE STONES READY TO ROLL』ではどこのかよくわからないオープニングが繋がれていましたが、そこにこそ『STILL LIFE』のバンドコールがあるべきだったのかと!
バンドコールと"Under My Thumb"が別の日だったとは、なんて細かい作り方をしてたんでしょうね〜!
と、意外や意外なこともわかったこのタイトル、音質は表記上は初日と同様の"EX-"ですが、初日よりは高音質で、初日のようなシュルシュル鳴ってる感じはありません。
また、"Let Me Go"にあるテープチェンジによる欠落部分はモノラルSBで補填されており、Wolfgang's Vaultではそこまで左右が逆だったところもきちんと修正されてあります。
ということでこちらもWolfgang's Vaultに感謝感激!!
『
NEW JERSEY 1981 1ST NIGHT 』 no label (2CD)
SB recordings@Brendan Byrne Arena, Meadowlands Sports Complex, East Rutherford, NJ. Nov.5, 1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Down The Road Apiece / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. Waiting On A Friend / 15. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introduction / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. All Down The Line / 7. Hang Fire / 8. Miss You / 9. Start Me Up / 10. Honky Tonk Women / 11. Brown Sugar / 12. Jumping Jack Flash / 13. Satisfaction
Bonus Tracks - 14. Under My Thumb〜When The Whip Comes Down Intro(Original Mix) / 15. Under My Thumb〜When The Whip Comes Down Intro(Monaural Soundboard Mix)
コチラで紹介しているとおり、オフィシャル映画/ビデオ『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』の屋内部分8曲は、この11/5および11/6のニュージャージー公演はMeadowlands Sports Complex/Brendan Byrne Arenaで収録されたものです。
(ちなみにわたしはなぜかニュージャージー公演と呼ぶよりメドウランズ公演の方がしっくりくるんですが理由はわからず・笑)
そして"Under My Thumb"は『STILL LIFE』やラジオショーに採用され、"Down The Road Apiece"をやり、さらにはこのニュージャージー3日間全てはティナ・ターナーが"Honky Tonk Women"で共演したライブとして有名。
そしておさらいになりますが、このニュージャージー3公演のSB音源は、2001年にEmpress Valleyの6CD『JERSEY DEVIL』として初めて世に出て、その後VGPからも各公演がそれぞれリリースされました。
『JERSEY DEVIL』EVSD 115/116/117/118/119/120 初回スリップケース(持ってません)とCDケースのジャケ
『DOWN THE RAOD APIECE』VGP-303(11/5)、『FIVE STONES READY TO ROLL』VGP-313(11/6)、『TOO TIRED TO ROCKL』VGP-318(11/7)
ただしそれらはモノラルの卓直SBで、一部に欠落があり他の公演のSB音源や隠密音源がつながれてたりしました。
が、2013年、ついにWolfgang's Vaultにニュージャージー3公演すべてがステレオSBで登場!そちらをいち早くLHがCD化したのがこのシリーズ。
ということで簡単に3つまとめていきますが、まずは初日から。
このWolfgangに公開された嬉しいステレオサウンドボード音源、なぜか初日のライブ冒頭は他の曲と音が被ってました(笑)(インフォに書かれているのとはちょっと違って2度目のA列車の後に女性ボーカルも聴こえますよね?)
そして"Going To A Go Go"冒頭、"Tumbling Dice"途中から"Hang Fire"にかけてはテープチェンジとおぼしき欠落があります。
本作ではそのライブ冒頭の混合部分や欠落部分はラジオショー音源やモノラル音源で差し替え&補填され、混合部分はそのままのとモノラル音源をボーナストラックに収録。
でも冒頭の差し替えも見事でぜんぜん違和感なし。とはいえそちらはオーバーダビングがされてる音源ですけど、冒頭からワンランク落ちる音質のモノラルをつなぐと違和感あるからでしょうかね。
ということでオーバーダビングなしのをボーナスに収録してるんでしょう。
んがしかし、このバンドコールを聞いたときに気づくべき点があったんでした(11/6に続く)
この初日は高音域がややシュルシュルした音で完璧なステレオサウンドボードとはまいりませんが、十二分に高音質でビルのベースも心地よいバランスのいい"EX-"。
"Time Is On Side"でジリジリバチバチとノイズが入るところもありますが、まぁそれは仕方なし。キースのワイルドなコーラスもよく聴こえます。
ティナ・ターナーも最初はボリュームが上がってませんが、迫力のデュエット!そしてモノラルSBでは冒頭ミックのヴォーカルがオフだった"Tumbling Dice"はこちらでは映画のとおり最初からちゃんと聴き取れます。
いやしかしこの日は収録日であるにもかかわらずワイルドな演奏であります(笑)
そして収録日に"Down The Road Apiece"をやるというのがまた!30年以上経ってグラストンべリーで"Glastonbury Girl"や"2000光年"をやってしまう冒険心がここでも(笑)
そんなこの初日がこうして高音質なステレオSBで聴けるというのは嬉しい限り!
81はオフィシャルでは『STILL LIFE』や『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』といった手が加えられたものだけでなく、オーバーダビングの施されていないハンプトン公演もオフィシャルリリースされましたが、こうしたちょい完璧ではないながらも高音質ステレオでこうしたワイルドな演奏を楽しむってのもまたオツなもの(笑)
ということでWolfgang's Vaultに感謝!!
『
50 & Counting Live - UNITED CENTER 』 (BD-R)
aud shots@United Center, Chicago, IL. May 28, 2013
1. Intro - Get Off Of My Cloud / 2. It's Only Rock'n Roll / 3. Paint It Black / 4. Gimme Shelter / 5. Wild Horses / 6. Rocks Off / 7. Emotional Rescue / 8. Six Days On The Road (with Taj Mahal) / 9. Doom And Gloom / 10. One More Shot / 11. Honky Tonk Women - Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Before They Make Me Run / 14. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 15. Miss You / 16. Start Me Up / 17. Tumbling Dice / 18. Brown Sugar / 19. Sympathy For The Devil / 20. You Can't Always Get What You Want / 21. Jumping Jack Flash / 22. Satisfaction (with Mick Taylor)
一つ下で紹介したLHのCD『CHICAGO 2013 1ST NIGHT』と同じく北米ツアーシカゴ公演初日5/28の映像。
こちら、トレントにまずは2枚組DVD、そして1週間遅れでその3倍ほどの容量のBlu-ray用がアップされたものが元で、今までのBD-Rと同じくSilver Stallionプロジェクトによるフリー作品。
それをまたしても映像老舗が速攻BD-Rでリリース。
今回はロニー側スタンドの低層階からのショットをメインとしつつ、キース側のピットからのアップショットやキース側ステージ斜め後ろなどの映像を織り交ぜて作られた素晴らしい作品!
曲間では唐突にLate Night with Jimmy Fallonに出演したキースの映像が出てくるところがあったりもしますが、ほんとに素晴らしいです。
このBD-Rを手にする前、PC上でこの元のトレントのBlu-ray用映像と、ギフトで貰った2DVD-Rを見比べてもかなりの差を感じましたが、ディスク同士をちゃんとTVで見るとその差はさらに歴然。
当たり前ですが3倍の容量を誇るフルHDのBlu-rayはめちゃ綺麗!
映像は先に述べたように複数カメラからのステージショットだけでなく、冒頭ユナイテッド・センターの客席全体をぐるりと映すシーンもあり、シカゴ公演初日の雰囲気が伝わってくる臨場感もあります。
そこで他の作品でもありましたが撮影者の連れを映し出すというシーンもありますが(笑)
そしてカメラの切り替えもなかなか見事で、ところどころで効果的にピットからのアップ映像などに切り替わるという、ほんっとに見事な作品です。
そういえばめちゃ速い"Doom And Gloom"では、CD紹介のところで、なかなか始めないミックにじれてキースがガツンと鳴らしたと書きましたが、ミックがちょろちょろやっていながらもスタートはちゃんとチャックのイントロに合わせてる事がわかりました(笑)
そして"One More Shot"もちと速めですが、やはりこれはタジ・マハールとの"Six Days On The Road"効果でミックがかかり気味になってるようですね。
そうそう、この映像の音はLHのCD『CHICAGO 2013 1ST NIGHT』(以下CD)の音と同じです。
CDでは"You Can't Always Get What You Want"の冒頭のコーラスが30秒ほど頭欠けしてますが、この映像ではそこは別音源が繋がれています。
映像だと音質が違ってもあまり違和感を感じませんが、音だけを聴くとやはり違和感を感じますので、やろうと思えば出来たんでしょうがやめたんですかね〜。
ところでCDのインフォにはその曲での5:33辺りでの個所は音とびではないと書かれていましたが、CDと映像と合わせて聴いてみると、CDではその5:33の前の5:25付近でやや飛んでる事がわかります。
まぁこうした細かいことにこだわるレベルの話ではありませんが、CDの方は追記修正しておきました。
さて、話しはこの映像に戻って、繰り返しになっちゃいますが、"JJF"では力の入ったキースに釘付けと行きたいところなのにメインカメラはミックを追ってるなぁ〜、と思ったらちょうどいいとこでピットからのキースに切り替わってくれたりと、そうした芸の細かさがここそこで見られるほんとにナイスな映像です。
このシカゴ公演、CDはCDで素晴らしい隠密音源を堪能できましたが、Blu-rayで見る超絶綺麗で、見事な編集のこの映像はほんとに素晴らしい!!
映像はじっと見てないといけないのでそうそう何度も見直したりは出来ませんが、これは現時点では2013年北米ツアー最高の映像作品と呼ぶべき逸品。
シカゴ初日をこのような最高映像で味わえることに感謝感謝!もちろんそれはSilver Stallionプロジェクトに!
『
CHICAGO 2013 1ST NIGHT 』 no label (2CD)
aud.recordings@United Center, Chicago, IL. May 28, 2013
●Disc 1
1. Intro / 2. Get Off Of My Cloud / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6. Wild Horses / 7. Rocks Off / 8. Emotional Rescue / 9. Six Days On The Road (with Taj Mahal) / 10. Doom And Gloom / 11. One More Shot / 12. Honky Tonk Women
●Disc 2
1. Band Introductions / 2. You Got The Silver / 3. Before They Make Me Run / 4. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 5. Miss You / 6. Start Me Up / 7. Tumbling Dice / 8. Brown Sugar / 9. Sympathy For The Devil / 10. You Can't Always Get What You Want / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction (with Mick Taylor)
これまたオークランドと同じく元はトレントに上がった極上音源で、ギフトCD-RからプレスCDへ昇格したタイトル。
こちらはオークランドにはほんっの僅かに及びませんが、それでもLHから昇格プレス化されたABBツアー物のさらに上を行く極上隠密"EX-"。
周りもうるさくもない中、やや歪むところもありますが、上から下まで見事に拾っていて、これも嬉しいプレス化。
ちなみにトレントのインフォによるとSP-CMC-2 Audio Technica cardioidステレオマイクをメガネに貼り付け、Edirol R-09で録音されたらしいです。なんのこっちゃですが(笑)
さて、この日は"Wild Horses"、そして50 & Countingツアーでは今のところ3回だけの"Rocks Off"、そしてタジ・マハールとの"Six Days On The Road"が目玉!
"Wild Horses"はやっぱりLA初日のようなお姉ちゃんとではなくこのミック一人でってのがいい(笑)
"Six Days On The Road"はやっぱタジ・マハールがぐいぐい引っ張っていくのがいい感じ!!
そして続く"Doom And Gloom"ではミックがなかなかイントロを弾かず、じれたキースがガツーんとやるタイミングでスタート。(というかチャックのカウントでだった・笑)
そしたらタジ・マハール効果か、その後が速いのなんの!ちょうど手元にあるオークランドと比べるとその差歴然(笑)
そのままの勢いで続く"One More Shot"も速いぞ(笑)
そして"JJF"もラストの"Satisfaction"もイントロが妙だけど、これはこれでいい(最近よく使うフレーズ・笑)
やはりシカゴという土地はやはりバンドにとっても特別、そこでの観客の熱気に押されたんでしょう(ほんとか?笑)
なお、インフォによるとトレントの元の音に以下のような修正が加えられているとのこと。
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「Honky Tonk Women」の2:35で起きた音飛びには先の片チャン音源をモノラル化して補填、スムースな状態に仕上げています。さらにはミック・テイラーが加わった「Midnight Rambler」の終盤で発生する音量の変化と音飛びも丁寧にアジャスト。ただし音飛びと錯覚しそうな「You Can't Always Get What You Want」の5:33辺りでの個所は観客との合唱からチャック・リーヴェルが前のめり気味にキーボードを弾き始めたところへバンドが合わせた結果のアクシデントですので修正は加えておりません。
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正直なところ、トレント音源を聞いたときに"Honky Tonk Women"の音とびは気づきましたが、他の2箇所は気づいてませんでした(笑)
なお、"You Can't Always Get What You Want"では次に紹介する映像作品と比べるとわかりましたが、5:33辺りではなく5:25辺りで音がちょっと飛んでる事がわかります。でもそんな細かいことにこだわるほどのこともないかとは思いますが。
あと曲間は元音源の時点でまずは"Miss You"〜"Start Me Up"はちょこっとつままれてるようですがそっちはいいとして、悪魔から"You Can't Always Get What You Want"の間のアンコール待ちがざっくり切られているので、その"You Can't -"のコーラスの冒頭が30秒ほど頭欠けになってますが、まぁ元からそうなのでしょうがないですね。次で紹介する映像作品の音とのつなぎというのも違和感が出てうまくいかなかったんでしょうね〜。
そんな細かいところをグダグダ書くのは本意ではなく、ここはやはりシカゴという地の高音質隠密がこうして補正も施されてプレス化された事が嬉しいところ!
これはdimeには2つあってどちらに謝辞を書いていいのかよくわかりませんが、「mike1061」さんと「rskinno」さんに感謝!
そしてナンバリングステッカーつきにはこのシカゴ公演の2枚組DVD-Rがつきます。
これ、ちょうどBlu-rayバージョンが出回り始めたところで、見比べるとやはり見劣りするのは否めないですが、ちょっと前なら大喜びで見ていたレベル。ギフトでこれはなかなかナイスですね。
『
OAKLAND 2013 』 no label (2CD)
aud.recordings@Oracle Arena, Oakland, CA. May 5, 2013
●Disc 1
1. Intro / 2. Get Off Of My Cloud / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Live With Me / 5. Paint It Black / 6. Gimme Shelter / 7. Little Red Rooster (with Tom Waits) / 8. Dead Flowers / 9. Emotional Rescue / 10. All Down The Line / 11. Doom And Gloom / 12. One More Shot / 13. Honky Tonk Women
●Disc 2
1. Band Introductions / 2. Before They Make Me Run / 3. Happy / 4. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 5. Miss You / 6. Start Me Up / 7. Tumbling Dice / 8. Brown Sugar / 9. Sympathy For The Devil / 10. You Can't Always Get What You Want / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction
こちらは2013北米ツアー2日目のオークランド公演。
Tom Waitsがゲストで"Little Red Rooster"をやったあの公演で、当初チケットは初日より先にこちらが発売されたこともあって、日本からも多くの方が駆けつけたオークランド公演!
こちら、トレントで出回った高音質隠密でギフトCD-Rにもなってましたが、プレスに昇格。
インフォによると「最新ツアーの極上音源をプレスCDで出さずにどうする?いつやるの?今でしょ!ということで遂にそのリリースに踏み切りました。」と。
ということではい、ほんと極上のすんばらしい音です!隠密にしてサウンドボードも吹っ飛ばす極上の隠密で、インフォによるとその素晴らしさをいかすため、あえてノーイコラだとか。
そして録音者の「Daspyknows」なる方によるトレントのインフォによると、Schoeps MK4とRBox Tascam DR-2Dで録音したとのことです。
いんやぁ〜ほんと素晴らしい音で、超クリアでいて音の広がりもあり、周りもうるさくないという最強録音。
通常わたしの隠密の最高評価は"EX-"ですが、こいつはもう"EX"!!
こういうのはマイクのセッティングが秘訣なんですかね〜?やったことないのでわかりませんが(笑)
ということでこの極上サウンド、わたしもプレスされなにかなぁ〜と密かに思ってたので嬉しいリリース。
さて、ツアー2日目ということで序盤はちょっと硬いところが見られますが、なんといってもこの日の目玉は"Little Red Rooster"!
この隠密の音も強烈です!!オークランド・アリーナの空気までをもそのまま詰め込んだかのような素晴らしい迫力!!もうたまりません!!
このライヴを観た方がほんっとうらやましいです!そしてDaspyknowsさん、素晴らしい音をありがとう!!
そして"One More Shot"ではミックがちょい上ずってますが何とかセーフ(笑)
でもって"Before They Make Me Run"のイントロでキースが軽くやらかしてくれてます。そして"Happy"も。このチャプター振りがナイス(笑)
あと"Brown Sugar"でもミックはなんか上ずっとりまして、危なっかしい(笑)
他にはロンドン2日目以来で北米ツアーでも3回しか演奏されていない"Live With Me"と、ニューアークを含め北米4回の"Dead Flowers"もちょい貴重。
あと2012年と同様、2013北米ツアーの初日とこの2日目だけは"Satisfaction"にテイラーは登場しませんが、"Midnight Rambler"はいい感じに!
ただまぁキースはところどころで手を抜いてますが、まぁ歳も歳ですし(笑)
しかしこれ、starstarさんのTongue PitからのYouTubeを観ながら聴くとたまらんです。
http://www.youtube.com/watch?v=1sNF6Sg7MPw
他にもstarstarさんはアップしてくださってますて、その音も十二分に素晴らしいのですが、ここは是非ゆっくりシンクロ鑑賞もやってみたいところ〜。
http://www.youtube.com/channel/UCi7d43YKkeFiTl0kOrLQyXA
そんなわけでこのミラクル隠密、プレスCD化に感謝、というか「Daspyknows」氏に感謝!!!
なお、こちらのナンバリング入りステッカー付には5/13のベガス公演の2枚組DVD-Rがおまけについてきます。
こちらはトレントに上がったもので、すでに他からBD-Rでリリースされていて、そちらの高画質と比べるとやはり見劣りしますが、こういうのがおまけでついてくる時代になったと感慨深いものが(笑)
『
SANTIAGO 1995 』 no label (2CD)
SB recordings@Velodrome del Estadio Naciocal, Santiago, Chile. Feb.19, 1995
●Disc 1
1. Introduction / 2. Not Fade Away / 3. Tumbling Dice / 4. You Got Me Rocking / 5. It's All Over Now / 6. Rocks Off / 7. Sparks Will Fly / 8. Satisfaction / 9. Out Of Tears / 10. Angie / 11. Rock And A Hard Place / 12. Love Is Strong / 13. I Go Wild
●Disc 2
1. Miss You / 2. Band Introduction / 3. Honky Tonk Women / 4. Before They Make Me Run / 5. Slipping Away / 6. Interlude / 7. Sympathy For The Devil / 8. Monkey Man / 9. Street Fighting Man / 10. Start Me Up / 11. It's Only Rock'n Roll / 12. Brown Sugar / 13. Jumping Jack Flash
VOODOO日本公演直前の南米ツアーから、チリのサンチャゴ公演のSB音源がアップグレードされて登場。
VOODOO南米ツアーはリオ公演とブエノスアイレス公演がモノラルTV放送やステレオSB音源が出回りましたが、このサンチャゴ公演は、こもったモノラルSB音源を収録した『SOUTHERN QUOTATIONS FROM CHILE』(VGP-089)でのみ聴く事が出来ました。
今回もモノラルというのは変わらずですが、そのコモリ気味だった音がすっきりくっきり生まれ変わっています。
最大の欠点であったこもっていた高音域はすっきりくっきりと一皮、いや二皮以上脱皮して、中域はやや細いながらも低音も出ていてナイスな"EX--"。
実はこのリリースインフォを目にするまでアップグレード音源が登場してたことすら知らなかったんですが、その後dimeで探し出してそちらも落としてみました(笑)
そのトレントによるとどうやら2004年に再放送?された音源が元のようですが、たまに入る男性の気持ちの悪い低い声が入ってるのは同じ。
久々に聴いたこの声、一体なんなんだ??でもこのCD、そのトレントの音よりは整えられて聴きやすくなってます。
そして今回、その音質アップグレード以外にも嬉しい点が。
既発のVGP盤では"Satisfaction"はフェイドアウトしてしまい、続く"Out Of Tears"と"Miss You"では頭切れ、さらに"Street Fighting Man"は最後の最後で途切れてしまい、ラストの"JJF"は未収録だったんですが、これらの欠点が全て解消されてます!まさにナイス・アップグレード!
なお、このアップグレード音源も曲間カットがいくつかあり、さらに既発にはあったメンバー紹介は欠落しているため、メンバー紹介は既発音源が挿入されていますが、その音質差は歴然たるもので、あらためて今回のアップグレードぶりを思い知ることに(笑)
演奏は大盛り上がりの熱い熱い暑い南米公演らしく、まさに汗を噴出しながらのタイトな熱い演奏を堪能できます。
そして最新作『VOODOO LOUNGE』からの曲も多く、その後の日本公演で3/14に一回やった以降はセットリストから落ちてしまった"Out Of Tears"をやってるのが特徴。
いやぁ〜素晴らしく久々に聴いた南米公演、そして本当に超久々に耳にしたこのサンチャゴ公演、こうして生まれ変わった音で聴くとなかなか素晴らしい!
そしてモノラルはモノラルでまた違った迫力があって面白い(笑)
ということで久々の南米VOODOOのナイスなアップグレードに大満足!
さらにこちら、初回納入分のみというボーナスDVD-Rもついてて、これがまたナイス。
来日公演が決まった当時にBSでストーンズ特集が組まれた『BEAT FILE』で、わたしも当時ビデオテープで持っていたっきり小火の後に廃棄してしまった映像で、画質は今のTVで見るとそれなりですが、これまた懐かしく嬉しいボーナス。
さらにはナンバリングステッカーつきにはVOODOO日本公演の3/12TV放送バージョンのDVD-Rもついてて、なかなかお得なタイトルでございました!
『
GLASTONBURY! 2013 』 (BD-R)
Pro shot@Worthy Farm, Pilton, Somerset, England. Jun.29, 2013
1. Jumpin' Jack Flash / 2. Glastonbury Girl / 3. Miss You / 4. Midnight Rambler with Mick Taylor / 5. 2000 Light Years From Home / 6. Sympathy For The Devil / 7. Start Me Up / 8. Tumbling Dice / 9. Brown Sugar / 10. You Can't Always Get What You Want / 11. Satisfaction with Mick Taylor
一昨日には1080iのTV放送部分のみのが出来ていたらしいプロトタイプに、"JJF"と"Glastonbury Girl"が加わり昨日にはもうリリースされたBD-Rが老舗の旧青月から到着!
これ、トレントで落として自分で焼いた放送版よりめちゃ綺麗!
再エンコードしなおしたとのことで、サイズは全部で17.5GBとトレント合計の3倍近く、ビットレートは32,000を超えてます!
"JJF"と"Glastonbury Girl"は自分では焼いてませんが、そこもシームレスに繋がっていて再生していても違和感なし!
まとめてBlu-rayからTVでみるともう最高です!!
そして放送分の冒頭、"Miss You"の前のVJのしゃべりをばっさりカットしてるのもナイス。
ところでわたしがトレントHCから落とした"JJF"は冒頭演奏前のシーンにちょっと映像にゆらぎというか動きがおかしいところがあるんですが、こちらにはそんなゆらぎはなし。
別ソース?そんなわけはないと思いますが(笑)
そして冒頭2曲は最初720かと思ってましたが、こちらも1080のようですね。ちょい"JJF"は暗いような気がしますが、それはまだ周りがちょい明るいからか?
いやしかしほんっっとに綺麗!もう感激の美しさのフルHDで味わうグラストンベリー、最高です!!!
このグラストンベリー、怒涛の盛り上がりを見せる観客を前に最高の演奏で応えるストーンズ、特にミックが素晴らしいのはもちろんのこと(2000光年の冒頭除く・笑)、いつものあの曲ではなくフェスらしくキースのギターから始まり観客を盛り上げるオープニングの"Jumpin' Jack Flash"、そしてロニーが見事なギターを聞かせてくれて歌詞も最高の"Glastonbury Girl"、テイラーのギターワークの素晴らしさとロニーの優しさが伺えた"Midnight Rambler"(最初持ってたスライドバーはどこやったんだテイラー?)、ミックは冒頭トチったけどTim Riesもキーボードに加わって13年振りにやって、2番にはうまく入れたミックが嬉しそうにチャーリーと微笑む姿が拝める"2000光年"、そして"Tumbling Dice"終盤では屋外フェスでの演奏はシンバルも揺れたりで好きじゃないんだと数ヶ月前に語っていたチャーリーがみせた素晴らしい笑顔、"Satisfaction"では珍しくアコギを弾くテイラー、そして昨年のツアー開始当初とはうって変わってノリノリのキース、そしてそしてラストの演奏が終わっても大合唱の観客と、もうほんっとにたまりません!
それにしてもミックはこの公演の1ヶ月ほど前に「コアなファンからの『SATANIC MAJESTIES REQUEST』全曲といった無茶なリクエストは現実的じゃない」とか(本番でも2000光年の前にそんなのやらないと言ってますね)、「グラストンベリーにテントをはって泊まるんだ」といった発言、どちらも"2000光年"と"Factory Girl"への布石だったんですね〜!!
ミックも"Start Me Up"のあと、「ストーンズのライヴをグラストンベリーで初体験の人がいたら、是非また来てくれ!」とグラストンベリーならでのMC。
グラストンベリーというフェスで最高の演奏をみせてくれたストーンズに一安心といっては失礼ですが、ほんとに感謝感謝。
この素晴らしいステージが堪能できるこのグラストンベリーはまさに永久保存!!
いやしかしこの世紀の公演であり大成功を収めたグラストンベリー、ほんっとBBCは最高ですね!
特設サイトを開設し、一応UK内とはいえストリーム配信もがんがんしてくるし、1080iのTV放送も無料だし、ラジオも連動してるし、映像のカメラワークもよかったし、ほんっとBBC最高!!
YouTubeも続々削除されてますし、噂の完全版もいつになることやらだしそっちは720iのようなので、日本でお留守番のわたくし、週末のハイドパークの裏でこの最高のグラストンベリーをリピート鑑賞とまいります!!(笑)
いやしかしフルHDの超絶綺麗な17.5GBもあるBlu-ray、 これほんっと最高です!!
June 2013
『
LIVE AT THE MARQUEE CLUB 』 GOLDPLATE GP1304CD1DVD1 (1CD+1DVD)
SB recordings+pro shots@Marquee Club, London, UK. Mar.26, 1971
●CD
1. Live With Me / 2. Dead Flowers / 3. I Got The Blues (take 1) / 4. I Got The Blues (false start) / 5. I Got The Blues (take 2) / 6. Let It Rock / 7. Midnight Rambler / 8. (I Can't Get No)Satisfaction / 9. Bitch (false start) / 10. Bitch (take 1) / 11. Brown Sugar / 12. Bitch (take 2) / 13. Bitch (pre-rehearsals) / 14. Brown Sugar (pre-rehearsals)
●DVD
・LIVE AT THE MARQUEE 1971 REBROADCAST TV VERSION
1. Live With Me / 2. Dead Flowers / 3. I Got The Blues / 4. Let It Rock / 5. Midnight Rambler / 6. (I Can't Get No)Satisfaction / 7. Bitch / 8. Brown Sugar
・ORIGINAL TV VERSION
1. Film Introduction / 2. Live With Me / 3. Dead Flowers / 4. I Got The Blues / 5. Let It Rock / 6. Midnight Rambler / 7. (I Can't Get No)Satisfaction / 8. Bitch / 9. Brown Sugar
・UNEDITED LONG VERSION
1. Film Introduction / Opening Announce / 2. Live With Me / 3. Dead Flowers / 4. I Got The Blues (take 1) / 5. I Got The Blues (false start) / 6. I Got The Blues (take 2) / 7. Let It Rock / 8. Midnight Rambler / 9. (I Can't Get No)Satisfaction / 10. Bitch (false start) / 11. Bitch (take 1) / 12. Brown Sugar / 13. Bitch (take 2)
フェアウェルUKツアーの最後を飾ったお馴染みのマーキー71が、CD+DVDでGOLDPLATEからリリース。
これ、気にはなりつつ果たして向上してるのかなとちょっと躊躇していましたが、思い切って7月にえいやと。
ということでまずCD。
マーキーのライヴはリハーサル、ドレス・リハーサル、そしてライヴ本番と行われましたが、よく耳や目にするのはそのドレス・リハーサルに歓声をかぶせたもの。
こちらCDではVGPの『THE LOST MARQUEE TAPES』(VGP-030)が代表盤。
GOLDPLATEの本作はやはり元は既発同様ビデオ音声が元のモノラルSBで、これまた既発と同じくチリパチとバックノイズは入ります。
また、"Live With Me"での「hung up for a week」のa weekのところで一瞬微妙に音が飛んでるのも既発と同じですが、こちらにはそこに既発にはないプチッというノイズが入ってしまってます。チリパチは既発盤でもここそこに入っているので、この一点でどうこういうものではありませんが、ちょっとノイズは多いです。
ただし音の抜けはコチラの方がよく、ビデオ特有の音ながらも自然です。ただし(が続きますが)こちらは音の定位がほんの僅かに左寄り。
また、最後のリハーサルの2曲ですが、"Bitch"はフェードインで始まり"Brown Sugar"のラストでテープがよれるのは既発と同じ。
ということで既発より音質はいいところもありますが、全体的にアップグレードしているかはちょっと微妙。
ただしこのタイトル、気になるのはDVD。
マーキーの映像は昨年IMP系のULTRA-FINEからBD-Rがリリースされています。
こちらはnew arrivalsの2012/7で紹介しているとおり、TVバージョンはかなり昔に出たShot Gunレーベルや旧青月のDVD-Rの方が綺麗でした。
そのULTRA-FINEのBD-Rには、既発DVD-Rにはなかった縞やわずかなブロックノイズ、ダメージラインなどがちらほらと。
ただしBD-Rの方が低音がしっかり出てますし、インフォのとおり"Midnight Rambler"はノーカットでした。
では今回のGOLDPLATEのDVDはというと、REBROADCAST TV VERSIONの映像は最初のベロマークでの乱れも無く、ULTRA-FINEのBD-RはもとよりShot Gunや旧青月のDVD-Rより程度はよく僅かにアップグレード。
再放送バージョンなので(実際にはその予定で再編集はされつつも再放送はされていない模様)、"Midnight Rambler"もカットのない完全版です。
ただしこのDVD、入力レベルが大きすぎたのか音がかなり割れているのが残念無念。
ORIGINAL TV VERSIONは音が割れることもなくめちゃ綺麗で、オープニングの映像も違ったりするUNEDITED LONG VERSIONは画面下部にあるタイムコードが黒塗りされたもので、やや音はコモリ気味でちらほら横線ノイズが入ってピントが甘い感じですがなかなか綺麗なので、REBROADCAST TV VERSIONの音割れがほんとに惜しい。
ということでマーキー71をご覧になったことのない方には楽しめる内容だと思いますが、アップグレードかはちょっと微妙なタイトルでありました。
『
HAMPTON 1981 2ND NIGHT 』 no label (2CD)
SB recordings@Coliseum, Hampton, VA. Dec.19, 1981
●Disc 1
1. Under My Thumb / 2. When The Whip Comes Down / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Shattered / 5. Neighbours / 6. Black Limousine / 7. Just My Imagination / 8. Twenty Flight Rock / 9. Going To A Go Go / 10. Let Me Go / 11. Time Is On My Side / 12. Beast Of Burden / 13. Waiting On A Friend / 14. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introduction / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction
これまたWolfgang's Vaultで公開された81年ハンプトン2日目にして81ツアー最終日!
ハンプトンといえばキースの誕生日であった12/18の公演がケーブルTVやFMで放送され、その後Stones Archiveでもリリースされましたが、こちらはその翌日。
この日の演奏は2011年にリリースされた『GRANDE FINALE』で隠密音源を聴けるのみでしたが、なんとこれまた極上SBで聴けることに!
いやぁ〜ほんとWolfgang's Vaultに感謝感謝。
この日の演奏についてはその『GRANDE FINALE』にも書きましたが、キースとボビーの誕生日の翌日ということでパーティー疲れでも出てるかと思いきやそうでもなく、最終日ということで突っ走り気味ながらもしっかりとした演奏を聴かせてくれます。
そして『STILL LIFE』や ラジオショーに収録されている"Just My Imagination"では中盤のサックスソロは見事にばっさり切られていることがわかります。
そしてよくあることですが前日には同じ歌詞を繰り返していた"Beast Of Burden"では今度はまた違う歌詞を繰り返してたり、やっぱりキースのコーラスは前日より凄みが増してるし、"Little T & A"ではもう投げやりだったり、聴いてていろいろと楽しいです(笑)
そんな最終公演がこうして最高音質"EX-"で聴けるとは!いやもう最高です。
いつものカットはこの日は"Let Me Go"と"Satisfaction"で確認できますが、そこは『GRANDE FINALE』から隠密音源が補填されています。
そしてこちらも「ランダムに低めだったピッチも完璧にアジャスト」と。
こちらも200枚限定とのことで、リリースされたばかりなのにシカゴ3日目と並んでもうすぐSOLD OUTのようですが、これはほんっとに素晴らしいです!
『
CHICAGO 1981 3RD NIGHT 』 no label (2CD)
SB recordings@Rosemont Horizon, Chicago, IL. Nov.25, 1981
●Disc 1
1. Under My Thumb / 2. When The Whip Comes Down / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Shattered / 5. Neighbours / 6. Black Limousine / 7. Just My Imagination / 8. Twenty Flight Rock / 9. Going To A Go Go / 10. Let Me Go / 11. Time Is On My Side / 12. Beast Of Burden / 13. Waiting On A Friend / 14. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introduction / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction
Wolfgang's Vaultで公開されたシカゴ3日目!
昨年から初日、2日目と公開されてきましたが、この3日目は卓直SBどころか隠密すら存在が確認されていなかった貴重な公演。
そしてこのシカゴ3日目の11/25からは『STILL LIFE』には"Start Me Up"、そしてシングルには"Beast Of Burden"(共にラジオショーも)が採用された公演でもあるのです。
音質はバランスもよく素晴らしい音質の"EX-"。"Let's Spend-"の3:09など、ごくごく一部にノイズが入ったりもしますが最高です。
まぁ元音源が軽いですしちょいと臨場感は乏しいので、オフィシャルには及びませんが、すんばらしい音です!
演奏は特に後半が素晴らしい!
序盤から中盤にかけてはなんか精細に欠けるような気がしなくもありませんが(自分が二日酔いだからかもですが)、11/22はCheckerboard Lounge、そして11/23、24、25と3連荘のシカゴのラストを飾るにふさわしい演奏を聴かせてくれます。
いやぁ〜、こうして素の音をいい音で聴けるなんてほんと幸せ、Wolfgangに感謝感謝。
そして初めて聴く未編集の"Beast Of Burden"、これはシングルのものはざくざくと切り刻まれていた事が判明。
さらに『STILL LIFE』の"Start Me Up"ではミックのヴォーカルが大幅に差し替えられていたことも聴き比べるまでもなくはっきりと(笑)
でも『STILL LIFE』で聴かれたあの"Alright Chicago! Rock'n Roll〜〜!!"がしっかり入ってるのは嬉しいところ!
そして『STILL LIFE』の"Satisfaction"直前のあのミックのMC、このシカゴの"JJF"直前のMCからだったんですね!なんかこうしてふと出会うと嬉しいぞ(笑)
なお、テープチェンジによって"Let Me Go"後半と"She's So Cold"イントロにカットがありますが、隠密もないので補填はされてません。
こちら200枚限定とのことで、リリースされたばかりなのにハンプトン2日目と並んでもうすぐSOLD OUTといった勢いで売れてるようですが、Wolfgang's Vaultさまさまですね〜!
『
50 & Counting Live - MGM GRAND 』 (BD-R)
aud shots@MGM Grand Garden Arena, Las Vegas, NV. May 11, 2013
1. Intro / 2. Get Off Of My Cloud / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Paint It Black / 5. Gimme Shelter / 6. You Got Me Rocking / 7. Beast Of Burden (with Katy Perry) / 8. Emotional Rescue / 9. All Down The Line / 10. Doom And Gloom / 11. One More Shot / 12. Honky Tonk Women / 13. Band Introduction / 14. Before They Make Me Run / 15. Happy / 16. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 17. Miss You / 18. Start Me Up / 19. Tumbling Dice / 20. Brown Sugar / 21. Sympathy For The Devil / 22. You Can't Always Get What You Want / 23. Jumpin' Jack Flash / 24. Satisfaction (with Mick Taylor)
これまたネットに登場するや、速攻リリースされたベガス公演のBD-R。
今回も今までのBD-Rと同じく、元はSilver Stallionプロジェクトによるフリー作品。
映像は今回始めてロニー側スタンドからで、真横ではなく正面斜め横の低層スタンドからのみやすいショット。
メンバー中心なのでスクリーン映像はそれほどとらえてはいませんが、スクリーンの一部やキースの手もよく見える素晴らしく綺麗な映像です。
でもサウンドはtorrentにあがってた低音が強すぎる音で、ややバランスが悪いのが難点。
そして再生するや否や、ロンドン写真展の映像が差し込まれてどうしたことかと思いましたが、オープニング・イントロの間に流れるその映像にはマーキーのセット前での写真撮影風景など結構レアなものも入ってて、これはこれでナイス。
また、曲間やたまに曲中でCrossfire Hurricaneのレッドカーペットの映像などが差し込まれたり、ごくごくたまに反対側からのショットに切り替わるのも今までと同じ。
さて、この日は北米ツアー4公演目にして唯一のラス・ベガス公演ということで会場は盛り上がってるようですが、演奏はいまひとつのところもチラホラ(笑)
このベガス公演のチケット代は他よりちょいと高かったりしたんですが、まずは"Gimme Shelter"のイントロにずっこけます(笑)
そしてこの日の目玉の一つでもある"You Got Me Rocking"でもキースは中盤の見せ場で弾くのを忘れとる(笑)
さらなる目玉はKaty Perryとの"Beast Of Buden"。こちらはまぁ彼女のおかげでなかなかの出来。
でもキースのスイッチは"All Down The Line"になっても入ってない(苦笑)
"Happy"あたりでようやくか?その"Happy"ではいい湯だなアハハ唱法というか何と言うか、ご機嫌です(笑)
続く"Midnight Rambler"では、キースが何度もテイラーに笑顔を向けてるのがいいぞ!この角度からの映像に感謝!
奇妙な3人揃って膝をついての共演も拝めます(笑)
という感じですが、もうちょいテイラー弾いていいんじゃないの?と思うベガスのRamblerでありました。
その後もこの日はちょっと暖機運転が長いなといった感じですが、"JJF"ではさすがにしっかり(笑)
最後の"Satisfaction"でのテイラー共演はこの日はまだ二度目ですが、そこでのテイラーの音は小さいですね。
それにしても悪魔のイントロでSEにあわせてチャーリーが入るところをしっかりとアップでとらえていたり、なかなかツボを押さえたショットでベガス公演を堪能できます。
ということで、これまた銀馬プロジェクトに感謝感謝!
May 2013
『
50 & Counting Live - HONDA CENTER 』 (BD-R)
aud shots@Honda Center, Anaheim, CA. May 15, 2013
1. Get Off Of My Cloud / 2. It's Only Rock'n Roll / 3. Paint It Black / 4. Gimme Shelter / 5. Rocks Off / 6. Waiting On A Friend / 7. Champagne And Reefer (w/John Mayer) / 8. Emotional Rescue / 9. Doom And Gloom / 10. One More Shot / 11. Honky Tonk Women / 12. Before They Make Me Run / 13. Happy / 14. Midnight Rambler (w/Mick Taylor) / 15. Miss You / 16. Start Me Up / 17. Tumbling Dice / 18. Brown Sugar / 19. Sympathy For The Devil / 20. You Can't Always Get What You Want / 21. Jumpin' Jack Flash / 22. Satisfaction
旧青月から早速リリースされたコチラ、これまたネットに出回ったBD-R素材そのまんまです(笑)
月曜日にトレントに上がったと紹介しましたが、水曜日にはもう店頭に並んだらしく、例によってメニュー画面を除き、「これはファンへのフリー作品で、もしこれにお金を払って買ったらそのブート屋はあんたを騙してる」といったメッセージもそのまんま(笑)
でも初日と同様、チャプターの位置はギリギリすぎたところはちょこっと修正してるところがありますね。
まぁ最近のブートも多くはネットのが元になってて、独自素材があまりないのは残念ですが、でかい容量をずっとHDDの肥やしにするわけにもいかず、 ブルーレイは不織布ケースに入れてはNGだったというレポートもあるので、こうしてジャケ付きのブルーレイで保存しておきたいわたしのような人間にはありがたい。ブートにならないとじっくり見なかったりするし(苦笑)
さて、これもLA初日のBD-R『50 & Counting Live - STAPLES CENTER』 と同じ撮影者によるもので、ポジションもほぼ同じキース側低層スタンドからのワンカメが基本。
サンプル映像はコチラ。BD-Rはめちゃ綺麗な"EX"で音もいい!
http://www.youtube.com/watch?v=Vnh_HMskL64
でもごくごくたまに、前のお客さんががっつり入ったりカメラを隠したときかなと思われますが、音は生きてるものの、映像だけはミックがSNLに出演した時の映像とか、左上からの別カメラの映像、ロンドンでの写真展の映像とか、関係ない映像なんかが挿入されたりもしてます。
ごくごくたまになのでまぁしょうがないなぁというところですが、そのタイミングが悪いことに、"Before
They Make Me Run"が終わり切らないうちにミックのインタビュー映像に切り替わったり、炸裂"JJF"の途中でロンドン写真展に切り替わるのにはずっこけましたが(笑)
ということですが、このアナハイム初日5/15は北米公演5公演目。
"Gimme Shelter"で短髪ウィッグのリサと戯れた後の専務のしまりのない演奏にはガクッときたりもしますが、50 & Countingツアー初登場の"Rocks Off"に"Waiting On A Friend"、そしてJohn Mayerとの"Champagne And Reefer"、そしてもちろん"Emotional Rescue"、テイラーとの"Midnight Rambler"に、初日のBD-Rでは観られなかったテイラー参加の"Satisfaction"と見どころたっぷり。
"Rocks Off"は先日のシカゴの方が出来はいいかなと思いますが、キースのギターをゴリゴリ拾っててナイス。
そして"Waiting On A Friend"はイントロ最初でコーラスが入り損ねたようで、歌詞もちょっと微妙に違ったりと違和感がありますが、やっぱりミックがいい!!そしてこの曲でのサックスはボビーではなくティム・リースだったんですね。
しかし"Midnight Rambler"、やっぱロンドンより全然いい!こりゃたまらんす。
そして"Start Me Up"では、ロニーがぐるりとタンピット周りを駆け抜けてちゃんと弾けなかったせいか、そのギターソロの後にみんなが迷子になるのが面白い(笑)。ロニーはその後のDiceでもちと頼りない(笑)
いやしかし!なんといってもこの日の見どころは"JJF"!熱いす!キースのギターが炸裂!ほんっと素晴らしいです!!先に紹介したとおり一部映像がロンドン写真展になりますが(笑)
ということでこちら、アナハイム初日を最強の高画質高音質で堪能できますが、賞賛はこのブートにではなく、ネットに上げてくれた方に感謝感謝(笑)
『
HYDE PARK LEGEND 1969 』 GOLDPLATE GP-1303CD1/2 (2CD)
SB+aud.recordings@Hyde Park, Jul.5, 1969
●Disc 1
1. Introduction (by Sam Cutler) / 2. Excerpt From Adonais (Eulogy for Brian Jones) / 3. I'm Yours And I'm Hers / 4. Jumpin' Jack Flash / 5. Mercy Mercy / 6. Stray Cat Blues / 7. No Expectations / 8. I'm Free / 9. Down Home Girl / 10. Love In Vain / 11. Loving Cup / 12. Honky Tonk Women / 13. Midnight Rambler / 14. (I Can't Get No) Satisfaction / 15. Street Fighting Man
●Disc 2
1. Sympathy For The Devil / 2. Backstage Rehearsal (I'm Yours And I'm Hers) / 3. Introduction - Alternate Edit Version / 4. I'm Yours And I'm Hers - Edit Version / 5. (I Can't Get No) Satisfaction - Edit Version / 6. Sympathy For The Devil - Edit Version / 7. TV News Report / 8. Stones In The Park Radio Special - Part.1 / 9. Stones In The Park Radio Special - Part.2 / 10. Stones In The Park Radio Special - Part.3 / 11. Stones In The Park Radio Special - Part.4 / 12. Stones In The Park Radio Special - Part.5 / 13. Stones In The Park Radio Special - Part.6 / 14. Sympathy For The Devil - Frost On Saturday TV / 15. You Can't Always Get What You Want - David Frost Show TV
有名どころではTSP、VGP、さらにDWP、そしてGold Standard(Scorpio)の隠密などなどでブート化され続けてきた、ブライアン追悼かつテイラーの初お披露目となったハイドパークが、2013年ハイドパーク公演を記念してGOLDPLATEから。
こちらもハイドパークのSB音源+隠密音源により可能な限り完全版仕様とした、ハイドパークの最新盤。
今やオフィシャル最新盤『THE STONES IN THE PARK』 Blu-rayや、その前のDVDに収録されたボーナスもあるので、以前のブートCDよりSB音源が増えてます。
DVDはちょいとピッチが遅かったんですが。
ということで"Mercy Mercy"は今までのイントロの欠けたFM音源ではなくそのボーナスから。
"Stray Cat Blues""No Expectation"もFM音源からではなくそのボーナスから。
その他過去作品と同様ですが、特記はこんな感じ。
"I'm Yours And I'm Hers"はビデオ音源では編集でカットされている中盤を隠密で補填。
"Jumpin' Jack Flash"はFM音源とのつなぎではなくビデオ音源のよう。
"I'm Free"のわずかな頭欠けは変わらないものの、隠密補填の完全版。
"Midnight Rambler"はアナウンサーが被らないようFM音源からビデオ音源に切り替わり。
"Satisfaction"はビデオ音源+隠密音源の完全版。
"Street Fighting Man"はイントロを隠密でつないでいますが、そこだけはほんの僅かに頭欠けというのは変わらず。
ということでDisc 1に全部は入りきらず、"Sympathy For The Devil"はDisc 2に。
音も最良の音源を使っており、"very good+"〜"EX"でハイドパークの決定盤。
また、Disc 2には短縮版のビデオ音源も収録。さらにリハーサル音源や、79年に10周年を記念しニューヨークのFMで放送されたという特番、そしてDavid FrostのTVショーからも"Sympathy For The Devil"と"You Can't Always Get What You Want"を収録。
ただし、その短縮版のビデオ音源であるtrk3と4にはデジタルノイズが混入しちゃっててもったいない。
ということでボーナスのデジタルノイズは残念ですが、現時点では最良のハイドパーク決定盤で、GOLDPLATEにしては珍しくジャケは2つ折りで内側にもいろんな写真があり、内ジャケはTSPへのオマージュからか、TSPのジャケのミック。
なお、プロモ写真では表ジャケのミックが裏焼きでちょっとデザインも違ったようで、通販店にはその画像が載ってたりもしますが、その別ジャケのは見たことないので、最終的にはこの商品画像のに修正されたんでしょうね。
また、このリリースにあわせて昨年9月にリリースされていたJointripのDVD-R『STONES IN THE PARK』 (JTDV-023)もゲット。
こちらも映像がないところは静止画にしてSB音源や隠密音源で補填していますが、もともと食指が動いてなかったとおり、静止画になるところはやっぱり違和感もあるなぁというオフィシャル+α。
そして今回のCDと一緒に聴いて比較してみようと思ったら微妙にピッチが違うので断念(笑)
GOLDPLATEのが他のCDと同じくピッチが速いところもあるのかもだけど、このJointripのDVD-R、特にオフィシャルで新たにボーナス収録された曲はDVDバージョンの遅いピッチのまま。 う〜む、Jointripらしからぬというか、なんでだ?
しかも"I'm Yours And I'm Hers"でつながれている隠密は短いという。
ちなみにこのJointripのジャケでは"Honky Tonk Women"が単数形になっちゃってます、作中の字幕では複数形ですが。
『
BEAT BEAT BEAT AT THE BEEP 』 DAC-130 (2CD)
BBC radio braodcasts 1963-1965
●Disc 1
SATURDAY CLUB : Brian Matthew - Recorded BBC Maida Vale Studios, London, UK Sep.23,1963. Broadcast Oct.26,1963
1.Come On / 2.Memphis, Tennessee / 3.Roll Over Beethoven
SATURDAY CLUB : Brian Matthew - Recorded BBC Maida Vale Studios, London, UK Feb.3,1964. Broadcast Feb.8,1964
4. Don't Lie To Me / 5. Mona / 6. Walking The Dog / 7. Bye Bye Johnny / 8. You Better Move On / 9. I Wanna Be Your Man
SATURDAY CLUB : Brian Matthew - Recorded Live From UK Tour Feb.8 - Mar.7,1964. Broadcast Mar.7,1964
10. Roll Over Beethoven / 11. Beautiful Delilah
BLUES IN RHYTHM : Long John Baldry - Recorded Camden Theatre, London, UK Mar.19,1964. Broadcast May 9,1964
12. Route 66 / 13. Cops And Robbers / 14. You Better Move On / 15. Mona
THE JOE LOSS POP SHOW : Joe Loss - Live Broadcast The Playhouse Theatre, London, UK Apr.10,1964
16. Hi-Heel Sneakers / 17. Little By Little / 18. I Just Want To Make Love To You / 19. I'm Moving On
SATURDAY CLUB : Brian Matthew - Recorded BBC Maida Vale Studios, London, UK Apr.13,1964. Broadcast Apr.18,1964
20. I Just Want To Make Love To You / 21. Walking The Dog / 22. Not Fade Away / 23. Beautiful Delilah / 24. Hi-Heel Sneakers / 25. Carol
SATURDAY CLUB : Brian Matthew - Recorded BBC Broadcating House, London, UK May 25,1964. Broadcast Jun.6,1964
26. Down In The Bottom / 27. You Can Make It If You Try / 28. Route 66 / 29. Confessin' The Blues / 30. Down The Road Apiece
●Disc 2
THE JOE LOSS POP SHOW : Joe Loss - Live Broadcast The Playhouse Theatre, London, UK Jul.17, 1964
1. It's All Over Now / 2. If You Need Me / 3. Confessin' The Blues / 4. Carol / 5. Mona
TOP GEAR : Brian Matthew - Recorded BBC Broadcating House, London, UK Jul.17,1964. Broadcast Jul.23,1964
6. Around And Around / 7. If You Need Me / 8. I Can't Be Satisfied / 9. Crackin' Up / 10. Ain't That Loving You Baby / 11. It's All Over Now
RHYTHM AND BLUES : Alexis Korner - Recorded The Playhouse Theatre, London, UK Oct.8,1964. Broadcast Oct.31,1964
12. 2120 South Michigan Avenue
TOP GEAR : Brian Matthew - Recorded The Playhouse Theatre, London, UK Mar.1,1965. Broadcast Mar.6,1965
13. Everybody Needs Somebody To Love / 14. Down The Road Apiece / 15. The Last Time / 16.Interview with Mick Jagger and Brian Jones
YEH! YEH! : Tony Hall / SATURDAY CLUB : Brian Matthew - Recorded BBC Maida Vale Studios, London, UK Aug.20,1965. Broadcast Aug.30 & Sep.18,1965
17. Mercy Mercy / 18. Oh Baby / 19. Interview With Mick Jagger / 20. Satisfaction / 21. The Spider And The Fly / 22. Interview With Mick Jagger / 23. Cry To Me / 24. Fanny Mae
[Bonus] Live in Germany - Halle Munsterland, West Germany Sep.11, 1965 (1st show)
25. Around And Around / 26. Satisfaction / 2. I'm Alright
BBCラジオといえば、Invasion Unlimitedが94年にリリースした『BEAT BEAT BEAT AT THE BEEB』 (IU-9428-2)以外に長らく決定盤もなく、ようやく昨年GOLDPLATEが『BBC SESSIONS 1963-1965』 (GP-1203CD1/2)で向上盤をリリースして喜んだところでしたが、DACからもリリース。
GOLDPLATEも全体的に素晴らしい音質で、このDAC盤も"EX-"ですが、このDAC盤、GOLDPLATEでは音質のよくなった"You Better Move On"がかなりの高音質で収録されていてびっくり大躍進。そしてtrk.21の"Walking The Dog"は音質は変われどこちらではフェードアウトしないなど、さすがの作り。
ちなみに一部GOLDPLATE盤とはクレジットが違いますが、インフォを読むとなるほどと。その怒涛かつ執念が感じられるインフォ、長くなりますが転載します。
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ブライアン・ジョーンズ在籍時の初期ストーンズが63年から65年までの3年間に英BBCに残した、ラジオ番組出演時の現存する音源全てを2CDにまとめたタイトル。
60年代から70年代にかけてのロックの人気アーティストのBBCスタジオ・ライブは、現在そのほとんどが容易にCDで聴くことが可能ですが、ストーンズに関してはBBC音源のCD発売がなく、つい先日50周年記念のベスト盤『GRRR!』豪華版で64年のBBCライブ・テイクの4曲のみがボーナスEPとして正規リリースされたにとどまっています。
単品としての発売が行われない理由は、ほぼ一発録りのライブ収録でレコード音源と比べて音が薄いことや、ビートルズのようにレコード未発売の豊富な楽曲群がストーンズのBBC音源には少ないこと、リリースに耐える状態の良いマスターの現存分が少ないこと等が考えられます。
これまでストーンズのBBC音源集の代表作は、INVASION UNLIMITEDより94年にリリースされた『BEAT BEAT BEAT AT THE BEEB』 とされてきました。
年代順に音源を集めて並べており手軽に聴き通せることからリリース当時は人気盤だったようですが、アナログ・ブート起こしのパートが多いため、音質がやや荒く、元々の音源にはなかったリバーブがCD全体に強くかけられていたり、日付のクレジットミスや、ある程度補正されたピッチが実際の演奏よりやや速めであったりと、細かくチェックしていくとキリがないほど随分とアラの多い内容であることが分かります。
今回のリリースでは、基本コンセプトやジャケ等は前述のINVASION盤と同様ですが、手持ちのオリジナル・エアチェックテープや80年代の再放送音源から厳選して全てのトラックで現行ベスト音質と考えられるソースからリマスター収録しています。
エアチェック音源の大きな受信ノイズ等は手作業にて可能な限り除去し、DISC-2の65年の「TOP GEAR」「YER! YER!」「SATURDAY CLUB」の後に海外オンエア用に「TOP OF THE POPS」として再編集されLPにカッティングされた後、オリジナルのマスターテープ自体が破棄されてしまった3つの番組については、現存するトランスクリプション・ディスク音源にデクリック処理を施し、TSP等の過去盤で目立っていたスクラッチ・ノイズを 軽滅して大幅に聴き易くしてあります。
またそのうち65年8月20日のセッションからの6曲分ですが、過去盤では全て"Oh Baby"と"The Spider And The Fly"の2曲で極端にピッチが落ちて音質が大幅に劣化したものが収録されていますが、本作では初めて6曲全てを高音質かつ正確なスピードにて収録させました。"Oh Baby"も既発盤ではフェードアウト処理され聞こえなかったチャーリーのスネアのフィルまで聞こえます。(atsu-y追記:GOLDPLATE盤はそんなことありませんけど、音質はDACの方がいい)
DISC-1、トラック8の"You Better Move On"は2番歌詞後半のサビ前の音飛びがなく、同トラック21の"Walking The Dog"では通常エンディング前にフェードアウトしますが、ここではエンディングまで完奏するテイクで収録する等、内容的にも大きくグレードアップしています。
またリリースされる毎にいつも録音データが曖昧なDISC-2のトラック10の"Ain't That Loving You Baby"とトラック11の"It's All Over Now"の2曲。
これらの番組クレジットに関して前者は64年10月31日の「RHYTHM AND BLUES」、後者は64年7月17日に「JOE LOSS POP SHOW」に出演した際のリハーサル・テイクとする説があるようですが、この2曲を初めてリリースしたと思われるアナログブート『GRAVESTONES & RAPE OF THE VAULTS』(R.S.V.P.)の元となったと思われるトレーダーズ・テープで本作の DISC-2のトラック7、8の"If You Need Me"、"I Can't Be Satisfied"と共に上記の2曲が「64年2月1日の SATURDAY CLUB」と誤記されてはいるものの一箇所に纏めて収録されており、4曲とも楽器のトーンやバランスが極めて近いこと、また64〜65年頃のビートルズやストーンズといった人気グループはBBCラジオの出演番組で6〜7曲演奏するのが通例だったこと、"It's All Over Now"では「JOE LOSS POP SHOW」が観客を前にしたライブ番組であったのに、このテイクは完全なスタジオ・バージョンであること、またこの"It's All Over Now"の冒頭に「TOP GEAR」のMC役だったDJのブライアン・マシューの声が被せられていること、時期的に64年7月23日オンエアの「TOP GEAR」がDISC-2の トラック6〜9の4曲のみの出演だった(80年代に出版されたGOLDMINE誌の特集が出典と思われる)としてしまうと、当時の最新シングルでTV・ラジオ出演時にはプロモーションのため必ずや演奏されるべき"It's All Over Now"が抜け落ちてしまっているのは不可解であること等から判断して、本作ではDISC-2のトラック6〜11の6曲分のクレジットを64年7月23日の「TOP GEAR」といたしました。
実際最近の他のBBC 関連のCDリリースでは同じ収録日であるとされる"Ain't That Loving You Baby"とトラック12のインスト曲"2120 South Michigan Avenue"では楽器の音色やエコー処理がまるで異なり、 少なくとも同じ番組内でオンエアされたようには感じられません。
逆に"Ain't That Loving You Baby"とトラック6の"Around And Around"では 録音したアマチュア・テーパーの音源が両者では異なるものの、キースのリード・パートの音質、ビルのベースのトーン、 チャーリーのスネアの抜け等が聴感上酷似しておりますので、やはりこのDISC-2のトラック6〜11の6曲分は同じ収録日/同じプログラムからの音源と判断してほぼ間違いないものと思われます。
2枚目のディスクの最後にはジャケのレアなドイツ10インチ盤のデザインにあやかって、ここ最近発掘された65年西ドイツ、ミュンスターでのサウンドボード・ライブ音源3曲を追加収録しており、収録曲一曲一曲毎の丹念なピッチ調整や可能な限りの音質改善に取り組み、細部にまで渡って徹底的にこだわったストーンズBBCライブの新たな決定版として、デビュー後間もない躍動感溢れるバンドとオーディエンスの 終わりなき熱狂を余すところなく収めた名作と言えます。
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そしてVGP/DACにしては珍しく、2つ折りのジャケの内側にも印刷あり!!
ということでDACの本気度が伺える作品で、1963-1965のBBC音源はこちらが一番かと。
『
50 & Counting Live - STAPLES CENTER 』 (BD-R)
aud shots@Staples Center, Los Angeles, CA. May 3, 2013
1. Intro / 2. Get Off Of My Cloud / 3. The Last Time / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Paint It Black / 6. Gimme Shelter / 7. Wild Horses (with Gwen Stefani) / 8. Factory Girl / 9. Emotional Rescue / 10. Respectable (with Keith Urban) / 11. Doom And Gloom / 12. One More Shot / 13. Honky Tonk Women / 14. Before They Make Me Run / 15. Happy / 16. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 17. Miss You / 18. Start Me Up / 19. Tumbling Dice / 20. Brown Sugar / 21. Sympathy For The Devil / 22. You Can't Always Get What You Want / 23. Jumpin' Jack Flash / 24. Satisfaction
北米ツアー初日をワンカメで収録したBD-R。1層式にぴったり納まってます。
これは元はネットに出回ったファンへのフリーBD-Rで、金曜日に出回るや否や、旧青月が土曜日の閉店間際に速攻リリース。
オリジナルにあったメニュー画面は省かれ、「これはファンへのフリー作品で、もしこれにお金を払って買ったらそのブート屋はあんたを騙してる」といったメッセージもそのまんま(笑)
あと気づいたのは後半の曲ですが、ネットに上がったオリジナルではチャプター位置が前過ぎる曲がありましたが、何曲か位置を変えてるようです。
この隠密ショット、キース側のステージ横のスタンド席4列目ほどの低層からのワンカメショットで、映像も大きくHD画質で"EX"な綺麗さだし、ほんっとに素晴らしい!!音はちょっと低音が軽いですが、十分!
その元映像のサンプル映像がコチラ。 http://www.youtube.com/watch?v=jE5dAFMrR1Y
そしてずっとワンカメかと思いきや、ごくたまに会場を後にするミックの姿やロニーの絵画展などの映像も挿入されてます。
初日はYouTubeつぎはぎ物も出てるようですが、わたしは断然こっちがいい!
しかしはい、賞賛はこのブートにではなく、ネットに上げてくれた方に感謝感謝(笑)
あらためまして、中身の方は2013年北米ツアー初日!
オープニングは昨年からの流れと同じでしたが、Gwen Stefaniとの"Wild Horses"(これは彼女の歌い方がイマイチですが)、そして1990年のUrban Jungleツアーと1997/10/16のB2BツアーでのGiants Stadium以来となる"Factory Girl"、そしてライブ史上初登場の"Emotional Rescue"、Keith Urbanとの"Respectable"、Mick Taylorとの"Midnight Rambler"と見どころたくさん!
演奏はツアー初日とはいえ昨年よりだいぶいい感じ。
そして"Happy"の演奏前には、キースからBrown Sugarさんへの"I've got one more of you picture, Pal"とのPALメッセージもしっかり!!
それにしてもこれを観てるとやっぱりシカゴかボストンかフィリーとかどっかに行きたくもなってきますねぇ〜。
いやいや、ニューヨークがないから今回は見送ったお留守番組にしてみれば、このレベルの映像が他の公演でも出てくれば嬉しいなと(笑)
ちなみにこちらのジャケ、昨年のゴリラ・シリーズではないので尋ねてみると、ゴリラにはそんなにいろんなバリエーションはないし気持ち悪いと(笑)
そして黄色いバスケベロは会場のStaples Centerがホームのレイカーズ風ご当地Tシャツから。Tシャツの背景の紫色が消えるとよくわかんないですが(笑)
裏ジャケはちょうどスクリーンにオリジナルメンバー全員が映ってる瞬間でナイス!
そしてタイトルのSTALES CENTERも特徴的なLの文字表記やCenterのフォントもちゃんと再現しててナイス!
『
VEDI NAPOLI E POI MORI 』 no label (2CD)
aud.recordings@Stadio San Paolo, Naples, Italy. July 17, 1982
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. You Can't Always Get What You Want
●Disc 2
1. Band Introductions / 2. Little T & A / 3. Angie / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction / 13. Fratelli d'Italia
タイトルはその風光明媚な素晴らしさを讃えた「ナポリを見て死ね!」という格言というか言い回しから。
「日光みずして 結構というなかれ」のようなものかと(笑)
中身については復刻とはいえこれはアナログ落としではありませんが、ショップインフォがこれ以上ないくらい詳しいので、体裁のみちょっと変えて転載。
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1982年ヨーロッパ・ツアー後半の7月17日、イタリアはナポリ公演を、2時間14分に渡って初の全曲・完全収録。
本公演には、『SHATTERED IN EUROPE』(TSP)でお馴染みの高音質サウンドボード録音と、アナログ時代にリリースされていた2枚組LP『VEDI NAPOLI E POI MORI』(WC321)で聴けたオーディエンス録音の2種が存在していました。
(atsu-y追記:アナログ盤のタイトルはなぜかMORIの最後のIがないような?)
ライン録音の『SHATTERED IN EUROPE』は音は最高ながら、途中の"Twenty Flight Rock"から"You Can't Always Get What You Want"までと、終盤の"Jumping Jack Flash"と"Satisfaction"が未収。
アナログ盤『VEDI NAPOLI E POI MORI』はSBD音源に未収の曲を数多く収録していながらも、前半の"Under My Thumb"から"Shattered"までと後半の"Jumping Jack Flash"の合計5曲が未収録。
このように、それぞれが不完全な内容でいながら、互いにそこでしか聴けないナンバーを収録しているという点から、熱心なコレクターには、この二つは当日のドキュメントを補完しあうアイテムとして、それぞれ必携の音源ではありました。
今回の『VEDI NAPOLI E POI MORI』はネットを通して登場した、最長オーディエンス録音を収録。
こちらは上記のアナログ盤で聴けたオーディエンス録音の元ソースであり、LP未収の"Take The A Train"〜"Shattered"を収録している上、これまでライン録音、アナログ盤、そのどちらでも未収だった"Jumping Jack Flash"が頭欠けながら初めて収録されています(終演後に流れたイタリア国歌も収録)。
本盤は、このネットを介して出現したオーディエンス録音の最長版をメインに、LPで収録されていながら、ネット版には未収だった曲間をアナログLPよりそれぞれ、違和感無いように丁寧に補填。
結果、「オーディエンス録音の最長・ベスト・ヴァージョン」を収録しています。
具体的には"Just My Imagination"の9:28〜9:30(ミックのMC頭入り)、"Beast Of Burden"の9:03〜9:08(ミックのイタリア語MC入り)、"Angie"0:00〜0:02(ギターイントロ)、"She's So Cold"4:05〜4:15(ミックのウウウウというMC)、"Jumping Jack Flash"6:29〜6:54(アンコールを求める観衆の歌声)の5カ所。
ネット音源の補正としては、かなり遅くランダムに狂っていたピッチを調整すると共に、場面によって崩れる左右バランスを微調整、特に"Twenty Flight Rock"から"Let Me Go"の後半部まで定位がかなり右寄りになるのを修正、そして前記の通り欠落部分を可能な限り補填する事により、この日のステージを最もストレートに伝えるタイトルに仕上がっています。
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ということです(手抜き・笑)
わたしはそのネット音源も知らず、TSPのSB音源でしか聴いた事がなかったんですが、それが完全版で聴けるというだけでも嬉しいのに、これがまたかなり高音質な"very good+"です。
音像が近く迫力もあり、観客の盛り上がりは終始拾ってますがうるさすぎるというほどでもなく臨場感があり、『SHATTERED IN EUROPE』では聴けなかった曲も含めてスピーディーな82を堪能でき、LPからの丁寧な補填も全く違和感なくスムース。
そして裏ジャケもかっちょいいし、その内側もナイス!
82といえば最終公演のリーズ公演がStones Archiveでリリースされましたが、こうして隠密で臨場感のある音を楽しむのはやっぱりいいなと(笑)
『
PARIS WAS HOT 』 no label (2CD)
aud.recordings@Stade de France, Paris, France. June 16, 2007
●Disc 1
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Rough Justice / 5. All Down The Line / 6. She Was Hot / 7. Waiting On The Friend / 8. Can't You Hear Me Knocking / 9. I'll Go Crazy / 10. Tumbling Dice / 11. Band Introductions / 12. Happy / 13. Wanna Hold You
●Disc 2
1. It's Only Rock'n Roll / 2. It's All Over Now / 3. You Got Me Rocking / 4. Honky Tonk Women / 5. Sympathy For The Devil / 6. Satisfaction / 7. Brown Sugar / 8. Jumping Jack Flash
インフォによるとこちらもあの『STONES IN THE DOME』と同じ録音者によるものだそうで、以前CD-Rでリリースされていた作品をリマスター補正してプレスCDに昇格と。
わたしはそのCD-Rは未聴ですが、あの『STONES IN THE DOME』と同じなら期待するなというほうが無理!
そんなわけで聴いてみるとなるほど素晴らしい高音質で隠密では最高ランクの"EX-"。
たまにマイクに何かが当たったり、音が揺れるところもありますが、インフォによると音像の揺れはCD-Rよりもかなり補正されていると。
高音域はちょっと完全クリアではないかなとは感じますが、それも高レベルな隠密録音としての話し。
しかしこの2007年のパリ公演には、今ではちょいと入手困難かと思われますが、Rattle Snakeの超弩級隠密『IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WORLD』(RS 214/15)があるのです。
"I'll Go Crazy"にひっかけてJames BrownにちなんだタイトルとジャケでリリースされたRattle Snakeの一連作品のリリースインフォが出たとき、掲示板に画像を貼って酔人婆爺さんにそのジャケの由来を教えてもらったんですが、ゲットした後にちゃんと紹介をしないままだったこのRattle Snakeの2007欧州作品群、かなりの高音質隠密なんですよね。そういえば2007欧州ツアー物は全然紹介してないんだなと、改めて気づきましたが(苦笑)
さて、今回のリリースを受け、久しぶりにこのパリ公演を収録した『IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WORLD』を取り出して聴いてみましたが、やっぱり凄い。
Rattle Snake盤の高高音域にもちょいと癖があり、そちらも音が揺らいだり引っ込んだりするところはありますが、Rattle Snake盤のダイレクトな迫力ある音は素晴らしいです。
その迫力は、今回の『PARIS WAS HOT』だけを聴いていればその音に不満も持たないのに、Rattle Snakeのを聴いてから聴きなおすとちょっと音が引っ込んで迫力不足に聴こえるほど。
そんなわけですが乱暴ながらまとめると、Rattle Snakeはちょいとドンシャリ系の大迫力、今回の『PARIS WAS HOT』はやや大人しい高音質という感じで、どちらが気に入るかは好みの問題かと思いますが、極上録音の両雄がそろい踏みしたパリ公演、まさにタイトルのとおり「パリは熱かった」と!! いや、タイトルは"She Was Hot"をやったからですけど(笑)
演奏内容は、インフォを読むとなるほどとわかりやすい(笑)
まさにそのインフォのとおりですが、"Can't You Hear Me Knocking"でのキースになんじゃこりゃ(笑)
そしてさらに"Tumbling Dice"でもなんじゃこりゃで、キース・コーナーでも妙にけだるい歌い方とギター(笑)
キースはそんな感じですが、周りが頑張ってる様子が伺えます(笑)
ちなみに"Wanna Hold You"、オフィシャルサイトのセットリスト表記などでも"I Wanna Hold You"と表記されるようになりましたが、このCDでも"I Wanna Hold You"とクレジットされてます。
ということでRattle Snakeと双璧をなすこちらの高音質隠密もおいしくいただきました!!
なお、こちらは多分100までのステッカーつきを買うともれなく2006年日本公演の『FRONT ROW II』がついてきたり、リリース直後の週末に新作3つ全部買うと『TOP OF THE TOPS 2』のDVD-Rがもらえたりしました。
『
CHICAGO 1981 2ND NIGHT 』 no label (2CD)
SB recordings@Rosemont Horizon, Chicago (Des Plaines), IL. Nov.24, 1981
●Disc 1
1. Take The A Train / 2. Under My Thumb / 3. When The Whip Comes Down / 4. Let's Spend The Night Together / 5. Shattered / 6. Neighbours / 7. Black Limousine / 8. Just My Imagination / 9. Twenty Flight Rock / 10. Going To A Go Go / 11. Let Me Go / 12. Time Is On My Side / 13. Beast Of Burden / 14. Waiting On A Friend / 15. Let It Bleed
●Disc 2
1. You Can't Always Get What You Want / 2. Band Introductions / 3. Little T & A / 4. Tumbling Dice / 5. She's So Cold / 6. Hang Fire / 7. Miss You / 8. Honky Tonk Women / 9. Brown Sugar / 10. Start Me Up / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction / 13. The Star-Spangled Banner
昨年Wolfgang's Vaultでリリースされたシカゴ初日に続いて、4月末にWolfgang's Vaultでリリースされたシカゴ2日目のステレオサウンドボード音源の最速プレスCD。
こちらはまだ正式にはDLできないはずですが、再生中録音というやつでしょうか、あっという間にプレスCD化されてびっくりであります。
さて、このシカゴ2日目は2004年、VGPから隠密も出ていましたが、その後欠落部も多いながらもモノラル卓直SB音源が流出し、Empress Valleyの『SWEET HOME CHICAGO』(EVSD 381/382)、DACからも『SWEET HOME CHICAGO 1981』(DAC-004)としてリリースされていました。
そんなわけですが、今回のWolfgang's Vaultはモノラル卓直SBとは違います。
ばっちりステレオで、しかもWolfgang's Vaultでリリースされる音源自体だんだん音がよくなってきて、元からバランスもいいかなりの高音質。
相変わらず左右は逆ながらも、シカゴ初日と違って今回はギターとコーラスの定位が逆というようなこともなく、イントロから"Under My Thumb"冒頭にかけては音量がかなり絞られていますが、欠落も卓直SBはもちろんWolfgang's Vaultからリリースされたシカゴ初日よりも少なく、"Let Me Go"の途中で僅かに欠落しているのみというナイス音源。
今回のCD化にあたっては、最速リリースとはいえきちんと左右入れ替えと冒頭の音量調整もなされた上に、欠落部には卓直SBが繋がれており、Wolfgang's Vaultで聴くよりもこちらで聴くほうがいいぞという"EX-"な高音質ステレオ。
たまにジリジリと小さなノイズが混入してるところがあったり、イントロのキースが小さいなと思う曲はいくつかありますけど、それこそ小さなことです(笑)
演奏はあのマディ御大とのCheckerboard Loungeでのセッションを経てのシカゴ公演、悪いはずがありません。
"Shattered"でちょいとミックが構成を間違えかけますが、"Just My Imagination"ではシカゴ初日と同じく「Windy City」とサービス。
いやいやそんなことよりラストの"Satisfaction"はめちゃいいぞー!
しかしなんといってもこの日の目玉は"Miss You"!シュガー・ブルーがハープで参加してます。
しかも今回はステレオ!モノラルで聴くことのできたシュガー・ブルーとは一味も二味も違います。アーニー・ワッツのサックスの方が音がでかいですけど(笑)
演奏終了後にミックが"Thank you Sugar Blue"と声をかけると、シュガー・ブルーがそれに応える様子が既発のモノラルSBではかすかにしか聴こえませんでしたが、今回ははっきりクッキリと聞き取る事が出来て、このへんも嬉しいところ。
そんなわけで素晴らしい音源であるこのWolfgang's Vault、シカゴ初日と同じくいろんなところからリリースされるでしょうが、最速プレスとはいえ丁寧な作りでナイスなタイトルでした!
『
TOURING PARTY VOL.3 』 DAC-126 (2CD)
aud.recordings@Rubber Bowl, Akron, OH. July 11, 1972 & Arena, Long Beach, CA. June 10, 1972
●Disc 1 - Rubber Bowl, Akron, OH. July 11, 1972
1. Brown Sugar / 2. Bitch / 3. Rocks Off / 4. Gimme Shelter / 5. Happy / 6. Tumbling Dice / 7. Love In Vain / 8. Sweet Virginia / 9. You Can't Always Get What You Want / 10. All Down The Line / 11. Midnight Rambler / 12. Band Introductions / 13. Bye Bye Johnny / 14. Rip This Joint / 15. Jumping Jack Flash / 16. Street Fighting Man
●Disc 2 - Arena, Long Beach, CA. June 10, 1972
1. Brown Sugar / 2. Bitch / 3. Rocks Off / 4. Gimme Shelter / 5. Happy / 6. Tumbling Dice / 7. Love In Vain / 8. Sweet Virginia / 9. You Can't Always Get What You Want / 10. All Down The Line / 11. Midnight Rambler / 12. Band Introductions / 13. Bye Bye Johnny / 14. Rip This Joint / 15. Jumping Jack Flash / 16. Street Fighting Man
まずはこのタイトル名から。
『TOURING PARTY VOL.1』は72ツアー初日のヴァンクーバー公演を収録したDAC-079、『TOURING PARTY VOL.2』はアラバマ州モービル公演とテネシー州ノックスビル公演を収録したDAC-080。
わたしはちょいとブートから遠ざかっていた2008年リリースにつき新着紹介もしていませんでしたが。
それらのジャケには共に大きな文字でタイトルが入っていましたが、今回はJim Marshallの写真集『THE ROLLING STONES 1972』からのかっこいい写真が優先でタイトル文字は控えめ(笑)
ちなみに表ジャケの裏のキースもかっこいい!こちらはEthan Russelによるショット!
そんなわけですがまずはDisc1。
こちらはブート愛好家には昔からおなじみのアクロン・ラバーボウル公演。
昨年Sweet Recordsから若いジェネレーションからの音源がリリースされましたが、既発CDをもう一度おさらい。
・既発1:『AKRON RUBBER BOWL』(IMP-CD-029)・・"SFM"未収録ながらCD時代に初登場したIMP盤
・既発2:『ALABAMA JUBILEE』(VGP-306) ・・・・・"SFM"が追加収録されながら補正によりモノラル処理がなされたVGP盤
・既発3:『RUBBER BOWL』(SV-71172) ・・・・・・2012年リリースで音質向上ながら欠点が惜しいSweet Records盤
ということで、2012年にSweet Recordsがネットに出回った若いジェネレーションからのステレオ音源をリリースした『RUBBER BOWL』(SV-71172)が代表盤。
しかしながらこちらには"All Down The Line"のイントロのダブり収録、そして"Jumpin' Jack Flash"終了後、ラストの"Street Fighting Man"へという瞬間に全く関係ないノイズが混入してるという大きな欠点があり、SV盤は代表盤ではあるものの決定盤と呼ぶには力不足、という状況でした。
そこで満を持してDAC盤の登場。
もちろんSV盤にあったその欠点は払拭され、決定盤にふさわしい仕上がりです。
ステレオにより音に広がりもあり、音の抜けもよく、個人的には"very good"ですが、歓声が入る点やキースが遠い点を考慮して、SV盤への評価と同様に他の72隠密盤とのバランスをとって"good+ 〜 very good--"。
そして"You Can't Always Get -"の冒頭が欠落しているのは変わりませんが、アクロン72の決定盤はこのDAC盤で間違いありません。
また、SV盤の際にも紹介しましたがテイラーとニッキーがよく聴こえますのでなかなか楽しめます。"You Can't Always Get -"でのニッキーの美しいことといったら!
そして"Tumbling Dice"ではミックのマイクが何度もオフになってしまって、観客が騒ぎ立てるや挽回すべく張り切るミック、さすがです。
続いてDisc2。
こちらはRisk Diskの『LONG BITCH』が全曲収録していますが、なかなか厳しい音らしくわたしは持ってません。
そんなわけでそちらとは別音源の2曲がたまたま収録されている『NO EXPECTATIONS』(MG-001)で音は近いけど妙に左寄りな音しか聴いたことはありませんでしたが(衝撃の追記あり)、このDAC盤はRisk Diskと同音源とのこと。
(←追記あり。右は実は別音源だった事がわかったMG盤)
今回はRisk DiskよりはロージェネマスターによるCD化とのことですが、やはりこちらも厳しい音質です(笑)
こもった感じはなく既発のようなヒスノイズも目立たないんですが、距離感のある遠い団子の音で、たまに手拍子や歓声、そして話し声が耳につきます。
テイラーとピアノの輪郭はまぁまぁ聴こえるので、"Love In Vain"なんかはそのテイラーとピアノを楽しめますが、やっぱり総じて"fair-good"程度で、まぁ聴いているうちに慣れますが単独リリースは厳しいなと。
ちなみにカリフォルニアのロングビートということで、"Sweet Virginia"でのカリフォルニアワインのくだりでは盛り上がってます(笑)
ということですが、こちらはアクロン・ラバーボウル公演の決定盤、ロングビーチはおまけと考えましょう(笑)
[追記]
Risk Diskのは持ってなかったのでようやくちゃんと手にしたLong Beach音源、『NO EXPECTATIONS』(MG-001)に収録されている2曲と聴き比べてみると、、、違いますがな(笑)
こりゃきっと『NO EXPECTATIONS』(MG-001)のクレジットが違うんでしょう。
では一体どこの公演なのやら?と聴き比べ大会を敢行すると、、、判明しました!
Morganfieldの『NO EXPECTATIONS』(MG-001)の問題の2曲は、VGPの『WINTERLAND STARS』(VGP-338)のDisc1ラストに入っている"JJF"と"SFM"、これらとピッチこそ違いますが全く同じ。
さらにIMPの『WINTER TOR 1973』(IMP-CD 016-17)のDisc2ラストに入ってる"JJF"と"SFM"、これは輪をかけて音が悪くて低音ブリブリで同一音源かどうかはよくわかりませんが、"JJF"は一応頭から収録されていて"SFM"は途中で終わってしまい、これまたピッチが違うので聴き比べは困難ですが演奏は同じようです。こちらでは1st showとの記述はありませんが6/8だと。
ということでRisk Diskを持ってないわたしにとっては、今回のDACのリリースのおかげで『NO EXPECTATIONS』(MG-001)に収録されている"JJF"と"SFM"は、クレジットされてるロングビーチではなく、1972/6/8のサンフランシスコ、ウィンターランドでの1st showで間違いないだろうと。
いやはやちゃんと聴き比べてみてよかった(苦笑)
ってMG盤なんて大昔のブートですけどね(笑)
Apr 2013
『
OLYMPIA LIVE IN THE SIXTIES 』 GOLDPLATE GP-1302CD1/2 (2CD)
SB recordings from radio broadcasts@Olympia, Paris, France. 1965-1967
●CD 1
・Apr 18, 1965
1. Everybody Needs Somebody To Love / 2. Around And Around / 3. Off The Hook / 4. Time Is On My Side / 5. Carol / 6. It's All Over Now / 7. Little Red Rooster / 8. Route 66 9. Everybody Needs Somebody To Love / 10. The Last Time / 11. I'm Alright / 12. Craw-Dad
・Mar 26, 1966 (1st show)
13. The Last Time / 14. Mercy Mercy / 15. She Said Yeah / 16. Play With Fire / 17. Not Fade Away / 18. That's How Strong My Love Is / 19. I'm Moving On / 20. The Spider And The Fly / 21. Time Is On My Side / 22. 19th Nervous Breakdown / 23. Around And Around / 24. Get Off Of My Cloud / 25. I'm Alright / 26. Satisfaction
●CD 2
・Mar 26, 1966 (2nd show)
1. The Last Time / 2. Mercy Mercy / 3. She Said Yeah / 4. Play With Fire / 5. Not Fade Away / 6. The Spider And The Fly / 7. Time Is On My Side / 8. 19th Nervous Breakdown / 9. Hang On Sloopy - Get Off Of My Cloud / 10. I'm Alright / 11. Satisfaction
・Apr 11, 1967
12. Paint It Black / 13. 19th Nervous Breakdown / 14. Lady Jane / 15. Get Off Of My Cloud - Yesterday's Papers / 16. Under My Thumb / 17. Ruby Tuesday / 18. Let's Spend The Night Together / 19. Goin' Home / 20. Satisfaction
60年代のパリ・オランピア公演はモノラルのラジオ放送音源としていろんなブートに収録されてお馴染みでしたが、それらをまとめて収録したGOLDPLATEの新作。
オフィシャルとは違ってオーバーダブがなされていないこのブライアン期のラジオ放送音源をこうして通して聴けるだけでも手放しでうれしいところですが、それだけじゃ紹介になんないので聴き比べは手間がかかりますけど簡単に(笑)
まずはDisc1前半の1965/4/18から。
こちらはちゃんと収録した有名どころでは、
・VGP-079『ALL THOSE YEARS AGO』
・VGP-101『A ROLLING STONE GATHERS NO MOSS』
・VGP-274『REELIN' AND ROCKIN'』
・DAC-007『PARIS MATCH』
でお馴染みのラジオ放送音源で、VGP-101以降一部の曲が82年以降の再放送音源使用により大幅に音質向上しました。
このGOLDPLATE盤はDAC-007『PARIS MATCH』と同じく冒頭にアナウンサーが被る、その音質が向上した再放送音源が元になっており、それらと同様高音質でややクッキリした"EX-"。
"I'm Alright"演奏後からラストの"Craw-Dad"につながる歓声はDACの方が長かったりしますが、DAC盤ではその"Craw-Dad"開始直前に音が一瞬変わるところがあったのに対してこちらではそんなことはなく、シームレスに聴けるところがグッド。
でもまぁそれはVGP-274『REELIN' AND ROCKIN'』と同じ。
そしてDisc1後半は1966/3/16の1st show。
こちらは音が悪いながらも
・VGP-286『PLAY WITH FIRE』
で知られる音源で、こちらは前半の65年音源よりはがくんと音質が劣る"good"程度の音源。
VGP-286と同じく"The Last Time""Play With Fire""Time Is On My Side"の冒頭は放送ではカットされていてそこは変わらず。
音質自体は似たような感じですが、VGP盤で聴かれたラストの"Satisfaction"でのチリノイズや微妙な音量のゆらぎがない分、こちらの方がやや向上してます。
ただしこのGOLDPLATE盤はどうも後半のピッチがかなり速く、そこは聴いてて気になります。なお、VGP盤に収録されていた"Satisfaction"終了後のアナウンサーのしゃべりはカット。
続いてDisc2前半の1966/3/16の2nd show。
こちらは
・VGP-248『READY STEADY STONES』
・VGP-286『PLAY WITH FIRE』
などで知られていますが、こちらはここまでと違ってそれらとはかなり音が違います。ちなみにVGP盤も2つでずいぶん音が違い、個人的には前者が好みですが。
さて、このGOLDPLATE盤では最初は高音のシャリシャリが強くてどうなることかと思いましたが、音像が前に出てきて音質もクッキリして既発の"good"から"very good-"に向上。
とはいえ同一音源だけでなく、一部につなぎがあったり微妙なよれがあったりはしますが、この向上は嬉しいところ。
最後にDisc2後半の1967/4/11。
こちらは上記でも紹介した
・VGP-101『A ROLLING STONE GATHERS NO MOSS』
・DAC-007『PARIS MATCH』
などに収録され、これまた前述のVGP-248『READY STEADY STONES』にも6曲のみ収録。
こちらは90年代以降の再放送音源を使用したDAC盤は高音質で、このGOLDPLATE盤も90年代以降の再放送部分はDAC盤と同じくちょいと高音がシャリシャリしてますが高音質の"EX-"。
そしてDAC盤同様、"Lady Jane""Goin' Home"、そして"Satisfaction"の後半は82年以前の音源で、最後にアナウンサーが被って尻切れトンボに終わるのは同じ。
それにしてもこの67年はやっぱかっこいいすねぇ〜。"Get Off Of My Cloud"から"Yesterday's Papers"へのメドレーはしびれます。
といった感じで、音源ごとに音質が変わるのはまぁ仕方ないところですが、1966/3/16の2nd showは向上してるし、こうして一気にブライン期の若さあふれるオランピア音源を聴ける嬉しいタイトルでした!
『
ONE MORE SHOT 』 DAC-131 (2CD)
from TV Broadcasts@Prudential Center, Newark, NJ. Dec.15, 2012
●Disc 1
1. Video Screen / 2. Opening / 3. Get Off Of My Cloud / 4. The Last Time / 5. It's Only Rock'n Roll / 6. Paint It Black / 7. Gimme Shelter (with Lady Gaga) / 8. Wild Horses / 9. Going Down (with John Mayer & Gary Clark Jr.) / 10. Dead Flowers / 11. Who Do You Love? (with The Black Keys) / 12. Doom And Gloom / 13. One More Shot / 14. Miss You
●Disc 2
1. Honky Tonk Women / 2. Band Introductions / 3. Before They Make Me Run / 4. Happy / 5. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 6. Start Me Up / 7. Tumbling Dice (with Bruce Springsteen) / 8. Brown Sugar / 9. Sympathy For The Devil / 10. You Can't Always Get What You Want (with The Choir of Trinity Wall Street) / 11. Jumping Jack Flash / 12. Satisfaction
あらためての説明不要ながら、2012/12/15のニューアークはTV放送された公演。
ということでその音源のCD化ですが、インフォによると除去可能なノイズは極力除去し、ノーEQにてリリースとのこと。
どこにどれくらいノイズがあったのかはわかりませんが、元が元だけに最高の音"EX"です。
このライヴはCounting Recordsからも『ONE MORE SHOT LIVE』(CR-121215-CD 1/2、以下CR盤)がリリースされており、そちらも十二分に最高音質ですが、聴き比べてみるとそのCR盤よりこのDAC盤の方がやや素直な綺麗な音で、音の粒子がきめ細やかというか腰があります。
『ONE MORE SHOT LIVE』(CR-121215-CD 1/2)
また、CR盤との違いはその微妙な音質差よりもっと大きな違いがあります。
それはチャックのカウントで始まる曲の場合のチャプターの位置で、CR盤ではカウント前にチャプターが打たれていたのに対して、このDAC盤はそのカウントは前曲トラックの最後に含め、極力演奏開始時点がチャプターの頭になるようにされていること。
チャックのカウントから始まることに抵抗を感じ、次々に飛ばして聴いてみたい人にはいいかも(笑)
ちなみにインフォにもありましたが、"Miss You"曲中での観客の奇声はネットにあるフェイクのつぎはぎやモノラルで回避せず、そのままとのこと。
まぁこれはしょうがないですかね。
以上、紹介時点では数曲しか聴いてませんが簡単なレポートでした!
『
WELCOME TO NEW YORK 』 AMS (1CD)
aud&SB recordings@Madison Square Garden, NYC, NY. July 26, 1972
1. Brown Sugar / 2. Bitch / 3. Rocks Off / 4. Gimme Shelter / 5. Happy / 6. Tumbling Dice / 7. Love In Vain / 8. Sweet Virginia / 9. You Can't Always Get What You Want / 10. All Down The Line / 11. Midnight Rambler / 12. Band Introductions / 13. Bye Bye Johnny / 14. Rip This Joint / 15. Jumping Jack Flash
AMS(Archive Master Series)なるところからリリースされたデジパックの1CD。
72USツアー最終日でミックの誕生日である1972/7/26、言うまでもなくアナログTMOQ時代からTSPやVGPでも有名な『WELCOME TO NEW YORK』を輩出した公演で、そのSB音源に隠密音源を追加したミックス盤。
1〜6の演奏終了までが隠密で、その6の演奏終了後から7〜15がいつものSB音源でラストはフェードアウト。
その後の"Street Fighting Man"、"Happy Birthday Mick"、"Uptight-Satisfaction"は、VGPの『WELCOME TO NEW YORK』(VGP-312)には厳しい音質ながらも収録されていますが、こちらには未収録。
さてこの作品、2007年にtorrentにあがったファイルがそのまま元のようで、音も各曲の長さもそのまんま。
そしてそのtorrentにあったinfoファイルのテキストに微妙な改変を施して、いかにもこのAMSレーベルが作ったかのように、ジャケの内側にクレジットしています。
トレントに上げた人があらためてこのCDを作った可能性も無きにあらずですが。
ちなみにレーベル名は違いますが、外枠が緑で白黒のWelcome To NYジャケなんてのも数年前にリリースされているようです。
そしてその2007年のトレントのinfoファイル(=今回のAMS盤のジャケ内側)には、音源の出どころとかピッチの改善具合がいろいろ書かれてあるんですが、そのトレントの音も、同じく2007年にDACから73ロンドンとのカップリングでリリースされた『NASTY SONGS』(DAC-065)とほぼ同じ。
隠密はVGP盤とは別ソースの向上版で、比較的聴きやすい"very good"、SBはノイズは混入しますが"very good++〜EX-"。
いや実はこのDAC盤、72コーナーで紹介してないだどころか、このAMS盤を紹介した日にゲットしたばかりなので、全部の聴き比べなんてやってませんが(笑)
ところでDAC『NASTY SONGS』の裏ジャケの裏、ミックが誕生日ケーキのろうそくを消した後と思われる写真、いいですね〜。
『NASTY SONGS』(DAC-065)
ということで、今回のこの『WELCOME TO NEW YORK』とDACの『NASTY SONGS』はノイズの響き具合の微妙な違いからすると親子関係にはないようですが、まぁほっとんど同じ音です(笑)
HaraさんのTASBにDAC盤の特徴として紹介されていた"Midnight Rambler"の途中の途切れも同じ。(スタート位置が違うのでDAC盤では11:37付近ですが、本盤では11:03付近)
ということで、72ページの更新もしなくちゃと思いつつ、現時点で72最終日でミックの誕生日である1972/7/26の代表盤であるDACの『NASTY SONGS』と同等の音。
そのDAC盤はこれを紹介しているまさにその日にようやく買ったわたしと違ってきっと多くの方がお持ちだと思いますが、「やっぱりタイトルは『WELCOME TO NEW YORK』でないと!」という方にはこちらも悪くはないかもです。
ジャケは青いですけど(笑)
『
SWISS MADE VOL.2 』 DAC-129 (2CD)
aud.recordings@Festhalle, Berne, Switzerland, Sep.26, 1973 (2nd show)
& Scandinavium, Gothenburg, Sweden. Oct.6, 1973 (2nd show)
●Disc 1 - Festhalle, Berne, Switzerland, Sep.26, 1973 (2nd show)
1. Brown Sugar / 2. Gimme Shelter / 3. Happy / 4. Tumbling Dice / 5. Star Star / 6. Dancing With Mr.D. / 7. Angie / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. Midnight Rambler / 10. Honky Tonk Women / 11. All Down The Line / 12. Rip This Joint / 13. Jumping Jack Flash / 14. Street Fighting Man
●Disc 2 - Scandinavium, Gothenburg, Sweden. Oct.6, 1973 (2nd show)
1. Brown Sugar / 2. Gimme Shelter / 3. Happy / 4. Tumbling Dice / 5. Star Star / 6. Doo Doo Doo Doo Doo (Hearbreaker) / 7. Angie / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. Midnight Rambler / 10. Honky Tonk Women / 11. All Down The Line / 12. Rip This Joint / 13. Jumping Jack Flash / 14. Street Fighting Man
DAC久々の新作は73欧州2公演の『SWISS MADE VOL.2』。
タイトルは以前のVGP盤に続いてということながらもアラ?という感じですが、ジャケは艶やかでミックが美しい。
さて、こちらはDisc1が1973/9/26、スイスのベルンの2nd show。そしてDisc2には1973/10/6、タイトルに反してスウェーデンのゴーセンバーグから2nd show。
順にGodfatherが今年リリースした『BEFORE THE AFFAIR』(G.R.845)と、Taranturaが昨年リリースした『SONGS FOR EUROPE』(TCDRS-11-1,2)によりブート初登場のライヴとはなりませんでしたが、ニアミス初登場。まぁ後者はそれ以前にEXILEが『YOU CAN'T SAY WE'RE SATISFIED』(EXCD-013)をリリースしていましたが、それは1st showと誤ってましたし、かなり音が片寄ってたのでおいといて。
左:『BEFORE THE AFFAIR』(G.R.845)
右:『SONGS FOR EUROPE』(TCDRS-11-1,2)
まずはDisc1の73ベルン。
ベルンでは9/25に1回、9/26には昼夜2回のライヴをやってますが、9/25と9/26の1st showは『SWISS MADE』(VGP-116)などでリリースされています。
というわけで今回のこのタイトルなんでしょうが、9/26の2nd showは今年リリースされたGodfatherの『BEFORE THE AFFAIR』が先にブート初登場。
このDAC盤はそのGodfather盤よりも冒頭が長く収録されており、Godfatherのとは基本的に別音源のような。
Godfather盤の紹介の際には最初間違えましたが、このDACの元こそが以前ネットに出回っていた、そちらでは妙に左寄りだった音源と同じようです。
ただしGodfatherのも一部はこの音源と同じなのか、いろいろ聴き比べると同じような声が入っているところも。
でも何よりDACの方が手拍子が目立つだけでなく、"Dancing With Mr.D."でのマイクに何かあたる音はネットに出回ったものとこのDAC盤にしか入ってないし、"Star Star"曲中の話し声も同様。
でもほぼ同じ声が聞こえるところもあるので、部分的に同じところがあるのか、それともたまたますぐ近くでの録音なのか??音源検証人でもないのでこれ以上はパス(笑)
そんなわけですがこちらの音、まず定位は真ん中のモノラルになってます。
そして"Brown Sugar"冒頭は元テープの劣化のせいか、あららという音質で始まりますが、すぐに落ち着きます。
Godfatherと比べるとちょっと音が団子でくぐもって聴こえますが、高音に重点のあるGodfather盤に対して、中低音に重みのあるマイルドな音でベースもよく聴こえます。
そしてGodfatherのはかなりピッチが速く、ヒスは乗っていますがそのピッチのせいで余計に耳あたりがよかったというのがよくわかります(笑)
そうしたわけですが、このDACのも冒頭を除けばマイルドで周りもさほどうるさくなく、やや団子だったりしますが、時代を考えれば"very good"で、ピッチが正しいというのは聴いてて安心。
個人的にはもう少し音に広がりがあってメリハリがある音が好みですが、GodfatherもDACもどちらも楽しめます。
演奏はGodfather盤で少し紹介したとおり、やはりミック・テイラーがいかしとります。
Disc2は、前述のとおり以前EXILEとTaranturaがリリースした、1973/10/6のゴーセンバーグの2nd show。
こちらは既発ブートとは別の、Taranturaリリース後にIORRやtorrentにあがった音源かと期待したんですが、残念ながらその既発と同じ。
でも後発ということでこのDAC盤がピッチは一番正確で、音質も既発よりは聴きやすく、Taranturaほど高音が突き刺さらないのがいいですが、やはりちょいと音が遠くて団子という、単体リリースにはちょっと厳しい"good"。
ちなみに歪みが発生して手拍子だけのオープニングはばっさりカットされ、左から右へと音が片寄っていたTaranturaと違ってこちらはモノラルに処理されています。
ちなみにTASBで紹介されていたTarantura盤の"Tumbling Dice"の曲中にあった音飛び箇所は、ネットに出回ったのと同じくこちらでも軽く歪んでます。なぜかEXILEのでは歪んでませんが。
また、既発ではいずれも頭欠けだった"Honky Tonk Women"の頭は別音源で補填されています。ということは別音源よりもこちらの音源を選んだってことなんでしょうね。
演奏は比較的テイラーの音が大きく"Gimme Shelter"や"All Down The Line"なんかは楽しめますが、キーボードやホーン、さらに手拍子がにぎやかになるとよくわかんなくなってしまい、さらに中盤以降は余計なノイズも拾ってさらに聴き取りにくくなってしまいます。
ということでこちらはちょっとしたアップグレード盤といった感じでした。
Mar 2013
『
GET OFF OF MY STONE 』 no label (4CD)
aud.recordings@Hallenstadion, Zurich, Switzerland. June 15, 1976
●Original LP Remaster
・Disc 1
1. Honky Tonk Women / 2. If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud / 3. Hand Of Fate / 4. Hey Negrita / 5. Ain't Too Proud To Beg / 6. Fool To Cry / 7. Hot Stuff / 8. Star Star / 9. You Gotta Move / 10. You Can't Always Get What You Want
・Disc 2
1. Band Introduction / 2. Happy / 3. Tumbling Dice / 4. Nothing From Nothing / 5. Outa Space / 6. Midnight Rambler / 7. Brown Sugar / 8. Jumping Jack Flash / 9. Street Fighting Man
●Tape Source
・ Disc 3
1. Opening / 2. Honky Tonk Women / 3. If You Can’t Rock Me - Get Off Of My Cloud / 4. Hand Of Fate / 5. Hey Negrita / 6. Ain't Too Proud To Beg / 7. Fool To Cry / 8. Hot Stuff / 9. Star Star / 10. You Gotta Move / 11. You Can't Always Get What You Want
・Disc 4
1. Band Introduction / 2. Happy / 3. Tumbling Dice / 4. Nothing From Nothing / 5. Outa Space / 6. Midnight Rambler / 7. Brown Sugar / 8. Jumping Jack Flash / 9. Street Fighting Man
LHより76チューリッヒが4CDでリリース。
(今まで"9F"という呼び方をしてましたが、BT移転によりどちらの9Fかわからなくなったので、これからはLHとします・笑)
76チューリッヒといえば、昨年Taranturaが『SWISS MADE』(TCDRS-7-1,2)をリリースしましたが、そこで紹介したとおりこの日の公演を丸々収録したブートはそれまで『GET OFF OF MY STONE』しかリリースされておらず、CDでは唯一"Street Fighting Man"が『Seid Ihr Wach?』(VGP-098)、そして"Honky Tonk Women"はDVD『Through The Past Darkly : Sucking In The 70's and 80's』で8mm映像にアフレコされたりしていたようですが、1公演を丸ごと収録したブートは『SWISS MADE』でCD初登場。
今回の『GET OFF OF MY STONE』の装丁はそのアナログLPの復刻仕様となっており、Disc1&2にはLP音源を、そして『SWISS MADE』で使われていた別音源の改良版をDisc3&4、それぞれ欠点が補正されて合計4CDに仕上げられています。そして初回特典ではアナログ落としそのまんまの2CD-Rまでついてて、今回のCD化にあたっての調整のほどがわかるようになってます。
わたしはそのアナログは持ってませんが、なるほどDisc1&2はアナログ落としのCD-Rと比べると見事に生まれ変わってるのがわかります。
状態のよいマスターからのリリースといわれればそうですかと思ってしまうほどの違い。
そして"You Can't Alwats Get What You Want"や"Midnight Rambler"の欠落部や曲間はテープ音源が補填され、イコライジングも過度になることなく見事に演奏を前面に引き出しています。
まぁ音はちょい遠めなので隠密に慣れてるマニア向けではありますが、こちらだけを聴く限りDisc3&4も不要かと思わせる"very good"。
そしてDisc3&4がTaranturaの『SWISS MADE』の元と同じ、昨年ネットに出回った新音源。
Taranturaではかなり音を吊り上げ、高音部にはサーっとノイズが乗っていましたが、こちらはそれほど高音を上げておらず、よりナチュラルな音源でナイス。
こちらの音源はたまに観客がうるさかったりしますが、LP音源より音が近く"very good+"。Taranturaと同じ"very good+"でもTaranturaよりいいです。
こちらでは元音源とTarantura盤では大きな欠点であった"If You Can't Rock Me"での左chのオフが見事に修正されていて、"Jumping Jack Flash"の補填も片寄りしていたTarantura盤のようなこともなく音質の違いも自然でこれまたナイス!
さらにLP音源には含まれていた"Star Star"と"Midnight Rambler"終了後の曲間も補填され、Tarantura盤では聴けなかったミックのMCが収録されています。
ということで、Taranturaよりいいことずくめ、Taranturaより先にリリースしてくれればよかったのにと(笑)
いやしかしこのチューリッヒ、"Midnight Rambler"以降が熱くて聴き応えあり!
『
50 & COUNTING LIVE 2 - The O2 & Prudential Center 』 no label (Dual Layer BD-R)
aud shots@The O2 Arena, London, UK. Nov.29. 2012
& aud shots@Prudential Center, Newark, NJ. Dec.13, 2012
●Track 1: The O2 Arena, London, England. November 29, 2012
1. Video Intro / 2.Drum4tg Intro / 3. Get Off Of My Cloud / 4. I Wanna Be Your Man / 5. The Last Time / 6. Paint It Black / 7. Gimme Shelter (with Florence Welch) / 8. Lady Jane / 9. Champagne & Reefer (with Eric Clapton) / 10. Live With Me / 11. Miss You / 12. One More Shot / 13. Doom And Gloom / 14. It's Only Rock'n Roll (with Bill Wyman) 15. Honky Tonk Women (with Bill Wyman) / 16. Band Introductions / 17. Before They Make Me Run / 18. Happy / 19. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 20. Start Me Up / 21. Tumbling Dice / 22. Brown Sugar / 23. Sympathy For The Devil / 24. You Can't Always Get What You Want (with The London Youth Choir) / 25. Jumping Jack Flash / 26. (I Can't Get No) Satisfaction
●Track 2: Prudential Center, Newark, NJ. December 13, 2012
1. Video Intro / 2. Drum Intro / 3. Get Off Of My Cloud / 4. The Last Time / 5. It's Only Rock'n Roll / 6. Paint It Black / 7. Gimme Shelter / 8. Respectable (with John Mayer) / 9. Wild Horses / 10. Around And Around / 11. Doom And Gloom / 12. One More Shot / 13. Miss You / 14. Honky Tonk Women / 15. Band Introductions / 16. Before They Make Me Run / 17. Happy / 18. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 19. Start Me Up / 20. Tumbling Dice / 21. Brown Sugar / 22. Sympathy For The Devil / 23. You Can't Always Get What You Want / 24. Jumping Jack Flash / 25. (I Can't Get No) Satisfaction
旧青月の『50 & Counting Live』BD-Rの第二弾。
先にリリースされたのは最終公演であるニューアーク2日目の放送映像+ロンドン初日でしたが、今度はロンドン2日目+ニューアーク初日。
こちらも2層式で40GB以上。ジャケは統一感のあるデザインでいいですね〜。中身はネットに上がってたやつそのまんまのようですが並べるとなかなか綺麗。そういえばゴリラにもすっかり慣れたなと(笑)
ロンドン2日目は復活5公演の中で唯一"Lady Jane"をやってるのがポイント高し。そして"Champagne & Reefer"ではクラプトン登場。
ロンドンは当初YouTubeのつぎはぎがDVD-Rで出回りましたが、こちらもつぎはぎマルチながら曲間の途切れや頭切れもないし曲によって音が変わったりもしないし、切り替わりもクロスフェードではなくスパッと変わるので安心。映像はロニー側からのぶれの少ない安定したショットをメインとしつつ、ピットからの映像もたっぷりあって楽しめます。
いやしかし隠密もここまで来たかという綺麗な映像で、やっぱりBlu-rayは素晴らしい。
音声は第一弾のロンドン初日と同じく、AUD1がGodfatherのイヤモニ+隠密、AUD2はさらに隠密をかぶせたもの。
ニューアーク初日は復活5公演の中で唯一22曲と1曲少ない日でしたが、"Respectable"と"Around & Around"が貴重。そして唯一リサが熱唱する"Gimme Shelter"も!
そしてこの日は"One More Shot"でのキースによる混乱と、"Sympathy For The Devil"でのミックは観どころ(笑)
そして"It's Only Rock'n Roll"をキースが弾き始めると、ミックはマイクスタンドから離れてしまい、しまったと気づいて慌ててマイクに駆け寄るも間に合わず、ってところがツボ(笑)
こちらの映像はHot Lipsレーベル名で年明けにリリースされた『"ONE MORE SHOT"NEW JERSEY 2012』(HLBD-0001)のメインに使われていたもので、キース横のスタンドからのショット。
Hot Lipsのは一部映像を追加してマルチにしていながらもサイズはずいぶん小さく圧縮されてたのが残念でしたが、こちらは22.5GBあった素材そのまんまのようで、めちゃ綺麗。
ネットにアップした製作者がこれはフリーだからこれをお金出して買ったらそのブート屋はあんたを馬鹿にしてる、といったメッセージもそのまんま(笑)
こちらも音声は2つついてて、AUD1は16bit/44.1KHz、AUD2は24bit/48KHzのようです。うちのプレーヤーではAUD1を選んでも16bit/48kHzって表示されますけど。
そんなわけでネットからのそのままのようですが、ストレスなく楽しめるナイスなタイトル。
このシリーズ、残すはあんまブートになってない12/8ニューヨークのBarclays Centerですが、それも出るかな?
『
DOUBLE DOOR CLUB GIG 』 GOLDPLATE GP-1301CD1DVD1 (1CD+1DVD)
SB/aud matrix recordings@The Double Door, Chicago, IL. Sep.18, 1997
●CD
1. Introduction / 2. Little Queenie / 3. 19th Nervous Breakdown / 4. You Got Me Rocking / 5. Crazy Mama / 6. The Last Time / 7. Anybody Seen My Baby / 8. Out Of Control / 9. Let It Bleed / 10. Shame Shame Shame / 11. Honky Tonk Women / 12. Start Me Up / 13. Jumping Jack Flash / 14. Brown Sugar
●DVD
1. Introduction / 2. Little Queenie / 3. 19th Nervous Breakdown / 4. You Got Me Rocking / 5. Crazy Mama / 6. The Last Time / 7. Anybody Seen My Baby / 8. Out Of Control / 9. Let It Bleed / 10. Shame Shame Shame / 11. Honky Tonk Women / 12. Start Me Up / 13. Jumping Jack Flash / 14. Brown Sugar
Extra Video : 15. Table Of Contents / 16. Pre-Show Montage / 17. Honky Tonk Women / 18. Out Of Control / 19. Brown Sugar / 20. Band Member Sound Bites - Interview / 21. Fan Sound Bites - Interview
1997年、シカゴのソルジャー・フィールドでのBridges To Babylonツアー開幕を5日後に控えた9月18日、ストーンズはそのシカゴのダブルドアーでシークレット・ギグを敢行しました。
当時ミックももう54歳、でも今から考えるとまだまだ脂の乗ったバンドは、まさかの"Little Queenie"から、そして引き出しの奥から"19th Nervous Breakdown"、"The Last Time"、"Crazy Mama"といった曲を引っ張り出してきたかと思えば、リリース前の新曲"Anybody Seen My Baby"に"Out Of Control"も初披露!さらにはJimmy Leedの"Shame Shame Shame"のカヴァーまで!
このシークレット・ギグを観れたファンは400名ほど。ほんとにうらやましい〜!!いや、うらやましがるだけではだめですね、行動力を伴った日本人も数人このライヴに参戦しています!
といったスペシャルギグでしたが、シークレットなんぞどこ拭く風、高音質隠密音源が『BEHIND THE DOUBLE DOOR』(VGP-150)として速攻リリースされてブートファンにはすっかりお馴染み。
散々コピー盤を生んだその名盤『BEHIND THE DOUBLE DOOR』の初盤はGold Discで、その後表ジャケの裏側と裏ジャケが変わったシルバーの再プレス盤も登場してます。
さらにその後なんとプロショット映像まで流出し、その映像落としのモノラルSB音源を収録したCDも『LIVE AT THE DOUBLE DOOR』(VGP-300)としてリリースされていました。
左:『BEHIND THE DOUBLE DOOR』(VGP-150)
右:『LIVE AT THE DOUBLE DOOR』(VGP-300)
そしてどうやらこれらの極上隠密+ビデオ音源のマトリクス音源というのがトレーダー間では出回ったようですが、今回オリジナル・マスターからというオリジナル・ミックスによるマトリクス音源がDVDとのカップリングでブートCD初登場!
そのCD、昨今ブートでもイヤモニなどのSB音源には隠密音源のマトリクスが効果的な手法として定着してまいりましたが、こちらも素晴らしい仕上がりです。
既発の隠密音源も十分高音質でしたが、より重低音が厚くなって演奏が引き立っており、ビデオ音源と比べてもちょっと引っ込んだ感じのモノラルSBがマトリクスにより音の広がりが加わって一気に前面に出てきただけでなく、臨場感も大幅アップ。
これは見事なアップグレードで"EX-"!
こうしてこの音源を聴くと当時の興奮がよみがえってきて嬉しくなってきますね。ソルジャー・フィールド、懐かしい。
ちなみに今回のこちらでは会場内の様子が長く収録されていたオープニングがちょっとカットされています。
そして聴き比べてて気がつきましたが、既発の『LIVE AT THE DOUBLE DOOR』では"Honky Tonk Women"と"Start Me Up"の間にちょいカットがありましたが、どうでもいいですね(笑)
DVDの方は手持ちのDVD-Rと比べると、既発より劇的向上といったようなところはないようですが、音声が4つも入ってます。
1つは今回のマトリクス音源、さらに既発のビデオ音源、オーディエンス音源、おまけに海外で出回ったという会場外からのオーディエンス音源なるものも。
さすがに4つ目はパスですが、くるくるサウンド選択を変えるとやっぱり今回のマトリクス音源で観るのが一番いいなと。
久々に観る"Out Of Control"でのミックの妖しい(怪しい?)ダンスがいい(笑)
さらにボーナスで、当日のファンや会場入りするメンバー、さらに演奏シーンにインタビューも収録した貴重なドキュメンタリー映像が。わたしはこうしたドキュメンタリー映像の存在すら知らなかったんですが、なかなかいいですね〜。
ということで久々に'97ダブルドアーを堪能いたしましたが、嬉しいアップグレードでした!
『
BEFORE THE AFFAIR 』 G.R.845 (1CD)
aud.recordings@Festhalle, Bern, Switzerland. Sep.26, 1973 (2nd show)
1. Brown Sugar / 2. Gimme Shelter / 3. Happy / 4. Tumbling Dice / 5. Starfucker / 6. Dancing With Mr.D. / 7. Angie / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. Midnight Rambler / 10. Honky Tonk Women / 11. All Down The Line / 12. Rip This Joint / 13. Jumping Jack Flash / 14. Street Fighting Man
1973/9/26、スイスのベルンで2回行われた公演のうち、今までブート化されていなかった2nd showを収録したGodfatherの新作。
73年のベルン公演といえば、ブートでは9/25や9/26の1st showが有名で、9/25は『BERN-1973』(YT-001)、9/25と9/26の1st showを両方収録した『SWISS MADE』(VGP-116)などがあります。
ちなみに9/26とクレジットされてる『MIDNIGHT RAMBLER』(GDR CD 8911)は、実際に収録されているのはベルンではなくNASTY関連の劣化コピー盤なので要注意。
ということで、今回の9/26 2nd showはめでたいブート初登場!
わたくし、通勤時には他のを聴くときもありつつもやっぱりいまだにStones Archiveの『THE BRUSSELS AFFAIR』がヘビロテだったりするんですが、その10/17の『THE BRUSSELS AFFAIR』にひっかけたタイトルのこの『BEFORE THE AFFAIR』もなかなかナイスであります。
もちろん音質は比べるべくもありませんが、ベルンでの2日で3回の最終公演にあたるためか演奏も素晴らしく、音質も隠密としてはなかなかナイス。
この音源はかなり左側に寄っている物がネットには2年ほど前から出回っていましたが、どうやら音源自体はそれと同じ。今回のはそれより程度のいいマスターを入手したのか?それともここまで補正したのかな?
というわけですが、いずれにしてもなかなかやりますなGodfather、73年ということを考えるとなかなかの高音質"very good"です。
サーっというテープノイズはずっと載ってはいますが、高音を持ち上げすぎでもなくこもったりもしてなく、周りもうるさくなく、演奏もテイラーをよく拾ってます。
この"Gimme Shelter"でのテイラーの「鯉の滝登り」がまたかっこいいのなんの!!(何のこっちゃ・笑)
後半になるとちょっと団子になってくるので"very good"どまりとしてますが、個人的には"very good+"な感じ。
ただ、全編ではないような気もしますが、ちょいピッチが速いようなところがあるのは気になりますが。
あと"Midnight Rambler"では4'58から5'49までは別音源をつないでるように聴こえますが、ここがまたキースもONで音がよかったり(笑)
もしかしたら別の公演からか?と思うも、少なくとも他のベルン公演からではなさそうで、音の感じはエッセンに似た感じですけどそれとも違うようで。
ちなみにネットに出回った方も同じ音ながら、音の悪いそちらではそれほど音質の切り替わりを感じず、別につなぎではないのか?
ということでここはよくわかりませんが、もし別音源ならそちらも聴いてみたいと(笑)
いやしかしGodfather、安いし3面紙ジャケでミニ・ポスターがついてたりと芸が細かくていいですね。でも"Brown Sugar"にはデジタルノイズらしき物が乗ってるので、音作りももうちょっと芸が細かければと思うんですが。
ちなみに表と裏ジャケの写真は、3つのうちどの公演かはよくわかりませんが確かにベルン公演からのようで、2年ほど前にIORRに立ったスレッド"Anybody here who saw Rolling Stones in Bern 1973 ?"に貼られているものと同じです。中の写真やミニ・ポスターまではわかりませんでしたが。
しかしこのGodfatherやたまに欧州版にはありますが、背中の文字が普通とは上下逆なのが気に入りません(笑)
ところでこの音源は他のレーベルからもリリースされるという話しも聞きましたので、そちらも楽しみであります。
『
STONES IN THE DOME 』 no label (6CD)
aud.recodings@The O2 Arena, London. UK. Aung 21, 23 and 26, 2007
●Disc 1 - Live at The O2 Arena, London, UK. Aug.21, 2007
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. You Got Me Rocking / 4. Rough Justice / 5. Rocks Off / 6. Let It Bleed / 7. Beast Of Burden / 8. Can't You Hear Me Knocking / 9. I'll Go Crazy / 10. Tumbling Dice / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Wanna Hold You
●Disc 2
1. Intro. / 2. It's Only Rock'n Roll / 3. Respectable / 4. Satisfaction / 5. Honky Tonk Women / 6. Sympathy For The Devil / 7. Paint It Black / 8. Jumping Jack Flash / 9. Brown Sugar
●Disc 3 - Live at The O2 Arena, London, UK. Aug.23, 2007
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. Let's Spend The Night Together / 4. Rough Justice / 5. All Down The Line / 6. She's So Cold / 7. Shine A Light / 8. Midnight Rambler / 9. I'll Go Crazy / 10. Tumbling Dice / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Wanna Hold You
●Disc 4
1. Intro. / 2. Miss You / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Satisfaction / 5. Honky Tonk Women / 6. Sympathy For The Devil / 7. Paint It Black / 8. Jumping Jack Flash / 9. Brown Sugar
●Disc 5 - Live at The O2 Arena, London, UK. Aug.26, 2007
1. Opening / 2. Start Me Up / 3. You Got Me Rocking / 4. Rough Justice / 5. Ain't Too Proud To Beg / 6. She Was Hot / 7. You Can't Always Get What You Want / 8. Can't You Hear Me Knocking / 9. I'll Go Crazy / 10. Tumbling Dice / 11. Band Introductions / 12. You Got The Silver / 13. Wanna Hold You
●Disc 6
1. Intro. / 2. Miss You / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Satisfaction / 5. Honky Tonk Women / 6. Sympathy For The Devil / 7. Paint It Black / 8. Jumping Jack Flash / 9. Brown Sugar
2005年から2007年まで足掛け3年に及んだA Bigger Bangツアーの最終公演地はロンドンO2アリーナでの3公演。
こちらはその3公演全てを高音質隠密音源にて収録したタイトル。
こちらも最近Sweet Recordsからリリースされた2005年『FUEL FOR LIFE』、2006年『POUR SOME BROWN SUGAR』と同じく、元々TRIALからCD-Rでリリースされていた『STONES IN THE DOME』がプレスCDとして再発されたもの。
なお、タイトルがO2アリーナなのにドームというのは、この"The O2"が元々はMillennium Domeという名前であったからなんでしょう。
でもこのライヴの時点では複合娯楽施設"The O2"として再開業してすでにO2アリーナと呼ばれていたので、CD化されるとしたらタイトルは変えるかな?と思ってましたが、そのままのタイトルでリリースされましたね。
ちなみにそういうわけで裏ジャケに配されたスタジアム写真はO2アリーナではありません。さらにちなみに表ジャケの4人、チャーリーはいつの画像かはわかりませんが、ミック、キース、ロニーはepisode7にも貼ってるロンドン初日のプレス写真から(笑)
さてこの3日間、 episode7に書いたとおり、わたしはスレーン・キャッスルとこのロンドン初日のファンアサイラムは仕事の炎上により行くことが叶わず返金無しのキャンセルになってしまい、行けたのは唯一プリセールで購入したロンドン2日目だけでしたが、演奏はかなりムラがあります。
初日は"Can't You Hear Me Knocking"のしまりのなさがあららですが、Bステは凶暴ストーンズ!インフォにも書いてるとおり、"Satisfaction"のチャーリーは凄い!
そして久しぶりに聴いた唯一参戦した2日目、こちらも"Brown Sugar"の最初にはちょいずっこけて、こんなんだったっけ?と(笑)
そして最終日であり昨年までは最後のライヴかとやきもきさせた3日目はさすがに演奏も走ってて見事!
曲それぞれを聴き比べたりすると、初日<2日目<3日目とは一概に言い切れないとは思いますが、まぁ3日間でこんなに違ったのねと。
でもこれだからこそ参戦する価値があるともいえましょう(笑)
さて、そんなABBラストを飾るムラのあるロンドン3日間、ここでの紹介もしてませんでしたが、わたしはSODDの3セットをしばらくして中古で、そしてTRIALのCD-Rはか〜なり後になって入手してました。
こちらのTRIAL音源は元々そのSODDをしのぐ高音質で、個人的にもCD化を望んでいましたが、今回はCD化にあたってちょっと音をいじられています。
特に初日はCD-RよりもこのCDの方が高音が強調されすぎててシンバルが耳につきますが、いずれも高音質。
初日は妙に強調された高音が耳について、聴かせどころの"Beast Of Burden"ではちょっと観客のしゃべりが邪魔しますが、高音質"EX--"。
2日目の"Shine A Light"と2日のみ演奏された"Midnight Rambler"には、サラリーマン人生最大のピンチを乗り越えた当時を思い出す涙の隠密最高レベルの極上高音質"EX-"。
そしてABBツアー千秋楽でありその後5年間の沈黙となったラスト3日目、これまた演奏の出来とあわせるように音質も極上で隠密最高評価の"EX-"。
全体的にもうちょっと中低音を上げて高音域は下げてもよかったのではと思いますが、極上隠密であります。
しかし途中休憩を挟みながらですが、朝からずーっと聴くのは疲れました(笑)
でもこの高音質、普段のブート鑑賞でのヘッドフォンだけじゃなく、ちゃんとスピーカーから鳴らしてみたらまた極上!
『
SECRET GIG IN PARIS 』 CR-121025-CD (1CD)
aud.recodings@Le Trabendo, Paris, France. Oct.25, 2012 + bonus
1. Introduction / 2. Route 66 / 3. It's Only Rock'n Roll / 4. Shattered / 5. When The Whip Comes Down / 6. Champagne & Reefer / 7. Doom And Gloom / 8. Miss You / 9. Tumbling Dice / 10. Start Me Up / 11. Midnight Rambler / 12. Jumping Jack Flash / 13. Brown Sugar
bonus - 14. Live Report In Paris / 15. I Wanna Be Your Man / 16. Doom And Gloom / 17. One More Shot (15-17 Rehearsals in Paris Oct.11, 2012)
もう1つはCounting Recordsから。
こちらも本編はコピーでしょうし、イコライジングはなされていますがこちらも概ね同じような音で"good+++"。
でもリハ音源を収録しているのはちょいとポイント高し。
リハ音源は屋外からの録音で車などの騒音をかなり拾っていますが、ちょっと嬉しいボーナスといったところ。
あとこちらは"Route 66"前のオープニングにもチャプターが振られていますので、せっかちな方にはありがたい。
ということで、オリジナルならGodfather、安さではEmpress Valley、ボーナス入りならCounting Recordsといったところ。
まぁEVだけでなく他も安いですし、お好きなものをと。
『
LE TRABENDO 』 EVSD-594 (1CD)
aud.recodings@Le Trabendo, Paris, France. Oct.25, 2012
1. Route 66 / 2. It's Only Rock'n Roll / 3. Shattered / 4. When The Whip Comes Down / 5. Champagne & Reefer / 6. Doom And Gloom / 7. Miss You / 8. Tumbling Dice / 9. Start Me Up / 10. Midnight Rambler / 11. Jumping Jack Flash / 12. Brown Sugar
↓の『TRABENDO』のコピーらしき盤、まずはEmpress Valley。
豚のペーパースリーヴ、そして表側と裏側にプリント紙を配しただけの簡易ジャケ。
そして曲順クレジットが間違ってて、8曲目の"Tumbling Dice"が10曲目になっちゃってます。
インフォには"オリジナル音源よりも数段聴きやすく高音質に"とありましたが、さすがに音割れの補正は出来ないようで、イコライジングによりわずかにクッキリしてはいますが、それほど変わらない音で"good+++"。
『
TRABENDO 』 GRRR251012 (1CD)
aud.recodings@Le Trabendo, Paris, France. Oct.25, 2012
1. Route 66 / 2. It's Only Rock'n Roll / 3. Shattered / 4. When The Whip Comes Down / 5. Champagne & Reefer / 6. Doom And Gloom / 7. Miss You / 8. Tumbling Dice / 9. Start Me Up / 10. Midnight Rambler / 11. Jumping Jack Flash / 12. Brown Sugar
すぐにネットに出回りましたが、これがオリジナルのCDで見開き3面紙ジャケ。
クレジットこそありませんがGodfather Records製でしょう。
こちらは当日になって突如発表されたパリのTrabendoでのウォームアップ・ギグを収録しており、350枚のチケットが15ユーロで販売されたスペシャル・ギグ。
観客は600人とも700人とも言われていますが、いずれにせよ貴重なライヴで、このライヴこそ5年ぶり、正真正銘2012年初のライヴで、初めて"Doom And Gloom"が披露されたギグです。
また、ホーンセクションはおろかサックスやコーラスすらいない、ストーンズ4人とサポートはダリルとチャックのみというコンパクトなライヴで、観ることの出来たファンがほんとにうらやましい!!
このライヴの模様は一部がYouTubeにアップされ、オフィシャルYouTubeも"JJF"を一部アップしていましたが、こうして全貌を聴く事が出来るのは感謝感謝。
YouTubeの"JJF"ではなんかヘロヘロっぽかったですが、こうして全部を聴くとなかなか素晴らしい演奏です。
わたしはここで1曲目が"Route 66"が演奏されたことから、ツアー初日のロンドンでは1発目に"Route 66"ではないなと読んでいましたが、ここでやらずにツアーに取っておいてもよかったのにと思うほど(笑)
そしてツアーでは披露されなかった"Shattered"に"When The Whip Comes Down"なんてかなりタイト。コーラスのいない"Miss You"もちょっと新鮮。
最後の方はちょっと疲れているようですが、まぁ5年ぶりのライヴということで。
という貴重な音源なんですが、もうちょっと録音に長けたファンはいなかったのかと(笑)
曲中のチャットはあまり拾っていないんですが、残念ながら全編音が割れてしまっていて、ほんとに惜しい。
まぁ慣れれば聴けますけど、"very good"と呼ぶのは憚れる"good++"くらいかな?(笑)
そしてそのコピー盤らしきのが早くも2つ。↑で続いて紹介。
『
50 & COUNTING LIVE - Prudential Center & The O2 』 no label (Dual Layer BD-R)
TV Broadcast@Prudential Center, Newark, NJ. Dec.15, 2012
& aud shots@The O2 Arena, London, UK. Nov.25. 2012
●Track 1: Prudential Center, Newark, NJ. December 15, 2012
1. Opening / 2. Video Intro / 3. Drum Intro / 4. Get Off Of My Cloud / 5. The Last Time / 6. It's Only Rock'n Roll / 7. Paint It Black / 8. Gimme Shelter (with Lady Gaga) / 9. Wild Horses / 10. Going Down (with John Mayer & Gary Clark Jr.) / 11. Dead Flowers / 12. Who Do You Love (with The Black Keys) / 13. Doom And Gloom / 14. One More Shot / 15. Miss You / 16. Honky Tonk Women / 17. Band Introductions / 18. Before They Make Me Run / 19. Happy / 20. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 21. Start Me Up / 22. Tumbling Dice (with Bruce Springsteen) / 23. Brown Sugar / 24. Sympathy For The Devil / 25. You Can't Always Get What You Want / 26. Jumpin' Jack Flash / 27. (I Can't Get No) Satisfaction
●Track 2: The O2 Arena, London, England. November 25, 2012
1. Video Intro / 2. Drum Intro / 3. I Wanna Be Your Man / 4. Get Off Of My Cloud / 5. It's All Over Now / 6. Paint It Black / 7. Gimme Shelter (with Mary J. Blige) / 8. Wild Horses / 9. All Down The Line / 10. Going Down (with Jeff Beck) / 11. Out Of Control / 12. One More Shot / 13. Doom And Gloom / 14. It's Only Rock'n Roll (with Bill Wyman) / 15. Honky Tonk Women (with Bill Wyman) / 16. Band Introductions / 17. Before They Make Me Run / 18. Happy / 19. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 20. Miss You / 21. Start Me Up / 22. Tumbling Dice / 23. Brown Sugar / 24. Sympathy For The Devil / 25. You Can't Always Get What You Want / 26. Jumpin' Jack Flash
ついに映像老舗の旧青月がBD-Rをリリース。
2012年の再始動ライヴから、最終日ニューアークの放送映像と初日ロンドンの隠密ショットを2層式BD-Rに収録したタイトルで、容量はどどんと42.4GB!
最初に収録されているのはニューアーク。
ニューアークの映像は最高画質の某国放送クォリティーの1080のですが、音声はキースのギターがちょいONで"Miss You"の奇声がない音に差し替えられています。
ということで音声は5.1chではなく2chで収録。5.1chではちょっと音がぼやけてキースがおとなしいミックスでしたし、音ずれもないのでこれが一番ですね。
映像はネットに出回った妙に容量が大きなものよりも某国放送の方がだんぜん綺麗でしたので、めでたしめでたし(笑)
あとトップのメニュー画面には音声選択はありませんが、音声はAUD1にその放送音源のリマスター音源、そしてAUD2には隠密とのマトリクスも収録されています。
このAUD2もなかなかいい感じ(笑)
続いてtrack2はツアー初日のロンドン初日。
こちらはネットに出回ったYouTubeのつぎはぎミックスのようですが、やはりDVD-Rの既発作品より断然綺麗。
(イントロ頭切れがないので、YouTubeからってわけじゃないのかも?)
こちらの音声はAUD1がGodfatherのイヤモニ+隠密、AUD2はさらに隠密をかぶせたもので、このAUD2はかなりいい感じ。
ということで充実したなかなか素晴らしいタイトルであります。
Jan 2013
『
POUR SOME BROWN SUGAR 』 Sweet Records SV-82706 (2CD)
aud.recordings@Don Valley Stadium, Sheffield, UK. Aug.27, 2006
●Disc 1
1. Intro. / 2. Jumping Jack Flash / 3. Start Me Up / 4. She's So Cold / 5. Let's Spend The Night Together / 6. Sway / 7. Streets Of Love / 8. Bitch / 9. It's Only Rock'n Roll / 10. Tumbling Dice / 11. Band Introductions / 12. Slipping Away / 13. Before They Make Me Run
●Disc 2
1. Miss You / 2. Rough Justice / 3. Get Off Of My Cloud / 4. Honky Tonk Women / 5. Sympathy For The Devil / 6. Brown Sugar / 7. You Can't Always Get What You Want / 8. Satisfaction
2005年のSt.Paulに続いてこれまたCD-Rでリリースされていた、2006年シェフィールド、雨の野外スタジアム公演のアップグレードCD化。
この日はBBC2で放送されたあのグラスゴー公演の翌公演という事でCD化が見送られていたそうですが、こちらもプレスCDでは初ブート化。
シェフィールドといえば99年も雨だったし、なんか雨の印象が強いのは私だけでしょうか?
さて、こちらは2005St.Paulと続けて聴くとちょっと演奏が引っ込んでシャープさに欠けて聴こえてしまい、シンバルの高音が耳につくところもありますが、周りは極めて静かでこちらも十分高音質な"EX--"。
Bステでは音が左に寄りますが、極端な音質の変化はありません。
演奏は雨のせいなのか、冒頭でキースのイントロのミスが続き、"JJF"のあやういイントロに始まり、続く"Start Me Up"の前に"Brown Sugar"を一瞬弾いたり、そしてまた"She's So Cold"ではあやういイントロと、立て続けにミスをしてますが、以降はちゃんと弾いてます(笑)
ミックは"Honky Tonk Women"では妙な入り方をしたりしてますが、悪魔は大丈夫(笑)
そしてラストの"Satisfaction"のリプライズ変則エンディングと花火はお見事!
あとこちらのタイトルもちょっとしっくりこなかったりしますが、"Start Me Up"のイントロミスと"Pour Some Sugar On Me"という曲名に引っ掛けてですかね?
それにしてもこのアップグレードCD化の流れ、2007年O2アリーナの『STONES IN THE DOME』もプレス化されるでしょうか?
TRIALのCD-Rはメモリアルでそれだけは持ってますが、この音も秀逸なのでプレス化されないかなぁと思ってたりもします。
『
FUEL FOR LIFE 』 Sweet Records SV-9605 (2CD)
aud.recordings@Xcel Energy Center, St.Paul, MN. Sep.6, 2005
●Disc 1
1. Intro. / 2. Start Me Up / 3. You Got Me Rocking / 4. She's So Cold / 5. Tumbling Dice / 6. Rough Justice / 7. Back Of My Hand / 8. Beast Of Burden / 9. Rocks Off / 10. Night Time Is The Right Time / 11. Band Introductions / 12. The Worst / 13. Infamy
●Disc 2
1. Miss You / 2. Oh No, Not You Again / 3. Satisfaction / 4. Honky Tonk Women / 5. Sympathy For The Devil / 6. Jumping Jack Flash / 7. Brown Sugar / 8. You Can't Always Get What You Want / 9. It's Only Rock'n Roll
2005/8/21から始まったA Bigger Bangツアー、その6公演目となるセント・ポール公演の隠密収録盤。
5公演目までは3〜40,000人クラスのスタジアムや80,000人クラスの会場だったのに対して、この日は始めて18,000人クラスの屋内アリーナ。
この音源は以前CD-Rでリリースされていたそうで、当時なぜプレスCDでリリースされなかったのかはショップインフォに書かれてますが、聴いてみるとなるほど、確かにこれはプレス化が望まれた音源。めちゃ気持ちいいです!
ということでめでたく本公演から初となるプレスCDの登場。
ギターやヴォーカルが前面にというより低音が前に出てくる感じもありますが、全域快晴、ドンシャリ手前の土俵際、メリハリのある素晴らしい音で隠密最高の"EX-"。
適度なエコーと騒がしすぎない程度の周りの臨場感とあいまって、ABBツアーが乗ってきたアリーナ・ショウを見事に堪能できます。
時折ジリジリとノイズが入ったり、周りの話し声が入ってきたりしますが、Bステでも音はあまり変わらず、というかBステの臨場感がまたすばらしく、こりゃほんとに気持ちいい。
2005年といわず、2007年までのABBツアーの隠密録音の中でもトップクラスの隠密。
ところで以前のCD-Rは未聴なのでわかりませんが、低音が気持ちよくONなのはSweet Recordsからのリリースだからかな?
もう少しマイルドな音を好む方もいるでしょうが、わたしは全然OK。
演奏はミックがダイスで入り損ねたり、イヤモニ不調からかここでもちょい外した悪魔だったりキースもちょい外したりしてはいますが、先週は50&Countingものを聴いてばかりいたのでかなり新鮮で、ABBツアーが始まって乗ってきた様子が伝わる"She's So Cold"にツアー初登場の"Rocks Off"、そしてBステの"Satisfaction"、そしてラストへの"JJF"に"Brown Sugar"に"IORR"まで、疾走感にあふれてもうたまらんです。
それにしても"Back Of My Hand"は2006年以降では一度だけ、"Infamy"は2005年のみで以降全くやりませんでしたが、これは観たかったとあらためて。
"Back Of My Hand"は東京ドームのサウンドチェックではやったみたいですが、本番でもやって欲しかった!
ちなみにタイトルは会場名とディーゼルの香水から引っ掛けたものかもしれませんが、Xcel Energyは燃料会社ではなく電力会社だし、ちょっとしっくりこない気もしますが、そんなことより大満足の快作でございました!
ところでこの表と裏ジャケ、州を間違ってますね。St.Paulはミシガンではなくミネソタ州。わたしもTASBをみて気づきましたが(笑)
(その後裏ジャケ交換と相成りました)
『
SECOND NIGHT IN NEWARK 』 no label (3CD)
aud recordings@Prudential Center, Newark, NJ. Dec.15, 2012
●Disc 1
1. Opening Announcement / 2. Introduction / 3. Get Off Of My Cloud / 4. The Last Time / 5. It's Only Rock'n Roll / 6. Paint It Black / 7. Gimme Shelter (with Lady Gaga) / 8. Wild Horses / 9. Going Down (with John Mayer & Gary Clark Jr.)
●Disc 2
1. Dead Flowers / 2. Who Do You Love? (with The Black Keys) / 3. Doom And Gloom / 4. One More Shot / 5. Miss You / 6. Honky Tonk Women / 7. Band Introduction / 8. Before They Make Me Run / 9. Happy
●Disc 3
1. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 2. Start Me Up / 3. Tumbling Dice (with Bruce Springsteen) / 4. Brown Sugar / 5. Sympathy For The Devil / 6. You Can't Always Get What You Want (with The Choir of Trinity Wall Street) / 7. Jumping Jack Flash / 8. (I Can't Get No) Satisfaction
こちらはニューアークでの2日目にして5回の再始動ライヴの最終日、TVやネットで生中継された公演を隠密録音した音源を収録。
ということでこちらもタイトルもそのまんま。
こちらは開演前、それも生中継前のオープニング・アナウンスから延々収録されていて、3CDとかなり長いボリューム。
そのオープニング・アナウンスの後、録音者かその近くの人が「東京から来たの?」とか近くの観客から質問されて英語で会話している様子が聞き取れます(笑)
この辺はすっぱりカットして、初日と同様2CDで統一感のあるパッケージにしてもよかったのにと思ったりもしますが、こちらは4CD用厚ケース入りで完全収録。
さて、生中継されたこの日の演奏をなんでわざわざ隠密でというところですが、これがなかなか素晴らしい。
放送音源はちょっと大人しいミックスでしたが、こちらはより迫力ある生の音に浸れます。
ということで自信あふれるショップインフォにもなるほどと。初めて聴いたときには思わず映像とシンクロしてしまいました(笑)
音質的には初日より音にダイレクト感があり、中低音もちょっと厚くなっています。
低音はちょっと跳ね返りの音を拾っていて高音はシンバルが強調されて聴こえますが、周りの歓声手拍子などもあまり拾っておらず、かなりクリア。
ミックの「日本のみんなも見てるかい?」では間近の歓声を拾ってて、"You Can't Always-"の冒頭ではさすがにちょっとチャットが耳についたり、ラストの"Satisfaction"の後半でちょっと音が引っ込みますが、全体的にかなりクリアで音像も大きくとらえられています。
また、初日はたまに大きく揺らいだりした定位もこちらでは落ち着いていて、グレード表記は隠密では最高レベルの"EX-"ですが、初日よりもグレードは上。
なお、こちらの初回分にはその生中継映像を収録したDVD-Rつき。
まぁこのタイトルを買う人の多くは、その映像は何かしらで持ってるのではと思いますが。
ということで、こちらは生中継もされたので隠密音源はマニア向けではありますが、なかなか楽しめる音でした。
『
FIRST NIGHT IN NEWARK 』 no label (2CD)
aud recordings@Prudential Center, Newark, NJ. Dec.13, 2012
●Disc 1
1. Opening / 2. Introduction / 3. Get Off Of My Cloud / 4. The Last Time / 5. It's Only Rock'n Roll / 6. Paint It Black / 7. Gimme Shelter / 8. Respectable (with John Mayer) / 9. Wild Horses / 10. Around And Around / 11. Doom And Gloom / 12. One More Shot / 13. Miss You / 14. Honky Tonk Women
●Disc 2
1. Band Introduction / 2. Before They Make Me Run / 3. Happy / 4. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 5. Start Me Up / 6. Tumbling Dice / 7. Brown Sugar / 8. Sympathy For The Devil / 9. You Can't Always Get What You Want (with The Choir of Trinity Wall Street) / 10. Jumping Jack Flash / 11. (I Can't Get No) Satisfaction
合計5回の再始動ライヴの4公演目となるニューアーク公演初日、愛称"ザ・ロック"のプルデンシャル・センターでのライヴを隠密録音した音源を収録。
ということでタイトルはそのまんま、でもわかりやすいといえばわかりやすい。
この日の音質隠密はネットにすぐに出回りましたが、こちらはそれとは違うオリジナル音源。
ネットに広まった音もなかなかの高音質ながらも低音が強すぎでしたが、こちらはよりシャープでよりクリアな音。
高音がちょっと強めでシンバルが目立つので、もうちょい中低音の厚みがあればと思いますが、高音質"EX-"。
周りもさほどうるさくはなく、"IORR"前のMCにかぶってたり"You Can't-"のイントロや曲間で目立つ程度で、たまに曲中でもしゃべり声は入りますがそんなに目立ちません。
ただ、"Brown Sugar"の途中で定位が極端に左に寄ってしまうところと"Satisfaction"の後半でもかなり左寄りになるところがそのままなのは惜しいところ。
この日の演奏ではまずは"Gimme Shelter"。再始動ライヴの5公演中、唯一この日の"Gimme Shelter"では女性ゲストが登場せずにリサ・フィシャーの見せ場となっていますが、そのリサの熱唱が熱い!
続く"Respectable"、これまたJohn Mayerの参加によりスピード感のある演奏を展開しており、リクエストナンバーは"Around And Around"と、最終公演の生中継を前にカードを切りすぎじゃないのかと思うほど。
そしてこの日は"One More Shot"でのキースによる混乱と、"Sympathy For The Devil"でのミックは聴きどころ(笑)
なお、初回分はこの日の隠密映像を収録したDVD-Rつきでございました。
いやしかしロンドン2公演もこれくらいの隠密が出てきてほしいところですがぁ〜。
『
ONE MORE SHOT LIVE 』 COUNTING RECORDS CR-121215-DVD1/2 (2DVD)
『
ONE MORE SHOT LIVE 』 COUNTING RECORDS CR-121215-CD 1/2 (2CD)
TV Broadcasts@Prudential Center, Newark, NJ. Dec.15, 2012
●DVD1
1. Concert Opening / 2. Get Off Of My Cloud / 3. The Last Time / 4. It's Only Rock'n Roll / 5. Paint It Black / 6. Gimme Shelter (with Lady Gaga) / 7. Wild Horses / 8. Going Down (with John Mayer & Gary Clark Jr.) / 9. Dead Flowers / 10. Who Do You Love? (with The Black Keys) / 11. Doom And Gloom / 12. One More Shot / 13. Miss You / 14. Honky Tonk Women / 15. Introductions / 16. Before They Make Me Run / 17. Happy
●DVD2
1. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 2. Start Me Up / 3. Tumbling Dice (with Bruce Springsteen) / 4. Brown Sugar / 5. Sympathy For The Devil / 6. You Can't Always Get What You Want / 7. Jumpin' Jack Flash / 8. (I Can't Get No) Satisfaction
[EXTRA VIDEO]
1. Announce Live Shows / 2. Live At La Trabendo Paris / 3. At The O2 London - Sky News Report / 4. Interview NBC / 5. Mick Jagger Top Ten - Late Show with David Letterman / 6. 121212 The Concert For Sandy Relief - Press Conference / 7. You Got Me Rocking - Live At 121212 The Concert For Sandy Relief / 8. Jumpin' Jack Flash - 121212 The Concert For Sandy Relief / 9. Team Up With Lady Gaga - Associated Press / 10. Mick Jagger Still Rocking - ABC News
●CD1/2 (省略)
DVDとCDは別商品ですが、セットで買うとちょっとお得ということでまとめて紹介。
まずはDVD。こちらは 生中継された12/15ニューアーク公演の海外放送を元にした2枚組のプレスDVD。
音声は5.1chサラウンドとドルビー・デジタル・ステレオで収録。2枚組なのでビットレートは8,000強とかなり綺麗であります。DVDではこのタイトルがベストでしょう。
ほんとは日本で放送されたのが一番画質はいいので、それがそのまま2層式BDでリリースされれば一番なんですが。
2枚目のライヴ終了後にはいろいろボーナスが収録されていて、パリでのシークレットギグはオフィシャルYouTubeからかと。ニュース映像はそんなに綺麗じゃないのでこれもYouTubeかな?
Late Show with David Lettermanでのミックや121212関連は綺麗で、121212のプレスカンファレンスはストーンズがいるわけではなくストーンズの参加を発表したものですが、初めて見ました。
そして2CD、これが意外にタイトな音でナイス。
生中継されたサウンドにはちょいと不満もありましたが、イコライジングによってその迫力不足を補っていて、迫力3割増しといったところ。
これはなかなか嬉しい誤算というか、予想外によかったCD。
しかし"Miss You"のあの音痴な歓声が際立っててそこは気持ち悪い(笑)
『
2DAYS HURRICANE 』 Empress Valley EVSD-584/585/586/587 (4CD)
IEM/aud.matrix recordings@02 Arena, London, UK. Nov.25&29, 2012
●Disc 1 London 02 Arena, Nov 25 2012
1. Video Intro / 2.Show Intro / 3. I Wanna Be Your Man / 4. Get Off Of My Cloud / 5. It's All Over Now / 6. Paint It Black / 7. Gimme Shelter (with Mary J. Blige) / 8. Wild Horses / 9. All Down The Line / 10. I'm Going Down (with Jeff Beck) / 11. Out Of Control / 12. One More Shot / 13. Doom And Gloom / 14. It's Only Rock'n Roll (But I Like It) (with Bill Wyman)
●Disc 2
1. Honky Tonk Women (with Bill Wyman) / 2. Band Introductions / 3. Before They Make Me Run / 4. Happy / 5. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 6. Miss You / 7. Start Me Up / 8. Tumbling Dice / 9. Brown Sugar / 10. Sympathy For The Devil / 11. You Can't Always Get What You Want (with The London Youth Choir) / 12. Jumping Jack Flash
●Disc 3 London 02 Arena, Nov 29 2012
1. Video Intro / 2.Show Intro / 3. Get Off Of My Cloud / 4. I Wanna Be Your Man / 5. The Last Time / 6. Paint It Black / 7. Gimme Shelter (with Florence Welch) / 8. Lady Jane / 9. Champagne & Reefer (with Eric Clapton) / 10. Live With Me / 11. Miss You / 12. One More Shot / 13. Doom And Gloom / 14. It's Only Rock'n Roll (But I Like It) (with Bill Wyman) 15. Honky Tonk Women (with Bill Wyman)
●Disc 4
1. Band Introductions / 2. Before They Make Me Run / 3. Happy / 4. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 5. Start Me Up / 6. Tumbling Dice / 7. Brown Sugar / 8. Sympathy For The Devil / 9. You Can't Always Get What You Want (with The London Youth Choir) / 10. Jumping Jack Flash / 11. (I Can't Get No) Satisfaction
紙製両開きカードボードのEmpress Valleyのこちら、やはりGodfatherと同一音源。
もしかしたらSylphか何かの隠密との更なるマトリクスかと思ったらそうでもなく、歓声もGodfatherと同じ。
Godfatherよりもメリハリがあり左右に広げているようで、確かに迫力はこちらの方があります。
とはいえちょっとドンシャリな感じもしますが。でも2日目の方が音の印象はずいぶん変わって、くっきりはっきりした音に生まれ変わってます。
コピーだとしたらなんだかなぁで、そうしたことを最初は書いていましたが、どうもコピーではないのかも。
ということで耳当たりは確かにこのEmpress Valleyの方がよく、しかもGodfatherのを2つ買うより安い。
でも装丁としゃれたタイトルはGodfatherの方が勝ってます。
『
"ONE MORE SHOT"NEW JERSEY 2012 』 HLBD-0001 (1BD-R)
Aud & Proshot@Prudential Center, Newark, NJ. Dec.13&15, 2012
●HD Audience Shootings@Pluential Center, Newark, NJ, Dec.13, 2012
1. Video Intro / 2. Gorilla Intro / 3. Get Off Of My Cloud / 4. The Last Time / 5. It's Only Rock'n Roll / 6. Paint It Black / 7. Gimme Shelter / 8. Respectable (with John Mayer) / 9. Wild Horses / 10. Around And Around / 11. Doom And Gloom / 12. One More Shot / 13. Miss You / 14. Honky Tonk Women / 15. Band Introductions / 16. Before They Make Me Run / 17. Happy / 18. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 19. Start Me Up / 20. Tumbling Dice / 21. Brown Sugar / 22. Sympathy For The Devil / 23. You Can't Always Get What You Want / 24. Jumping Jack Flash / 25. (I Can't Get No) Satisfaction
●Countdown To The Rolling Stones (Pre-show/Pro-Shot/SD webcast)
●HD Pro-shot@Pluential Center, Newark, NJ, Dec.15, 2012
1. Video Intro / 2. Gorilla Intro / 3. Get Off Of My Cloud / 4. The Last Time / 5. It's Only Rock'n Roll / 6. Paint It Black / 7. Gimme Shelter (with Lady Gaga) / 8. Wild Horses / 9. Going Down (with John Mayer & Gary Clark Jr.) / 10. Dead Flowers / 11. Who Do You Love? (with The Black Keys) / 12. Doom And Gloom / 13. One More Shot / 14. Miss You / 15. Honky Tonk Women / 16. Band Introductions / 17. Before They Make Me Run / 18. Happy / 19. Midnight Rambler (with Mick Taylor) / 20. Start Me Up / 21. Tumbling Dice (with Bruce Springsteen) / 22. Brown Sugar / 23. Sympathy For The Devil / 24. You Can't Always Get What You Want / 25. Jumping Jack Flash / 26. (I Can't Get No) Satisfaction
HOT LIPSという懐かしいレーベル名を復活させたこちらのBD-Rは、12/13のNewark公演の隠密ショットHDと、カウントダウン特集番組SD、そしてTV放送された12/15HD、合計5時間25分もの内容を収録。
でもこれ、2層式ではなく全部で22.3GB。
まずは12/13のNewark隠密。冒頭には再始動ライヴの告知映像も。
続く隠密、ネットには22.5GBものBlu-ray用映像が上がってますが、こちらは8.44GB。
その22.5GBあるキースの横からキースのアップを捉えた映像が多い1カメ素材をメインとしつつ、同じくキース側ながらももう少し後ろからのカメラやピット内やロニー側、さらには会場のモニターを映した映像やキース側上部からの映像などに時々切り替わります。
ピットからのは画質が荒いものもあるので無理にマルチにしなくてもと思いますが、まぁ切り替わりが頻繁にされるわけでもありません。
それらのメイン以外の映像も出回ってるものなのかはわかりませんが、ずっと右下にうっすらHOT LIPS HDとの透かしロゴが。オリジナルの映像ではないだろうし、こうしたロゴは入れなくてもと思うんですが。
あと元の素材に"コピーすんなよ"といった警告が出るところはジャケ画像で隠してるようです。
ということでこれはこれで楽しめる編集でしたが、12/15と一緒にしてサイズを落としてしまうよりも22.5GBの素材をいかした1枚物でリリースして欲しかったり。
次の30分の特集番組は開演直前の会場の模様のレポートも交えたYahoo webcastのカウントダウン番組。
インタビューがメインでそれにいろんな映像や画像をかぶせてる番組ですが、ロンドンの映像もちょこっと入ってます。
こちらはHDではありませんが、観たことなかったのでちょっと嬉しいボーナスといったところ。
最後に12/15の放送用映像。海外放送が元。
海外では日本のように1080iではなく720の放送のみだったので、容量もそれほど大きくはなく13.1GBとコンパクト。
でもDVDよりはいいですね。ちなみに"Miss You"の一瞬ブラックアウトとあの音痴な観客は同じ(笑)
ということでBlu-rayながらもビットレートの高いフルHD収録ではないんですが、そう高くもなく手軽にこれ1枚でNewarkの2つの映像と特集番組を楽しめる作品。