Mick のソロ来日については "episode2" に書いてますので、そちらも是非。そっちは作りが主観的なもんで、ここではオーストラリアも加え、より詳細なデータとブートの紹介とします。ミックのソロコンサートについては、日本の資料では、特にオーストラリアのデータについて誤りが多く、混乱しますが、これまった強烈な D.ホフマンの "Basement News" を参考にしました。というわけで、日本のブート参考資料とは食い違いもあるのですが、これであってるはずです。 さて、ミックのソロは、ストーンズと違い明快なハードロック演奏が心地良く、何より若いんで、たまに聴くにはいいっすよー!特に、調子のイマイチだった日本に比べてオーストラリアはナイスです。 Images
from inside jackets of "Say You Will" VGP-236 |
SET LISTS 1−1988 Mick Jagger Japan Tour 3/15 - 3/28
サポートメンバーは、強力なギタリスト、ドラマーに加え、その後すっかりおなじみのリサとバナードが参加してます。
MICK JAGGER- vocals, harp, guitar
JOE SATRIANI, JIMMY RIPP - guitar
DOUG WIMBISH - bass - SIMON PHILLIPS - drums -
PHIL ASHLEY, RICHARD COTTLE - keyboards
SYBIL SCOBY, BERNARD FOWLER, LINDA MORAN, LISA FISCHER - backing vocals曲順では、中盤の組み立てが2日目以降入れ替わってます。また、東京以降はアンコールも順番が変わりました。一応全ての曲目はブートで聴く事ができます。
3/15
OSA3/16
OSA3/18
OSA3/22
TYO3/23
TYO3/25
NGO3/26
NGO3/28
OSA演奏数 Honky Tonk Women 1 1 1 1 1 1 1 1 8 Throwaway 2 2 2 2 2 2 2 2 8 Bitch 3 3 3 3 3 3 3 3 8 Let's Spend The Night Together 4 4 4 4 4 4 4 4 8 Lonely At The Top 5 5 5 3 Beast Of Burden 6 6 6 5 5 5 5 5 8 Tumbling Dice 7 7 7 6 6 6 6 6 8 Miss You 8 8 8 7 7 7 7 7 8 Ruby Tuesday 9 9 9 8
8
8
8 8
8 Just Another Night 10 10 10 9 9 9 9 9 8 War Baby 11 11 11 10 10 10 10 10 8 Lucky In Love 12 13 13 3 Harlem Shuffle 13 12 12 11 11 11 11 11 8 Say You Will 14 14 14 12 12 5 Foxy Lady (written by Jimi Hendrix) 12 12 12 3 Party Doll 15 15 15 13 13 13 13 13 8 You Can't Always Get What You Want 16 16 16 14 14 14 14 14 8 Radio Control 17 17 17 15 15 15 15 15 8 Shoot Off Your Mouth 18 18 18 16
3 drum&guitar solo - - - - - - - - 8 Gimme Shelter 19 19 19 16 16 16 16 17 8 Start Me Up 20 20 20 17 17 17 17 18 8 Brown Sugar 21 21 21 18 18 * 18 18 19 8 It's Only Rock'n Roll 22 22 22 19 19 * 19 19 20 8 Jumpin' Jack Flash 23 23 23 20 20 20 20 21 8 (I Can't Get No) Satisfaction 24 24 24 22 22 22 22 23 8 Sympathy For The Devil 25 25 25 21 21 21 21 22 8 黄色はブートCD化されている音源です。* は Tina Turner との共演。(※その後2015年をもって、全公演がブート化されました。New Arrivals参照)
上の表で一目瞭然ですが、レア曲は
"Lonely At The Top"(3回)
"Lucky In Love"(3回)
"Foxy Lady"(3回)
"Shoot Off Your Mouth"(ずっと3回と信じられていましたが実は最終日にもやった4回というのが正解のようで、HaraさんがTASBで検証されてました)
こうしてみると、最初と最後の大阪を見るのがお得でおいしかったようです。私はせっかく大阪で2回見たのに、"Foxy Lady" 見損ねましたよ〜。
SET LISTS 2−1988 Mick Jagger Australasian Tour 9/17 - 11/5
こちらはバックメンバーも日本とは一部変わっており、おなじみリサも抜けましたが、キーボードに女性が入って更に華やかになりました。
MICK JAGGER - vocals, harp, guitar
JOE SATRIANI, JIMMY RIPP - guitar
DOUG WIMBISH - bass - SIMON PHILLIPS - drums
PHIL ASHLEY - keyboards, SUSIE DAVIS - keyboards, guitar
CAROL KENYON, JENNY DOUGLAS, VALERIE SCOTT, BERNARD FOWLER - backing vocalsオーストラリア、インドネシア、ニュージーランドと回った23回(?)に及ぶこちらおツアーは、結構曲目が変わるので、ツアー初期の曲目を挙げます。悪魔なんかは当初しかやらなかったようですが。
リスト中の "Wild Colonial Boy" ってのは、ご当地トラディッショナルで、69年のミックの 『NED KELLY』 にも入ってます。また、 "What Kind Of World Is This ?" はこのツアーでやっただけの新曲です。
演奏は日本公演とちょっと違って、 "Just Another Night" のエンディングのジャガジャガ・・が半分の2回止めになったり、"Miss You" では、ストーンズの Steel Wheels ツアーでみられたファルセット唄法を既にやってたりしてます。
水色は日本ではやらなかった曲です。1.Throwaway / 2.Just Another Night / 3.Lonely At The Top / 4.Honky Tonk Women / 5.Miss You / 6.Tumbling Dice / 7.Radio Control / 8.Ruby Tuesday / 9.Can't You Hear Me Knocking / 10.Harlem Shuffle / 11.Lucky In Love / 12.Primitive Cool / 13.War Baby / 14.You Can't Always Get What You Want / 15.One Hit (To The Body) / 16.Foxy Lady / 17.Beast Of Burden / 18.Party Doll / 19.Wild Colonial Boy / 20.What Kind Of World Is This ? / 21.Bitch / 22.Gimme Shelter / 23.Start Me Up / 24.Brown Sugar / 25.It's Only Rock'n Roll / 26.Jumpin' Jack Flash / 27.Sympathy For The Devil / 28.(I Can't Get No) Satisfaction
他レア曲
"Winning Ugly"(!!!) "Angie"
"Rip This Joint" "Get Off Of My Cloud" (ごく数回。"Winning-" は1回か?)
"Going Down" "I Just Wanna Make -" "Little Red Rooster"(リッチモンドギグ。後者は数回)オーストラリア近郊ツアーはどうもデータがハッキリしないので回数を特定できません。
こちらは "Winning Ugly" "Angie" "Get Off Of -" はブート化されてませんが、本当にやったんでしょうか? 是非聴いてみたいですね。
Bootlegs
さて、気になるブートですが、日本・オーストラリアを別々に紹介します。共にラインを先、隠密を後に紹介します。
Japan Tour 1 3/22-23 Tokyo Dome SB EX/A+ 2 others rev!! Aud. A / A- Australiasian Tour 1 10/15 Melbourne + 10/19 Richmond SB EX+ 2 others Aud. A 3
SB
EX+
日本公演
まずは日本公演から。後述するオーストラリアと重なる盤もあります。東京公演はTV放送されましたが、ミックの調子も悪いし、ブートではステレオセパレーションも悪く、音質も同じく放送音源が元になっているオーストラリアものには叶わないのが残念です。ですからまずはビデオで十分でしょうかね。
風邪で4日目の3/19大阪公演を延期した後、病み上がりでのぞんだ東京ドームでのライブ。ミックの調子は今一つ。TV放送されたのは、14曲。ティナ・ターナーが飛び入りした "Brown Sugar" "IORR" が23日で他は22日です。また、 "Sympathy-" は短く編集されてます。
1. Honky Tonk Women / 2. Throwaway / 3. Tumbling Dice / 4. Miss You / 5. Just Aonther Night / 6. Harlem Shuffle / 7. Party Doll / 8. Gimme Shelter / 9. Start Me Up / 10. Brown Sugar (3/23 w/Tina Turner) / 11. It's Only Rock'n Roll (3/23 w/Tina Turner) / 12. Jumping Jack Flash / 13. Sympathy For The Devil / 14. (I Can't Get No) Satisfactiona. 4日目 東京 3/22 ( +3/23)
『TOKYO SHUFFLE』 GSCD 1137 '92年登場。TV放送された 3/22.23 東京公演14曲と、オーストラリアから2曲 "Foxy Lady" と "Wild Colonial Boy"。
それにしても凄いジャケです(笑)。
放送音源が元ですが、そのわりにはコシが無く、若干こもり気味で、超高音質とは言えないですね。残念ながら "very good" 止まり。もうあまり見かけませんでしょうか。音質は↓のほうが良いですが、そっちには大きな欠点があります。というわけで、イマイチ日本公演は決定盤がありませんね。
『STAGE FLIGHT』 Dr.GIG @ GCD 005 上の盤に遅れてこちらも'92年登場。こいつもTV放送された3/22.23東京公演なんですが、但し1曲少ない13曲。なんと "Throwaway" がカットされてます。信じられませんねー。音は良く、"EX" なだけに残念です。 これは今でもたまに見かけますが、いつも見るたびに“音はいいのになー、誰も買わないのかなー?不憫な奴”と思ってしまいます。
これくらいの高音質で、放送音源の元を使った3/22か23の本当の完全盤が出て欲しいですね。
『FROM FAR EAST TO DOWN UNDER』 TSP-CD-130-1/2 '93年に登場。縦長BOX入り2枚組。共にTV放送された日本公演と、コンサートとギグで構成されたオーストラリア公演のMix盤。
そのせいで曲順はどこの公演でもないオリジナル、つまりメチャクチャす(豪州参照)
音質は "very good+"。当時のTSP特有でシャリシャリしてます。ライン2種類共に他に音の良い盤があるし、個人的には全く聴かない盤です。でも良く売れたようで、殆ど見掛けないですね。箱の文字が銀色が1stで、文字が金色になった 2nd は93年の TV 『サタデー・ナイト・ライブ』 から、おまけ2曲 "Sweet Thing" "Don't Tear Me Up" がついて3CDになりました。〜待ちに待った決定盤登場!〜
『EAT THE BIG EGG 1988』 IMP-N-012 (3CD)
3CDで、Disc.1と2には、隠密音源としては初ブート化となる3/22をほぼ完全版で収録。
そしてDisc.3にはTV放送の完全版の音を収録。
TV放送音源を収録した既発ブートでは、上記のとおり決定盤不足な状況でしたが、遂に2006年末、ここに決定盤が!いやぁ〜聴いてて嬉しくなってきました!
このタイトルではこのDisc.3はおまけ的な存在でしょうが、TV放送の決定盤を望んでいたわたしには嬉しいところ!TV放送を完全収録であることは勿論、音質もビデオ落しにはしては独特のノイズもなく、過剰なドンシャリでもない"EX"。
ところで欠点というほどのものではありませんが、ジャケのウォーホールのミックがややピンボケ気味なのは残念。
こっちは思い出に浸る用です(笑)。カセット時代の隠密ですが、なれてしまえばどれでも十分聴けます。
a. 初日 大阪 3/15 ( +3/28)
『 STONE ALONE 』 TNT-940141/42 隠密録音2CDで'94年に登場。音質は "fair / A-" 。ちょっと歓声手拍子が目立ってコモリ気味です。"Harlem-" とラスト3曲を除いた初日21曲と最終日5曲の大阪ミックス(演奏曲目表参照) 。これもあまり見かけません。
"Shoot Off Your Mouth" が聴けますが、ミックはミスってます。
表ジャケはパンフからで、裏もパンフを意識したデザインで奇麗な作りなんですが、誤植があるのがもったいない。パンフ自体にも誤植はあるんですけどね。あと、盤に書かれた曲目表記が、○関対策の為でしょうか、めちゃくちゃで爆笑もんです。そこまでは紹介しませんが(笑)〜ついに登場!〜
『 FIRST CASTLE MAGIC 』 IMP-N-008 2006年、新生IMPよりリリースされた、ほぼ完全盤。
上記TNT盤では欠けていた中盤の "Harlem Shuffle"、そしてラスト3曲の "JJF" "Satisfaction" "Sympathy For The Devil" が初登場な上に、全体的に音質も既発盤を上回っています。
特に最初は定位がやや左に偏っていて、歓声手拍子も拾ってはいますが、既発盤よりスッキリした音で、演奏もよりダイレクトに収録されており、ホールエコーも適度なレベルで、あのミック初来日の興奮がよみがえってくる "very good+" レベルですそしてミック日本公演のうち放送音源を除く隠密ブートの中では、かなり良好なものであり、カセット時代の録音ということを考えればかなりの高音質で、隠密慣れしている方には問題ないレベルですね。
また、こちらはオープニングS.E.の前のBGMから、最後のアナウンスまでもフェイドアウトながら収録しているのも嬉しいところ。個人的には、ミック初来日のこの初日という歴史的なコンサートの音が、良好音質でしかもほぼ完全版として登場したということで、もう諸手をあげて大歓迎です。なお、"Lonely At The Top" "Lucky In Love" "Shoot Off Your Mouth" は初日から3公演しか演奏されていません。
訂正:"Shoot Off Your Mouth" はずっと3回と信じられていましたが、実は最終日にもやった4回というのが正解のようで、HaraさんがTASBで検証されてました
また、"ほぼ完全版"ということで、ドラムソロはクレジットどおり、わずかにカットされています。さらに、 "Lucky In Love" の前のMCから頭一瞬と、そのドラムソロからギターソロ、そして "JJF" の後半4'08''過ぎから "JJF" 終了後までは音の割れた別音源がつながれています。また、"JJF"の2'50''でリズムがやや乱れ、そこから3'06''まではちょっと音が引っ込んでおり、ここもつなぎなのかもしれませんが、その後4分過ぎから別音源につながれていることを考えれば、、、わかりません(笑)
b. 2日目 大阪 3/16
『 SAY YOU WILL 』 VGP-236 2000年に初登場した大阪2日目。一応全曲収録 2CD。日本公演の "Say You Will" はこれと下の 3/18 でしか出てません。
音は当時にしては良いですね。"good"。音は平坦ですが、歓声手拍子もうるさくなく、大阪城ホールなんで音もそんなにこもってもなく、いいかんじです。ただ、"Let's Spend The Night Together" で音が数回引っ込んだり、肝心の "Say You Will" "JJF" が共に僅かですがフェードインなのはちょっと残念ですね。あと、サイモンのなっがーっいドラムソロで “ながいなー”という女性の話し声が入ってるのがお茶目。
というわけでミックのソロに思い入れのある方には勧められる一品ですね。c. 3日目 大阪 3/18
『 CAN'T YOU HEAR ME ROCKIN'? 』 Zero Records @ ZRCD 203 10. Lucky In Love / 11. Say You Will / 12. Shoot Off Your Mouth
'92年登場 1CD。
これはオーストラリアでのギグ(1)〜(9)とコンサート(13)〜(16)がメイン。 10〜12曲目にが大阪公演3日目の18日を収録し、なかなかブートでは聴けない3曲にしてるところはさすが。豪州部分は豪州コーナーの下で紹介します。 大阪については音質はまぁまぁ "good / A"。一般的には悪いか?私はOKっす。でもそれを目当てに買うのではなく、豪州がおいしいですからね。d. 4日目 東京 3/22
『 EAT THE BIG EGG 1988 』 IMP-N-012 (3CD)
2006年末に登場。3枚組でDisc.1と2には、隠密音源としては初ブート化となる3/22をほぼ完全版で収録。
3/22は3/23と共にTV放送の元になった日で、病み上がりのミックの喉の調子も今ひとつですが、ドラムソロとギターソロで一部カットがある以外はオープニングから退場アナウンスまでを完全収録。音質は当時の隠密としては極上の"EX-"で、周りの歓声手拍子もさほどうるさくない上に、音がこもったりエコーなどで輪郭がボケたりすることもなく、"Let's Spend-"で一部音が右に寄ったりはしますが、低音から高音までしっかりとした素晴らしい音。
同じくIMPが出した来日公演初日の『FIRST CASTLE MAGIC』(IMP-N-008)にも喜びましたが、それ以上の音質に、リリース直後になぜ買っとかなかったのかと今更ながら恥ずかしく(笑)
ただこの日の演奏曲の6割(21曲中12曲)はTV放送されて映像もSB音源もあるだけに、この隠密ほぼ完全版ややマニア向けの音源であることは確か。そのためか、Disc.3には放送音源の決定盤がカップリングされています。なお、この盤によってTV放送された"悪魔"が短く編集されていたことが確認できます。e. 7日目 名古屋 3/26
『 FOXY JAGGER 』 VGP-128
'97年登場。ジミヘンの "Foxy Lady" やってます。3/26名古屋公演の、ドラムソロを除いたほぼ完全盤で、ずいぶんと長い間見送ってましたが、ようやく買いました(笑)。これはちょっとこもっており、エコーもきつめであまりいい音ではなく、"fair〜good" ですね。でもレア曲が入っているという付加価値は高いです。
〜ついにCDで登場!〜
f. 最終日8日目 大阪 3/28
『 LAST NIGHT - Live in Osaka 1988 - 』 (non credit 2CD) NEW!!
↑復刻CD
↓アナログ3LPジャケここに番外編としてアナログ 『LAST NIGHT』VLT-1(3LP) を、
> これはミックのソロ公演の日本最終公演(大阪城ホール)に加えて、最終日にやらなかった曲を3/16からはさみこみ、日本公演でやった全曲目が聴けるという、限定500枚の今ではなかなか見かけなくなったアナログブート。わたしはようやく2007年にゲットしました。その昔、このアナログから落したCD-Rがリリースされたこともあります。
以前この盤の音はMD経由の音は頂いて聴いたことはあったんですが、実物で聴くとこれまた音のよさに驚きました。低音は軽いものの中高域の音の抜けが素晴らしくこれまたなかなかの高音質に加えて、延期になった3/19のミックの謝罪アナウンスから、最終日のへんてこなオープニングアナウンスも収録されているのが高ポイント。この最終日の『LAST NIGHT』の音源、どこかちゃんとマスターテープからCD化してくれないものでしょうか。
↑と書いていましたが、多分紹介してすぐの2007年夏、復刻盤がCDでリリースされました(笑)
但しこの復刻CDは単なるアナログ復刻ではなく、アナログに収録されていた最終日以外のボーナス曲や、延期になったミックの謝罪アナウンスは除かれ、アナログではカットされていたメンバー紹介などを別音源で補填した完全版仕様。その補填音源は、なにがそんなにおかしいのか、メンバー紹介でけらけら笑ってる女性の声が入ってたりしますが完全版ということで。
この音源はアナログから元々高音質でしたが、CD復刻にあたり更に音の厚みが増していて更にナイス!個人的には "EX" な "very good+"。でも3/19の謝罪アナウンスはカットしなくてもと思ったりもしますが。
その謝罪アナウンスはカットされましたが、ボーナストラックとしてジャムセッションを含めたスタジオアウトテイクを4トラック収録。これはTASB Reviewによると一曲(Ganster's Moll)のみアナログで既発とのことですが、他は初登場な上に超高音質で素晴らしい!!勿論ギターはJeff Beck!
Rehearsal Sessions for PRIMITIVE COOL NYC, New York 1987
11.Blues Jam / 12.Danger Up Ahead / 13.Danger Up Ahead / 14.Ganster's Moll
20年近くたってようやく初日も最終日もなかなかの高音質CD盤が出てきたということで、めでたしめでたし。
Australia公演
次にオーストラリア〜インドネシア〜ニュージーランドの Australasian Tour から。
こちらは日本公演から半年後に開始し、オーストラリアではスモールギグも行い、最後にインドネシア、ニュージーランドで1回ずつコンサートをして、計23回(?) コンサートを行ったようです。また、スモールギグをやった事もあり、日本よりこっちの方が更においしい曲目をやってます。
こちらもその 10/15 Melbourne の International Tennis Centre でのコンサートと、10/19 Richmond の Corner Hotel でのギグが2回に分けて TV 放送されました。ギグは 9/17 が収録だと当初思われてましたが、違うようですね。これは番組オープニング用に屋外収録したり、"Party Doll" では一部スタジオ収録を使うなど、非常に凝った作りになっており、勿論ブートビデオでも見れますので是非。ブートビデオも2曲かけた不完全なものもありますが。
ブート CD ではこっちは日本公演と違い高音質で出てます!なお、ライブではない "Deep Down Under" と "Stomp" は番組の最初と最後に流れるオリジナルインストです。
当初ブート CD では'89年に出たモノラルの 『LUCKY IN LOVE』 880012 しかなく、あまりの質の低さから、ビデオで十分といわれていたようです。しかもサブタイトルが "Live In Brisbane" とはまた混乱を招く間違ったタイトルです。
また、110枚限定で超レアな 『DEEP DOWN UNDER』 という綺麗なカードボードブートもあり、当時のブート解説本には最高音質と書かれてました。しかし後に判明したのですが、その記述は勘違いだったようで、私も入手してみてびっくり、中身はただの 『LUCKY IN LOVE』 でした。というわけで貴重盤とはいえ、私はトレード放出してしまいました(笑)
その後バリバリのステレオ盤が登場し、それら後発はそのあまりの高音質さとかっこ良さで結構売れたようです。というわけで、ステレオ盤を紹介します。1. 10/15 Melbourne + 10/19 Richmond
放送音源がメインの秀作を紹介します。〜未だにこれが決定盤か〜
『 CHASES THE FLEET SWEET BIRD OF YOUTH : Mickey Jaggerro 』 Louvre Records @ LRCD 19010 ●Disc.1
1. Lonely At The Top / 2. Little Red Rooster / 3. It's Only Rock'n Roll // 4. Just Another Night / 5. Honky Tonk Women / 6. Miss You / 7. Radio Control / 8. Ruby Tuesday / 9. War Baby / 10. You Can't Always- / 11.Introduction
●Disc.2
1. Foxy Lady / 2. Party Doll / 3. Wild Colonial Boy / 4. Gimme Shelter / 5. Start Me Up / 6. Brown Sugar / 7. Jumpin' Jack Flash / 8. (I Can't Get No) Satisfaction / 9. Deep Down Under / 10. Stomp
(Disc.1) 1-3 : 10/19 Corner Hotel, Richmond
(Disc.1) 4-(Disc.2) 8 : 10/15 International Tennis Centre, Melbourne
(Disc.2) 2 : includes studio takeTV 放送を全収録したもので '91年リリース。TV とは順番を敢えて変えて、4曲目以降でコンサートの流れにしてるのが泣かせます(笑)
タイトルは "Party Doll" の歌詞から。また、Mickey Jaggerro とは、オフィシャル映画 “Running Out Of Luck” で Mick がブラジルで遭難した時にレコード屋で自分を説明するのに必死に叫んだセリフから。ブラジルなんでポルトガル語なんでしょう。
音質は "EX stereo" です。ごく一部で豪快にバリバリッと雑音もありますが。他の盤はステレオでもステレオ感が乏しく、音質もドンシャリだったりするのでこれが一番の決定盤ですね。なお内ジャケには最初の3曲は 9/17 となってます。だから当時解説本などで余計混乱したんでしょうね。曲名も誤りがあります。
作りは紙ジャケカードボードでなかなかグッド。擦れて色落ちが激しいものもあり、わたしの一つ目はそうでしたが、その後買いなおしてます(笑)
このブートはもうなーっかなか見かけないレア盤ですが、もし見かけたら是非。なお、これのコピーでしょうが、曲を削って1枚にした Living Legend の 『ONE NIGHT STAND』LLRCD 152 ってのもあります。これまた超高音質です。こっちはたまに見かけますね。
削られてるのは "You Can't-"と、"Party Doll" "Wild Colonial Boy" "Deep Down Under" "Stomp" ですが、まぁコンサート自体を聴くには、これはこれで手軽で悪くはないでしょうね。一時期私はこればっかり聴いてました。〜ボーナスもおいしい〜
『 STEREO OZ CONCERT part.1 』 & 『 part.2 』 ADAM V111 @ CD 49-014/-015 【Part.1】
1. Deep Down Under / 2. Just Another Night / 3. Honky Tonk Women / 4. Miss You / 5. Radio Control / 6. Ruby Tuesday / 7. Lonely At The Top / 8. Little Red Rooster / 9. It's Only Rock'n Roll / 10. War Baby / 11. You Can't Always- / 12. Introduction / 13. Foxy Lady / 14. Party Doll (studio) / 15. Party Doll (live) / 16. Wild Colonial Boy
【Part.2】
1. Gimme Shelter / 2. Start Me Up / 3. Brown Sugar / 4. Jumpin' Jack Flash / 5. (I Can't Get No) Satisfaction / 6. Stomp / 7. Impromptu Jam (for TV interviewer)
(Live Aid Performance)
8. Lonely At The Top / 9 Just Another Night / 10. Miss You / 11. State Of Shock (w/Tina Turner) /12. It's Only Rock'n Roll (w/Tina Turner)
(bonus track)
13. Hard Woman (Video version) / 14. Lucky In Love (extended version) / 15. State Of Shock (w/Mickael Jackson) / 16. Dancing In The Street (w/David Bowie) / 17. Don't Look Back (full length w/Peter Tosh)こちらは上に若干遅れて登場。バラ売りの2枚組。
素直に TV 放送の順番通り全収録。コンサート本編は intro. から "Foxy Lady" への流れが上の盤ではぶちきれてるのに対して、こっちは繋がってるのでそこはいいですね。
音質はこちらも "EX "。ただし上のジャゲーロと比べると音に厚みはあるようですが、チリチリと結構頻繁にノイジーで、ジャゲーロのバリバリッという大胆なノイズより気になります(笑)。そしてステレオ感はちょっと劣りますね。でも当時は モノしか出回ってなく、ステレオってのが売りだったようで、わざわざこんなタイトルのようです。なお、Part.2 の trk.7 はブルースジャムです。
おまけで超巨大チャリティーコンサートである'87年のライブエイドなどなどが入っており、そこは便利な盤です。ただ、おまけはそんなに高音質ではなく、しかも "Hard Women" の video version って、わざわざビデオ落しが入ってるんですが、7" シングルと同じ音だと思いますが?
というわけで、上とならんで一応お勧めなのですが、残念ながら、これももうなーかなか見かけません。しかも2枚まとまって中古に出てることがあまりないようで、探すの結構大変です。これって私の実体験なんですが(笑)
part.2 入手してから2年くらい part.1 をずーっと探しました。〜遅れてでたんですが・・・〜
『 FROM FAR EAST TO DOWN UNDER 』 TSP-CD-130-1/2 ●Disc.1
1. Just Another Night / 2. Honky Tonk Women / 3. Throwaway / 4. Tumbling Dice / 5. Miss You / 6. Harlem Shuffle / 7. Radio Control / 8. Ruby Tuesday / 9. Lonely At The Top / 10. Little Red Rooster / 11. It's Only Rock'n Roll / 12. War Baby
●Disc.2
1. You Can't Always- / 2. Foxy Lady / 3. Party Doll / 4. Wild Colonial Boy / 5. Gimme Shelter / 6. Start Me Up / 7. Brown Sugar / 8. Jumpin' Jack Flash / 9. Sympathy For The Devil / 10. (I Can't Get No) Satisfaction / 11. Brown Sugar / 12. It'ss Only Rock'n Roll
grey : 3/22-23 Tokyo (see above)上でも紹介済み。
遅れて出た割には、音質的にも優れているわけでもなく、寄せ集めで、音も TSP 特有のドンシャリで、個人的にはあんま好きじゃないです。でもさすが TSP、値段も高すぎず、 作りも BOX という装丁に仕上げ、結構売ったみたいです。
こっちはこの程度しかブート化されてませんが、結構侮れません。なんてったってスモールギグとレア曲がいろいろですからね。
1. Richmond Gig 10/19 etc.
〜マニア向け〜
『 BROTHERS OF SODOM 』 RED HOT @ RH-001 1. Introduction / 2. Going Down / 3. Bitch / 4. Honky Tonk Women / 5. I Just Wanna Make Love To You / 6. Lonely At The Top / 7. Little Red Rooster / 8. Brown Sugar / 9. Rip This Joint / 10. IORR / 11. Solo / 12. Gimme Shelter / 13. Start Me Up / 14. Brown Sugar / 15. IORR / 16. Jumpin' Jack Flash / 17.(I Can't Get No) Satisfaction
01-10 : 10/19 Richmond
11-17 : 10/14 Melbourne'92年にリリース。このタイトルの所以は、ブートを聴けば一聴瞭然ですが、オープニングでの紹介からです。
こいつには 10/19 のギグがたっぷり入ってます。レアな "Rip This Joint" が収録されていますが、裏ジャケには "Round And Around" と思いっきりわかてない間違いが(笑)。また、10曲目の "IORR" の後に "Foxy Lady" をやったようですがそれは収録されていない不完全収録ですが。続いて trk.11 以降はまだこれでしかブート化されてない 10/14 ですが、曲目自体は大した事ないので、そこまで買うのはマニアだけですね。
この盤、音質自体は悪くはなく、 "Rip This Joint" なんか収録しててビックリものですが、なんとチャプターが3つしか無い。というわけで次のコピー盤の方が人気あります。
私はこっちは2009年にようやく物珍しくて中古で買いましたが、あまり見かけませんね。〜侮れない曲目〜
『 CAN'T YOU HEAR ME ROCKIN'? 』 Zero Records @ZRCD 203 1. Going Down / 2. Bitch / 3. Honky Tonk Women / 4. I Just Wanna Make Love To You / 5. Lonely At The Top / 6. Little Red Rooster / 7. Brown Sugar / 8. Rip This Joint / 9. IORR / 10. Lucky In Love / 11. Say You Will / 12. Shoot Off Your Mouth / 13.Primitive Cool / 14. One Hit / 15. Can't You Hear Me Knocking / 16. What Kind Of World Is This?
01-09 : 10/19 Richmond , 10-12 : 3/18 Osaka , 13-14 : 9/27 Sydney , 15 : 10/21 Sydney , 16 : 9/23 Brisbane
上記に数ヶ月遅れで '92年末リリース。
1-9 は上記のコピーですが、チャプターがつきました(笑)。音質は "good/ A"。決していい音ではないかもしれませんが、さほどコモッてはないんで聴き易いです。上のコピー元と比較しても、こっちのほうが収録曲が面白いし、ジャケも綺麗だし、ホフマンもこちらをマスト盤にしてますね。ただし微妙な違いですが上の『BROTHERS OF SODEM』 の方がちょいと音はいいです。
'89 ストーンズにも繋がる "One Hit" と、初ライブの "Can't You Hear Me Knocking" はなかなかっす。あと意外にも "Primitive Cool" ってこれでしか聴けないですね。
私はこの盤大好きです。これはごくたまに中古で見かけますね。この他に 『STATE OF SHOCK』 ってのも(2種類)ありますが、 『STEREO OZ part.2』 のコピーのようで、音質は落ちるようです。 "44秒の TV Jam のために必要ではある"、と "Basement News" に載ってますが、『STEREO OZ part.2』 と同じとも書いてますから不要ですね。
オーストラリアはこんなもんでしょう。私も今回まとめてみて、色々知らなかったことがわかりました。それにしても "Winning Ugly" "Get Off Of My Cloud" などは本当にやっていれば是非聴いてみたいですね。
2001年、とんでもないものがリリースされました。なんとオーストラリア公演に伴うリハーサルのSB音源。
演奏もかなり力が入っており、これは興味深い内容です。
〜EVおそるべし!〜
『 BROTHERS OF SODOM 』 Empress Valley @ EVSD 83/84/85/86/87/88 Horden Pavillion, Sydney, Australia. Sep.16, 1988
●Disc.1
1.Deep Down Under- / 2.Band Warm Up / 3.Beast Of Burden / 4. Party Doll / 5. Wild Colonial Boy / 6. What Kind Of World Is This? / 7. Mick harp / 8. Party Doll / 9. Mick harp / 10.Wild Colonial Boy / 11.Deep Down Under / 12.Throwaway / 13. Just Another Night / 14.Lonely At The Top / 15.Honky Tonk Women / 16.Miss You / 17.Tumbling Dice / 18. Radio Control / 19. Ruby Tuesday / 20. Can't You Hear Me Knocking / 21.Harlem Shuffle
●Disc.2
1.Soundcheck / 2.Lucky In Love / 3.Primitive Cool / 4.War Baby / 5.You Can't Always Get What You Want / 6.One Hit / 7.Foxy Lady / 8.Beast Of Burden / 9.Party Doll / 10.Wild Colonial Boy / 11.What Kind Of World Is This? / 12.Shoot Off Your Mouth
●Disc.3
1.Simon Phillips drum solo / 2.Joe Satriani guitar solo / 3.Gimme Shelter / 4.Start Me Up / 5.Brown Sugar / 6.It's Only Rock'n Roll / 7.Jumpin' Jack Flash
+ 8.Let's Work(single version) / 9.Let's Work(album version) / 10.Let's Work(dance edit) / 11.Let's Work(dance mix)Horden Pavillion, Sydney, Australia. Sep.17, 1988
●Disc.4
1.Deep Down Under / 2.Deep Down Under / 3.Throaway / 4.Throwaway / 5.Sympathy For The Devil / 6.Tumbling Dice #1 / 7.Tumbling Dice #2 / 8.Beast Of Burden / 9.Bitch / 10.Going Down #1 / 11.Mick harp / 12.Going Down #2 / 13.I'm A King Bee #1 / 14.I'm A King Bee #2 / 15.Rip This Joint
Entertainment Center, Brisbane, Australia. Sep.20, 1988
●Disc.5
1. Throwaway / 2.Honky Tonk Women / 3.Miss You / 4.Tumbling Dice / 5.Radio Control / 6.Ruby Tuesday / 7.Can't You Hear Me Knocking / 8.Harlem Shuffle / 9.Lucky In Love / 10.Primitive Cool / 11.War Baby
●Disc.6
1.You Can't Always Get What You Want / 2.One Hit / 3.Foxy Lady / 4.Beast Of Burden / 5.Party Doll / 6.Wild Colonial Boy / 7.What Kind Of World Is This? / 8.Bitch /9.Simon Phillips drum solo / 10.Joe Satriani guitar solo / 11.Gimme Shelter / 12.Start Me Up / 13.Brown Sugar / 14.It's Only Rock'n Roll / 15.Jumpin' Jack Flash+ Video tape
2001年リリース。もう入手困難です。曲目を書くだけで疲れましたが、超高音質!!
リハとはいえ、かなり真剣にやっており、聴き応え十分!!とはいえ、、、こちらはもう超入手困難で買えないのであまり深く紹介しませんが、素晴らしいです!おまけのビデオはよくあるオーストラリアのTV放送ですが。
なお、このCD6枚組のコピー盤をやはりコピーがお得意な Rattlesnake が 『MICK JAGGER IN AUSTRALIA』 (RS092-095) として、リリースしています。こちらは "Let's Work" のおまけを省き、面割りを無視してどっと詰め込んだ4枚組のようです。ただ、こちらもあまりもう見かけないでしょうか。
くどいですが、ここで挙げた多くはもう入手困難です。でも特にオーストラリアの SBステレオ盤は最高ですので、興味のある方は是非!もうそろそろまたどっかから出ても悪くはないと思いますが。でも TSP 丸コピーとかで出すのは勘弁です(笑)
日本公演もラインの完全盤が出ないもんかなと思うんですが出ませんねー。
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