Promotion Video

Part.1 - in the 60's

Have You Seen Your Mother, Baby, Standing In The Shadow? version.1
1966 single - now available on “Big Hits”
 
オフィシャルでは、25周年ビデオ"25X5"や、"SuperStars In Concert"、"Tonite! Let's All Make Love In London"にも部分的に挿入されています。
楽屋のシーンの早回しから始まり、66年9月23日(シングル発売と同日)のロイヤル・アルバート・ホールでの暴動ライブの演奏シーンへと移行します。観客の暴動振りはスゴイの一言。まさにアイドル。

Have You Seen Your Mother, Baby, Standing In The Shadow? version.2
1966 single - now available on “Big Hits”
これは version.1 と基本的な映像は同じなんですが、暴動ライブシーンのみがストップモーションで流れてます。私はこれ、音がこの曲のは超汚いブートビデオでしか持ってません。が、以下により超綺麗な映像は入手可能です。
というのは、全く同じ映像で "Lady Jane" が映画 "Tonite! Let's All Make Love In London" に超綺麗に収録されているからです。が、この "Lady Jane"はプロモと考えるべきなんでしょうか?映画用に音を変えただけか?映画以外で見られたことのある方、情報を頂けましたら幸いです。

Have You Seen Your Mother, Baby, Standing In The Shadow? version.3
1966 single - now available on “Big Hits”
 
こちらは車から降りるシーンで始まり、米盤ジャケにもなった女装メイクの過程と撮影風景がメイン。
気味が悪いけど面白い、これがイギリス人の洒落たセンスなんでしょうか?
女装完成までは、演奏シーンや車窓風景がフラッシュバックしてますが、やっぱ女装がみものです。写真は左右逆転バージョンのもの。影像は2015年末にアップされたものに差し替え。
 

Let's Spend The Night Together
1967 single - now available on “Through The Past, Darkly”
 
全編スタジオ風景。ブライアンもマリンバちょこちょこいじってますが、ギターは持ってません。なんだか(やっぱり)お疲れのようで、伸びはするは、ふらふらした挙句に出て行ったりします。
ビルも勿論いますが、キースもベースいじってます。ミックとキースが一つのヘッドフォンで何やら打ち合わせしているのがなかなか良い感じですね。後半は結構チャーリーが凛々しく映ってます。
これにはブートビデオでも白黒別バージョンが流通しているらしいですが、まだ持ってませんのでそのうち。

We Love You
1967 single - now available on “More Hot Rocks”
 
鎖を引きずり、あの”バタン”の音でミックが牢屋に入れられるシーンから始まります。
途中この時期に多いスタジオ作曲シーンが早回しで入り、そこにはあの"25x5"でも有名なブライアンのイッタ顔が..。
その後、寸劇が始まり、キースが裁判官らしきシーンになり、マリアンヌも登場。マリアンヌがキース裁判官の前に毛皮を置き、それを掲げるキース。そしてキースがマリアンヌに命じて毛皮をめくり挙げるとミックがその中からにやりと起きあがる?これは聖書か何かのパロディーなんでしょうか??単にこんな事(当時の薬物逮捕)じゃくたばらない、と言いたいだけかな?どうやらTrials Of Oscar Wildeを基にしてるらしいんですが。最後に "Have You Seen-" の暴動ライブも映っておしまい。勿論ジョンとポールは出てきません。
なお、スタジオ風景部分などの take が違う映像が(しかも左右裏焼きですが)、 "SuperStars In Concert" に少し入ってます。こちらの最初の違いは、牢屋の扉がしまった後、ミックのアップからキースのアップまでの間のキース早回し映像が入ってないこと。その後もちょこちょこ違います。これのフルバージョンの情報を得てませんので、ここでは別バージョンとはしてません。

2000 Light Years From Home
1967 - from “Their Satanic Majesties Request” (US single - B side of ''She's A Rainbow")
 
(これには白黒バージョンもあります)
"25x5" にも部分収録。ようやくスタジオライブの登場。この演奏はシングルやアルバムで聴かれるものとは違い、キースの生コーラスがかなり入っており、3番目の画像のように、ミックとキースの顔が交互に入れ替わるシーンも効果的に組み込まれてます。
ミックは悪魔的なメイクをしながらも大僧正のような衣装で、余計に禍禍しく、笑顔一つ無い映像ですが、最後のビルのアップには思わず”ごめんなさい”と言いたくなりますねー。こわい。
"25x5"で流れていた、スタジオや公園のヒッピー映像が入ったバージョンもあるんでしょうか?

Jumpin'Jack Flash version.1
1968 single - now available on “Through The Past, Darkly”
 
(これには白黒バージョンもあります)
ミックのボーカルは別テイクで、結構"イェーイェー”とがなってます。ミック以外のメンバーとその楽器はたまにアップでちらちらと映ります。なお参考資料によると、いずれも 1968/4/28 収録だとか。
JJFの PV は私は version.2 が好きですが、こちらもシンプル、ストレートな感じで人気が高いですね。

Jumpin'Jack Flash version.2
1968 single - now available on “Through The Past, Darkly”
  
"25x5" に部分収録。"SuperStars In Concert"に全収録。こちらはミックは裸にシャツを羽織り、顔にも腹にもメイクをしてます。ブライアンは画像の通り仮面ライダー(笑)、控えめながらチャーリーとビルも妖しいメイクをして、キースだけはノーメイクでサングラスだけつけてます。
映像はそのメイクのせいで、彼ら自身も別人格になったかのようにテンションは異常に高いです。個人的には一番大好きな PV です。ミックの踊りの妖しさが前面に出た秀作でしょう。特に4番目の画像のあたりでの妙な振りは凄い。
この映像こそこの時期のストーンズを見事に表現していると思いますが、この頃の映像はTVではあまりやってくれないのが本当に残念ですね。

Jumpin'Jack Flash version.3
1968 single - now available on “Through The Past, Darkly”
この映像は version.1の映像と同じながらも、通常シングルの音声に途中から別ボーカルがかぶったもの。2番目の画像付近でもう気がつきますが、全く映像と合ってません。途中から切り替わるミックは掛け声を押さえ気味ながらも、いくつか試しているようで、”ウーッ”だのなんだの唄ってます。
これは別バージョンというより、アウトテイクでしょう、きっと。私が持っているのは、映像が音声より先に終わって、白黒の画面になった後、ぶちきれてしまいます。

Child Of The Moon
1968 - now available on “More Hot Rocks” (US single - B side of ''Jumpin' Jack Flash")
 
ビデオを見ずに歌詞を適当に読んだ限りでは、怯えるんじゃないよ、といった感じで、ドラマチックながらも優しい曲だと思ってましたが、ビデオを見て以来、曲への印象が一気に変わってしまった衝撃の問題作。
森の入り口で、瞬きもせず不気味に森を見つめる5人。最初に森から少女が出てくると、木の陰からブライアンがストーカーよろしくのっそりと現れて、少女がいなくなるとまた隠れます。次に若い女性が出てくると、キースは枝から飛び降り、ブライアンもまた現れますが、女性は彼らのやばいオーラを感じ、また森へと帰ってしまいます。今度は老婆。全く相手にしない彼らの脇を少し怯えながら通り抜けて行きます。最後にまた若い女性が、森から抜け出せずにやつれて出てきますが、やはりどうしても彼らが怖くて、森へとまたさ迷い逃げて行く...。ところどころで、不気味な彼らの表情ドアップが効果的に挿入されてます。
そりゃ怯えるって、あんたら。“crescent-shaped smile なんて出来るかい!”ってまじで思いましたね。おかげで文学的才能の無い私には、一体何を唄ってるのか未だに謎の曲です。

Sympathy For The Devil
1968 - from “Rock and Roll Circus”
68年12月収録。これは96年に official で音も映像もようやく出た際の PV で、詳細紹介は不要ですね。
ミックのテンションが高いのに対して、最後の演奏となってしまったブライアン、この曲ではマラカス担当という悲しさ。つらいっす。

Honky Tonk Women
1969 single - now available on “Through The Past, Darkly”
 
これはプロモじゃないんでしょうねー。BBC TV "Top Of The Tops 1969" ですが、最後の終わり方がプロモっぽいです(?)。
いよいよミック・テイラー時代です。これは次の “Gimme Shelter” と同日収録であろうスタジオライブで、良くあるパターンの、ミックのボーカルのみライブ、ってやつです。スタジオはシンプルな作りで、緑、赤などくるくる回る照明がメンバーに降り注いでいます。
チャーリーが右端にいるのはこうしたスタジオライブでしか見れませんね。そしてキースが左側にいます。右側だとチャーリーとビルに埋もれて目立たないからでしょうか。チャーリー越しにミックがいるという、レアなアングルがいいです。それにしてもキースのキンキラ衣装、あらためて見ると...恥ずかしいですね(笑)

Gimme Shelter
1969 from “Let It Bleed”
 
はい、これもプロモじゃないかもしれません。ただしホワイトブックで promo film 表記がされているのはこれでしょう。私の持ってるビデオは最初に "Pop Go The Sixties 1969" とテロップが入ってるのと、入ってないものがあります。なおこの映像は '81ライブ映画 “Let's Spend The Night Together” にもチラッと出てきます。
これはミックがテイラーに衣装をなびかせ、仲いいんだぜ、ってなリラックスした感じから始まりますが、こちらもミックはコブシを突き上げたり、恍惚の表情を見せたり、クネクネ踊ったりと、なかなか盛り上がってきてかっこいいっす!そして上でも書きましたがこの照明は、こちらではより早く回転し、見事に曲を盛り上げてくれてます。ついでに、こちらが “Honky -” と違うところは、その照明と、上からのショットが無く3カメだけ、といったところと、結構弾いてる手が映るビルとは対照的に、こちらではキースは全く手は映らず、最後にようやく弾く姿がちょっとだけ拝めるという点でしょうか。エド・サリバンではむちゃくちゃかき鳴らしてても平気で映ってましたが(笑)

・雑感
というわけで並べましたが、映画のみで見た "Lady Jane" がプロモなのか、"Let's Spend-" 白黒別バージョンはどんなものかがちょっと気になります。あとオーストラリアで放送された69年ライブの "Little Queenie"、あれは一体?



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