クリスマス
今回の旅行の目玉はオーチャード・ロードのクリスマス・イルミネーションである。オーチャード・ロードというのはシンガポール随一のメインストリートであり、バブル経済のころ、ブランドショッピング目当ての日本人観光客が大挙押し寄せ
たところである。今ではマリーナ地区の開発が進み、こちらの台頭が著しいが、決して主役の座をゆずったわけではない。
オーチャード・ロードに着いたのは夕方前なのでまだまだ明るい。それでも道路全体にさまざまな電飾が仕掛けられているのがよく分かる。日没ともなればさぞかし華やかであろう。それにしてもすごい人込みである。12月23日ということもあり、クリスマス前の最後の追い込みショッピングに繰り出しているのかもしれない。しかし、この日は日本では祭日だがシンガポールでは平日のはずである。「いったいこいつら会社や学校に行かず、何やってんの?」と我が身を棚に上げて考えてしまった。
シンガポールでは“Mango”というブランドが流行らしく、この店の前はどこも大混雑である。店の前は行列で、中は身動きできないほど客があふれかえっている。ウチの奥さんもその一つに入ろうとしたが、あまりの混雑ぶりにあきらめた。それに客層が若い!そら入ったらアカン。
人込みの中を歩いているうちにかなり疲れてきた。オーチャード・ロード沿いに半分オープンカフェのようになった休憩にちょうどよいレストランを見つけ、そこで休むことにする。メニューを見ると意外に食事メニューも豊富で、そろそろ夕方になってきたので食事しながらライトアップを待つのもよい。料理はインド風とマレー風の折衷という感じか。南国の夕暮れ時に海老入りの揚げ春巻とビールが実にうまい。
そのうち日も暮れてきてイルミネーションがライトアップされてきた。ビールで上機嫌になってきたところで店を出る。出てみるとこれはすごい。日本で見る電飾とはスケールが違う。オーチャード・ロード全線に渡って光のアーチである。こちらの特徴はチャイナタウン同様、クリスマスのイルミネーションでありながらカラフルで南国的なところである。トロピカルなクリスマスという日本ではピンと来ない言葉がぴったりであった。それに、派手なだけではなくセンスも良い。
クリスマス・イルミネーションといえば、私たちの泊まったホテルはマリーナ地区にあるが、その周辺もオーチャードに比べれば規模は小さいが大変きれいなイルミネーションであった。
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